JP7230276B2 - 回路形成方法および回路形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、硬化性樹脂を用いて回路を形成する回路形成方法および回路形成装置に関する。
下記特許文献に記載されているように、硬化性樹脂を用いて回路を形成する技術が開発されている。
国際公開第2014/006699号
硬化性樹脂だけでなく、導電性流体をも用いて回路を適切に形成することを課題とする。
上記課題を解決するために、本明細書は、ホールを有する樹脂層を硬化性樹脂により基材の上に形成する樹脂層形成工程と、加熱することで導電性を発現する導電性流体を、前記ホールの内部に塗布する塗布工程と、前記樹脂層の上に、前記ホールの内部に塗布された導電性流体と通電するように配線を形成する配線形成工程と、前記基材の上に形成された前記樹脂層と、前記基材とを剥離する剥離工程と、を含み、前記塗布工程は、ナノメートルサイズの金属微粒子を含有する金属含有液を前記導電性流体として、前記ホールの内部において前記基材の上面に塗布し、マイクロメートルサイズの金属粒子を含有する樹脂ペーストを前記導電性流体として、前記ホールの内部を充填するように前記金属含有液の上面に塗布し、前記樹脂層形成工程は、前記樹脂層の下面側への前記ホールの開口の面積が、前記樹脂層の上面側への前記ホールの開口の面積より小さくなるように、前記樹脂層を形成する回路形成方法を開示する。
上記課題を解決するために、本明細書は、ホールを有する樹脂層を硬化性樹脂により形成する樹脂層形成装置と、加熱することで導電性を発現する導電性流体を、前記ホールの内部に塗布する塗布装置と、前記樹脂層の上に、前記ホールの内部に塗布された導電性流体と通電するように配線を形成する配線形成装置と、前記樹脂層形成装置と前記塗布装置と前記配線形成装置との作動を制御することで回路を形成する制御装置と、を備え、前記塗布装置は、ナノメートルサイズの金属微粒子を含有する金属含有液を前記導電性流体として、前記ホールの内部において基材の上面に塗布し、マイクロメートルサイズの金属粒子を含有する樹脂ペーストを前記導電性流体として、前記ホールの内部を充填するように前記金属含有液の上面に塗布し、前記樹脂層形成装置が、回路が形成された後に剥離される基材の上に前記樹脂層を、前記樹脂層の下面側への前記ホールの開口の面積が、前記樹脂層の上面側への前記ホールの開口の面積より小さくなるように形成する回路形成装置を開示する。
本開示では、回路が形成された後に剥離される基材の上に、ホールを有する樹脂層が硬化性樹脂により形成される。そして、その樹脂層の下面側へのホールの開口の面積は、樹脂層の上面側へのホールの開口の面積より小さくされており、そのホールの内部に導電性流体が塗布される。これにより、硬化性樹脂だけでなく、導電性流体をも用いて回路を適切に形成することが可能となる。
回路形成装置を示す図である。 制御装置を示すブロック図である。 複数の回路プレートが積層された回路を示す断面図である。 感熱剥離フィルムが敷かれた基台を示す断面図である。 樹脂積層体が形成された状態の回路を示す断面図である。 樹脂積層体のホールに底面電極が形成された状態の回路を示す断面図である。 樹脂積層体の上に配線が形成された状態の回路を示す断面図である。 配線を覆うように樹脂積層体が積層された状態の回路を示す断面図である。 樹脂積層体の上に配線が形成された状態の回路を示す断面図である。 配線を覆うように樹脂積層体が積層された状態の回路を示す断面図である。 電子部品及びプローブピンが装着された状態の回路を示す断面図である。 底面電極が形成された状態の回路を示す断面図である。 回路プレートと、その回路プレートから剥離された感熱剥離フィルムとを示す断面図である。 従来の底面電極を示す断面図である。 従来の底面電極を示す断面図である。 本発明の底面電極を示す断面図である。 変形例の底面電極を示す断面図である。 変形例の底面電極を示す断面図である。 変形例の底面電極を示す断面図である。 変形例の底面電極を示す断面図である。
図1に回路形成装置10を示す。回路形成装置10は、搬送装置20と、第1造形ユニット22と、第2造形ユニット24と、装着ユニット26と、制御装置(図2参照)28とを備える。それら搬送装置20と第1造形ユニット22と第2造形ユニット24と装着ユニット26とは、回路形成装置10のベース29の上に配置されている。ベース29は、概して長方形状をなしており、以下の説明では、ベース29の長手方向をX軸方向、ベース29の短手方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向の両方に直交する方向をZ軸方向と称して説明する。
搬送装置20は、X軸スライド機構30と、Y軸スライド機構32とを備えている。そのX軸スライド機構30は、X軸スライドレール34とX軸スライダ36とを有している。X軸スライドレール34は、X軸方向に延びるように、ベース29の上に配設されている。X軸スライダ36は、X軸スライドレール34によって、X軸方向にスライド可能に保持されている。さらに、X軸スライド機構30は、電磁モータ(図2参照)38を有しており、電磁モータ38の駆動により、X軸スライダ36がX軸方向の任意の位置に移動する。また、Y軸スライド機構32は、Y軸スライドレール50とステージ52とを有している。Y軸スライドレール50は、Y軸方向に延びるように、ベース29の上に配設されており、X軸方向に移動可能とされている。そして、Y軸スライドレール50の一端部が、X軸スライダ36に連結されている。そのY軸スライドレール50には、ステージ52が、Y軸方向にスライド可能に保持されている。さらに、Y軸スライド機構32は、電磁モータ(図2参照)56を有しており、電磁モータ56の駆動により、ステージ52がY軸方向の任意の位置に移動する。これにより、ステージ52は、X軸スライド機構30及びY軸スライド機構32の駆動により、ベース29上の任意の位置に移動する。
ステージ52は、基台60と、保持装置62と、昇降装置64とを有している。基台60は、平板状に形成され、上面に基板が載置される。保持装置62は、基台60のX軸方向の両側部に設けられている。そして、基台60に載置された基板のX軸方向の両縁部が、保持装置62によって挟まれることで、基板が固定的に保持される。また、昇降装置64は、基台60の下方に配設されており、基台60を昇降させる。
第1造形ユニット22は、回路基板の配線を造形するユニットであり、第1印刷部72と、加熱部74とを有している。第1印刷部72は、インクジェットヘッド(図2参照)76とディスペンスヘッド(図2参照)77とを有している。インクジェットヘッド76が金属インクを線状に吐出する。金属インクは、ナノメートルサイズの金属の微粒子が溶剤中に分散されたものである。また、金属微粒子の表面は分散剤によりコーティングされており、溶剤中での凝集が防止されている。なお、インクジェットヘッド76は、例えば、圧電素子を用いたピエゾ方式によって複数のノズルから金属インクを吐出する。
また、ディスペンスヘッド77は金属ペーストを吐出する。金属ペーストは、加熱により硬化する樹脂に、マイクロメートルサイズの金属粒子が分散されたものである。ちなみに、金属粒子は、フレーク状とされている。なお、金属ペーストの粘度は、金属インクと比較して、比較的高いため、ディスペンスヘッド77は、インクジェットヘッド76のノズルの径より大きな径の1個のノズルから金属ペーストを吐出する。
加熱部74は、ヒータ(図2参照)78を有している。ヒータ78は、インクジェットヘッド76により吐出された金属インクを加熱する装置である。金属インクは、ヒータ78により加熱されることで焼成し、配線が形成される。なお、金属インクの焼成とは、エネルギーを付与することによって、溶媒の気化や金属微粒子の保護膜、つまり、分散剤の分解等が行われ、金属微粒子が接触または融着をすることで、導電率が高くなる現象である。そして、金属インクを焼成することで、金属製の配線が形成される。
また、ヒータ78は、ディスペンスヘッド77により吐出された金属ペーストをも加熱する装置である。金属ペーストは、ヒータ78により加熱されることで、樹脂が硬化する。この際、金属ペーストでは、硬化した樹脂が収縮し、その樹脂に分散されたフレーク状の金属粒子が互いに接触する。これにより、金属ペーストが導電性を発現する。
また、第2造形ユニット24は、回路基板の樹脂層を造形するユニットであり、第2印刷部84と、硬化部86とを有している。第2印刷部84は、インクジェットヘッド(図2参照)88を有しており、インクジェットヘッド88は紫外線硬化樹脂を吐出する。紫外線硬化樹脂は、紫外線の照射により硬化する樹脂である。なお、インクジェットヘッド88は、例えば、圧電素子を用いたピエゾ方式でもよく、樹脂を加熱して気泡を発生させ複数のノズルから吐出するサーマル方式でもよい。
硬化部86は、平坦化装置(図2参照)90と照射装置(図2参照)92とを有している。平坦化装置90は、インクジェットヘッド88によって吐出された紫外線硬化樹脂の上面を平坦化するものであり、例えば、紫外線硬化樹脂の表面を均しながら余剰分の樹脂を、ローラもしくはブレードによって掻き取ることで、紫外線硬化樹脂の厚みを均一させる。また、照射装置92は、光源として水銀ランプもしくはLEDを備えており、吐出された紫外線硬化樹脂に紫外線を照射する。これにより、吐出された紫外線硬化樹脂が硬化し、樹脂層が形成される。
