JP7227557B2 - 液晶表示素子の製造方法 - Google Patents
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Description
一対の基板の表面のそれぞれに、光照射によりラジカルを発生するラジカル発生構造を有する重合体を含有する同一組成の液晶配向剤で液晶配向膜を形成する液晶配向膜形成工程と、前記一対の基板の少なくとも一方に光照射を施して両者の液晶配向膜への光照射量を異なる状態とする液晶配向膜光照射工程と、その後、前記一対の基板の間に、液晶化合物を含む液晶層を形成する液晶層形成工程と、を含むことを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
<液晶表示素子の製造方法>
本発明の液晶表示素子の製造方法は、一対の基板の表面のそれぞれに、光照射によりラジカルを発生するラジカル発生構造を有する重合体を含有する液晶配向剤で液晶配向膜を形成する液晶配向膜形成工程と、前記一対の基板の少なくとも一方に光照射を施して両者の液晶配向膜への光照射量を異なる状態とする液晶配向膜光照射工程と、その後、前記一対の基板の間に、液晶化合物を含む液晶層を形成する液晶層形成工程と、を含むことを特徴とする。
本発明で用いる液晶配向剤に含有されるラジカル発生構造を有する重合体について、具体例を挙げて説明するが、以下の具体例に限定されるものではない。
本発明で用いられるラジカル発生構造を有する重合体(以下、特定重合体ともいう)は、光照射、例えば、紫外線照射によりラジカルが発生する部位を側鎖として有している。特定重合体としては、紫外線照射によりラジカルが発生するラジカル発生構造として、例えば、下記式(I)で表す側鎖構造を含む重合体を挙げることができる。
Qがアミノ誘導体の場合、ポリイミドの前駆体であるポリアミック酸の重合の際に、発生するカルボン酸基とアミノ基が塩を形成するなどの不具合が生じる可能性があるため、より好ましくはヒドロキシル基又はアルコキシル基である。
本発明で用いる液晶配向剤に含有される特定重合体は、上記式(I)や(II)で表されるラジカル発生構造を有する側鎖(以下、特定側鎖ともいう)以外に、液晶を垂直に配向させる側鎖を有するのが好ましい。液晶を垂直に配向させる側鎖は、下記式[III-1]又は式[III-2]で表される。なお、上述した特定重合体とは別に、液晶を垂直に配向させる側鎖を有する重合体を液晶配向剤に配合してもよい。
本発明の液晶配向剤に含有される特定重合体は、例えば、上記式(I)や(II)で表されるラジカル発生構造を有する側鎖以外に、光反応性の側鎖を有していてもよい。光反応性の側鎖は、紫外線(UV)等の光の照射によって反応し、共有結合を形成し得る官能基(以下、光反応性基ともいう。)を有する。なお、上述した特定重合体とは別に、光反応性の側鎖を有する重合体を液晶配向剤に配合してもよい。
本発明で使用される、ラジカル発生構造を有する重合体は特に限定されないが、ポリイミド系、ポリ(メタ)アクリレート系、ポリシロキサン系の重合体などを好適に用いることができる。以下、本明細書ではポリイミド構造に限って詳細に説明するが、その他の重合体に関しても公知の技術(ラジカル重合や、ゾル・ゲル法など)を用いて重合体を合成することができる。
ラジカル発生構造を側鎖に有するポリイミドは例えば下記特定ジアミン1~3のようなジアミンのうち1種類以上を使用することで調製することができる。
本発明の液晶配向剤を形成する上記の重合体の製造に使用されるジアミン(以下、特定ジアミンともいう。)は、紫外線照射により分解しラジカルが発生するラジカル発生構造を有する部位を側鎖として有し、下記式(1)で表される。
本発明において、特定ジアミン1は、各ステップを経てジニトロ体、或いは、還元工程で除去可能な保護基を施したアミノ基を有するモノニトロ体、或いは、ジアミンを合成し、通常用いる還元反応にてニトロ基をアミノ基に変換あるいは保護基を脱保護することにより得ることができる。
本発明の特定ジアミン2は、前記式(II)で表される有機基を側鎖として有するジアミン、すなわち下記式(VI)で表すことができる。
本発明において、特定ジアミン2は、各ステップを経てジニトロ体、或いは、還元工程で除去可能な保護基を施したアミノ基を有するモノニトロ体、或いは、ジアミンを合成し、通常用いる還元反応にてニトロ基をアミノ基に変換あるいは保護基を脱保護することにより得ることができる。
