JP7238711B2 - 内燃機関の尿素水添加システム - Google Patents

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Description

本開示は内燃機関の尿素水添加システムに係り、特に、ディーゼルエンジンにおいて選択還元型NOx触媒に尿素水を供給するための尿素水添加システムに関する。
かかる尿素水添加システムでは、NOx触媒の上流側の位置で添加モジュールから排気管内に尿素水を添加し、尿素水を加水分解して得られるアンモニアと、NOxとをNOx触媒で反応させることで、排気中のNOxを還元浄化する。
添加モジュールには尿素水供給管を通じて尿素水が供給される一方、添加モジュールおよびその内部の尿素水を排気熱から保護するため、添加モジュールには冷却水供給管を通じて冷却水も供給される。冷却水にはエンジン冷却水が用いられる。
特開2015-197079号公報
ところで低温環境下では、尿素水が尿素水供給管内で凍結する虞がある。そのため、尿素水供給管に冷却水供給管を沿わせ、温水となった冷却水の熱により尿素水を加熱することが考えられる。
しかし、一般的には冷却水の温度が高すぎるため、単に冷却水により尿素水を加熱するだけでは、尿素水の品質が低下する虞がある。
そこで本開示は、上記課題に鑑みて創案され、その目的は、尿素水の加熱に際して尿素水の品質低下を抑制することができる内燃機関の尿素水添加システムを提供することにある。
本開示の一の態様によれば、
排気管内に尿素水を添加するための添加モジュールと、
前記添加モジュールに尿素水を供給する尿素水供給管と、
前記添加モジュールに冷却水を供給する冷却水供給管と、
前記冷却水供給管から分岐された分岐管と、
前記分岐管における冷却水の流れを制御する制御弁と、
前記添加モジュールの近傍で前記尿素水供給管と前記分岐管とを結束する保温材と、
を備えたことを特徴とする内燃機関の尿素水添加システムが提供される。
好ましくは、前記内燃機関は、エンジンルーム内に配置された吸気入口と、前記吸気入口から吸い込まれた吸気の温度を検出する吸気温センサとを備え、
前記尿素水添加システムは、尿素水の温度を検出する温度センサと、前記吸気温センサおよび前記温度センサの検出値に基づいて前記制御弁を制御する制御ユニットとを備え、
前記制御ユニットは、前記温度センサにより検出された尿素水温度が所定の閾値未満で、かつ前記吸気温センサにより検出された吸気温が所定の閾値未満という開弁条件の成立時に前記制御弁を開弁し、前記開弁条件の非成立時に前記制御弁を閉弁する。
好ましくは、前記保温材は、アラミドクロスを含む。
本開示によれば、尿素水の加熱に際して尿素水の品質低下を抑制することができる。
本開示の実施形態に係る車両の構成を示す概略平面図である。 保温材による結束部の構造を示す断面図である。 図2のIII-III断面図である。 保温剤の構造を示す断面図である。 制御ルーチンのフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本開示の実施形態を説明する。なお本開示は以下の実施形態に限定されない点に留意されたい。
図1は、本実施形態に係る車両の構成を示す概略平面図である。本実施形態の車両は作業車であり、例えば除雪車である。車両に搭載される内燃機関(エンジンともいう)1はディーゼルエンジンである。しかしながら、内燃機関および車両の種類、用途等は特に限定されない。車両の前後左右上下の各方向は図示の通りである。
車両はラダーフレームを有し、図にはその一部である左右のサイドメンバ2L,2Rが示される。エンジン1は、図示しないキャブの下方で左右のサイドメンバ2L,2R間のエンジンルーム3内に縦置きで配置されている。
エンジン1の排気管4には、上流側から順に、排気中の未燃成分(CO,HC)を酸化する酸化触媒5と、排気中の粒子状物質を捕集するフィルタ6と、排気中のNOxを還元する選択還元型NOx触媒7と、NOx触媒7から排出された余剰アンモニアを酸化するアンモニア酸化触媒8が設けられる。
