JP7237780B2 - ワークストッカー - Google Patents
ワークストッカー Download PDFInfo
- Publication number
- JP7237780B2 JP7237780B2 JP2019161424A JP2019161424A JP7237780B2 JP 7237780 B2 JP7237780 B2 JP 7237780B2 JP 2019161424 A JP2019161424 A JP 2019161424A JP 2019161424 A JP2019161424 A JP 2019161424A JP 7237780 B2 JP7237780 B2 JP 7237780B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- moving bodies
- rails
- guides
- stocker
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
一方、このようなワークごとのトレイや押し出し装置等を用いない安価且つ簡易な構造として、複数のワークをシュート上にまとめて保持し、ロボットアーム等の搬送装置によって受け渡しを行うようにしたシュート式のワークストッカーも知られている。
ワークストッカー30は、互いに平行に支持され、且つ両端の調整ボルト32,32によって傾斜角度を設定可能な2本の支持ロッド31,31と、上下に分割された半割部34,34で支持ロッド31,31を挟んで互いにネジ止めすることで傾斜姿勢で支持されるブロック33とを備えている。ブロック33には、ワーク20の一端側の最大径部21と、他端側の最小径部22とをそれぞれ下方から支持する高さ違いの一対のレール35,35が、ブロック33と同じ傾斜姿勢で設けられている。各レール35の下り端部には、ワーク20を止めるストッパ36が設けられている。また、ブロック33上には、ワーク20の軸方向の両端面に当接して軸方向の位置決めを行うガイド板37,37が取り付けられている。
このレール35,35とガイド板37,37とにより、同形状のワーク20,20・・を複数並べてストック可能となっている。ワーク20は、ストッパ36に当接する最下段から順次取り出される。
また、上記ワーク20のように両端で径差がある場合やアンバランスな形状の場合、ワークがシュート上をうまく転がらず、途中で引っ掛かったりして段取り替えの作業に影響を与えるおそれもある。ワークの両端で径差がある場合、小径側の端部が回転に加えてレール上を滑ることができれば引っ掛かりは生じないが、レール及びガイド板との間の摩擦抵抗が大きいため、引っ掛かりの防止は難しくなっている。
前記軸線と平行にスライド可能且つ任意のスライド位置で固定可能な少なくとも4つの移動体と、
前記移動体のうちの少なくとも一対の移動体へそれぞれ前記軸線との直交方向で下り傾斜させて設けられ、下り端部にストッパを有して上下方向の高さを調整可能なレールと、
前記移動体のうちの他の少なくとも一対の移動体へそれぞれ前記軸線との直交方向で下り傾斜させて設けられ、上下方向の高さを調整可能なガイドと、を含み、
前記一対の移動体の前記スライド位置の調整と、各前記レールの高さの調整とにより、各前記レールによって前記ワークを下方から支持可能で、
前記他の一対の移動体の前記スライド位置の調整と、各前記ガイドの高さの調整とにより、各前記ガイドが前記ワークの軸方向の両端面に当接可能であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、上記構成において、各前記レール及び各前記ガイドは、前記下り傾斜の方向で線状に延びるワーク接触部をそれぞれ有し、各前記ワーク接触部が前記ワークに接触可能であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上記構成において、各前記レールと各前記ガイドとは、それぞれ丸棒で形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上記構成において、各前記レール及び各前記ガイドの表面には、メッキが施されていることを特徴とする。
図1は、ワークストッカーの一例を示す説明図である。このワークストッカー1は、図2で示したワークストッカーと同様に、水平支持される2本の平行な支持ロッド2,2を備え、両端に設けた調整ボルト3,3によって互いの高さを調整することで、軸線との直交方向で水平姿勢から傾斜する角度を設定可能となっている。ここでストックされるワーク20は、軸線方向で図1(A)の左側へ行くに従って段階的に小径となる多段形状となっている。
また、支持ロッド2,2には、4つの移動ブロック4A,4A及び4B,4Bが設けられている。
この移動ブロック4A,4Bも、上下に分割された半割部5a,5bで支持ロッド2,2を挟んでネジ止めすることで支持ロッド2,2に傾斜姿勢で組み付けられ、支持ロッド2,2の軸線方向へスライドさせて任意の位置でそれぞれ固定可能となっている。
プレート6は、支持ロッド2,2の間で移動ブロック4Aの上側の半割部5aにネジ9,9によって固定されるが、プレート6には、ネジ9,9が貫通する長孔10,10を、レール7との直交方向に形成している。よって、プレート6を長孔10,10に沿って上下動させてネジ止め位置を変更すれば、ワーク20の径に合わせてレール7の高さが調整可能となる。丸棒であるレール7のワーク接触部7aは、ワーク20の周面へ点接触することになる。
移動ブロック4Bに取り付けられるプレート6も、移動ブロック4Aと同様に、ネジ9,9が貫通する長孔10,10によって上下動可能となっている。よって、プレート6をワーク20の高さに合わせてネジ止め位置を変更すれば、ワーク20の端面にガイド11のワーク接触部11aを線接触させることができる。
