JP7227373B2 - 多電極抽出源を使用する傾斜エッチングのための装置及び技法 - Google Patents

多電極抽出源を使用する傾斜エッチングのための装置及び技法 Download PDF

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Description

関連出願
[0001]この出願は、「Continuous ribbon source of co-linear radical and ion flux」と題された、2018年12月7日出願の米国仮特許出願第62/776,722号に対する優先権を主張し、更に、「Tunable mean ANGLE ION beam processing system having variable triode and higher elements AND novel structures generated」と題された、2018年12月7日出願の米国仮特許出願第62/776,734号に対する優先権を主張するものであり、これらの出願は各々、その全体が参照により本書に援用されている。
[0002]この開示は、光学素子を含む傾斜構造物を生成するための基板処理に関し、より詳細には、表面レリーフ格子を形成するための装置及び技法に対するアプローチに関する。
[0003]傾斜構造物(傾斜トレンチ、傾斜格子など)を生成するための基板の処理は、いくつかの機会だけでなく、いくつかの課題も伴うものである。一例としては、光学素子(光学レンズなど)は、長い間、様々な利点を求めて光を操作するのに使用されてきた。光学素子は、基板又は基板上の膜積層体に傾斜トレンチを直接的にエッチングすることによって製造されうる傾斜した表面レリーフ光学格子を使用して、製造されうる。格子特性を改良するために、光学格子のフィーチャ(特徴部)の側壁の角度を制御することが必要とされうる。
[0004]本開示は、上記の考察及びその他の考察に関連して提示されるものである。
[0005]一実施形態では、プラズマ源が提供される。このプラズマ源はプラズマチャンバを含んでよく、プラズマチャンバは、第1平面を画定する第1の面と、プラズマチャンバのこの面に隣接して配置された抽出アセンブリとを備え、抽出アセンブリは少なくとも2つの電極を備える。第1電極は、プラズマチャンバの第1の面の直近に隣接して配置されてよく、第2電極は、第1平面に対して垂直な第1方向に沿って、第1電極からの垂直変位を画定し、第1電極は第1開孔を備え、第2電極は第2開孔を備える。第1開孔は、第1平面に平行な第2方向に沿って、第2開孔からの側方変位を画定してよく、垂直変位及び側方変位は、第1平面の垂線に対して非ゼロの傾斜角度を画定する。
[0006]別の実施形態では、基板をパターニングする方法が提供される。この方法は、基板を提供することであって、基板の主要面が基板平面を画定し、基板は格子層と、格子層の下のベース層とを備える、基板を提供することと、プラズマチャンバ内の基板の近隣でプラズマを生成することとを、含みうる。方法は、プラズマチャンバに隣接した抽出アセンブリに抽出電圧を印加することを更に含んでよく、抽出アセンブリは少なくとも2つの電極を備え、少なくとも2つの電極は、基板平面の垂線に対して非ゼロの傾斜角度で配置された傾斜抽出トンネルを画定する。そのため、抽出アセンブリから傾斜イオンビームが抽出されてよく、傾斜イオンビームは、基板平面に対して非ゼロの入射角度を画定し、かつ格子層をエッチングして傾斜格子を形成する。
[0007]更なる実施形態では、システムはプラズマチャンバを含んでよく、プラズマチャンバは、第1平面を画定する第1の面を備える。このシステムは、プラズマチャンバのこの面に隣接して配置された抽出アセンブリを含んでよく、抽出アセンブリは少なくとも2つの電極を含み、少なくとも2つの電極は、基板平面の垂線に対して非ゼロの傾斜角度で配置された傾斜抽出トンネルを画定する。システムは、基板を支持するよう構成された基板台も含んでよく、基板の主要面は第1平面に平行な基板平面を画定し、基板台は、傾斜抽出トンネルに対して基板をスキャンするよう、更に構成される。システムは、抽出アセンブリに連結され、かつ電圧を印加するよう構成された抽出電源も含んでよく、プラズマチャンバ内にプラズマが存在している時に、傾斜イオンビームは、抽出アセンブリを通って基板へと導かれ、かつ第1平面に対して非ゼロの入射角度を画定する。