また、装着ユニット26は、回路基板に電子部品を装着するユニットであり、供給部100と、装着部102とを有している。供給部100は、テーピング化された電子部品を1つずつ送り出すテープフィーダ(図2参照)104を複数有しており、供給位置において部品を供給する。また、供給部100は、トレイから部品を供給するトレイ型供給装置(図2参照)105も有している。
装着部102は、装着ヘッド(図2参照)106と、移動装置(図2参照)108とを有している。装着ヘッド106は、テープフィーダ104若しくはトレイ型供給装置105から供給される部品を保持するためのチャック(図示省略)を有する。チャックは、1対の把持爪(図示省略)を有しており、1対の把持爪を接近させることで、部品を把持し、1対の把持爪を離間させることで、把持した部品を離脱する。また、移動装置108は、テープフィーダ104若しくはトレイ型供給装置105による電子部品の供給位置と、基台60との間で、装着ヘッド106を移動させる。これにより、装着部102では、テープフィーダ104若しくはトレイ型供給装置105から供給された部品が、チャックにより保持され、そのチャックによって保持された部品が回路に装着される。
また、制御装置28は、図2に示すように、コントローラ110と、複数の駆動回路112とを備えている。複数の駆動回路112は、上記電磁モータ38,56、保持装置62、昇降装置64、インクジェットヘッド76、ディスペンスヘッド77、ヒータ78、インクジェットヘッド88、平坦化装置90、照射装置92、テープフィーダ104、トレイ型供給装置105、装着ヘッド106、移動装置108に接続されている。コントローラ110は、CPU,ROM,RAM等を備え、コンピュータを主体とするものであり、複数の駆動回路112に接続されている。これにより、搬送装置20、第1造形ユニット22、第2造形ユニット24、装着ユニット26の作動が、コントローラ110によって制御される。
回路形成装置10では、上述した構成によって、図3に示すように、複数の回路プレート120が形成され、それら複数の回路プレート120が積層された状態でビス止めされることで回路122が形成される。複数の回路プレート120の各々は、紫外線硬化樹脂による樹脂積層体,金属インクによる配線,供給部100により供給される部品等により形成される。それら複数の回路プレート120の各々の形成方法は概ね同じであるため、複数の回路プレート120のうちの回路プレート120cの形成方法について、以下に説明する。
具体的には、ステージ52の基台60の上面に、まず、図4に示すように、感熱剥離フィルム70が敷かれる。感熱剥離フィルム70は、粘着性を有するため、基台60の上面に適切に密着する。そして、感熱剥離フィルム70の上に回路プレート120が形成されるが、感熱剥離フィルム70の基台60への密着により、回路形成時における回路プレート120のズレ等が防止される。なお、感熱剥離フィルム70は、加熱により粘着性が低下するため、感熱剥離フィルム70の上に回路プレート120が形成された後に、感熱剥離フィルム70が加熱されることで、感熱剥離フィルム70の上に形成された回路プレート120とともに感熱剥離フィルム70を、基台60から容易に剥離することができる。
そして、基台60の上に、感熱剥離フィルム70が敷かれると、ステージ52が、第2造形ユニット24の下方に移動される。この際、第2造形ユニット24において、図5に示すように、感熱剥離フィルム70の上に樹脂積層体130が形成される。樹脂積層体130は、複数のホール132を有しており、インクジェットヘッド88からの紫外線硬化樹脂の吐出と、吐出された紫外線硬化樹脂への照射装置92による紫外線の照射とが繰り返されることにより形成される。
詳しくは、第2造形ユニット24の第2印刷部84において、インクジェットヘッド88が、感熱剥離フィルム70の上面に紫外線硬化樹脂を薄膜状に吐出する。この際、インクジェットヘッド88は、感熱剥離フィルム70の上面の所定の部分が露出するように、紫外線硬化樹脂を吐出する。続いて、紫外線硬化樹脂が薄膜状に吐出されると、硬化部86において、紫外線硬化樹脂の膜厚が均一となるように、紫外線硬化樹脂が平坦化装置90によって平坦化される。そして、照射装置92が、その薄膜状の紫外線硬化樹脂に紫外線を照射する。これにより、感熱剥離フィルム70の上に樹脂の薄膜層136が形成される。
続いて、インクジェットヘッド88が、その薄膜層136の上の部分にのみ紫外線硬化樹脂を薄膜状に吐出する。つまり、インクジェットヘッド88は、感熱剥離フィルム70の上面の所定の部分が露出するように、薄膜層136の上に紫外線硬化樹脂を薄膜状に吐出する。そして、平坦化装置90によって薄膜状の紫外線硬化樹脂が平坦化され、照射装置92が、その薄膜状に吐出された紫外線硬化樹脂に紫外線を照射することで、薄膜層136の上に薄膜層136が積層される。このように、薄膜層136の上への紫外線硬化樹脂の吐出と、紫外線の照射とが繰り返され、複数の薄膜層136が積層されることで、ホール132を有する樹脂積層体130が形成される。なお、ホール132は、樹脂積層体130を上下方向に貫通している。