本発明の特定ジアミン3は、下記の式(11)で表される。
上記式(11)において、X11、X12、X13、X14のそれぞれの定義は、上記したとおりである。なかでも、X11は、合成の容易性の観点から、-O-又は-CH2O-が好ましい。また、X12 、X13は、高い垂直配向性の観点から、シクロヘキサン環が好ましい。また、X14は、原料の入手性の観点から、炭素数3~7のアルキル基が好ましい。
本発明における特定ジアミン3の合成方法は特に限定されるものではないが、例えば、以下に示す方法によって合成することができる。
すなわち、特定ジアミン3に対応する下記一般式(12)で表されるジニトロ化合物(上記式中、X11~X14は式(11)と同じ)を合成し、さらにニトロ基を還元しアミノ基に変換することで得られる。
一般式(12)で表されるジニトロ化合物の合成方法は特に限定されず、任意の方法により合成することができるが、その具体例としては、例えば、以下のスキーム(13)に示されるような方法で合成することができる。
上記ジニトロベンゼン化合物Aにおいて、X15は、塩素、臭素、ヨウ素、フッ素、-OH、-COOH、-COOCl、-(CH2)aOH(aは1~15の整数である)のいずれかからなり、フェノール化合物BにおけるX12~X14は式1と同様である。なお、ここに示した化合物は一例であり、特に限定されるものではない。
液晶を垂直に配向させる側鎖をポリイミド系重合体に導入する方法は、特定側鎖構造を有するジアミンをジアミン成分の一部に用いることが好ましい。
光反応性を有する側鎖をポリイミド系重合体に導入する方法は、特定側鎖構造を有するジアミンをジアミン成分の一部に用いることが好ましい。光反応性の側鎖を有するジアミンとしては、式[VIII]、又は式[IX]で表される側鎖を有するジアミンである。
本発明の液晶配向剤は、(A)成分として、液晶を垂直に配向させる側鎖と、上記式(I)で表されるラジカル発生構造を有する側鎖とを有するポリイミド前駆体、及び、このポリイミド前駆体をイミド化して得られるポリイミドから選択される少なくとも一種の重合体と、(B)成分として、下記式(B-1)~(B-5)から選択される少なくとも一種のジアミンを含有するジアミン成分を原料として得られるポリイミド前駆体、及び、このポリイミド前駆体をイミド化して得られるポリイミドから選択される重合体、または、下記式(3)及び(4)から選択される少なくとも一種のテトラカルボン酸二無水物を含有するテトラカルボン酸二無水物成分と、ジアミンの反応により得られるポリイミド前駆体、及び、このポリイミド前駆体をイミド化して得られるポリイミドから選択される重合体を含有することができる。
なお、ポリイミド前駆体及び/又は、ポリイミドを製造する場合、本発明の効果を損わない限りにおいて、上記したジアミン以外のその他のジアミンをジアミン成分として併用することができる。具体的には、例えば、p-フェニレンジアミン、2,3,5,6-テトラメチル-p-フェニレンジアミン、2,5-ジメチル-p-フェニレンジアミン、m-フェニレンジアミン、2,4-ジメチル-m-フェニレンジアミン、2,5-ジアミノトルエン、2,6-ジアミノトルエン、2,5-ジアミノフェノール、2,4-ジアミノフェノール、3,5-ジアミノフェノール、3,5-ジアミノベンジルアルコール、2,4-ジアミノベンジルアルコール、4,6-ジアミノレゾルシノール、4,4’-ジアミノビフェニル、3,3’-ジメチル-4,4’-ジアミノビフェニル、3,3’-ジメトキシ-4,4’-ジアミノビフェニル、3,3’-ジヒドロキシ-4,4’-ジアミノビフェニル、3,3’-ジカルボキシ-4,4’-ジアミノビフェニル、3,3’-ジフルオロ-4,4’-ビフェニル、3,3’-トリフルオロメチル-4,4’-ジアミノビフェニル、3,4’-ジアミノビフェニル、3,3’-ジアミノビフェニル、2,2’-ジアミノビフェニル、2,3’-ジアミノビフェニル、4,4’-ジアミノジフェニルメタン、3,3’-ジアミノジフェニルメタン、3,4’-ジアミノジフェニルメタン、2,2’-ジアミノジフェニルメタン、2,3’-ジアミノジフェニルメタン、4,4’-ジアミノジフェニルエーテル、3,3’-ジアミノジフェニルエーテル、3,4’-ジアミノジフェニルエーテル、2,2’-ジアミノジフェニルエーテル、2,3’-ジアミノジフェニルエーテル、4,4’-スルホニルジアニリン、3,3’-スルホニルジアニリン、ビス(4-アミノフェニル)シラン、ビス(3-アミノフェニル)シラン、ジメチル-ビス(4-アミノフェニル)シラン、ジメチル-ビス(3-アミノフェニル)シラン、4,4’-チオジアニリン、3,3’-チオジアニリン、4,4’-ジアミノジフェニルアミン、3,3’-ジアミノジフェニルアミン、3,4’-ジアミノジフェニルアミン、2,2’-ジアミノジフェニルアミン、2,3’-ジアミノジフェニルアミン、N-メチル(4,4’-ジアミノジフェニル)アミン、N-メチル(3,3’-ジアミノジフェニル)アミン、N-メチル(3,4’-ジアミノジフェニル)アミン、N-メチル(2,2’-ジアミノジフェニル)アミン、N-メチル(2,3’-ジアミノジフェニル)アミン、4,4’-ジアミノベンゾフェノン、3,3’-ジアミノベンゾフェノン、3,4’-ジアミノベンゾフェノン、1,4-ジアミノナフタレン、2,2’-ジアミノベンゾフェノン、2,3’-ジアミノベンゾフェノン、1,5-ジアミノナフタレン、1,6-ジアミノナフタレン、1,7-ジアミノナフタレン、1,8-ジアミノナフタレン、2,5-ジアミノナフタレン、2,6-ジアミノナフタレン、2,7-ジアミノナフタレン、2,8-ジアミノナフタレン、1,2-ビス(4-アミノフェニル)エタン、1,2-ビス(3-アミノフェニル)エタン、1,3-ビス(4-アミノフェニル)プロパン、1,3-ビス(3-アミノフェニル)プロパン、1,4-ビス(4-アミノフェニル)ブタン、1,4-ビス(3-アミノフェニル)ブタン、ビス(3,5-ジエチル-4-アミノフェニル)メタン、1,4-ビス(4-アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3-ビス(4-アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4-ビス(4-アミノフェニル)ベンゼン、1,3-ビス(4-アミノフェニル)ベンゼン、1,4-ビス(4-アミノベンジル)ベンゼン、1,3-ビス(4-アミノフェノキシ)ベンゼン、4,4’-[1,4-フェニレンビス(メチレン)]ジアニリン、4,4’-[1,3-フェニレンビス(メチレン)]ジアニリン、3,4’-[1,4-フェニレンビス(メチレン)]ジアニリン、3,4’-[1,3-フェニレンビス(メチレン)]ジアニリン、3,3’-[1,4-フェニレンビス(メチレン)]ジアニリン、3,3’-[1,3-フェニレンビス(メチレン)]ジアニリン、1,4-フェニレンビス[(4-アミノフェニル)メタノン]、1,4-フェニレンビス[(3-アミノフェニル)メタノン]、1,3-フェニレンビス[(4-アミノフェニル)メタノン]、1,3-フェニレンビス[(3-アミノフェニル)メタノン]、1,4-フェニレンビス(4-アミノベンゾエート)、1,4-フェニレンビス(3-アミノベンゾエート)、1,3-フェニレンビス(4-アミノベンゾエート)、1,3-フェニレンビス(3-アミノベンゾエート)、ビス(4-アミノフェニル)テレフタレート、ビス(3-アミノフェニル)テレフタレート、ビス(4-アミノフェニル)イソフタレート、ビス(3-アミノフェニル)イソフタレート、N,N’-(1,4-フェニレン)ビス(4-アミノベンズアミド)、N,N’-(1,3-フェニレン)ビス(4-アミノベンズアミド)、N,N’-(1,4-フェニレン)ビス(3-アミノベンズアミド)、N,N’-(1,3-フェニレン)ビス(3-アミノベンズアミド)、N,N’-ビス(4-アミノフェニル)テレフタルアミド、N,N’-ビス(3-アミノフェニル)テレフタルアミド、N,N’-ビス(4-アミノフェニル)イソフタルアミド、N,N’-ビス(3-アミノフェニル)イソフタルアミド、9,10-ビス(4-アミノフェニル)アントラセン、4,4’-ビス(4-アミノフェノキシ)ジフェニルスルホン、2,2’-ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、2,2’-ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、2,2’-ビス(4-アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2’-ビス(3-アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2’-ビス(3-アミノ-4-メチルフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2’-ビス(4-アミノフェニル)プロパン、2,2’-ビス(3-アミノフェニル)プロパン、2,2’-ビス(3-アミノ-4-メチルフェニル)プロパン、3,5-ジアミノ安息香酸、2,5-ジアミノ安息香酸、1,3-ビス(4-アミノフェノキシ)プロパン、1,3-ビス(3-アミノフェノキシ)プロパン、1,4-ビス(4-アミノフェノキシ)ブタン、1,4-ビス(3-アミノフェノキシ)ブタン、1,5-ビス(4-アミノフェノキシ)ペンタン、1,5-ビス(3-アミノフェノキシ)ペンタン、1,6-ビス(4-アミノフェノキシ)へキサン、1,6-ビス(3-アミノフェノキシ)へキサン、1,7-ビス(4-アミノフェノキシ)ヘプタン、1,7-(3-アミノフェノキシ)ヘプタン、1,8-ビス(4-アミノフェノキシ)オクタン、1,8-ビス(3-アミノフェノキシ)オクタン、1,9-ビス(4-アミノフェノキシ)ノナン、1,9-ビス(3-アミノフェノキシ)ノナン、1,10-(4-アミノフェノキシ)デカン、1,10-(3-アミノフェノキシ)デカン、1,11-(4-アミノフェノキシ)ウンデカン、1,11-(3-アミノフェノキシ)ウンデカン、1,12-(4-アミノフェノキシ)ドデカン、1,12-(3-アミノフェノキシ)ドデカンなどの芳香族ジアミン、ビス(4-アミノシクロヘキシル)メタン、ビス(4-アミノ-3-メチルシクロヘキシル)メタンなどの脂環式ジアミン、1,3-ジアミノプロパン、1,4-ジアミノブタン、1,5-ジアミノペンタン、1,6-ジアミノへキサン、1,7-ジアミノヘプタン、1,8-ジアミノオクタン、1,9-ジアミノノナン、1,10-ジアミノデカン、1,11-ジアミノウンデカン、1,12-ジアミノドデカンなどの脂肪族ジアミンが挙げられる。
上記のジアミン成分と反応させるテトラカルボン酸二無水物成分は特に限定されない。具体的には、ピロメリット酸、2,3,6,7-ナフタレンテトラカルボン酸、1,2,5,6-ナフタレンテトラカルボン酸、1,4,5,8-ナフタレンテトラカルボン酸、2,3,6,7-アントラセンテトラカルボン酸、1,2,5,6-アントラセンテトラカルボン酸、3,3’,4,4’-ビフェニルテトラカルボン酸、2,3,3’,4-ビフェニルテトラカルボン酸、ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)エーテル、3,3’,4,4’-ベンゾフェノンテトラカルボン酸、ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)スルホン、ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)メタン、2,2-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)プロパン、1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2,2-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)プロパン、ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)ジメチルシラン、ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)ジフェニルシラン、2,3,4,5-ピリジンテトラカルボン酸、2,6-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)ピリジン、3,3’,4,4’-ジフェニルスルホンテトラカルボン酸、3,4,9,10-ペリレンテトラカルボン酸、1,3-ジフェニル-1,2,3,4-シクロブタンテトラカルボン酸、オキシジフタルテトラカルボン酸、1,2,3,4-シクロブタンテトラカルボン酸、1,2,3,4-シクロペンタンテトラカルボン酸、1,2,4,5-シクロヘキサンテトラカルボン酸、1,2,3,4-テトラメチル-1,2,3,4-シクロブタンテトラカルボン酸、1,2-ジメチル-1,2,3,4-シクロブタンテトラカルボン酸、1,3-ジメチル-1,2