JP7239882B2 - 撮影ボックス - Google Patents

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Description

本発明は、撮影ボックス、更に言えば、撮影空間の内側又は外側に所定の像を投影することができる撮影ボックスに関する。
特許第5445107号(特許文献1)その他多くの文献に、証明写真、プリントシール等を発行することができる、ボックス形状を有した撮影ボックスが開示されている。これらの撮影ボックスは移動式のものであって、様々な場所に比較的自由に移動、設置させることができ、今日では、例えば、大型商業施設、ゲームセンター、駅構内等、様々な場所で見かけるようになっている。
特許第5445107号
これら従来一般の撮影ボックスは、その機能及び外観については、主として、撮影、印刷等、それ自身の本来の目的を達成するためにのみ注力され、特記すべきその他の機能は何ら有していなかった。しかしながら、撮影ボックスの設置場所は、上述したような、多くの人の目に触れる場所であることが多く、撮影ボックスのこのような使用環境を考慮すると、例えばこれを広告宣伝媒体として使用することによって、多大な効果が得られることが期待される。この点に関して、従来一般の撮影ボックスは、証明写真やプリントシール等に使用できることが、その外壁に謳われているだけで、その他の広告宣伝のためにはほとんど使用されていなかった。
また、撮影ボックスの内部には、撮影操作を可能とするために、モニター画面や、物理的に固定された操作部材、印刷表示等を利用して、ユーザインタフェースが設けられているが、モニター画面それ自体等は、通常、固定されたものであって、表現の自由度は小さく、ユーザにとってあまり魅力的なものとは言い難い場合があった。
本発明は、これら従来技術における問題点を解決するためになされたものであり、従来一般の撮影ボックスに対し、プロジェクタ等を用いた投影機能を用いて、例えば、広告宣伝等の付加的な機能を付加し、また、ユーザインタフェース等の表現の自由度を拡張した、撮影ボックスを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の一態様による撮影ボックスは、撮影装置、及び外部から仕切られた撮影空間を有する撮影ボックスであって、位置的又は時間的に分離された複数の画像を発生する画像発生手段と、前記画像を被投影部に投影する投影光を生成する投影光生成手段と、分離された前記複数の画像の内の少なくとも1つについて前記投影光を前記撮影空間の内側又は外側に指向させる指向手段と、を有することを特徴として有する。
この態様の撮影ボックスによれば、従来一般の撮影ボックスに対し、プロジェクタ等を用いた投影機能を用いて、例えば、広告宣伝等の付加的な機能を付加し、また、ユーザインタフェース等の表現の自由度を拡張した、撮影ボックスを提供することができる。
上記態様の撮影ボックスにおいて、前記画像発生手段が発生する前記複数の画像は位置的に分離されており、前記指向手段は、前記投影光の前記複数の画像の内の内側用画像を含む領域を前記撮影空間の内側の被投影部に指向させ、且つ、前記投影光の前記複数の画像の内の外側用画像を含む領域を前記撮影空間の外側の被投影部に指向させるのが好ましい。
また、上記態様の撮影ボックスにおいて、前記画像発生手段が発生する前記複数の画像は時間的に分離されており、前記指向手段は、前記複数の画像の内の内側用画像が投影されるタイミングの前記投影光を前記撮影空間の内側の被投影部に指向させ、且つ、前記複数の画像の内の外側用画像が投影されるタイミングの前記投影光を前記撮影空間の外側の被投影部に指向させるのが好ましい。
更に、上記態様の撮影ボックスにおいて、前記撮影空間の内部の人を検知する空間内人感センサを更に有し、前記空間内人感センサによって人を検知したときに、前記指向手段によって前記投影光を前記撮影空間の内側の前記被投影部に指向させてもよい。
これにより、撮影ボックス外のユーザが撮影室内に入ったことを検知して、投影先を室内側に切り替えることができる。
