JP7237560B2 - 像加熱装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は電子写真方式や静電記録方式を利用したプリンタ、複写機、ファクシミリ装置、あるいはこれらの機能を兼ね備えた複合機等の画像形成装置に関する。また、画像形成装置に搭載されている定着器や記録材に定着されたトナー画像を再度加熱することにより、トナー画像の光沢度を向上させる光沢付与装置等の像加熱装置に関する。
従来、画像形成装置に具備される像加熱装置として、エンドレスベルトと、エンドレスベルトの内面に接触する平板状のヒータと、エンドレスベルトを介してヒータと共にニップ部を形成するローラと、を有する装置がある。特許文献1に記載される平板状のヒータは、ヒータの長手方向において、発熱領域が分割され、それぞれ独立に温調可能である。また、そのヒータは、ヒータ長手方向に発熱領域ごとに給電するための接点電極が設けられており、その電極に対して電線を使って給電する。
特開2017-54071号公報
しかしながら、特許文献1のように発熱領域が多くなると、給電するための電線の本数が比例して増えるために像加熱装置の小型化が難しかった。また、電線を各発熱領域の接点電極に対して一つ一つ接続する組み立て作業を行うため、像加熱装置の組み立て作業に時間を要していた。
本発明の目的は、装置の小型化、装置の組み立て作業時間の短縮を図ることができる技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の像加熱装置は、
筒状のフィルムと、
前記フィルムの内部空間に配置されているヒータであって、記録材の搬送方向と直交する方向に並ぶ複数の発熱体と、前記複数の発熱体に接続されており前記複数の発熱体の夫々に対応する複数の電極と、前記複数の発熱体と前記複数の電極が設けられている基板と、を有するヒータと、
前記複数の発熱体へ個別に電力を供給すべく前記複数の電極に対応して設けられた複数の駆動部と、
前記複数の駆動部と前記複数の電極とを接続する給電部材と、
を備え、
前記ヒータの熱を利用して記録材に形成された画像を加熱する像加熱装置において、
記給電部材は、前記ヒータの基板とは異なる基板を有し、前記複数の電極のうち少なくとも2つの電極と前記少なくとも2つの電極に対応する前記駆動部とを接続する導電経路が前記ヒータの基板とは異なる前記基板に設けられたものであり、
前記給電部材は前記フィルムの内部空間に配置されていることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、
記録材に画像を形成する画像形成部と、
記録材に形成された画像を記録材に定着する定着部と、を有する画像形成装置において、
前記定着部が本発明の像加熱装置であることを特徴とする。
本発明によれば、装置の小型化、装置の組み立て作業時間の短縮を図ることができる。
本発明の実施例に係る画像形成装置の断面図 本発明の実施例に係る像加熱装置の断面図 実施例1におけるヒータ構成図 実施例1におけるブロック図 実施例1における給電部材の構成図 実施例1における給電部材とヒータの接続を説明する構成図 実施例2における給電部材の構成図 実施例2における給電部材とヒータの接続を説明する構成図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
[実施例1]
図1は、本発明の実施例の画像形成装置の概略断面図である。本実施例の画像形成装置100は、電子写真方式を利用して記録材上に画像を形成するレーザプリンタである。なお、本発明が適用可能な画像形成装置としては、電子写真方式や静電記録方式を利用した複写機、プリンタなどが挙げられ、ここではレーザプリンタに適用した場合について説明する。また、本発明が適用可能な像加熱装置は、上述した画像形成装置に搭載する定着器、あるいは、記録材に定着されたトナー画像を再度加熱することによりトナー画像の光沢度を向上させる光沢付与装置等が挙げられる。
