JP7239893B2 - 電極材料の乾燥装置 - Google Patents
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Description
また、上記電極材料の乾燥装置について、前記軸部材の軸方向に沿った前記拡径部の位置は、前記電極材料の蛇行量が大きいほど、前記電極材料の短手方向において前記拡径部に接触する部分の寸法が増大するように調整されるのが好ましい。
以下、電極材料の乾燥装置を具体化した第1実施形態を図1~図6にしたがって説明する。
図1に示すように、電極シート10は、長尺帯状の集電体としての金属箔11と、金属箔11の第1面11aに存在する第1活物質層12aと、金属箔11の第1面11aとは反対側の第2面11bに存在する第2活物質層12bとを備える。本実施形態の第1活物質層12a及び第2活物質層12bは、金属箔11の長手方向全体に亘って存在するとともに、金属箔11の短手方向の中央に一定幅で存在する。
図2に示すように、電極シートの製造方法は、長尺帯状の金属箔11の第1面11aに第1活物質層12aの前駆体である活物質合剤Sを塗工する第1塗工工程と、第1面11aに塗工された活物質合剤Sを乾燥させる第1乾燥工程とを有する。活物質合剤Sは、活物質、導電剤、バインダ、及び溶媒を混合したペーストである。以下では、金属箔11の第1面11aに活物質合剤Sが塗工されたものを電極材料10aという。
図2に示すように、電極シートの製造装置20は、長尺帯状の金属箔11を長手方向に搬送する搬送装置21を備える。搬送装置21は、金属箔11を供給する供給ロール22と、電極材料10aを巻き取る巻取ロール23とを備える。金属箔11は、巻取ロール23が回転することにより供給ロール22から繰り出される。金属箔11が搬送される方向を搬送方向とする。搬送方向は、金属箔11の長手方向と一致している。
第1乾燥領域A1では、電極材料10aは、第1支持ロール33aにより、平坦状に支持される。第2乾燥領域A2では、電極材料10aの短手方向の両端部は、一対の取付部材54によって支持される。これにより、第2乾燥領域A2では、電極材料10aは、第2支持ロール33bにより、短手方向の中央部が凹むように傾斜した状態で支持される。
(1-1)第2乾燥領域A2では、電極材料10aは、第2支持ロール33bにより、短手方向の中央部が凹むように傾斜した状態で支持されるため、電極材料10aの短手方向への蛇行を補正できる。なお、活物質合剤Sは、第1乾燥領域A1により、流動性の低い状態まで乾燥されているため、活物質合剤Sが電極材料10aの短手方向の中央に向けて流れることが回避される。
(1-3)電極材料10aの短手方向において取付部材54に接触する部分の寸法が増大するほど、電極材料10aの蛇行を補正する効果は大きくなる。よって、電極材料10aの蛇行量が大きくなるほど、電極材料10aの短手方向において取付部材54に接触する部分の寸法が増大するように、軸部材51の軸方向に沿った取付部材54の位置が調整されることで、電極材料10aの蛇行をより効果的に補正できる。
以下、電極材料の乾燥装置を具体化した第2実施形態を図7~図10にしたがって説明する。
第2乾燥領域A2では、電極材料10aの短手方向の両端部は、一対の傘部材55によって支持される。これにより、第2乾燥領域A2では、電極材料10aは、第2支持ロール33bにより、短手方向の中央部が凹むように傾斜した状態で支持される。
(2-1)一般に、電極材料10aの搬送速度が速いほど、電極材料10aの蛇行量は大きくなる傾向がある。また、電極材料10aの搬送速度を速くする際には、第2支持ロール33bの回転速度も速くする。本実施形態では、第2支持ロール33bの回転速度に応じて傘部材55が広がることにより、電極材料10aの蛇行をより効果的に補正できる。
(2-3)電極材料10aは、第2回転軸52の周方向全周に亘って存在する筒状のシート76によって支持されるため、後述する第3実施形態と比較して、電極材料10aを安定的に支持できる。
以下、電極材料の乾燥装置を具体化した第3実施形態を図11~図14にしたがって説明する。
第2乾燥領域A2では、電極材料10aの短手方向の両端部は、一対のささら部材56によって支持される。すなわち、第2乾燥領域A2では、電極材料10aは、第2支持ロール33bにより、短手方向の中央部が凹むように傾斜した状態で支持される。
(3-1)一般に、電極材料10aの搬送速度が速いほど、電極材料10aの蛇行量は大きくなる傾向がある。また、電極材料10aの搬送速度を速くする際には、第2支持ロール33bの回転速度も速くする。本実施形態では、第2支持ロール33bの回転速度に応じてささら部材56が広がることにより、電極材料10aの蛇行をより効果的に補正できる。
(3-3)本実施形態では、一対の拡径部は、複数本のささら片57から構成されるささら部材56であるため、第2実施形態と比較して、第2支持ロール33bの構成を簡素化できる。
○ 第1~第3実施形態において、集電体は、金属箔11に限定されず、例えば、織物状や網状でもよい。
○ 第1~第3実施形態において、第1送風部32aの数は、適宜変更してよい。
○ 第1~第3実施形態において、第1支持ロール33aの数は、適宜変更してよい。
○ 第1~第3実施形態において、第2支持ロール33bの数は、適宜変更してよい。
