JP7233966B2 - 回転電機 - Google Patents

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    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
    • H02K5/20Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof with channels or ducts for flow of cooling medium

Description

この発明は、冷却液体によりロータ及びステータを冷却する回転電機に関する。
例えば、特許文献1には、モータのロータにより回転されるロータ側回転部材の軸に設けられた油路に冷却油を通じて前記ロータを冷却すること、及びモータのステータを取り付ける構造体に設けられた冷却水路に冷却水を通じて前記ステータを冷却することが開示されている(特許文献1の[0037]、[0052])。
特許第5158861号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された冷却構造では、それぞれが発熱部材であるモータのロータ(磁性体及び磁石)及びステータのコイルを間接的に冷却する構造になっているので、冷却効率が低いという課題がある。
この発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、ステータとロータを効率よく冷却することを可能とする回転電機を提供することを目的とする。
この発明の一実施形態に係る回転電機(10、10A~10C)は、コイル(34)がリング状に配置されたステータ(36)と、
前記ステータ(36)の内側に同軸で配置され、前記ステータ(36)による励磁により回転する円筒状のロータ(44)と、からなるモータ本体(18)と、
前記モータ本体(18)の一主面側を覆う有底円筒状のモータカバー(20、20A、20B)と、を備える回転電機(10、10A~10C)であって、
前記モータカバー(20、20A、20B)の底面側内部に形成された冷却液体(CL)の液路(100)と、
前記液路(100)に形成され、前記冷却液体(CL)を前記ステータ(36)に噴射するステータ側噴射孔(107)と、前記冷却液体(CL)を前記ロータ(44)に噴射するロータ側噴射孔(108、110、136)と、を備え
前記回転電機(10、10A~10C)の回転軸(14)は、前記回転電機(10、10A~10C)の基台部(16)に設けられたボールベアリング(24)により軸支される軸部(26)と、前記軸部(26)が前記モータカバー(20、20A、20B)側に延びる先端部にナット(28)により底面が固定される有底円筒部(30)と、から構成され、
前記ロータ(44)が、前記有底円筒部(30)の外周側面に固定され、
前記ロータ側噴射孔(108、110、136)は、前記回転軸(14)の中心に指向する。
この発明の他の実施形態に係る回転電機(10、10A~10C)は、コイル(34)がリング状に配置されたステータ(36)と、
前記ステータ(36)の内側に同軸で配置され、前記ステータ(36)による励磁により回転する円筒状のロータ(44)と、からなるモータ本体(18)と、
前記モータ本体(18)の一主面側を覆う有底円筒状のモータカバー(20、20A、20B)と、を備える回転電機(10、10A~10C)であって、
前記モータカバー(20、20A、20B)の底面側内部に形成された冷却液体(CL)の液路(100)と、
前記液路(100)に形成され、前記冷却液体(CL)を前記ステータ(36)に噴射するステータ側噴射孔(107)と、前記冷却液体(CL)を前記ロータ(44)に噴射するロータ側噴射孔(108、110、136)と、を備え、
前記ロータ(44)は、
回転軸(14)の有底円筒部(30)の外周側面に固定され、前記ロータ側噴射孔(108、110、136)は、前記冷却液体(CL)が前記有底円筒部(30)の内周側に噴射する位置に設けられ、
前記有底円筒部(30)の内周側面には、吸入孔(111、112、113)が軸線に沿う位置にそれぞれ径方向に放射状に設けられ、
前記吸入孔(111、112、113)は、前記ロータ(44)のヨーク(38)内に設けられた放射状の液路(121、122、123)の一端側に連通され、前記液路(121、122、123)の他端側は、前記ロータ(44)の前記ヨーク(38)内に磁石(40)に平行して軸方向に設けられた液路(116)に連通し、前記液路(116)の軸方向の両端は、エンドプレート(48、50)に設けられた排出孔(131、132)に連通され、