フィルタ6とNOx触媒7の間の位置における排気管4には、排気管4内に尿素水を添加するための添加モジュール9が設けられる。添加モジュール9は、実質的に尿素水添加を行う添加弁10と、添加弁10を支持すると共に冷却水通路が内部に形成されたハウジング11とを有する。冷却水通路を流れる冷却水によって添加弁10とその内部の尿素水とが冷却され、排気熱から保護される。
添加弁10から添加された尿素水は加水分解されてアンモニアを生成する。このアンモニアと排気中のNOxとがNOx触媒7内で反応することで、排気中のNOxが還元浄化される。
エンジン1には、吸気を濾過するエアクリーナ12が設けられ、エアクリーナ12の入口13はエンジンルーム3内に配置、開口される。これによりエンジン1には、降雪時等の低温環境下でも、エンジンルーム3内の比較的暖かい吸気が導入される。エアクリーナ12の入口13は、エンジン1の吸気入口をなすものである。
車両には、エンジンを制御するためのエンジン制御ユニット(ECU(Engine Control Unit)という)100と、吸気温を検出するための吸気温センサ14と、NOx触媒7より上流側の排気のNOx濃度を検出するための上流NOxセンサ15と、NOx触媒7より下流側の排気のNOx濃度を検出するための下流NOxセンサ16とが設けられる。ECU100は、これらセンサを含む複数のセンサの検出値に基づいてエンジン1の燃料噴射量等を制御する。
吸気温センサ14は、エアクリーナ12の内部であって交換可能なクリーナエレメント(図示せず)の下流側に配置されている。なお吸気温センサ14は、エアクリーナ12の下流側の吸気管に配置されてもよい。上流NOxセンサ15および下流NOxセンサ16は、それぞれNOx触媒7の上流側および下流側に配置されている。上流NOxセンサ15は、フィルタ6の下流側かつ添加弁10の上流側に配置され、下流NOxセンサ16は、NOx触媒7の下流側かつアンモニア酸化触媒8の上流側に配置されている。
次に、尿素水添加システムを説明する。
尿素水添加システムは、前述の添加モジュール9と、尿素水を貯留する尿素水タンク21と、尿素水タンク21から尿素水を吸引して添加モジュール9に向けて圧送する供給モジュール22と、添加弁10および供給モジュール22を制御する添加制御ユニット(DCU(Dosing Control Unit)という)200とを備える。
供給モジュール22は、図示しないが、尿素水タンク21から尿素水を吸引して吐出する尿素水ポンプと、尿素水の流れの向きを順流方向と逆流方向に切り替えるリバーティングバルブとを備える。図中破線で示すように、尿素水ポンプの作動時でかつリバーティングバルブが順流側に切り替えられているときには、尿素水タンク21の尿素水が吸引管23を通じて供給モジュール22に送られ、次いで供給管24を通じて添加弁10に供給される。他方、尿素水ポンプの作動時でかつリバーティングバルブが逆流側に切り替えられているときには、添加弁10および供給管24内の尿素水が逆流されて供給モジュール22に戻され、次いで戻り管25を通じて尿素水タンク21に戻される。これにより尿素水を回収し、低温環境下での車両およびエンジン停止中に添加弁10と尿素水タンク21の間の経路で尿素水が凍結するのを抑制できる。
DCU200は、ECU100に通信可能に接続され、ECU100と共に制御ユニットを構成する。DCU200は、ECU100から送られた燃料噴射量等の情報を基に、エンジン運転状態に適した目標添加量を計算し、この目標添加量に等しい量の尿素水を添加弁10から噴射させる。
ところで、外気温が尿素水の凝固点(例えば-11℃)以下となっている低温環境下で、車両およびエンジンが停止状態で放置されると、尿素水が凍結し、次回運転時の尿素水添加に支障を来す虞がある。よって尿素水添加システムでは、凍結した尿素水を解凍するため、あるいは尿素水の凍結を防止するため、エンジン冷却水である冷却水を用いて尿素水を加熱するようにしている。冷却水は温水とも称される。
