JP7239221B2 - 炎症性疾患または自己免疫性疾患の予防または治療活性を有するペプチドとその用途 - Google Patents
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Description
配列番号2のアミノ酸配列を含むペプチドと、
配列番号3のアミノ酸配列を含むペプチドと、
配列番号4のアミノ酸配列を含むペプチドと、
からなる群から選ばれるいずれか一つ以上のペプチドを含む、炎症性疾患または自己免疫性疾患の予防または治療用薬学的組成物、炎症性疾患または自己免疫性疾患の治療方法、ないし炎症性疾患または自己免疫性疾患治療の薬物の製造の際に使用するための用途を提供する。
配列番号2のアミノ酸配列を含むペプチドと、
配列番号3のアミノ酸配列を含むペプチドと、
配列番号4のアミノ酸配列を含むペプチドと、
からなる群から選ばれるいずれか一つ以上のペプチドを含む抗炎症用組成物を提供する。
配列番号2のアミノ酸配列を含むペプチドと、
配列番号3のアミノ酸配列を含むペプチドと、
配列番号4のアミノ酸配列を含むペプチドと、
からなる群から選ばれるいずれか一つ以上のペプチドを含む、炎症性疾患または自己免疫性疾患の予防または治療用薬学的組成物、炎症性疾患または自己免疫性疾患の治療方法ないし炎症性疾患または自己免疫性疾患治療の薬物の製造の際に使用するための用途を提供しうる。
配列番号2のアミノ酸配列を含むペプチドと、
配列番号3のアミノ酸配列を含むペプチドと、
配列番号4のアミノ酸配列を含むペプチドと、
からなる群から選ばれるいずれか一つ以上のペプチドを含む抗炎症用組成物を提供しうる。
truncated K562サイトカイン(tK562)の3次構造を確認するため、すべてのモデリングと計算は、Discovery studio 4.5(Biovia、San Diego、CA、USA)のプロトコルを使用して行った。
K562サイトカインないしtruncated K562サイトカイン(tK562)の抗炎症効果メカニズムを確認するため、リン酸化パターンを分析した。
本発明者らは、IL-10とtruncated K562サイトカイン(tK562)が類似してIL-10受容体に作用して抗炎症効果を示すものと予想し、tK562とIL-10を比較してtK562で実際の抗炎症効果を示すのに必ず必要な部分(エピトープ;epitope)が存在できる領域の候補を確認した。
前記実施例3で提案した4種のtruncated K562サイトカイン(tK562)エピトープの抗炎症効果を確認するため、Th17細胞の分化実験を行った。
配列番号1は、本発明で提供する抗炎症効果ないし自己免疫性疾患の予防または治療効果があるAIP-YK1ペプチド(エピトープ)の配列で、31個のアミノ酸配列である。
なお、一側面において本開示は以下の発明を包含する。
(発明1)
配列番号1のアミノ酸配列、配列番号2のアミノ酸配列、配列番号3のアミノ酸配列及び配列番号4のアミノ酸配列からなる群から選ばれるいずれか一つ以上のアミノ酸配列を含む、炎症性疾患または自己免疫性疾患の予防または治療活性を有するペプチド。
(発明2)
配列番号1のアミノ酸配列を含むペプチドと、
配列番号2のアミノ酸配列を含むペプチドと、
配列番号3のアミノ酸配列を含むペプチドと、
配列番号4のアミノ酸配列を含むペプチドと、
からなる群から選ばれるいずれか一つ以上のペプチドを含む、炎症性疾患または自己免疫性疾患の予防または治療用薬学的組成物。
(発明3)
前記配列番号1を暗号化する塩基配列は、配列番号7であり、前記配列番号2を暗号化する塩基配列は、配列番号8であり、前記配列番号3を暗号化する塩基配列は、配列番号9であり、前記配列番号4を暗号化する塩基配列は、配列番号10であることを特徴とする、発明2に記載の薬学的組成物。
(発明4)