上述した手順により樹脂積層体130が形成されると、ステージ52が第1造形ユニット22の下方に移動される。そして、第1造形ユニット22の第1印刷部72において、ディスペンスヘッド77が、図6に示すように、樹脂積層体130のホール132の内部に金属ペースト138を吐出する。この際、ディスペンスヘッド77は、樹脂積層体130の上面と、ホール132の内部に吐出された金属ペースト138の上面とが平らになるように、つまり、面一となるように、金属ペースト138を吐出する。そして、第1造形ユニット22の加熱部74において、金属ペースト138が、ヒータ78により加熱される。これにより、金属ペースト138が硬化し、金属ペースト138が導電化する。なお、導電化した金属ペースト138は、回路プレート120cの下面側に露出する電極として機能するため、導電化した金属ペースト138を底面電極140と記載する。
次に、第1造形ユニット22の第1印刷部72において、インクジェットヘッド76が、図7に示すように、樹脂積層体130の上面に金属インク150を2本の線状に吐出する。この際、インクジェットヘッド76は、複数のホール132の内部に形成された底面電極140と接触するように、金属インク150を吐出する。つまり、複数のホール132の内部に形成された底面電極140を繋ぐように、金属インク150が吐出される。そして、第1造形ユニット22の加熱部74において、金属インク150が、ヒータ78により加熱されることで、金属インク150が焼成し、配線152が形成される。これにより、樹脂積層体130の複数のホール132の内部に形成された底面電極140と導通するように、樹脂積層体130の上面に2本の配線152が形成される。なお、2本の配線152は、互いの端部を対向させた状態で1直線状に配置されている。
次に、ステージ52が、第2造形ユニット24の下方に移動される。そして、第2造形ユニット24において、図8に示すように、樹脂積層体130の上に樹脂積層体160が形成される。樹脂積層体160は、樹脂積層体130の上面に形成された2本の配線152を覆うように形成される。ただし、樹脂積層体160には、2本の配線152の互いに対向する端部が露出するキャビティ162と、各配線152の一部が露出する複数のホール164とが形成されている。なお、樹脂積層体160は、樹脂積層体130と同様に、インクジェットヘッド88による紫外線硬化樹脂の吐出と、照射装置92による紫外線の照射とが繰り返されることで、形成される。
続いて、ステージ52が第1造形ユニット22の下方に移動され、第1印刷部72において、インクジェットヘッド76が、図9に示すように、樹脂積層体160のホール164の内部に金属インク170を吐出する。この際、インクジェットヘッド76は、樹脂積層体160の上面と、ホール164の内部に吐出された金属インク170の上面とが面一となるように、金属インク170を吐出する。そして、第1造形ユニット22の加熱部74において、金属インク170が、ヒータ78により加熱されることで、金属インク170が焼成する。これにより、金属インク170が金属化し、ビア172が形成される
続いて、第1造形ユニット22の第1印刷部72において、インクジェットヘッド76が、図9に示すように、樹脂積層体160の上面に金属インク180を線状に吐出する。この際、インクジェットヘッド76は、複数のホール164の内部に形成されたビア172と接触するように、金属インク180を吐出する。つまり、複数のホール164の内部に形成されたビア172を繋ぐように、金属インク180が吐出される。そして、第1造形ユニット22の加熱部74において、金属インク180が、ヒータ78により加熱されることで、金属インク180が焼成し、配線182が形成される。これにより、樹脂積層体160の複数のホール164の内部に形成されたビア172と導通するように、樹脂積層体160の上面に配線182が形成される。
次に、ステージ52が、第2造形ユニット24の下方に移動される。そして、第2造形ユニット24において、図10に示すように、樹脂積層体160の上に樹脂積層体190が形成される。樹脂積層体190は、樹脂積層体160の上面に形成された配線182を覆うように形成される。ただし、樹脂積層体190には、樹脂積層体160のキャビティ162と連通するキャビティ192と、配線182の一部が露出する複数のホール194とが形成されている。なお、樹脂積層体190は、樹脂積層体130,160と同様に、インクジェットヘッド88による紫外線硬化樹脂の吐出と、照射装置92による紫外線の照射とが繰り返されることで、形成される。
