JP7228403B2 - 衣類用スチーマー - Google Patents

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Description

本発明は、衣類にスチームを当てることで衣類の皺を伸ばすことができる衣類用スチーマーに関するものである。
従来、この種の衣類用スチーマーとしては、下側カバー体及び上側カバー体(それぞれ本願発明の外殻体に相当する)と、貯水部と、ヒータと、前記貯水部内の水を前記ヒータにより加熱してスチームとする気化ユニットと、この気化ユニットで生成されたスチームを噴出する複数の第1の噴出孔を備えたアイロンベース(本願発明の噴出部に相当する)とを有するスチームアイロンが知られている(例えば、特許文献1参照。)。そして、このスチームアイロンは、前記アイロンベースの底面壁に着脱可能なアタッチメントを有し、このアタッチメントに複数の第2の噴出孔が設けられる。これらの第2の噴出孔は、前記第1の噴出孔よりも幅広となる範囲に形成される。このため、前記アイロンベースに前記アタッチメントを取り付けて衣類用スチーマーとして使用すれば、広範囲に勢いの強いスチームを噴出させることができるので、ハンガー等にかけた衣類等のしわ伸ばしを効果的に行うことができる。
特開2016-116649号公報
しかしながら、特許文献1のような装置は、衣類用スチーマーとして使用する場合に、前記下側カバー体及び上側カバー体の輪郭から突出する大型の前記アタッチメントを前記アイロンベースに装着して使用することになるため、全体として大型化してしまうという問題があった。一方、前記アタッチメントを前記アイロンベースに装着しなければ、前記第1の噴出孔から噴出されるスチームの広がりが少なく、ハンガー等にかけた衣類等のしわ伸ばしを効果的に行うことができない。
本発明は以上の問題点を解決し、装置全体の大型化を抑えつつ、スチームを広範囲に噴射することができる衣類用スチーマーを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の衣類用スチーマーは、外殻体と、貯水部と、ヒータと、前記貯水部から送られた水を前記ヒータにより加熱してスチームとする気化ユニットと、この気化ユニットで生成されたスチームを噴出する複数の噴出孔部が設けられた噴出部とを有する衣類用スチーマーにおいて、少なくとも一つの前記噴出孔部が、前記気化ユニット側から外側に向けて流通面積が拡大する斜錐凹状の錐状凹部を有すると共に、この錐状凹部の側面を延長して仮想頂点が定義され、この仮想頂点を通って前記噴出部の外面と直交する垂直軸線に対し、前記仮想頂点と錐状凹部の仮想底面の中心を通る中心軸線が傾斜するものである。
また、本発明の請求項2に記載の衣類用スチーマーは、請求項1において、前記噴出孔部の下流側で、斜錐凹状の錐状凹部を有する一の前記噴出孔部と、他の噴出孔部とが、これらの中心軸線同士が前記噴出部から離れるに従って間隔が拡がる組み合わせを有するものである。
また、本発明の請求項3に記載の衣類用スチーマーは、請求項1において、前記噴出孔部の下流側で、斜錐凹状の錐状凹部を有する一の前記噴出孔部と、他の噴出孔部とが、これらの中心軸線同士がねじれの位置にある組み合わせを有するものである。
更に、本発明の請求項3に記載の衣類用スチーマーは、請求項1乃至3において、斜錐凹状の錐状凹部を有する前記噴出孔部において、前記仮想頂点から前記噴出部の外面に垂下した仮想線が、前記錐状凹部の仮想底面と交差することを特徴とするものである。
本発明の請求項1に記載の衣類用スチーマーは、以上のように構成することにより、前記気化ユニットで発生したスチームが前記噴出部の噴出孔部から噴出する際に、少なくとも一つの前記噴出孔部から噴出するスチームを、斜錐凹状の前記錐状凹部の傾斜側に傾くように噴出させることができる。
なお、前記噴出孔部の下流側において、斜錐凹状の錐状凹部を有する一の前記噴出孔部と、他の噴出孔部とが、これらの錐状凹部の中心軸線同士が、前記噴出部から離れるに従って間隔が拡がる組み合わせを有することで、スチームの噴出範囲を拡げることができる。