図中実線で示すように、冷却水は、エンジン1から水供給管31を通じて、添加モジュール9のハウジング11内の冷却水通路に送られる。そしてその冷却水通路から、水戻り管32を通じてエンジン1に戻される。こうして冷却水はエンジン1と添加モジュール9の間で常時循環されることとなる。
他方、水供給管31から分岐供給管33が分岐され、この分岐供給管33内を流れる冷却水により尿素水が加熱される。分岐供給管33には、冷却水の流れを制御する制御弁34が設けられ、制御弁34が開弁されたとき冷却水が流れ、制御弁34が閉弁されたとき冷却水の流れが停止するようになっている。これにより必要なときのみ冷却水を流すことができる。制御弁34はDCU200により制御される。分岐供給管33は、分岐位置Aで水供給管31から分岐され、合流位置Bで水戻り管32に合流される。
分岐供給管33の途中には、上流側から順に、制御弁34、尿素水タンク21および供給モジュール22が設けられ、これらの内部に冷却水が流通されるようになっている。よって尿素水タンク21および供給モジュール22の内部にある尿素水を冷却水で加熱することができる。
供給モジュール22の下流側に位置する分岐供給管33は、尿素水を添加弁10に供給する供給管24に沿って配索される。分岐供給管33と供給管24の大部分は、例えばコルゲートチューブにより形成された保護管34内に収容されて纏められる。
一方、添加モジュール9の近傍では、分岐供給管33と供給管24が、保温材35により結束されている。詳しくは、添加モジュール9の近傍に位置する供給管24の下流端部と、これに沿わせられた分岐供給管33の部分とが、保温材35により結束されている。これにより供給管24内の尿素水と、分岐供給管33内の冷却水とを、外気に対し保温もしくは断熱することができ、尿素水を冷却水で良好に保温もしくは加熱することができる。
なお、供給管24より下流側に位置する分岐供給管33の部分は、別の保護管36内に収容されている。
図2および図3には、保温材35による結束部の構造を示す。供給管24の下流端部には、添加弁10側のコネクタに接続するコネクタ41が取り付けられている。この供給管24の下流端部と分岐供給管33とは、コネクタ41の直前まで、保温材35により結束され、互いに接触もしくは隣接されている。これにより冷却水の熱を尿素水に効率よく伝達できる。
図4に示すように、保温材35は、シート状またはテープ状の部材により形成される。保温材35は、表層側から順に積層された、例えばアルミ箔からなる金属箔層42と、例えばアラミドクロスからなる繊維層43と、接着剤層44と、例えばポリエステルからなる不織布層45とを有する。保温材35の一端または両端で不織布層45が除去され、接着剤層44が露出される。不織布層45を内側にした状態で、供給管24と分岐供給管33の外側に、両管を密接させながら保温材35を巻き付け、一端の接着剤層44を金属箔層42の表面に貼り付けて固定し、巻き付け作業を完了する。これにより保温材35の取り付けを容易に行うことができる。
アラミドクロスは、アラミド繊維を織って作られた布もしくはシートであり、優れた断熱性を有する。よって保温材35にアラミドクロスを含めることによって、保温材35の断熱性能を高めることができる。
図2および図3に示すように、保温材35による結束部は、さらに別の保護管46の中に収容される。なお上記の保護管34,36,46には保温機能もしくは断熱機能が実質的に存在しない。
図1に戻って、尿素水タンク21の内部には、尿素水の温度を検出する温度センサ51が設置され、その検出信号はDCU200に送られる。
次に、制御について説明する。エンジン始動後、DCU200は、図5に示すルーチンに従って制御弁34を制御する。ルーチンは所定の演算周期τ(例えば10msec)毎に繰り返し実行される。
まずステップS101で、DCU200は、温度センサ51により検出された尿素水温度Tuが所定の閾値Tus未満か否かを判断する。閾値Tusは、添加弁10に供給される尿素水が確実に凍結していないと推定される温度の最小値とされ、例えば10℃である。
