JP7228127B2 - プリンタ装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本開示は、プリンタ装置およびその制御方法に係り、とりわけ印刷用紙の斜行を防止して精度良く印刷用紙を切断することができるプリンタ装置およびその制御方法に関する。
従来から使用されるプリンタ装置では、印刷用紙に印刷を施し、その後にこの印刷済の印刷用紙をプリント1枚分ずつカッタにより切断している。
この場合、印刷用紙として予め切り込みが設けられたハーフカット紙(HC紙)を用いることがあり、このような印刷用紙はカールくせをもち、プリンタ装置内で斜行することがある。このように印刷用紙が斜行すると、印刷済の印刷用紙を所定の位置で精度良く切断することができないという問題がある。
特開2017-105087号公報
本開示はこのような点を考慮してなされたものであり、印刷用紙の斜行を修正して印刷済の印刷用紙を精度良くプリント1枚毎に切断することができるプリンタ装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
本開示は、プリント1枚分に相当する間隔毎に形成された複数の検知部を有する印刷用紙を供給する印刷用紙供給部と、前記印刷用紙に対してインクリボンを用いて印刷を施す印刷ユニットと、前記印刷用紙供給部と前記印刷ユニットとの間に配置され、前記印刷用紙を搬送する一対のグリップローラと、前記印刷ユニットの下流側に設けられ、前記検知部を検知する検知センサと、前記検知センサの下流側に設けられ、前記印刷用紙を切断するカッタと、制御部とを備え、前記制御部は前記一対のグリップローラにより前記印刷用紙を搬送し、前記カッタにより前記印刷用紙を先端から所定の長さだけ初期切断し、前記印刷ユニットにより前記印刷用紙に所望の印刷を施した後、前記一対のグリップローラにより前記印刷用紙を搬送し、前記検知センサからの信号に基づいて、前記カッタにより前記印刷用紙をプリント1枚分ずつ切断する、プリンタ装置である。
本開示は、前記制御部は、前記一対のグリップローラにより前記印刷用紙を連続して搬送した後、前記印刷用紙を前記カッタにより初期切断する、プリンタ装置である。
本開示は、前記制御部は、前記一対のグリップローラにより前記印刷用紙を搬送して前記カッタにより初期切断する際、前記検知センサによる検知を停止する、プリンタ装置である。
本開示は、前記制御部は、前記一対のグリップローラにより前記印刷用紙を搬送して前記カッタにより初期切断する際、前記印刷ユニットによる印刷を停止する、プリンタ装置である。
本開示は、前記印刷用紙を初期切断する所定の長さは、プリント2~6枚分に相当する長さである、プリンタ装置である。
本開示は、前記印刷用紙を初期切断する所定の長さは、前記印刷用紙の斜行を修正する必要な長さであって、予め実験により求められる、プリンタ装置である。
本開示は、前記一対のグリップローラは、前記制御部によりパルスモータを介して駆動される、プリンタ装置である。
本開示は、前記一対のグリップローラと前記印刷用紙供給部は、互いに連結ギアを介して連結されている、プリンタ装置である。
本開示は、前記印刷用紙は予め設けられたハーフカット線を含む、プリンタ装置である。
本開示は、プリント1枚分に相当する間隔毎に形成された複数の検知部を有する印刷用紙を供給する印刷用紙供給部と、前記印刷用紙に対してインクリボンを用いて印刷を施す印刷ユニットと、前記印刷用紙供給部と前記印刷ユニットとの間に配置され、前記印刷用紙を搬送する一対のグリップローラと、前記印刷ユニットの下流側に設けられ、前記検知部を検知する検知センサと、前記検知センサの下流側に設けられ、前記印刷用紙を切断するカッタと、制御部とを備えたプリンタ装置の制御方法において、前記一対のグリップローラにより前記印刷用紙を搬送し、前記カッタにより前記印刷用紙を先端から所定の長さだけ初期切断する工程と、前記印刷ユニットにより前記印刷用紙に所望の印刷を施した後、前記一対のグリップローラにより前記印刷用紙を搬送し、前記検知センサからの信号に基づいて、前記カッタにより前記印刷用紙をプリント1枚分ずつ切断する工程と、を備えたプリンタ装置の制御方法である。
