JP7231088B2 - 印刷装置、印刷装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents

印刷装置、印刷装置の制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本明細書は、印刷装置、印刷装置の制御方法、及び、プログラムに関する。
従来、長尺状の被印刷媒体(印刷テープ)に文字等の印刷を行ってから切断することで、文字等が印刷された印刷テープ片(ラベル)を作成する印刷装置(ラベルプリンタ)及びこれに用いられる被印刷媒体を収納したテープカセットが知られている。
このような印刷装置において、テープカセット内の被印刷媒体の残量がなくなる前に、被印刷媒体に形成された識別マークを検出することで、被印刷媒体の終端を検出することができる機能を備えた印刷装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2006-181829号公報
しかしながら、特許文献1の技術を用いることで被印刷媒体の終端を検出できるものの、この技術を使用するためには被印刷媒体に対して識別マークを形成する加工をしなければならなかった。
以上のような実情を踏まえ、本発明の一側面に係る目的は、被印刷媒体を加工することなく、被印刷媒体の終端を検出する技術を提供することである。
本発明の一態様に係る印刷装置は、インクリボンと前記インクリボンに重ねられた被印刷媒体とを含む搬送対象物を搬送する搬送装置と、前記被印刷媒体に印刷を行う印刷ヘッドと、前記搬送対象物の色又は明るさを検出する検出装置と、前記検出装置による検出結果に基づいて、前記被印刷媒体の搬送方向における端部を検出する制御装置と、を備える。
また、本発明の別の態様に係る印刷装置は、インクリボンと前記インクリボンに重ねられた被印刷媒体とを含む搬送対象物を搬送する搬送装置と、前記被印刷媒体に印刷を行う印刷ヘッドと、前記搬送対象物の色又は明るさを検出する検出装置と、前記被印刷媒体の端部を検出するために、前記搬送対象物を前記搬送装置によって搬送させる前と搬送させた後とに、前記搬送対象物の色又は明るさを、前記検出装置によって検出させる制御装置と、を備える。
本発明の一態様に係る印刷装置の制御方法は、前記印刷装置は、インクリボンと前記インクリボンに重ねられた被印刷媒体とを含む搬送対象物を搬送する搬送装置と、前記被印刷媒体に印刷を行う印刷ヘッドと、前記搬送対象物の色又は明るさを検出する検出装置と、を備え、前記制御装置は、前記検出装置による検出結果に基づいて、前記被印刷媒体の搬送方向における端部を検出する。
また、本発明の別の一態様に係る印刷装置の制御方法は、前記印刷装置は、インクリボンと前記インクリボンに重ねられた被印刷媒体とを含む搬送対象物を搬送する搬送装置と、前記被印刷媒体に印刷を行う印刷ヘッドと、前記搬送対象物の色又は明るさを検出する検出装置と、を備え、前記制御装置は、前記被印刷媒体の端部を検出するために、前記搬送対象物を前記搬送装置によって搬送させる前と搬送させた後とに、前記搬送対象物の色又は明るさを、前記検出装置によって検出させる。
本発明の一態様に係るプログラムは、印刷装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、インクリボンと前記インクリボンに重ねられた被印刷媒体とを含む搬送対象物を前記印刷装置の搬送装置によって搬送させ、前記被印刷媒体に前記印刷装置の印刷ヘッドによって印刷を行わせ、前記搬送対象物の色又は明るさを前記印刷装置の検出装置によって検出させ、前記検出装置による検出結果に基づいて、前記被印刷媒体の搬送方向における端部を検出させる。
また、本発明の別の一態様に係るプログラムは、印刷装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、インクリボンと前記インクリボンに重ねられた被印刷媒体とを含む搬送対象物を前記印刷装置の搬送装置によって搬送させ、前記被印刷媒体に前記印刷装置の印刷ヘッドによって印刷を行わせ、前記搬送対象物の色又は明るさを前記印刷装置の検出装置によって検出させ、前記被印刷媒体の端部を検出するために、前記搬送対象物を前記搬送装置によって搬送させる前と搬送させた後とに、前記搬送対象物の色又は明るさを、前記検出装置によって検出させる。
上記の態様によれば、既存の被印刷媒体を加工せずに、長尺状の被印刷媒体の終端を検出することができる。
印刷装置1を含む印刷システムの構成を例示した図である。 印刷装置1の開閉蓋3を開放した状態の斜視図である。 印刷装置1に使用される被印刷媒体Mを媒体幅方向Yから見た断面図である。 印刷装置1に収納されるテープカセット30の斜視図である。 印刷装置1のカセット収納部19の斜視図である。 印刷装置1の要部断面図である。 印刷装置1のテープエンド検出基板41の正面図である。 印刷装置1と電子機器100のハードウェア構成を示したブロック図である。 テープエンド判断処理のフローチャートである。 被印刷媒体M及びインクリボンRの搬送状態を示す図である。
図1は、本実施形態に係る印刷装置を含む印刷システムの構成を例示した図である。図2は、印刷装置の開閉蓋を開放した状態の斜視図である。図1に示す印刷システムは、印刷装置1と、印刷装置1へ印刷データを送信する電子機器100と、を含んでいる。印刷装置1と電子機器100は、無線通信又は有線通信でデータをやり取りする。
なお、本実施形態において、被印刷媒体M(印刷テープ)の搬送される方向を「搬送方向X」とし、この搬送方向Xに直交する被印刷媒体M(印刷テープ)の幅方向を「媒体幅方向Y」とし、被印刷媒体M(印刷テープ)の厚み方向を「厚み方向Z」とする。これらX方向、Y方向、及びZ方向は、互いに直交する。
印刷装置1は、被印刷媒体に印刷を行うサーマルヘッド(印刷ヘッド)を備える印刷装置であり、例えば、長尺な帯状の被印刷媒体Mに、シングルパス方式で印刷を行うラベルプリンタである。図3は、印刷装置1に使用される被印刷媒体Mを媒体幅方向Yから見た断面図である。被印刷媒体Mは、例えば、粘着層Aを有する基材Bと、粘着層A(のり面)と、粘着層Aを覆う剥離可能な剥離紙Fと、を有する長尺状のテープ部材である。被印刷媒体Mは、剥離紙Fなしの長尺状のテープ部材であってもよい。
