JP7236568B2 - 電解用電極および電解装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電解用電極およびそれを使用する電解装置に関する。特に、本発明は、隔膜を使用する電解装置内の電解用電極、およびそれを使用する隔膜電解装置に関する。
水電解、アルカリ水電解または食塩電解などの電解によって、水素ガス、酸素ガスまたは塩素ガス、および苛性ソーダなどのアルカリ性原料を得る場合、電力消費率は、水素ガス、酸素ガス、苛性ソーダ(NaOH)および塩素ガス(Cl)などの製品の製造コストに反映される。また、電解では電気が使用されるため、発電中に二酸化炭素(CO)ガスが放出され、地球温暖化に悪影響を及ぼす。このような社会環境では、隔膜を有する電解装置、またはイオン交換膜電解装置を運転する際に、電解電圧をさらに低減することができる電解装置が現在必要とされている。
このような問題について、隔膜またはイオン交換膜を含む電解装置では、カソードの形状、コーティングおよび給電などの様々な項目がこれまでに研究されている。例えば、特許文献1には、カソードとして使用されるエキスパンドメタルのメッシュの形状を小さくすることによって、電解電圧を低減する技術が開示されている。
一方、アノードについては、特許文献2には、エキスパンドメタルのメッシュの開口率を所定の範囲内にすることによって、電解性能を向上させる技術が開示されている。また、アノードにコーティングを施すことによって、電解電圧を低減する技術が知られている。特許文献3には、略菱形の穿孔を有する金属メッシュから構成されたアノードであって、ストランドと穿孔との比、および穿孔の長距離LWDと短距離SWDとが所定の値に設定されているアノードが開示されている。特許文献3には、白金族金属酸化物、マグネタイト、フェライト、コバルトスピネルまたは混合金属酸化物をコーティングとして使用することができることが開示されている。また、特許文献4には、アルカリ金属塩化物水溶液を従来よりも低い電圧で電解することができ、金属多孔板の厚さと、短路SWと長路LWの比SW/LWとを一定の範囲内にすることによって、アノードガスに含有される不純物ガスの濃度を低下させることができるイオン交換膜電解用アノードが開示されている。さらに、特許文献5には、有孔金属板から作製された導電性基材と、導電性基材の表面に形成された少なくとも1つの触媒層とを含む電解用電極であって、電解用電極の厚さが0.5mm超1.2mm以下であり、電解用電極の穿孔の周長の和Bを電解用電極の開口率Aで割ることによって得られた値Cが2超5以下である電解用電極が開示されている。国際公開第2018/155503号から、請求項1のプリアンブルに従う電解用電極が知られている。酸素過電圧が低い水電解装置を得るために、電極のニッケル多孔質基板の表面には、ペロブスカイト型構造を有する金属酸化物の層が形成されている。US5,804,055Aは、電流分配器として機能する平板のコアと、コアの周りに巻かれた非常に薄く非常に柔軟な金属メッシュの複数の層とを有する電気化学プロセス用の別の電極を記述する。
特開2012-140654号 日本特許第4453973号 特開昭62-502820号 日本特許第6216806号 国際公開第2018/131519号
ただし、引用文献に記載されている電解用電極の形状、特に、特許文献4に開示されている金属多孔板の厚さと、短路SWと長路LWとの比SW/LWとを満たすメッシュ形状を使用しても、セル電圧が高くなったり低くなったりすることが確認された。
