JP6497495B2 - 気泡発生装置、これを備えた循環アダプタおよび浴槽システム - Google Patents

気泡発生装置、これを備えた循環アダプタおよび浴槽システム Download PDF

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Description

本発明は、浴槽の湯水中に気泡を含む噴出水流を噴出させるのに用いられる気泡発生装置、およびこれに関連する技術に関する。
気泡を含む噴出水流は、たとえば入浴者に対する身体温浴効果(微細な気泡が身体表面を擦りつつ、当該表面で弾け続けることで身体に対する温熱効果を高め得るといった効果)を生じさせる。
本出願人は、この種の気泡発生装置の一例として、特許文献1に記載のものを先に提案している。その概略構造を、図9に示す。
同図に示す気泡発生装置Beは、浴槽1に取り付けられたハウジング5を有しており、このハウジング5内には、湯水用および空気用の流入口54,55が設けられた旋回室53が設けられている。この旋回室53の前部にはノズル口3が連通して設けられており、このノズル口3からは、気泡を含む旋回流状態の噴出水流を浴槽1内に向けて噴出可能である。
一方、ノズル口3の正面には、全体の概略形状が円柱状の柱状体4が設けられている。この柱状体4は、ノズル口3から噴出される噴出水流の中心軸付近に負圧が発生することを抑制する作用を生じさせる。前記噴出水流は旋回流状態であるため、その旋回中心領域は負圧状態となり易い。この負圧が大きいと、噴出水流の勢いが弱まり、噴出水流を遠くまで到達させることが困難となる不具合がある。また、気泡の微細化が損なわれるといった不具合もある。これに対し、柱状体4を設けることにより、前記したような不具合を適切に抑制することが可能である。
しかしながら、前記従来技術においては、次に述べるように、未だ改善すべき余地があった。
すなわち、従来においては、柱状体4が略円柱状とされ、かつ柱状体4の中心軸C20は、ノズル口3の中心軸Caの延長線上に配されている。このような構成は、噴出水流の旋回中心領域の負圧状態を抑制する上で最適または最適に近い構成と考えられる。
ところが、前記した構成によれば、ノズル口3から噴出された噴出水流は、水平方向(厳密には、中心軸Ca,C20の軸長方向)に進行する。これに対し、気泡発生装置Beは、図10に示すように、浴槽1用の循環アダプタAeに具備された状態で用いられるのが一般的であり、気泡発生装置Beを浴槽1の比較的低い位置に配置せざるを得ない場合が多い。浴槽1内の水位は、循環アダプタAeよりも高い水位にあるべきであり、循環アダプタAeを浴槽1の高い位置に設置したのでは、浴槽1内の水位が循環アダプタAeの高さを下回り易くなるからである。このようなことから、従来においては、ノズル口3から噴出された噴出水流は、浴槽1内の低い位置を略水平に進行することとなって、たとえば入浴者の脚などの低い部分に当たり、体幹には届き難いものとなる。これでは、好ましい体幹温浴効果が得られない。
前記した不具合を解消する手段としては、たとえば噴出水流が斜め上方に進行するように、ノズル口3を斜め上方に向かせた設計仕様とすることが考えられる。ところが、このような仕様を実現するには、気泡発生装置Beの各部の設計変更が大掛りとなり、コスト高となる不具合を招く。
特開2012−10753号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、気泡を含む噴出水流をノズル口の正面以外の所望の方向に噴出することを簡易な構成により実現することが可能な気泡発生装置、これを備えた循環アダプタ、および浴槽システムを提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面により提供される気泡発生装置は、気泡を含む旋回流状態の噴出水流を浴槽内に向けて噴出可能なノズル口と、支持片部によって支