本実施形態では、基材Bの粘着層Aとは反対側の面(基材Bの表面。これを「印刷面P」とする。)に対しサーマルヘッド10により印刷が行われる。以降では、インクリボンを使用する熱転写方式のラベルプリンタを例にして説明するが、印刷方式は特に限定されない。本実施形態では、被印刷媒体(第2部材)Mの一方の面と、インクリボン(第1部材)Rの一方の面と、が同じ向きで重ねられた状態で、被印刷媒体MとインクリボンRの長さ方向が搬送経路に沿って搬送方向に搬送される。以下、被印刷媒体Mと、インクリボンRと、が重ねられた状態の搬送対象を区別しないときは単に搬送対象物ともいう。第1部材及び第2部材は、少なくとも一方の面同士のそれぞれの領域に含まれる色が互いに異なる、又は、少なくとも一方の面同士のそれぞれの領域における明るさが互いに異なる。
図1、図2に示すように、印刷装置1は、装置筐体2と、この装置筐体2に開閉自在に取り付けられた開閉蓋3を備える。図2に示すように、装置筐体2は、内部にテープカセット30を収納するカセット収納部19を備えている。カセット収納部19の詳細については後述する。
装置筐体2の上面には、電源ボタン25の他、各種操作を行う操作ボタン26a,26b,26c(以下、「操作ボタン26」と呼ぶ)、開閉蓋3を開放させる蓋開閉ボタン27等が配置されている。
外部電源D(図8参照)が接続されている状態(すなわちACアダプタ接続状態)で電源ボタン25が押下されると、電源回路40(図8参照)に信号が送られて印刷装置1の電源がONになる。また、操作ボタン26や蓋開閉ボタン27が押下されると、制御装置5(図8参照)に信号が送られて、各ボタンに応じた処理が行われる。
また、図示しないが、装置筐体2には、電源コード接続端子、外部機器接続端子、記憶媒体挿入口等が設けられている。なお、印刷装置1が電池等の内部電源で動作するものである場合には、電源コード接続端子はなくてもよい。また、印刷装置1がパーソナルコンピュータや各種の端末装置等の外部機器との接続を行わずに使用できるものである場合や、外部機器と無線で接続可能に構成されている場合には、外部機器接続端子を備えていなくてもよい。
開閉蓋3は、カセット収納部19の上部を覆うように開閉可能に配置されている。開閉蓋3は、蓋開閉ボタン27が押下されることにより開放される。
また、開閉蓋3には、この開閉蓋3が閉じた状態でもカセット収納部19にテープカセット30(図4参照)が収納されているか否かを目視で確認可能とするために、窓3aが形成されている。
また、装置筐体2の側面であって、被印刷媒体Mの搬送方向Xの下流側に位置する部分には、排出口2aが形成されている。印刷装置1内でサーマルヘッド10による印刷が行われた被印刷媒体Mは、排出口2aから装置外へ排出される。
図4は、印刷装置1に収納されるテープカセット30の斜視図である。図5は、印刷装置1のカセット収納部19の斜視図である。図6は、印刷装置1の本実施形態に係る要部断面図である。図4に示すテープカセット30は、図5に示すカセット収納部19に着脱自在に収納される。図6には、テープカセット30がカセット収納部19に収納された状態が示されている。
テープカセット30は、図4に示すように、サーマルヘッド被挿入部36及び係合部37が形成された、被印刷媒体MとインクリボンRを収容するカセットケース31を有する。カセットケース31には、テープコア32とインクリボン供給コア34とインクリボン巻取りコア35が設けられている。被印刷媒体Mは、カセットケース31内部のテープコア32にロール状に巻かれている。また、熱転写用のインクリボンRは、その先端がインクリボン巻取りコア35に巻きつけられた状態で、カセットケース31内部のインクリボン供給コア34にロール状に巻かれている。
装置筐体2のカセット収納部19には、図5に示すように、テープカセット30を所定の位置で支持するための複数のカセット受け部20が設けられている。
カセット収納部19には、さらに、複数の発熱素子を有し、被印刷媒体Mに印刷を行うサーマルヘッド10と、被印刷媒体Mを搬送する搬送機構であるプラテンローラ21と、テープコア係合軸22と、インクリボン巻取り駆動軸23が設けられている。さらに、サーマルヘッド10には、サーミスタ13が埋め込まれている。サーミスタ13は、サーマルヘッド10の温度を測定するヘッド温度測定部である。
カセット収納部19には、さらに、被印刷媒体Mの残量の有無の判断を行うための構成を有するテープエンド検出基板41が設けられている。図7は、印刷装置1のテープエンド検出基板41の正面図である。図7(a)に示すように、テープエンド検出基板41には、光センサ42と、光源(照射装置)43と、が設けられている。光センサ42は光を受光する受光領域42aを有している。光センサ42及び光源43が設けられたテープエンド検出基板41は、図7(b)に示す被印刷媒体Mの搬送経路Cにおける搬送方向において、サーマルヘッド10の上流側に配置されている。従って、サーマルヘッド10により印刷が開始される前に、光センサ42により搬送対象物の色又は明るさを検出することにより、被印刷媒体Mの境界の一つである終端Eが光センサ42による検出位置Sを通過したか否か、すなわち、被印刷媒体Mの残量が無くなったか否かの判断することにより境界の検出を行うことができる。さらに、図7(b)に示すように、光センサ42及び光源43は、搬送経路Cの搬送方向において、被印刷媒体M及びインクリボンRの媒体幅方向Yのほぼ中央と対向する位置に配置される。搬送対象物における光センサ42の受光領域42aと対向する領域が検出位置Sとなる。ここで、カセット収納部19は、被印刷媒体Mの幅が互いに異なる複数種類のテープカセット30を収納可能となっている。そして、被印刷媒体Mの幅が互いに異なる複数種類のテープカセット30の何れがカセット収納部19に収納された場合でも、被印刷媒体Mの媒体幅方向Yの中央はほぼ一定の位置になるように構成されている。これにより、被印刷媒体Mの幅が互いに異なる複数種類のテープカセット30のうちのどれがカセット収納部19に収納されても、被印刷媒体Mの媒体幅方向Yのほぼ中央と対向する位置に光センサ42及び光源43が配置されることになる。このため、被印刷媒体Mの幅によらず、被印刷媒体Mの残量の有無の判断を良好に行うことができる。