したがって、本発明の目的は、従来よりも低い電圧で純水、アルカリ水溶液またはアルカリ金属塩化物水溶液を電解する点で、さらに好ましい形状を有する電解用電極、およびそれを使用する電解装置を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、単位面積1dm当たりの面軸(XY軸)の面積Rs(cm/dm、以下、面軸面積とも略す)、単位面積1dm当たりの厚さ方向(Z軸)の面積Rc(cm/dm、以下、厚さ方向面積とも略す)、および単位面積1dm当たりの微細度(fine degree)F(以下、微細度とも略す)と、セル電圧との間に相関があることを見出し、さらに、電解用電極がこれらの一定の条件を満たす形状を有する場合に、従来よりも低い電圧で純水、アルカリ水溶液またはアルカリ金属塩化物水溶液を電解することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、下記式によって表される、40以上の係数Vの値を有する金属多孔板を含む本発明の電解用電極;
係数V=Rs×Rc×F/100000
(式中、Rsは、単位面積1dm当たりの平面方向表面積[cm/dm]であり、Rcは、単位面積1dm当たりの厚さ方向表面積[cm/dm]であり、Fは、単位面積1dm当たりのメッシュ開口数(微細度)[数/dm]である)。
本発明の電解用電極では、係数Vの値が70以上であることが好ましい。また、金属多孔板は、キスパンドメタルであるさらに、キスパンドメタルのメッシュの短路中心間距離SWと長路中心間距離LWとの比SW/LWは0.45以下であり、好ましくは、キスパンドメタルのメッシュの短路中心間距離SWは2.0mm以下であり、好ましくは、キスパンドメタルのメッシュの厚さtは0.5mm以下である。また、好ましくは、キスパンドメタルのメッシュの厚さtは0.35~0.5mm、長路中心間距離は2.9~3.2mm、短路中心間距離は1.1~1.4mm、ストランドは0.4~0.7mmである。
さらに、アノードおよびカソードのうちの少なくとも1つが、本発明の上述した電解用電極である、アノードと、カソードとを含む本発明の電解装置。
好ましくは、本発明の電解装置は、アノード室とカソード室とを分離する隔膜を含み、好ましくは、隔膜は、イオン交換膜または多孔質膜であり、好ましくは、隔膜とカソードまたはアノードとは、接触している。
本発明によれば、従来よりも低い電圧で純水、アルカリ水溶液またはアルカリ金属塩化物水溶液を電解する点で、さらに好ましい形状を有する電解用電極、およびそれを使用する電解装置が提供され得る。
発明比較例による電解用電極の概略部分拡大図である。 本発明のましい実施形態による電解用電極の概略部分拡大図である。 図2Aの線A-Aに沿った断面図である。 図2Aに示す概略部分拡大図の一部をさらに拡大することによって得られた概略部分拡大図である。 図3Aの線B-Bに沿った断面図である。 本発明の好ましい一実施形態による電解装置の概略断面図である。 比較実施例1の係数Vとセル電圧低減効果との間の関係を示すグラフである。 本発明の実施例2の係数Vとセル電圧低減効果との間の関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する
本発明の電解用電極は、電解装置内で使用される電極であり、特に、イオン交換膜によって、アノードを収容するアノード室とカソードを収容するカソード室とに分離されたイオン交換膜電解装置内で使用されるイオン交換膜電解用電極である。本発明では、電解用電極は、金属多孔板を含む。図1は、菱形の穿孔が打ち抜かれたパンチングメッシュを使用する、発明比較例による電解用電極の概略部分拡大図である。さらに、図2Aは、エキスパンドメタルを使用する、本発明のましい実施形態による電解用電極の概略部分拡大図を示し、図2Bは、図2Aの線A-Aに沿った断面図を示し、図3Aは、図2Aに示す概略部分拡大図の一部をさらに拡大することによって得られた概略部分拡大図を示し、図3Bは、図3Aの線B-Bに沿った断面図を示す。図1、図2A、図2B、図3Aおよび図3Bでは、金属多孔板1としてパンチングメッシュおよびエキスパンドメタルが例示されている。金属多孔板1は、金属多孔板を積層することによって得られた製品であってよい。
上述したように、セル電圧は、単位面積1dm当たりの面軸(XY軸)の面積Rs(cm/dm、以下、面軸面積とも略す)、単位面積1dm当たりの厚さ方向(Z軸)の面積Rc(cm/dm、以下、厚さ方向面積とも略す)および単位面積1dm当たりの微細度F(以下、微細度とも略す)と相関を有し、本発明の電解用電極は、下記式によって表される、40以上の係数Vの値を有する金属多孔板を含むことを特徴とする;
係数V=Rs×Rc×F/100000。
係数Vとセル電圧低減効果とのグラフは、パンチングメッシュを使用した場合またはエキスパンドメタルを使用した場合のいずれでも近似した形状を有し、金属多孔板1の形状に関わらず使用され得る。また、エキスパンドメタルは、金属板を切り欠いて延伸し、圧延して表面を平坦化する工程を含むことを特徴とするため、図2Bの断面図および図3Bの断面図に示すように、断面は垂直ではなく傾斜しており、実施例に示す近似式が、係数V、特にRcの算出に使用され得る。
パンチングメッシュを使用する場合、係数Vが70以上であれば良好なセル電圧低減効果を得ることができ、エキスパンドメタルを使用する場合、係数Vが40以上であれば良好なセル電圧低減効果を得ることができる。パンチングメッシュを使用する場合とエキスパンドメタルを使用する場合との間で、良好なセル電圧低減効果を得ることができる係数Vの値に差がある理由は必ずしも明らかではないが、後述するように、エキスパンドメタルでは特に厚さ方向の形状がパンチングメッシュと異なるため、ガス放出などによる抵抗が原因と考えられる。
また、エキスパンドメタルを使用する場合、係数Vが同じ値であっても、SW/LW比が0.6を超えると、SW/LW比が0.45超0.60以下である場合と比較して、セル電圧低減効果が小さくなる。一方、SW/LW比が0.45以下であると、係数Vが同じ値であり、SW/LW比が0.45超0.60以下である場合と比較して、セル電圧低減効果が大きくなるため好ましい。これは、パンチングメッシュでは見られない現象であり、電極形状としてエキスパンドメタルを使用すると、SWとLWとの比は、パンチングメッシュよりもセル電圧低減効果に大きな影響を与える。これは、厚さ方向の角度などが電流分布に与える影響、発生したガスが電極表面から放出される際の抵抗などに起因すると考えられる。
本発明では、好ましくは、キスパンドメタルのメッシュの短路中心間距離SWは、2.0mm以下である。短路SWを2.0mm以下とすることによって、電解中の電流分布をさらに均等化することができる。
また、本発明では、好ましくは、キスパンドメタルのメッシュの厚さtは、0.5mm以下である。メッシュの厚さtを0.5mm以下とすることによって、パンチングメッシュよりも安価なエキスパンドメタルによって、メッシュ開口が比較的小さいメッシュを製造することができる。実際にメッシュを製造する場合、0.5mm超の厚さtを有する本発明のメッシュをエキスパンドメタルによって製造することは、エキスパンドメタルの製造プロセスでは非常に困難であることが知られている。
本発明による電解用電極では、金属多孔板1の係数Vの値が40以上であることのみが重要であり、他の構成については公知の構成を採用することができる。例えば、金属多孔板1としてエキスパンドメタルを使用する場合、板を剪断加工した後にエキスパンド加工することによって製造し、圧延などによって平坦化したチタンエキスパンドメタルを好適に使用することができる。電解用電極の表面に電極触媒材料、例えば、白金族金属酸化物、マグネタイト、フェライト、コバルトスピネルまたは混合金属酸化物のコーティングを形成して、電解電圧を低減してもよいことに留意されたい。
また、上述したように、本発明の電解用電極では、多層に積層した金属多孔板1を使用して、強度を確保してもよい。ただし、例えば、イオン交換膜電解装置の電極として使用する場合、イオン交換膜に接する側の金属多孔板1の係数Vの値は、40以上である必要がある
次に、本発明の電解装置について説明する。