前記有底円筒部(30)の内部空間に噴射された前記冷却液体(CL)が、前記吸入孔(111、112、113)、前記ヨーク(38)内の前記放射状の液路(121、122、123)、前記ヨーク(38)内の軸方向の前記液路(116)、及び前記排出孔(131、132)を通じて前記回転電機(10、10A~10C)の内部空間に排出される。
この発明によれば、モータカバーの底面側内部に形成された冷却液体の液路に形成したステータ側噴射孔とロータ側噴射孔から同時に冷却液体を噴射する。これにより、ステータとロータの両方を同時に冷却することができ、回転電機全体の冷却効率を向上させることができる。
図1は、実施形態に係る回転電機としてのモータを搭載した車両を、冷却系に着目して示す部分断面図である。 図2は、図1に示すモータにおける冷却液体の流れを示す部分拡大図である。 図3は、図1に示すモータのモータカバーの内部の冷却液体の液路に着目した部分拡大図である。 図4は、図1に示すモータのロータ内の冷却液体の液路に着目した部分横断面図である。 図5は、変形例1に係る回転電機としてのモータを搭載した車両を、冷却系に着目して示す部分断面図である。 図6は、変形例2に係る回転電機としてのモータを搭載した車両を、冷却系に着目して示す部分断面図である。 図7は、変形例3に係る回転電機としてのモータを搭載した車両を、冷却系に着目して示す部分断面図である。
この発明に係る回転電機について実施形態を挙げ、添付の図面を参照して以下に詳細に説明する。
なお、添付図面中の断面は、発明の理解の便宜のために、基本中心線以外の線に沿って断面している。
また、添付図面中、X1、X2方向は軸方向であって概ね水平方向を示し、Z1、Z2方向は軸直方向であって概ね鉛直方向を示す。さらに、Y1、Y2方向は、X1、X2方向と水平面内で直交する方向を示す。
[実施形態]
[構成]
図1は、実施形態に係る回転電機としてのモータ10を搭載した車両12の冷却系70に着目して示す軸方向の部分断面図である。車両12は、例えば電動自動二輪車である。
図2は、モータ10の内部における冷却液体の流れを示す部分拡大図である。
図3は、モータ10のモータカバー20の内部の冷却液体の液路に着目した軸直方向の部分断面図である。
図4は、モータ10のロータ44の内部の冷却液体の液路に着目した軸直方向の部分横断面図である。
図1に示すように、車両12のモータ10は、基本的には、基台部16と、モータ本体18と、モータカバー20とから構成されている。
基台部16とモータカバー20によりモータハウジング22が構成され、基台部16及びモータカバー20により形成される内部空間(モータハウジング22の内部空間)にモータ本体18が配置されている。
モータ10(基台部16)の軸線方向に沿って回転軸14が設けられている。回転軸14は、基台部16に設けられたボールベアリング24により軸支される軸部26と、軸部26がモータカバー20側に延びる先端部にナット28により固定される有底円筒部30とから構成されている。
回転軸14は、車両12の図示しない減速機に係合している。
モータ本体18は、ヨーク32に巻かれたコイル34がリング状(図4)に配置されたステータ36と、ヨーク38に磁石40が軸方向に埋め込まれたロータ44とから構成される。
ステータ36は、ブラケット46を介してボルト49により基台部16に固定されている。
ロータ44は、回転軸14を構成する有底円筒部30の外周側面に嵌合されている。
より詳しくは、ロータ44のヨーク38は、両端がエンドプレート48、50により挟持され、一方のエンドプレート48は、有底円筒部30の外周側面と鍔部60により支持され、他方のエンドプレート50は、有底円筒部30の外周側面とナット62により支持固定されている。
回転軸14を構成する有底円筒部30の底面部側の外周には、レゾルバロータ56が固定され、該レゾルバロータ56に対向するように、レゾルバステータ58がモータハウジング22の基台部16に固定されている。
基台部16に回転軸14及びモータ本体18が組み付けられた状態で、モータカバー20がボルト64を介して基台部16に取り付けられることで、モータ本体18がモータハウジング22内の空間に配置される。
[モータ10を搭載した車両12の冷却系70の構成]
冷却系70は、モータカバー20の底面側(図1中、X2方向)内部に形成された冷却液体の液路100を備えている。