○ 第2実施形態において、第2支持ロール33bは、第2回転軸52と、第2回転軸52に軸支された第2ロール本体53とからなる軸部材51を備えていてもよい。この場合、一対の傘部材55は、第2ロール本体53に取り付けられる。
○ 第1~第3実施形態において、第2支持ロール33bの一対の拡径部は、第2回転軸52又は第2ロール本体53の外径が軸方向の中央から両端に向かうにつれて拡径することにより構成されていてもよい。つまり、一対の拡径部は、一対の取付部材54、一対の傘部材55、又は一対のささら部材56によって構成されていなくてもよい。
○ 第1実施形態において、一対の取付部材54のうちの何れか一方のみの位置を軸部材51の軸方向に沿って調整してもよい。
○ 第1実施形態において、軸部材51の軸方向に沿った取付部材54の位置を調整できるのであれば、位置調整部34の構成は適宜変更してよい。
○ 第1実施形態において、乾燥装置25が、第1乾燥領域A1を有する第1の乾燥炉と、第2乾燥領域A2を有する第2の乾燥炉とを別体で有している場合、検出部35は、第1の乾燥炉と第2の乾燥炉との間に配置されていてもよい。検出部35は、第1の乾燥炉の通過後、かつ第2の乾燥炉の通過前の電極材料10aの第1端E1及び第2端E2の位置を検出する。
○ 第2実施形態において、傘部材55が有する主軸74の本数は適宜変更してよい。
図15及び図16に示すように、乾燥装置25は、第2支持ロール33bの軸方向の両側に配置された略円錐台状の一対の挿入部材58を備える。各挿入部材58の軸線L3は、第2支持ロール33bの軸線L2と一致している。各挿入部材58の小径側の端部は、第2支持ロール33bに近い側に位置し、各挿入部材58の大径側の端部は、第2支持ロール33bから遠い側に位置する。各挿入部材58の小径側の端部の直径は、広げられる前のささら部材56の開口部56aの開口量よりも小さく、各挿入部材58の大径側の端部の直径は、広げられる前のささら部材56の開口部56aの開口量よりも大きい。
なお、上記変更例では、各ささら部材56の開口部56aに対する各挿入部材58の挿入量を調整することによって、各ささら部材56において各挿入部材58により広げられる部分を増減させてもよい。具体的には、各ささら部材56の開口部56aに対する各挿入部材58の挿入量を増大させるほど、各ささら部材56において各挿入部材58により広げられる部分は増大する。すると、電極材料10aの短手方向において各ささら部材56に接触する部分の寸法も増大するため、電極材料10aの蛇行を補正する効果が大きくなる。つまり、電極材料10aの蛇行量に応じて、各ささら部材56の開口部56aに対する各挿入部材58の挿入量が調整されることにより、電極材料10aの蛇行をより効果的に補正できる。
(イ)前記第2支持ロールは、軸部材と、前記軸部材に取り付けられた前記一対の拡径部とを有し、前記拡径部は、前記軸部材の周方向に配置された複数本の棒材から構成され、前記棒材の第1端部は、前記軸部材に取り付けられた固定端であり、前記棒材の前記第1端部とは反対側の端部である第2端部は、自由端であり、前記拡径部は、前記第2支持ロールの軸方向の両側に配置された一対の挿入部材が、前記棒材の前記第2端部によって形成された開口部に挿入されることにより、外径が拡径するように広がる請求項1に記載の電極材料の乾燥装置。
Claims (4)
- 長尺帯状の集電体の第1面に活物質合剤が塗工された電極材料が、前記第1面が上面となるように内部で長手方向に搬送される乾燥炉と、
前記乾燥炉の内部において前記電極材料の搬送方向に複数配置され、前記活物質合剤に向けて送風する送風部と、
を備えた電極材料の乾燥装置であって、
前記送風部が第1の温度で送風する第1乾燥領域と、前記搬送方向において前記第1乾燥領域よりも下流側の領域であり、前記送風部が前記第1の温度よりも高い第2の温度で送風する第2乾燥領域とを有し、
前記第1乾燥領域において前記電極材料を前記集電体の前記第1面とは反対側の第2面側から支持しながら回転する第1支持ロールと、
前記第2乾燥領域において前記電極材料を前記第2面側から支持しながら回転する第2支持ロールと、
を備え、
前記第2支持ロールは、当該第2支持ロールの軸方向の中央から両端に向かうにつれて外径が拡径する一対の拡径部を有することを特徴とする電極材料の乾燥装置。 - 前記第2支持ロールは、軸部材と、前記軸部材に対し、前記軸部材の軸方向にスライド可能に取り付けられた前記一対の拡径部とを有し、
前記軸部材の軸方向に沿った前記拡径部の位置は、調整可能である請求項1に記載の電極材料の乾燥装置。 - 前記軸部材の軸方向に沿った前記拡径部の位置は、前記電極材料の蛇行量が大きいほど、前記電極材料の短手方向において前記拡径部に接触する部分の寸法が増大するように調整される請求項2に記載の電極材料の乾燥装置。
- 前記第2支持ロールは、軸部材と、前記軸部材に取り付けられた前記一対の拡径部とを有し、
前記拡径部は、前記軸部材の周方向に配置された複数本の棒材から構成され、
前記棒材の第1端部は、前記軸部材に取り付けられた固定端であり、前記棒材の前記第1端部とは反対側の端部である第2端部は、自由端である請求項1に記載の電極材料の乾燥装置。
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