図6に示すように、光センサ42及び光源43が配置されたテープエンド検出基板41は、光センサ42及び光源43が被印刷媒体M(被印刷媒体Mが剥離紙Fを有している場合には剥離紙F、被印刷媒体Mが剥離紙Fを有していない場合には基材B)と対向する向きで、テープエンド検出基板41と被印刷媒体Mとの間隔が概ね所定の間隔(d1)となるように配置されている。本実施形態においては、間隔(d1)は、およそ5mm程度に設定されている。また、図7に示すように、光センサ42と、光源43とは、所定の間隔(d2)をおいてテープエンド検出基板41上に配置されている。本実施形態においては、間隔(d2)は、およそ3mm程度に設定されている。
光源43は、例えば白色LEDにより形成され、光センサ42が搬送対象物の色又は明るさの検出を行う際に、搬送対象物に照明光を照射する。光源43は、光センサ42の感度特性に合わせて、光センサ42が検出可能な波長範囲を含む光を照射するものである。すなわち、光源43は、所望の波長範囲を含む光を照射することが可能なものであれば、白色LEDに限らず、例えば、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3色のLEDにより構成されていてもよく、白熱電球でも、蛍光灯でもよい。
光センサ42は、受光領域42aと対向する位置にある搬送対象物の色又は明るさを検出する検出装置である。本実施形態において、検出対象物は被印刷媒体M又はインクリボンRであり、光センサ42は、被印刷媒体M(被印刷媒体Mが剥離紙Fを有している場合には剥離紙F、被印刷媒体Mが剥離紙Fを有していない場合には基材B)の色又は明るさと、インクリボンRの色又は明るさと、を検出することが可能である。光センサ42は、例えば、赤色値(R)、緑色値(G)及び青色値(B)の各色のフィルターを有するフォトダイオードを備えて構成されているカラーセンサである。この場合、光センサ42は、各フォトダイオードにより検出された光の強度を例えば16bitのデジタル値に変換して、RGB値とする。このため、光センサ42は、検出した光のスペクトルに応じたRGB値を有する色の情報を検出し、これを検出信号として出力する。これにより、光センサ42は、被印刷媒体Mの色と、インクリボンRの色と、が同系色であっても、それぞれの色に対して互いに異なるRGB値を検出することができる。光センサ42は、検出したRGB値を検出信号として制御装置5へ送る。従って、制御装置5は、被印刷媒体Mの色と、インクリボンRの色と、が同系色であっても、光センサ42で検出された搬送対象物の色に対するRGB値の変化に基づいて、光センサ42の受光領域42aと対向する位置にある搬送対象物が、被印刷媒体MからインクリボンRに変わったと判断することができる。
光センサ42は、搬送対象物の明るさを検出するものであってもよい。すなわち、光源43により照明されている照射面の反射率の違いによる明るさの違いを検出するものであってもよい。この場合、検出した明るさに基づいて、検出対象物が、被印刷媒体MからインクリボンRに変わったことを判断する。光センサ42は、カラーセンサの他、CCD(Charge-Coupled Device)イメージセンサ、CMOS(Complementary MOS)イメージセンサ、赤外線センサ等、搬送対象物である被印刷媒体Mの色又は明るさと、インクリボンRの色又は明るさとを識別できるセンサにより形成してもよい。
テープカセット30がカセット収納部19に収納された状態では、図6に示すように、カセットケース31に設けられた係合部37がカセット収納部19に設けられたカセット受け部20に支持されて、サーマルヘッド10がカセットケース31に形成されたサーマルヘッド被挿入部36に挿入される。また、テープコア係合軸22には、テープカセット30のテープコア32が係合し、さらに、インクリボン巻取り駆動軸23には、インクリボン巻取りコア35が係合する。
印刷装置1に印刷指示が入力されると、被印刷媒体Mは、プラテンローラ21の回転によりテープコア32から繰り出される。この際、インクリボン巻取り駆動軸23がプラテンローラ21に同調して回転することで、被印刷媒体MとともにインクリボンRがインクリボン供給コア34から繰り出される。これにより、被印刷媒体MとインクリボンRは重なった状態で搬送される。そして、サーマルヘッド10とプラテンローラ21の間を通過する際にインクリボンRがサーマルヘッド10によって加熱されることで、インクが被印刷媒体Mに転写され、印刷が行われる。
サーマルヘッド10とプラテンローラ21の間を通過した使用済みのインクリボンRは、インクリボン巻取りコア35に巻き取られる。一方、サーマルヘッド10とプラテンローラ21の間を通過した印刷済みの被印刷媒体Mは、ハーフカット装置16及びフルカット装置17で切断され、排出口2aから排出される。
なお、本実施形態においては、被印刷媒体Mの長さは、インクリボンRの長さよりも短く形成されている。そして、被印刷媒体Mの終端Eは、テープコア32に固定されていないため、被印刷媒体Mの終端Eは、最終的には光センサ42の前を通過して排出口2aから排出される。一方で、インクリボンRの両端は、インクリボン供給コア34及びインクリボン巻取りコア35に固定されているため、インクリボンRの終端は、テープカセット30の外に露呈することはなく、光センサ42の前を通過することもない。
本実施形態においては、光センサ42が配置されたテープエンド検出基板41は、カセット収納部19側に配置されている。従って、光センサ42による搬送対象物の色又は明るさの検出は、重なった状態で搬送される被印刷媒体MとインクリボンRのうち、被印刷媒体M側から行われる。
従って、被印刷媒体Mが残存している場合には、光センサ42は被印刷媒体M(被印刷媒体Mが剥離紙Fを有している場合には剥離紙F、被印刷媒体Mが剥離紙Fを有していない場合には基材B)の色又は明るさを検出する。そして、被印刷媒体Mが搬送されて、被印刷媒体Mの終端(境界)Eが光センサ42と対向する位置(検出位置S)を通過した後は、光センサ42はインクリボンRの色又は明るさを検出する。制御装置5は、光センサ42により検出された色又は明るさの変化に基づき、光センサ42による検出対象が被印刷媒体MからインクリボンRに変化したことを認識することで、被印刷媒体Mの終端Eが検出位置Sを通過して、被印刷媒体Mの残量が無くなったか否かを判断することができる。