尿素水温度Tuが閾値Tus以上のとき、添加弁10に供給される尿素水は凍結していないと推定されるため、DCU200はステップS104に進んで制御弁34を閉弁する。これにより分岐供給管33における冷却水の流れは停止され、供給管24内の尿素水の積極加熱は停止される。
他方、尿素水温度Tuが閾値Tus未満のとき、DCU200はステップS102に進み、吸気温センサ14により検出された吸気温Tiが所定の閾値Tis未満か否かを判断する。閾値Tisは、添加弁10に供給される尿素水が確実に凍結していないと推定される温度の最小値とされ、例えば25℃である。
吸気温Tiが閾値Tis以上のとき、添加弁10に供給される尿素水は凍結していないと推定されるため、DCU200はステップS104に進んで制御弁34を閉弁する。
他方、吸気温Tiが閾値Tis未満のとき、DCU200はステップS103に進み、制御弁34を開弁する。これにより分岐供給管33内には、水供給管31から導入された高温かつ新規の冷却水が順次流され、供給管24内の尿素水は、分岐供給管33内の冷却水により積極的に加熱される。
このように、Tu<TusかつTi<Tisのとき開弁条件が成立し、制御弁34が開弁される。他方、Tu≧TusまたはTi≧Tisのとき開弁条件が非成立となり、制御弁34が閉弁される。
低温環境下(例えば外気温が-25℃)で車両およびエンジンが長時間停止された場合、供給管24等の内部では尿素水が凍結している。このときにはエンジン始動後、ステップS101,S102がイエスとなり、制御弁34が開弁され、分岐供給管33に冷却水が流される。これにより尿素水が積極加熱され解凍される。
その後、尿素水温度Tuが閾値Tus以上に上昇すると、ステップS101がノーとなり、制御弁34が閉弁され、分岐供給管33の冷却水の流れが停止される。
その後、この状態を放置すると、尿素水温度Tuがやがて閾値Tus未満に低下する。こうなるとステップS101がイエスとなり、ステップS102もイエスならば制御弁34が開弁され、尿素水の再凍結が防止される。このように尿素水温度Tuを閾値Tus付近に維持するよう制御が働く。
ここでエンジン運転中、水供給管31と水戻り管32には、最大で80~90℃程度の比較的高温の冷却水がほぼ常時流される。一方、尿素水は、その温度が約40℃の上限値を超えると品質が低下する。従って水供給管31または水戻り管32内の冷却水で尿素水を加熱すると、冷却水の温度が高すぎて尿素水の品質が低下する虞がある。
そこで本実施形態では、分岐供給管33の冷却水により供給管24内の尿素水を加熱する。分岐供給管33には制御弁34が設けられているため、分岐供給管33内には冷却水が間欠的もしくは選択的に流される。分岐供給管33内の冷却水は、水供給管31および水戻り管32内の冷却水より低温である。そのため本実施形態によれば、より低温の冷却水により尿素水を加熱することで、尿素水の品質低下を抑制することができる。
ところで、本実施形態の車両と異なる車両、例えば一般的なトラックでは、キャブ背面のバーチカルダクトに吸気入口が設けられ、この吸気入口から外気を直接吸入する。そのため、吸気温センサ14で検出される吸気温は外気温にほぼ等しい。しかし本実施形態の車両、例えば除雪車だと、エンジンルームR内にエアクリーナ12の入口13が設けられている。エンジンルームR内は概して車外より高温であり、エンジン運転中はエンジンからの放熱があるので尚更である。このため、エンジン運転中に吸気温センサ14で検出される吸気温は、外気温より高温側に乖離している。
そのため、低温環境下でのエンジン始動後に一旦制御弁34が開弁され、尿素水解凍後に閉弁され、さらにその後、尿素水温度Tuが閾値Tusを下回っても(ステップS101:イエス)、吸気温Tiが閾値Tisを下回らないため(ステップS102:ノー)、制御弁34が開弁せず閉じたままとなることがある。こうなると、分岐供給管33内に新たな高温の冷却水が流されないため、尿素水、特に下流側の供給管24内の尿素水が再凍結する虞がある。