図1は、電子写真記録技術を用いた画像形成装置100の断面図である。プリント信号が発生すると、画像情報に応じて変調されたレーザ光をスキャナユニット21が出射し、帯電ローラ16によって所定の極性に帯電された感光体19を走査する。これにより感光体19には静電潜像が形成される。この静電潜像に対して現像器17からトナーが供給され、感光体19上に画像情報に応じたトナー画像が形成される。一方、給紙カセット11に積載された記録紙Pは、ピックアップローラ12によって一枚ずつ給紙され、ローラ13によってレジストローラ14に向けて搬送される。さらに記録紙Pは、感光体19上のトナー画像が感光体19と転写ローラ20で形成される転写位置に到達するタイミングに合わせて、レジストローラ14から転写位置へ搬送される。記録紙Pが転写位置を通過する過程で感光体19上のトナー画像は記録紙Pに転写される。その後、記録紙Pは像加熱装置(像加熱部)としての定着装置(定着部)200で加熱されてトナー画像が記録紙Pに加熱定着される。定着済みのトナー画像を担持する記録紙Pは、ローラ26、27によって画像形成装置100上部のトレイに排出される。なお、感光体19は、クリーナ18によって清掃される。また、本実施例に係る画像形成装置100は、記録紙Pのサイズに応じて幅調整可能な一対の記録紙規制板を有する給紙トレイ(手差しトレイ)28を備える。給紙トレイ28は、定型サイズ以外のサイズの記録紙Pにも対応するために設けられており、ピックアップローラ対29により給紙される。モータ30は、定着装置200等を駆動するための動力源である。定着装置200に対しては、商用の交流電源401に接続された制御回路400から電力供給される。
上述した、感光体19、帯電ローラ16、スキャナユニット21、現像器17、転写ローラ20が、記録紙Pに未定着画像を形成する画像形成部を構成している。
図2は、定着装置200の断面図である。定着装置200は、定着フィルム(以下、フィルム)202と、フィルム202の内面に接触するヒータ300と、フィルム202を介してヒータ300と共に定着ニップ部Nを形成する加圧ローラ(ニップ部形成部材)208と、を有する。フィルム202は、エンドレスベルトやエンドレスフィルムとも称される筒状に形成された耐熱フィルムであり、ベース層の材質は、ポリイミド等の耐熱樹脂、またはステンレス等の金属である。また、フィルム202の表層には耐熱ゴム等の弾性層を設けても良い。加圧ローラ208は、鉄やアルミニウム等の材質の芯金209と、シリコーンゴム等の材質の弾性層210を有する。ヒータ300は、支持部材としての耐熱樹脂製の保持部材201に保持(支持)されている。保持部材201は、フィルム202の回転を案内するガイド機能も有している。金属製のステー204は、保持部材201に不図示のバネの圧力を加える。加圧ローラ208は、モータ30(図1)から動力を受けて矢印方向に回転する。加圧ローラ208が回転することによって、フィルム202が従動して回転する。未定着トナー画像を担持する記録紙Pは、定着ニップ部Nで挟持搬送されつつ加熱されて定着処理される。
ヒータ300は、後述する発熱抵抗体を有する熱源であり、給電のための複数の電極(電気接点)を有している(図2では電極E3-4のみ図示)。保持部材201は、電極に対応する箇所に孔が設けられており、後述する給電部材500が、孔を介して、電極に接続する構成となっている。
図3を用いて、本実施例に係るヒータ300及び保持部材201の構成を説明する。図3(A)は、ヒータ300の短手方向(ヒータ300の長手方向と直交する方向)の断面図であって、図3(B)に示す搬送基準位置X0付近の断面図である。図3(B)は、ヒータ300の各層における平面図である。本実施例における記録材Pの搬送基準は中央基準となっており、記録材Pはその搬送方向に直交する方向(即ち幅方向)における中心線が搬送基準位置X0を沿うように搬送される。
図3(A)に示すように、ヒータ300は、基板305上に導電体301a、301bと導電体303(303-4)を有する。導電体301aは、記録材Pの搬送方向の上流側に配置され、導電体301bは、下流側に配置されている。さらに、ヒータ300は、供給される電力により発熱する発熱体302(302a-4、302b-4)が、基板上において導電体301a、301bと導電体303(303-4)の間に設けられている。この発熱体302は、記録材Pの搬送方向の上流側に配置された発熱体302a-4と、下流側に配置された発熱体302b-4に分離されている。また、給電用に電極E3-4が設けられている。そして、裏面層2には、絶縁性の保護ガラス308が、裏面層1において電極E3-4を除いた領域を覆っている。