図8は、印刷装置1と電子機器100のハードウェア構成を示したブロック図である。印刷装置1は、上述のサーマルヘッド10、サーミスタ13、ハーフカット装置16、フルカット装置17、プラテンローラ21に加えて、制御装置5、ROM(Read Only Memory)6、RAM(Random Access Memory)7、通信インターフェース(IF)8、ヘッド駆動回路9、搬送用モータ駆動回路11、ステッピングモータ12、カッターモータ駆動回路14、カッターモータ15、及び、電源回路40を備える。なお、少なくとも制御装置5、ROM6、及びRAM7は、印刷装置1のコンピュータを構成する。
制御装置5は、例えばCPU(Central Processing Unit)などのプロセッサ5aを含む。制御装置5は、ROM6に記憶されているプログラムをRAM7に展開し実行することで、印刷装置1の各部の動作を制御する。
制御装置5は、例えば、制御信号(ストローブ信号、ラッチ信号、クロック信号)と印刷データをヘッド駆動回路9へ供給し、ヘッド駆動回路9を介してサーマルヘッド10を制御する。また、制御装置5は、モータ駆動回路(搬送用モータ駆動回路11、カッターモータ駆動回路14)を介してモータ(ステッピングモータ12、カッターモータ15)を制御する。
制御装置5は、光センサ42で検出された搬送対象物の色又は明るさの変化に基づいて、被印刷媒体Mの終端Eが検出位置Sを通過したか否か、すなわち、被印刷媒体Mの残量があるか否かを判断する。具体的には、制御装置5は、光センサ42が搬送対象物の色を検出する場合、光センサ42により検出されたRGB値に含まれる赤色値(R)、緑色値(G)及び青色値(B)のうち、少なくとも1の値が所定の割合以上変化したか否かに基づいて、被印刷媒体Mの残量があるか否かを判断する。制御装置5は、光センサ42により検出される剥離紙Fの色の情報と、インクリボンRの色の情報と、に基づいて、被印刷媒体Mの終端Eが検出位置Sを通過したか否か、すなわち、残量があるか否かを判断する。従って、剥離紙Fがついた被印刷媒体Mの残量があるか否かを判断することができる。制御装置5による被印刷媒体Mの残量があるか否かの判断の詳細については後述する。
ROM6は、被印刷媒体Mに印刷を行う印刷プログラム、印刷プログラムの実行に必要な各種データ(例えば、フォント等)を記憶する。ROM6は、制御装置5によって読取り可能なプログラムが記憶された記憶媒体としても機能する。RAM7は、印刷内容のパターンを示すデータ(以降、印刷データと記す)を記憶する印刷データ記憶部を含む。さらに、RAM7は、表示データを記憶する表示データ記憶部を含む。通信インターフェース8は、有線通信又は無線通信により外部装置(例えば、電子機器100)との間でデータを授受する。
ヘッド駆動回路9は、制御装置5から供給された制御信号と印刷データに基づいてサーマルヘッド10を駆動する。サーマルヘッド10は、主走査方向に配列された複数の発熱素子10aを有する印刷ヘッドである。ヘッド駆動回路9が、制御装置5から供給されたストローブ信号により指定される通電期間中に、ヘッド駆動回路9から出力された印刷データに応じて複数の発熱素子10aの何れかへ電流を選択的に流すことで、複数の発熱素子10aの何れかが発熱してインクリボンRを加熱する。これにより、サーマルヘッド10は、熱転写により被印刷媒体Mに1ラインずつ印刷を行う。即ち、印刷装置1は、サーマルラインプリンタである。
搬送用モータ駆動回路11は、ステッピングモータ12を駆動する。ステッピングモータ12は、プラテンローラ21を回転させる。プラテンローラ21は、ステッピングモータ12の動力によって回転し、被印刷媒体Mの長手方向(副走査方向)に被印刷媒体Mを搬送する搬送機構である。
カッターモータ駆動回路14は、カッターモータ15を駆動する。ハーフカット装置16及びフルカット装置17は、カッターモータ15の動力によって動作し、被印刷媒体Mをハーフカット又はフルカットする。フルカットとは、被印刷媒体Mの基材を剥離紙とともに幅方向に沿って切断する動作のことであり、ハーフカットは、基材のみを幅方向に沿って切断する動作のことである。電源回路40は、外部電源Dからの直流電圧(例えば、24V)から出力電圧を生成し、印刷装置1の各部に電力を供給する電源部である。
電子機器100は、図1及び図8に示すように、表示装置101と入力装置102を備える、例えば、スマートフォン、タブレット端末などの携帯型のコンピュータである。表示装置101は、例えば、液晶ディスプレイであっても、有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)ディスプレイであってもよい。入力装置102は、例えば、タッチパネルである。
電子機器100は、上記の構成に加えて、表示部駆動装置103、通信インターフェース(IF)104、ROM105、RAM106、制御装置107を備える。表示部駆動装置103は、例えば、液晶表示ドライバ回路、有機EL表示ドライバ回路である。制御装置107は、プロセッサ108を備える。プロセッサ108は、演算部であり、アプリケーションプログラムを実行することで、印刷装置1から送られてきたエラーメッセージを表示装置101に表示する。
図9は、テープエンド判断処理のフローチャートである。テープエンド判断処理について、図10と併せて説明する。図10は、被印刷媒体M及びインクリボンRの搬送状態を示す図である。ここで、被印刷媒体Mは剥離紙Fを有しているものとする。剥離紙Fは、例えば、少なくとも光センサ42側の面がクリーム色や水色等の色を有している。インクリボンRは、例えば、黒色、赤色、白色を有している。図10(a)は、被印刷媒体Mの終端Eが光センサ42による、搬送経路C上の検出位置Sを通過する前の状態であって、被印刷媒体M及びインクリボンRを幅方向Yから見た搬送状態を示す模式図である。図10(b)は、被印刷媒体Mの終端Eが光センサ42による検出位置Sを通過した後の状態であって、被印刷媒体M及びインクリボンRを幅方向Yから見た搬送状態を示す模式図である。以下では、光センサ42が搬送対象物の検出位置Sにおける色を検出する場合について説明するが、光センサ42が搬送対象物の検出位置Sにおける明るさを検出する場合も、色の情報を明るさの情報に置き換えるだけで、同様に処理を行うことができる。