また、前記噴出孔部の下流側で、斜錐凹状の錐状凹部を有する一の前記噴出孔部と、他の噴出孔部とが、これらの錐状凹部の中心軸線同士が、前記噴出部から離れるに従って間隔が一旦縮まった後に拡がる組み合わせを有することで、スチームの噴出範囲を拡げることができる。
更に、斜錐凹状の錐状凹部を有する前記噴出孔において、前記錐状凹部の側面を延長して定義される仮想頂点から前記噴出部の外面に垂下した仮想線が、前記錐状凹部の仮想底面と交差することで、前記噴出部を容易に製造することができる。
本発明の一実施形態を示す衣類用スチーマーの正面図である。 同、左側面図である。 同、背面図である。 同、噴出部としてのアイロンベースの拡大図である。 同、アイロンベースの拡大A-A断面図である。 同、アイロンベースの拡大B-B断面図である。 同、アイロンベースの拡大C-C断面図である。 同、内部構造の概略説明図である。 本発明の第二の実施形態を示す衣類用スチーマーのアイロンベースの拡大図である。 本発明の第三の実施形態を示す衣類用スチーマーのアイロンベースの拡大図である。 本発明の第四の実施形態を示す衣類用スチーマーのアイロンベースの拡大図である。
以下、本発明の第一の実施形態について、図1乃至図8に基づいて説明する。なお、本実施形態では、図1乃至図8の姿勢を基準として上下を規定する。
1は本発明の衣類用スチーマーである。この衣類用スチーマー1は、外殻体2と、噴出部としてのアイロンベース3とを有する。前記外殻体2は、本体部4と把持部5とを有する。そして、前記把持部5の根元部分には、送水操作部6が設けられる。また、前記外殻体2の前記本体部4内には、貯水部7と、送水ポンプ8と、気化ユニット9が設けられる。更に、この気化ユニット9に、前記アイロンベース3が取り付けられる。なお、前記貯水部7と送水ポンプ8は第1の管10で接続されると共に、前記送水ポンプ8と気化ユニット9は第2の管11で接続される。なお、図8では省略したが、前記貯水部7には給水口12が設けられる。この給水口12は、着脱可能な蓋13によって塞がれる。また、前記送水ポンプ8は手動ポンプであり、前記送水操作部6を操作することによって、前記貯水部7内の水を前記気化ユニット9へ送るように構成される。なお、前記送水ポンプ8は電動ポンプであっても良い。また、前記気化ユニット9にはヒータ14が設けられる。更に、前記気化ユニット9の前記アイロンベース3側には、スチーム排出口15が設けられる。なお、16は前記本体部4の正面に設けられた操作部、17は前記衣類スチーマー1の状態を示す表示部、18は前記把持部5の先端から引き出された電源コードである。
前記アイロンベース3は、板状のベース本体19と、このベース本体19の外周部近傍から前記本体部4側に突出して設けられる周壁部20とを有して構成される。なお、前記ベース本体19と周壁部20は、一体に形成される。そして、前記ベース本体19における前記周壁部20で囲まれる領域には、前記ベース本体19を貫通するように、複数の噴出孔部21からなる噴出孔部群22が形成される。なお、本例では、前記噴出孔部群22は、前記噴出孔部21を縦一列に12カ所穿設したが、前記噴出孔部21の数及び列の数を適宜設定することができる。また、前記周壁部20の先端部20Aは、全周に亘って前記気化ユニット9の外面と密着する。このように、前記周壁部20の先端部20Aが前記気化ユニット9の外面と密着することで、この気化ユニット9と前記アイロンベース3とで囲まれる空間23が形成される。
前記噴出孔部群22について詳述する。この噴出孔部群22を構成する複数の前記噴出孔部21は、更に3つの群に分けられる。第1群24は、前記噴出孔部群22の上部の4つの噴出孔部21Aから構成される。第2群25は、前記噴出孔部群22の中央の4つの噴出孔部21Bから構成される。第3群26は、前記噴出孔部群22の下部の4つの噴出孔部21Cから構成される。