因みに、再凍結が起こると添加弁10から尿素水が添加されなくなるため、上流および下流NOxセンサ15,16の検出値に基づいてECU100が算出するNOx浄化率が異常なほど低下し、ECU100がエンジン故障と診断する。こうなるとエンジン停止後、フィルタ手動再生等の何等かの措置を施さない限り、エンジンを再始動することが禁止されてしまう。
そこで本実施形態では、添加モジュール9の近傍で供給管24と分岐供給管33とを保温材35により結束する。こうすると、添加モジュール9の近傍すなわち供給管24の下流端部で尿素水凍結を抑制できる。この位置で冷却水が滞留していても、冷却水が外気から保温されているため、その温度低下が少なく、この冷却水の残留熱により尿素水を保温することができる。この位置で尿素水凍結を抑制できれば、尿素水を添加弁10から噴射させ、少なくとも尿素水の流れを確保できるので、より上流側の供給管24、さらには尿素水タンク21から供給モジュール22までの経路を含む全経路で尿素水凍結を抑制できる。
こうして、最初の解凍後に尿素水が再凍結するのを抑制することができる。そして尿素水再凍結により誤ってエンジン故障と診断されることも回避できる。
上記の説明で理解されるように、本実施形態の供給管24、水供給管31および分岐供給管33は、それぞれ特許請求の範囲にいう尿素水供給管、冷却水供給管および分岐管に相当する。
以上、本開示の実施形態を詳細に述べたが、本開示は他の実施形態も可能である。
(1)例えば、保温材は上記構造でなくてもよい。例えば、金属箔層42と接着剤層44と不織布層45との少なくとも一つを省略することができる。また繊維層43には、アラミドクロス以外の布を用いてもよい。繊維層43を、断熱効果のある他の層で置換してもよい。
(2)添加モジュール9の近傍より上流側の位置で、分岐供給管33と供給管24を保温材により結束してもよい。
本開示の実施形態は前述の実施形態のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本開示の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本開示に含まれる。従って本開示は、限定的に解釈されるべきではなく、本開示の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
1 内燃機関
4 排気管
9 添加モジュール
14 吸気温センサ
24 供給管
31 水供給管
33 分岐供給管
34 制御弁
35 保温材
100 エンジン制御ユニット
200 添加制御ユニット

Claims (3)

  1. 作業車に適用される内燃機関の尿素水添加システムであって、
    排気管内に尿素水を添加するための添加モジュールと、
    前記添加モジュールに尿素水を供給する尿素水供給管と、
    前記添加モジュールに冷却水を供給する冷却水供給管と、
    前記冷却水供給管から分岐された分岐管と、
    前記分岐管における冷却水の流れを制御する制御弁と、
    前記添加モジュールの近傍で前記尿素水供給管と前記分岐管とを結束する保温材と、
    備え、
    前記内燃機関は、エンジンルーム内に配置された吸気入口と、前記吸気入口から吸い込まれた吸気の温度を検出する吸気温センサとを備え、
    前記尿素水添加システムは、尿素水の温度を検出する温度センサと、前記吸気温センサおよび前記温度センサの検出値に基づいて前記制御弁を制御する制御ユニットとを備え、
    前記制御ユニットは、前記温度センサにより検出された尿素水温度が所定の閾値未満で、かつ前記吸気温センサにより検出された吸気温が所定の閾値未満という開弁条件の成立時に前記制御弁を開弁し、前記開弁条件の非成立時に前記制御弁を閉弁する
    ことを特徴とする内燃機関の尿素水添加システム。
  2. 前記作業車は除雪車である
    請求項1に記載の内燃機関の尿素水添加システム。
  3. 前記保温材は、アラミドクロスを含む
    請求項1または2に記載の内燃機関の尿素水添加システム。
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