また、摺動面層1には、温度検知素子(温度検知手段)として、印刷されたサーミスタT3-4が存在する。このサーミスタは、負の抵抗温度特性を持ち、温度に依存して抵抗値が変化する。その上に摺動面層2として、ガラス309が覆われている。
図3(B)に示すように、ヒータ300裏面層1には、導電体301と導電体303と発熱体302、電極E3の組からなる発熱ブロックが、ヒータ300の長手方向に7つ設けられている(HB1~HB7)。この7つの発熱ブロックにより7つの加熱領域が個別に加熱される。以降の説明では、この7つの発熱ブロックHB1~HB7との対応関係を表すため、各発熱ブロックを対応する部材には、例えば、発熱体302a-1~302a-7のように、各符号の末尾に対応する発熱ブロックの番号を付して説明する。電極E3-8、E3-9は、ヒータ電極E3-1~E3-7に対する電気的な異極が接続される電極であり、ヒータ300の両端に分けて2つの電極を設けている。
ヒータ300の裏面層2の表面保護層308は、ヒータ電極E3-1~E3-9を露出させるように形成されている。
一方、反対の面の摺動面層1には、ヒータ300の発熱ブロック毎の温度を検知するための温度検知素子としてサーミスタT3-1~T3-7が設置されており、各発熱ブロックの温調制御に使われる。サーミスタT3-1~T3-7の一端は、サーミスタの抵抗値検出用の導電体ET3-1~ET3-7にそれぞれ接続されると共に、他端は導電体EG9に共通接続される。
ヒータ300の摺動面層2には、摺動性のあるガラスのコーティングによる表面保護層309を有し、摺動面層1の各導電体に電気接点を設けるため、ヒータ300の両端部を除いて設けられている。
図4は、本実施例における制御部としての制御回路400及び、電気的接続を説明するブロック図である。画像形成装置100は、商用の交流電源401が接続されている。交流電源401に接続された図示しないAC/DCコンバータによって、Vccが生成され、サーミスタT3-1~T3-7の検知等に用いられる。ゼロクロス回路405は、交流電源のゼロ電位のタイミングをとるZEROX信号を生成してCPU403に入力される。また、サーミスタT3-1~T3-7と、抵抗421~427とそれぞれ分圧されて作られたサーミスタ信号Th3-1~Th3-7もCPU403に入力される。そのサーミスタ信号Th3-1~Th3-7とZEROX信号に基づいて、CPU403は駆動信号Drive1~7を生成し、駆動部411~417の制御を行う。この駆動部411~417は、例えばトライアックなどの素子を用いて、電流経路のオンオフを行い、ヒータ300の発熱体302a、302bの温度を制御する。
続いて、給電部材500の接続を説明する。駆動部411~417及び異極の電源ラインは、給電部材500の接点402-1~402-9に各々接続される。そして、給電部材500の導電経路を通り、第一の接点部としての電極502-1~502-9を介してヒータ300の各ヒータ電極E3-1~E3-9に繋がる。このように、給電部材500は、ヒータ300の各々の電極と各々の駆動部とを繋ぐ給電媒体として存在する。
図5を用いて、本実施例に係る給電部材500の構成を説明する。図5(A)は給電部材500の表面の平面図であり、図5(B)は裏面の平面図である。
給電部材500は、基材503の上に、導体501-1~501-9及び接点402-1~402-9、電極502-1~502-9が形成されたものである。基材503は、絶縁物であり、例えばポリイミドの樹脂等で形成されている。その他の例として、セラミックや表面を絶縁処理された金属板なども挙げられる。この基材503より薄く構成できるほど、定着装置(像加熱装置)200を小型化できるので好ましい。また、高温環境に配置されるため、耐熱性を持つことが好ましい。尚、以下に説明する基材503はポリイミド樹脂で形成されたものを例として説明を続ける。