前記噴出孔部21Aは、孔部27Aと錐状凹部28Aと中間部29Aとを有して構成される。前記孔部27Aは、前記ベース本体19の前記気化ユニット9側に形成される。そして、前記孔部27Aは、流通断面形状が円形で且つ直径が略一定となるように形成される。なお、前記孔部27Aの流通断面形状は、円形以外であってもよい。前記錐状凹部28Aは、前記ベース本体19の反気化ユニット9側、即ち外側に形成される。そして、前記錐状凹部28Aは、前記円孔部27A側から外側に向けて徐々に流通面積が拡大するように形成される。また、前記錐状凹部28Aの仮想底面30A(前記錐状凹部28Aにおける外側開口の形状と大凡一致する)は、図4に示すように、半円と半楕円とを接続した形状である。なお、前記仮想底面30Aは、他の形状、例えば楕円や多角形であっても良い。そして、前記錐状凹部28Aの側面(この「側面」は、「錐形」の数学的定義に従って、「錐形」の外面における底面以外の面に相当する面を指す。以下同じ。)を延長すると、仮想頂点31Aにおいて交差する。なお、前記錐状凹部28Aは、厳密に錐形状でなくてもよい。この場合、前記仮想頂点31Aは、前記孔部27Aの中心を通り且つ前記仮想底面30Aの長さ方向に延びる仮想平面と前記錐状凹部28Aの側面とが交差することで定義される2つの線を延長させ、これらが交差する位置と定義する。そして、前記仮想頂点31Aを通って前記ベース本体19の外面と直交する垂直軸線Avaに対し、前記仮想頂点31Aと前記仮想底面30Aの中心を通る前記錐状凹部28Aの中心軸線Acaは、外側に向かうほど高くなるように傾斜する。即ち、前記錐状凹部28Aは斜錐凹状である。また、前記垂直軸線Avaは、前記仮想底面30Aと交差する。
前記噴出孔部21Bは、孔部27Bと錐状凹部28Bと中間部29Bとを有して構成される。前記孔部27Bは、前記ベース本体19の前記気化ユニット9側に形成される。そして、前記孔部27Bは、流通断面形状が円形で且つ直径が略一定となるように形成される。なお、前記孔部27Bの流通断面形状は、円形以外であってもよい。前記錐状凹部28Bは、前記ベース本体19の反気化ユニット9側、即ち外側に形成される。そして、前記錐状凹部28Bは、前記円孔部27B側から外側に向けて徐々に流通面積が拡大するように形成される。また、前記錐状凹部28Bの仮想底面30B(前記錐状凹部28Bにおける外側開口の形状と大凡一致する)は、図4に示すように円形である。なお、前記仮想底面30Bは、他の形状、例えば楕円や多角形であっても良い。そして、前記錐状凹部28Bの側面(上述により定義)を延長すると、仮想頂点31Bにおいて交差する。なお、前記錐状凹部28Bは、厳密に錐形状でなくてもよい。この場合、前記仮想頂点31Bは、前記孔部27Bの中心を通り且つ前記仮想底面30Bの長さ方向に延びる仮想平面と前記錐状凹部28Bの錐側面とが交差することで定義される2つの線を延長させ、これらが交差する位置と定義する。そして、前記仮想頂点31Bを通って前記ベース本体19の外面と直交する垂直軸線Avbは、前記仮想頂点31Bと前記仮想底面30Bの中心を通る前記錐状凹部28Bの中心軸線Acbと一致する。即ち、前記錐状凹部28Bは正錐状である。また、前記垂直軸線Avbは、前記仮想底面30Bと交差する。
前記噴出孔部21Cは、孔部27Cと錐状凹部28Cと中間部29Cとを有して構成される。前記孔部27Cは、前記ベース本体19の前記気化ユニット9側に形成される。そして、前記孔部27Cは、流通断面形状が円形で且つ直径が略一定となるように形成される。なお、前記孔部27Cの流通断面形状は、円形以外であってもよい。前記錐状凹部28Cは、前記ベース本体19の反気化ユニット9側、即ち外側に形成される。そして、前記錐状凹部28Cは、前記円孔部27C側から外側に向けて徐々に流通面積が拡大するように形成される。また、前記錐状凹部28Cの仮想底面30C(前記錐状凹部28Cにおける外側開口の形状と大凡一致する)は、図4に示すように、半円と半楕円とを接続した形状である。なお、前記仮想底面30Cは、他の形状、例えば楕円や多角形であっても良い。そして、前記錐状凹部28Cの側面(上述により定義)を延長すると、仮想頂点31Cにおいて交差する。なお、前記錐状凹部28Cは、厳密に錐形状でなくてもよい。この場合、前記仮想頂点31Cは、前記孔部27Cの中心を通り且つ前記仮想底面30Cの長さ方向に延びる仮想平面と前記錐状凹部28Cの側面とが交差することで定義される2つの線を延長させ、これらが交差する位置と定義する。そして、前記仮想頂点31Cを通って前記ベース本体19の外面と直交する垂直軸線Avcに対し、前記仮想頂点31Cと前記仮想底面30Cの中心を通る前記錐状凹部28Cの中心軸線Accは、外側に向かうほど低くなるように傾斜する。即ち、前記錐状凹部28Cは斜錐凹状である。また、前記垂直軸線Avcは、前記仮想底面30Cと交差する。