そして、樹脂積層体190が形成されると、ステージ52が第1造形ユニット22の下方に移動され、第1印刷部72において、ディスペンスヘッド77が、樹脂積層体160,190のキャビティ162,192の内部に金属ペースト200を吐出する。この際、ディスペンスヘッド77は、キャビティ162,192の内部で露出している配線152の端部の上に、金属ペースト200を吐出する。さらに、ディスペンスヘッド77は、樹脂積層体190のホール194の内部に金属ペースト202を吐出する。この際、ディスペンスヘッド77は、ホール194の内部で露出している配線182の上に、金属ペースト202を吐出する。
このように、配線152,182の上に金属ペースト200,202が吐出されると、ステージ52が装着ユニット26の下方に移動される。そして、装着ユニット26では、テープフィーダ104により電子部品(図11参照)210が供給され、その電子部品210が装着ヘッド106のチャックによって、保持される。なお、図10に示すように、電子部品210は、部品本体212と、部品本体212の下面に配設された2個の電極214とにより構成されている。そして、装着ヘッド106が、移動装置108によって移動され、チャックにより保持された電子部品210が、キャビティ162,192の内部に装着される。この際、電子部品210の電極214が、配線152の上に吐出された金属ペースト200に接触するように、電子部品210はキャビティ162,192の内部に装着される。
また、装着ユニット26では、トレイ型供給装置105によりプローブピン216が供給され、そのプローブピン216が装着ヘッド106のチャックによって、保持される。そして、装着ヘッド106が、移動装置108によって移動され、チャックにより保持されたプローブピン216が、ホール194に挿入される。この際、プローブピン216の下端が、ホール194の内部に吐出された金属ペースト202に接触するように、プローブピン216はホール194に挿入される。なお、ホール194の深さ寸法は、プローブピン216の長さ寸法より短くされているため、ホール194に挿入されたプローブピン216の上端は、樹脂積層体190の上面から突出している。
続いて、ステージ52が第1造形ユニット22の下方に移動される。そして、第1造形ユニット22の加熱部74において、金属ペースト200,202が、ヒータ78により加熱されることで、金属ペースト200,202が硬化し、金属ペースト200,202が導電化する。これにより、回路プレート120cが形成される。つまり、回路プレート120cでは、複数の樹脂積層体130,160,190が積層されており、積層された複数の樹脂積層体130,160,190の間に配線152,182が形成されている。そして、配線152,182がビア172により上下方向において導通するとともに、配線152が底面電極140により回路プレート120cの下面側に導通し、配線182がプローブピン216により回路プレート120cの上面側に導通している。また、樹脂積層体160,190のキャビティ162,192に、電子部品210が配線152に導通した状態で装着されている。このように、回路形成装置10では、上述した方法に従って、パッケージ化された回路プレート120cが感熱剥離フィルム70の上に形成される。
また、回路形成装置10では、上述した方法(以下、「第1回路形成方法」と記載する)と異なる方法(以下、「第2回路形成方法」と記載する)により、回路プレート120cを形成することも可能である。具体的には、ステージ52が第1造形ユニット22の下方に移動され、第1造形ユニット22の第1印刷部72において、ディスペンスヘッド77が、図12に示すように、感熱剥離フィルム70の上に金属ペースト138を吐出する。なお、金属ペースト138の吐出箇所は、第1回路形成方法において樹脂積層体130が形成される際のホール194の形成箇所である。そして、金属ペースト138が吐出されると、第1造形ユニット22の加熱部74において、金属ペースト138が、ヒータ78により加熱されることで、金属ペースト138が導電化する。これにより、底面電極140が形成される。
続いて、ステージ52が第2造形ユニット24の下方に移動され、第2造形ユニット24の第2印刷部84において、図6に示すように、感熱剥離フィルム70の上面に、樹脂積層体130が形成される。この際、感熱剥離フィルム70の上に先に形成されている底面電極140の位置に、ホール194が位置するように、樹脂積層体130が形成される。つまり、第1回路形成方法では、感熱剥離フィルム70の上に、まず、ホール132を有する樹脂積層体130が形成され、その樹脂積層体130のホール132の内部に、底面電極140が形成される。一方、第2回路形成方法では、感熱剥離フィルム70の上に、まず、底面電極140が形成され、その底面電極140を取り囲むように、樹脂積層体130が形成されることで、底面電極140の形成箇所がホール132として機能する。なお、第2回路形成方法における樹脂積層体130も、第1回路形成方法における樹脂積層体130と同様に、インクジェットヘッド88による紫外線硬化樹脂の吐出と、照射装置92による紫外線の照射とが繰り返されることで、形成される。そして、第2回路形成方法において、金属ペースト138と樹脂積層体160とが形成された後に、第1回路形成方法と同様に、樹脂積層体160,190、配線152,182、ビア172等が形成され、電子部品210等が装着されることで、回路プレート120cが感熱剥離フィルム70の上に形成される。