また、上記態様の撮影ボックスにおいて、前記撮影空間の内部の人を検知する空間内人感センサを更に有し、前記空間内人感センサによって人を検知したときに、前記画像発生手段は前記指向手段によって前記撮影空間の内側の前記被投影部に指向させる画像を発生し、及び/又は、前記投影光生成手段は前記指向手段によって前記撮影空間の内側の前記被投影部に指向させる画像の画質を調整してもよい。
これにより、撮影ボックス外のユーザが撮影室内に入ったときにのみ、操作画面を投影させることができ、また、撮影操作中は撮影ボックスの外部にボックスが利用中である旨の表示を行うことができる。
また、上記態様の撮影ボックスにおいて、前記指向手段によって前記撮影空間の内側の前記被投影部に指向させる、前記画像発生手段によって発生される前記画像の少なくとも一部が、ユーザインタフェース用の操作画面であってもよい。
これにより、非撮影操作時は少なくとも一部の投影画像を広告用とし、撮影操作中は少なくとも一部の投影画像をユーザインタフェース用の操作画面とすることができる。また、例えば、撮影操作中に、ユーザ正面の壁面にユーザインタフェース用の操作画面を表示してユーザの手の動きをカメラで撮影し、この動きを解析することで撮影操作を行わせることができる
更にまた、上記態様の撮影ボックスにおいて、前記撮影空間の外部の人を検知する空間外人感センサを更に有し、前記空間外人感センサによって人を検知したときに、前記画像発生手段は、前記指向手段によって前記撮影空間の外側の前記被投影部に指向させる画像を発生し、及び/又は、前記投影光生成手段は前記指向手段によって前記撮影空間の外側の前記被投影部に指向させる画像の画質を調整してもよい。
これにより、通行人の動きを検知して、通行人の進行方向の足元や目線の高さ位置に広告や動画を表示、再生し、例えば、通行人を撮影ボックスに誘導することができる。
また、上記態様の撮影ボックスにおいて、前記撮影空間の外側における前記被投影部は、前記撮影ボックスが設置された設置面、又は、前記撮影ボックスの外壁であってもよい。
また、上記態様の撮影ボックスにおいて、前記画像発生手段と前記投影光生成手段はプロジェクタに含まれていてもよい。
ここで、前記プロジェクタは、前記撮影ボックスの上部に位置付けられ、前記投影光は、前記撮影空間の内側の前記被投影部に対して略水平方向に前記投影光生成手段から前記指向手段に向って照射されてもよい。
また、上記態様の撮影ボックスにおいて、前記撮影空間の内側又は外側の明るさに応じて前記投影光の輝度を調整するのが好ましい。
更に、上記態様の撮影ボックスにおいて、前記被投影部に投影する前に前記画像に歪みを与えておくのが好ましい。
これにより、被投影部に対する投影光の投影角や、被投影部自体における歪等によって、投影された画像に歪や変形が生じてしまうことを防ぐことができる。
更に、上記態様の撮影ボックスにおいて、前記投影光を前記撮影空間の内側に位置する操作部材に前記指向手段によって指向させてもよい。
これにより、ユーザの視線を操作部材へと自然に誘導させることができる。
また、上記態様の撮影ボックスにおいて、前記撮影空間の内部の人の身長、及び/又は、目線の高さに応じて、前記投影光の位置、及び/又は、高さが調整するのが好ましい。
本発明によれば、従来一般の撮影ボックスに対し、プロジェクタ等を用いた投影機能を用いて、例えば、広告宣伝等の付加的な機能を付加し、また、ユーザインタフェース等の表現の自由度を拡張した、撮影ボックスが提供される。
本発明の一実施形態による撮影ボックスの概略斜視図である。 図1のII-II線断面図である。 図1のIII-III線断面図である。 位置的に分離された画像を用いて変調された投影光を指向する際の原理を説明する図である。 位置的に分離された画像を用いて変調された投影光を指向する際の原理を説明する図である。 時間的に分離された画像を用いて変調された投影光を指向する際の原理を説明する図である。 時間的に分離された画像を用いて変調された投影光を指向する際の原理を説明する図である。 撮影ボックスの機能ブロック図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の好適な一つの実施形態について説明する。説明の便宜のため好適な実施形態のみを示すが、勿論、これによって本発明を限定しようとするものではない。