図4は、本発明の電解装置の好ましい一実施形態による、隔膜を含む電解装置の断面図であり、本発明の電解装置は、好ましくは、イオン交換膜電解および食塩電解だけでなく、他の電解、水電解およびアルカリ水電解にも使用することができる。図に示すように、隔膜電解装置10は、隔膜11によってアノード室12とカソード室13とに分離されており、アノード室12およびカソード室13にはそれぞれアノード14およびカソード15が収容されている。図によって示される例では、アノード14は、アノード室12内でアノードリブのようにアノード給電体16に固定され、カソード15は、カソード室13内でカソード集電体17を介してカソード室13に固定されている。本発明のさらに好ましい実施形態の1つとして、カソード集電体は弾性を有し、アノード14、隔膜11およびカソード15が好ましい圧力で互いに密着した状態が維持されることに留意されたい。
隔膜電解装置10では、電極、特にアノード14には、本発明の上述した電解用電極が使用される。上述したように、本発明の電解用電極を隔膜電解装置10に適用することによって、従来よりも低い電圧で、電解液、例えば、アルカリ金属塩化物水溶液または水溶液を電解することができる。
隔膜電解装置10は、隔膜11によって、アノード14が収容されるアノード室12と、カソード15が収容されるカソード室13とに分離され、電極、特にアノード14に本発明の上述した電解用電極が使用されることのみが重要であり、他の構成については公知の隔膜電解装置の構成を採用することができる。
例えば、カソード15は、電解に通常使用されるカソードである限り特に限定されず、公知のカソードを使用することができ、例えば、ニッケルなどの耐食性金属から作製されたエキスパンドメタルを使用することができる。カソード15の表面には、白金族金属酸化物を含有する電極触媒材料のコーティングが形成されてもよいことに留意されたい。
また、図によって示される例では、アノード室12とカソード室13とがガスケット18を介して気密に積層されており、アノード14とカソード15との間の距離は、ガスケット18の厚さと、アノード給電体16およびカソード集電体17の長さとによって調整されている。カソード15と隔膜11との間については、隔膜11とカソード15とを実質的に密着させた状態で電解装置が運転されてもよいか、図に示すように約1~2mmの隙間を設けて電解装置が運転されてもよい。
図によって示される例では、一対のアノード室12およびカソード室13が積層されたユニット電解装置が示されているが、隔膜電解装置10は、複数のこのようなユニット電解装置が積層された電解装置であってよいことに留意されたい。また、本発明の電解装置は、アノード室およびカソード室の外面を互いに接続することによって両側にアノードおよびカソードを各々有するバイポーラユニットが隔膜を挟んで積層され、アノード室またはカソード室を有するアノード室ユニットおよびカソード室ユニットが隔膜を挟んで両端に積層された電解装置であってよい。
本発明の隔膜電解装置10を使用して食塩電解を行うには、アノード室12に設けられたアノード室入口12aから食塩水溶液を、カソード室13に設けられたカソード室入口13aから水酸化ナトリウムの希釈水溶液を供給しながら、両電極間に電流を流す。この時点で、カソード室13の圧力をアノード室12の圧力よりも高くして、隔膜11をアノード14に密着させて、隔膜電解装置10を効率よく運転することができる。アノード室12内のアノード室出口12bからは、電解生成物とともにアノード溶液が排出され、カソード室13内のカソード室出口13bからも電解生成物を含有するカソード溶液が排出されることに留意されたい。また、食塩電解を行う場合、隔膜としてイオン交換膜が使用される。
[実施例]
以下、実施例を使用して本発明をさらに詳細に説明する。
[実施例1(比較例)