導体501-1~501-9の一端は、第2の接点部としての接点402-1~402-9に各々接続しており、もう一端は、電極502-1~502-9に接続されている。接点402-1~402-9は、ヒータ300の長手方向において、給電部材500をヒータ300と重ねた時に発熱ブロックHB1~HB7と重ならない位置になるように、本実施例ではヒータ300の長手方向における給電部材500の両端に、まとめて配置されている。そして、図示しないコネクタや束線との溶接などで制御回路400と接続している。尚、ヒータ300の長手方向の両端ではなく、片側にまとめて配置しても良い。
ここで、電極502-1~502-9の特徴について説明する。電極502-1~50
2-9は、ヒータ300への給電部としてヒータ300のヒータ電極E3-1~E3-9と接続する部分である。したがって、電極502-1~502-9それぞれの位置は、ヒータ300の長手方向において、ヒータ電極E3-1~E3-9と略等しい位置に配置されている。例えば、電極502-1と電極502-4との距離は、ヒータ300上のヒータ電極E3-1とE3-4との距離と等しくなるようにしている。このようにすることで、給電部材500からヒータ300へ直接給電することができるので、給電部材500と電極502-1~電極502-9の間を接続するための追加の給電部材が不要となり、部品点数を減らすことができる。また、電極502-1と電極502-9の周囲は、図示する点線部に沿って3辺が切り込み加工されおり、切り取り加工されていない残り1辺を基準に折り曲げできる構成(折り曲げ部521~529)となっている。
続いて、導体501-1~501-9の特徴について説明する。前述したように、ヒータ300の長手方向における電極502-1~502-9の位置は、ヒータ300のヒータ電極E3-1とE3-9との位置によって決まっているため、接点402-1~402-9から対応する電極との間を結ぶように這い回しされている。
ところで、導体501-1~501-9は、それぞれ発熱ブロックHB1~HB7に対応する発熱体へと電流が流れる。したがって、導体501-1~501-9の断面積は、各導体に対応する発熱ブロックに流れる電流量に応じて、断面積が決定される。例えば、発熱ブロックHB3(電極502-4)は最大値として3Aの電流が流れ、発熱ブロックHB1(電極502-1)は最大値として1Aの電流が流れると仮定する。この場合、これに対応する導体501-1と導体501-3は、導体断面積の比を、3:1の関係になるようにしている。ここでは、導体厚み(基材503からの高さ)は同じなので、導体幅(基材503の導体設置面に沿った方向における幅)の比を3:1の関係にしている。このようにすることにより、給電部材500の幅W1をより小さくすることができる。以上のように、給電部材500は、1ユニット内に複数の接点を有し、ヒータ300に複数設けられた電極にまとめて接続できる給電部材であり、且つヒータ300の特徴に従って構成が決定されている。
図6は、給電部材500とヒータ300と保持部材201を組立てた状態を説明する図である。図6(A)は、保持部材201の平面図であり、折り曲げ部521~529が通るほどの給電孔601~605が設けられている。図6(B)は、給電部材500とヒータ300との接続をヒータ300の長手方向の断面で示した模式図である。ヒータ300は、裏面層1及び2を保持部材201に向けて接触させる。一方、保持部材201のヒータ300と対向する側とは反対側の面には給電部材500が配置されている。ヒータ電極E3-1~E3-9は、少なくとも給電孔601~605のいずれかとの位置関係が略等しくなるように構成されており、給電部材500の折り曲げ部521~529は、給電孔601~605を介して、ヒータ300に接触する。このようにして、給電部材500からヒータ300は、保持部材201を間に挟んだ状態で、給電する構成となっている。尚、折り曲げ部521~529の先端の電極502-1~502-9における図示しない接点とヒータ電極E3-1~E3-9との間は、溶接やろう付け等の接合手段によって電気的な導通をとっている。