図1に、本発明の一実施形態による撮影ボックス1の概略斜視図を、図2に、図1のII-II線断面図を、図3に、図1のIII-III線断面図を、それぞれ示す。撮影ボックス1は、従来一般の撮影ボックスと略同じ外観、例えば、図示のような略直方のボックス形状を有し、また、特許文献1に開示されている証明写真撮影装置等のような、従来一般の撮影ボックスと同様の機能及び構造を備えており、更に加えて、従来一般の撮影ボックスと異なり、撮影空間5の内側又は外側に所定の像を投影することができる付加的な機能をも備えている。この付加的な機能を備えることにより、例えば、撮影空間5の内側又は外側に様々な広告宣伝のための像を投影することができ、また、撮影空間5の内側に操作画面を投影してユーザインタフェースの表現の自由度を拡張することができる。
従来一般の撮影ボックスと同様の機能及び構造として、撮影ボックス1には、少なくとも、撮影装置3と、複数の外壁11や遮光カーテン16等の仕切り部材によって外部から仕切られた撮影空間5が含まれる。撮影装置3は、更に、例えば、撮影窓3Bに加え、課金投入口、ICカードリーダー、コード表示器等を含む操作部材55のような、撮影空間5の内壁に設置された通常の写真撮影に必要とされる機器を含み、更にまた、撮影空間5の内部の人を検知する空間内人感センサ53を含んでもよい。これらの機器は、従来一般の撮影ボックスで使用されている機器と同じ構造を有するものであると解してよく、ここでは詳細な説明は省略する。
撮影装置3に隣接して撮影空間5が設けられている。撮影空間5には、写真撮影等の際にユーザが腰かけることができる椅子51が設けられている。椅子51に腰かけたユーザの、例えば、正面に位置する撮影装置3の壁面3Aに、撮影装置3等の操作を可能とするユーザインタフェースが設けられている。ユーザインタフェースは、従来一般の物理的に固定された操作部材55等であってもよいが、これに代えて、本装置の投影機能を利用して壁面3A等に投影されたユーザインタフェース用の操作画像42であってもよい。投影機能を利用して投影された操作画像42を使用する場合、ユーザの手元をカメラ(図示されていない)で撮影して手元の動きを解析することで、撮影装置3の操作を可能とすることができる。勿論、物理的な操作部材55等と、投影機能を利用して投影された操作画像42の双方を利用できるようにしてもよい。
投影機能を付加するため、撮影ボックス1の、例えば、撮影空間5の上部、言い換えれば、ユーザの頭上位置に、投影セット7が設けられている。投影セット7には、少なくとも、位置的又は時間的に分離された複数の画像41、42、43を発生する画像発生部(20)と、これらの画像41、42、43を、所定の被投影部に投影する投影光21を生成する投影光生成部(20)と、更に、この投影光21を撮影空間5の内側又は外側に指向させる指向部30が含まれる。
被投影部、例えば、画像41によって変調された投影光中の成分「α」が投影される対象は、撮影空間5の外側に位置する、撮影ボックス1が設置された設置面12、言い換えれば、通行人の進行方向前方の足元であってもよく、また、画像42によって変調された投影光中の成分「β」が投影される対象は、撮影空間5の内側に位置する、撮影装置3の操作部材55等を含む壁面3Aであってもよく、更に、画像43によって変調された投影光中の成分「γ」が投影される対象は、撮影空間5の外側に位置する、撮影ボックスの前外壁11Aであってもよい。各画像41、42、43によって変調された投影光21は、指向部30によって指向されることにより、これら様々な被投影部12、3A、11Aに投影される。尚、本実施形態のように、投影光生成部(20)や指向部30が、撮影ボックス1の内部に設けられている場合には、例えば、投影光成分「α」を被投影部12に投影させるために、外壁11に小窓13等を設け、また、投影光成分「α」を、前外壁11Aに投影させるために、外壁11A外部に方向変換機34を設ける。更に、投影機能に関連して、撮影ボックス1には、撮影空間5の内部に設けた人感センサ53に加え、撮影空間5の外部に撮影空間5の外部の人を検知する空間外人感センサ54を設けるのが好ましい。