本開示によれば、印刷用紙の斜行を修正して印刷用紙を初期切断した後、印刷用紙に印刷を施して、この印刷済印刷用紙を精度良くプリント1枚毎に切断することができる。
図1Aは本実施の形態によるプリンタ装置の作用を示す概略図。 図1Bは本実施の形態によるプリンタ装置の作用を示す概略図。 図1Cは本実施の形態によるプリンタ装置の作用を示す概略図。 図2Aは正しい方向に搬送される印刷用紙を示す図。 図2Bは斜行する印刷用紙を示す図。 図3Aは斜行する印刷用紙が修正される状態を示す図。 図3Bは斜行する印刷用紙が修正される状態を示す図。 図4は初期切断により印刷用紙が修正される状態を示す図。 図5Aはプリンタ装置により作製されたプリントを示す図。 図5Bはプリンタ装置により作製された他のプリントを示す図。 図6は印刷用紙に設けられた検知穴を示す図。 図7は印刷用紙を示す断面図。 図8は本実施の形態の作用を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。
まず図1A乃至図1Bにより本開示によるプリンタ装置の概略について述べる。
ここで図1A乃至図1Bはプリンタ装置の作用を示す概略図である。
本開示によるプリンタ装置は、図5A~図5B、図6および図7に示すように、印刷用紙1に対して印刷を施し、印刷済の印刷用紙1をプリント(プリント物)1Aの1枚分に相当する間隔l毎に切断することにより、プリント1Aを1枚毎に作製するものである。
この場合、印刷用紙1には、プリント1Aの1枚分に相当する間隔l毎に予め複数の検知部、例えば検知穴8が形成されている。
またこのようにして得られたプリント(プリント物)1Aには、印刷を施すことにより得られた複数の印刷部5が設けられ、各印刷部5を囲んでハーフカット線7が形成されている(図5Aおよび図5B参照)。例えば図5Aに示すプリント1Aは複数の氏名からなる印刷部5を含み、各印刷部5を囲んでハーフカット線7が形成されている。
そして使用者は図5Aに示すように、使用すべき氏名からなる印刷部5を含むシール5Aをハーフカット線7に沿ってプリント1Aから剥離し、このシール5Aを後述する接着層3を介して対象物(図示せず)上に接着して使用する。
あるいは、図5Bに示すように、プリント1Aは顔画像からなる印刷部5を含み、この印刷部5を囲んでハーフカット線7を形成してもよい。
使用者は図5Bに示すように、顔画像からなる印刷部5を含むシール5Aをハーフカット線7に沿ってプリント1Aから剥離し、このシール5Aを後述する接着層3を介して対象物(図示せず)上に接着して使用する。
次に図7により印刷用紙1について説明する。印刷用紙1は、上述のようにプリント1A上の印刷部5を囲むように予め形成された複数のハーフカット線7を含む。また印刷用紙1には予め形成された複数の検知穴8が設けられ、この検知穴8はプリント1Aの1枚分に相当する間隔l毎に形成されている。
このような印刷用紙1は下層から順次配置された紙層2と、接着層3と、ポリエチレンテレフタレート(PET)層4と、PET層4上に印刷を施すことにより得られた印刷部5とを有する。そしてこのように印刷用紙1には予めハーフカット線7が設けられている。
本実施の形態において、印刷用紙1に設けられたハーフカット線7はPET層4から接着層3まで達し、このことにより印刷部5を含むシール5Aをハーフカット線7に沿ってプリント1Aから剥離した場合、シール5A側に接着層3が移行する。
なお、ハーフカット線7をPET層4のみに形成し、印刷部5を含むシール5Aをハーフカット線7に沿ってプリント1Aから剥離した場合、プリント1A側に接着層3を残しておいてもよい。この場合は、シール5Aを接着する対象物の表面に接着層を設けておいて、シール5Aを対象物の表面上に接着することができる。