以上のように、制御回路400からヒータ300への給電する経路において、給電部材500を用いることで、9つの給電ポイントへ1ユニットで全ての接続をとることができる。その結果、束線を1本ずつ使って接続をとる構成と比較して、組み立て作業を減らすことができると共に、定着装置に対して省スペースで給電をすることができる。
すなわち、本実施例によれば、より少ないユニット数で全ての発熱領域へ給電することができるので、発熱領域が多い構成(複数に分割された構成)でも定着装置の給電部を省
スペースで構成することが可能となる。また、複数の接点電極への給電を複数個所まとめて組み付けることができるので、定着装置の組み立て作業時間を短くすることができる。
[実施例2]
次に、実施例1で説明した給電部材500の変形例である給電部材700~702に関する実施例2を説明する。実施例1と同様の構成については、同一の記号を用いて説明を省略する。例えば、ヒータ300の構成であり、本実施例における給電部材もヒータ電極E3-1~E3-9への接続を行うものとする。
図7を用いて、本実施例に係る給電部材700~702の構成を説明する。図7(A)は給電部材700~702の表面の平面図であり、図7(B)は裏面である。本実施例は、実施例1の給電部材500に対して、給電部材500の幅W1をより小さくするための構成である。また、後述するサーモSWなどの部品を配置することもできる構成である。
給電部材700~702は、実施例1における給電部材500を3つの構成に分けた構成であり、基材703~705は、実施例1と同様の材料でできている。給電部材700は、本発明における第2の給電部材に相当し、電極E3-4に給電するための部材であり、導体701-4が直線的に這い回されている。給電部材701は、本発明における第1の給電部材に相当し、ヒータ電極E3-1~E3-3及びE3-8への給電を行う部材である。そして給電部材702は、本発明における第1の給電部材に相当し、電極E3-5~E3-7及びE3-9への給電を行う部材である。このように分けることによって、給電部材700~702の幅W2や幅W3は、給電部材500の幅W1より小さくすることができる。
すなわち、1つの給電部材における導体の本数が、実施例1の給電部材500よりも減ることで、その減った導体の幅の分だけ、記録材搬送方向の幅を短くすることができる。特に、導体の中でも断面積を大きく取る必要がある電極502-4のための導体701-4を、第1の給電部材としての給電部材701、702とは別体に構成した第2の給電部材としての給電部材700に実装する構成としている。これにより、給電部材に必要とする記録材搬送方向の幅を効果的にサイズダウンすることができる。
図8を用いて、給電部材700~702とヒータ300と保持部材806を組立てた状態を説明する。図8(A)は保持部材806の平面図であり、幅W8は、実施例1の保持部材201の幅W6よりも小さい。給電穴801~805は、実施例1と同様折り曲げ部721~729が通るために設けられている。そして図示するように、給電部材700は、給電部材701の上に層状に重ねて配置する。また、給電部材を分けたことで、異常発熱の際に作動してヒータ300に供給する電力を遮断するための安全保護素子としてのサーモSW807を配置するスペースが生じ、ヒータ300の長手方向にサーモSW807を給電部材と並んだ配置で設置することができる。このようにサーモSW807を設置することで、定着装置200の異常な温度が発生した時の保護をすることができる。尚、サーモSW807の導体経路は、不図示であるが、これにも図7のような給電部材を用いても良い。
ところで、本実施例では3つの給電部材に分けたが、それに限定されるものではない。9つの電極に対して、9つの独立した電線より少ない給電部材の数で構成されていれば、同様の効果が出る。
以上のように、本実施例のような構成は、保持部材806の幅W8が小さい時などに、組み立て易さと省スペースの効果が出る。
200…定着装置(像加熱装置)、201、806…保持部材、300…ヒータ、500、700、701、702…給電部材、302a、302b…発熱体、E3-1~E3-9…ヒータ電極、Ts3-1~Ts3-7…サーミスタ、807…サーモSW、400…制御回路、HB1~HB7…発熱ブロック

Claims (11)

  1. 筒状のフィルムと、