また、移動ブロック4B,4Bを最大径部21の外側と最小径部22の外側とに位置決めしてそれぞれガイド11,11の高さを変えることで、最大径部21と最小径部22との端面にそれぞれガイド11を当接させている。
このとき、各ワーク20は、レール7のワーク接触部7aとガイド11のワーク接触部11aとに点接触或いは線接触して支持されるため、両端に段差があってもレール7及びガイド11との間の摩擦抵抗が小さくなる。よって、レール7,7上を滑りやすくなって途中で引っ掛かったりしにくくなる。
そして、最下段のワーク20が取り出されると、レール7,7の傾斜によって順次下り側へ転動する。このとき、各ワーク20は、両端で高さを合わせたレール7,7によって支持ロッド2,2と平行に支持されているので、ガイド11,11の間でワーク20が引っ掛かることなく最下段の受け渡し位置までスムーズに転動する。
よって、ワーク20のサイズや形状に合わせてレール7,7とガイド11,11とのスライド位置及び高さが調整可能となるため、ワーク20のサイズや形状が異なる場合にも容易に対応できる。従って、自動化できるワーク20の種類が増加する上、簡単な構造で段取り替えの作業が容易となってコスト低減にも繋がる。
よって、ワーク20との間の摩擦抵抗が小さくなり、両端で径差があるワーク20やアンバランス形状のワークであっても引っ掛かりが生じにくくなり、段取り替えの作業が容易となる。
また、各丸棒の表面には、メッキが施されているので、より摩擦抵抗が小さくなって滑りがよくなる。
また、ワーク接触部に係る発明では、レール及びガイドを移動体ごとに設けてそれぞれ高さを調整可能とする構成は省略できる。例えば、図2のような従来のワークストッカーであってもレールやガイドにワーク接触部を採用すれば引っ掛かりの防止は可能である。
移動ブロックも、半割形状でなくてもよい。また、レールやガイドのスライド位置を変更可能であればブロック形状でない移動体を採用してもよい。
さらに、ワークのサイズや形状によっては3つ以上の移動体を用いてレールやガイドをそれぞれ支持させることも可能である。すなわち、移動体は5つ以上であってもよい。
その他、支持ロッドも3本以上としてもよいし、移動体をスライド可能に支持するものであればロッド形状以外も採用できる。
Claims (4)
- シャフト状の複数のワークを、軸線が互いに平行となり、且つ前記軸線との直交方向で一方側へ下り傾斜させた並列状態で支持するシュート式のワークストッカーであって、
前記軸線と平行にスライド可能且つ任意のスライド位置で固定可能な少なくとも4つの移動体と、
前記移動体のうちの少なくとも一対の移動体へそれぞれ前記軸線との直交方向で下り傾斜させて設けられ、下り端部にストッパを有して上下方向の高さを調整可能なレールと、
前記移動体のうちの他の少なくとも一対の移動体へそれぞれ前記軸線との直交方向で下り傾斜させて設けられ、上下方向の高さを調整可能なガイドと、を含み、
前記一対の移動体の前記スライド位置の調整と、各前記レールの高さの調整とにより、各前記レールによって前記ワークを下方から支持可能で、
前記他の一対の移動体の前記スライド位置の調整と、各前記ガイドの高さの調整とにより、各前記ガイドが前記ワークの軸方向の両端面に当接可能であることを特徴とするワークストッカー。 - 各前記レール及び各前記ガイドは、前記下り傾斜の方向で線状に延びるワーク接触部をそれぞれ有し、各前記ワーク接触部が前記ワークに接触可能であることを特徴とする請求項1に記載のワークストッカー。
- 各前記レールと各前記ガイドとは、それぞれ丸棒で形成されていることを特徴とする請求項2に記載のワークストッカー。
- 各前記レール及び各前記ガイドの表面には、メッキが施されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のワークストッカー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019161424A JP7237780B2 (ja) | 2019-09-04 | 2019-09-04 | ワークストッカー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019161424A JP7237780B2 (ja) | 2019-09-04 | 2019-09-04 | ワークストッカー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021037595A JP2021037595A (ja) | 2021-03-11 |
JP7237780B2 true JP7237780B2 (ja) | 2023-03-13 |
Family
ID=74848025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019161424A Active JP7237780B2 (ja) | 2019-09-04 | 2019-09-04 | ワークストッカー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7237780B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007013172A1 (ja) | 2005-07-29 | 2007-02-01 | Kanefusa Kabushiki Kaisha | 長尺丸材供給装置 |
