JP7240170B2 - Rfid読取装置 - Google Patents

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本発明は、RFIDが付された管理対象物を保有環境下で読み取るRFID読取装置に関する。
近年、例えば倉庫内に保有している物品などの在庫に対して定期的に棚卸が行われ、その際に物品や当該物品を所定数積み込んだ容器などに無線による通信が可能なRFID(Radio Frequency Identifier)のタグが付され、これらRFIDタグに対してリーダによってタグ情報を読み取ることにより在庫管理等が行われている。このようなタグ情報の読み取りに関して人的な省力化を図り、読み取りを効率的に行うことが望まれる。
従来、RFIDを用いて在庫管理を行う技術として特許文献1,2に記載されているものが知られている。特許文献1には、RFIDを利用した棚卸方法等に関するものとして、ユニークな番号が割り当てられたRFIDタグを添付した在庫品に対し、アンテナ移動用走行台車に備えられたRFタグを読取るためのRFIDリーダー/ライターに接続されたアンテナを棚の前方で位置座標を決定する位置測定機能によりアンテナを走査してRFIDタグを読み取ることが記載されている。
また、特許文献2には、ベースユニットとケーブルで接続された飛行可能な情報収集ユニットを飛行させて倉庫等に収容された全ての物品の画像データを取得することで物品の在庫状態を収集することが記載されている。
一方、飛行移動体を利用して施設の監視を行う技術が特許文献3で知られている。特許文献3には、監視装置に関して、走行移動体に、長い飛行可能時間を確保する給電のための配線部を介して撮像部を備える飛行移動体が接続され、飛行移動体の飛行制御部が走行移動体を追尾するように飛行して撮像部で施設の管理を行うことが記載されている。
特開2010-030712号公報 特開2017-218325号公報 特開2018-111340号公報
ところで、棚卸などにおける在庫の確認に際して、特許文献1のような昇降自在なアンテナを備えたアンテナ移動用走行台車に替えて特許文献2,3のように飛行する移動体を利用する場合には、飛行体を長時間飛行させる必要があるが、当該飛行体には重量の重い大容量の電源を搭載することができず、特許文献2のように充電のために固定配置されているベースユニットに帰還させるとその分の時間を要し、一方、特許文献3のように電源基地としての走行体を飛行体が追尾させる場合には走行体が走行する高さ位置に存在する物品等を当該走行体が飛行体の飛行の邪魔になって認識することが困難であるか、若しく飛行経路を複雑化させることとなって効率低下を招くという問題がある。
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、エリア内に収容された全体の被収容体に付されたRFIDタグのタグ情報の読み取り効率を向上させるRFID読取装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、少なくとも飛行関連用マークが配置されたエリア内に固有情報のRFIDタグが付された被収容体が複数収容され、当該被収容体に付されたRFIDタグを非接触で読み取る飛行体のRFID読取装置であって、少なくとも前記飛行関連用マークを撮像する撮像手段と、前記被収容体に付されたRFIDタグのタグ情報を読み取るタグ読取手段と、少なくとも、前記撮像手段で前記飛行関連用マークを撮像して認識させながら飛行させて前記RFIDタグのタグ情報を前記タグ読取手段で読み取らせるものであり、飛行による読み取りに関して設定された読取関連条件に応じて前記エリア内を所定回数周回させる制御手段と、前記エリア内に飛行の初期位置となるステーションが電力供給手段を備えて設けられ、前記制御手段は、備える飛行体用電源の容量を監視する電源監視部を備え、前記周回する基点に到達すると、周回の1周分の前記RFIDタグの読み取り可能な電源容量に応じて定められる所定閾値に基づき、飛行に関して前記読取関連条件の範囲内で、当該電源監視部によって前記飛行体用電源の容量が前記所定閾値以上であるか否かの判断がなされ、前記所定閾値を下回った場合に、前記ステーションに帰還させて当該飛行体用電源を充電させた後に繰り返し前記エリア内を所定回数周回させる、構成とする。
請求項2の発明では、前記制御手段に設定される読取関連条件が、少なくとも飛行する時間帯である構成とする。