    前記フィルムの内部空間に配置されているヒータであって、記録材の搬送方向と直交する方向に並ぶ複数の発熱体と、前記複数の発熱体に接続されており前記複数の発熱体の夫々に対応する複数の電極と、前記複数の発熱体と前記複数の電極が設けられている基板と、を有するヒータと、
    前記複数の発熱体へ個別に電力を供給すべく前記複数の電極に対応して設けられた複数の駆動部と、
    前記複数の駆動部と前記複数の電極とを接続する給電部材と、
    を備え、
    前記ヒータの熱を利用して記録材に形成された画像を加熱する像加熱装置において、
    記給電部材は、前記ヒータの基板とは異なる基板を有し、前記複数の電極のうち少なくとも2つの電極と前記少なくとも2つの電極に対応する前記駆動部とを接続する導電経路が前記ヒータの基板とは異なる前記基板に設けられたものであり、
    前記給電部材は前記フィルムの内部空間に配置されていることを特徴とする像加熱装置。
  2. 前記導電経路は、記録材の搬送方向と直交する方向において前記電極に対応する位置に設けられた第一の接点部を介して前記電極と接続することを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  3. 前記導電経路は、記録材の搬送方向と直交する方向において前記複数の発熱体が加熱する加熱領域と重ならない位置に設けられた第二の接点部を介して前記駆動部と接続することを特徴とする請求項1または2に記載の像加熱装置。
  4. 前記導電経路は、前記複数の電極に対応して複数設けられており、その断面積は、対応する前記電極を介して接続される前記発熱体に供給される電力の最大値に応じた大きさであることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  5. 前記ヒータを支持する支持部材をさらに備え、
    前記給電部材は、前記導電経路を支持する基材を有し、
    前記基材は、前記支持部材における前記ヒータと対向する側とは反対側に配置されることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  6. 前記少なくとも1つの給電部材を第1の給電部材とし、
    前記複数の電極のうち接続された前記発熱体に供給される電力の最大値が最も大きい電極と、該電極に対応する前記駆動部とを接続する導電経路を有する第2の給電部材をさらに備え、
    前記第2の給電部材は、前記第1の給電部材における前記支持部材と対向する側とは反対側に配置されることを特徴とする請求項5に記載の像加熱装置。
  7. 前記ヒータの異常を検知するための安全保護素子をさらに備え、
    前記安全保護素子は、前記支持部材における前記ヒータと対向する側とは反対側に、記録材の搬送方向と直交する方向に前記給電部材と並んで配置されていることを特徴とする請求項5または6に記載の像加熱装置。
  8. 前記導電経路は、前記搬送方向において前記ヒータと重なる位置に設けられていることを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  9. 前記ヒータの温度を検知する温度検知手段と、
    前記温度検知手段が検知する温度に基づいて、前記複数の発熱体に供給する電力を個別に制御する制御部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  10. 前記装置は更に、前記フィルムの外周面に接触するローラを有し、前記フィルムを介して前記ヒータと前記ローラで記録材を挟持搬送するニップ部を形成していることを特徴とする請求項1~9のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  11. 記録材に画像を形成する画像形成部と、
    記録材に形成された画像を記録材に定着する定着部と、
    を有する画像形成装置において、
    前記定着部が請求項1~10のいずれか1項に記載の像加熱装置であることを特徴とする画像形成装置。
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