持されて前記ノズル口の正面に配され、かつ前記ノズル口から噴出した噴出水流が外周面の周囲を螺旋流状態で進行するように、前記ノズル口の軸長方向に延びた形態とされており、前記噴出水流の旋回流中心領域に負圧が発生することを抑制するための柱状体と、を備えている、気泡発生装置であって、前記柱状体は、前記ノズル口に対向する基端部が半球状、円錐状、または円錐台状とされた略円柱状であり、前記柱状体の長手方向に延びる単数の中心軸は、前記ノズル口の中心軸に対してこの中心軸とは交差する方向にオフセットされていることにより、前記柱状体の前記外周面の一部の領域は、前記外周面の他の領域よりも前記ノズル口の中心軸からの距離が長くされ、かつ前記ノズル口から遠く離れている部分ほど、前記ノズル口の中心軸に対する前記柱状体の中心軸のオフセット量が大きくされていることを特徴としている。
このような構成によれば、後述する実施形態からもよく理解できるように、ノズル口から噴出された噴出水流が、柱状体の外周面の周囲を螺旋流状態で進行する際に、前記外周面の周囲を各所均等な状態で流れることは回避される。柱状体の外周面のうち、前記一部の領域(ノズル口の中心軸からの距離が最も長い領域)は、旋回流に起因する負圧を抑制する効果が他の領域と比較して高い部分であるため、柱状体の周囲のうち、前記一部の領域に対応する箇所においては、他の領域に対応する箇所よりも、噴出水流が螺旋流の中心寄りに引き寄せられ難くなる作用が得られる。この作用に基づき、噴出水流をノズル口の正面以外の所望の方向に積極的に進行させることが可能となる。その結果、気泡を含んだ噴出水流を、たとえば入浴者の体幹に向けて効率よく作用させ、温浴効果を高めることができるといった利点が得られる。
また、本発明によれば、噴出水流をノズル口の正面以外の方向に積極的に進行させるための手段として、気泡発生装置全体の向きを変更するといった必要はない。ノズル口を斜めに向けるといった煩雑な設計変更も不要である。したがって、製造コスト面でも好ましい。
さらに、前記構成によれば、ノズル口から噴出した旋回流状態の噴出水流は、柱状体のオフセット方向に偏るように進行する作用が得られ、噴出水流を所望の方向に向けて進行させることができる。柱状体をノズル口の中心軸からオフセットさせるだけの簡易な手段によって本発明が意図する作用が得られるため、製造コストの上昇などを好適に抑制する上で好ましい。なお、柱状体の基端部が半球状、円錐状、または円錐台状とされていれば、噴出水流が柱状体の基端部に衝突することに起因する乱流防止効果が得られる。
本発明の第2の側面により提供される気泡発生装置は、気泡を含む旋回流状態の噴出水流を浴槽内に向けて噴出可能なノズル口と、支持片部によって支持されて前記ノズル口の正面に配され、かつ前記ノズル口から噴出した噴出水流が外周面の周囲を螺旋流状態で進行するように、前記ノズル口の軸長方向に延びた形態とされており、前記噴出水流の旋回流中心領域に負圧が発生することを抑制するための柱状体と、を備えている、気泡発生装置であって、前記柱状体は、前記ノズル口に対向する基端部が半球状、円錐状、または円錐台状とされた略円柱状であるとともに、前記ノズル口の軸長方向に対して傾斜しており、前記柱状体の長手方向に延びる複数の中心軸のうち、前記ノズル口と反対側の前記柱状体の中心軸が、前記ノズル口の中心軸に対してオフセットされており、このオフセット量は、前記ノズル口を向く側の前記柱状体の中心軸のオフセット量よりも大きくされていることを特徴としている。
このような構成によれば、ノズル口から噴出した噴出水流は、柱状体の傾斜方向と同方向に偏るように進行する作用が得られる。したがって、やはり簡易な手段によって本発明が意図する作用が得られ、製造コストの上昇などを抑制する上で好ましい。