投影セット7に含まれる画像発生部(20)及び投影光生成部(20)の機能は、例えば、通常のプロジェクタのような所定の周期で切り替えるラスタースキャンの画像を投影する投影機に画像を発生させる構成を接続したものによって達成することができる。なお、プロジェクタは、ベクタースキャンのレーザプロジェクタなどを使用することも可能である。この点から、図中の参照番号20は、通常のプロジェクタを示すものとして捉えることもできる。プロジェクタは、1基であってもよいし、例えば、広告宣伝用とユーザインタフェース用のそれぞれについて1基ずつ、計2基を設けてもよい。プロジェクタを1基とした場合には、光路上に切り替え装置を設置して、広告宣伝用とユーザインタフェース用の間で切り換えてもよい。尚、構造を簡易化するため、2基設ける場合でも制御装置は1つとするのが好ましい。
投影光生成部(20)からは、画像発生部(20)で発生された複数の画像41、42、43によって変調された投影光21が指向部30に向けて照射される。実施形態のように、ユーザの頭上位置に投影光生成部(20)と指向部30が設けられている場合、投影光21は、撮影ボックス1の上部において、例えば、撮影装置3の操作部材55等を含む壁面3Aに対して略水平方向に投影光生成部(20)から指向部30に向って照射されることになる。その後、投影光21の画像域に含まれる複数の画像41、42、43の内のいずれかの画像を含む領域が、指向部30の反射等を利用して、投影光成分「α」、「β」、「γ」として、それぞれ、予め定めた被投影部12、3A、11Aに指向される。尚、指向部30は、投影光21を所定の方向に指向することができれば足り、勿論、ミラーに限定されるものではなく、更に、反射体に限定されるものでもない。
投影光21は、画像発生手段(20)によって発生された、位置的又は時間的に分離された複数の画像41、42、43を用いて変調される。
図4のA、Bに、位置的に分離された画像41、42、43を用いて変調された投影光21を、指向部30(30-1)を用いて指向する際の原理を説明するための図を示す。
図4のAに示すように、位置的に分離された画像41、42、43を用いて変調された投影光21の画像域4には、画像41を含む領域41aと、画像42を含む領域42a、及び画像43を含む領域43aの全てが、画像域4にて互いに位置的に分離された状態で同時に含まれる。
投影光21は、その後、図4のBに示すように、指向部30-1によって、画像41、42、43をそれぞれ含む位置的に異なる領域41a、42a、43aに各々が対応する投影光成分「α」、「β」、「γ」に分離される。指向部30-1は、例えば、ミラーであってもよく、領域41a、42a、43aのそれぞれの位置に対応して、複数のミラー部分31A、31B、31Cを含む。これらのミラー部分31A、31B、31Cは、予め固定された角度に調整されており、固定式のものであってもよい。投影光21は、これらのミラー部分31A、31B、31Cを含む指向部30-1に向かって一時に照射される。この結果、例えば、図4に示すように、画像41を用いて変調された投影光21の画像域4中の、画像41を含む領域41aは、ミラー部分31Aによって、また、画像42を含む領域42aは、ミラー部分31Bによって、更に、画像43を含む領域43aは、ミラー部分31Cによって、それぞれ、異なる角度の投影光成分「α」、「β」、「γ」に分離され、その後、所定の被投影部へと反射、投影される。このような構成により、時間的に分離された画像を、典型的には複数のミラーにより、それぞれ異なる方向に指向させることが可能となる。尚、図4に示した構造は、指向の原理を示すことを目的とした便宜上のものであって、ミラーの反射方向まで厳密に考慮した図とはなっていない。
図5、図6に、時間的に分離された画像41、42、43をそれぞれ用いて変調された投影光21A、21B、21Cを、指向部30(30-2)を用いて指向する際の原理を説明するための図を示す。