下記表1に示す条件に従って、パンチングタイプのメッシュ用チタン基材にDSEコーティングを施すことによって得られたサンプルから形成された電解用アノードのサンプル1~16を製造し、図4に示すタイプのイオン交換膜電解装置にそれぞれ設置した。次いで、以下に示す電解条件に従って、食塩溶液の電解を行った。イオン交換膜電解装置の電解面積は1dmとし、隔膜にはAGC Inc.製のカチオン交換膜Flemion F-8080Aを使用し、カソード基材としてニッケルから作製された微細メッシュを使用し、De Nora Permelec Ltd製のNRG-Vをコーティングした活性カソードを使用したことに留意されたい。微細メッシュとは、微細な穿孔を有するエキスパンドメタル、または平織メッシュを意味する。また、隔膜と電極との間の隙間をゼロにするために、隔膜をプレスし、さらにカソードをアノードに対してプレスした構造を有するセル内で、カソードに給電するための構造として弾性体を使用して食塩電解を行った。
なお、表1のLW、SW、ST、t、S、F、RsおよびRcは以下の通りである(LW、SWおよびSTに関しては、図1の説明も参照されたい):
LW:長路中心間距離、mm、
SW:短路中心間距離、mm、
ST:ストランド(垂直メッシュ幅)、mm、
t:メッシュ厚さ、mm、
S:下記の計算によって算出されるメッシュ開口率、%:
Figure 0007236568000001
F:下記式によって算出される、単位面積1dm当たりの微細度、以下、微細度とも略す:
F=(100/LW)×(100/SW)
Rs:下記式によって算出される、単位面積1dm当たりの面軸(XY軸)の面積、cm/dm、以下、面軸面積とも略す:
Rs=(100-S)×100、および
Rc:単位面積1dm当たりの厚さ方向(Z軸)の面積、cm/dm、以下、厚さ方向面積とも略す、Rc=(図1の破線によって示される領域2、すなわち、1メッシュ当たりのメッシュ全周長)×F×t、具体的には下記式によって算出される:
Figure 0007236568000002
<電解条件>
アノード溶液として200±10g/LのNaClの水溶液を使用し、カソード溶液として32±0.5質量%のNaOHの水溶液を使用した。電解温度は86~88℃であり、電流密度は6kA/mであった。
<評価>
セル電圧が安定するまで(約20~30日間)運転を連続して行い、安定した後のセル電圧によって評価を行った。様々なメッシュの条件を変更した場合のセル電圧の結果を表1に示す。これらのセル電圧をいずれも、90℃、および32.0質量%のNaOHの条件に補正した値によって比較したことに留意されたい。セル電圧低減効果として、サンプル1の値を標準化し、値が大きいほど低減効果が大きいことを示す。
Figure 0007236568000003
表1は以下を示す。
サンプル1とサンプル2とを比較したところ、同じLW、SWおよびtを有し、STを変化させることによって面軸面積Rsがサンプル1の2.6倍となったサンプル2では、セル電圧が30mV低減した。
また、サンプル1とサンプル3とを比較したところ、同じLW、SWおよびSTを有し、tを1.67倍にすることによって厚さ方向面積Rcがサンプル1の1.67倍となったサンプル3では、セル電圧が11mV低減した。
さらに、サンプル1とサンプル4とを比較したところ、面軸面積Rsがサンプル1の2.6倍、厚さ方向面積Rcがサンプル1の1.25倍となったサンプル4では、セル電圧が37mV低減した。
次に、サンプル1とサンプル5とを比較したところ、面軸面積Rsがサンプル1の1.3倍となり、厚さ方向面積Rcがサンプル1の1.28倍となり、SWとLWとの比を同じに保ちつつ、STおよびtの値を同じに保ったままLWおよびSWを減少させることによって、微細度がサンプル1の1.78倍となったサンプル5では、セル電圧が47mV低減した。
また、面軸面積Rsがサンプル1の1.9倍となり、厚さ方向面積Rcがサンプル1の1.7倍となり、SWとLWとの比を同じに保ちつつ、STおよびtの値を同じに保ったままLWおよびSWをさらに減少させることによって、微細度がサンプル1の4.0倍となったサンプル9では、セル電圧が63mV低減した。
さらに、サンプル12~サンプル16については、サンプル1~サンプル12では0.5であるSW/LWを0.4に変更して行った。これは微細度が大きくなる条件であり、その結果、サンプル13では、セル電圧がサンプル8と比較して6mV低減した。