テープエンド判断処理では、被印刷媒体Mである印刷テープの残量の有無を判断する処理が行われる。印刷装置1は、印刷開始の指示に基づき、図9に示すテープエンド判断処理を開始する。テープエンド判断処理では、制御装置5は、まず、被印刷媒体Mの搬送前に光センサ42を動作させ、光センサ42で検出された検出信号のRGB値を初期値として取得する(ステップS101)。
被印刷媒体Mの搬送前においては、図10(a)に示すように、被印刷媒体Mの終端Eは、被印刷媒体Mの搬送経路Cの搬送方向において、光センサ42による検出位置Sより上流側に位置している。従って、被印刷媒体Mの搬送前においては、光センサ42は被印刷媒体Mの剥離紙Fと対向しており、剥離紙Fの色に対応する赤色値(R)、緑色値(G)及び青色値(B)を含むRGB値を検出し、これを検出信号として制御装置5へ送る。そして、制御装置5は、光センサ42から送られてきた検出信号のRGB値に含まれる赤色値(R)、緑色値(G)及び青色値(B)をそれぞれ、初期値Rbefore、Gbefore、Bbeforeとして取得し、RAM7に記憶する。
そして、制御装置5は、サーマルヘッド10をONとし、ステッピングモータ12をONとする。これにより、プラテンローラ21が搬送方向に回転し、被印刷媒体Mの搬送が開始され、印刷データに基づいて被印刷媒体Mへの印刷が行われる。印刷データに基づく印刷が終了した場合には、制御装置5は、サーマルヘッド10をOFFとするとともに、ステッピングモータ12をOFFとする。これにより、プラテンローラ21の回転が停止し、被印刷媒体Mの搬送も終了し、被印刷媒体Mへの印刷も終了となる(ステップS102)。
被印刷媒体Mの搬送が終了すると、制御装置5は、被印刷媒体Mの搬送終了後に光センサ42を動作させ、光センサ42で検出された検出信号のRGB値を取得する(ステップS103)。
このとき、図10(a)の場合と同様に、被印刷媒体Mの搬送後でも被印刷媒体Mがまだ残存している場合には、被印刷媒体Mの終端Eは、被印刷媒体Mの搬送経路Cの搬送方向において、光センサ42による検出位置Sより上流側に位置していることとなる。この場合、光センサ42による検出位置Sには、被印刷媒体MとインクリボンRが重なった状態で存在し、光センサ42は被印刷媒体Mの剥離紙Fと対向した状態になっている。そのため、光センサ42は、検出位置Sに存在する被印刷媒体Mの剥離紙Fの色に対応する赤色値(R)、緑色値(G)及び青色値(B)を含むRGB値を検出し、これを検出信号として制御装置5へ送る。そして、制御装置5は、光センサ42から送られてきた検出信号のRGB値に含まれる赤色値(R)、緑色値(G)及び青色値(B)をそれぞれ、被印刷媒体Mの搬送終了後のRGB値Rafter,Gafter,Bafterとして取得する。
これに対し、図10(b)に示すように、被印刷媒体Mの搬送後に被印刷媒体Mの残量が無くなった場合には、被印刷媒体Mの終端Eは、被印刷媒体Mの搬送経路Cの搬送方向において、光センサ42による検出位置Sより下流側に位置することとなる。この場合、光センサ42による検出位置Sには、被印刷媒体Mは無く、インクリボンRのみが存在し、光センサ42はインクリボンRと対向した状態になる。そのため、光センサ42は、検出位置Sに存在するインクリボンRの色に対応する赤色値(R)、緑色値(G)及び青色値(B)を含むRGB値を検出し、これを検出信号として制御装置5へ送る。そして、制御装置5は、光センサ42から送られてきた検出信号のRGB値に含まれる赤色値(R)、緑色値(G)及び青色値(B)をそれぞれ、被印刷媒体Mの搬送終了後のRGB値Rafter,Gafter,Bafterとして取得する。
次いで、制御装置5は、被印刷媒体Mの搬送前に光センサ42で検出したRGB値の初期値(Rbefore、Gbefore、Bbefore)(第1の検出結果)と、被印刷媒体Mの搬送終了後に光センサ42で検出したRGB値(Rafter,Gafter,Bafter)(第2の検出結果)との比較に基づいて、変化があるか否かを判定する(ステップS104)。
この処理では、制御装置5は、ステップS101で取得した被印刷媒体Mの搬送前のRGB値の初期値Rbefore,Gbefore,Bbeforeのそれぞれの値と、ステップS103で取得した被印刷媒体Mの搬送後のRGB値Rafter,Gafter,Bafterのそれぞれの値と、の変化の割合を判定する。すなわち、Rafterに対するRbeforeの変化の割合、Gafterに対するGbeforeの変化の割合、Bafterに対するBbeforeの変化の割合を判定する。
制御装置5は、RGB値に含まれる赤色値(R)、緑色値(G)及び青色値(B)のうちの、少なくともいずれか1つの値が、所定の割合(閾値)以上変化したか否かを判定する。具体的には、制御装置5は、RGB値に含まれる赤色値(R)、緑色値(G)及び青色値(B)のうちの、少なくともいずれか1つの値が所定の閾値以上変化したか、すなわち、RGB値を比較した結果所定の閾値以上変化したか否かを判定する。本実施形態においては、閾値は例えば10%に設定される。なお、閾値の値はこの限りではなく、任意の割合に設定することができる。
即ち、制御装置5は、下記(式1)~(式3)の少なくともいずれかが満たされているか否かを判定する。
(|Rafter-Rbefore|/Rbefore)≦0.1・・・(式1)
(|Gafter-Gbefore|/Gbefore)≦0.1・・・(式2)
(|Bafter-Bbefore|/Bbefore)≦0.1・・・(式3)
被印刷媒体Mの搬送前後に取得したRGB値の間に閾値以上の変化がない場合(ステップS104のYES)には、制御装置5は、被印刷媒体Mの搬送前後で取得されたRGB値は被印刷媒体Mの剥離紙Fの色の情報を示していると判定する。この場合、制御装置5は、搬送経路C上を被印刷媒体Mの終端Eが未だ通過しておらず、境界Eは検出位置Sをまだ通過しておらず、被印刷媒体Mの残量がまだあると判断する。この処理が終了すると、テープエンド判断処理は終了となる。
これに対し、被印刷媒体Mの搬送前後に取得したRGB値の間に閾値以上の変化がある場合(ステップS104のNO)には、制御装置5は、被印刷媒体Mの搬送後に取得したRGB値は、被印刷媒体Mの剥離紙Fの色の情報を示しているのではなく、インクリボンRの色の情報を示していると判定する。即ち、制御装置5は、光センサ42により検出される色の情報が変化したことに基づいて、検出位置Sにおける搬送対象物が被印刷媒体Mの剥離紙FからインクリボンRに変化したことを検出し、これにより被印刷媒体Mの終端Eが搬送経路C上の検出位置Sを通過し、境界Eは検出位置Sを通過したと判断する。制御装置5は、被印刷媒体Mの終端Eが検出位置Sを通過したと判断すると、被印刷媒体Mの残量が無くなったと判断する。