請求項3の発明では、前記制御手段に設定される読取関連条件が、前記エリア内の周回回数である構成とする。
請求項4の発明では、前記エリア内に飛行の初期位置となるステーションが電力供給手段を備えて設けられ、前記制御手段は、備える飛行体用電源の容量を監視する電源監視部を備え、前記読取関連条件の範囲内で、当該電源監視部による所定閾値を下回った時に、前記ステーションに帰還させて当該飛行体用電源を充電させた後に繰り返し前記エリア内を所定回数周回させる構成とする。
請求項5の発明では、前記制御手段は、RFIDタグの読み取り終了後に、読み取ったタグ情報の総てを所定の管理装置に送信し、当該管理装置より読み落としのRFIDタグの情報を受信した場合に再度RFIDタグの読み取りを行わせる構成とする。
請求項1~3の発明によれば、エリア内に配置された少なくとも飛行関連用マークを撮像する撮像手段、RFIDタグのタグ情報を読み取るタグ読取手段を備え、制御手段が、少なくとも、撮像手段で飛行関連用マークを撮像して認識させながら飛行させてRFIDタグのタグ情報をタグ読取手段で読み取らせるものであり、飛行による読み取りに関して設定された少なくとも飛行する時間帯又は周回回数の読取関連条件に応じてエリア内を所定回数周回させる構成とすることにより、エリア内に収容された全体の被収容体に付されたRFIDタグの読み取りに対して人的操作を必要とせずに限られた条件下で読み取り効率を向上させることができるものである。
請求項4の発明によれば、エリア内に飛行の初期位置となるステーションが電力供給手段を備えて設けられ、電源監視部で自己の備える飛行体用電源の容量を監視し、設定された読取関連条件の範囲内で、当該電源監視部による所定閾値を下回った時に、ステーションに帰還させて当該飛行体用電源を充電させた後に繰り返しエリア内を所定回数周回させる構成とすることにより、充分な飛行を確保して限られた条件下で読み取り効率を向上させることができるものである。
請求項5の発明によれば、制御手段は、RFIDタグの読み取り終了後に、読み取ったタグ情報の総てを所定の管理装置に送信し、当該管理装置より読み落としのRFIDタグの情報を受信した場合に再度RFIDタグの読み取りを行わせる構成とすることにより、人的な確認を行わせることができ、タグ情報の読み落としがあった場合でも人的な補充読み取りを促すことができるものである。
本発明に係るRFID読取装置の使用される環境下の説明図である。 本発明に係るRFID読取装置の構成説明図である。 図2のRFID読取装置の使用されるエリア内での自動飛行の説明図である。 図2のRFID読取装置の飛行に関する設定内容の説明図である。 図2のRFID読取装置の飛行の動作フローチャートである。 図5の読み取り処理の動作フローチャートである。 図5の読み取り処理の他の動作フローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図により説明する。ここで、飛行体のRFID読取装置が用いられるエリアは商品倉庫、製造工場、商品出荷工場などがあるが本実施形態では商品倉庫として説明する。また、商品倉庫等のエリア内に収納されている被収容体としては商品、製造用部品、修理部品やこれらを収納する容器(箱、コンテナなど)などであり、固有情報のRFIDタグがそれぞれ商品等に個別に付される場合、容器に付される場合や、個別にRFIDタグが付された商品等がさらにRFIDタグが付された容器に収納されている場合などがあり、本実施形態では商品等を収納した容器にRFIDタグが付されるものを被収容体として説明する。
図1に、本発明に係るRFID読取装置の使用される環境下の説明図を示す。図1(A)~(C)において、飛行体のRFID読取装置(以下、「飛行体」とする)11(図2で説明する)は商品倉庫12に配置され、商品倉庫12には保有棚13が例えば3列(保有棚列13A~13C)に配列される。各保有棚13は、図1(B)に示すように、例えば3段で各段には読取範囲を示す読取範囲マーク17A~17C(図4で説明する)が設けられ、各段上に被収容体15が固有情報のRFIDタグ16が付され、それぞれ載置される。それぞれのRFIDタグ16の固有情報としては、少なくとも被収容体15の品名、型番等と共に、商品倉庫12内で収容されている位置のアドレス情報が含まれる。