図5に示すように、時間的に分離された画像41、42、43を用いてそれぞれ変調された投影光21A、21B、21Cの画像域4には、ある一の時間においては、画像41を含む時間的な領域41a、又は、画像42を含む時間的な領域42a、又は、画像43を含む時間的な領域43aのいずれかだけが、他の画像とは互いに時間的に分離された状態で含まれる。図5は、互いに時間を異にして順次に繰り返し連続的に発生されるこれら領域41a、42a、43aを、時間毎に区別した状態で示したものであって、図示矢印が示す方向は時間の流れを示している。一組の領域41a、42a、43aが繰り返される周期は、例えば、投影光21における画像の走査時間(例えば1/30秒)などとすることができる。
時間的に分離された画像41、42、43をそれぞれ用いて変調された投影光21A、21B、21Cは、その後、図6の(a)乃至(c)に示すように、指向部30-2によって、画像41、42、43をそれぞれ含む領域41a、42a、43aに各々が対応する投影光成分「α」、「β」、「γ」に分離される。ここで図6の(a)乃至(c)は、それぞれ、時間を異にして順次に繰り返し連続的に発生される領域41a、42a、43aに相当する投影光21A、21B、21Cが、指向部30-2によって指向されるときの反射状態を示したものである。図6に示すように、指向部30-2は、全ての領域41a、42a、43aに対して同じ位置に配置された、例えば、1個のミラーで構成されていてもよく、該1個のミラーは、複数のミラー片31の集合体で構成されてもよい。複数のミラー片31を備えるミラー30としては、例えば、圧電ミラー(レーザプロジェクタの場合はポリゴンミラー)を用いることもできる。これら複数のミラー片31は各々、例えば、圧電アクチュエータのような駆動装置(図示されていない)によって高速駆動が可能とされており、互いに時間を異にして順次に繰り返し連続的に照射される投影光に含まれる領域41a、42a、43aの発生タイミングに合わせて、図5の(a)乃至(c)にそれぞれ示す所定の角度「θ1」、「θ2」、「θ3」に角度が変えられる。投影光21は、領域41a、42a、43a毎に所定の角度「θ1」、「θ2」、「θ3」にそれぞれ設定された複数のミラー片31で構成された指向部30-2に向かって、画像域4に領域41a、42a、43aがそれぞれ含まれるタイミングで時系列的に順次に照射される。例えば、図5の(a)に示す時間域では、画像41を用いて変調された投影光21の画像域4中の、画像41を含む領域41aが、角度「θ1」に設定された複数のミラー片31によって投影光成分「α」に分離され、続く(b)に示す時間域では、画像42を用いて変調された投影光21の画像域4中の、画像42を含む領域42aが、角度「θ2」に設定された複数のミラー片31によって投影光成分「β」に分離され、更に、続く(c)に示す時間域では、画像42を用いて変調された投影光21の画像域4中の、画像43を含む領域43aが、角度「θ3」に設定された複数のミラー片31によって投影光成分「γ」に分離され、その後、所定の被投影部へと反射、投影される。このような構成により、時間的に分離された画像を、典型的には1つのミラーにより、それぞれ異なる方向に指向させることが可能となる。尚、図5に示した構造は、図4と同様に、指向の原理を示すことを目的とした便宜上のものであって、ミラーの反射方向まで厳密に考慮した図とはなっていない。
図6に、撮影ボックス1の機能ブロック図を示す。撮影ボックス1は、従来一般の撮影ボックスを制御するために必要とされる制御部の他、位置的又は時間的に分離された複数の画像41、42、43を発生する画像発生部400(図2、図3等に示した画像発生部(20)に相応し、また、請求項中の「画像発生手段」に対応する)と、これら複数の画像41、42、43を被投影部(12、3A、11A)にそれぞれ投影する投影光21を生成する投影光生成部200(図2、図3等に示した投影光生成部(20)に相応し、また、請求項中の「投影光生成手段」に対応する)と、投影光21を撮影空間5の内側又は外側に指向させる指向部300(図2、図3等に示した指向部30に相当し、また、請求項中の「指向手段」に対応する)、更に、センサ部500を含む。センサ部500には、撮影空間5の内部に設けた人感センサ53による検知結果を反映する検知部501に加え、撮影空間5の外部に設けた人感センサ54による検知結果を反映する検知部502が含まれる。
