JP7233608B2 - 宇宙情報レコーダー、危険解析システム、危険解析方法、メガコンステレーション事業装置、ssa事業装置、ロケット打ち上げ事業装置、衛星事業装置、デブリ除去事業装置、軌道遷移事業装置、および、oadr - Google Patents

宇宙情報レコーダー、危険解析システム、危険解析方法、メガコンステレーション事業装置、ssa事業装置、ロケット打ち上げ事業装置、衛星事業装置、デブリ除去事業装置、軌道遷移事業装置、および、oadr Download PDF

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Description

本開示は、宇宙情報レコーダー、危険解析システム、危険解析方法、メガコンステレーション事業装置、SSA事業装置、ロケット打ち上げ事業装置、衛星事業装置、デブリ除去事業装置、軌道遷移事業装置、および、OADRに関する。
近年、数百から数千機に及ぶ大規模衛星コンステレーション、所謂メガコンステレーションの構築が始まり、軌道上における衛星の衝突のリスクが高まっている。また、故障により制御不能となった衛星、あるいは、ロケットの残骸といったスペースデブリが増加している。
このような宇宙空間における衛星およびスペースデブリといった宇宙物体の急激な増加に伴い、宇宙交通管制(STM)では、宇宙物体の衝突を回避するための国際的なルール作りの必要性が高まっている。
特許文献1には、同一の円軌道に複数の衛星から成る衛星コンステレーションを形成する技術が開示されている。
従来、米国のCSpOC(Combined Space Operations Center)が宇宙物体の監視を継続し、宇宙物体同士の接近あるいは衝突が予見された場合に警報を発令する仕組みが存在する。有人宇宙基地および商用通信衛星では、この警報に応じて必要と判断した場合に回避運用を実施している。
特開2017-114159号公報
宇宙空間のデブリの増加、メガコンステレーションの登場による衛星数の増加、および地上監視能力の向上に伴い、従来の米国CSpOCによる警報発令サービスの継続が難しくなっている。衛星コンステレーションに宇宙物体が侵入するか否かの判断には、宇宙状況監視(SSA:Space Situation Awareness)が必要となる。
また、宇宙を飛行する様々な宇宙物体を管理する複数の管理事業者が存在する。これらの管理事業者が連携して宇宙物体同士の接近あるいは衝突の解析をすることが必要である。
しかしながら、特許文献1には、複数の管理事業者が、宇宙物体の軌道情報を共有しつつ、接近あるいは衝突の解析を行う仕組みについては記載されていない。
本開示は、衛星コンステレーションを管理する衛星コンステレーション事業装置が、複数の管理事業装置と軌道情報を共有しつつ、接近あるいは衝突の危険解析を行う仕組みを提供することを目的とする。
本開示に係る宇宙情報レコーダーは、
宇宙を飛行する複数の宇宙物体を管理する管理事業者により利用される管理事業装置から、前記複数の宇宙物体の軌道の予報値である軌道予報情報を取得して記録する宇宙情報レコーダーであって、
100機以上の衛星により構成されたメガコンステレーションを構成する衛星群の管理事業装置であるメガコンステレーション事業装置から取得した、同一事業者により近傍高度に形成された異なる複数のコンステレーションのカテゴリーと、
同じ公称高度を飛翔して連携して同一ミッションを実現するコンステレーションごとの衛星群のカテゴリーと、
複数の軌道面のカテゴリーと、
前記複数の軌道面ごとのカテゴリーと、
個別衛星ごとのカテゴリーとのうち複数のカテゴリーを具備し、
カテゴリーごとに、軌道高度の上限値と下限値、あるいは、ノミナル高度と高度変動幅の情報が含まれる。
本開示に係る宇宙情報レコーダーによれば、衛星コンステレーションを管理する衛星コンステレーション事業装置が、複数の管理事業装置と軌道情報を共有しつつ、接近あるいは衝突の危険解析を行うことができるという効果がある。
複数衛星が連携して地球の全球に亘り通信サービスを実現する例。 単一軌道面の複数衛星が地球観測サービスを実現する例。 極域近傍で交差する複数の軌道面を有する衛星コンステレーションの例。 極域以外で交差する複数の軌道面を有する衛星コンステレーションの例。 衛星コンステレーション形成システムの構成図。 衛星コンステレーション形成システムの衛星の構成図。 衛星コンステレーション形成システムの地上設備の構成図。 衛星コンステレーション形成システムの機能構成例。 実施の形態1に係る危険解析システムにおける、メガコンステレーション事業装置以外の管理事業装置の構成例。 実施の形態1に係る危険解析システムにおけるメガコンステレーション事業装置の構成例。 実施の形態1に係る宇宙情報レコーダーに含まれる軌道予報情報の例。 衛星コンステレーションにおける定常運用段階の個別衛星のカテゴリーにおける軌道高度変動を示す図。 同一高度(公称)で単一ミッションを実現するコンステレーション衛星群の中で、同一軌道面内のカテゴリーにおける軌道面形状のばらつきを示す図。 同一軌道面内(定常運用においては同期運用)の衛星間相対変動を示す図。 同一高度(公称)で単一ミッションを実現するコンステレーション衛星群の中で、複数軌道面内のカテゴリーの変動要因を示す図。 コンステレーション衛星群のカテゴリーの高度変更を示す図。 同一事業者の近傍高度で異なるコンステレーション衛星群のカテゴリーの例を示す図。 実施の形態1に係る宇宙情報レコーダーに含まれるカテゴリーごとの軌道高度情報の構成例および利用形態例。 実施の形態1に係る宇宙情報レコーダーに含まれるカテゴリーごとの軌道高度情報の構成例および利用形態例。 実施の形態1に係る宇宙情報レコーダーに含まれるカテゴリーごとの軌道高度情報の構成例および利用形態例。 実施の形態1に係る宇宙情報レコーダーに含まれるカテゴリーごとの軌道高度情報の構成例および利用形態例。 実施の形態1に係る衛星コンステレーションの軌道高度をデブリが通過する際の警報の発令例を示す図である。 実施の形態1に係る侵入警報処理のフロー図である。 実施の形態1の変形例に係る危険解析システムにおける、メガコンステレーション事業装置以外の管理事業装置の構成例。 実施の形態1の変形例に係る危険解析システムにおけるメガコンステレーション事業装置の構成例。 実施の形態2に係るOADRの機能構成例を示す図。
以下、本開示の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一または相当する部分については、説明を適宜省略または簡略化する。また、以下の図面では各構成の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、実施の形態の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「表」、「裏」といった方向あるいは位置が示されている場合がある。それらの表記は、説明の便宜上、そのように記載しているだけであって、装置、器具、あるいは部品といった構成の配置および向きを限定するものではない。
実施の形態1.
以下の実施の形態に係る宇宙情報レコーダーの前提となる衛星コンステレーションの例について説明する。
図1は、地上に対し、複数衛星が連携して地球70の全球に亘り通信サービスを実現する例を示す図である。
図1は、全球に亘り通信サービスを実現する衛星コンステレーション20を示している。
同一軌道面を同一高度で飛行している複数の衛星の各衛星では、地上に対する通信サービス範囲が後続衛星の通信サービス範囲とオーバーラップしている。よって、このような複数の衛星によれば、地上の特定地点に対して、同一軌道面上の複数の衛星が時分割的に交互に交代しながら通信サービスを提供することができる。また、隣接軌道面を設けることにより、隣接軌道間の地上に対する通信サービスを面的に網羅することが可能となる。同様に、地球の周りに多数の軌道面を概ね均等配置すれば、全球に亘り地上に対する通信サービスが可能となる。
図2は、単一軌道面の複数衛星が地球観測サービスを実現する例を示す図である。
図2は、地球観測サービスを実現する衛星コンステレーション20を示している。図2の衛星コンステレーション20は、光学センサあるいは合成開口レーダといった電波センサである地球観測装置を具備した衛星が同一軌道面を同一高度で飛行する。このように、地上の撮像範囲が時間遅れで後続衛星がオーバーラップする衛星群300では、地上の特定地点に対して軌道上複数の衛星が時分割的に交互に交代しながら地上画像を撮像することにより地球観測サービスを提供する。
このように、衛星コンステレーション20は、各軌道面の複数の衛星からなる衛星群300により構成される。衛星コンステレーション20では、衛星群300が連携してサービスを提供する。衛星コンステレーション20とは、具体的には、図1に示すような通信事業サービス会社、あるいは、図2に示すような観測事業サービス会社による1つの衛星群から成る衛星コンステレーションを指す。
図3は、極域近傍で交差する複数の軌道面21を有する衛星コンステレーション20の例である。また、図4は、極域以外で交差する複数の軌道面21を有する衛星コンステレーション20の例である。
図3の衛星コンステレーション20では、複数の軌道面の各軌道面21の軌道傾斜角が約90度であり、かつ、複数の軌道面の各軌道面21が互いに異なる面に存在する。
図4の衛星コンステレーション20では、複数の軌道面の各軌道面21の軌道傾斜角が約90度ではなく、かつ、複数の軌道面の各軌道面21が互いに異なる面に存在する。
図3の衛星コンステレーション20では、任意の2つの軌道面が極域近傍の地点で交差する。また、図4の衛星コンステレーション20では、任意の2つの軌道面が極域以外の地点で交差する。図3では、極域近傍において、衛星30の衝突が発生する可能性がある。また、図4に示すように、軌道傾斜角が90度よりも傾斜している複数の軌道面の交点は軌道傾斜角に応じて極域から離れていく。また、軌道面の組合せによって赤道近傍を含む多様な位置で軌道面が交差する可能性がある。このため、衛星30の衝突が発生する可能性のある場所が多様化する。衛星30は人工衛星ともいう。
特に、近年、数百から数千機に及ぶ大規模衛星コンステレーションの構築が始まり、軌道上における衛星の衝突のリスクが高まっている。また、故障により制御不能となった人工衛星、あるいは、ロケットの残骸といったデブリが増加している。100機以上の衛星から構成された大規模衛星コンステレーションは、メガコンステレーションともいう。このようなデブリはスペースデブリともいう。
このように、宇宙空間におけるデブリ増加、および、メガコンステレーションを始めとする衛星数の急激な増加に伴い、宇宙交通管制(STM)の必要性が高まっている。