,3,4-シクロブタンテトラカルボン酸、1,2,3,4-シクロヘプタンテトラカルボン酸、2,3,4,5-テトラヒドロフランテトラカルボン酸、3,4-ジカルボキシ-1-シクロへキシルコハク酸、2,3,5-トリカルボキシシクロペンチル酢酸、3,4-ジカルボキシ-1,2,3,4-テトラヒドロ-1-ナフタレンコハク酸、ビシクロ[3,3,0]オクタン-2,4,6,8-テトラカルボン酸、ビシクロ[4,3,0]ノナン-2,4,7,9-テトラカルボン酸、ビシクロ[4,4,0]デカン-2,4,7,9-テトラカルボン酸、ビシクロ[4,4,0]デカン-2,4,8,10-テトラカルボン酸、トリシクロ[6.3.0.0<2,6>]ウンデカン-3,5,9,11-テトラカルボン酸、1,2,3,4-ブタンテトラカルボン酸、4-(2,5-ジオキソテトラヒドロフラン-3-イル)-1,2,3,4-テトラヒドリナフタレン-1,2-ジカルボン酸、ビシクロ[2,2,2]オクト-7-エン-2,3,5,6-テトラカルボン酸、5-(2,5-ジオキソテトラヒドロフリル)-3-メチル-3-シクロへキサン-1,2-ジカルボン酸、テトラシクロ[6,2,1,1,0,2,7]ドデカ-4,5,9,10-テトラカルボン酸、3,5,6-トリカルボキシノルボルナン-2:3,5:6ジカルボン酸、1,2,4,5-シクロヘキサンテトラカルボン酸等が挙げられる。勿論、テトラカルボン酸二無水物も、液晶配向膜にした際の液晶配向性、電圧保持特性、蓄積電荷などの特性に応じて、1種類又は2種類以上併用してもよい。
本発明の液晶配向剤には、必要に応じ、2つ以上の末端に光重合又は光架橋する基を有する重合性化合物を含有しても良い。かかる重合性化合物は、光重合又は光架橋する基を有する末端を二つ以上持っている化合物である。ここで、光重合する基を有する重合性化合物とは、光を照射することにより重合を生じさせる官能基を有する化合物である。また、光架橋する基を有する化合物とは、光を照射することにより、重合性化合物の重合体や、ポリイミド前駆体、及び、このポリイミド前駆体をイミド化して得られるポリイミドから選択される少なくとも一種の重合体と反応してこれらと架橋することができる官能基を有する化合物である。なお、光架橋する基を有する化合物は、光架橋する基を有する化合物同士でも反応する。
ジアミン成分とテトラカルボン酸二無水物との反応により、ポリアミック酸を得るにあたっては、公知の合成手法を用いることができる。一般的には、ジアミン成分とテトラカルボン酸二無水物成分とを有機溶媒中で反応させる方法である。ジアミン成分とテトラカボン酸二無水物との反応は、有機溶媒中で比較的容易に進行し、かつ副生成物が発生しない点で有利である。
本発明の剤はラジカル発生構造を側鎖に有する少なくとも1つの特定重合体を含有するが、かかる特定重合体の含有量は0.5~20質量%が好ましく、より好ましくは0.5~15質量%、特に好ましくは1~10質量%である。
本発明液晶表示素子の製造方法は、まず、一対の基板の表面のそれぞれに、上述したように液晶配向膜を形成する液晶配向膜形成工程を実施する。
このため各基板界面で重合性化合物の反応速度が異なり、液晶配向能も異なるものとなる。
ラジカル発生構造を有する特定重合体を含む液晶配向剤を用いて液晶配向膜を形成した場合、ラジカル発生構造は、液晶層を形成する際に光照射によりラジカルを発生するようにして使用されるのが通常である。
本発明の液晶表示素子組立体は、上述した本発明の液晶表示素子用基板と、同一組成の液晶配向剤を用いて液晶配向膜を形成した基板とを用い、間に液晶層となる液晶原料を挟持したものである。また、本発明の液晶表示素子用基板であって、予め照射した光照射量が異なる一対の基板を用い、間に液晶層となる液晶原料を挟持したものである。
本発明の液晶表示素子の製造方法で製造された液晶表示素子は、上述した本発明の液晶表示素子用基板を用い、公知の方法で液晶セルを作製でき、これにより、ラジカル発生能力が異なる一対の液晶配向膜で挟まれて液晶層が形成されるので、両側でプレチルト角が異なる非対称の液晶層とすることができる。
下記液晶配向剤の調製で用いた略号は以下のとおりである。
(酸二無水物)
BODA:ビシクロ[3,3,0]オクタン-2,4,6,8-テトラカルボン酸二無水物
CBDA:1,2,3,4-シクロブタンテトラカルボン酸二無水物
PMDA:ピロメリット酸二無水物
DBA:3,5-ジアミノ安息香酸