前記炎症性疾患は、膵炎、慢性肝炎、食道炎、胃炎、大腸炎、肺炎、気管支炎、咽喉炎、心筋梗塞、心不全、アルツハイマー病、関節炎、腎不全、乾癬、貧血、糖尿及び線維化症からなる群から選ばれるいずれか一つ以上であることを特徴とする、発明2に記載の薬学的組成物。
(発明5)
前記関節炎は、骨関節炎、退行性関節炎、炎症性関節炎、関節リウマチ、剥離性骨軟骨炎、関節靭帯損傷、半月板損傷、関節の不正整列、無血性壊死症、及び若年性特発性関節炎からなる群から選ばれるいずれか一つ以上であることを特徴とする、発明4に記載の薬学的組成物。
(発明6)
前記自己免疫性疾患は、アロペシア・グレアータ(alopecia greata)、強直性脊椎炎、抗リン脂質症候群、自己免疫アジソン疾患、副腎の自己免疫性疾患、自己免疫溶血性貧血、自己免疫肝炎、自己免疫卵巣炎及び睾丸炎、自己免疫血小板減少症、ベーチェット病、水疱性類天疱瘡、心筋症、腹腔スプルー-皮膚炎(celiac sprue-dermatitis)、慢性疲労免疫異常症候群、慢性炎症性脱髓鞘多発性神経病症、Churg-Strauss症候群、瘢痕性類天疱瘡、CREST症候群、寒冷凝集素疾患、クローン病、円板性狼瘡、本態性複合寒冷グロブリン血症、線維筋痛-線維筋炎、糸球体腎炎、グレーブス疾患、ギラン・バレー症候群、橋本甲状腺炎、特発性肺線維症、特発性血小板減少性紫斑病、IgA神経炎、骨軟骨腫関節炎、扁平苔癬、メニエール病、混合性結合組織疾患、多発性硬化症、タイプIまたは免疫-媒介糖尿病、重症筋無力症、尋常性天疱瘡、悪性貧血、結節性多発動脈炎、多発軟骨炎、自己免疫性多腺症候群、リウマチ多発性筋痛、多発性筋炎と皮膚筋炎、一次性無ガンマグロブリン血症、一次性胆汁性肝硬変、乾癬、乾癬性関節炎、レイノー現象、ライター症候群、関節リウマチ、サルコイド症、鞏皮症、スティッフパーソン症候群、全身性エリテマトーデス、エリテマトーデス、ダガヤス動脈炎、一時的動脈炎、巨細胞性動脈炎、潰瘍性大腸炎、ブドウ膜炎、強皮症、ベーチェット病、円形脱毛症、喘息、アレルギー、白斑症及びウェゲナー肉芽腫からなる群から選ばれるいずれか一つ以上であることを特徴とする、発明2に記載の薬学的組成物。
(発明7)
配列番号1のアミノ酸配列を含むペプチドと、
配列番号2のアミノ酸配列を含むペプチドと、
配列番号3のアミノ酸配列を含むペプチドと、
配列番号4のアミノ酸配列を含むペプチドと、
からなる群から選ばれるいずれか一つ以上のペプチドを含む、抗炎症用組成物。
(発明8)
配列番号1のアミノ酸配列を含むペプチドと、
配列番号2のアミノ酸配列を含むペプチドと、
配列番号3のアミノ酸配列を含むペプチドと、
配列番号4のアミノ酸配列を含むペプチドと、
からなる群から選ばれるいずれか一つ以上のペプチドを炎症性疾患または自己免疫性疾患の患者に投与する段階を含む、炎症性疾患または自己免疫性疾患の治療方法。
(発明9)
前記配列番号1を暗号化する塩基配列は、配列番号7であり、前記配列番号2を暗号化する塩基配列は、配列番号8であり、前記配列番号3を暗号化する塩基配列は、配列番号9であり、前記配列番号4を暗号化する塩基配列は、配列番号10であることを特徴とする、発明8に記載の炎症性疾患または自己免疫性疾患の治療方法。
(発明10)
前記炎症性疾患は、膵炎、慢性肝炎、食道炎、胃炎、大腸炎、肺炎、気管支炎、咽喉炎、心筋梗塞、心不全、アルツハイマー病、関節炎、腎不全、乾癬、貧血、糖尿及び線維化症からなる群から選ばれるいずれか一つ以上であることを特徴とする、発明8に記載の炎症性疾患または自己免疫性疾患の治療方法。
(発明11)
前記関節炎は、骨関節炎、退行性関節炎、炎症性関節炎、関節リウマチ、剥離性骨軟骨炎、関節靭帯損傷、半月板損傷、関節の不正整列、無血性壊死症、及び若年性特発性関節炎からなる群から選ばれるいずれか一つ以上であることを特徴とする、発明10に記載の炎症性疾患または自己免疫性疾患の治療方法。
(発明12)