[0008]添付図面は、本開示の原理の実際的な応用を含む本開示の例示的なアプローチを、以下のように示している。
[0009]例示的なシステムの概略図を示す。 [0010]本開示の実施形態による抽出アセンブリの詳細を示す。 [0011]本開示の実施形態による、別の抽出アセンブリの詳細を示す。 [0012]例示的なシステムの概略図を示す。 [0013]本開示の実施形態による、2つの異なる事例における動作のジオメトリを示す。 [0014]本開示の実施形態によるプロセスフローを提示している。 [0015]本開示の実施形態による、別のプロセスフローを提示している。
[0016]図面は必ずしも縮尺通りではない。図面は単なる表現にすぎず、本開示の具体的なパラメータを描写することを意図するものではない。図面は、本開示の例示的な実施形態を示すためのものであり、したがって、範囲を限定するものと見なすべきではない。図面では、類似の付番は類似の要素を表わしている。
[0017]本書ではこれより、一部の実施形態を示している添付図面を参照しつつ、実施形態についてより網羅的に説明していく。本開示の主題は、多くの異なる形態で具現化されてよく、本書に明示している実施形態に限定されると解釈すべきではない。これらの実施形態が提供されることにより、この開示は網羅的かつ完全なものとなり、当業者に主題の範囲が十分に伝わることになる。図面では、全体を通じて、類似の番号が類似の要素を指し示している。
[0018]様々な実施形態において、多電極抽出アセンブリを含む新規なプラズマ源が提供される。一部の実施形態では、プラズマ源の多電極抽出アセンブリは、基板平面の垂線に対して非ゼロの入射角度で基板に衝突する傾斜イオン及び傾斜ラジカルを生成するために、基板ホルダと併せて構成される。多電極抽出装置は、活性のイオン及びラジカルが生成されるように構成されうるので、ラジカルとイオンのフラックスが共線になり、ラジカルフラックスとイオンフラックスの両方の平均測角値が同じになり、かつ、これら2つのフラックスの角度広がりが同様になる。
[0019]一部の非限定的な実施形態では、側壁のジオメトリが厳密に制御される必要があるトレンチ、ライン、又は穴を傾斜エッチングするために、厳密に制御された傾斜エッチングプロセスが提供される。一部の実施形態では、新規なプラズマ源を使用する、傾斜光学格子構造物を形成するための傾斜エッチングが開示されている一方、更なる実施形態では、側壁がほぼ平行でアスペクト比が高いコンタクトホール及びトレンチを生成するために、新規なプラズマ源が使用される。様々な追加的な実施形態は、断面が平行四辺形に類似している傾斜フィーチャを画定するための、エッチングアプローチを提供する。新規なイオン源及び抽出アセンブリを含む装置は、ラジカルフラックスベクトルがイオンフラックスベクトルと一致しないことで、エッチング後に非平行な側壁を有する構造物が生成されるという、既知のエッチング源の問題を克服するので、上述したような新規なデバイス構造物が可能になる。
[0020]他の実施形態では、多電極抽出アセンブリを含むプラズマ源が、本書で後述する可変角度処理を実施するために提供される。一部の実施形態では、1つの電極が2つの部分に分割される。垂直進行(vertically steering)電場を創出するための電圧シフトの適用が実施されうるか、又は、同様の進行電場を創出するための抽出要素を物理的かつ非対称的にシフトすることが、行われる。
[0021]図1Aは、本開示の実施形態によるシステム100の概略断面図を示している。システム100は、プラズマ104を生成するために、プラズマチャンバとして構成されうるイオン源102を含む。イオン源102は、様々な非限定的な実施形態によると、抽出アセンブリ106(例えばダイオード、トリオロード、又はテトロードの抽出アセンブリ)を含みうるか、又は抽出アセンブリ106に連結されうる。様々な実施形態において、抽出アセンブリ106は、図1Bに示しているように、ほぼ方形の断面を有する傾斜イオンビーム110を生成するための、概して方形かつ狭長形の抽出開孔を含みうる。