宇宙空間のデブリ増加、メガコンステレーション事業者の登場に伴う宇宙空間の物体総数の飛躍的増大、および、軌道上物体監視能力の向上に伴う情報量の飛躍的な増大により、宇宙物体の接近および衝突解析を、単一事業者が実施するのが困難になっている。
また定常運用をしている衛星は時々刻々軌道および姿勢制御をする。このため、軌道情報を高精度で把握するためには、時々刻々情報更新をする必要がある。特に数千機に及ぶメガコンステレーション事業者の衛星群の準リアルタイム情報を多数の事業者が共有することは困難な状況となりつつある。
一方で宇宙物体の接近および衝突といった危険リスクは増加する一方である。
このような状況で、メガコンステレーション衛星群を含む接近および衝突解析を実施し、危険が予見された場合に、詳細解析を実施できる合理的な仕組み作りが待望されている。
極軌道衛星により構成されるメガコンステレーションでは、極域に密集領域が存在して自システム内の衝突リスクがある。また、傾斜軌道衛星により構成するメガコンステレーションでは中緯度帯全域にわたり軌道面の交点が多数存在するため自システム内の衝突リスクがある。この衝突リスクが解消するために、法線ベクトルの異なる軌道面同士では軌道高度を変えることが有効である。これは軌道の交点が存在しない宇宙物体同士は衝突しないためである。
この衝突回避対策を採用した場合、公称軌道高度に対して、衛星群の実軌道高度のばらつきが大きくなるため、公称軌道高度情報だけを用いた接近および衝突解析では不十分である。軌道高度の相違を適切に反映した軌道情報の授受手段が必要不可欠である。
本実施の形態では、メガコンステレーション事業者が衝突解析に利用する個別衛星の高精度軌道情報と、他の事業者が利用する軌道情報をカテゴリーごとに分類する。そして、軌道高度に着目して上限値と下限値をカテゴリーごとに記載する宇宙情報レコーダーを提供する。
事業者の目的ごとにそれぞれ適切な情報の量と精度のカテゴリーを選ぶことにより、マクロレベルで粗精度の接近および衝突解析と、実証に衝突が予見される場合の高精度の衝突解析をそれぞれ合理的に実施できる。
ここで、図5から図8を用いて衛星コンステレーション20を形成する衛星コンステレーション形成システム600における衛星30と地上設備700の一例について説明する。
衛星コンステレーション形成システム600は、メガコンステレーション事業装置41、LEOコンステレーション事業装置42、および衛星事業装置43といった衛星コンステレーションを管理する管理事業者により利用される管理事業装置40に搭載される。LEOが、Low Earth Orbitの略語である。
また、衛星コンステレーション形成システム600による衛星制御方式は、衛星を制御する管理事業装置40にも適用される。具体的には、デブリ除去衛星を管理するデブリ除去事業装置45、ロケットを打ち上げるロケット打ち上げ事業装置46、および軌道遷移衛星を管理する軌道遷移事業装置44といった管理事業装置40に搭載されていてもよい。
衛星コンステレーション形成システム600による衛星制御方式は、宇宙物体60を管理する事業者の管理事業装置であれば、どのような管理事業装置に搭載されていても構わない。
なお、管理事業装置40の各装置については後述する。
図5は、衛星コンステレーション形成システム600の構成図である。
衛星コンステレーション形成システム600は、コンピュータを備える。図5では、1つのコンピュータの構成を示しているが、実際には、衛星コンステレーション20を構成する複数の衛星の各衛星30、および、衛星30と通信する地上設備700の各々にコンピュータが備えられる。そして、複数の衛星の各衛星30、および、衛星30と通信する地上設備700の各々に備えられたコンピュータが連携して、衛星コンステレーション形成システム600の機能を実現する。以下において、衛星コンステレーション形成システム600の機能を実現するコンピュータの構成の一例について説明する。
衛星コンステレーション形成システム600は、衛星30と地上設備700を備える。衛星30は、地上設備700の通信装置950と通信する衛星通信装置32を備える。図5では、衛星30が備える構成のうち衛星通信装置32を図示している。
衛星コンステレーション形成システム600は、プロセッサ910を備えるとともに、メモリ921、補助記憶装置922、入力インタフェース930、出力インタフェース940、および通信装置950といった他のハードウェアを備える。プロセッサ910は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。衛星コンステレーション形成システム600のハードウェアについては、図8において後述する地上設備700のハードウェアと同様である。
衛星コンステレーション形成システム600は、機能要素として、衛星コンステレーション形成部11を備える。衛星コンステレーション形成部11の機能は、ハードウェアあるいはソフトウェアにより実現される。
衛星コンステレーション形成部11は、衛星30と通信しながら衛星コンステレーション20の形成を制御する。
図6は、衛星コンステレーション形成システム600の衛星30の構成図である。
衛星30は、衛星制御装置31と衛星通信装置32と推進装置33と姿勢制御装置34と電源装置35とを備える。その他、各種の機能を実現する構成要素を備えるが、図6では、衛星制御装置31と衛星通信装置32と推進装置33と姿勢制御装置34と電源装置35について説明する。衛星30は、宇宙物体60の一例である。
衛星制御装置31は、推進装置33と姿勢制御装置34とを制御するコンピュータであり、処理回路を備える。具体的には、衛星制御装置31は、地上設備700から送信される各種コマンドにしたがって、推進装置33と姿勢制御装置34とを制御する。
衛星通信装置32は、地上設備700と通信する装置である。具体的には、衛星通信装置32は、自衛星に関する各種データを地上設備700へ送信する。また、衛星通信装置32は、地上設備700から送信される各種コマンドを受信する。
推進装置33は、衛星30に推進力を与える装置であり、衛星30の速度を変化させる。具体的には、推進装置33は、アポジキックモーターまたは化学推進装置、または電気推進装置である。アポジキックモーター(AKM:Apogee Kick Motor)は、人工衛星の軌道投入に使われる上段の推進装置のことであり、アポジモーター(固体ロケットモーター使用時)、またはアポジエンジン(液体エンジン使用時)とも呼ばれている。
化学推進装置は、一液性ないし二液性燃料を用いたスラスタである。電気推進装置としては、イオンエンジンまたはホールスラスタである。アポジキックモーターは軌道遷移に用いる装置の名称であり、化学推進装置の一種である場合もある。
姿勢制御装置34は、衛星30の姿勢と衛星30の角速度と視線方向(Line Of Sight)といった姿勢要素を制御するための装置である。姿勢制御装置34は、各姿勢要素を所望の方向に変化させる。もしくは、姿勢制御装置34は、各姿勢要素を所望の方向に維持する。姿勢制御装置34は、姿勢センサとアクチュエータとコントローラとを備える。姿勢センサは、ジャイロスコープ、地球センサ、太陽センサ、スター・トラッカ、スラスタおよび磁気センサといった装置である。アクチュエータは、姿勢制御スラスタ、モーメンタムホイール、リアクションホイールおよびコントロール・モーメント・ジャイロといった装置である。コントローラは、姿勢センサの計測データまたは地上設備700からの各種コマンドにしたがって、アクチュエータを制御する。
電源装置35は、太陽電池、バッテリおよび電力制御装置といった機器を備え、衛星30に搭載される各機器に電力を供給する。
衛星制御装置31に備わる処理回路について説明する。
処理回路は、専用のハードウェアであってもよいし、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサであってもよい。
処理回路において、一部の機能が専用のハードウェアで実現されて、残りの機能がソフトウェアまたはファームウェアで実現されてもよい。つまり、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの組み合わせで実現することができる。
専用のハードウェアは、具体的には、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGAまたはこれらの組み合わせである。
ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略称である。FPGAは、Field Programmable Gate Arrayの略称である。
図7は、衛星コンステレーション形成システム600が備える地上設備700の構成図である。
地上設備700は、全ての軌道面の多数衛星をプログラム制御する。地上設備700は、地上装置の例である。地上装置は、地上アンテナ装置、地上アンテナ装置に接続された通信装置、あるいは電子計算機といった地上局と、地上局にネットワークで接続されたサーバあるいは端末としての地上設備から構成される。また、地上装置には航空機、自走車両、あるいは移動端末といった移動体に搭載された通信装置を含んでも良い。
地上設備700は、各衛星30と通信することによって衛星コンステレーション20を形成する。地上設備700は、プロセッサ910を備えるとともに、メモリ921、補助記憶装置922、入力インタフェース930、出力インタフェース940、および通信装置950といった他のハードウェアを備える。プロセッサ910は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。地上設備700のハードウェアについては、図8を用いて後述する。
地上設備700は、機能要素として、軌道制御コマンド生成部510と、解析予測部520を備える。軌道制御コマンド生成部510および解析予測部520の機能は、ハードウェアあるいはソフトウェアにより実現される。
通信装置950は、衛星コンステレーション20を構成する衛星群300の各衛星30を追跡管制する信号を送受信する。また、通信装置950は、軌道制御コマンド55を各衛星30に送信する。
解析予測部520は、衛星30の軌道を解析予測する。
軌道制御コマンド生成部510は、衛星30に送信する軌道制御コマンド55を生成する。
軌道制御コマンド生成部510および解析予測部520は、衛星コンステレーション形成部11の機能を実現する。すなわち、軌道制御コマンド生成部510および解析予測部520は、衛星コンステレーション形成部11の例である。
図8は、衛星コンステレーション形成システム600の機能構成例を示す図である。
衛星30は、更に、衛星コンステレーション20を形成する衛星コンステレーション形成部11bを備える。そして、複数の衛星の各衛星30の衛星コンステレーション形成部11bと、地上設備700の各々に備えられた衛星コンステレーション形成部11とが連携して、衛星コンステレーション形成システム600の機能を実現する。なお、衛星30の衛星コンステレーション形成部11bは、衛星制御装置31に備えられていてもよい。
地上設備700は、プロセッサ910を備えるとともに、メモリ921、補助記憶装置922、入力インタフェース930、出力インタフェース940、および通信装置950といった他のハードウェアを備える。プロセッサ910は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
プロセッサ910は、プログラムを実行する装置である。プログラムは、地上設備700の機能を実現するプログラムである。図8では、地上設備700の機能を実現するプログラムは、衛星コンステレーションを形成する衛星コンステレーション形成プログラムである。
プロセッサ910は、演算処理を行うIC(Integrated Circuit)である。プロセッサ910の具体例は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)である。
メモリ921は、データを一時的に記憶する記憶装置である。メモリ921の具体例は、SRAM(Static Random Access Memory)、あるいはDRAM(Dynamic Random Access Memory)である。
補助記憶装置922は、データを保管する記憶装置である。補助記憶装置922の具体例は、HDDである。また、補助記憶装置922は、SD(登録商標)メモリカード、CF、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVDといった可搬の記憶媒体であってもよい。なお、HDDは、Hard Disk Driveの略語である。SD(登録商標)は、Secure Digitalの略語である。CFは、CompactFlash(登録商標)の略語である。DVDは、Digital Versatile Diskの略語である。
入力インタフェース930は、マウス、キーボード、あるいはタッチパネルといった入力装置と接続されるポートである。入力インタフェース930は、具体的には、USB(Universal Serial Bus)端子である。なお、入力インタフェース930は、LAN(Local Area Network)と接続されるポートであってもよい。
出力インタフェース940は、ディスプレイといった表示機器941のケーブルが接続されるポートである。出力インタフェース940は、具体的には、USB端子またはHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)端子である。ディスプレイは、具体的には、LCD(Liquid Crystal Display)である。
通信装置950は、レシーバとトランスミッタを有する。通信装置950は、具体的には、通信チップまたはNIC(Network Interface Card)である。
プログラムは、プロセッサ910に読み込まれ、プロセッサ910によって実行される。メモリ921には、プログラムだけでなく、OS(Operating System)も記憶されている。プロセッサ910は、OSを実行しながら、プログラムを実行する。プログラムおよびOSは、補助記憶装置922に記憶されていてもよい。補助記憶装置922に記憶されているプログラムおよびOSは、メモリ921にロードされ、プロセッサ910によって実行される。なお、プログラムの一部または全部がOSに組み込まれていてもよい。
地上設備700は、プロセッサ910を代替する複数のプロセッサを備えていてもよい。これら複数のプロセッサは、プログラムの実行を分担する。それぞれのプロセッサは、プロセッサ910と同じように、プログラムを実行する装置である。
プログラムにより利用、処理または出力されるデータ、情報、信号値および変数値は、メモリ921、補助記憶装置922、または、プロセッサ910内のレジスタあるいはキャッシュメモリに記憶される。
地上設備700の各部の「部」を「処理」、「手順」、「手段」、「段階」あるいは「工程」に読み替えてもよい。また、各部の「部」を「処理」に読み替えた「処理」を「プログラム」、「プログラムプロダクト」、「プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体」、または「プログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体」に読み替えてもよい。「処理」、「手順」、「手段」、「段階」あるいは「工程」は、互いに読み換えが可能である。
プログラムは、地上設備700の各部の「部」を「処理」、「手順」、「手段」、「段階」あるいは「工程」に読み替えた各処理、各手順、各手段、各段階あるいは各工程を、コンピュータに実行させる。
プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に格納されて提供されてもよい。また、各プログラムは、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
***構成の説明***
図9は、本実施の形態に係る危険解析システム500における管理事業装置40の構成例である。図9では、メガコンステレーション事業装置41以外の管理事業装置40の構成例を示している。
図10は、本実施の形態に係る危険解析システム500におけるメガコンステレーション事業装置41の構成例である。
危険解析システム500は、宇宙情報レコーダー100と管理事業装置40とを備える。危険解析システム500は、複数の宇宙物体のうち2つの宇宙物体が衝突するリスクを予め予見して衝突回避するシステムである。
宇宙情報レコーダー100は、宇宙を飛行する複数の宇宙物体を管理する管理事業者により利用される管理事業装置40から、複数の宇宙物体の軌道の予報値である軌道予報情報を取得して記録する。宇宙情報レコーダー100は、管理事業装置40に搭載されていてもよいし、管理事業装置40の各々と通信する別の装置でもよい。宇宙情報レコーダー100は、地上設備700に搭載されていてもよい。また、宇宙情報レコーダー100は、衛星コンステレーション形成システム600に搭載されていてもよい。
管理事業装置40は、人工衛星、あるいは、デブリといった宇宙物体60に関する情報を提供する。管理事業装置40は、人工衛星、あるいは、デブリといった宇宙物体60に関する情報を収集する事業者のコンピュータである。
管理事業装置40には、メガコンステレーション事業装置41、LEOコンステレーション事業装置42、衛星事業装置43、軌道遷移事業装置44、デブリ除去事業装置45、ロケット打ち上げ事業装置46、およびSSA事業装置47といった装置が含まれる。
メガコンステレーション事業装置41は、100機以上の衛星から構成されたメガコンステレーションを管理する。メガコンステレーション事業装置41は、大規模衛星コンステレーション、すなわちメガコンステレーション事業を行うメガコンステレーション事業者のコンピュータである。
LEOコンステレーション事業装置42は、低軌道コンステレーション、すなわちLEOコンステレーション事業を行うLEOコンステレーション事業者のコンピュータである。
衛星事業装置43は、1機から数機の衛星を扱う衛星事業者のコンピュータである。
軌道遷移事業装置44は、衛星の宇宙物体侵入警報を行う軌道遷移事業者のコンピュータである。
デブリ除去事業装置45は、デブリを回収する事業を行うデブリ除去事業者のコンピュータである。
ロケット打ち上げ事業装置46は、ロケット打ち上げ事業を行うロケット打ち上げ事業者のコンピュータである。
SSA事業装置47は、SSA事業、すなわち、宇宙状況監視事業を行うSSA事業者のコンピュータである。
管理事業装置40は、人工衛星、あるいは、デブリといった宇宙物体に関する情報を収集し、収集した情報を宇宙情報レコーダー100に提供する装置であれば、その他の装置でもよい。また、宇宙情報レコーダー100が、SSAの公開サーバ上に搭載される場合は、宇宙情報レコーダー100がSSAの公開サーバとして機能する構成でもよい。
なお、管理事業装置40から宇宙情報レコーダー100に提供される情報については、後で詳しく説明する。
図9の管理事業装置40は、プロセッサ910を備えるとともに、メモリ921、補助記憶装置922、および通信装置950といった他のハードウェアを備える。
図9の管理事業装置40は、機能要素として、判定部110と発令部120と記憶部140を備える。記憶部140には、宇宙情報レコーダー100が記憶されている。
判定部110と発令部120の機能は、ソフトウェアあるいはハードウェアにより実現される。記憶部140は、メモリ921に備えられる。あるいは、記憶部140は、補助記憶装置922に備えられていてもよい。また、記憶部140は、メモリ921と補助記憶装置922に分けられて備えられてもよい。
図10に示すように、メガコンステレーション事業装置41は、プロセッサ910を備えるとともに、メモリ921、補助記憶装置922、および通信装置950といった他のハードウェアを備える。
図10のメガコンステレーション事業装置41は、機能要素として、危険解析部410と記憶部140を備える。記憶部140には、宇宙情報レコーダー100が記憶されている。
危険解析部410の機能は、ソフトウェアあるいはハードウェアにより実現される。記憶部140は、メモリ921に備えられる。あるいは、記憶部140は、補助記憶装置922に備えられていてもよい。また、記憶部140は、メモリ921と補助記憶装置922に分けられて備えられてもよい。
図11は、本実施の形態に係る宇宙情報レコーダー100に含まれる軌道予報情報51の例を示す図である。
宇宙情報レコーダー100は、宇宙物体60の軌道の予報値が設定された軌道予報情報51を記憶部140に記憶する。宇宙情報レコーダー100は、例えば、複数の宇宙物体60を管理する管理事業者により利用される管理事業装置40から、複数の宇宙物体60の各々の軌道の予報値を取得し、軌道予報情報51として記憶してもよい。あるいは、宇宙情報レコーダー100は、複数の宇宙物体60の各々の軌道の予報値が設定された軌道予報情報51を管理事業者から取得し、記憶部140に記憶してもよい。
管理事業者は、衛星コンステレーション、各種の衛星、ロケット、およびデブリといった宇宙を飛行する宇宙物体60を管理する事業者である。また、上述したように、各管理事業者により利用される管理事業装置40は、メガコンステレーション事業装置41、LEOコンステレーション事業装置42、衛星事業装置43、軌道遷移事業装置44、デブリ除去事業装置45、ロケット打ち上げ事業装置46、およびSSA事業装置47といったコンピュータである。
軌道予報情報51には、衛星軌道予報情報52とデブリ軌道予報情報53とが含まれる。衛星軌道予報情報52には、衛星の軌道の予報値が設定されている。デブリ軌道予報情報53には、デブリの軌道の予報値が設定されている。本実施の形態では、衛星軌道予報情報52とデブリ軌道予報情報53とが軌道予報情報51に含まれる構成であるが、衛星軌道予報情報52とデブリ軌道予報情報53とが、個々の情報として記憶部140に記憶されていても構わない。
軌道予報情報51には、宇宙物体ID(Identifier)511、予報元期512、予報軌道要素513、および予報誤差514といった情報が設定される。
宇宙物体ID511は、宇宙物体60を識別する識別子である。図11では、宇宙物体ID511として、衛星IDとデブリIDが設定されている。宇宙物体は、具体的には、宇宙空間に打ち上げられるロケット、人工衛星、宇宙基地、デブリ除去衛星、惑星探査宇宙機、ミッション終了後にデブリ化した衛星あるいはロケットといった物体である。
予報元期512は、複数の宇宙物体の各々の軌道について予報されている元期である。
予報軌道要素513は、複数の宇宙物体の各々の軌道を特定する軌道要素である。予報軌道要素513は、複数の宇宙物体の各々の軌道について予報されている軌道要素である。図11では、予報軌道要素513として、ケプラー軌道6要素が設定されている。
予報誤差514は、複数の宇宙物体の各々の軌道において予報される誤差である。予報誤差514には、進行方向誤差、直交方向誤差、および誤差の根拠が設定されている。このように、予報誤差514には、実績値が内包する誤差量が根拠とともに明示的に示される。誤差量の根拠としては、計測手段、位置座標情報の精度向上手段として実施したデータ処理の内容、および、過去データの統計的評価結果の一部あるいはすべてが含まれる。
なお、本実施の形態に係る軌道予報情報51では、宇宙物体60について、予報元期512と予報軌道要素513が設定されている。予報元期512と予報軌道要素513により、宇宙物体60の近未来における時刻と位置座標を求めることができる。宇宙物体60についての近未来の時刻と位置座標が、軌道予報情報51に設定されていてもよい。
このように、軌道予報情報51には、元期と軌道要素、あるいは、時刻と位置座標を含む宇宙物体の軌道情報が具備され、宇宙物体60の近未来の予報値が明示的に示されている。
ここで、メガコンステレーション事業者の衛星コンステレーションについて、個別衛星のカテゴリー、同一軌道面のカテゴリー、複数軌道面のカテゴリー、公称の同一高度コンステレーションのカテゴリー、近傍複数軌道高度コンステレーションのそれぞれに着目して、軌道高度のばらつきおよび変動要因を分析して以下に分類する。
図12は、衛星コンステレーションにおける定常運用段階の個別衛星のカテゴリーにおける軌道高度変動を示す図である。
本実施の形態に係る衛星コンステレーションにおける定常運用段階の個別衛星のカテゴリーにおける軌道高度の変動要因には、以下の要因が含まれる。
<<軌道1周回の形状偏差>>
・地球扁平効果に起因する変動
・地球重力偏差に起因する変動
・離心率による偏差
<<軌道1周回の高度偏差>>
・極域上空/赤道上空
・近地点/遠地点
<<時間経過に伴う変動>>
・日変動
・季節変動
<<軌道・姿勢制御による変動>>
・増速による高度上昇
・減速による高度低下
・軌道傾斜角変化に伴う変動
<<大気抵抗に起因する減速による高度低下>>
<<公差、誤差>>
・設計上の計画軌道と実軌道の相違
・解析予測と実軌道の相違
図13は、同一高度(公称)で単一ミッションを実現するコンステレーション衛星群の中で、同一軌道面内のカテゴリーにおける軌道面形状のばらつきを示す図である。
同一高度(公称)で単一ミッションを実現するコンステレーション衛星群の中で、同一軌道面内のカテゴリーの変動要因には、以下の要因が含まれる。
<<軌道面形状のばらつき>>
・衛星間の離心率の相違
・衛星間の長径ベクトルの相違
図14は、同一軌道面内(定常運用においては同期運用)の衛星間相対変動を示す図である。
同一軌道面内(定常運用においては同期運用)の衛星間相対変動には、以下の要因が含まれる。
<<同一軌道面内(定常運用においては同期運用)の衛星間相対変動>>
・相対高度、位置調整のための軌道・姿勢制御の影響
・相対位置調整のための増速/減速効果
図15は、同一高度(公称)で単一ミッションを実現するコンステレーション衛星群の中で、複数軌道面内のカテゴリーの変動要因を示す図である。
同一高度(公称)で単一ミッションを実現するコンステレーション衛星群の中で、複数軌道面内のカテゴリーの変動要因には、以下の要因が含まれる。
<<同一高度(公称)で単一ミッションを実現するコンステレーション衛星群の中で、複数軌道面内のカテゴリーの変動要因>>
・衝突回避のため、軌道面毎に軌道高度を変更した場合の上限/下限
・軌道面毎に離心率を変更した場合の上限/下限
・軌道面毎に長径ベクトルを変更した場合の上限/下限
図16は、コンステレーション衛星群のカテゴリーの高度変更を示す図である。
コンステレーション衛星群の高度変更のカテゴリーには、以下の要因が含まれる。
<<コンステレーション衛星群の高度変更のカテゴリー>>
・衝突回避行動のための衛星群全体の高度上昇/下降
・衝突回避行動のための衛星群の一部の高度情報/下降
図17は、同一事業者の近傍高度で異なるコンステレーション衛星群のカテゴリーの例を示す図である。
具体例として、米国のメガコンステレーション事業者は、軌道高度約340kmに異なる3式の衛星コンステレーションを構築する計画を発表している。異なる高度の間では原則として複数衛星の同期運用はせず、通信ミッション実現のための連携動作もないと想定される。
さらに同一事業者が軌道高度約340kmの3式のコンステレーションの他に、軌道高度約550km、および、約1150kmにそれぞれ別のコンステレーションの構築を計画している。
さらに、誤差要因として、以下の要因があることに留意を要する。
<<時刻誤差>>
・衛星が具備する時計の誤差
・地上システムが追跡管制する運用時系統誤差
・予測誤差と実軌道の誤差
<<高度計測誤差>>
・衛星が具備するGPSの計測誤差
・地上からのレンジング誤差
・地上からのSSA事業者による計測誤差
・事業者が精密軌道決定後の高精度予測における誤差
<<位置計測誤差>>
・衛星が具備するGPSの計測誤差
・地上からのレンジング誤差
・地上からのSSA事業者による計測誤差
・事業者が精密軌道決定後の高精度予測における誤差
<<変動要因に起因するアンビギュイティ>>
・大気抵抗の変動
・太陽風の変動
図18から図21は、本実施の形態に係る宇宙情報レコーダー100に含まれるカテゴリーごとの軌道高度情報の構成例および利用形態例である。
図18から図21では、上記の高度変動要因を考慮した上で、カテゴリーごとに軌道高度情報を分類している。
宇宙情報レコーダー100は、以下のカテゴリーのうち複数のカテゴリーを具備する。
宇宙情報レコーダー100は、カテゴリーごとに、軌道高度の上限値と下限値、あるいは、ノミナル高度と高度変動幅の情報を含む。
・メガコンステレーションを構成する衛星群の管理事業装置であるメガコンステレーション事業装置41から取得した、同一事業者により近傍高度に形成された異なる複数のコンステレーションのカテゴリー。
・同じ公称高度を飛翔して連携して同一ミッションを実現するコンステレーションごとの衛星群のカテゴリー。
・複数の軌道面のカテゴリー。
・複数の軌道面ごとのカテゴリー。
・個別衛星ごとのカテゴリー。
図18に示すように、複数事業者のコンステレーションのカテゴリー601には、事業者A,B,・・・の情報が含まれている。
同一事業者のコンステレーションのカテゴリー602には、事業者Aが管理するコンステレーションの情報が設定されている。
例えば、事業者Aが管理する、各々が同一高度(公称)を有するコンステレーション340、550、1150の情報が設定されている。
コンステレーション340は、同一高度(公称)340kmのコンステレーションである。
コンステレーション550は、同一高度(公称)550kmのコンステレーションである。
コンステレーション1150は、同一高度(公称)1150kmのコンステレーションである。
同一事業者の近傍高度の異なるコンステレーションのカテゴリー603には、各同一高度(公称)コンステレーションが有するコンステレーションの情報が設定されている。
例えば、同一高度(公称)340kmのコンステレーション340に含まれるコンステレーションA,B,Cの情報が設定されている。
また、同一事業者の近傍高度の異なるコンステレーションのカテゴリー603は、コンステレーション340に対応して、コンステレーション群のカテゴリー504を有する。コンステレーション群のカテゴリー504には、コンステレーション群のIDと軌道高度の上限値と下限値、あるいは、ノミナル高度と高度変動幅の情報が含まれる。
この同一高度(公称)コンステレーション群に対応する、コンステレーション群のカテゴリー504は、図19に示すように、STM全般の議論といったマクロな議論に利用される。
各々の同一高度(公称)コンステレーションのカテゴリー604には、各同一高度(公称)コンステレーションの情報が設定される。
例えば、同一高度(公称)340kmのコンステレーション340に含まれるコンステレーションA,B,Cの各々の情報が設定されている。
図18から図21を用いて、各々の同一高度(公称)コンステレーションのカテゴリー604の構成について説明する。
ここでは、コンステレーションAの例を用いて説明する。
図18に示すように、同一高度(公称)コンステレーションのカテゴリー604は、各同一高度(公称)コンステレーションに対応して、各同一高度(公称)コンステレーションの衛星群のカテゴリー503を有する。
衛星群のカテゴリー503には、衛星群のIDと軌道高度の上限値と下限値、あるいは、ノミナル高度と高度変動幅の情報が含まれる。
この各同一高度(公称)コンステレーションに対応する、衛星群のカテゴリー503は、図19に示すように、STM事業者がメガコンステレーションの密集領域への宇宙物体の侵入を検知する際に用いられる。
各同一高度(公称)コンステレーションに含まれる軌道面のカテゴリー605には、各同一高度(公称)コンステレーションに含まれる軌道面の情報が設定される。
図18では、同一高度(公称)コンステレーションであるコンステレーションAに含まれる軌道面A,B,C,・・・の情報が設定されている。
また、軌道面ごとに、単一軌道面の衛星群のばらつきのカテゴリー502を有する。
単一軌道面の衛星群のばらつきのカテゴリー502には、軌道面のIDと軌道高度の上限値と下限値、あるいは、ノミナル高度と高度変動幅の情報が含まれる。
この単一軌道面の衛星群のばらつきのカテゴリー502は、図20に示すように、ロケット打ち上げ事業者あるいは軌道遷移衛星事業者による打ち上げ計画立案に利用される。また、軌道上のミッション終了後の軌道離脱であるPMDをする衛星事業者あるいはデブリ除去事業者によるデオービット計画立案に利用される。
また、各同一高度(公称)コンステレーションに含まれる各軌道面のカテゴリー606には、各同一高度(公称)コンステレーションに含まれる各軌道面の個別衛星の情報が設定される。
図18から図21に示すように、各同一高度(公称)コンステレーションに含まれる各軌道面のカテゴリー606は、個別衛星のばらつきのカテゴリー501を有する。
図21に示すように、例えば、コンステレーションAに含まれる軌道面Aの個別衛星のばらつきのカテゴリー501には、軌道面Aに含まれる衛星のIDと軌道高度の上限値と下限値、あるいは、ノミナル高度と高度変動幅の情報が含まれる。
この個別衛星のばらつきのカテゴリー501は、図21に示すように、メガコンステレーション事業者による衝突解析に利用される。また、SSA事業者による衝突警報あるいは接近警報の発令判定に利用される。
次に、本実施の形態に係る宇宙情報レコーダー100の利用の態様について説明する。
メガコンステレーション事業装置41が宇宙情報レコーダー100を利用する場合、自己の保有する衛星群の高精度軌道情報を予め保有しているので、高精度の接近衝突をメガコンステレーション事業装置41自身が実施することができる。しかし、メガコンステレーション事業装置41が、他の事業者が保有する宇宙物体あるいはデブリの情報をメガコンステレーション事業装置41の宇宙情報レコーダー100に含めて網羅的に扱うことは難しい。よって、先見情報としての接近警報、衝突警報、あるいはメガコンステレーション衛星の密集する領域への侵入警報をSSA事業者から取得することが合理的である。
<SSA事業装置47による宇宙情報レコーダー100の利用>
SSA事業装置47が宇宙情報レコーダー100を利用する場合、メガコンステレーション事業者の保有する衛星群全ての軌道情報をリアルタイムで更新するのは困難である。よって、SSA事業装置47は、衛星群としての軌道高度のばらつきを含めた情報を利用して、メガコンステレーション衛星の密集するエリアに、他事業者が保有する宇宙物体あるいはデブリが侵入する可能性の有無を解析評価するのが妥当である。
SSA事業装置は、密集領域へ侵入することが予見された場合は、メガコンステレーション事業装置と、当該宇宙物体事業装置に侵入警報を発令する。そして、SSA事業装置は、衝突の予見される個別衛星、当該衛星の含まれる軌道面の衛星群の高精度情報をメガコンステレーション事業装置から取得する。
この情報を使うことにより、特定衛星に対する接近および衝突解析を実施できるので、接近および衝突が予見される場合はメガコンステレーション事業者と、当該宇宙物体事業者に発令する。
またSSA事業装置47が侵入警報と共に、メガコンステレーション事業者に対して侵入する宇宙物体の高精度軌道情報を提供すれば、上述の如く、メガコンステレーション事業装置側でも高精度の接近および衝突解析を実施可能となる。
図22は、本実施の形態に係る衛星コンステレーションの軌道高度をデブリが通過する際の警報の発令例を示す図である。
図22を用いて、密集領域に対するデブリ通過時の侵入警報を発令するまでの手順を示す。宇宙情報レコーダー100に含まれるメガコンステレーション衛星群の軌道高度上限値と下限値を使えば、密集領域を通過する宇宙物体が侵入する入口と出口の時刻と座標、および速度ベクトルが解析できる。よって、SSA事業装置47は、これらの情報を侵入警報と共に、関係する事業者に通報する。
以上のように、メガコンステレーション事業装置41と、SSA事業者により利用されるSSA事業装置47を含む危険解析システム500は、以下の手順の危険解析方法を実施する。
なお、危険解析システム500は、宇宙情報レコーダー100と管理事業装置40とを備え、複数の宇宙物体のうち2つの宇宙物体が衝突するリスクを予め予見して衝突回避する。
・SSA事業装置47が、衛星群のカテゴリーに含まれる軌道高度情報によりメガコンステレーションの存在する軌道高度領域に宇宙物体が侵入する侵入警報をメガコンステレーション事業者に発令する手順。ここで、衛星群のカテゴリーとは、同じ公称高度を飛翔して連携して同一ミッションを実現するコンステレーションのカテゴリーのことである。
・メガコンステレーション事業装置41が、SSA事業装置47から取得した侵入警報と、侵入物体の軌道情報により、衝突するリスクが予見された2つの宇宙物体の接近あるいは衝突の危険を解析する危険解析を実施する手順。
<ロケット打ち上げ事業装置46による宇宙情報レコーダー100の利用>
ロケット打ち上げ事業装置46が宇宙情報レコーダー100を利用する場合、打ち上げを計画している時間帯において打ち上げ発射点上空を飛翔する可能性のある衛星群の軌道情報を使って、接近および衝突リスクのあるメガコンステレーション事業者に通報する。この際ロケット打ち上げ事業装置46は、打ち上げ時計画飛翔軌道の高精度軌道情報をメガコンステレーション事業者に提供すれば、メガコンステレーション事業装置41側で高精度の接近および衝突解析を実施可能となる。接近および衝突が予見される場合は、ロケット打ち上げ時刻を変更するか、あるいはメガコンステレーション側で衝突回避運用をすることで、衝突回避を実現する。
以上のように、メガコンステレーション事業装置41と、ロケット打ち上げ事業者により利用されるロケット打ち上げ事業装置46を含む危険解析システム500は、以下の手順の危険解析方法を実施する。
・ロケット打ち上げ事業装置46が、衛星群のカテゴリーに含まれる軌道高度情報によりメガコンステレーションの存在する軌道高度領域にロケットが通過する打ち上げ計画をメガコンステレーション事業者に通報する手順。
・メガコンステレーション事業装置41が、ロケット打ち上げ事業装置から取得した打ち上げ計画と、ロケットの軌道情報により、衝突するリスクが予見された2つの宇宙物体の接近あるいは衝突の危険を解析する危険解析を実施する手順。
<軌道遷移事業装置44による宇宙情報レコーダー100の利用>
軌道遷移する衛星事業者が宇宙情報レコーダー100を利用する場合、静止トランスファー軌道GTOの近地点から遠地点に軌道遷移する途中でメガコンステレーションの密集高度を通過する可能性がある。このため、予め軌道遷移の計画飛翔軌道の高精度軌道情報をメガコンステレーション事業者に提供すれば、メガコンステレーション事業者側で高精度の接近および衝突解析を実施可能となる。接近あるいは衝突が予見される場合は、軌道遷移時刻を変更するか、あるいはメガコンステレーション側で衝突回避運用をすることで、衝突回避をする。
以上のように、メガコンステレーション事業装置41と、軌道遷移する衛星を管理する軌道遷移事業者により利用される軌道遷移事業装置44を含む危険解析システム500は、以下の手順の危険解析方法を実施する。
・軌道遷移事業装置44が、衛星群のカテゴリーに含まれる軌道高度情報によりメガコンステレーションの存在する軌道高度領域に軌道遷移衛星が通過する軌道遷移計画をメガコンステレーション事業者に通報する手順。
・メガコンステレーション事業装置41が、軌道遷移事業装置44から取得した軌道遷移計画と、軌道遷移衛星の軌道情報により、2つの宇宙物体の接近あるいは衝突の危険を解析する危険解析を実施する手順。
<衛星事業装置43による宇宙情報レコーダー100の利用>
軌道離脱途中の衛星事業者あるいはデブリ除去事業者が、宇宙情報レコーダー100を利用する場合、高高度から軌道高度を降下させて大気圏突入させるまでの過程において、メガコンステレーションの密集高度を通過する可能性がある。このため、予め軌道遷移の計画飛翔軌道の高精度軌道情報をメガコンステレーション事業者に提供する。これにより、メガコンステレーション事業者側で高精度の接近および衝突解析を実施可能となる。接近あるいは衝突が予見される場合は、軌道効果のタイミングや速度を変更する、あるいは、メガコンステレーション側で衝突回避運用をすることで、衝突回避を実現する。
以上のように、メガコンステレーション事業装置41と、軌道離脱する衛星事業者により利用される衛星事業装置により利用される衛星事業装置43を含む危険解析システム500は、以下の手順の危険解析方法を実施する。
・衛星事業装置43が、衛星群のカテゴリーに含まれる軌道高度情報によりメガコンステレーションの存在する軌道高度領域に軌道離脱衛星が通過するデオービット計画をメガコンステレーション事業者に通報する手順。
・メガコンステレーション事業装置41が、衛星事業装置43から取得したデオービット計画と、軌道離脱衛星の軌道情報により、2つの宇宙物体の接近あるいは衝突の危険を解析する危険解析を実施する手順。
<デブリ除去事業装置45による宇宙情報レコーダー100の利用>
また、メガコンステレーション事業装置41と、デブリ除去衛星を管理するデブリ除去事業者により利用されるデブリ除去事業装置45を含む危険解析システム500は、以下の手順の危険解析方法を実施する。
・デブリ除去事業装置45が、衛星群のカテゴリーに含まれる軌道高度情報によりメガコンステレーションの存在する軌道高度領域にデブリ除去衛星が通過するデオービット計画をメガコンステレーション事業者に通報する手順。
・メガコンステレーション事業装置41が、デブリ除去事業装置45から取得したデオービット計画と、デブリ除去衛星の軌道情報により、2つの宇宙物体の接近あるいは衝突の危険を解析する危険解析を実施する手順。
以上にように、メガコンステレーション事業装置41は、宇宙情報レコーダー100を具備し、本実施の形態に係る危険解析方法を実行する。
また、SSA事業装置47は、宇宙情報レコーダー100を具備し、本実施の形態に係る危険解析方法を実行する。
また、ロケット打ち上げ事業装置46は、宇宙情報レコーダー100を具備し、本実施の形態に係る危険解析方法を実行する。
また、衛星事業装置43は、宇宙情報レコーダー100を具備し、本実施の形態に係る危険解析方法を実行する。
また、デブリ除去事業装置45は、宇宙情報レコーダー100を具備し、本実施の形態に係る危険解析方法を実行する。
また、軌道遷移事業装置44は、宇宙情報レコーダー100を具備し、本実施の形態に係る危険解析方法を実行する。
***動作の説明***
図23は、本実施の形態に係る侵入警報処理の例を示すフロー図である。
また、図22は、本実施の形態に係る衛星コンステレーション20を通過するデブリの予測軌道と侵入警報111の例を示す図である。
<宇宙物体侵入警報処理S100の動作>
ステップS101において、判定部110は、衛星軌道予報情報52とデブリ軌道予報情報53とに基づいて、衛星コンステレーション20を形成する複数の衛星が飛行する軌道または領域である衛星軌道領域301をデブリが通過するか否かを判定する。具体的には、衛星軌道領域301は、衛星コンステレーション20が形成された軌道である。衛星軌道領域301をデブリが通過すると判定されると、処理はステップS102に進む。衛星軌道領域をデブリが通過すると判定されない場合、ステップS101の処理を繰り返す。
ステップS102において、判定部110は、デブリが通過する予測時刻と予測位置座標と予測速度ベクトル情報とを含む侵入警報111を生成する。
図22では、軌道高度Akmの衛星コンステレーションAと軌道高度Bkmの衛星コンステレーションBが形成された衛星軌道領域301をデブリが通過する様子を示している。判定部110は、衛星軌道予報情報52とデブリ軌道予報情報53とに基づいて、デブリの予測軌道が衛星コンステレーションを通過するか否かを判定する。図22では、衛星コンステレーションAの入口と出口、および、衛星コンステレーションBの入口と出口が衛星コンステレーション20の通過点となる。
判定部110は、これらの4箇所の通過点の各々について、通過時に予測される(時刻、座標、速度ベクトル)を含む侵入警報111を生成する。
ステップS103において、発令部120は、侵入警報111を、衛星軌道領域301を飛行する衛星を管理する管理事業者により利用される管理事業装置40に通知する。具体的には、発令部120は、前記衛星コンステレーションを運用する衛星コンステレーション事業者により用いられる衛星コンステレーション事業装置に侵入警報を通知する。衛星コンステレーション事業装置は、メガコンステレーション事業装置41、LEOコンステレーション事業装置42、あるいは衛星事業装置43のような衛星コンステレーション事業を行う事業者である。
<衛星コンステレーション形成システムによる衝突回避について>
図5から図8で説明した衛星コンステレーション形成システム600は、宇宙情報レコーダー100による侵入警報111に基づいて、衛星コンステレーション20に侵入するデブリを回避するように衛星コンステレーション20を制御する。
また、図5から図8に示すように、衛星コンステレーション形成システム600が地上設備700に搭載されていてもよい。その場合、地上設備700は、宇宙情報レコーダー100による侵入警報111に基づいて、衛星軌道領域301に侵入するデブリと衛星コンステレーション20を構成する衛星との衝突を回避する回避行動を制御する。
衛星コンステレーション事業者は、衛星コンステレーション形成システム600により、少なくとも全ての衛星を一斉に増速ないし減速するといった方法により、全ての衛星の相対位置関係を著しく狂わすことなく衝突回避をする運用が可能である。よって、衛星コンステレーション形成システム600は、本実施の形態に係る侵入警報111により、デブリ衝突を回避することができる。
***本実施の形態の効果の説明***
本実施の形態に係る危険解析システムによれば、メガコンステレーション衛星群の軌道情報をカテゴリーごとに表示することにより利用目的別に情報量と精度を適正化することができる。よって、本実施の形態に係る危険解析システムによれば、情報処理時間を短縮してマンパワーを削減するとともに、宇宙物体の衝突回避を実現するための合理的な方法を提供することができる。
本実施の形態に係る宇宙情報レコーダーでは、メガコンステレーション事業者が衝突解析に利用する個別衛星の高精度軌道情報と、他の事業者が利用する軌道情報をカテゴリーごとに分類し、軌道高度に着目して上限値と下限値をカテゴリーごとに記載する。事業者の目的ごとにそれぞれ適切な情報の量と精度のカテゴリーを選ぶことにより、マクロレベルで粗精度の接近および衝突解析と、実証に衝突が予見される場合の高精度の衝突解析をそれぞれ合理的に実施できる。よって、本実施の形態に係る宇宙情報レコーダーを用いることにより、労力削減に伴う時間短縮および人員削減の効果がある。
***他の構成***
本実施の形態では、宇宙情報レコーダー100の機能がソフトウェアで実現される。変形例として、宇宙情報レコーダー100の機能がハードウェアで実現されてもよい。
図24は、本実施の形態に係る危険解析システム500における管理事業装置40の構成例である。図24では、メガコンステレーション事業装置41以外の管理事業装置40の構成例を示している。
図25は、本実施の形態に係る危険解析システム500におけるメガコンステレーション事業装置41の構成例である。
管理事業装置40は、プロセッサ910に替えて電子回路909を備える。
電子回路909は、宇宙情報レコーダー100の機能を実現する専用の電子回路である。
電子回路909は、具体的には、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、ASIC、または、FPGAである。GAは、Gate Arrayの略語である。
宇宙情報レコーダー100の機能は、1つの電子回路で実現されてもよいし、複数の電子回路に分散して実現されてもよい。
別の変形例として、管理事業装置40の一部の機能が電子回路で実現され、残りの機能がソフトウェアで実現されてもよい。
プロセッサと電子回路の各々は、プロセッシングサーキットリとも呼ばれる。つまり、宇宙情報レコーダー100の機能は、プロセッシングサーキットリにより実現される。
実施の形態2.
本実施の形態では、主に、実施の形態1と異なる点および実施の形態1に追加する点について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1と同様の機能を有する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
SSA事業者がデブリの衝突予測解析を実施して、メガコンステレーションを構成する衛星と接近ないし衝突するリスクが判明した場合は、以下のように、メガコンステレーション事業者側が回避行動を判断するのが合理的である。個別衛星に対する接近あるいは衝突警報とは異なり、メガコンステレーションを構成する軌道高度の通過予報としてメガコンステレーション事業者に侵入警報が発令される。そして、メガコンステレーション事業者側が該当する衛星を識別し、回避行動を判断する。また密集軌道面あるいは極域といった密集領域に対する警報についても同様に、密集領域に対する侵入警報を発令して、対処行動についてはデブリ除去事業者への委託を含めた仕組みを作るのが合理的である。
メガコンステレーション事業者の衛星群の軌道情報をカテゴリー別に表示した宇宙物体レコーダーを提供する態様が必要である。また、衛星群のカテゴリー情報に基づきメガコンステレーション衛星群の密集領域に侵入が予見された宇宙物体の高精度接近および衝突解析を、メガコンステレーション事業者側が実施する接近および衝突解析方法が必要となる。
宇宙物体の軌道情報をOADR(Open Architecture Data Repository)と呼ばれる公開情報システムを構築して事業者が情報共有し、宇宙物体の飛行安全を確保する検討が進められている。
本実施の形態では、OADRと呼ばれる公開情報システムにより宇宙物体の飛行安全を確保する態様について説明する。
国際連携の公的機関としてOADRを整備する場合には、事業者に対して国境を超えて指示あるいは要請をする権限が付与される可能性がある。
例えば世界各国の事業者が保有する宇宙物体の軌道情報を一元的に管理する上で、国際的な合意に基づくルールの下でOADRに軌道情報を提供する指示あるいは要請ができれば合理的である。
特定の国が公的機関としてOADRを整備する場合には、当該国の事業者に対して指示あるいは要請をする権限が付与される可能性がある。
一方で、当該国の事業者には無条件で情報を公開し、それ以外の事業者には条件付きで情報を公開する仕組みとなる可能性もある。
公開条件としては、有償化、価格設定、開示項目制限、開示情報の精度制限、開示頻度制限、あるいは、特定事業者に対する非開示、などが設定可能である。
例えば、当該国とそれ以外で、無償か有償かの相違、あるいは、情報取得の対価の相違が発生する可能性がある。OADRによる公開条件の設定が、宇宙交通管理の仕組み作り、あるいは、産業競争力の観点で影響力を持つことになる。
安全保障に資する宇宙物体の秘匿情報は、国が公的機関として整備するOADRとして保有しつつも、対外的には非公開とするのが合理的となる。このため、OADRは情報公開を目的とするデータベースの他に、非公開情報を格納するデータベースを具備する可能性もある。
また、民間事業者が保有する宇宙物体情報の中にも、企業秘密等の理由で一般公開できない情報が存在する。また、時々刻々マヌーバ制御をしていることにより、情報量あるいは更新頻度が膨大となり、一般公開するのが妥当ではない情報も存在する。
宇宙物体の接近あるいは衝突に関わる危険解析および分析評価をする場合には、宇宙物体の秘匿性有無に関わらず、すべての宇宙物体の軌道情報を対象とする必要がある。このため公的機関としてのOADRが秘匿情報を含めて危険解析を実施して、分析評価の結果として危険が予見された場合には、公開対象あるいは公開内容に制限を付けて、条件付き公開をするのが合理的である。例えば、公開可能な情報に加工した上で、危険回避に寄与する開示対象に危険のある時間帯の軌道情報だけを公開するといった、公開対象あるいは公開内容に制限を付けて、条件付き公開をするのが合理的である。
将来、軌道上物体が増加して、接近あるいは衝突リスクが増大した場合に、デブリ除去事業者が危険なデブリを除去する手段、あるいは、メガコンステレーション事業者が軌道位置あるいは通過タイミングを変更して衝突回避する手段といった、多様な危険回避対策が必要となる。公的機関であるOADRが、事業者に対して危険回避行動の実行を指示ないし要請できれば、宇宙の飛行安全を確保する上で絶大な効果が期待できる。
宇宙事業に経験が浅く、危険回避に資する情報に乏しい新興国ベンチャー事業者、あるいは大学といった機関が管理する宇宙物体が存在する。このような宇宙事業に経験が浅く、危険回避に資する情報に乏しい機関が管理する宇宙物体が、メガコンステレーションの飛翔する軌道高度帯に侵入することが予見された場合は、OADRが仲介して必要な事業者に情報送信することにより、迅速かつ効果的に危険回避が可能となる。
また、民間事業者に対して危険回避対策の実行、あるいは、宇宙保険を斡旋ないし紹介することで、宇宙交通管理の促進と産業化にも寄与できる。
OADRの実現形態としては、以下のような形態がある。
・公開データベースのみを具備する形態。