モータカバー20内の液路100は、図3に示すように、図示しない電動ポンプから冷却液体、この実施形態では、例えば潤滑を兼ねる油が供給される供給口102を有し、供給口102から入口液路103を通じ軸中心に向かう直線液路104と、該直線液路104に連通し、入口液路103と直線液路104の交差部から円周方向に延在するC字状液路106とから構成されている。
直線液路104の先端部には、回転軸14の中心に指向する中心噴射孔(ロータ側噴射孔)108と、中心噴射孔108からオフセットした位置に設けられた中央噴射孔(ロータ側噴射孔)110とが設けられている。中心噴射孔108及び中央噴射孔110は、いずれか一方としてもよいが、有底円筒部30の内部空間に冷却液体CLが噴射される位置に設ける必要がある。
一方、C字状液路106には、円周に沿って略等間隔に、軸方向と平行に空間の内面側に冷却液体CLを噴射する噴射孔(ステータ側噴射孔)107が設けられている。噴射孔107は、コイル34に冷却液体CLが噴射される位置に設ける必要がある。
[モータ10を搭載した車両12の冷却系70の作用]
(1)ロータ44の冷却
図2、図3に示すように、電動ポンプ(不図示)から液路100の供給口102に供給(流入)される冷却液体CLは、入口液路103を通じ、直線液路104を介して中心噴射孔108及び中央噴射孔110からモータ10の内部空間に噴射される(図2)。
この場合、中心噴射孔108から噴射された冷却液体CLは、有底円筒部30の内部底面の中心(回転軸14の軸中心)位置に向かう。また、中央噴射孔110から噴射した冷却液体CLは、有底円筒部30の内部底面の中心からオフセットした内部底面位置に噴射される。
有底円筒部30の内部底面に噴射された冷却液体CLは、遠心力により有底円筒部30の内周側面に向かって流れる。
図1、図2に示すように、有底円筒部30の内周側面には、吸入孔111、112、113が、軸線に沿う3つの位置にそれぞれ放射状に設けられている(図4)。
図2、図4に示すように、吸入孔111、112、113は、ロータ44のヨーク38内に設けられた放射状の液路121、122、123の一端側に連通し、液路121、122、123の他端側は、ロータ44のヨーク38内に磁石40に平行して軸方向に設けられた液路116に連通する。液路116の軸方向の両端は、エンドプレート48、50に設けられた排出孔131、132に連通している。
排出孔131、132は、ロータ44の両底面側に臨む内部空間に連通している。
よって、電動ポンプ(不図示)から液路100の供給口102に供給(流入)され中心噴射孔108及び中央噴射孔110から有底円筒部30の内部空間に噴射された冷却液体CLは、遠心力により有底円筒部30の内周面に向かって流れ、遠心力によりさらに、吸入孔111、112、113及び液路121、122、123を伝って液路116で合流し、液路116から排出孔131、132を通じてモータ10の内部空間に排出される。
このような冷却液体CLの通流によりロータ44(ヨーク38及びヨーク38内に埋め込まれた磁石40)が冷却される。
円筒状のロータ44の両底面側のエンドプレート48、50に設けられた排出孔131、132からモータ10の内部空間に排出された冷却液体CLは、直接落下し、あるいは回転軸14又はステータ36に当接して降下し、オイルパン120に貯留される。
オイルパン120に貯留された冷却液体CLは、電動ポンプによりくみ上げられ、図示しないラジエータを通じて熱交換され、再び供給口102に供給される。
このようにして主にロータ44が直接冷却される。
(2)ステータ36の冷却
一方、電動ポンプ(不図示)から液路100の供給口102に供給され、図2に示すように、噴射孔107(図3も参照)から軸方向に向かって噴射された冷却液体CLは、ステータ36のコイル34中、オイルパン120の冷却液体CLで冷却されているコイル34(図4中、Z2方向の下部の3つのコイル34)を除くコイル34(図4中、下部の3個のコイル34を除く残りの9個のコイル34)に直接当接して冷却する。
コイル34に直接当接してコイル34を冷却した冷却液体CLは、コイル34を伝ってコイル34をさらに冷却しコイル34から落下し、オイルパン120に貯留される。
オイルパン120に貯留された冷却液体CLは、電動ポンプによりくみ上げられ、図示しないラジエータを通じて熱交換され、再び供給口102に供給される。
このように上記実施形態によれば、モータカバー20の底面側内部に形成された冷却液体CLの液路100に形成したステータ側噴射孔107とロータ側噴射孔108、110からステータ36のコイル34と、ロータ44が外嵌する回転軸14の有底円筒部30の内部空間とに向けてそれぞれ同時に冷却液体CLを噴射する。