制御装置5は、被印刷媒体Mの搬送前後に検出したRGB値に基づき被印刷媒体Mの残量が無くなったと判断すると、例えば、電子機器100の表示装置101に被印刷媒体Mの残量が無くなった旨のエラーメッセージを表示したり、電子機器100の図示しないスピーカ等により被印刷媒体Mの残量が無くなった旨のメッセージ音を出力したりして、被印刷媒体Mの残量が無くなったことを報知する制御を行う(ステップS105)。これにより、被印刷媒体Mの残量がなくなったことを利用者に明確に伝達することができる。
また、制御装置5は、印刷装置1の動作を停止させる(ステップS106)。この処理では、制御装置5は、別のテープカセット30に交換されるまで、サーマルヘッド10及びステッピングモータ12への電源の供給を停止することにより、印刷装置1の搬送及び印刷動作を一時的に停止する。そして、制御装置5は、別のテープカセット30に交換されると、サーマルヘッド10及びステッピングモータ12への電源の供給の停止を解除する。この処理が終了すると、テープエンド判断処理は終了となる。これにより、被印刷媒体Mの残量がなくなった場合に、サーマルヘッド10による印刷の空打ちを未然に防ぐことができる。これにより、サーマルヘッド10及びプラテンローラ21等の印刷装置1の構成部品を保護することができる。
以上のように構成された印刷装置1では、光センサ42により検出される搬送対象物の色又は明るさの変化に基づいて、被印刷媒体Mの残量があるか否かを判断する。これにより、被印刷媒体M何らかの加工を加えることなく、被印刷媒体Mの残量があるか否かを判断することができる。また、インクリボンRと、被印刷媒体Mと、の色の情報の違いに基づいて被印刷媒体Mの残量があるか否かを判断しているため、この判断に対して、外部の光や、温度変化等の環境の変化の影響を受け難くすることができる。さらに、色や明るさの変化に基づいて被印刷媒体Mの残量があるか否かを判断しているため、被印刷媒体Mと、インクリボンRとの関係において、任意の色や素材、構造の組み合わせを採用した場合であっても、被印刷媒体Mの残量があるか否かを判断することができる。例えば、被印刷媒体Mの構造が剥離紙Fを有していないタイプであっても、被印刷媒体Mの残量の有無を判断することができる。
また、制御装置5は、光センサ42が色を検出するものである場合、光センサ42により検出された赤色値(R)、緑色値(G)及び青色値(B)を含むRGB値のうちの、少なくともいずれか1つの値が所定の割合以上変化したか否かに基づいて、被印刷媒体Mの残量の有無を判断している。これにより、例えばインクリボンRと被印刷媒体Mとが同系色であっても、被印刷媒体Mの残量の有無を判断することができる。
また、光センサ42は、光源43により照射された照射面における被印刷媒体Mの色の情報と、インクリボンRの色の情報と、を検出する。従って、周囲が暗い環境下であっても、被印刷媒体MとインクリボンRとを区別して検出することができる。これにより、被印刷媒体Mの残量の有無の判断精度を向上させることができる。
また被印刷媒体Mと、インクリボンRと、はそれぞれ異なる材料により形成されているため、被印刷媒体MとインクリボンRの色が同系色であっても、相互に反射率は異なっている。そのため、反射率の違いによる明るさの違いにより被印刷媒体MとインクリボンRとを区別して検出することができる。これにより、被印刷媒体Mの残量の有無の判断精度を向上させることができる。
また、制御装置5は、被印刷媒体Mが搬送される前に光センサ42により検出された色の情報と、被印刷媒体Mが搬送された後に光センサ42により検出された色の情報と、に基づき被印刷媒体Mの残量の有無を検出する。従って、光センサ42による検出間隔が比較的短いことから、被印刷媒体Mの残量の有無の判断において、外部の光や、半導体を使用する光センサ42に対する温度変化等の環境の変化の影響を受け難くすることができ、これにより、被印刷媒体Mの残量の有無の判断精度を向上させることができる。
また、従来技術では、被印刷媒体の終端を検出するために被印刷媒体に加工された識別マークを検出しており、そのために識別マークの検出を継続して行う必要があった、これに対し、本実施形態においては、被印刷媒体Mが搬送される前と後の2回だけ光センサ42による検出を行うだけで済む。このため、被印刷媒体Mの残量の有無の判断に関わる消費電力を押さえることができ、かつ、制御装置5の処理負担も軽減することができる。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。印刷装置、印刷装置の印刷制御方法、及び、プログラムは、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
上述の実施形態においては、制御装置5は、電子機器100の表示装置101にエラーメッセージを表示しているがこの限りではない。例えば、印刷装置1にディスプレイや発光ダイオード等の表示装置を設け、制御装置5は、被印刷媒体Mの残量が無くなったと判断した場合には、被印刷媒体Mの残量が無くなった旨のエラーメッセージを印刷装置1の表示装置に表示する制御を行ってもよい。これにより、被印刷媒体Mの残量がなくなったことを利用者に明確に伝達することができる。
上述した実施形態では、光センサ42により検出される被印刷媒体Mの色又は明るさの情報と、インクリボンRの色又は明るさの情報と、に基づいて被印刷媒体Mの残量の有無を判断する例を示したが、この限りではない。例えば、被印刷媒体Mを長さ毎に複数の色(例えば3色)で作成し、長さ毎に変動する被印刷媒体M(剥離紙F)の色又は明るさの情報と、インクリボンRの色又は明るさの情報と、の違いに基づいて被印刷媒体Mの残量の有無を判断してもよい。この場合、制御装置5は残量に応じたメッセージを表示する制御を行う。
上述した実施形態では、光センサ42を、被印刷媒体Mの搬送経路Cの搬送方向において、サーマルヘッド10より上流側に配置する例を示したが、この限りではない。例えば、光センサ42を、サーマルヘッド10より下流側等、被印刷媒体MとインクリボンRとが重なった状態で搬送される搬送経路C上に配置してもよい。