一方、商品倉庫12には飛行体11の初期位置となるステーション14が設けられ、飛行体用電源を非接触で充電する電力供給手段(図示せず)を備え、表面には図1(C)に示すステーションマーク21が形成されている。なお、当該電力供給手段より有線で飛行体用電源に充電させることとしてもよい。そして、図1(C)に示すように、商品倉庫12の例えば床面には、自動飛行させるための飛行順路に沿った飛行関連用マークとしての進行方向マーク18、飛行性マーク19,20が設けられる(図3で詳述する)。
そこで、図2に、本発明に係るRFID読取装置の構成説明図を示す。図2(A)において、飛行体11は、ステーションマーク21が形成されたステーション14上に着地している状態が初期位置となり、このときに飛行体用電源(図2(B)の46)が非接触で上記電力供給手段から充電される。
飛行体11は、図2(B)に示すように、制御手段であるコントローラ41、駆動機構部42、撮像手段である撮像部43、タグ読取手段であるリーダ44、送受信部45及び飛行体用電源46を備え、当該飛行体用電源46はステーション14の電力供給手段より充電するための充電部46Aを備える。
上記駆動機構部42は、飛行するためのモータなどで構成される機構である。上記撮像部43は、商品倉庫12内に設けられた飛行関連用マークであるステーションマーク21、進行方向マーク18、飛行性マーク19,20及び読取範囲マーク17A~17Cを撮像するカメラである。上記リーダ44は、被収容体15に付されたRFIDタグ16に対して非接触でタグ情報を読み取るもので、RFIDタグ用として一般的に知られているものである。
上記送受信部45は、RFIDタグ16の読み取り終了時に、図2(A)に示す管理装置(パーソナルコンピュータ32、携帯端末33)にWi―Fi(登録商標)等による通信中継部31を介してタグ情報を送信する。管理装置(パーソナルコンピュータ32、携帯端末33)は、管理タグデータを備える。当該管理タグデータは、商品倉庫12内に存在すべき総ての被収容体15のRFIDタグ16のタグ情報(品名、型番、アドレスの情報等)を内容とする。
上記コントローラ41は、概略、少なくとも、撮像部43で撮像した進行方向マーク18、飛行性マーク19,20(ステーション14への帰還時にはステーションマーク21)を認識して飛行させると共に、撮像部43で撮像した読取範囲マーク17A~17Cを認識し、読取範囲内の被収容体15に付されたRFIDタグ16のタグ情報をリーダ44で読み取らせるもので、制御部51、記憶部52、飛行設定部53、画像解析部54、読取情報処理部55、駆動制御部56及び電源監視部57を備える。
上記制御部51は、飛行体11を統括的に制御するである。上記記憶部52は、プログラムを実行する領域及びタグ情報のデータを記憶するメモリである。上記飛行設定部53は、飛行体11を飛行させるための設定が行われるもので、設定内容は図4(A)で説明する。
また、飛行設定部53には、読取関連条件53Aが設定される。読取関連条件53Aとしては、飛行させる時刻を共通として時間(例えば、深夜0時~6時などの時間帯)又は周回回数(例えば3回)の設定内容である。具体的には、時間の設定は、時間帯の範囲内で、エリア内の周回、飛行体用電源46への充電を繰り返させるものであり、周回回数の設定は、予め飛行体用電源46の充電でエリア内を何回周回できるかを算出し、予め定めた時間範囲で充電時間を含めて何回周回できるかを算出して設定する。なお、飛行体11を飛行させてRFIDタグ16を読み取らせる開始日として単日又は複数日を設定しておいてもよい。
上記画像解析部54は、撮像部43で撮像した進行方向マーク18、飛行性マーク19,20及びステーションマーク21を解析して認識するもので、上記飛行設定部53で設定された内容で飛行制御させるために供される(図4(A)で説明する)。また、当該画像解析部54は、撮像部43で撮像した読取範囲マーク17A~17Cを認識するもので、上記リーダ44による読み取り位置(範囲)を特定するために供される。
上記読取情報処理部55は、リーダ44で読み取られたRFIDタグ16のタグ情報を取得して記憶部52に記憶し、読み取り終了後に送受信部65より管理装置(パーソナルコンピュータ32、携帯端末33)に送信し、当該管理装置より読み落としのRFIDタグの情報を受信したときに再度RFIDタグ16の読み取りを行わせる。
上記駆動制御部56は、上記駆動機構42による飛行体11の飛行を、飛行設定部53の設定に応じて駆動制御する。そして、電源監視部57は、飛行体用電源46の容量を監視するものであり、所定の閾値(例えば、商品倉庫12内で1周分のRFIDタグ16の読み取り可能な電源容量)を下回った時に飛行設定部53からステーション14に帰還させる制御をおこなわせるものである。