上記の結果により、鋭意研究を重ねた結果、セル電圧は、メッシュのRs、RcおよびFの乗算によって表される下記式によって表される係数Vと相関を有することが分かった:
係数V=Rs×RC×F/100000。
係数Vと表1のセル電圧との相関を図5に示す。図5から、セル電圧低減効果は、60付近の係数Vの値で大きく変化し、係数Vの値が70以上である場合に良好なセル電圧低減効果を得ることができることが分かる。
[実施例2(本発明)
以下では、表2に示すサンプル17~38について説明する。サンプル32、34、37および38のみが本発明による実施例である。他のサンプルは、比較例としてのみ示されている。下記表2に示す条件に従って、形状研究の要因が複雑になる、エキスパンドメタル用チタン基材にDSEコーティングを施すことによって得られたサンプルから形成された電解用アノードのサンプル17~38を製造し、図4に示すタイプのイオン交換膜電解装置にそれぞれ設置した。次いで、以下に示す電解条件に従って、食塩溶液の電解を行った。実施例1と同様に、イオン交換膜電解装置の電解面積は1dmとし、隔膜にはAGC Inc.製のカチオン交換膜Flemion(登録商標)F-8080Aを使用し、カソード基材としてニッケルから作製された微細メッシュを使用し、De Nora Permelec Ltd製のNRG(登録商標)-Vをコーティングした活性カソードを使用したことに留意されたい。
表2のLW、SW、ST、t、S、F、RsおよびRcは、表1と同じであり、基本的にはパンチングメッシュと同じ計算式を有する。ただし、実際には、エキスパンドメタルは、金属板を切り欠いて延伸し、圧延して表面を平坦化する工程を含むことを特徴とするため、図2Bに示すように、断面は垂直ではなく傾斜している。
そのため、エキスパンドメタルでは、図2Aおよび図3Aの斜線部分によって示される面積が存在するため、実際のメッシュ開口率Sは、実施例1に示されるメッシュ開口率Sに関する式の計算結果よりも小さくなる傾向がある。そこで、表面からの光に露光した際の投影面積、すなわち、図2Aおよび図3Aの白色部分の面積Aを実際の穿孔面積として顕微鏡によって測定し、この面積Aに基づいてメッシュ開口率Sを算出した。また、斜線部分および白色部分を除いた灰色部分の面積を面軸面積として使用してRsを算出した。斜線部分は、厚さ方向の面積を見た状態を示していることに留意されたい。
実際の厚さを観察することは困難であるため、下記式から厚さ方向面積Rcを単純に算出した。
また、顕微鏡によって、面積Aとともに長路中心間距離LWも測定し、面積AおよびLWから、菱形による穿孔形状を近似することによって短路中心間距離SWを算出し、面積A、LWおよびSWの値から、穿孔形状の菱形近似値に基づいて、下記式によって、図2Aの破線によって示される領域2、すなわち、1メッシュ当たりのメッシュ全周長Wを算出した。
図3Aに示すW、L1およびL2と、厚さ方向の幅の三角形近似値によるメッシュ厚さtとを使用して、厚さ方向面積Rcを決定し、これを下記式に示す:
Figure 0007236568000004
および
Figure 0007236568000005
<電解条件>
実施例1と同様に、アノード溶液として200±10g/LのNaClの水溶液を使用し、カソード溶液として32±0.5質量%のNaOHの水溶液を使用した。電解温度は86~88℃であり、電流密度は6kA/mであった。
<評価>
実施例1と同様に、セル電圧が安定するまで(約20~30日間)運転を連続して行い、安定した後のセル電圧によって評価を行った。様々なメッシュの条件を変更した場合のセル電圧の結果を表2に示す。これらのセル電圧をいずれも、90℃、および32.0質量%のNaOHの条件に補正した値によって比較したことに留意されたい。セル電圧低減効果として、サンプル17の値を標準化し、値が大きいほど低減効果が大きいことを示す。
Figure 0007236568000006