前記自己免疫性疾患は、アロペシア・グレアータ(alopecia greata)、強直性脊椎炎、抗リン脂質症候群、自己免疫アジソン疾患、副腎の自己免疫性疾患、自己免疫溶血性貧血、自己免疫肝炎、自己免疫卵巣炎及び睾丸炎、自己免疫血小板減少症、ベーチェット病、水疱性類天疱瘡、心筋症、腹腔スプルー-皮膚炎(celiac sprue-dermatitis)、慢性疲労免疫異常症候群、慢性炎症性脱髓鞘多発性神経病症、Churg-Strauss症候群、瘢痕性類天疱瘡、CREST症候群、寒冷凝集素疾患、クローン病、円板性狼瘡、本態性複合寒冷グロブリン血症、線維筋痛-線維筋炎、糸球体腎炎、グレーブス疾患、ギラン・バレー症候群、橋本甲状腺炎、特発性肺線維症、特発性血小板減少性紫斑病、IgA神経炎、骨軟骨腫関節炎、扁平苔癬、メニエール病、混合性結合組織疾患、多発性硬化症、タイプIまたは免疫-媒介糖尿病、重症筋無力症、尋常性天疱瘡、悪性貧血、結節性多発動脈炎、多発軟骨炎、自己免疫性多腺症候群、リウマチ多発性筋痛、多発性筋炎と皮膚筋炎、一次性無ガンマグロブリン血症、一次性胆汁性肝硬変、乾癬、乾癬性関節炎、レイノー現象、ライター症候群、関節リウマチ、サルコイド症、鞏皮症、スティッフパーソン症候群、全身性エリテマトーデス、エリテマトーデス、ダガヤス動脈炎、一時的動脈炎、巨細胞性動脈炎、潰瘍性大腸炎、ブドウ膜炎、強皮症、ベーチェット病、円形脱毛症、喘息、アレルギー、白斑症及びウェゲナー肉芽腫からなる群から選ばれるいずれか一つ以上であることを特徴とする、発明8に記載の炎症性疾患または自己免疫性疾患の治療方法。
(発明13)
配列番号1のアミノ酸配列を含むペプチドと、
配列番号2のアミノ酸配列を含むペプチドと、
配列番号3のアミノ酸配列を含むペプチドと、
配列番号4のアミノ酸配列を含むペプチドと、
からなる群から選ばれるいずれか一つ以上のペプチドを含む、ペプチドの炎症性疾患または自己免疫性疾患の治療薬物の製造時に使用するための用途。
(発明14)
前記配列番号1を暗号化する塩基配列は、配列番号7であり、前記配列番号2を暗号化する塩基配列は、配列番号8であり、前記配列番号3を暗号化する塩基配列は、配列番号9であり、前記配列番号4を暗号化する塩基配列は、配列番号10であることを特徴とする、発明13に記載の用途。
(発明15)
前記炎症性疾患は、膵炎、慢性肝炎、食道炎、胃炎、大腸炎、肺炎、気管支炎、咽喉炎、心筋梗塞、心不全、アルツハイマー病、関節炎、腎不全、乾癬、貧血、糖尿及び線維化症からなる群から選ばれるいずれか一つ以上であることを特徴とする、発明13に記載の用途。
(発明16)
前記関節炎は、骨関節炎、退行性関節炎、炎症性関節炎、関節リウマチ、剥離性骨軟骨炎、関節靭帯損傷、半月板損傷、関節の不正整列、無血性壊死症、及び若年性特発性関節炎からなる群から選ばれるいずれか一つ以上であることを特徴とする、発明15に記載の用途。
(発明17)
前記自己免疫性疾患は、アロペシア・グレアータ(alopecia greata)、強直性脊椎炎、抗リン脂質症候群、自己免疫アジソン疾患、副腎の自己免疫性疾患、自己免疫溶血性貧血、自己免疫肝炎、自己免疫卵巣炎及び睾丸炎、自己免疫血小板減少症、ベーチェット病、水疱性類天疱瘡、心筋症、腹腔スプルー-皮膚炎(celiac sprue-dermatitis)、慢性疲労免疫異常症候群、慢性炎症性脱髓鞘多発性神経病症、Churg-Strauss症候群、瘢痕性類天疱瘡、CREST症候群、寒冷凝集素疾患、クローン病、円板性狼瘡、本態性複合寒冷グロブリン血症、線維筋痛-線維筋炎、糸球体腎炎、グレーブス疾患、ギラン・バレー症候群、橋本甲状腺炎、特発性肺線維症、特発性血小板減少性紫斑病、IgA神経炎、骨軟骨腫関節炎、扁平苔癬、メニエール病、混合性結合組織疾患、多発性硬化症、タイプIまたは免疫-媒介糖尿病、重症筋無力症、尋常性天疱瘡、悪性貧血、結節性多発動脈炎、多発軟骨炎、自己免疫性多腺症候群、リウマチ多発性筋痛、多発性筋炎と皮膚筋炎、一次性無ガンマグロブリン血症、一次性胆汁性肝硬変、乾癬、乾癬性関節炎、レイノー現象、ライター症候群、関節リウマチ、サルコイド症、鞏皮症、スティッフパーソン症候群、全身性エリテマトーデス、エリテマトーデス、ダガヤス動脈炎、一時的動脈炎、巨細胞性動脈炎、潰瘍性大腸炎、ブドウ膜炎、強皮症、ベーチェット病、円形脱毛症、喘息、アレルギー、白斑症及びウェゲナー肉芽腫からなる群から選ばれるいずれか一つ以上であることを特徴とする、発明13に記載の用途。