続いて、図3に図2のRFID読取装置の使用されるエリア内での自動飛行の説明図を示すと共に、図4に図2のRFID読取装置の飛行に関する設定内容の説明図を示す。図3において、図1(A)に示すように、商品倉庫12内には飛行体11の飛行ルートの飛行関連用マークとして進行方向マーク18、飛行性マーク19,20が設けられている。
上記進行方向マーク18内にはチェックマークが重ね表示される。当該進行方向マーク18は、例えば三角形状としてその頂点方向を進行方向として示すものとし、飛行体11の初期位置のステーション14から、当該商品倉庫12内の総ての保有棚13(保有棚列13A~13C)を廻るように配置される。
すなわち、飛行体11の飛行設定部53には、進行方向マーク18(チェックマーク)と飛行との関係が設定されるもので、図4に示すように、三角形状の頂点側に飛行する4つの進行方向が関係付けられ、チェックマークとして例えば「S」を読取スタート、「1~(数字)」を飛行順番、「E」を読取終了、「R」を繰り返しとして関係付けられる。ここで、チェックマーク「R」は、繰り返し飛行を行う基点であり、繰り返し飛行を行うか否かの判断は、読取情報処理部55の読み落としタグ情報が存在するか否かを基本として決定される(図6、図7で説明する)。なお、チェックマーク「S」と「R」とを一つに統合した形態でもよいもので、例えば狭いエリア(商品倉庫)の場合に有効である。
また、商品倉庫12内に設けられる飛行性マーク19,20は、例えば色表示とする。すなわち、飛行体11の飛行設定部53には、読取終了「E」までに飛行性マーク19の色表示の画像認識が続けば順方向飛行と設定し、飛行性マーク20の色表示が画像認識されれば逆方向飛行として設定して進行方向の概念を抽出させるためのものである。
さらに、飛行体11の飛行設定部53には、RFIDタグ16の読み取りの範囲として、読取範囲マーク17A~17C(図1(B))が設定され、この認識で飛行高さが制御されるものである。なお、上記読取範囲マーク17A~17C内に数字などの符号、記号を配置することとしてもよい。例えば、読み取り距離として数字(例えば、「30」)を配置させ、その数字を画像認識させることで、当該認識した数字の距離(例えば棚から30Cmの距離)まで接近させてRFIDタグ16の読み取り行わせることができるものである。
そこで、図5に図2のRFID読取システムを構成する飛行体の移動における動作フローチャート示すと共に、図6に図5の読み取り処理の動作フローチャートを示す。図5(A)において、飛行体11は、商品倉庫12内において、ステーション14上で電力供給手段より飛行体用電源46が充電部46Aを介して充分に充電されていることを前提とし、例えば飛行設定部53の読取関連条件53Aで設定された時間(時刻)が到来したときに飛行を開始する。
すなわち、飛行体11が飛行して進行方向マーク18の「S」のチェックマークを画像認識したときに、最初の読取範囲マーク17Aを画像認識して被収容体15に付されたRFIDタグ16の読み取りを開始する(ステップ(S)1)。
以降、進行方向マーク18(チェックマーク)、読取範囲マーク17A~17C、飛行性マーク19,20を撮像部43により撮像し、画像解析部54により画像認識して飛行しながら読取範囲のRFIDタグ16を読み取り、読み取ったタグ情報を記憶部52に記憶していき(S2)、図3に示すチェックマーク「R」が画像認識されるまで続けられる(S3)。そして、チェックマーク「R」が画像認識されると、当該商品倉庫12内での飛行ルートを1周したこととなり、繰り返してRFIDタグ16の読み取りを行うか否かの処理が行われる(図6又は図7に移行する)。
続いて、図6において、飛行体11がチェックマーク「R」を認識した場合には(S3)、読取情報処理部55が、記憶部52に記憶した総てのタグ情報を送受信部45より通信中継部31を介して管理装置(パーソナルコンピュータ32、携帯端末33)に送信する(S11)。当該管理装置では、管理タグデータに基づいて読み落としのRFIDタグ16が存在するか否かが照合され、読み落としのRFIDタグ16が存在すれば当該読み落としのRFIDタグ16の情報が飛行体11に送信される。