3AMPDA:3,5-ジアミノ-N-(ピリジン-3-イルメチル)ベンズアミド
TCA:2,3,5‐トリカルボキシシクロペンチル酢酸二無水物
DSDA:3,3’,4,4’-ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物
NMP:N-メチル-2-ピロリドン
BCS:ブチルセロソルブ
3AMP:3-ピコリルアミン
装置:センシュー科学社製 常温ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)装置(SSC-7200)、カラム:Shodex社製カラム(KD-803、KD-805)カラム温度:50℃溶離液:N,N’-ジメチルホルムアミド(添加剤として、臭化リチウム-水和物(LiBr・H2O)が30mmol/L、リン酸・無水結晶(o-リン酸)が30mmol/L、テトラヒドロフラン(THF)が10ml/L)流速:1.0ml/分検量線作成用標準サンプル:東ソー社製 TSK 標準ポリエチレンオキサイド(分子量約9000,000、150,000、100,000、30,000)、および、ポリマーラボラトリー社製 ポリエチレングリコール(分子量 約12,000、4,000、1,000)。
イミド化率(%)=(1-α・x/y)×100
BODA(3.75g、15.0mmol)、DA-1(4.96g、15.0mmol)、DA-2(5.71g、15.0mmol)をNMP(51.9g)中で溶解し、60℃で5時間反応させたのち、CBDA(2.88g、14.7mmol)とNMP(17.3g)を加え、40℃で10時間反応させポリアミック酸溶液を得た。
BODA(3.75、15.0mmol)、DA-3(3.91g、9.0mmol)、DBA(0.91g、6.0mmol)、DA-1(4.96g、15.0mmol)をNMP(49.3g)中で溶解し、60℃で5時間反応させたのち、CBDA(2.88g、14.7mmol)とNMP(16.4g)を加え、40℃で10時間反応させポリアミック酸溶液を得た。
BODA(1.50g、6.0mmol)、DBA(1.83g、12.0mmol)、3AMPDA(2.18g、9.0mmol)、DA-2(3.43g、9.0mmol)をNMP(41.1g)中で溶解し、60℃で3時間反応させたのち、PMDA(1.31g、6.0mmol)、続いてCBDA(3.47g、17.7mmol)とNMP(13.71g)を加え、25℃で10時間反応させポリアミック酸溶液を得た。
合成例1で得られた液晶配向剤(A1)を第1成分として3.0g、合成例3で得られた液晶配向剤(C1)を第2成分として7.0gを混合し、1時間撹拌することにより液晶配向剤(A2)を調製した。
実施例1で得られた液晶配向剤(B1)を第1成分として3.0g、合成例3で得られた液晶配向剤(C1)を第2成分として7.0gを混合し、1時間撹拌することにより液晶配向剤(B2)を調製した。
TCA(11.1g、50.0mmol)、DA-1(6.61g、20.0mmol)、DA-4(3.97g、20.0mmol)、DA-8(4.95g、10.0mmol)をNMP(106.5g)中で溶解し、60℃で6時間反応させポリアミック酸溶液を得た。
BODA(5.00g、20.0mmol)、DA-1(3.96g、12.0mmol)、DA-5(2.11g、8.0mmol)、DA-2(7.61g、20.0mmol)をNMP(67.6.g)中で溶解し、60℃で5時間反応させたのち、CBDA(3.84g、20.0mmol)とNMP(22.5g)を加え、40℃で10時間反応させポリアミック酸溶液を得た。
BODA(5.00g、20.0mmol)、DBA(3.04g、20.0mmol)、DA-7(4.93g、12.0mmol)、DA-2(3.04g、8.0mmol)をNMP(65.2g)中で溶解し、60℃で3時間反応させたのち、CBDA(1.41g、7.0mmol)を加え40℃で1時間反応させた。その後DSDA(4.30g、12.0mmol)、とNMP(21.7g)を加え、25℃で10時間反応させポリアミック酸溶液を得た。
BODA(2.50g,10.0mmol)、DA-6(3.49g,14.0mmol)、DA-2(2.28g,6.00mmol)をNMP(40.2g)中で混合し、50℃で3時間反応させた後、CBDA(1.76g,9.00mmol)を加え、40℃で3時間反応させポリアミック酸溶液を得た。