抽出開孔及びイオンビームのアスペクト比(X次元/Y次元)は、様々な非限定的な実施形態によると、2/1、3/1、5/1、10/1、50/1、100/1であることも、これを上回ることもある。様々な非限定的な実施形態において、イオン源102はRFプラズマチャンバとして構成されうるが、間接的に加熱されるカソード源、マイクロ波源、又はその他の既知の源を含む、別の種類のイオン源チャンバも可能である。図1Bには示していないが、一部の実施形態では、抽出アセンブリ106は、抽出開孔、抑制開孔、及び接地開孔を含むトライオード構成であることもある。実施形態はこの文脈に限定されるわけではない。
[0022]様々な非限定的な実施形態において、イオン源102は、少なくとも1つのガス源(図示せず)からガスを受容するよう連結されうるので、プラズマ104は、貴ガス、窒素、酸素、水素、炭化水素C、ハロゲン含有分子((C、NF、SFなど)、又はこれらの任意の組み合わせ、のうちのいずれかを含みうる。様々な実行形態において、イオン源102は、所与のイオンエネルギーの傾斜イオンビーム110を生成するために、所与の抽出電位で、基板114(図では基板台112上に配置されている)に対してバイアスされうる。基板114は、図示しているように、処理チャンバ122内に配置されうる。図1Aに示している実施形態では、抽出アセンブリは、イオン源102によって形成されるプラズマチャンバの面の直近に隣接して配置された第1電極106Aを含み、第2電極106Bを更に含む。第1電極106Aと第2電極106Bとは共に、第1平面(例えば、図示しているデカルト座標系のX-Y平面に平行な平面)に平行に載置されうる。図1Aに示しているように、第2電極106Bは、第1平面に対して垂直な(図示しているデカルト座標系のZ軸に沿った)第1方向に沿って、第1電極106Aからの垂直変位を画定する。この変位は、様々な非限定的な実施形態によると、数ミリメートルから最大で数センチメートルというオーダーでありうる。
[0023]図1Aに示しているように、第1電極106Aが第1開孔126Aを含む一方、第2電極106Bは第2開孔126Bを含み、第1開孔126Aは、第1平面に平行な第2方向に沿って、第2開孔126Bからの側方変位(Dと図示している)を画定する。この例では、第2方向はY軸に沿っている。第1電極106Aと第2電極106Bとの間の垂直変位、及び第1開孔126Aと第2開孔126Bとの間の側方変位は、第1平面(X-Y平面)の垂線120に対する非ゼロの傾斜角度θを画定する。換言すると、第1開孔126Aは、Z軸に沿って、かつY軸に沿って第2開孔126Bから変位しているので、図1Aに示しているように、Z-Y平面における開孔間のシフトが、Z軸に対する非ゼロの傾斜角度θを画定する。そのため、第1開孔126A、第2開孔126B、及びこれらの開孔間のスペースが、非ゼロの傾斜角度θで位置合わせされた軸を有する傾斜抽出トンネル126を画定すると言える。更に、傾斜イオンビーム110は更に、傾斜抽出トンネル126の非ゼロの傾斜角度θと合致する非ゼロの入射角度に沿って、傾斜抽出トンネル126を通って基板114へと導かれうる。ゆえに、一部の実施形態では、傾斜イオンビーム110の中心は、概して傾斜抽出トンネル126の軸に沿っていることがある。様々な非限定的な実施形態において、θの値は、5度と85度との間で変動する。
[0024]プラズマ104は、イオンを生成することに加えて、非イオン化種(複数のラジカルなど)も生成してよく、この複数のラジカルは、傾斜イオンビーム110の非ゼロの入射角度θと一致するビーム軌道を有するラジカルビーム108として、傾斜抽出トンネル126を通って導かれる。このジオメトリは図1Aに概括的に示されており、図1Aでは、ラジカルビーム108は白抜き矢印として描かれている。ラジカルビーム108は中性物質(neutrals)を含むことがある。一部の非限定的な例では、ガス(貴ガス、酸素、窒素、水素、炭化水素Cなど)の混合物に加えて、ハロゲン含有分子のガス(C、NF、SFなど)からも、反応性ラジカルが生成される。例えば、イオン源102への入力ガスは、CF(四ふっ化炭素)を含みうる。非解離性の(undissociated)CFは(不活性のアルゴン又はNと同様に)非常に不活性であるが、プラズマ104内で(プラズマ活性電子によって)解離されると、親CFは分離して娘断片(例えばCF、CF、CF、F、C)になる。 この時点で開結合(open bond)を有しているフッ素含有娘断片は、化学的に反応性であり、表面エッチングプロセスに有用である。 中性CFxラジカルが生成されることに加えて、CFxといったイオン化ラジカル(これらのラジカルは傾斜イオンビーム110の一部を形成しうる)も存在しているが、様々な実施形態において、ラジカルビーム108中の総フラックスの大部分は中性物質でありうる。