このように、回路形成装置10では、第1回路形成方法と第2回路形成方法との何れに手法によっても、回路プレート120cを感熱剥離フィルム70の上に形成することが可能である。そして、回路プレート120cが形成されると、ステージ52が第1造形ユニット22の下に移動され、第1造形ユニット22の加熱部74において、感熱剥離フィルム70がヒータ78により加熱される。これにより、感熱剥離フィルム70の粘着性が低下し、回路プレート120cを感熱剥離フィルム70とともに、基台60から容易に剥がすことができる。そして、回路プレート120cと感熱剥離フィルム70とが剥離されることで、回路プレート120cの作成が完了する。また、回路プレート120c以外の回路プレート120a,b,d~fも、回路プレート120cと略同様の方法により作成される。そして、複数の回路プレート120a~fが作成されると、図3に示すように、複数の回路プレート120a~fが積層される。この際、例えば、回路プレート120cの上面から突出しているプローブピン216が、その回路プレート120cの上に積層される回路プレート120bの底面電極220と接触するように、回路プレート120が積層される。なお、プローブピン216には、コイルスプリング(図示省略)が内蔵されており、伸縮可能とされている。このため、回路プレート120cのプローブピン216が回路プレート120bの底面電極220と接触するように、回路プレート120が積層された際に、プローブピン216が収縮することで、コイルスプリングの弾性力によりプローブピン216と底面電極220との導通が担保される。そして、それら複数の回路プレート120が積層された状態でビス止めされることで回路122が形成される。
ただし、回路プレート120が感熱剥離フィルム70の上に形成された後に、回路プレート120と感熱剥離フィルム70とが剥離される際に、図13に示すように、底面電極140が感熱剥離フィルム70に密着し、回路プレート120から離脱する場合がある。つまり、底面電極140が、感熱剥離フィルム70の剥離に伴って、回路プレート120の樹脂積層体130のホール132から抜け落ちる場合がある。
これは、底面電極140と配線152との密着力が、底面電極140と感熱剥離フィルム70との密着力より低いためである。また、樹脂積層体130のホール132は、理想的に、図14に示すように、概して円柱形状とされる。つまり、ホール132の内径は、理想的に、全域に渡って同じとされ、樹脂積層体130の下面側へのホール132の開口の面積(以下、「下面側開口面積」と記載する)と、樹脂積層体130の上面側へのホール132の開口の面積(以下、「上面側開口面積」と記載する)とが同じとされている。このように、下面側開口面積と上面側開口面積とが同じとされている場合に、樹脂積層体130の上面での底面電極140と配線152との密着力が、樹脂積層体130の下面での底面電極140と感熱剥離フィルム70との密着力より低いと、底面電極140がホール132から離脱し易くなる。
さらに言えば、第2回路形成方法で回路プレート120が形成される場合には、感熱剥離フィルム70の上に、まず、金属ペースト138が吐出される。この際、金属ペースト138の表面張力により、図15に示すように、金属ペースト138の上端部が湾曲し、半球形状となる場合がある。そして、その金属ペースト138がヒータ78の加熱により硬化し、底面電極140とされた後に、その底面電極140を取り囲むように樹脂積層体130が形成される際に、紫外線硬化樹脂が底面電極140の上端部に向って濡れ上がる場合がある。このような場合には、ホール132の下面側開口面積は上面側開口面積より小さくなり、底面電極140がホール132から、更に離脱し易くなる。