上述した実施形態では、制御装置5は、被印刷媒体Mが搬送される前に光センサ42により検出された色又は明るさの情報と、被印刷媒体Mが搬送された後に光センサ42により検出された色又は明るさの情報と、の変化に基づき被印刷媒体の残量の有無を判断する例を示したが、この限りではない。例えば、光センサ42は、被印刷媒体Mが搬送される間は連続(例えば、1秒ごと)して色又は明るさの情報を検出し、制御装置5は、連続して検出される色又は明るさの情報の違いに基づき被印刷媒体Mの残量の有無を判断してもよい。被印刷媒体Mの残量が無くなったと判断した場合、制御装置5は、サーマルヘッド10及びステッピングモータ12への電源の供給を停止することにより、印刷装置1の搬送及び印刷動作を停止する。これにより、サーマルヘッド10による印刷の空打ちを未然に防ぐことで、サーマルヘッド10及びプラテンローラ21等の印刷装置1の構成部品を保護することができる。さらに、印刷装置1の無駄な動作を防ぐことで、印刷装置1の消費電力の低減を図ることができる。
上述した実施形態では、制御装置5は、被印刷媒体Mの搬送前に光センサ42で検出したRGB値の初期値と、被印刷媒体Mの搬送終了後に光センサ42で検出したRGB値と、に変化があるか判定する例を示したが、この限りではない。例えば、制御装置5は、テープカセット30の交換時に、一度だけ検出したRGB値を初期値として記憶し、記憶しているRGB値の初期値と、被印刷媒体Mの搬送終了後に光センサ42で検出したRGB値と、に変化があるか判定してもよい。
上述した実施形態では、光センサ42による被印刷媒体の色又は明るさの検出は、被印刷媒体M側から行う例を示したが、この限りではない。例えば、被印刷媒体Mの長さを、インクリボンRの長さよりも長く形成した場合には、光センサ42による被印刷媒体の色又は明るさの検出は、インクリボンR側から行ってもよい。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
少なくとも一方の面同士のそれぞれの領域に含まれる色が互いに異なる、又は、少なくとも一方の面同士のそれぞれの領域における明るさが互いに異なる第1部材及び第2部材を有する複数の部材が重ねられた状態で搬送される搬送対象物の前記色又は前記明るさを、前記少なくとも一方の面側から検出する検出装置と、
前記搬送対象物の少なくとも一部に印刷を行う印刷ヘッドと、
前記検出装置の検出結果に基づいて、前記少なくとも一方の面側から見た、前記搬送対象物の前記第1部材及び前記第2部材の一方の境界を検出する制御装置と、
を備える、ことを特徴とする印刷装置。
[付記2]
前記制御装置は、前記搬送が行われる前に前記検出装置が検出した第1の検出結果と、前記搬送が行われた後に前記検出装置が検出した第2の検出結果との比較に基づいて、前記境界が検出位置を通過したか否かを判断することにより前記境界を検出する、
ことを特徴とする付記1に記載の印刷装置。
[付記3]
前記検出装置は、前記第1の検出結果及び前記第2の検出結果として、前記検出位置における前記搬送対象物の色の、赤色値(R)、緑色値(G)及び青色値(B)を含むRGB値を検出し、
前記制御装置は、前記第1の検出結果及び前記第2の検出結果における、前記赤色値、前記緑色値及び前記青色値のうちの、少なくとも一つの値の比較に基づいて、前記境界が前記検出位置を通過したか否かを判断する、
ことを特徴とする付記2に記載の印刷装置。
[付記4]
前記搬送対象物は、前記第1部材の前記一方の面と前記第2部材の前記一方の面とが同じ向きで重ねられた状態で搬送される、
ことを特徴とする付記1に記載の印刷装置。
[付記5]
前記第1部材は、前記印刷ヘッドによる前記印刷に使用されるインクリボンであり、
前記第2部材は、前記印刷ヘッドにより前記印刷が行われる被印刷媒体である、
ことを特徴とする付記1に記載の印刷装置。
[付記6]
前記被印刷媒体は、前記印刷ヘッドによる前記印刷が行われる印刷面を一方に有する長尺状の基材を有し、
前記被印刷媒体は前記インクリボンより短く、
前記搬送対象物は、前記被印刷媒体の残量があるときは、前記インクリボンが前記基材の前記印刷面側に重ねられた状態で搬送され、前記被印刷媒体の残量が無くなったときは、前記インクリボンが前記基材と重ならない状態で搬送され、
前記検出装置は、前記基材の前記印刷面の反対側から前記搬送対象物の色又は明るさを検出するように設けられ、
前記制御装置は、前記境界が前記検出位置を通過したと判断した場合に、前記被印刷媒体の残量が無くなったと判断する、
ことを特徴とする付記5に記載の印刷装置。
[付記7]
前記被印刷媒体は、前記基材の前記印刷面と反対側の面を、粘着層を介して覆う剥離紙を有し、
前記検出装置は、前記被印刷媒体の残量があるときは、前記剥離紙の前記検出装置側の色又は明るさを検出する、
ことを特徴とする付記6に記載の印刷装置。
[付記8]
表示装置をさらに備え、
前記制御装置は、前記第2部材の残量が無くなったと判断した場合に、前記第2部材の残量が無くなった旨を前記表示装置に表示する制御を実行する、
ことを特徴とする付記6又は付記7に記載の印刷装置。
[付記9]
前記搬送対象物の搬送経路に沿って前記被印刷媒体を搬送する搬送装置をさらに備え、
前記制御装置は、前記第2部材の残量が無くなったと判断した場合には、前記搬送装置による搬送を停止させる制御を実行する、
ことを特徴とする付記6乃至付記8のうちいずれかに記載の印刷装置。
[付記10]
前記検出装置が前記搬送対象物の前記検出位置における色又は明るさを検出するときに、前記搬送対象物の前記検出位置を照明する照射装置をさらに備える、
ことを特徴とする付記1乃至付記9のうちいずれかに記載の印刷装置。
[付記11]
前記検出位置は、前記搬送対象物の搬送方向に直交する幅方向の中央となる位置に配置されている、
ことを特徴とする付記1乃至付記10のうちいずれかに記載の印刷装置。
[付記12]
前記検出装置は、前記搬送対象物の搬送経路において、前記印刷ヘッドに対して前記搬送方向における上流側に配置されている、
ことを特徴とする付記1乃至付記11のうちいずれかに記載の印刷装置。
[付記13]
印刷装置の印刷制御方法であって、
前記印刷装置は、印刷を行う印刷ヘッドと、対象物の色又は明るさを検出する検出装置と、を備え、