飛行体11が所定時間内に管理装置より読み落としのRFIDタグ16の情報を受信し(S12)、飛行設定部53の読取関連条件(時刻又は周回回数)53Aに達したか否かが判断され(S13)、当該読取関連条件53Aに達していなければ、電源監視部57が電源46の電源容量が所定の閾値以上か否かが判断し(S14)、当該閾値以上の場合には図3に示すチェックマーク「R」の位置から「S」の開始位置に再度飛行し、読取関連条件の範囲内で図5のS1から繰り返して飛行体11によるRFIDタグ16の読み取りが行われる。
一方、所定時間内に管理装置より読み落としのRFIDタグ16の情報を受信しない場合には、ステーションマーク21を画像認識してステーション14上に帰還する(S15)。また、S12の読み落としのタグ情報がない場合、又は、S13の読取関連条件(時刻又は周回回数)53Aに達した場合、又は、S14の電源容量が閾値を下回った場合には、ステーションマーク21を画像認識してステーション14上に帰還する(S15)。
そして、上記管理装置(パーソナルコンピュータ32、携帯端末33)では、飛行体11が読み取ったタグ情報及び読み落としたタグ情報の総てが管理者に対して表示可能とされるものである。これにより、タグ情報に読み落としのタグ情報が含まれていた場合には、人的な確認や人的な補充読み取りを促すことができるものであり、総てのRFIDタグ16の読み取りを人的に行う場合と比較すれば、読み落としたRFIDタグ16のみ人的に読み取りを行わせればよく、仮に読み落としのRFIDタグ16があったとしても全体的には効率が向上されるものと言える。
次に、図7に、図5の読み取り処理の他の動作フローチャートを示す。図6では、読み落としたRFIDタグ16に対する繰り返し読み取りを総てに対して繰り返す場合としているが、図7においては、読み落としたRFIDタグ16を管理タグデータ16Aからそのアドレス情報を得て、読み落としたRFIDタグ16のみを再度読み取りさせる場合としている。これらのことからすれば、例えば図7では、被収容体15の収容されている位置が事前に判明している場合に有効であり、図6では、被収容体15の存在が判明していても収容位置が不明(ランダム配置)の場合に有効と言える。
図7(A)において、飛行体11がチェックマーク「R」を認識した場合には(S3)、読取情報処理部55が、を送受信部45より通信中継部31を介して管理装置(パーソナルコンピュータ32、携帯端末33)に送信する(S21)。当該管理装置では、管理タグデータに基づいて読み落としのRFIDタグ16が存在するか否かが照合され、読み落としのRFIDタグ16が存在すれば当該読み落としのRFIDタグ16の情報が飛行体11に送信される。
飛行体11が所定時間内に管理装置より読み落としのRFIDタグ16の情報を受信し(S22)、飛行設定部53の読取関連条件(時刻又は周回回数)53Aに達したか否かが判断され(S23)、当該読取関連条件53Aに達していなければ、電源監視部57が電源46の電源容量が所定の閾値以上か否かが判断し(S24)、当該閾値以上の場合には図7(B)に移行する(後述する)。
一方、所定時間内に管理装置より読み落としのRFIDタグ16の情報を受信しない場合には、ステーションマーク21を画像認識してステーション14上に帰還する(S25)。また、S22の読み落としのタグ情報がない場合、又は、S23の読取関連条件(時刻又は周回回数)53Aに達した場合、又は、S24の電源容量が閾値を下回った場合には、ステーションマーク21を画像認識してステーション14上に帰還する(S25)。
そこで、図7(B)において、管理装置から受信した読み落としたタグ情報のアドレス情報から、進行方向マーク18(チェックマーク)、読取範囲マーク17A~17C、飛行性マーク19,20を認識しながら当該アドレス位置に飛行し、対応の飛行体11による被収容体15のRFIDタグ16を読み取って記憶部52に記憶すると共に、読み取ったタグ情報を管理装置(パーソナルコンピュータ32、携帯端末33)に送信する(S31)。そして、読取関連条件の範囲内で読み落としのタグ情報についてアドレス情報に基づき読み取りが行われるものである。
このように、読取関連条件の範囲内で読み落としのタグ情報についてアドレス情報に基づき読み取りが行われることから、総てのRFIDタグ16を再度読み取らせることなく、さらなる読み取り効率が向上されるものである。
そこで、管理装置(パーソナルコンピュータ32、携帯端末33)では、飛行体11が読み取ったタグ情報及び読み落としたタグ情報の総てが管理者に対して表示可能とされる。これにより、タグ情報に読み落としのタグ情報が含まれていた場合には、人的な確認や人的な補充読み取りを促すことができるものであり、総てのRFIDタグ16の読み取りを人的に行う場合と比較すれば、読み落としたRFIDタグ16のみ人的に読み取りを行わせればよく、仮に読み落としのRFIDタグ16があったとしても全体的には効率が向上されるものと言える。