上述のような構成をもつ印刷用紙1には、予めハーフカット線7が形成されており、カールくせをもつことがある。このようにカールくせをもつ印刷用紙1はプリンタ装置10内で斜行し、この結果として検知穴8を正しく検知することができず、このことにより印刷用紙1を精度良く切断することができない可能性がある。
本実施の形態によるプリンタ装置10は以下のような構成をもつことにより、印刷用紙1の斜行を適切に修正して印刷用紙1を精度良く切断できる機能をもつ。
このようなプリンタ装置10は、上述した印刷用紙1を供給する印刷用紙供給部11と、印刷用紙に対してインクリボン20を用いて印刷を施す印刷ユニット15Aとを備えている。また印刷用紙供給部11と印刷ユニット15Aとの間には、印刷用紙1を案内する一対の案内ローラ12a,12bが設けられ、また一対の案内ローラ12a,12bの下流側に印刷用紙を搬送方向L1に搬送する一対のグリップローラ13a,13bが設けられている。
また印刷ユニット15Aの下流側には、印刷用紙1の検知穴8を検知する検知穴センサ(単に検知センサともいう)18が設けられ、さらに検知穴センサ18の下流側には印刷用紙1をプリント1Aの1枚分に相当する間隔l毎に切断してプリント1Aを1枚毎に作製するカッタ19が設けられている。
このうち印刷用紙供給部11は、円筒状のリールからなる供給部本体11Aと、供給部本体11Aの両端に設けられた一対のフランジ11aとを有し、各フランジ11aの外周には駆動ギア11bが形成されている(図2Aおよび図2B参照)。
また印刷ユニット15Aはインクリボン20を用いて印刷用紙1に印刷を施すサーマルヘッド15と、サーマルヘッド15に対向に設けられたプラテンローラ16とを備えている。
また印刷ユニット15Aは、インクリボン20を搬送方向L2に供給するインクリボン供給部21と、インクリボン20を巻取るインクリボン巻取部22とを備えている。
このうちインクリボン20は、一方の面に配置されたインク層と、他方の面に配置された支持層とを有している。
またプリンタ装置10は印刷用紙供給部11、一対のグリップローラ13a,13b、印刷ユニット15A、およびカッタ19を駆動制御する制御部30を有し、この制御部30には検知穴センサ18により検知した検知信号が送られる。
また印刷用紙供給部11は、供給部本体11Aと、供給部本体11Aの両端に設けられ駆動ギア11bを含む一対のフランジ11aとを有する。この場合、印刷用紙供給部11の一対のフランジ11aと、一対のグリップローラ13a,13bとは、図示しない連結ギアを介して連結されている。
また、一対のグリップローラ13a,13bのうち、一方のグリップローラ13aはパルスモータ13Aにより駆動されるようになっており、このパルスモータ13Aにより一対のグリップローラ13a,13bを所望の搬送量だけ精度良く搬送することができる。
また一方のグリップローラ13aはパルスモータ13Aにより駆動されるが、他方のグリップローラ13bは、一方のグリップローラ13aにより印刷用紙1を介して連れ回りするようになっている。
さらに、案内ローラ12a,12aも、搬送される印刷用紙1の移動により連れ回りする。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について図8に示すフローチャートにより説明する。
まず制御部30はプリンタ装置10に対して初期運転モードにより制御を行う。
具体的には制御部30は一対のグリップローラ13a,13bを制御して印刷用紙1を搬送方向L1方向に搬送する(図1A参照)。この場合、一対のグリップローラ13a,13bは印刷用紙1をカッタ19側へ送り、このカッタ19により印刷用紙1を先端から所定長さだけ初期切断する。