この場合、ロータ44の内部には、有底円筒部30の内側面に形成された吸入孔111、112、113に連通し、且つエンドプレート48、50の排出孔131、132まで延びる液路121、122、123、116が形成されているので、液路121、122、123、116を通流する冷却液体CLによりロータ44を内部から効率よく冷却することができる。
よって、上記実施形態によれば、主な熱発生源であるステータ36のコイル34と、ロータ44のヨーク38と埋め込み磁石40(図4)とを、それぞれ同時に直接冷却することができるので、モータ10の冷却系70の冷却効率を向上させることができる。
[変形例]
上記実施形態は、以下のような変形も可能である。
なお、実施形態と同一構成については、同一の参照符号を付け、異なる部分だけを説明する。
<変形例1>
図5は、変形例1に係る回転電機としてのモータ10Aを搭載した車両12Aを、冷却系70Aに着目して示す部分断面図である。
変形例1に係る車両12Aのモータ10Aの冷却系70Aでは、回転軸14に固定された有底円筒部30の鍔部60の内周側に、中心方向に延びるリング状の突起130を一体的に設けている。
リング状の突起130を設けることで、ロータ44が外嵌する有底円筒部30の軸方向の内側面断面が凹部133を呈する。該凹部133により、遠心力で有底円筒部30の内側面に集まる冷却液体CLが溜まり易くなり、有底円筒部30の内側面に集まる冷却液体CLの殆どが、吸入孔111、112、113、116を通じて排出孔131、132から排出され、冷却効果を向上させることができる。
<変形例2>
図6は、変形例2に係る回転電機としてのモータ10Bを搭載した車両12Bを、冷却系70Bに着目して示す部分断面図である。
変形例2に係る車両12Bのモータ10Bの冷却系70Bでは、変形例1に係る冷却系70Aに対して、モータカバー20Aの底面側内部に形成された冷却液体CLの液路100に、有底円筒部30の内部空間まで膨出する中空棒状部134が新たに形成され、該中空棒状部134の先端部側に噴射孔136が設けられている。
中空棒状部134に設けられている噴射孔136は、軸方向に1個、該軸方向の噴射孔に連通し、軸直方向に4個(軸直方向の断面がクロス形)設けられている。
有底円筒部30の内部空間に進出するように設けられた中空棒状部134の噴射孔136により、冷却液体CLをより確実に、回転軸14の有底円筒部30の吸入孔111、112、113が位置する内部空間に噴射することができる。
中空棒状部134の先端部側に設けられた噴射孔136により、冷却液体CLを確実に、回転軸14の有底円筒部30の内底面及び内側面に噴射することができる。
なお、噴射孔136は、回転軸14の有底円筒部30の内側面側に向かう噴射孔のみとしても一定の冷却効果を達成することができる。以下に説明する変形例3でも同様である。
<変形例3>
図7は、変形例3に係る回転電機としてのモータ10Cを搭載した車両12Cを、冷却系70Cに着目して示す部分断面図である。
変形例3に係る車両12Cのモータ10Cの冷却系70Cでは、変形例2に係る冷却系70Bに対して、モータカバー20Bとは、別体の中空棒状部134Aを製作している。
なお、中空棒状部134Aは、モータカバー20Bの円筒状の膨出部138の底面にシール140を介して固着される。
中空棒状部134Aを別体で製作することにより、変形例2と同等の効果が達成でき、且つモータカバー20B及び中空棒状部134Aの量産(型抜き)が容易になる。
[実施形態から把握し得る発明]
ここで、上記実施形態及び変形例1~3から把握し得る発明について、以下に記載する。なお、理解の便宜のために構成要素には上記で(実施形態及び変形例1~3で)用いた符号をかっこ書きで付けているが、該構成要素は、その符号をつけたものに限定されない。
この発明に係る回転電機は、コイル(34)がリング状に配置されたステータ(36)と、
前記ステータ(36)の内側に同軸で配置され、前記ステータ(36)による励磁により回転する円筒状のロータ(44)と、からなるモータ本体(18)と、
前記モータ本体(18)の一主面側を覆う有底円筒状のモータカバー(20、20A、20B)と、を備える回転電機(10、10A~10C)であって、
前記モータカバー(20、20A、20B)の底面側内部に形成された冷却液体(CL)の液路(100)と、
前記液路(100)に形成され、前記冷却液体(CL)を前記ステータ(36)に噴射するステータ側噴射孔(107)と、前記冷却液体(CL)を前記ロータ(44)に噴射するロータ側噴射孔(108、110、136)と、を備える。