このようなことに鑑みて、回路形成装置10では、第2回路形成方法により回路プレート120は形成されず、第1回路形成方向により回路プレート120が形成される。そして、底面電極140の離脱を防止するべく、第1回路形成方法において、図16に示すように、ホール230の下面側開口面積が上面側開口面積より小さくなるように、樹脂積層体130が形成される。つまり、ホール230を区画する樹脂積層体130の内壁面が、下方に向うほどホール230の内部に向うとともに、上方に向うほどホール230の外部に向うテーパ面となるように、樹脂積層体130が形成される。そして、樹脂積層体130のホール230の内部に、金属ペースト138が吐出され、その金属ペースト138がヒータ78により加熱されることで、金属ペースト138が硬化し、底面電極140が形成される。このように、下面側開口面積が上面側開口面積より小さいホール230の内部に、底面電極140が形成されることで、回路プレート120が形成された後に、回路プレート120から感熱剥離フィルム70が剥離される際に、底面電極140の離脱を防止することができる。特に、感熱剥離フィルム70が剥離される際に、底面電極140が感熱剥離フィルム70とともに引っ張られる力を、ホール230を区画する樹脂積層体130の内壁のテーパ面により押さえることができるため、効果的に底面電極140の離脱を防止することができる。
なお、制御装置28のコントローラ110は、図2に示すように、樹脂層形成部250と、塗布部252と、配線形成部254とを有している。樹脂層形成部250は、ホール230を有する樹脂積層体130を形成するための機能部である。塗布部252は、ホール230の内部に金属ペースト138を吐出するための機能部である。配線形成部254は、ホール230の内部に形成された底面電極140と導通するように、樹脂積層体130の上面に配線152を形成するための機能部である。
ちなみに、上記実施例において、回路形成装置10は、回路形成装置の一例である。第2造形ユニット24は、樹脂層形成装置の一例である。制御装置28は、制御装置の一例である。感熱剥離フィルム70は、基材の一例である。インクジェットヘッド76及びヒータ78は、配線形成装置の一例である。ディスペンスヘッド77は、塗布装置の一例である。樹脂積層体130は、樹脂層の一例である。金属ペースト138は、導電性流体の一例である。配線152は、配線の一例である。ホール230は、ホールの一例である。樹脂層形成部250により実行される工程は、樹脂層形成工程の一例である。塗布部252により実行される工程は、塗布工程の一例である。配線形成部254により実行される工程は、配線形成工程の一例である。
また、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。例えば、上記実施例では、ホール230を区画する樹脂積層体130の内壁面をテーパ面とすることで、ホール230の下面側開口面積が上面側開口面積より小さくされているが、ホール230を区画する樹脂積層体130の内壁面の形状として、種々の形状を採用することが可能である。具体的には、例えば、図17に示すように、ホール230を区画する樹脂積層体130の内壁面の下端部を、ホール230の内部に向って湾曲する形状とすることで、ホール230の下面側開口面積を上面側開口面積より小さくしてもよい。また、例えば、図18に示すように、ホール230を区画する樹脂積層体130の内壁面を段差面形状とすることで、ホール230の下面側開口面積を上面側開口面積より小さくしてもよい。
また、上記実施例では、樹脂積層体130のホール230の内部の全てを占有するように金属ペースト138が吐出されているが、ホール230の一部にのみ金属ペースト138が吐出されてもよい。具体的には、図19に示すように、樹脂積層体130の下面側のホール230の開口と、樹脂積層体130の上面側のホール230の開口とを繋ぐように、金属ペースト260をホール230の一部に吐出する。そして、その金属ペースト260を加熱することで、樹脂積層体130の上面側のホール230の開口と、樹脂積層体130の下面側のホール230の開口とを繋ぐ底面電極262を形成する。次に、ホール230の内部の底面電極262以外の箇所に紫外線硬化樹脂264を吐出し、紫外線を照射することで、その紫外線硬化樹脂264を硬化させる。このように、ホール230の一部に金属ペースト260を吐出し、ホール230の残りの部分に紫外線硬化樹脂264を吐出することでも、上記実施形態と同様に、底面電極262の離脱を防止することができる。また、金属ペーストは比較的、高価であるため、金属ペーストの使用量を抑制することで、コストダウンを図ることも可能となる。さらに言えば、金属ペーストは粘性が高いため、ホールの内部を金属ペーストのみで充填させることが困難であるが、粘性の低い紫外線硬化樹脂を併用することで、比較的、容易にホール内部を金属ペーストと紫外線硬化樹脂とにより充填することができる。
また、上記実施例では、導電性流体として、金属ペーストが採用されているが、金属インクが導電性流体として採用されてもよい。この際、金属インクと金属ペーストとを導電性流体として採用することで、底面電極の離脱を効果的に抑制することが可能となる。具体的には、図20に示すように、下面側開口面積が上面側開口面積より小さいホール230に、まず、金属インク270を薄膜状に吐出し、その金属インク270を加熱することで導電化させて、金属薄膜272を形成する。つまり、ホール230の内部において、感熱剥離フィルム70の上面に金属インク270を薄膜状に吐出し、その金属インク270を加熱することで、感熱剥離フィルム70と密着した状態の金属薄膜272を形成する。次に、ホール230の内部において、金属薄膜272の上に金属ペースト276を吐出する。そして、金属ペースト276を加熱することで導電化させて、金属塊278を形成する。これにより、ホール230の内部に、金属薄膜272と金属塊278とにより構成される底面電極が形成される。このような底面電極では、金属薄膜272と感熱剥離フィルム70とが密着するが、金属製の金属薄膜272と、樹脂製の感熱剥離フィルム70との密着力は、比較的弱い。このため、回路プレート120と感熱剥離フィルム70とが剥離される際に、感熱剥離フィルム70に密着している金属薄膜272は、感熱剥離フィルム70から容易に剥がれる。これにより、底面電極の下面側を金属薄膜272により構成し、底面電極の上面側を金属塊278により構成することで、回路プレート120と感熱剥離フィルム70とが剥離される際の底面電極の離脱を効果的に抑制することが可能となる。
また、上記実施例では、ヒータ78により、金属インク及び金属ペーストが加熱されているが、レーザ光等の照射により、金属インク及び金属ペーストが加熱されてもよい。
また、上記実施例では、金属ペーストが、ディスペンスヘッド77により吐出されているが、スタンプ等により金属ペーストが転写されてもよい。また、スクリーン印刷により、金属インク若しくは金属ペーストが印刷されてもよい。
10:回路形成装置 24:第2造形ユニット(樹脂形成装置) 28:制御装置 70:感熱剥離フィルム(基材) 76:インクジェットヘッド(配線形成装置) 77:ディスペンスヘッド(塗布装置) 78:ヒータ(配線形成装置) 130:樹脂積層体(樹脂層) 138:金属ペースト(導電性流体) 152:配線 230:ホール 250:樹脂層形成部(樹脂層形成工程) 252:塗布部(塗布工程) 254:配線形成部(配線形成工程) 270:金属インク(金属含有液) 276:金属ペースト(樹脂ペースト)

Claims (3)

  1. ホールを有する樹脂層を硬化性樹脂により基材の上に形成する樹脂層形成工程と、
    加熱することで導電性を発現する導電性流体を、前記ホールの内部に塗布する塗布工程と、
    前記樹脂層の上に、前記ホールの内部に塗布された導電性流体と通電するように配線を形成する配線形成工程と、
    前記基材の上に形成された前記樹脂層と、前記基材とを剥離する剥離工程と、
    を含み、
    前記塗布工程は、
    ナノメートルサイズの金属微粒子を含有する金属含有液を前記導電性流体として、前記ホールの内部において前記基材の上面に塗布し、マイクロメートルサイズの金属粒子を含有する樹脂ペーストを前記導電性流体として、前記ホールの内部を充填するように前記金属含有液の上面に塗布し、
    前記樹脂層形成工程は、
    前記樹脂層の下面側への前記ホールの開口の面積が、前記樹脂層の上面側への前記ホールの開口の面積より小さくなるように、前記樹脂層を形成する回路形成方法。
  2. 前記樹脂層形成工程は、
    前記ホールを区画する前記樹脂層の内壁面を段差面形状とすることで、前記樹脂層の下面側への前記ホールの開口の面積が、前記樹脂層の上面側への前記ホールの開口の面積より小さくなるように、前記樹脂層を形成する請求項1に記載の回路形成方法。
  3. ホールを有する樹脂層を硬化性樹脂により形成する樹脂層形成装置と、
    加熱することで導電性を発現する導電性流体を、前記ホールの内部に塗布する塗布装置と、
    前記樹脂層の上に、前記ホールの内部に塗布された導電性流体と通電するように配線を形成する配線形成装置と、
    前記樹脂層形成装置と前記塗布装置と前記配線形成装置との作動を制御することで回路を形成する制御装置と、
    を備え、
    前記塗布装置は、
    ナノメートルサイズの金属微粒子を含有する金属含有液を前記導電性流体として、前記ホールの内部において基材の上面に塗布し、マイクロメートルサイズの金属粒子を含有する樹脂ペーストを前記導電性流体として、前記ホールの内部を充填するように前記金属含有液の上面に塗布し、
    前記樹脂層形成装置が、
    回路が形成された後に剥離される基材の上に前記樹脂層を、前記樹脂層の下面側への前記ホールの開口の面積が、前記樹脂層の上面側への前記ホールの開口の面積より小さくなるように形成する回路形成装置。
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