カッタ19により印刷用紙1を初期切断する場合、初期切断する所望の長さは印刷用紙1の斜行を修正するのに必要な長さであって、予め実験により定められる長さであり、本実施の形態においては例えばプリント1Aの2~6枚分に相当する長さ、例えば(2~6)×lの長さとなっている(図6参照)。
次に図2A~図2Bおよび図3A~図3Bにより印刷用紙1が斜行した場合、この斜行を修正する際の印刷用紙の挙動について述べる。
図2Aは印刷用紙1が正しい方向に搬送される状態を示す。上述のように、印刷用紙1には予め所定間隔l毎に検知穴8が形成され、かつ予め印刷部5を囲むハーフカット線7が形成されている。このため、とりわけこの印刷用紙1の製造や保存の条件によってカールくせが生成し、印刷用紙供給部11にセットされた印刷用紙1を搬送する際、印刷用紙1が斜行する(図2B参照)。
ところで、プリンタ装置10において、一対のグリップローラ13a,13bの周速Dは、印刷用紙供給部11の周速dよりわずかに大きくなっている。上述のようにグリップローラ13aと供給部本体11Aとは連結ギアを介して連結されているが、この連結ギアはトルクリミットを含む。このため、一対のグリップローラ13a,13bにより印刷用紙1を搬送方向L1に沿って搬送する際、グリップローラ13a,13bと印刷用紙1の間に弛みがなくなると 搬送される印刷用紙1からの力により、供給部本体11Aが回転する。この際、印刷用紙供給部11と一対のグリップローラ13a,13bとの間で印刷用紙1に対して張力が発生する。
他方、印刷用紙1を搬送方向L1と逆方向に戻す場合、一対のグリップローラ13a,13bと、印刷用紙供給部11との間の周速の相違により、一対のグリップローラ13a,13bと印刷用紙供給部11との間には印刷用紙1の弛みが生じる。
また、新しい印刷用紙1を印刷用紙供給部11にセットして、初期運転モードで印刷用紙1を搬送方向L1に搬送する際、印刷用紙1が斜行することがあり、この場合も、一対のグリップローラ13a,13bと印刷用紙供給部11との間に、印刷用紙1の弛みが生じる(図3A参照)。
図3Aにおいて、印刷用紙1は右上方向へ向かって斜行し、かつ印刷用紙1のうち案内ローラ12a,12b下方に弛みが生じている。
この状態で印刷用紙1をL1方向に搬送すると、一対のグリップローラ13a,13bと印刷用紙供給部11との間の周速の相違によって、一対のグリップローラ13a,13bと印刷用紙供給部11との間の印刷用紙1のうち、とりわけ印刷用紙1の左下方部において印刷用紙1が引っ張られて、印刷用紙1の弛みが解消する。
このように印刷用紙1の左下方部において印刷用紙1の弛みが解消すると、印刷用紙1の左下方部において印刷用紙1に対して下方へ向かう張力Fが加わる(図3B参照)。
搬送方向L1に沿って搬送される印刷用紙1に対して、左下方部において張力Fが加わると、印刷用紙1は全体として図3BのM方向に移動する。
しばらくこの状態で印刷用紙1を搬送方向L1に沿って搬送すると、右上方へ斜行する印刷用紙1が徐々に真上の方向(正しい方向)を向くようになり、同時に一対のグリップローラ13a,13bと印刷用紙供給部11との間の印刷用紙1に生じていた弛みも印刷用紙1の左下方部のみではなく、右下方部においても解消される。
印刷用紙1が斜行してから正しい方向を向くまで、どの程度印刷用紙1を搬送するかは、予め実験により求められている。
その実験の結果を図4に示す。図4は図3Aに示す印刷用紙1の斜行状態から印刷用紙1を搬送し続けた場合における斜行の程度を示す図である。
図4に示すように、正しい方向を向く基準位置に対して最大+1.5mmまたは最大-1.5mmだけ印刷用紙1の先端が左方向または右方向ずれて斜行する場合、印刷用紙1を搬送し続けることにより、プリント1Aの2枚分進んだ3枚目の先端位置では、印刷用紙1が基準位置から略±0.25mmの範囲まで斜行が修正されることが判る。
また印刷用紙1を搬送し続けることにより、カッタ19からプリント1Aの6枚分だけ搬送した後は、印刷用紙1が略基準位置に近づくことがわかる。