制御機能は、システムバスSBを介して互いに接続された、信号入力部111、CPU113、メモリ114、及び画像メモリ115を利用して達成される。ユーザによる撮影ボックス1の操作は、例えば、操作部材55を通じて信号を受信する信号入力部111を通じて、システムバスSBを介してCPU113に信号を送ることによって行われる。システムバスSBには更に、投影光生成部200、画像発生部400、指向部300、及びセンサ部500に接続されて、互いに信号が送受信される。
画像発生部400は、例えば、画像変換部401と画像制御部402を含む。画像変換部401は、システムバスSBを介して画像メモリ115や信号入力部111等から取り込んだ画像データを、投影光生成部200からの光を変調することができる所定フォーマットの画像信号に変換する。画像制御部402は、変換された画像信号に基づく画像41、42、43を、位置的又は時間的に分離する。また、必要であれば、画像41、42、43が投影後に正規の形状となるよう、言い換えれば、被投影部に対する投影光の投影角や被投影部自体における歪等によって投影された画像に歪や変形が生じないよう、それらの画像が投影される前に画像に予め歪を与えてもよい。歪は、画像制御部402で生成してもよいが、投影光生成部200で生成してもよい。画像制御部402で調整された画像41、42、43は、投影光生成部200で発生される光を変調するために使用される。
投影光生成部200は、少なくとも、光源201と、光源制御部202を含む。光源201は、放電ランプ、発光ダイオード、レーザダイオード、有機EL、蛍光体、その他、最終的に投影光として使用可能な光を生成できれば足りる。生成された光は、光源制御部202を利用して、照度、輝度、光度等を調整され、また、ON、OFF自体を制御される。例えば、外光、即ち、撮影空間5の内側又は外側の明るさに応じて、投影光21の輝度を調整してもよいし、また、撮影空間5の外側が明るすぎる場合には、光源201による照射自体をON、OFFすることもできる。光源制御部202で調整、制御された光は、画像発生部400で調整された画像41、42、43を利用して変調された後、投影光21として指向部300に送られる。
指向部300は、例えば、アクチュエータ等の駆動部301aを設けたミラー部301を含む。更に、例えば、駆動部301aを制御してミラー部301におけるミラー角度等を調整するミラー制御部302を含む。ミラー制御部302の働きにより、画像41等によって変調された投影光21を、撮影空間5の内側又は外側の所定の方向に指向させる。指向された各投影光成分「α」、「β」、「γ」は、撮影空間5の内側又は外側の所定の被投影部12、3A、11Aに投影される。
更に、以下に説明するように、センサ部500における検知結果を利用して、光源制御部202、画像制御部402、及びミラー制御部302を、様々な態様で制御することができる。
例えば、撮影空間5の内部の人を検知した場合、センサ部500に含まれる検知部501からの信号によってミラー制御部302が起動し、駆動部301aを駆動させてミラー片の角度を調整することより、例えば、ユーザインタフェース用の操作画像42に対応する投影光成分「β」を、撮影空間5の内側の被投影部3Aに指向させることができる。これにより、撮影ボックス1外のユーザが撮影空間5に入ったことを検知して、プロジェクタの表示先を室内側に切り替えることができる。
尚、画像42を指向させる際には、撮影空間5の内部におけるユーザの身長や目線高さに応じて、投影される画像42の位置や高さを調整してもよい。これらの検出には、赤外線ライトやカメラを用いることができる。また、投影される画像42の位置と、撮影窓3B等の固定位置にある操作部材55の位置、例えば、図3に示すような、投影された画像42の窓枠42Aの位置と、撮影窓3Bの位置とを調整したり、投影された画像42を用いて、ユーザの視線を操作部材55へと自然に誘導することもできる。図示の例では、ユーザの操作を誘導するため、ユーザインタフェース用の操作画像42に「カメラを見て下さい」の文字を含めている。