即ち、前記噴出孔部群22は、図1乃至図7の姿勢において、上部の前記第1群24の噴出孔部21Aの中心軸線Acaが上向きに傾斜し、中央の前記第2群25の噴出孔部21Bの中心軸線Acbが水平であり、下部の前記第3群26の噴出孔部21Cの中心軸線Accが下向きに傾斜する。従って、前記噴出孔部群22の各噴出孔部21の中心軸線Aca,Acb,Accは、前記ベース本体19から離れるに従って拡がるようにされる。そして、前記各垂直軸線Ava,Avb,Avcが、何れも前記仮想底面30A,30B,30Cと交差するので、前記アイロンベース3を製造する際に、容易に型抜きをすることができる。即ち、複数の前記噴出孔部21が穿設された前記アイロンベース3を容易に製造することができる。
次に、本実施形態の作用について説明する。まず使用者は、予め前記蓋13を開き、前記給水口12から前記貯水部7内に給水した後、前記蓋13を閉じる。そして、前記電源コード18の図示しないプラグを電源に接続し、前記操作部16を操作する。これによって、前記ヒータ14が通電され、前記スチーム排出口15が加熱される。そして、前記スチーム排出口15が十分加熱されて使用可能な状態となると、前記表示部17の表示状態が変化する。これによって、前記衣類用スチーマー1が使用可能となったことが分かる。
前記衣類用スチーマー1が使用可能な状態になると、使用者は前記把持部5を把持し、前記アイロンベース3を処理対象の衣類に向けた状態で、前記送水操作部6を操作して前記送水ポンプ8を作動させ、前記貯水部7内の水を、加熱された前記気化ユニット9へ送る。この気化ユニット9に送られた水は、この気化ユニット9内で速やかに気化してスチームSとなり、前記スチーム排出口15から前記空間23に送られる。そして、この空間23に送られたスチームは、全てのスチーム噴出口21から前記アイロンベース3の外部に噴出する。
なお、前述したように、前記噴出孔部群22の各噴出孔部21の中心軸線Aca,Acb,Accは、前記ベース本体19から離れるに従って拡がるようにされる。このため、前記噴出孔部群22の各噴出孔部21から噴出するスチームSは、図8に示すように、上下に拡がりながら噴出する。このように、前記第1群24の噴出孔部21Aの中心軸線Acaを上向きに、前記第3群26の噴出孔部21Cの中心軸線Accを下向きに傾斜させることで、スチームSの噴射範囲を拡げるためのアタッチメントを使用することなく、処理対象の衣類の広範囲にスチームSを当てることができる。即ち、前記衣類用スチーマー1全体の大型化を抑制することができる。これによって、使用者は、前記衣類用スチーマー1の操作を容易に行うことができる。また、処理対象の衣類の広範囲にスチームSを当てて、効果的に処理することができる。
以上のように本発明は、外殻体2と、貯水部7と、ヒータ14と、前記貯水部7から送られた水を前記ヒータ14により加熱してスチームSとする気化ユニット9と、この気化ユニット9で生成されたスチームSを噴出する複数の噴出孔部21が設けられた噴出部としてのアイロンベース3とを有する衣類用スチーマー1において、前記噴出孔部21A,21Cが、前記気化ユニット9側から外側に向けて流通面積が拡大する斜錐凹状の錐状凹部28A,28Cを有すると共に、これらの錐状凹部28A,28Cの側面を延長して仮想頂点31A,31Cが定義され、これらの仮想頂点31A,31Cを通って噴出部たる前記アイロンベース3のベース本体19の外面と直交する垂直軸線Ava,Avcに対し、前記各仮想頂点31A,31Cと各錐状凹部28A,28Cの仮想底面30A,30Cの中心とを通る中心軸線Aca,Accが傾斜することで、前記噴出孔部21A,21Cから噴出するスチームSを、斜錐凹状の前記錐状凹部28A,28Cの傾斜側に傾くように噴出させることができるものである。
また本発明は、前記噴出孔部21の下流側において、斜錐凹状の錐状凹部28Aを有する一の前記噴出孔部21Aと、他の噴出孔部21B,21Cとが、これらの中心軸線Aca,Acb,Acc同士が、前記アイロンベース3から離れるに従って間隔が拡がることで、スチームSの噴出範囲を拡げることができるものである。
更に本発明は、斜錐凹状の錐状凹部28A,28Cを有する前記噴出孔部21A,21Cにおいて、前記仮想頂点31A,31Cから前記アイロンベース3の外面に垂下した仮想線である垂直軸線Ava,Avcが、前記錐状凹部28A,28Cの仮想底面30A,30Cと交差することで、前記アイロンベース3を製造する際に、容易に型抜きをすることができるので、前記アイロンベース3を容易に製造することができるものである。
次に、本発明の第二の実施形態について、図9に基づいて説明する。なお、本実施形態では、図9の姿勢を基準として上下を規定する。また、本実施形態において、噴出部としてのアイロンベース41以外の構成は、第一の実施形態と共通するので、共通部分の説明を省略する。
前記アイロンベース41は、板状のベース本体42と、このベース本体42の外周部近傍から前記本体部4側に突出して設けられる周壁部(図示せず)とを有して構成される。なお、前記ベース本体42と周壁部は、一体に形成される。そして、前記ベース本体42における前記周壁部で囲まれる領域には、前記ベース本体42を貫通するように、複数の噴出孔部43からなる噴出孔部群44が形成される。なお、本例では、前記噴出孔部群44は、前記噴出孔部43を縦一列に12カ所穿設したが、前記噴出孔部43の数及び列の数を適宜設定することができる。
前記噴出孔部群44について詳述する。この噴出孔部群44を構成する複数の前記噴出孔部43は、更に3つの群に分けられる。第1群45は、前記噴出孔部群44の上部の4つの噴出孔部43Aから構成される。第2群46は、前記噴出孔部群44の中央の4つの噴出孔部43Bから構成される。第3群47は、前記噴出孔部群44の下部の4つの噴出孔部43Cから構成される。
前記第1群45において、4つの前記噴出孔部43Aは、前記噴出孔部群44の中央から離れるに従って、中心軸線の傾斜が大きくなるように形成される。同様に、前記第3群47において、4つの前記噴出孔部43Cは、前記噴出孔部群44の中央から離れるに従って、中心軸線の傾斜が大きくなるように形成される。一方、第2群46において、4つの前記噴出孔部43Bの中心軸線は全て平行であり、図9においては水平である。このように構成することで、上述の第一の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に、本発明の第三の実施形態について、図10に基づいて説明する。なお、本実施形態では、図10の姿勢を基準として上下を規定する。また、本実施形態において、噴出部としてのアイロンベース51以外の構成は、上記各実施形態と共通するので、共通部分の説明を省略する。
前記アイロンベース51は、板状のベース本体52と、このベース本体52の外周部近傍から前記本体部4側に突出して設けられる周壁部(図示せず)とを有して構成される。なお、前記ベース本体52と周壁部は、一体に形成される。そして、前記ベース本体52における前記周壁部で囲まれる領域には、前記ベース本体52を貫通するように、複数の噴出孔部53からなる噴出孔部群54が形成される。なお、本例では、前記噴出孔部群54は、前記噴出孔部53を縦一列に12カ所穿設したが、前記噴出孔部53の数及び列の数を適宜設定することができる。
前記噴出孔部群54について詳述する。この噴出孔部群54を構成する複数の前記噴出孔部53の中心軸線は、上下だけでなく、左右にも傾斜するように形成される。即ち、前記噴出孔部53の中心軸線は、一つおきに交互に左右に傾斜すると共に、中央に向かうに従って縦向きの傾斜が小さくなり、横向きの傾斜が大きくなる。このように構成することで、上述の実施形態と同様の作用効果を得ることができるばかりでなく、左右方向にもスチームSを拡げることができる。
次に、本発明の第四の実施形態について、図11に基づいて説明する。なお、本実施形態では、図11の姿勢を基準として上下を規定する。また、本実施形態において、噴出部としてのアイロンベース61以外の構成は、上記各実施形態と共通するので、共通部分の説明を省略する。