合成例6で得られた液晶配向剤(D1)を第1成分として5.0g、合成例8で得られた液晶配向剤(F1)を第2成分として5.0gを混合し、1時間撹拌することにより液晶配向剤(D2)を調製した。
合成例7で得られた液晶配向剤(E1)を第1成分として5.0g、合成例9で得られた液晶配向剤(G1)を第2成分として5.0gを混合し、1時間撹拌することにより液晶配向剤(E2)を調製した。
(実施例1)
合成例4で得られた液晶配向剤(A2)を用いて下記に示すような手順で液晶セルの作製を行った。合成例4で得られた液晶配向剤(A2)を、画素サイズが100μm×300μmでライン/スペースがそれぞれ5μmのITO電極パターンが形成されているITO電極基板のITO面にスピンコートし、80℃のホットプレートで90秒間乾燥した後、230℃の熱風循環式オーブンで30分間焼成を行い、膜厚100nmの液晶配向膜(A2-1)を形成した。
名菱テクニカ製LCDアナライザーLCA-LUV42Aを使用した。
まず、バックライト、クロスニコルの状態にした一組の偏光版、光量検出器の順で構成される測定装置において、一組の偏光版の間に液晶セルを配置した。このときライン/スペースが形成されているITO電極のパターンがクロスニコルに対して45°の角度になるようにした。そして、上記の液晶セルに電圧±7V、周波数1kHzの矩形波を印加し、光量検出器によって観測される輝度が飽和するまでの変化をオシロスコープにて取り込み、電圧を印加していない時の輝度を0%、±7Vの電圧を印加し、飽和した輝度の値を100%として、輝度が10%から90%まで変化するのにかかる時間を応答速度とした。
実施例1でPre-UVとして照射した10J/cm2のかわりに20~40J/cm2を照射した以外は実施例1と同様の操作を行って、液晶セルを作製し、液晶セルのプレチルト角の測定を行った。
実施例1でPre-UVとして照射した10J/cm2のかわりに波長313nmのバンドパスフィルターを通した高圧水銀ランプのUVを1J/cm2を照射した以外は実施例1と同様の操作を行って、液晶セルを作製し、液晶セルのプレチルト角の測定を行った。
用いた配向剤を液晶配向剤(A2)から液晶配向剤(B2)に変更した以外は、実施例1~4と同様の操作を行って、液晶セルを作製し、液晶セルのプレチルト角の測定を行った。
なお、画素サイズが100μm×300μmでライン/スペースがそれぞれ5μmのITO電極パターンが形成されているITO電極基板のITO面に塗布した配向膜を(B2-1)、電極パターンが形成されていないITO面に塗布した配向膜を(B2-2)とした。
実施例1でPre-UVを照射しなかった以外は実施例1と同様の操作を行って、液晶セルを作製し、液晶セルのプレチルト角の測定を行った。
実施例5でPre-UVを照射しなかった以外は実施例5と同様の操作を行って、液晶セルを作製し、液晶セルのプレチルト角の測定を行った。
液晶配向剤(A2)から液晶配向剤(D2)に変更した以外は、実施例1~4と同様の操作を行って、液晶セルを作製し、液晶セルのプレチルト角の測定を行った。
なお、画素サイズが100μm×300μmでライン/スペースがそれぞれ5μmのITO電極パターンが形成されているITO電極基板のITO面に塗布した配向膜を(D2-1)、電極パターンが形成されていないITO面に塗布した配向膜を(D2-2)とした。
液晶配向剤(A2)から液晶配向剤(E2)に変更した以外は、実施例1~4と同様の操作を行って、液晶セルを作製し、液晶セルのプレチルト角の測定を行った。
なお、画素サイズが100μm×300μmでライン/スペースがそれぞれ5μmのITO電極パターンが形成されているITO電極基板のITO面に塗布した配向膜を(E2-1)、電極パターンが形成されていないITO面に塗布した配向膜を(E2-2)とした。
実施例9でPre-UVを照射しなかった以外は実施例9と同様の操作を行って、液晶セルを作製し、液晶セルのプレチルト角の測定を行った。
実施例13でPre-UVを照射しなかった以外は実施例13と同様の操作を行って、液晶セルを作製し、液晶セルのプレチルト角の測定を行った。
Claims (14)