係数Vと表2のセル電圧との相関を図6に示す。図6から、エキスパンドメタルを使用した場合であっても、グラフはパンチングメッシュを使用した図5に近似した形状となることが分かる。また、エキスパンドメタルを使用した場合、係数Vが40以上であると、良好なセル電圧低減効果を得ることができることが分かる。
さらに、係数Vが同じ値であっても、SW/LW比が0.6を超えると、SW/LW比が0.45超0.60以下である場合と比較して、セル電圧低減効果が小さくなる。一方、SW/LW比が0.45以下であると、係数Vが同じ値であり、SW/LW比が0.45超0.60以下である場合と比較して、セル電圧低減効果が約10mV大きくなることが分かる。これは、パンチングメッシュでは見られない現象であり、電極形状としてエキスパンドメタルを使用すると、SWとLWとの比は、パンチングメッシュよりもセル電圧低減効果に大きな影響を与える。これは、厚さ方向の角度などが電流分布に与える影響、発生したガスが電極表面から放出される際の抵抗などに起因すると考えられる。
表1および表2の結果を総合的に考慮すると、表1のサンプル13および表2のサンプル34、37および38の構造、すなわち、0.35~0.5mmのメッシュ厚さt、2.9~3.2mmの長路中心間距離LW、1.1~1.4mmの短路中心間距離SW、および0.4~0.7mmのストランド(垂直メッシュ幅)STが最も好ましい。
したがって、本発明によれば、従来よりも低い電圧で純水、アルカリ水溶液またはアルカリ金属塩化物水溶液を電解する点で、さらに好ましい形状を有する電解用電極、およびそれを使用する電解装置が提供され得ることが分かる。
1.金属多孔板
2.1つのメッシュ領域
10.隔膜電解装置
11.隔膜
12.アノード室
12a.アノード室入口
12b.アノード室出口
13.カソード室
13a.カソード室入口
13b.カソード室出口
14.アノード
15.カソード
16.アノード給電体
17.カソード集電体
18.ガスケット

Claims (9)

  1. 下記式によって表される、40以上の係数Vの値を有する金属多孔板
    を備える電解用電極;
    係数V=Rs×Rc×F/100000
    (式中、Rsは、単位面積1dm当たりの平面方向表面積[cm/dm]であり、Rcは、単位面積1dm当たりの厚さ方向表面積[cm/dm]であり、Fは、微細度としても知られている単位面積1dm当たりのメッシュ開口数数/dm]である)
    前記金属多孔板が、エキスパンドメタルであり、前記エキスパンドメタルのメッシュの短路中心間距離SWと長路中心間距離LWとの比SW/LWが0.45以下である
  2. 係数Vの値が70以上である、請求項1に記載の電解用電極。
  3. 記エキスパンドメタルのメッシュの短路中心間距離SWが2.0mm以下である、請求項1または2に記載の電解用電極。
  4. 記エキスパンドメタルのメッシュの厚さtが0.5mm以下である、請求項1から3のいずれか一項に記載の電解用電極。
  5. 記エキスパンドメタルのメッシュの厚さtが0.35~0.5mm、前記長路中心間距離LWが2.9~3.2mm、前記短路中心間距離SWが1.1~1.4mm、ストランドSTが0.4~0.7mmである、請求項1から3のいずれか一項に記載の電解用電極。
  6. アノードと、
    カソードと、
    を備える電解装置であって、
    前記アノードおよび前記カソードのうちの少なくとも1つが、請求項1から5のいずれか一項に記載の電解用電極である電解装置。
  7. アノード室とカソード室とを分離するための隔膜が設けられている、請求項6に記載の電解装置。
  8. 前記隔膜が、イオン交換膜または多孔質膜である、請求項7に記載の電解装置。
  9. 前記隔膜と前記カソードまたは前記アノードとが接触している、請求項7または8に記載の電解装置。
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