前記アイロンベース61は、板状のベース本体62と、このベース本体62の外周部近傍から前記本体部4側に突出して設けられる周壁部(図示せず)とを有して構成される。なお、前記ベース本体62と周壁部は、一体に形成される。そして、前記ベース本体62における前記周壁部で囲まれる領域には、前記ベース本体62を貫通するように、複数の噴出孔部63からなる噴出孔部群64が形成される。なお、本例では、前記噴出孔部群64は、前記噴出孔部63L,63Rを縦二列に12カ所穿設したが、前記噴出孔部63の数及び列の数を適宜設定することができる。また、前記噴出孔部63Lと噴出孔部63Rは、それぞれ前記アイロンベース61の中心線CLから等距離の位置に設けられる。
前記噴出孔部群64について詳述する。この噴出孔部群64を構成する複数の前記噴出孔部63のうち、前記噴出孔部63Lは、前記噴出孔部群64の左側に縦一列に配列されると共に、それらの中心軸線が向かって右に傾斜するように形成される。一方、前記噴出孔部63Rは、前記噴出孔部群64の右側に縦一列に配列されると共に、それらの中心軸線が向かって左に傾斜するように形成される。なお、本実施形態では、図11の姿勢において、前記噴出孔部63の中心軸線は全て水平である。そして、前記噴出孔部群64において、上方から下方に向かって、前記噴出孔部63Lと前記噴出孔部63Rとが交互に設けられる。従って、前記噴出孔部63Lと噴出孔部63Rは、それらの中心軸線同士が交差せず、ねじれの位置にある関係となる。このように構成することで、前記アイロンベース61から離れた位置では、上述の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上記各実施形態では、スチーム噴出口を縦一列に12カ所穿設したが、列数及び孔の穿設数は適宜設定が可能である。また、上記各実施形態では、噴出部をアイロンベースとしたが、これ以外の噴出部としてもよい。更に、上記各実施形態では、噴出孔部を孔部と錐状凹部と中間部で形成したが、噴出孔部全体を錐状に形成してもよい。
1 衣類用スチーマー
2 外殻体
3,41,51,61 アイロンベース(噴出部)
7 貯水部
9 気化ユニット
14 ヒータ
21,21A,21B,21C,43,43A,43B,43C,53,63,63L,63R 噴出孔部
22,44,54,64 噴出孔部群
28A,28B,28C 錐状凹部
30A,30B,30C 仮想底面
31A,31B,31C 仮想頂点
Aca,Acb,Acc 中心軸線
Ava,Avb,Avc 垂直軸線

Claims (4)

  1. 外殻体と、貯水部と、ヒータと、前記貯水部から送られた水を前記ヒータにより加熱してスチームとする気化ユニットと、この気化ユニットで生成されたスチームを噴出する複数の噴出孔部が設けられた噴出部とを有する衣類用スチーマーにおいて、
    少なくとも一つの前記噴出孔部が、前記気化ユニット側から外側に向けて流通面積が拡大する斜錐凹状の錐状凹部を有すると共に、この錐状凹部の側面を延長して仮想頂点が定義され、この仮想頂点を通って前記噴出部の外面と直交する垂直軸線に対し、前記仮想頂点と錐状凹部の仮想底面の中心を通る中心軸線が傾斜することを特徴とする衣類用スチーマー。
  2. 前記噴出孔部の下流側において、斜錐凹状の錐状凹部を有する一の前記噴出孔部と、他の噴出孔部とが、これらの中心軸線同士が前記噴出部から離れるに従って間隔が拡がる組み合わせを有することを特徴とする請求項1記載の衣類用スチーマー。
  3. 前記噴出孔部の下流側において、斜錐凹状の錐状凹部を有する一の前記噴出孔部と、他の噴出孔部とが、これらの中心軸線同士がねじれの位置にある組み合わせを有することを特徴とする請求項1記載の衣類用スチーマー。
  4. 斜錐凹状の錐状凹部を有する前記噴出孔において、前記仮想頂点から前記噴出部の外面に垂下した仮想線が、前記錐状凹部の仮想底面と交差することを特徴とする請求項1乃至3記載の衣類用スチーマー。
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