Claims (6)
- 配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドと、
配列番号2のアミノ酸配列からなるペプチドと、
配列番号3のアミノ酸配列からなるペプチドと、
配列番号4のアミノ酸配列からなるペプチドと、
からなる群から選ばれるいずれか一つ以上のペプチドを含む、炎症性疾患または自己免疫性疾患の予防または治療用薬学的組成物。 - 前記配列番号1をコードする塩基配列は、配列番号7であり、前記配列番号2をコードする塩基配列は、配列番号8であり、前記配列番号3をコードする塩基配列は、配列番号9であり、前記配列番号4をコードする塩基配列は、配列番号10であることを特徴とする、請求項1に記載の薬学的組成物。
- 前記炎症性疾患は、膵炎、慢性肝炎、食道炎、胃炎、大腸炎、肺炎、気管支炎、咽喉炎、心筋梗塞、心不全、アルツハイマー病、関節炎、腎不全、乾癬、貧血、糖尿及び線維化症からなる群から選ばれるいずれか一つ以上であることを特徴とする、請求項1に記載の薬学的組成物。
- 前記関節炎は、骨関節炎、退行性関節炎、炎症性関節炎、関節リウマチ、剥離性骨軟骨炎、関節靭帯損傷、半月板損傷、関節の不正整列、無血性壊死症、及び若年性特発性関節炎からなる群から選ばれるいずれか一つ以上であることを特徴とする、請求項3に記載の薬学的組成物。
- 前記自己免疫性疾患は、アロペシア・グレアータ(alopecia greata)、強直性脊椎炎、抗リン脂質症候群、自己免疫アジソン疾患、副腎の自己免疫性疾患、自己免疫溶血性貧血、自己免疫肝炎、自己免疫卵巣炎及び睾丸炎、自己免疫血小板減少症、ベーチェット病、水疱性類天疱瘡、心筋症、腹腔スプルー-皮膚炎(celiac sprue-dermatitis)、慢性疲労免疫異常症候群、慢性炎症性脱髓鞘多発性神経病症、Churg-Strauss症候群、瘢痕性類天疱瘡、CREST症候群、寒冷凝集素疾患、クローン病、円板性狼瘡、本態性複合寒冷グロブリン血症、線維筋痛-線維筋炎、糸球体腎炎、グレーブス疾患、ギラン・バレー症候群、橋本甲状腺炎、特発性肺線維症、特発性血小板減少性紫斑病、IgA神経炎、骨軟骨腫関節炎、扁平苔癬、メニエール病、混合性結合組織疾患、多発性硬化症、タイプIまたは免疫-媒介糖尿病、重症筋無力症、尋常性天疱瘡、悪性貧血、結節性多発動脈炎、多発軟骨炎、自己免疫性多腺症候群、リウマチ多発性筋痛、多発性筋炎と皮膚筋炎、一次性無ガンマグロブリン血症、一次性胆汁性肝硬変、乾癬、乾癬性関節炎、レイノー現象、ライター症候群、関節リウマチ、サルコイド症、鞏皮症、スティッフパーソン症候群、全身性エリテマトーデス、エリテマトーデス、ダガヤス動脈炎、一時的動脈炎、巨細胞性動脈炎、潰瘍性大腸炎、ブドウ膜炎、強皮症、ベーチェット病、円形脱毛症、喘息、アレルギー、白斑症及びウェゲナー肉芽腫からなる群から選ばれるいずれか一つ以上であることを特徴とする、請求項1に記載の薬学的組成物。
- 配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドと、
配列番号2のアミノ酸配列からなるペプチドと、
配列番号3のアミノ酸配列からなるペプチドと、
配列番号4のアミノ酸配列からなるペプチドと、
からなる群から選ばれるいずれか一つ以上のペプチドを含む、抗炎症用組成物。
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