このように、商品倉庫12内に収容された全体の被収容体15に付されたRFIDタグ16の読み取りに対して人的操作を必要とせずに限られた条件下で読み取り効率を向上させることができるものである。また、電源監視部57で飛行体用電源46の電源容量を監視させ、設定された読取関連条件53Aの範囲内でステーション14において充電させることで充分な飛行を確保して限られた条件下で読み取り効率を向上させることができるものである。さらに、管理装置側で読み取ったタグ情報と管理タグデータとを照合させることでRFIDタグの読み落としを最小限に止めることができるものである。
また、上記実施形態では、読み落としのRFIDタグ16が存在するかの照合を管理装置側で行わせた場合を示したが、飛行体11に管理タグデータを備えさせて読み落としのRFIDタグ16を特定して管理装置に送信することとしてもよい。ところで、上記実施形態では、商品倉庫12内で、飛行体11を1機としてRFIDタグ16を読み取らせる場合を示したが、飛行ルートを分担させて複数機でRFIDタグ16を読み取らせることで、さらなる時間短縮を図ることができるものである。
本発明のRFID読取装置は、RFIDが付された商品等の被収納体を倉庫等の保有環境下で無人で自動で読み取る装置の製造、使用、販売等の産業に利用可能である。
11 RFID読取装置(飛行体)
12 商品倉庫
13 保有棚
13A~13C 保有棚列
14 ステーション(電力供給手段)
15 被収容体
16 RFIDタグ
17A~17C 読取範囲マーク
18 進行方向マーク
19,20 飛行性マーク
21 ステーションマーク
31 通信中継部
32 パーソナルコンピュータ(管理装置)
33 携帯端末(管理装置)
41 コントローラ
42 駆動機構部
43 撮像部
44 リーダ
45 送受信部
46 飛行体用電源
46A 充電部
51 制御部
52 記憶部
53 飛行設定部
53A 読取関連条件
54 画像解析部
55 読取情報処理部
56 駆動制御部
57 電源監視部

Claims (4)

  1. 少なくとも飛行関連用マークが配置されたエリア内に固有情報のRFIDタグが付された被収容体が複数収容され、当該被収容体に付されたRFIDタグを非接触で読み取る飛行体のRFID読取装置であって、
    少なくとも前記飛行関連用マークを撮像する撮像手段と、
    前記被収容体に付されたRFIDタグのタグ情報を読み取るタグ読取手段と、
    少なくとも、前記撮像手段で前記飛行関連用マークを撮像して認識させながら飛行させて前記RFIDタグのタグ情報を前記タグ読取手段で読み取らせるものであり、飛行による読み取りに関して設定された読取関連条件に応じて前記エリア内を所定回数周回させる制御手段と、
    前記エリア内に飛行の初期位置となるステーションが電力供給手段を備えて設けられ、
    前記制御手段は、備える飛行体用電源の容量を監視する電源監視部を備え、前記周回する基点に到達すると、周回の1周分の前記RFIDタグの読み取り可能な電源容量に応じて定められる所定閾値に基づき、飛行に関して前記読取関連条件の範囲内で、当該電源監視部によって前記飛行体用電源の容量が前記所定閾値以上であるか否かの判断がなされ、前記所定閾値を下回った場合に、前記ステーションに帰還させて当該飛行体用電源を充電させた後に繰り返し前記エリア内を所定回数周回させる
    ことを特徴とするRFID読取装置。
  2. 請求項1記載のRFID読取装置であって、前記制御手段に設定される読取関連条件が、少なくとも飛行する時間帯であることを特徴とするRFID読取装置。
  3. 請求項1記載のRFID読取装置であって、前記制御手段に設定される読取関連条件が、前記エリア内の周回回数であることを特徴とするRFID読取装置。
    回数周回させることを特徴とするRFID読取装置。
  4. 請求項1~の少なくとも何れかに記載のRFID読取装置であって、前記制御手段は、RFIDタグの読み取り終了後に、読み取ったタグ情報の総てを所定の管理装置に送信し、当該管理装置より読み落としのRFIDタグの情報を受信した場合に再度RFIDタグの読み取りを行わせることを特徴とするRFID読取装置。
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