少なくとも一方の面同士のそれぞれの領域に含まれる色が互いに異なる、又は、少なくとも一方の面同士のそれぞれの領域における明るさが互いに異なる第1部材及び第2部材を有する複数の部材が重ねられた状態で搬送される搬送対象物の色又は明るさを、前記検出装置により、前記少なくとも一方の面側から検出し、
前記検出結果に基づいて、前記少なくとも一方の面側から見た、前記搬送対象物の前記第1部材及び前記第2部材の一方の境界を検出する、
ことを特徴とする印刷装置の印刷制御方法。
[付記14]
印刷装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記印刷装置は、印刷を行う印刷ヘッドと、対象物の色又は明るさを検出する検出装置と、を備え、
前記コンピュータに、
少なくとも一方の面同士のそれぞれの領域に含まれる色が互いに異なる、又は、少なくとも一方の面同士のそれぞれの領域における明るさが互いに異なる第1部材及び第2部材を有する複数の部材が重ねられた状態で搬送される搬送対象物の色又は明るさを、前記検出装置により、前記少なくとも一方の面側から検出させ、
前記検出結果に基づいて、前記少なくとも一方の面側から見た、前記搬送対象物の前記第1部材及び前記第2部材の一方の境界を検出させる、
ことを特徴とするプログラム。
1・・・印刷装置、2・・・装置筐体、2a・・・排出口、3・・・開閉蓋、3a・・・窓、5・・・制御装置、5a・・・プロセッサ、6・・・ROM、7・・・RAM、8・・・通信インターフェース(IF)、9・・・ヘッド駆動回路、10・・・サーマルヘッド、10a・・・発熱素子、11・・・搬送用モータ駆動回路、12・・・ステッピングモータ、13・・・サーミスタ、14・・・カッターモータ駆動回路、15・・・カッターモータ、16・・・ハーフカット装置、17・・・フルカット装置、19・・・カセット収納部、20・・・カセット受け部、21・・・プラテンローラ、22・・・テープコア係合軸、23・・・インクリボン巻取り駆動軸、25・・・電源ボタン、26・・・操作ボタン、27・・・蓋開閉ボタン、30・・・テープカセット、31・・・カセットケース、32・・・テープコア、34・・・インクリボン供給コア、35・・・インクリボン巻取りコア、36・・・サーマルヘッド被挿入部、37・・・係合部、40・・・電源回路、41・・・テープエンド検出基板、42・・・光センサ、43・・・光源、100・・・電子機器、101・・・表示装置、102・・・入力装置、103・・・表示部駆動装置、104・・・通信インターフェース(IF)、105・・・ROM、106・・・RAM、107・・・制御装置、108・・・プロセッサ、M・・・被印刷媒体、R・・・インクリボン

Claims (7)

  1. インクリボンと前記インクリボンに重ねられた被印刷媒体とを含む搬送対象物を搬送する搬送装置と、
    前記被印刷媒体に印刷を行う印刷ヘッドと、
    前記搬送対象物の色又は明るさを検出する検出装置と、
    前記検出装置による検出結果に基づいて、前記被印刷媒体の搬送方向における端部を検出する制御装置と、を備える印刷装置。
  2. インクリボンと前記インクリボンに重ねられた被印刷媒体とを含む搬送対象物を搬送する搬送装置と、
    前記被印刷媒体に印刷を行う印刷ヘッドと、
    前記搬送対象物の色又は明るさを検出する検出装置と、
    前記被印刷媒体の端部を検出するために、前記搬送対象物を前記搬送装置によって搬送させる前と搬送させた後とに、前記搬送対象物の色又は明るさを、前記検出装置によって検出させる制御装置と、を備える印刷装置。
  3. 前記制御装置は、
    前記検出装置による検出結果に基づいて、前記被印刷媒体の搬送方向における端部を検出する、請求項2記載の印刷装置。
  4. 印刷装置の制御装置によって実行される制御方法であって、
    前記印刷装置は、
    インクリボンと前記インクリボンに重ねられた被印刷媒体とを含む搬送対象物を搬送する搬送装置と、
    前記被印刷媒体に印刷を行う印刷ヘッドと、
    前記搬送対象物の色又は明るさを検出する検出装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記検出装置による検出結果に基づいて、前記被印刷媒体の搬送方向における端部を検出する印刷装置の制御方法。
  5. 印刷装置の制御装置によって実行される制御方法であって、
    前記印刷装置は、
    インクリボンと前記インクリボンに重ねられた被印刷媒体とを含む搬送対象物を搬送する搬送装置と、
    前記被印刷媒体に印刷を行う印刷ヘッドと、
    前記搬送対象物の色又は明るさを検出する検出装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記被印刷媒体の端部を検出するために、前記搬送対象物を前記搬送装置によって搬送させる前と搬送させた後とに、前記搬送対象物の色又は明るさを、前記検出装置によって検出させる印刷装置の制御方法。
  6. 印刷装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、
    インクリボンと前記インクリボンに重ねられた被印刷媒体とを含む搬送対象物を前記印刷装置の搬送装置によって搬送させ、
    前記被印刷媒体に前記印刷装置の印刷ヘッドによって印刷を行わせ、
    前記搬送対象物の色又は明るさを前記印刷装置の検出装置によって検出させ、
    前記検出装置による検出結果に基づいて、前記被印刷媒体の搬送方向における端部を検出させる、プログラム。
  7. 印刷装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、
    インクリボンと前記インクリボンに重ねられた被印刷媒体とを含む搬送対象物を前記印刷装置の搬送装置によって搬送させ、
    前記被印刷媒体に前記印刷装置の印刷ヘッドによって印刷を行わせ、
    前記搬送対象物の色又は明るさを前記印刷装置の検出装置によって検出させ、
    前記被印刷媒体の端部を検出するために、前記搬送対象物を前記搬送装置によって搬送させる前と搬送させた後とに、前記搬送対象物の色又は明るさを、前記検出装置によって検出させる、プログラム。
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