また、例えば、撮影空間5の内部の人を検知した場合、センサ部500に含まれる検知部501からの信号によって、画像制御部402、ミラー制御部302、及び光源制御部202を起動し、画像制御部402によって、撮影空間5の内側の被投影部3Aに指向させる画像、例えば、画像42を発生し、且つ、撮影空間5の外側の被投影部12に指向させる画像、例えば、画像43を発生するとともに、ミラー制御部302によって、画像42によって変調された投影光21中の投影光成分「β」を撮影空間5の内側の被投影部3Aに指向させ、且つ、画像43によって変調された投影光21中の投影光成分「γ」を撮影空間5の外側の被投影部11Aに指向させ、更に、光源制御部202によって、撮影空間5の内側の被投影部3Aに指向させる画像について光源201をOFFからON状態に、且つ、撮影空間5の外側の被投影部11Aに指向させる画像について光源201の光量を増加させる、言い換えれば、画質を調整することができる。これにより、撮影ボックス1外のユーザが撮影空間5に入ったときにのみ、例えば、ユーザインタフェース用の操作画像42を投影させることができ、また、撮影操作中は撮影ボックスの外部にボックスが利用中であること旨の表示を行うことができる。
更に、例えば、撮影空間5の外部の人を検知した場合、センサ部500に含まれる検知部502からの信号によって、画像制御部402、ミラー制御部302、及び光源制御部202を起動し、画像制御部402によって、撮影空間5の外側の被投影部12に指向させる画像41、43を発生するとともに、ミラー制御部302によって、画像41によって変調された投影光21中の投影光成分「α」、画像43によって変調された投影光21中の投影光成分「γ」を撮影空間5の外側の被投影部12、11Aに指向させ、更に、光源制御部202によって、撮影空間5の外側の被投影部12に指向させる画像41について光源201をOFFからON状態に、又は、撮影空間5の外側の被投影部11Aに指向させる画像43について光源201の光量を増加させる、言い換えれば、画質を調整することができる。これにより、通行人の動きを検知して、通行人の進行方向の足元や目線の高さ位置に広告や動画を表示、再生し、例えば、通行人を撮影ボックス1に誘導することができる。
尚、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。
例えば、位置的、及び/又は、時間的に分離された複数の画像の全てについて投影する必要はなく、それら複数の画像の内の少なくとも1つ、例えば、1つの画像のみについて投影を行ってもよい。また、複数の画像は、位置的に分離されるとともに、時間的に分離されてもよく、また、この場合、投影光を位置的に分離するためのミラーと、時間的に分離するためのミラーを組み合わせてもよい。
また、市販のプロジェクタを利用してもよいが、市販のプロジェクタを用いることなく、本願の機能を達成するために必要な機構を別個に設けてもよい。本願の機能を達成するためのプロジェクタや機構は、撮影装置とは別個に、投影セット7のような1つの単位としてまとめてもよく、この場合、各単位ごとにまとめた投影セット7を、従来一般の撮影装置に取り付けるだけで、本願の投影機能を有した撮影装置を製造することもできる。
以上の説明は、好ましい実施形態に関するものであり、物品を単に代表するものであることを理解すべきである。異なる実施形態の変形及び修正が上述の教示に照らして当業者に容易に明らかになることを認めることができる。従って、例示的実施形態並びに代替的な実施形態は、添付の特許請求の範囲で説明する物品の精神から逸脱することなく行うことができる。
1 撮影ボックス
3 撮影装置
3A 壁面
5 撮影空間
11 外壁
11A 前外壁
12 設置面
20 画像発生部、投影光生成部
21 投影光
30 指向部
31 ミラー片
31A、31B、31C ミラー部分
41、42、43 画像
53 空間内人感センサ
54 空間外人感センサ
55 操作部材
200 投影光生成部(投影光生成手段)
201 光源
202 光源制御部
300 指向部(指向手段)