この発明によれば、モータカバー(20、20A、20B)の底面側内部に形成された冷却液体(CL)の液路(100)に形成したステータ側噴射孔(107)とロータ側噴射孔(108、110、136)から同時に冷却液体(CL)を噴射する。これにより、ステータ(36)とロータ(44)の両方を同時に冷却することができ、回転電機(10、10A~10C)全体の冷却効率を向上させることができる。
ここで、前記ロータ(44)は、
回転軸(14)の有底円筒部(30)の外周側面に固定され、
前記ロータ側噴射孔(108、110、136)は、前記冷却液体(CL)が前記有底円筒部(30)の内周側に噴射する位置に設けられている。
これによれば、回転軸(14)の有底円筒部(30)の内周側に溜まった冷却液体(CL)が、ロータ(44)の回転により円筒内周及び底面内周の全体に拡散されるので、回転軸(14)を通じてロータ(44)全体が効率的に冷却される。
また、前記有底円筒部(30)の開口側端部内周面に、軸中心方向に向かうリング状の突起(130)が設けられている。
これにより、ロータ(44)が外嵌する有底円筒部(30)の軸方向の内側面断面が凹部(133)になり、該凹部(133)に遠心力により冷却液体(CL)が溜まり易くなり冷却効果を向上させることができる。
さらに、前記モータカバー(20A、20B)の底面側内部に形成された冷却液体(CL)の液路(100)が、前記有底円筒部(30)の内部空間まで膨出する中空棒状部(134、134A)に形成され、該中空棒状部(134、134A)の先端部側に前記ロータ側噴射孔(136)が設けられている。
これによれば、有底円筒部(30)の内部空間まで膨出(進出)するように設けられた中空棒状部(134、134A)の噴射孔(136)により、冷却液体(CL)をより確実に、回転軸(14)の有底円筒部(30)の内部空間に噴射することができる。
さらに、前記中空棒状部(134A)が、前記モータカバー(20B)の底面側内部に形成された冷却液体(CL)の液路(100)とは別体に形成されていてもよい。
これにより、モータカバー(20B)に一体的に中空棒状部(134A)を設ける必要がないので、モータカバー(20B)の製作が容易になる。
さらにまた、前記中空棒状部(134、134A)の先端部側に設けられた噴射孔(136)は、前記冷却液体(CL)が前記有底円筒部(30)の内周側面に向かう位置に設けられていることが好ましい。
これによれば、ロータ(44)が外周側面に嵌合される有底円筒部(30)の内周側面により形成される断面形状が凹部(133)となる部分に冷却液体(CL)を直接噴射して当接させることができるので、冷却効果をより向上させることができる。
さらにまた、前記中空棒状部(134、134A)の先端部側に設けられた噴射孔(136)は、前記冷却液体(CL)が前記有底円筒部(30)の内周側面に向かう位置に設けられていることに加えて、前記冷却液体(CL)が前記有底円筒部(30)の内底面に向かう位置に設けられているようにしてもよい。
これによれば、ロータ(44)が外嵌する有底円筒部(30)の軸方向の内側断面の凹部(133)及び内底面に冷却液体(CL)を直接噴射することができるので、冷却効果をより一層向上させることができる。
なお、この発明は、上述の実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10、10A、10B、10C…モータ
12、12A、12B、12C…車両
14…回転軸 16…基台部
18…モータ本体 20、20A、20B…モータカバー
22…モータハウジング 26…軸部
30…有底円筒部 32、38…ヨーク
34…コイル 36…ステータ
40…磁石 44…ロータ
70、70A、70B、70C…冷却系
100…液路 102…供給口
103…入口液路 104…直線液路
106…C字状液路 107、108、110、136…噴射孔
111、112、113…吸入孔 120…オイルパン
121、122、123…液路 130…突起
131、132、133…排出孔 133…凹部
134、134A…中空棒状部 138…膨出部
CL…冷却液体

Claims (7)

  1. コイル(34)がリング状に配置されたステータ(36)と、
    前記ステータ(36)の内側に同軸で配置され、前記ステータ(36)による励磁により回転する円筒状のロータ(44)と、からなるモータ本体(18)と、
    前記モータ本体(18)の一主面側を覆う有底円筒状のモータカバー(20、20A、20B)と、を備える回転電機(10、10A~10C)であって、
    前記モータカバー(20、20A、20B)の底面側内部に形成された冷却液体(CL)の液路(100)と、