本発明の第3の側面により提供される気泡発生装置は、気泡を含む旋回流状態の噴出水流を浴槽内に向けて噴出可能なノズル口と、支持片部によって支持されて前記ノズル口の正面に配され、かつ前記ノズル口から噴出した噴出水流が外周面の周囲を螺旋流状態で進行するように、前記ノズル口の軸長方向に延びた形態とされており、前記噴出水流の旋回流中心領域に負圧が発生することを抑制するための柱状体と、を備えている、気泡発生装置であって、前記柱状体は、前記ノズル口に対向する基端部が半球状、円錐状、または円錐台状とされた略円柱状であり、かつ前記柱状体の少なくとも一部分は、前記柱状体の長手方向の断面視形状がオーバル状とされているとともに、前記柱状体の外周面の一部が傾斜した形状であり、前記柱状体の長手方向に延びる単数の中心軸は、前記ノズル口の中心軸に対して傾斜せず、前記ノズル口の中心軸から前記柱状体の外周面のうち上側外周面までの鉛直方向の距離が、下側外周面までの鉛直方向における距離よりも長くされた部分を有していることを特徴としている。
ここで、オーバル状とは、楕円状、長円状、および卵形状を含む。
このような構成によれば、ノズル口の中心軸から柱状体の外周面の各部までの距離を不均一とすることが容易に実現できる。柱状体を、たとえばノズル口の中心軸に対して傾斜させたり、あるいは前記中心軸からオフセットさせなくても、本発明が意図する構成が容易に得られる。
本発明の第の側面により提供される循環アダプタは、浴槽に設置され、かつ前記浴槽の湯水を循環させるのに用いられる循環アダプタであって、本発明の第1ないし第3のいずれかの側面により提供される気泡発生装置を具備していることを特徴としている。
このような構成によれば、本発明の第1の側面により提供される気泡発生装置について述べたのと同様な効果が得られる。
本発明の第の側面により提供される浴槽システムは、浴槽と、この浴槽の側壁部に取り付けられた気泡発生装置と、を備えている、浴槽システムであって、前記気泡発生装置として、本発明の第1ないし第3のいずれかの側面により提供される気泡発生装置が用いられており、かつ前記噴出水流が前記ノズル口から斜め上向きに噴出されるように構成されていることを特徴としている。
このような構成によれば、気泡発生装置を浴槽の比較的低い位置に取り付けた場合であっても、気泡を含む噴出水流がノズル口から斜め上向きに噴出されて入浴者の体幹に効率よく作用する効果を得ることができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
本発明に係る気泡発生装置を備えた循環アダプタを用いて構成された浴槽システムの概略構成の一例を示す説明図である。 図1に示す循環アダプタの構造を示す断面図である。 (a)は、図2の要部拡大断面図であり、(b)は、(a)のIIIb−IIIb断面図である。 (a),(b)は、図2に示す循環アダプタの湯水流路の切替え動作を説明するための図であって、図2とは異なる切断部位の構造を模式的に示す断面図である。 図2に示す循環アダプタの斜視図である。 本発明の他の例を示す要部断面図である。 (a)は、本発明の他の例を示す要部断面図であり、(b)〜(e)は、それぞれ(a)のVIIb−VIIb断面図、VIIc−VIIc断面図 VIId−VIId断面図、VIIe−VIIe断面図である。 (a)は、本発明の他の例を示す要部断面図であり、(b)〜(e)は、それぞれ(a)のVIIIb−VIIIb断面図、VIIIc−VIIIc断面図 VIIId−VIIId断面図、VIIIe−VIIIe断面図である。 従来技術の一例を示す要図断面図である。 従来の浴槽システムの一例を示す概略説明図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
なお、図9および図10に示した従来技術に対応する構成要素については、図9および図10に示したものと同一の符号を用いる。
図1に示す浴槽システムSYにおいては、浴槽1の側壁部10に循環アダプタAが取り付けられている。循環アダプタAには、図2および図3を参照して後述するノズル口3や柱状体4を備えた気泡発生装置B1が組み込まれている。循環アダプタAは、ガス給湯器などの給湯器2と往き管20および戻り管21を介して接続されており、浴槽1への湯張り、および浴槽1の湯水の追い焚き動作が可能とされている。