301 ミラー
302 ミラー制御部
400 画像発生部(画像発生手段)
401 画像調整部
402 画像制御部
500 センサ
501 検知部
502 検知部

Claims (12)

  1. 撮影装置、及び外部から仕切られた撮影空間を有する撮影ボックスであって、
    位置的又は時間的に分離された複数の画像を発生する画像発生手段と、
    前記画像を被投影部に投影する投影光を生成する投影光生成手段と、
    分離された前記複数の画像の内の少なくとも1つについて前記投影光を前記撮影空間の内側又は外側に指向させる指向手段と、
    を有し、
    (1)前記画像発生手段が発生する前記複数の画像は位置的に分離されており、
    前記指向手段は、前記投影光の前記複数の画像の内の内側用画像を含む領域を前記撮影空間の内側の被投影部に指向させ、且つ、前記投影光の前記複数の画像の内の外側用画像を含む領域を前記撮影空間の外側の被投影部に指向させる、
    又は、
    (2)前記画像発生手段が発生する前記複数の画像は時間的に分離されており、
    前記指向手段は、前記複数の画像の内の内側用画像が投影されるタイミングの前記投影光を前記撮影空間の内側の被投影部に指向させ、且つ、前記複数の画像の内の外側用画像が投影されるタイミングの前記投影光を前記撮影空間の外側の被投影部に指向させる、ことを特徴とする撮影ボックス。
  2. 前記撮影空間の内部の人を検知する空間内人感センサを更に有し、
    前記空間内人感センサによって人を検知したときに、前記指向手段によって前記投影光を前記撮影空間の内側の前記被投影部に指向させる、請求項に記載の撮影ボックス。
  3. 前記撮影空間の内部の人を検知する空間内人感センサを更に有し、
    前記空間内人感センサによって人を検知したときに、前記画像発生手段は前記指向手段によって前記撮影空間の内側の前記被投影部に指向させる画像を発生し、及び/又は、前記投影光生成手段は前記指向手段によって前記撮影空間の内側の前記被投影部に指向させる画像の画質を調整する、請求項1又は2に記載の撮影ボックス。
  4. 前記指向手段によって前記撮影空間の内側の前記被投影部に指向させる、前記画像発生手段によって発生される前記画像の少なくとも一部が、ユーザインタフェース用の操作画面である、請求項に記載の撮影ボックス。
  5. 前記撮影空間の外部の人を検知する空間外人感センサを更に有し、
    前記空間外人感センサによって人を検知したときに、前記画像発生手段は、前記指向手段によって前記撮影空間の外側の前記被投影部に指向させる画像を発生し、及び/又は、前記投影光生成手段は前記指向手段によって前記撮影空間の外側の前記被投影部に指向させる画像の画質を調整する、請求項1乃至のいずれかに記載の撮影ボックス。
  6. 前記撮影空間の外側における前記被投影部は、前記撮影ボックスが設置された設置面、又は、前記撮影ボックスの外壁である、請求項1乃至のいずれかに記載の撮影ボックス。
  7. 前記画像発生手段と前記投影光生成手段はプロジェクタに含まれる、請求項1乃至のいずれかに記載の撮影ボックス。
  8. 前記プロジェクタは、前記撮影ボックスの上部に位置付けられ、前記投影光は、前記撮影空間の内側の前記被投影部に対して略水平方向に前記投影光生成手段から前記指向手段に向って照射される、請求項に記載の撮影ボックス。
  9. 前記撮影空間の内側又は外側の明るさに応じて前記投影光の輝度を調整する、請求項1乃至のいずれかに記載の撮影ボックス。
  10. 前記被投影部に投影する前に前記画像に歪みを与える、請求項1乃至のいずれかに記載の撮影ボックス。
  11. 前記投影光を前記撮影空間の内側に位置する操作部材に前記指向手段によって指向させる、請求項1乃至10のいずれかに記載の撮影ボックス。
  12. 前記撮影空間の内部の人の身長、及び/又は、目線の高さに応じて、前記投影光の位置、及び/又は、高さが調整される、請求項1乃至11のいずれかに記載の撮影ボックスにおける撮影装置。
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