    前記液路(100)に形成され、前記冷却液体(CL)を前記ステータ(36)に噴射するステータ側噴射孔(107)と、前記冷却液体(CL)を前記ロータ(44)に噴射するロータ側噴射孔(108、110、136)と、を備え
    前記回転電機(10、10A~10C)の回転軸(14)は、前記回転電機(10、10A~10C)の基台部(16)に設けられたボールベアリング(24)により軸支される軸部(26)と、前記軸部(26)が前記モータカバー(20、20A、20B)側に延びる先端部にナット(28)により底面が固定される有底円筒部(30)と、から構成され、
    前記ロータ(44)が、前記有底円筒部(30)の外周側面に固定され、
    前記ロータ側噴射孔(108、110、136)が、前記回転軸(14)の中心に指向する
    回転電機。
  2. 請求項に記載の回転電機において、
    前記有底円筒部(30)の開口側端部内周面に、軸中心方向に向かうリング状の突起(130)が設けられている
    回転電機。
  3. 請求項又はに記載の回転電機において、
    前記モータカバー(20A、20B)の底面側内部に形成された冷却液体(CL)の液路(100)が、前記有底円筒部(30)の内部空間まで膨出する中空棒状部(134、134A)に形成され、該中空棒状部(134、134A)の先端部側に前記ロータ側噴射孔(136)が設けられている
    回転電機。
  4. 請求項に記載の回転電機において、
    前記中空棒状部(134A)が、前記モータカバー(20B)の底面側内部に形成された冷却液体(CL)の液路(100)とは別体に形成されている
    回転電機。
  5. 請求項又はに記載の回転電機において、
    前記中空棒状部(134、134A)の先端部側に設けられたロータ側噴射孔(136)は、前記冷却液体(CL)が前記有底円筒部(30)の内周側面に向かう位置に設けられている
    回転電機。
  6. 請求項に記載の回転電機において、
    前記中空棒状部(134、134A)の先端部側に設けられたロータ側噴射孔(136)は、前記冷却液体(CL)が前記有底円筒部(30)の内周側面に向かう位置に設けられていることに加えて、前記冷却液体(CL)が前記有底円筒部(30)の内底面に向かう位置に設けられている
    回転電機。
  7. コイル(34)がリング状に配置されたステータ(36)と、
    前記ステータ(36)の内側に同軸で配置され、前記ステータ(36)による励磁により回転する円筒状のロータ(44)と、からなるモータ本体(18)と、
    前記モータ本体(18)の一主面側を覆う有底円筒状のモータカバー(20、20A、20B)と、を備える回転電機(10、10A~10C)であって、
    前記モータカバー(20、20A、20B)の底面側内部に形成された冷却液体(CL)の液路(100)と、
    前記液路(100)に形成され、前記冷却液体(CL)を前記ステータ(36)に噴射するステータ側噴射孔(107)と、前記冷却液体(CL)を前記ロータ(44)に噴射するロータ側噴射孔(108、110、136)と、を備え、
    前記ロータ(44)は、
    回転軸(14)の有底円筒部(30)の外周側面に固定され、前記ロータ側噴射孔(108、110、136)は、前記冷却液体(CL)が前記有底円筒部(30)の内周側に噴射する位置に設けられ、
    前記有底円筒部(30)の内周側面には、吸入孔(111、112、113)が軸線に沿う位置にそれぞれ径方向に放射状に設けられ、
    前記吸入孔(111、112、113)は、前記ロータ(44)のヨーク(38)内に設けられた放射状の液路(121、122、123)の一端側に連通され、前記液路(121、122、123)の他端側は、前記ロータ(44)の前記ヨーク(38)内に磁石(40)に平行して軸方向に設けられた液路(116)に連通し、前記液路(116)の軸方向の両端は、エンドプレート(48、50)に設けられた排出孔(131、132)に連通され、
    前記有底円筒部(30)の内部空間に噴射された前記冷却液体(CL)が、前記吸入孔(111、112、113)、前記ヨーク(38)内の前記放射状の液路(121、122、123)、前記ヨーク(38)内の軸方向の前記液路(116)、及び前記排出孔(131、132)を通じて前記回転電機(10、10A~10C)の内部空間に排出される
    回転電機。
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