従って本実施の形態によれば、制御部30により一対のグリップローラ13a,13bが駆動制御されて、斜行する印刷用紙1を搬送し続けて印刷用紙1をカッタ19まで搬送する。次にカッタ19からプリント1Aの搬送方向の長さに換算して2~6枚分相当の印刷用紙1を制御部30により駆動制御されるカッタ19により初期切断する。その後、検知穴センサ18により印刷用紙1の検知穴8を検知し、所定の位置で印刷用紙1をプリント1枚分だけカットして初期運転モードを終了する。
このことにより、後述する通常運転モードをとって、斜行する印刷用紙1を正しい方向に修正された後の印刷用紙1に対して、印刷ユニット15Aにより印刷を施し、印刷済の印刷用紙1をカッタ19により、プリント1Aの1枚分ずつ切断してプリント1Aを作製することができる。
なお、初期運転モードでは、制御部30は一対のグリップローラ13a,13bにより印刷用紙1を搬送し続けるが、この間、印刷ユニット15Aによる印刷を停止し、かつ検知穴センサ18による検知も初期切断位置直前のプリント1A1枚分の検知穴8を除き 停止する。
次に制御部30は通常運転モードを実行する。通常運転モードでは、まずカッタ19により初期運転モードで切断された印刷用紙1が制御部30により駆動制御された一対のグリップローラ13a,13bにより戻される。次に、初期切断された印刷用紙1の先端が印刷ユニット15Aに達する。
その後、制御部30が印刷ユニット15Aを制御して、印刷ユニット15Aにより、印刷用紙1に対して印刷が施され、印刷済の印刷用紙1は一対のグリップローラ13a,13bにより検知穴センサ18側へ搬送される。
検知穴センサ18により印刷用紙1の検知穴8が検知されると、検知穴センサ18からの信号が制御部30に送られる。次に制御部30は検知穴センサ18からの信号に基づいてカッタ19を駆動制御して印刷用紙1をプリント1Aの1枚分ずつ切断する。このようにして印刷済の印刷用紙1からプリント1Aを1枚毎に作製することができる。
以上のように本実施の形態によれば、初期運転モードにより、斜行する印刷用紙1の先端から所望の長さ、例えばプリント1Aの2~6枚分に相当する長さだけカッタ19により初期切断する。このことにより、斜行する印刷用紙1が正しい方向に修正された後の印刷用紙1に対して印刷ユニット15Aにより印刷を施し、かつカッタ19によりプリント1Aの1枚分ずつ切断してプリント1Aを作製する。この場合、正しい方向に修正された後の印刷用紙1に対して印刷を施すとともに、この印刷用紙1の検知穴8を検知穴センサ18により検知することができる。このため、正しい方向に修正された後の印刷用紙1の検知穴8を精度良く検知穴センサ18により検知することができ、検知穴センサ18の誤動作により印刷用紙1の誤った箇所をカッタ19により切断することはなく、印刷用紙1を正確にカッタ19により切断して、高品質のプリント1Aを得ることができる。
なお上記実施の形態において、初期運転モード中に制御部30によって印刷用紙1をその先端からプリント1Aの2~6枚分に相当する長さだけ初期切断する例を示したが、初期切断する長さはプリント1Aの2~6枚分に相当する長さに限ることはなく、予め各種の実験を行って決定することができる。
また初期切断する長さは、必ずしもプリント1Aの長さを基準とする必要はなく、例えば10cmあるいは30cm等、予め実施される実験結果に基づいて、斜行する印刷用紙1が正しい方向に修正されるために必要な長さと定めることができる。
また印刷用紙1に検知部として検知穴8を設けるとともに、検知穴8を検知する検知センサとして検知穴センサ18を設けた例を示したが、これに限らず、検知穴8の代わりに検知部として光学的に読み取り可能な検知マークを設け、検知センサとして検知マークを光学的に検知する検知センサを用いてもよい。
1 印刷用紙
1A プリント
5 印刷部
5A シール
7 ハーフカット線
8 検知穴
10 プリンタ装置
11 印刷用紙供給部
12a,12b 案内ローラ
13a,13b グリップローラ
15 サーマルヘッド
15A 印刷ユニット
16 プラテンローラ
18 検知穴センサ
19 カッタ
20 インクリボン
30 制御部

Claims (9)

  1. プリント1枚分に相当する間隔毎に形成された複数の検知部を有する印刷用紙を供給する印刷用紙供給部と、
    前記印刷用紙に対してインクリボンを用いて印刷を施す印刷ユニットと、
    前記印刷用紙供給部と前記印刷ユニットとの間に配置され、前記印刷用紙を搬送する一対のグリップローラと、
    前記印刷ユニットの下流側に設けられ、前記検知部を検知する検知センサと、
    前記検知センサの下流側に設けられ、前記印刷用紙を切断するカッタと、
    制御部とを備え、
    前記制御部は前記一対のグリップローラにより前記印刷用紙を搬送し、前記カッタにより前記印刷用紙を先端から所定の長さだけ初期切断し、
    前記印刷ユニットにより前記印刷用紙に所望の印刷を施した後、前記一対のグリップローラにより前記印刷用紙を搬送し、前記検知センサからの信号に基づいて、前記カッタにより前記印刷用紙をプリント1枚分ずつ切断し、
    前記印刷用紙を初期切断する所定の長さは、前記印刷用紙の斜行を修正する必要な長さであって、予め実験により求められる、プリンタ装置。
  2. 前記制御部は、前記一対のグリップローラにより前記印刷用紙を連続して搬送した後、前記印刷用紙を前記カッタにより初期切断する、請求項1記載のプリンタ装置。
  3. 前記制御部は、前記一対のグリップローラにより前記印刷用紙を搬送して前記カッタにより初期切断する際、前記検知センサによる検知を停止する、請求項1または2記載のプリンタ装置。
  4. 前記制御部は、前記一対のグリップローラにより前記印刷用紙を搬送して前記カッタにより初期切断する際、前記印刷ユニットによる印刷を停止する、請求項1乃至3のいずれか記載のプリンタ装置。
  5. 前記印刷用紙を初期切断する所定の長さは、プリント2~6枚分に相当する長さである、請求項1乃至4のいずれか記載のプリンタ装置。
  6. 前記一対のグリップローラは、前記制御部によりパルスモータを介して駆動される、請求項1乃至5のいずれか記載のプリンタ装置。
  7. 前記一対のグリップローラと前記印刷用紙供給部は、互いに連結ギアを介して連結されている、請求項1乃至6のいずれか記載のプリンタ装置。
  8. 前記印刷用紙は予め設けられたハーフカット線を含む、請求項1乃至7のいずれか記載のプリンタ装置。
  9. プリント1枚分に相当する間隔毎に形成された複数の検知部を有する印刷用紙を供給する印刷用紙供給部と、
    前記印刷用紙に対してインクリボンを用いて印刷を施す印刷ユニットと、
    前記印刷用紙供給部と前記印刷ユニットとの間に配置され、前記印刷用紙を搬送する一対のグリップローラと、
    前記印刷ユニットの下流側に設けられ、前記検知部を検知する検知センサと、
    前記検知センサの下流側に設けられ、前記印刷用紙を切断するカッタと、
    制御部とを備えたプリンタ装置の制御方法において、
    前記一対のグリップローラにより前記印刷用紙を搬送し、前記カッタにより前記印刷用紙を先端から所定の長さだけ初期切断する工程と、
    前記印刷ユニットにより前記印刷用紙に所望の印刷を施した後、前記一対のグリップローラにより前記印刷用紙を搬送し、前記検知センサからの信号に基づいて、前記カッタにより前記印刷用紙をプリント1枚分ずつ切断する工程と、を備え、
    前記印刷用紙を初期切断する所定の長さは、前記印刷用紙の斜行を修正する必要な長さであって、予め実験により求められる、プリンタ装置の制御方法。
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