本実施形態の循環アダプタAは、ノズル口3および柱状体4に関する構成に特徴があり、これ以外の基本的な構成は、特許文献1に記載された循環アダプタと同様である。このため、循環アダプタAの基本的な構成については、以下簡単に説明する。
図2において、循環アダプタAにおいては、本体ハウジング50や補助ハウジング51,52などを組み合わせて構成されたハウジング5内に、湯水の旋回流を発生させるための旋回室53が設けられ、かつハウジング5の前部には、旋回室53に連通するノズル口3が設けられている。旋回室53の周壁には、湯水用の流入口54が設けられており、この流入口54から旋回室53内に湯水が流入すると、旋回室53内において湯水の旋回流が発生する。一方、旋回室53の後部側には、空気用の流入口55が設けられている。この流入口55は、ハウジング5の後部側に設けられた空気導入口55aと連通しており、旋回室53内の旋回流に起因する負圧の発生により、空気導入口55aから流入口55および旋回室53内への空気流入がなされる。このことにより、気液混合の旋回流が発生し、ノズル口3からは微小な気泡を多く含む旋回流状態の噴出水流がノズル口3の正面に噴出する。好ましくは、ノズル口3は、旋回室53よりも小径の絞り部30と、この絞り部30の前側(下流側)に位置する前拡がり状の絞り開放部31とを備えた構成とされる。
流入口54から旋回室53内への湯水の流入は、操作レバー60の操作によってオン・オフ切替えが可能とされている。具体的には、図4に示すように、循環アダプタAの内部には、循環アダプタAの前面部に設けられた湯水用の吸込口70から吸い込まれた湯水を戻り管21に導くための戻り流路7Bに加え、往き管20から湯水供給を受ける往き流路7Aが設けられている。
往き流路7Aの一端は、循環アダプタAの前部に設けられた湯水用の吐出口71とされており、往き流路7Aの途中部分には、流入口54に繋がった分岐路72が繋がっている。往き流路7Aには、操作レバー60の操作に連動して往復動する弁軸63に取り付けられた2つの弁体61,62が設けられており、図4(a)に示すように、弁体61が往き流路7Aの一部を閉塞し、かつ弁体62が分岐路72を開放状態とした設定が可能である。この状態においては、往き流路7Aに供給された湯水は、分岐路72を通過し、流入口54から旋回室53に流入する。この場合、吐出口71から浴槽1内への湯水供給は阻止される。これに対し、図4(b)に示すように、弁体61が往き流路7Aを開放し、かつ弁体62が分岐路72を閉塞した状態も設定可能である。この状態においては、分岐路72および旋回室53への湯水流入は阻止され、吐出口71から浴槽1内への湯水供給が可能である。前記した弁体61,62の開閉切替えは、操作レバー60を、たとえば図5の矢印N10に示す方向に位置変更することにより可能とされている。なお、図4において
は、柱状体4を省略している。また、同図において、符号65で示す部材は、ノズル口3から噴出された噴出水流のうち、大きく拡がった部分の噴出水流を遮るための飛散防止板である。これは、浴槽1の水位がノズル口3よりも低い場合に、ノズル口3から空気中に噴出水流が飛散することを防止するのに役立つ。
図2および図3において、柱状体4は、全体形状が略円柱状である。この柱状体4のうち、ノズル口3に対向接近する基端部4aは、ノズル口3寄りの部分ほど外径が小さくなる半球状、円錐状、または円錐台状とされている。このような構成とすれば、噴出水流が柱状体4の基端部4aに衝突した際の乱流抑制効果が得られる。好ましくは、柱状体4のノズル口3とは反対側に位置する先端部4bも、基端部4aと同様な形状とされ、乱流の抑制が図られている。なお、本発明でいう「柱状体が略円柱状」とは、柱状体の全体が厳密な意味での円柱状である必要はなく、基端部4aが前記したような形態とされている場合も含む概念である。また、柱状体4は、内部空洞状(たとえば、全体形状が略円筒状)であってもよい。この点は、後述する他の実施形態の柱状体についても同様である。
柱状体4は、先端部4bやその近傍部分が1または複数の支持片部80(図3では省略)によって支持されていることにより、ノズル口3の正面に配置されている。支持片部80は、循環アダプタAの前面部に取り付けられるカバー体8に設けられている。支持片部80および柱状体4は、樹脂により一体成形可能であるが、本発明で述べる柱状体の形状は、支持片部80を含まない形状であることは勿論である。支持片部80は、ノズル口3から噴出する噴出水流の旋回流状態をできる限り阻害しない形状および薄肉のサイズとされている。
ノズル口3の中心軸Ca、および柱状体4の中心軸C1は、ともに略水平方向に延びている。ただし、柱状体4の中心軸C1は、ノズル口3の中心軸Caよりも適当な寸法Laだけ高い位置となるように上方にオフセットされている。このことにより、図3(b)によく表われているように、柱状体4の長手方向の各部の断面形状は、ノズル口3の中心軸Caを中心とする回転対称性を有しない形状であって、外周面49の上部領域49aは、外周面49の他の領域よりも中心軸Caからの距離L1が長い領域とされた構成が実現されている。
次に、前記した浴槽システムSYの作用について説明する。
まず、ノズル口3から浴槽1の湯水中には、微小な気泡を含んだ旋回流状態の噴出水流を噴出させることが可能であり、この噴出水流を入浴者の身体に当てることにより温浴効果を得ることが可能である。ノズル口3の正面には、柱状体4が設けられているために、ノズル口3から噴出した噴出水流の旋回流中心領域(ノズル口3の中心軸Caの延長線領域)に負圧が発生することは抑制される。このため、前記負圧に起因して噴出水流の勢いが弱まることは抑制され、噴出水流の到達距離を長くとることが可能となる。また、気泡の微細化を促進する効果も得られる。
柱状体4の中心軸C1は、ノズル口3の中心軸Caに対して適当な寸法Laだけ高い位置に設けられ、図3(b)などを参照して説明した構成が実現されているために、噴出水流が斜め上向きに進行する作用が得られる。この点を、以下に説明する。
すなわち、ノズル口3からの噴出水流は、たとえば図3(a)の矢印N1,N2に示すように、一定の拡がり角度をもって浴槽1の湯水中に進行する。その一方、噴出水流の旋回流中心領域の負圧作用は、柱状体4の存在により抑制することはできるものの、やはり旋回流の中心領域に近い柱状体4の外周面の周囲には、ある程度の負圧(他の部分と比較して相対的に低圧の部分)は発生する。
ここで、柱状体4の外周面49の上部領域49aは、中心軸Caからの距離L1が長い部分であるために、上部領域49a付近において発生する負圧は小さめとなる。したがって、矢印N1で示す斜め上向きの噴出水流が、負圧に起因して下方へ曲がる角度θ1は小さくなる。これとは反対に、柱状体4の外周面49の上部領域49a以外の領域付近において発生する負圧は、上部領域49a付近の負圧と比較すると、大きめとなる。このため、矢印N2で示す斜め下向きの噴出水流が上方へ曲がる角度θ2も大きめとなる。その結果、θ1<θ2の関係となる。このような不均衡な作用が生じることに基づき、噴出水流の全体は、斜め上向きに前進していくこととなる。
本実施形態によれば、図1に示すように、循環アダプタAから斜め上向きに噴出水流を進行させることが可能である。このため、循環アダプタAを浴槽1の比較的低い位置に取り付けた場合であっても、入浴者の体幹に対して気泡を多く含んだ噴出水流を効率よく作用させることが可能となる。噴出水流を斜め上向きに進行させるための手段として、柱状体4をオフセットさせた手段を採用しているだけであるために、循環アダプタAの製造は容易であり、製造コストの上昇を抑制することが可能である。循環アダプタAの全体を斜め上向きに設定するような必要もなく、循環アダプタAの取付け施工は、従来の既存品の場合と同様でよいため、取付け施工に苦慮するといった煩わしさもない。
図6〜図8は、本発明の他の実施形態を示している。これらの図において、前記実施形態と同一または類似の要素には、前記実施形態と同一の符号を付している。
図6に示す気泡発生装置B2においては、柱状体4Aの形状は、前記実施形態の柱状体4と同様な形状とされている。ただし、柱状体4Aは、ノズル口3の軸長方向(中心軸Caが延びる方向)に対して適当な角度α1で先端上がり状に傾斜しており、柱状体4Aの先端部4b寄りの部分ほど、ノズル口3の中心軸Caに対する柱状体4Aの中心軸C2の上方へのオフセット量が徐々に大きくなっている。好ましくは、柱状体4Aの基端部4aの最先端部分は、ノズル口3の中心軸Ca上に位置している。
本実施形態においても、前記実施形態の柱状体4と場合と同様に、柱状体4Aの基端部4aの最先端部分を除く各部の断面形状は、中心軸Caを中心とする回転対称性を有しない形状とされ、かつ外周面49の上部領域49aは、外周面49の他の領域よりも中心軸Caからの距離L1が長い領域とされた構成が実現されている。このため、図3(a)を参照して説明した作用と同様に、ノズル口3から斜め上向きに進行した矢印N1’の噴出水流が旋回流中心側(下側)に向けて曲がる角度θ1’は小さめとなる。これとは反対に、ノズル口3から斜め下向きに進行した矢印N2’の噴出水流が旋回流中心側(上側)に向けて曲がる角度θ2’は大きめとなる。このため、θ1’<θ2’の関係が成立し、やはり噴出水流の全体は、斜め上向きに進行していくこととなる。本実施形態においては、柱状体4Aの軸長方向と噴出水流の進行方向とを一致させることが可能であるため、噴出水流は柱状体4Aの外周面の周りを円滑に旋回することとなり、乱流が発生することを回避する上で、より好ましいものとなる。
図7に示す気泡発生装置B3においては、柱状体4Bの形状が、前記実施形態とは異なったものとされている。柱状体4Bは、基端寄り領域41、中間領域42、および先端寄り領域43からなる。基端寄り領域41は、その中心軸C3がノズル口3の中心軸Caと一致する領域であって、先の実施形態の柱状体4Bの基端寄り領域と同様な形状であり、たとえば半球状の基端部4aと、この基端部4aに繋がった円柱状部分41aとからなる。先端寄り領域43は、その中心軸C4がノズル口3の中心軸Caよりも上方に適当な寸法Lbだけオフセットされた領域であって、半球状の先端部4bと、この先端部4bに繋がった断面卵形状部分43aとを有している。この断面卵形状部分43aは、同図(d)に示すように、上側部分が半円状、かつ下側部分が非半円状の断面形状である。中間領域
42は、基端寄り領域41から先端寄り領域43に向けて形状の変化が滑らかになるように形成された領域であり、たとえば同図(c)に示すように、下側部分が半円状、かつ上側部分が非半円状の断面形状である。
本実施形態によれば、ノズル口3から噴出した噴出水流が柱状体4Bの基端寄り領域41の外周面の周囲を進行する際には、この噴出水流を斜め上向きに進行させる作用は生じない。ただし、中間領域42および先端寄り領域43は、ノズル口3の中心軸Caよりも上方にオフセットされており、これらの領域42,43の外周面49の上部領域49aは、外周面49の他の領域よりも中心軸Caからの距離L1が長い領域となっている。したがって、噴出水流がそれら中間領域42や先端寄り領域43の外周面の周囲を進行することにより、この噴出水流が斜め上向きに進行する作用が適切に生じることとなる。
本実施形態から理解されるように、柱状体4Bをノズル口3の中心軸Caからオフセットさせる手段を採用する場合には、柱状体4Bの一部分のみをノズル口3の中心軸Caからオフセットさせる手段を採用することもできる。柱状体の一部に、ノズル口3の中心軸Caからオフセットされていない箇所が存在していてもかまわない。このようなことは、図6に示した実施形態のように、柱状体を傾斜させる場合についても同様である。すなわち、柱状体は、必ずしもその長手方向の全長域がノズル口3の長手方向に対して傾斜していなくてもよい。たとえば、柱状体が屈曲した形状とされて、この柱状体の先端寄り領域がノズル口3の軸長方向に延びる一方、後端寄り領域がノズル口3の長手方向に対して傾斜した構成とすることもできる。
図8に示す気泡発生装置B4においては、柱状体4Cのうち、半球状の基端部4aおよび先端部4bを除く中間領域44が、同図(c),(d)に示すような断面卵形状とされている。外周面49の各部のうち、上部領域49aは、中心軸Caからの距離が最も長い領域とされている。中間領域44は、先端部4bの近傍部分を除き、先端部4bに接近する部分ほど、外周面49の上部領域49aの高さL1(中心軸Caからの距離)が徐々に高くなる形状とされている。中間領域44の下部側は、断面半円状である。柱状体4Cの中心軸C5は、ノズル口3の中心軸Caと一致している。
本実施形態によれば、柱状体4Cの中間領域44が既述した構成とされていることにより、ノズル口3から斜め上向きに進行する矢印N1”の噴出水流が、旋回流中心側(下側)に大きく引き寄せられないようにし、曲がり角θ1”を小さくすることができる。一方、ノズル口3から斜め下向きに進行する矢印N2”の噴出水流が旋回流中心側(上側)に曲がる角度θ2”については、θ1”<θ2”の関係とすることができる。したがって、前記実施形態と同様に、噴出水流を斜め上方に向けて進行させることが可能である。
上述した実施形態から理解されるように、本発明においては、柱状体を略円形状の輪郭をもつ断面形状に形成した上で、この柱状体の中心軸をノズル口の中心軸からオフセットさせ、または傾斜させることに代えて、もしくは加えて、柱状体を卵形状などのオーバル状に形成することにより、噴出水流を所望の方向に進行させるように構成することもできる。本発明でいうオーバル状とは、卵形状の他、長円状、楕円状を含むことは既に述べたとおりである。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る気泡発生装置、循環アダプタ、および浴槽システムの各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。
柱状体をノズル口の中心軸に対してオフセットさせる手段を適用する場合、柱状体をノズル口の軸長方向と交差する方向に位置変更可能とし、前記オフセット量を適宜変更し得
るように構成することができる。また、柱状体をノズル口の軸長方向に対して傾斜させる手段を適用する場合、その傾斜角を適宜変更できるように構成することもできる。このような構成を採用すれば、柱状体のオフセット量または傾斜角を変更することにより、噴出水流の進行方向の微調整などを図ることができ、ユーザにとってより快適な使用が可能となる。
柱状体を、ノズル口の軸長方向に位置調整可能に設けてもよい。このような構成によれば、噴出水流の旋回流中心の負圧の発生状態を変更することができることとなり、噴出水流に混入している気泡のサイズを変更するといったことが可能となる。具体的には、柱状体をノズル口に接近させることにより気泡の微細化を図り、かつ柱状体をノズル口から離反させることにより気泡の拡大化を図ることが可能である。
本発明に係る気泡発生装置は、循環アダプタに組み込まれていないものとして構成することもできる。また、気泡発生装置および循環アダプタは、浴槽の側壁部に代えて、底壁部に取り付けて使用することもできる。ノズル口から噴出される噴出水流の進行方向は、斜め上方に限らず、たとえば左右水平方向など、他の方向とすることもできる。
SY 浴槽システム
A 循環アダプタ
B1〜B4 気泡発生装置
Ca 中心軸(ノズル口の)
C1〜C5 中心軸(柱状体の)
1 浴槽
3 ノズル口
4,4A〜4C 柱状体
4a 基端部(柱状体の)
5 ハウジング
49 外周面(柱状体の)
49a 上部領域(柱状体の外周面の一部の領域)

Claims (5)

  1. 気泡を含む旋回流状態の噴出水流を浴槽内に向けて噴出可能なノズル口と、
    支持片部によって支持されて前記ノズル口の正面に配され、かつ前記ノズル口から噴出した噴出水流が外周面の周囲を螺旋流状態で進行するように、前記ノズル口の軸長方向に延びた形態とされており、前記噴出水流の旋回流中心領域に負圧が発生することを抑制するための柱状体と、
    を備えている、気泡発生装置であって、
    前記柱状体は、前記ノズル口に対向する基端部が半球状、円錐状、または円錐台状とされた略円柱状であり、
    前記柱状体の長手方向に延びる単数の中心軸は、前記ノズル口の中心軸に対してこの中心軸とは交差する方向にオフセットされていることにより、前記柱状体の前記外周面の一部の領域は、前記外周面の他の領域よりも前記ノズル口の中心軸からの距離が長くされ、かつ前記ノズル口から遠く離れている部分ほど、前記ノズル口の中心軸に対する前記柱状体の中心軸のオフセット量が大きくされていることを特徴とする、気泡発生装置。
  2. 気泡を含む旋回流状態の噴出水流を浴槽内に向けて噴出可能なノズル口と、
    支持片部によって支持されて前記ノズル口の正面に配され、かつ前記ノズル口から噴出した噴出水流が外周面の周囲を螺旋流状態で進行するように、前記ノズル口の軸長方向に延びた形態とされており、前記噴出水流の旋回流中心領域に負圧が発生することを抑制するための柱状体と、
    を備えている、気泡発生装置であって、
    前記柱状体は、前記ノズル口に対向する基端部が半球状、円錐状、または円錐台状とされた略円柱状であるとともに、前記ノズル口の軸長方向に対して傾斜しており、
    前記柱状体の長手方向に延びる複数の中心軸のうち、前記ノズル口と反対側の前記柱状体の中心軸が、前記ノズル口の中心軸に対してオフセットされており、このオフセット量は、前記ノズル口を向く側の前記柱状体の中心軸のオフセット量よりも大きくされていることを特徴とする、気泡発生装置。
  3. 気泡を含む旋回流状態の噴出水流を浴槽内に向けて噴出可能なノズル口と、
    支持片部によって支持されて前記ノズル口の正面に配され、かつ前記ノズル口から噴出した噴出水流が外周面の周囲を螺旋流状態で進行するように、前記ノズル口の軸長方向に延びた形態とされており、前記噴出水流の旋回流中心領域に負圧が発生することを抑制するための柱状体と、
    を備えている、気泡発生装置であって、
    前記柱状体は、前記ノズル口に対向する基端部が半球状、円錐状、または円錐台状とされた略円柱状であり、かつ前記柱状体の少なくとも一部分は、前記柱状体の長手方向の断面視形状がオーバル状とされているとともに、前記柱状体の外周面の一部が傾斜した形状であり、
    前記柱状体の長手方向に延びる単数の中心軸は、前記ノズル口の中心軸に対して傾斜せず、前記ノズル口の中心軸から前記柱状体の外周面のうち上側外周面までの鉛直方向の距離が、下側外周面までの鉛直方向における距離よりも長くされた部分を有していることを特徴とする、気泡発生装置。
  4. 浴槽に設置され、かつ前記浴槽の湯水を循環させるのに用いられる循環アダプタであって、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の気泡発生装置を具備していることを特徴とする、循環アダプタ
  5. 浴槽と、
    この浴槽の側壁部に取り付けられた気泡発生装置と、
    を備えている、浴槽システムであって、
    前記気泡発生装置として、請求項1ないし3のいずれかに記載の気泡発生装置が用いられており、かつ前記噴出水流が前記ノズル口から斜め上向きに噴出されるように構成されていることを特徴とする、浴槽システム
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