- 一対の基板の表面のそれぞれに、光照射によりラジカルを発生するラジカル発生構造を有する特定重合体を含有する同一組成の液晶配向剤で液晶配向膜を形成する液晶配向膜形成工程と、前記一対の基板の少なくとも一方に光照射を施して両者の液晶配向膜への光照射量を異なる状態とする液晶配向膜光照射工程と、その後、前記一対の基板の間に、液晶化合物を含む液晶層を形成する液晶層形成工程と、を含むことを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
- 前記液晶層がPSAタイプ液晶層であり、前記液晶層形成工程では、電圧を印加しながら光照射により前記ラジカル発生構造からラジカルを発生させることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子の製造方法。
- 前記液晶配向膜光照射工程では、一方の基板の液晶配向膜のみに光照射を行い、他方の基板の液晶配向膜へは光照射を行わないことを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示素子の製造方法。
- 前記特定重合体が、下記式(I)で表される側鎖構造を有する重合体を含むことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の液晶表示素子の製造方法。
- 前記式(I)で表される側鎖構造を有する特定重合体が、前記式(I)で表される側鎖構造を有するポリイミド前駆体及びそれをイミド化して得られるポリイミドからなる群から選ばれる少なくとも1つの重合体である請求項4に記載の液晶表示素子の製造方法。
- 前記特定重合体が、下記式(II)で表される側鎖構造を有する重合体を含むことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の液晶表示素子の製造方法。
- 前記式(II)中のnが1~6の整数であり、Xが-O-を表し、Cyがシクロヘキセン、ベンゼン、ナフタレン、ビフェニレンである請求項6又は請求項7に記載の液晶表示素子の製造方法。
- 前記特定重合体が、液晶を垂直に配向させる側鎖を更に有する請求項4~8のいずれか1項に記載の液晶表示素子の製造方法。
- 前記液晶を垂直に配向させる側鎖が、下記式(III-1)及び(III-2)から選ばれる少なくとも1つである請求項9に記載の液晶表示素子の製造方法。
- 前記特定重合体が、下記式(1)で表されるジアミン成分を構成単位として有するポリイミド前駆体及びそれをイミド化して得られるポリイミドのうち少なくとも1つの重合体を含有する請求項1~9のいずれか1項に記載の液晶表示素子の製造方法。
(Rは水素原子又は炭素原子数1~4のアルキル基を表し、R 3 は-CH 2 -、-NR-、-O-、又は-S-を表す。) - 前記特定重合体が、さらに下記式(VII)で表されるジアミンを含有するジアミン成分を構成単位として有するポリイミド前駆体及びそれをイミド化して得られるポリイミドのうち少なくとも1つの重合体を含有する請求項11に記載の液晶表示素子の製造方法。
- 前記特定重合体が、さらに下記式(VIII)又は(IX)で表されるジアミンを含有するジアミン成分を構成単位として有するポリイミド前駆体及びそれをイミド化して得られるポリイミドのうち少なくとも1つの重合体を含有する請求項11又は12に記載の液晶表示素子の製造方法。
- 前記特定重合体が、下記(A)成分と、下記(B)成分とを含むことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の液晶表示素子の製造方法。
(A)成分:液晶を垂直に配向させる側鎖と、下記式(1)で表される紫外線照射によってラジカルを発生する部位を有する側鎖とを有するポリイミド前駆体、及び、このポリイミド前駆体をイミド化して得られるポリイミドから選択される少なくとも一種の重合体と、
(B)成分:下記式(B-1)~(B-5)から選択される少なくとも一種のジアミンを含有するジアミン成分を原料として得られるポリイミド前駆体、及び、このポリイミド前駆体をイミド化して得られるポリイミドから選択される重合体、または、下記式(3)及び(4)から選択される少なくとも一種のテトラカルボン酸二無水物を含有するテトラカルボン酸二無水物成分を原料として得られるポリイミド前駆体、及び、このポリイミド前駆体をイミド化して得られるポリイミドから選択される重合体。
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