JP2009074863A (ja) | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Ogiso Kogyo Kk | 丸棒材の曲がり測定装置 |
JP2016013592A (ja) | 2014-07-02 | 2016-01-28 | 株式会社ジェイテクト | 搬送装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53121365A (en) * | 1977-03-30 | 1978-10-23 | Honda Motor Co Ltd | Transfer apparatus |
JPS6427837A (en) * | 1987-07-24 | 1989-01-30 | Oki Electric Ind Co Ltd | Automatic work supplier |
JPH11322033A (ja) * | 1998-05-12 | 1999-11-24 | Fuji Oozx Inc | ワーク搬送用シュート幅の自動調整装置 |
-
2019
- 2019-09-04 JP JP2019161424A patent/JP7237780B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007013172A1 (ja) | 2005-07-29 | 2007-02-01 | Kanefusa Kabushiki Kaisha | 長尺丸材供給装置 |
JP2009074863A (ja) | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Ogiso Kogyo Kk | 丸棒材の曲がり測定装置 |
JP2016013592A (ja) | 2014-07-02 | 2016-01-28 | 株式会社ジェイテクト | 搬送装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021037595A (ja) | 2021-03-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN108296770B (zh) | 一种椅子支架的生产系统及工艺 | |
JP6460826B2 (ja) | パレット搬送装置 | |
CN112588884B (zh) | 一种圆周对称型轴类工件跳动检测矫正机 | |
JP6460827B2 (ja) | パレット搬送装置 | |
JP2011043167A (ja) | 角パイプなどのクランプ装置 | |
JP6230773B2 (ja) | 工作機械において加工製品を搬出するための装置および方法 | |
EP1375022B1 (en) | Installation for processing metal bars with improved means for transferring the bars, and method provided thereby | |
EP3061542A2 (en) | Forging machine with robotic handler | |
JP7237780B2 (ja) | ワークストッカー | |
JP6476744B2 (ja) | 搬送装置 | |
JP2019531194A (ja) | プレスブレーキ用調整可能ダイ | |
CN106914722B (zh) | 工件支承系统 | |
EP3589460B1 (en) | Gripping system | |
KR101572360B1 (ko) | 용접용 작업대 | |
WO2016104115A1 (ja) | 工作機械 | |
JP6776503B2 (ja) | ベルトコンベア装置 | |
KR20200097056A (ko) | 프레스용 제품 적재 자동화 장비 | |
JP6681298B2 (ja) | レール鋼の段積装置 | |
WO2018087925A1 (ja) | ヘアピン状の熱交換チューブ整列装置 | |
JP5538003B2 (ja) | 多軸加工装置 | |
US20050126253A1 (en) | Panel conveying apparatus for a press line | |
JP7019098B2 (ja) | 棒状の被加工物を支持するための支持装置、工作機械、および方法 | |
JP6623586B2 (ja) | 整列治具 | |
CN219666539U (zh) | 一种可调式配件放置平台 | |
JP6452432B2 (ja) | ワーク搬送方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220428 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230117 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230118 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230130 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230228 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230301 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7237780 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |