JP7233439B2 - 環状カーボネートを連続的に調製する方法 - Google Patents

環状カーボネートを連続的に調製する方法 Download PDF

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Description

本発明は、ハロゲン化化合物によって活性化される、担持された二量体アルミニウムサレン錯体の存在下で、エポキシド化合物を二酸化炭素と反応させることによって、環状カーボネート生成物を連続的に調製する方法に関する。
このような方法はEP2257559B1号に記載されている。この刊行物には、エチレンオキシドと二酸化炭素からエチレンカーボネートを調製する連続方法が記載されている。この反応は、触媒としての修飾SiO担体上に担持された二量体アルミニウムサレン錯体及び窒素ガスの存在下で起こる。担持触媒は管状反応器中に存在し、反応物質は、エチレンオキシド、二酸化炭素及び窒素の気体混合物として管状反応器に供給される。反応器内の温度は水浴により60℃に保たれ、圧力は大気圧であった。エチレンカーボネートの収率は80%であった。
EP2257559B1号の方法の利点は、反応条件が周囲温度及び大気圧に近づけることができることである。この結果、この方法のエネルギー消費は少なく、副産物の発生がより少なくなる。しかし、EP2257559B1号に記載された連続法の欠点は、管状反応器が、エチレンカーボネートへの発熱反応の結果としての過熱を回避するために外部冷却を必要とすることである。
欧州特許第2257559号明細書
本発明の目的は、大規模にエポキシド化合物を二酸化炭素と反応させることにより、環状カーボネート生成物を調製することができる方法を提供することである。
この目的は、以下の方法によって達成される。ハロゲン化化合物によって活性化される、担持された二量体アルミニウムサレン錯体の存在下で、エポキシド化合物を二酸化炭素と反応させることによって、環状カーボネート生成物を連続的に調製する方法であって、以下の工程、
(a)二酸化炭素を、液体環状カーボネート、及びハロゲン化化合物によって活性化される、担持された二量体アルミニウムサレン錯体の懸濁液中で、エポキシド化合物と接触させ、ここで、エポキシド化合物は二酸化炭素と反応して環状カーボネート生成物となり、担持された二量体サレン錯体の一部は失活する工程、
(b)環状カーボネート生成物の一部を、担持された二量体アルミニウムサレン錯体から分離して、環状カーボネート生成物、二酸化炭素、エポキシド化合物及びハロゲン化化合物を含む混合物を得る工程、
(c)ハロゲン化化合物を環状カーボネート生成物から分離して、精製された環状カーボネート生成物を得る工程、及び、
(d)工程(c)で得られたハロゲン化化合物の全部又は一部を用いて、失活した、担持された二量体サレン錯体を活性化する工程、
を含む方法。
出願人は、液体環状カーボネート生成物と担持触媒錯体との懸濁液中で前記反応を行うことにより、EP2257559B1号に記載された連続法の欠点を有さない効率的な方法が得られることを見出した。液体環状カーボネート生成物は、局所的なホットスポット及び触媒錯体の考えられる熱失活を回避する効率的な熱伝達媒体である。追加の窒素ガスは不要である。所望の環状カーボネート生成物への高収率は、工程(a)において反応しなかったエポキシドを反応器に再利用することによって達成され得る。反応の選択性が高いため、環状カーボネートへの収率は95%までになることさえある。さらに、ハロゲン化化合物を再使用し、担持された二量体アルミニウムサレン錯体を再活性化することにより、少ない化学的消費量が達成される。以下に本発明の好適な実施形態を記載する際に、さらなる利点が記載される。
攪拌手段2を備えた連続的に操作される攪拌反応器1を示す。 反応器1の触媒錯体を再生するために流れ12が連続的に使用される方法のフロースキームを示す。 流れ9の濾過された反応混合物が今度はストリッパー反応器18に供給されるという点を除いて、図1のようなスキームを示す。
工程(a)において、二酸化炭素を、液体環状カーボネートの懸濁液中でエポキシド化合物と接触させる。温度及び圧力条件は、環状カーボネートがその液体状態になるように選択される。温度及び圧力条件は、二酸化炭素及びエポキシドが液体環状カーボネート反応媒体中に容易に溶解するようにさらに選択される。温度は0~200℃の間であることができ、圧力は0~5.0MPa(絶対)の間であることができ、温度は、選択された圧力での環状カーボネート生成物の沸点より低い。これらの温度及び圧力範囲の上限では、複雑な反応器が必要となる。所望のカーボネート生成物への選択性及び収率に関する好ましい結果がより低い温度及び圧力で達成可能であるため、工程(a)を20~150℃の間、より好ましくは40~120℃の間の温度で実施することが好ましい。絶対圧は0.1~1.0MPaの間が好ましく、0.1~0.5MPaの間がより好ましく、0.1~0.2MPaの間がさらにより好ましい。
工程(a)における担持され、ハロゲン化物で活性化される二量体アルミニウムサレン錯体の含有率は、液体環状カーボネート反応混合物中において1重量%~50重量%の間であることができる。
工程(a)の反応器は、液体反応混合物中の反応物質及び触媒が密接に接触することができ、供給原料を容易に供給することができる任意の反応器であることができる。適切には、反応器は、環状カーボネート生成物及び懸濁され、担持された二量体アルミニウムサレン錯体を含む、連続的に操作される反応器である。このような反応器には、二酸化炭素及びエポキシドが供給され、反応器から連続的に環状カーボネートを抜き取ることができる。気体状の二酸化炭素及び気体状又は液体状のエポキシドが、反応器として作用する容器に供給され得る。気体状の二酸化炭素及び気体状又は液体状のエポキシドが供給される速度により、実質的に均等に分布する反応混合物が生じるように、反応器の液体内容物をかき混ぜることができる。スパージャーノズルを用いて、反応器に気体状化合物を加えてもよい。このようなかき混ぜは、例えば、エジェクター又は機械的攪拌手段、例えば、インペラーを使用することによって達成することもできる。このような反応器は、いわゆるバブルカラムスラリー型反応器及び攪拌槽型反応器であることができる。好ましい実施形態において、工程(a)は、連続的に操作される撹拌反応器において実施され、二酸化炭素及びエポキシド化合物が反応器に連続的に供給され、環状カーボネート生成物の一部が、液体流の一部として連続的に抜き取られる。攪拌反応器は、機械的に攪拌するか、又は上記のように混合物をかき混ぜる任意の他の手段によって攪拌することができる。選択された反応器と並列に、及び/又は直列に、複数の反応器を使用することができる。このような追加の反応器は、同じであっても異なっていてもよい。例えば、連続して攪拌された複数の反応器を直列に操作してもよく、ここで、第1の反応器(単数又は複数)に対して、最後の反応器に対してよりもより多くの反応物質が添加される、及び/又は最後の反応器とは異なる比率で反応物質が添加される。最後の反応器は、工程(b)の分離を可能にする手段が一体化されている点で異なっていてもよい。直列の複数の反応器の代わりに、懸濁液が流れる管状反応器を使用することもできる。
工程(b)において、環状カーボネート生成物の一部が担持された二量体アルミニウムサレン錯体から分離されて、環状カーボネート生成物を得る。未反応のエポキシド化合物及びハロゲン化化合物が、環状カーボネートの一部及び未反応の二酸化炭素の一部と一緒になって、工程(b)において触媒錯体から分離される。ハロゲン化化合物は工程(a)の反応混合物中に存在し、担持された二量体アルミニウムサレン錯体を活性化する。ハロゲン化化合物は、担持された二量体アルミニウムサレン錯体と安定な錯体を形成することが好ましい。あるハロゲン化化合物がやがて反応混合物中に溶解し、その結果、段階(b)で得られた環状カーボネート流に最終的になることがわかる。工程(a)からハロゲン化物が失われると、二量体のアルミニウムサレン複合体の一部が活性化されにくくなる。
工程(b)の分離は、環状カーボネートと担持された二量体アルミニウムサレン錯体との間の異なる質量密度及び/又はサイズを利用することができる。例えば、遠心力を利用して、例えばヒドロサイクロンにおける遠心力を利用して分離を行うことができる。サイズの相違を利用した分離は、濾過によって達成することができる。好ましくは、工程(b)は、濾過によって実施され、より好ましくはクロス濾過によって実施される。このような濾過では、工程(a)の反応混合物の流れはフィルターの表面に沿って流れ、環状カーボネートはフィルターを通過し、担持された二量体アルミニウムサレン複合体は後に留まる。このようなクロスフローフィルターは、デッドエンドフィルターでは起こるであろう、フィルター表面でのケーキの形成が全く又はほとんど起こらないため、有利である。このようなフィルターは、工程(a)の反応器内に配置することができる。表面に沿った流れは、反応器の攪拌手段によって達成され得る。最適なフィルターは、担持された二量体アルミニウムサレン複合体のサイズに依存する。出願人は、好ましい担持された二量体アルミニウムサレン錯体は、約10~2000μmのサイズを有することを見出した。このような触媒には、10μmフィルターが適切であろう。フィルターは、例えば、Vee-Wire(R)フィルター要素を使用するいわゆるJohnson Screens(R)であってもよい。
工程(c)では、ハロゲン化化合物は環状カーボネート生成物から分離される。二酸化炭素及び/又はエポキシド化合物が分離されるべき混合物中に存在するならば、これらの化合物も環状カーボネート生成物から分離することが望まれる。二酸化炭素及び/又はエポキシド化合物は、工程(a)に再利用され得る。このような分離は、結晶化、吸収、吸着、抽出及び/又は蒸留によって達成され得る。好ましくは、分離は蒸留工程で行う。蒸留は連続的に行えるため有利である。蒸留工程の比較的高いリボイラー温度でエポキシド化合物が、例えばアルデヒド及び/又はケトンに変換されることを回避するために、蒸留工程(c)を行う前に、工程(b)で得られる混合物中のエポキシド化合物の含有率を減少させることが好ましい。このような減少工程では、エポキシド含有率が低下した混合物が得られる。その後、この混合物を蒸留工程(c)で分離することができる。
工程(b)で得られる混合物中のエポキシド化合物の減少は、抽出、ストリッピング又はクロマトグラフィーによって達成することができる。例えば、二酸化炭素によるストリッピングは、反応物質として工程(a)で使用され得る、二酸化炭素及びエポキシド化合物の混合物をもたらすであろう。エポキシド化合物のこの含有率を減少させるための別の方法は、第2の反応工程において、担持された二量体アルミニウムサレン錯体の存在下でエポキシド化合物を二酸化炭素と接触させることによって達成され得る。この反応は、上記(a)の段階で述べたように行うことができる。あるいは、担持された二量体アルミニウムサレン化合物を固定床管状反応器又はトリクルベッド反応器に固定してもよい。
この方法は非常に高い純度を有する環状カーボネート生成物を生じることができることがわかった。例えば、プロピレンカーボネートを調製する場合は、99重量%を超える、さらに99.999重量%超える純度を達成することができる。蒸留は、1つ以上の蒸留工程で行うことができる。適切には、二酸化炭素、ハロゲン化化合物、エポキシド化合物及び環状カーボネート生成物は、それらが蒸留工程への供給物中に存在するならば、別々の流れとして得られる。典型的には、環状カーボネートは最も高い沸点を有し、蒸留工程の底部生成物として得られる。蒸留は1つの塔で行うことができ、異なる化合物はその沸点に従って塔から抜き取られる。
工程(c)で得られた二酸化炭素の全て又は一部は、工程(a)に直接的又は間接的に再利用されることが好ましい。このようにして、二酸化炭素の全て又はほぼ全てが環状カーボネートに変換される。ここで、間接的に再利用されるとは、二酸化炭素が工程(a)に再利用される前に一時的に保存されることを意味する。工程(c)で得られた二酸化炭素のパージは、方法の一部であってもよい。このパージは、窒素、酸素、水、酢酸、メタノール、アルデヒド及びケトンのような、供給物及び副産物中の不純物の蓄積を回避するため、有利である。
工程(c)で得られたエポキシドの全て又は一部は、工程(a)に直接的又は間接的に再利用されることが好ましい。このようにして、エポキシドの全て又はほぼ全てが環状カーボネートに変換される。ここで、間接的に再利用されるとは、エポキシドが工程(a)に再利用される前に一時的に保存されることを意味する。工程(c)で得られたエポキシドのパージは方法の一部であってもよい。このパージは、原料のいずれか1つに存在している可能性がある、又は方法中に形成される可能性のある、エポキシドと同じ範囲で沸騰する化合物の蓄積を回避するため、有利である。
適切には、工程(c)で得られたハロゲン化化合物の全部又は一部を用いて、失活した、担持された二量体サレン錯体を活性化させる。これは、ハロゲン化化合物を直接工程(a)に再利用するか、又はハロゲン化化合物を、触媒を活性化させるために使用する前に一時的に保存することによる。工程(c)で得られたハロゲン化化合物のパージは方法の一部であってもよい。このパージは、原料のいずれか1つに存在する可能性がある、又は方法中に形成される可能性がある、ハロゲン化化合物と同じ範囲で沸騰する化合物の蓄積を回避するから、有利である。
担持された二量体アルミニウムサレン錯体の再活性化は、上記のようにハロゲン化化合物を工程(a)に再利用することによって、及び/又は新鮮なハロゲン化化合物を添加することによって行うことができる。担持された二量体アルミニウムサレン錯体の再活性化は、別の工程(e)で行うことが好ましい。このような工程(e)において、工程(a)で使用した、担持された二量体アルミニウムサレン錯体をハロゲン化化合物と接触させ、その結果、失活した錯体が再活性化する。再活性化工程(e)には二酸化炭素及び/又はエポキシドを添加しないことが好ましい。工程(a)で錯体に加えた溶存二酸化炭素及び/又はエポキシドがまだ存在していることがある。好ましくは、工程(a)における反応媒体として存在する環状カーボネート生成物の一部は、担持された二量体アルミニウムサレン錯体から分離される。これは、工程(b)で用いた分離手段によって行うことができる。これにより、工程(a)の懸濁液と比較して担持された二量体アルミニウムサレン錯体がより豊富な、液体環状カーボネート及び担持された二量体アルミニウムサレン錯体の懸濁液が得られる。工程(e)におけるこの懸濁液中のハロゲン化化合物と二量体アルミニウムサレン錯体のモル比は、工程(e)において5:1より大きく、好ましくは7:1より大きい。
工程(e)を実施する場合、工程(c)で得られたハロゲン化化合物を保存し、工程(c)で得られた二酸化炭素及び任意選択的にエポキシド化合物を再利用することが好ましい。その後、保存されたハロゲン化物を別の工程(e)で使用してもよい。工程(e)は、異なるモードで実施してもよい。例えば、工程(a)が実施される反応器は、工程(e)において再生され得る。そこでは、担持された二量体アルミニウムサレン錯体が反応器内に留まり、ハロゲン化化合物が反応器に供給される。この結果、反応器は、その再生モードにあるので、環状カーボネートを一時的に調製しないことになる。このようなモードでは、少なくとも1を超える作動反応器を並列に有することが好ましく、ここで、工程(a)及び(e)は反応器において交互に実施され、工程(e)は、1つ以上の反応器において実施される一方で、工程(a)は、1つ以上の残りの反応器において実施される。
別のモードでは、工程(a)が実施され、少なくとも担持された二量体アルミニウムサレン錯体を含む反応器の内容物又は内容物の一部が反応器から排出され、再活性化された、担持された二量体アルミニウムサレン錯体を得るために工程(e)が実施される異なる再生容器に提供される。適切には、再活性化された、担持された二量体アルミニウムサレン錯体は、反応器に戻すことができる。失活した、担持された二量体アルミニウムサレン錯体を再活性化された、担持された二量体アルミニウムサレン錯体で連続的に置換することにより、触媒の活性が一定に保たれる一方で、反応器中で工程(a)を連続的に実施することができる。好ましくは、工程(b)で得られた触媒に富んだ画分の全て又は一部を、この再生容器に供給して工程(e)を行う。例えば、工程(b)が濾過によって行われる場合、触媒錯体に富む保持液が得られる。好ましくは、この保持液の全部又は一部は再生容器に供給され、一方残りの部分は反応器に戻されてもよい。工程(b)がヒドロサイクロンによって行われる場合、触媒錯体に富む画分も得られ、その画分は全部又は一部が再生容器に供給されてもよい。
エポキシドは、前述のEP2257559B1の段落22~26に記載されているエポキシドであることができる。エポキシド化合物は、2~8個の炭素原子を有することが好ましい。好ましいエポキシド化合物は、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、ペンテンオキシド、グリシドール及びスチレンオキシドである。これらの好ましいエポキシドから調製され得る環状カーボネート生成物は、以下の一般式を有する。
Figure 0007233439000001
式中、Rは水素又は1~6炭素原子を有する基であり、好ましくは水素、メチル、エチル、プロピル、ヒドロキシメチル及びフェニルであり、Rは水素である。
担持された二量体アルミニウムサレン錯体は、先に引用したEP2257559B1号によって開示された任意の担持された錯体であることができる。錯体は、以下の式で表されることが好ましい。
Figure 0007233439000002
式中、Sは、アルキレン架橋基を介して窒素原子に連結された固体担体を表し、ここで、担持された二量体アルミニウムサレン錯体は、ハロゲン化化合物によって活性化される。アルキレン架橋基は、1~5個の間の炭素原子を有することができる。X2はC6環状アルキレン又はベンジレンであることができる。X2は水素であることが好ましい。X1は、好ましくは第三級ブチルである。上記式中のEtは、任意のアルキル基を表し、好ましくは1~10個の炭素原子を有する。好ましくは、Etはエチル基である。
Sは固体担体を表す。触媒錯体は、(a)共有結合、(b)立体トラッピング又は(c)静電結合によって、このような固体担体に連結することができる。共有結合については、固体担体Sは、化合物をその表面に共有結合的に連結するのに役立ち得る反応性官能基を含有するか、又は該反応性官能基を含有するように誘導体化される必要がある。このような材料は、当該技術分野でよく知られており、例として、反応性Si-OH基を含む二酸化ケイ素担体、ポリアクリルアミド担体、ポリスチレン担体、ポリエチレングリコール担体などが挙げられる。さらなる例はゾル-ゲル材料がある。シリカは、(3-クロロプロピル)トリエトキシシランによる処理によって、3-クロロプロピルオキシ基を含むように修飾することができる。別の例はAl柱状粘土であり、(3-クロロプロピル)トリエトキシシランによる処理によって3-クロロプロピルオキシ基を含むように修飾することもできる。本発明において特に関心のある共有結合のための固体担体は、シリカ質MCM-41及びMCM-48(3-アミノプロピル基で任意選択的に修飾される。)、ITQ-2及び非晶質シリカ、SBA-15及び六角形メソ多孔性シリカを含む。また、特に興味深いのはゾル-ゲルである。他の従来型も使用できる。立体トラッピングには、最も適した種類の固体担体はゼオライトであり、これは天然でもよいし、又は修飾されていてもよい。細孔の大きさは触媒を捕捉するのに十分に小さくなければならないが、触媒への反応物質及び生成物の通過及び触媒からの反応物質及び生成物の通過を可能にするのに十分な大きさでなければならない。適切なゼオライトには、ゼオライトX、Y及びEMT、並びにメソポアを提供するために部分的に分解され、反応物質及び生成物のより容易な輸送を可能にするものが含まれる。固体担体への触媒の静電結合には、典型的な固体担体は、シリカ、インド粘土、Al-柱状粘土、Al-MCM-41、K10、ラポナイト、ベントナイト、及び亜鉛-アルミウム層状二重水酸化物を含み得る。これらの中で、シリカ及びモンモリロナイト粘土は特に興味深い。担体Sは、シリカ、アルミナ、チタニア、シリカ質MCM-41又はシリカ質MCM-48からなる群から選択される粒子であることが好ましい。
担体Sは、担体の重量当たりの高い活性触媒表面を作り出すのに十分小さく、工程(b)において環状カーボネートから容易に分離するのに十分大きい寸法を有する粉末の形状を有することが好ましい。担体粉末粒子は、全粒子の少なくとも90重量%に対して、10μmを超え、2000μm未満の粒径を有することが好ましい。粒径はMalvern(R) Mastersizer(R) 2000により測定される。
上に示したような担持触媒錯体はハロゲン化化合物によって活性化される。ハロゲン化物はCl、Br又はIであることができ、Brであることが好ましい。上に示した錯体の第四級窒素原子はハロゲン化物対イオンと対になっている。ハロゲン化化合物は、好ましくはR4NYの形態を有し、ここで各Rは独立にC1~10アルキル又はC6~C8アリールであり、YはI、Br及びClから選択される。RはC3~5アルキル、より好適にはブチルであることができる。Rはベンジル基であることが好ましい。YはBrであることが好ましい。したがって、特に好ましい共触媒は臭化ベンジル及びBu4NBr(TBAB)である。臭化ベンジルは、プロピレンカーボネートを製造する方法において、蒸留によってプロピレンオキシド及びプロピレンカーボネートから分離することができるので、有利である。臭化ベンジルは、エチレンカーボネートを製造する方法において、蒸留によってエチレンオキシド及びエチレンカーボネートから分離することができるので、有利である。
臭化ベンジルによって活性化される好ましい担持された二量体アルミニウムサレン錯体の例を以下に示すが、ここで、Etはエチルであり、tBuはtert-ブチルであり、Osilicaはシリカ担体を表す。
Figure 0007233439000003
使用に際して、上記式中のEt基は、ハロゲン化化合物の有機基と交換されてもよい。例えば、臭化ベンジルをハロゲン化化合物として使用して、上記の担持された二量体アルミニウムサレン錯体を活性化する場合、Et基は、触媒が再活性化される際ベンジル基と交換される。
本発明は、二酸化炭素及びプロピレンオキサイドからプロピレンカーボネートを調製する方法を図1~2に示す。図1は、攪拌手段2を備えた連続的に操作される攪拌反応器1を示す。反応器1には、流れ3の二酸化炭素及び流れ4のプロピレンオキシドが連続的に供給される。反応器1は、さらに、液体環状カーボネート、及びハロゲン化化合物によって活性化される、担持された二量体アルミニウムサレン錯体の懸濁液を収容する。反応器1から、液体環状カーボネート、臭化ベンジルによって活性化される、担持された二量体アルミニウムサレン錯体、二酸化炭素及びプロピレンオキサイドの懸濁液が、流れ6として連続的に抜き取られ、クロスフロー濾過ユニット7に供給される。ユニット7では、液体プロピレンカーボネートの懸濁液であり、臭化ベンジルによって活性化される、担持された二量体アルミニウムサレン錯体に富み、二酸化炭素、プロピレンオキシド及び臭化ベンジルに乏しい流れ8が得られる。ユニット7はさらに、流れ6の反応混合物から分離されたプロピレンカーボネート生成物、二酸化炭素、プロピレンオキシド及びハロゲン化化合物の混合物である流れ9を生じる。この流れ9は蒸留塔10に供給される。蒸留塔10では、精製されたプロピレンカーボネート生成物が、底部流11として得られ、臭化ベンジルが流れ12として得られ、プロピレンオキシド及び水が流れ13として得られ、二酸化炭素が流れ14として得られる。流れ13及び14を反応器1に供給してもよい。反応していない化合物の蓄積を回避するために、流れ13と流れ14の両方にパージを提供してもよい。臭化ベンジルの流れ12は、反応器1の再生工程(e)で使用される貯蔵庫に供給されてもよい。反応していない化合物の蓄積を回避するために、流れ12にパージを提供してもよい。
図2は、反応器1の触媒錯体を再生するために流れ12が連続的に使用される方法のフロースキームを示す。図2は、図1と同じ反応器及びユニット操作を示す。さらに、流れ8の一部を再生容器16に導く流れ15が示されている。また、流れ12は容器16に供給される。このようにして、触媒錯体を流れ12のハロゲン化化合物で再生することができる。再活性化された触媒は、流れ17において反応器1に供給される。
図3は、流れ9の濾過された反応混合物が今度はストリッパー反応器18に供給されるという点を除いて、図1のようなスキームを示す。このストリッパー反応器18で二酸化炭素の流れ19が反応混合物と向流接触する。流れ9に存在するプロピレンオキシドの一部が混合物から除去され、流れ20により反応器1に戻される。ストリッパー反応器18の下端で、プロピレンオキシドに乏しい混合物が流れ21として得られ、蒸留塔10に供給される。残りの流れは図1と同様である。

Claims (20)

  1. ハロゲン化化合物によって活性化される、担持された二量体アルミニウムサレン錯体の存在下で、エポキシド化合物を二酸化炭素と反応させることによって、環状カーボネート生成物を連続的に調製する方法であって、以下の工程、
    (a)二酸化炭素を、液体環状カーボネート、及びハロゲン化化合物によって活性化される、担持された二量体アルミニウムサレン錯体の懸濁液中で、エポキシド化合物と接触させ、ここで、エポキシド化合物は二酸化炭素と反応して環状カーボネート生成物となり、担持された二量体サレン錯体の一部は失活する工程、
    (b)環状カーボネート生成物の一部を、担持された二量体アルミニウムサレン錯体から分離して、環状カーボネート生成物、二酸化炭素、エポキシド化合物及びハロゲン化化合物を含む混合物を得る工程、
    (c)ハロゲン化化合物を環状カーボネート生成物から分離して、精製された環状カーボネート生成物を得る工程、及び
    (d)工程(c)で得られたハロゲン化化合物の全部又は一部を用いて、失活した、担持された二量体サレン錯体を活性化する工程
    を含む方法。
  2. 前記工程(a)の温度が20~150℃の間であり、圧力が0.1~0.5MPaの間であり、温度が選択された圧力での前記生成物の沸点より低い、請求項1に記載の方法。
  3. 前記工程(a)が、二酸化炭素及びエポキシド化合物が連続的に反応器に供給され、環状カーボネート生成物の一部が液体流の一部として連続的に抜き取られる、連続的に操作される攪拌反応器において実施される、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記エポキシド化合物が2~8個の炭素原子を有する、請求項1~3のいずれか一項記載の方法。
  5. 前記エポキシド化合物が、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、ペンテンオキシド、グリシドール又はスチレンオキシドである、請求項4に記載の方法。
  6. 前記工程(b)の分離が、環状カーボネートと担持された二量体アルミニウムサレン錯体との間の異なる質量密度及び/又はサイズを利用する、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記工程(b)の分離がフィルターによって行われる、請求項6に記載の方法。
  8. 前記工程(b)の分離が遠心力を用いて行われる、請求項6に記載の方法。
  9. 前記工程(c)が蒸留によって行われ、蒸留工程において、二酸化炭素、ハロゲン化化合物、エポキシド化合物及び環状カーボネート生成物を含む混合物が、二酸化炭素、ハロゲン化化合物、エポキシド化合物及び環状カーボネート生成物の別々の流れに分離される、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記工程(b)で得られた混合物中のエポキシド化合物の含有率を減少させて、エポキシド含有率が低下した混合物を得て、得られた混合物が蒸留工程(c)で分離される、請求項9に記載の方法。
  11. 前記エポキシド化合物の減少が、第2の反応工程において、担持された二量体アルミニウムサレン錯体の存在下で、エポキシド化合物を二酸化炭素と接触させることによって達成される、請求項10に記載の方法。
  12. 前記失活した、担持された二量体アルミニウムサレン錯体が、工程(a)を実施しながらハロゲン化化合物と接触させることによって活性化される、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記失活した、担持された二量体アルミニウムサレン錯体が、失活した、担持された二量体アルミニウムサレン錯体を、環状カーボネート生成物の存在下で、ハロゲン化化合物と接触させることにより、工程(a)とは別の工程(e)で活性化される、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記ハロゲン化化合物と担持された二量体アルミニウムサレン錯体のモル比が、工程(e)において5:1より大きい、請求項13に記載の方法。
  15. 工程(a)及び(e)が2つ以上の並列運転される反応器で実施され、工程(e)が1つ以上の反応器で実施される場合に、工程(a)が残りの反応器の少なくとも1つで実施される、請求項13又は14に記載の方法。
  16. 前記担持された二量体アルミニウムサレン錯体が以下の式で表される、請求項1~15のいずれか一項に記載の方法。
    Figure 0007233439000004
    [式中、Sは、アルキレン基を介して窒素原子に連結された固体担体を表し、ここで、担持された二量体アルミニウムサレン錯体は、ハロゲン化化合物によって活性化され、X1は第三ブチル
    であり、X2は水素であり、Etは、1~10個の炭素原子を有するアルキル基である。]
  17. 前記担体Sが、10~2000μmの間の平均直径を有する粒子から構成される、請求項16に記載の方法。
  18. 前記担体Sが、シリカ、アルミナ、チタニア、シリカ質MCM-41又はシリカ質MCM-48からなる群から選択される粒子である、請求項17に記載の方法。
  19. 前記ハロゲン化物がハロゲン化ベンジルである、請求項1~18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記ハロゲン化ベンジルが臭化ベンジルである、請求項19に記載の方法。
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