・危険解析手段、衝突回避支援手段、あるいは宇宙状況把握(SSA)手段を保有して、主体的に危険回避に寄与する形態。
・事業者に対する指示、要請、斡旋、あるいは紹介を実施して、情報管理により危険回避に寄与する形態。
OADRの実現形態としては、上記の形態の他にも多様な可能性がある。
なお、「OADRが方法の実施を斡旋する」とは、例えば、危険解析方法あるいは宇宙交通管理方法といった方法を実施する主体がOADR以外の複数の外部事業装置であり、OADRが強制的に命令するわけではなく、複数の事業装置の間を仲介して実施を促す場合を表している。「OADRが危険解析方法の実施を斡旋する」を言い換えると、例えば、「OADR以外の複数の外部事業装置が協力して危険解析方法を実施するようOADRが仲介する」ともいう。あるいは、「仲介」は「指導」に置き換えてもよい。
以下に本実施の形態に係るOADRの構成例について説明する。
図26は、本実施の形態に係るOADR800の機能構成例を示す図である。
<OADRの構成例1>
OADR800は、宇宙情報レコーダー100を具備する。
OADR800は、公開データベースであるデータベース810として、実施の形態1で説明した構成の宇宙情報レコーダー100を具備する。
OADR800が宇宙情報レコーダー100を具備することで、膨大な機数に及ぶメガコンステレーション事業者の軌道情報をカテゴライズして事業者間で情報共有することにより、危険回避を迅速かつ合理的に実施できるという効果がある。
<OADRの構成例2>
また、OADR800は、メガコンステレーション事業装置と、SSA事業装置と、衛星事業装置と、デブリ除去事業装置と、軌道遷移事業装置との全てまたは一部と情報授受して、実施の形態1で説明した危険解析方法によりメガコンステレーション事業装置に実行を指示または要請する。
国際連携の公的機関としてOADRを整備する場合には、事業者に対して国境を超えて指示や要請をする権限が付与される可能がある。特定の国が公的機関としてOADRを整備する場合には、当該国の事業者に対して指示あるいは要請をする権限が付与される可能がある。このため危険解析をメガコンステレーション事業者に対して指示または要請を迅速かつ合理的に実施できるという効果がある。
<OADRの構成例3>
図26に示すように、OADR800は、宇宙物体の軌道情報を公開する公開情報システムである。OADR800は、宇宙物体の軌道情報を格納するデータベース810とサーバ820を具備する。サーバ820は、宇宙情報を管理する宇宙情報管理サーバともいう。
データベース810が、非公開情報を格納する第一のデータベース811と、公開情報を格納する第二のデータベース812を具備する。
宇宙情報管理サーバであるサーバ820が、第一のデータベース811と第二のデータベース812を参照して危険解析をする。そして、サーバ820は、第二のデータベース812の無償公開情報と、有償公開情報を識別管理する。
なお、図26では、データベース810は宇宙情報レコーダー100の構成を有しているが、その他の構成を有するデータベースでもよい。
宇宙物体の中には安全保障上の必要性により軌道情報を非公開とする宇宙物体が含まれる。一方、接近あるいは衝突といった危険解析を実施する際には非公開情報を含めて危険解析を実施する必要がある。よって、情報漏洩のリスク回避のためにデータベースを分離するのが合理的である。
また公開情報の中に無償公開情報と有償公開情報が混在する可能性もあり、OADRで情報公開する際に識別管理する必要がある。
OADRが一元的に非公開データを公開データから分離した上で、公開情報の有償あるいは無償の識別管理することにより、Need to Knowの原則に即し、適切な情報管理が可能となる。
<OADRの構成例4>
また、宇宙情報管理サーバであるサーバ820が、第一のデータベース811と第二のデータベース812を参照して危険解析をし、サーバ820は、第二のデータベース812の無条件公開情報と、条件付き公開情報を識別管理する、としてもよい。
特定の国が公的機関としてOADRを整備する場合に、当該国の事業者には無条件で情報を公開し、それ以外の事業者には条件付きで情報を公開するのが合理的となる。条件としては、有償化、価格設定、開示項目制限、開示情報の精度制限、開示頻度制限、特定事業者に対する非開示、などが設定可能である。
<OADRの構成例5>
図26に示すように、OADR800は、データベース810として宇宙情報レコーダー100を具備する。
そして、宇宙情報レコーダー100は、公開情報を格納する第一のデータベース811と非公開情報を格納する第二のデータベース812を具備する。
サーバ820は、非公開情報を含む宇宙物体情報を、宇宙交通管理装置と、SSA事業装置(宇宙状況監視事業装置)と、衝突回避支援事業装置と、メガコンステレーション事業装置と、デブリ除去事業装置の全てまたは一部の事業装置から取得して第二のデータベース812に格納する。宇宙交通管理装置は、例えば、CSpOCに具備される。
なお米国CSpOCでは従来双方向回線は具備せず、一方向的に危険警報を報知してきたが、CSpOCが宇宙交通管理装置を具備すれば、宇宙交通管理装置により他事業装置と双方向の通信回線を通じて宇宙交通管理に寄与することも可能となる。
また、サーバ820は、公開対象と公開内容を限定する条件付き公開情報を生成して第一のデータベース811に格納する。
そして、サーバ820は、SSA事業装置と、衝突回避支援事業装置と、メガコンステレーション事業装置と、デブリ除去事業装置と、宇宙保険を扱う宇宙保険事業装置と、の中の特定事業装置に限定して条件付き公開情報を送信する。
CSpOCが保有する、安全保障に資する宇宙物体の秘匿情報は、OADRに限定して公開される可能性がある。接近あるいは衝突リスクは、秘匿情報を含めて解析して予見する必要がある。
条件付き公開可能な情報に加工した後に、衝突リスクに関わる事業装置に限定して、衝突回避支援に資する条件付き公開情報を情報共有する。これにより、民間事業者でも衝突回避行動が実施可能になる。
また、民間事業者が保有する宇宙物体情報の中にも、一般公開できない宇宙物体情報については、同様に条件付き公開可能情報にOADRが加工することで衝突回避が可能になる。
以上の実施の形態1,2では、各装置および各システムの機能要素である各部を独立した機能ブロックとして説明した。しかし、各装置および各システムの構成は、上述した実施の形態のような構成でなくてもよい。各装置および各システムの機能ブロックは、上述した実施の形態で説明した機能を実現することができれば、どのような構成でもよい。また、各装置および各システムは、1つの装置でも、複数の装置から構成されたシステムでもよい。
また、実施の形態1,2のうち、複数の部分を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、1つの部分を実施しても構わない。その他、これらの実施の形態を、全体としてあるいは部分的に、どのように組み合わせて実施しても構わない。
すなわち、実施の形態1,2では、実施の形態1,2の部分の自由な組み合わせ、あるいは任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態1,2において任意の構成要素の省略が可能である。
なお、上述した実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本開示の範囲、本開示の適用物の範囲、および本開示の用途の範囲を制限することを意図するものではない。上述した実施の形態は、必要に応じて種々の変更が可能である。
20 衛星コンステレーション、21 軌道面、30 衛星、31 衛星制御装置、32 衛星通信装置、33 推進装置、34 姿勢制御装置、35 電源装置、40 管理事業装置、41 メガコンステレーション事業装置、42 LEOコンステレーション事業装置、43 衛星事業装置、44 軌道遷移事業装置、45 デブリ除去事業装置、46 ロケット打ち上げ事業装置、47 SSA事業装置、51 軌道予報情報、52 衛星軌道予報情報、53 デブリ軌道予報情報、511 宇宙物体ID、512 予報元期、513 予報軌道要素、514 予報誤差、60 宇宙物体、70 地球、100 宇宙情報レコーダー、110 判定部、111 侵入警報、120 発令部、140 記憶部、55 軌道制御コマンド、301 衛星軌道領域、500 危険解析システム、600 衛星コンステレーション形成システム、11,11b 衛星コンステレーション形成部、300 衛星群、501,502,503,504,601,602,603,604,605,606 カテゴリー、700 地上設備、510 軌道制御コマンド生成部、520 解析予測部、909 電子回路、910 プロセッサ、921 メモリ、922 補助記憶装置、930 入力インタフェース、940 出力インタフェース、941 表示機器、950 通信装置、800 OADR、810 データベース、811 第一のデータベース、812 第二のデータベース、820 サーバ。

Claims (19)

  1. 宇宙を飛行する複数の宇宙物体を管理する管理事業者により利用される管理事業装置から、前記複数の宇宙物体の軌道の予報値である軌道予報情報を取得して記録する宇宙情報レコーダーであって、
    100機以上の衛星により構成されたメガコンステレーションを構成する衛星群の管理事業装置であるメガコンステレーション事業装置から取得した、同一事業者により近傍高度に形成された異なる複数のコンステレーションのカテゴリーと、
    同じ公称高度を飛翔して連携して同一ミッションを実現するコンステレーションごとの衛星群のカテゴリーと、
    複数の軌道面のカテゴリーと、
    前記複数の軌道面ごとのカテゴリーと、
    個別衛星ごとのカテゴリーとのうち複数のカテゴリーを具備し、
    カテゴリーごとに、軌道高度の上限値と下限値、あるいは、ノミナル高度と高度変動幅の情報を含む宇宙情報レコーダー。
  2. 宇宙を飛行する複数の宇宙物体を管理する管理事業者により利用される管理事業装置から、前記複数の宇宙物体の軌道の予報値である軌道予報情報を取得して記録する宇宙情報レコーダーと前記管理事業装置とを備えた危険解析システムであって、
    前記宇宙情報レコーダーは、
    100機以上の衛星により構成されたメガコンステレーションを構成する衛星群の管理事業装置であるメガコンステレーション事業装置から取得した、同一事業者により近傍高度に形成された異なる複数のコンステレーションのカテゴリーと、
    同じ公称高度を飛翔して連携して同一ミッションを実現するコンステレーションごとの衛星群のカテゴリーと、
    複数の軌道面のカテゴリーと、
    前記複数の軌道面ごとのカテゴリーと、
    個別衛星ごとのカテゴリーとのうち複数のカテゴリーを具備し、
    カテゴリーごとに、軌道高度の上限値と下限値、あるいは、ノミナル高度と高度変動幅の情報を含み、
    前記管理事業装置は、
    複数の宇宙物体のうち2つの宇宙物体が衝突するリスクを予め予見して衝突回避する危険解析システム。
  3. 宇宙を飛行する複数の宇宙物体を管理する管理事業者により利用される管理事業装置から、前記複数の宇宙物体の軌道の予報値である軌道予報情報を取得して記録する宇宙情報レコーダーと前記管理事業装置とを備えた危険解析システムの危険解析方法であって、
    前記宇宙情報レコーダーは、
    100機以上の衛星により構成されたメガコンステレーションを構成する衛星群の管理事業装置であるメガコンステレーション事業装置から取得した、同一事業者により近傍高度に形成された異なる複数のコンステレーションのカテゴリーと、
    同じ公称高度を飛翔して連携して同一ミッションを実現するコンステレーションごとの衛星群のカテゴリーと、
    複数の軌道面のカテゴリーと、
    前記複数の軌道面ごとのカテゴリーと、
    個別衛星ごとのカテゴリーとのうち複数のカテゴリーを具備し、
    カテゴリーごとに、軌道高度の上限値と下限値、あるいは、ノミナル高度と高度変動幅の情報が含まれ、
    前記管理事業装置は、
    前記メガコンステレーション事業装置と、SSA(Space Situation Awareness)事業者により利用されるSSA事業装置を含み、
    前記SSA事業装置が、前記衛星群のカテゴリーに含まれる軌道高度情報によりメガコンステレーションの存在する軌道高度領域に宇宙物体が侵入する侵入警報をメガコンステレーション事業者に発令する手順と、
    前記メガコンステレーション事業装置が、前記SSA事業装置から取得した侵入警報と、侵入物体の軌道情報により、2つの宇宙物体の接近あるいは衝突の危険を解析する危険解析を実施する手順と
    を備える危険解析方法。
  4. 前記管理事業装置は、前記メガコンステレーション事業装置と、ロケット打ち上げ事業者により利用されるロケット打ち上げ事業装置を含み、
    前記ロケット打ち上げ事業装置が、前記衛星群のカテゴリーに含まれる軌道高度情報によりメガコンステレーションの存在する軌道高度領域にロケットが通過する打ち上げ計画をメガコンステレーション事業者に通報する手順と、
    前記メガコンステレーション事業装置が、前記ロケット打ち上げ事業装置から取得した打ち上げ計画と、前記ロケットの軌道情報により、2つの宇宙物体の接近あるいは衝突の危険を解析する危険解析を実施する手順と
    を備える請求項3に記載の危険解析方法。
  5. 前記管理事業装置は、前記メガコンステレーション事業装置と、軌道離脱する衛星事業者により利用される衛星事業装置を含み、
    前記衛星事業装置が、前記衛星群のカテゴリーに含まれる軌道高度情報によりメガコンステレーションの存在する軌道高度領域に軌道離脱衛星が通過するデオービット計画をメガコンステレーション事業者に通報する手順と、
    前記メガコンステレーション事業装置が、前記衛星事業装置から取得したデオービット計画と、前記軌道離脱衛星の軌道情報により、2つの宇宙物体の接近あるいは衝突の危険を解析する危険解析を実施する手順と
    を備える請求項3に記載の危険解析方法。
  6. 前記管理事業装置は、前記メガコンステレーション事業装置と、デブリ除去衛星を管理するデブリ除去事業者により利用されるデブリ除去事業装置を含み、
    前記デブリ除去事業装置が、前記衛星群のカテゴリーに含まれる軌道高度情報によりメガコンステレーションの存在する軌道高度領域に前記デブリ除去衛星が通過するデオービット計画をメガコンステレーション事業者に通報する手順と、
    前記メガコンステレーション事業装置が、前記デブリ除去事業装置から取得したデオービット計画と、前記デブリ除去衛星の軌道情報により、前記2つの宇宙物体の接近あるいは衝突の危険を解析する危険解析を実施する手順と
    を備える請求項3に記載の危険解析方法。
  7. 前記管理事業装置は、前記メガコンステレーション事業装置と、軌道遷移する衛星を管理する軌道遷移事業者により利用される軌道遷移事業装置を含み、
    前記軌道遷移事業装置が、前記衛星群のカテゴリーに含まれる軌道高度情報によりメガコンステレーションの存在する軌道高度領域に軌道遷移衛星が通過する軌道遷移計画をメガコンステレーション事業者に通報する手順と、
    前記メガコンステレーション事業装置が、前記軌道遷移事業装置から取得した軌道遷移計画と、前記軌道遷移衛星の軌道情報により、2つの宇宙物体の接近あるいは衝突の危険を解析する危険解析を実施する手順と
    を備える請求項3に記載の危険解析方法。
  8. 100機以上の衛星により構成されたメガコンステレーションを構成する衛星群の管理事業装置であるメガコンステレーション事業装置において、
    前記メガコンステレーション事業装置から取得した、同一事業者により近傍高度に形成された異なる複数のコンステレーションのカテゴリーと、
    同じ公称高度を飛翔して連携して同一ミッションを実現するコンステレーションごとの衛星群のカテゴリーと、
    複数の軌道面のカテゴリーと、
    前記複数の軌道面ごとのカテゴリーと、
    個別衛星ごとのカテゴリーとのうち複数のカテゴリーを具備し、
    カテゴリーごとに、軌道高度の上限値と下限値、あるいは、ノミナル高度と高度変動幅の情報を含む宇宙情報レコーダーを具備し、全てまたは一部の情報を公開するメガコンステレーション事業装置。
  9. 100機以上の衛星により構成されたメガコンステレーションを構成する衛星群の管理事業装置であるメガコンステレーション事業装置であって、
    請求項1に記載の宇宙情報レコーダーを具備し、
    請求項3から請求項7のいずれか1項に記載の危険解析方法を実行する
    メガコンステレーション事業装置。
  10. SSA(Space Situation Awareness)事業者が複数事業者の運用する衛星情報を取得して利用する管理事業装置であるSSA事業装置であって、
    請求項1に記載の宇宙情報レコーダーを具備し、
    請求項3に記載の危険解析方法を実行する
    SSA事業装置。
  11. ロケット打ち上げ事業者が利用する管理事業装置であるロケット打ち上げ事業装置であって、
    請求項1に記載の宇宙情報レコーダーを具備し、
    請求項4に記載の危険解析方法を実行する
    ロケット打ち上げ事業装置。
  12. 軌道離脱する衛星事業者が利用する管理事業装置である衛星事業装置であって、
    請求項1に記載の宇宙情報レコーダーを具備し、
    請求項5に記載の危険解析方法を実行する
    衛星事業装置。
  13. デブリ除去事業者が利用する管理事業装置であるデブリ除去事業装置であって、
    請求項1に記載の宇宙情報レコーダーを具備し、
    請求項6に記載の危険解析方法を実行する
    デブリ除去事業装置。
  14. 軌道遷移する衛星事業者が利用する管理事業装置である軌道遷移事業装置であって、
    請求項1に記載の宇宙情報レコーダーを具備し、
    請求項7に記載の危険解析方法を実行する
    軌道遷移事業装置。
  15. 宇宙物体の軌道情報を公開するOADR(Open Architecture Data Repository)であって、
    請求項1に記載の宇宙情報レコーダーを具備するOADR。
  16. 宇宙物体の軌道情報を公開するOADR(Open Architecture Data Repository)であって、
    100機以上の衛星により構成されたメガコンステレーションを構成する衛星群の管理事業装置であるメガコンステレーション事業装置と、SSA事業者により利用されるSSA事業装置と、軌道離脱する衛星事業者により利用される衛星事業装置と、デブリ除去衛星を管理するデブリ除去事業者により利用されるデブリ除去事業装置と、軌道遷移する衛星を管理する軌道遷移事業者により利用される軌道遷移事業装置との全てまたは一部と情報授受して、
    請求項3から請求項7のいずれかに記載する危険解析方法によりメガコンステレーション事業装置に実行を指示または要請するOADR。
  17. 前記OADRは、
    宇宙物体の軌道情報を格納するデータベースと、宇宙情報を管理する宇宙情報管理サーバを具備し、
    前記データベースが、非公開情報を格納する第一のデータベースと、公開情報を格納する第二のデータベースを具備し、
    前記宇宙情報管理サーバが、
    前記第一のデータベースと前記第二のデータベースを参照して危険解析をし、前記第二のデータベースの無償公開情報と、有償公開情報を識別管理する、
    請求項15または請求項16に記載のOADR。
  18. 前記OADRは、
    宇宙物体の軌道情報を格納するデータベースと、宇宙情報を管理する宇宙情報管理サーバを具備し、
    前記データベースが、非公開情報を格納する第一のデータベースと、公開情報を格納する第二のデータベースを具備し、
    前記宇宙情報管理サーバが、
    前記第一のデータベースと前記第二のデータベースを参照して危険解析をし、前記第二のデータベースの無条件公開情報と、条件付き公開情報を識別管理する、
    請求項15または請求項16に記載のOADR。
  19. 請求項1に記載する宇宙情報レコーダーと、サーバを具備し、宇宙物体の軌道情報を公開するOADR(Open Architecture Data Repository)であって、
    前記宇宙情報レコーダーが、公開情報を格納する第一のデータベースと非公開情報を格納する第二のデータベースを具備し、
    前記サーバが、
    非公開情報を含む宇宙物体情報を、宇宙交通を管理する宇宙交通管理装置と、宇宙状況を監視する宇宙状況監視事業装置であるSSA事業装置と、宇宙における宇宙物体の衝突回避支援を行う衝突回避支援事業装置と、メガコンステレーションを管理するメガコンステレーション事業装置と、デブリ除去を支援するデブリ除去事業装置の全てまたは一部の事業装置から取得して第二のデータベースに格納し、
    公開対象と公開内容を限定する条件付き公開情報を生成して前記第一のデータベースに格納し、
    前記SSA事業装置と、前記衝突回避支援事業装置と、前記メガコンステレーション事業装置と、前記デブリ除去事業装置と、宇宙保険を扱う宇宙保険事業装置と、の中の特定事業装置に限定して前記条件付き公開情報を送信するOADR。
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