[0025]ラジカルビーム108は、ラジカルビーム108の化学種の中性特性により抽出アセンブリ106による電気的操作を受けないが、ラジカルビーム108が傾斜抽出トンネル126を通過する際にコリメートされうる。
[0026]ゆえに、プラズマ104から出るラジカルフラックスを、傾斜イオンビーム110の活性イオンフラックスと平行にかつ共線になるようにコリメートすることによって、傾斜抽出トンネル126の複数の開孔は、放出ラジカル(中性物質)がイオンビーム中のイオンの軌道を必ずしも辿らないような既知のプラズマベースのイオンビームツールでは見い出されない処理能力を提供する。
[0027]システム100の応用の一例としては、イオン源102において生成された反応性プラズマを使用する反応性傾斜イオンビームエッチングが、基板に傾斜構造物をエッチングするために実施されうる。そのため、傾斜したイオンビーム110とラジカルビーム108とは、傾斜反応性イオンエッチングビームを形成して基板114の反応性イオンエッチングを実施するよう、協働的に作用しうる。図1Aに示しているように、基板114は、基板ベース118と、基板ベース118上に配置された層116とを含みうる。層116は、例えばデバイス構造物を形成するためにエッチングされる、任意の好適な層でありうる。一例では、層116は光学格子層でありうる。そのため、層116内に構造物をエッチングすることによって、層116内に格子が創出されうる。一部の実施形態では、傾斜構造物117は層116内にエッチングされてよく、傾斜構造物117の傾斜角度は、傾斜したイオンビーム110及びラジカルビーム108の非ゼロの入射角度と一致しうる。
[0028]傾斜イオンビーム110のイオン種とラジカルビーム108のラジカルフラックスとは、(非ゼロの傾斜角度θに平行な)同一の平均軌道に沿って導かれてよく、かつそれぞれのビームの拡散(divergence)を制限するようコリメートされうることから、層116のエッチングは、傾斜構造物117の側壁が直線的又は平坦になり、かつ互いに平行になるように、コリメートされうる。留意すべきは、傾斜構造物117のサイズは縮尺通りに描かれていないことがあり、Z軸及びY軸に沿った寸法は、マイクロメートル又はサブマイクロメートルのオーダーの寸法でありうる。実施形態はこの文脈に限定されるわけではない。平行な側壁を有する傾斜構造物117をエッチングする能力を提供することによって、格子特性(光学格子の光学特性など)の優れた制御が提供される。
[0029]様々な実施形態において、基板台112はスキャン可能であってよいので、基板114はY軸に沿ってスキャンされてよく、例えば、基板主要面は、スキャン中にX-Y平面に平行に配置される。この様態では、基板114のスキャンの結果として基板114の全体が傾斜したイオンビーム110及びラジカルビーム108に曝露されうる一方、基板114の方形部分(図1Bの網掛けエリア参照)だけが、任意の所与の瞬間に、イオンフラックス又はラジカルフラックスに曝露される。基板台112をスキャンすることによって提供される追加的な特徴は、傾斜したイオンビーム110及びラジカルビーム108によって提供されるエッチング動作を、基板114上の位置の関数としてチューニング又は調整する能力である。
[0030]図1Cは、抽出アセンブリ106の一実施形態の詳細を示している。図示しているように、この抽出アセンブリは、第1開孔126Aを有する第1電極106Aを含む二電極アセンブリであり、第2電極106Bは第2開孔126Bを含む。抽出アセンブリの電極は折れ曲がっており(折れ曲がった(staggered)形状を画定し)、各電極は、上側部分105、傾斜部分107、及び下側部分109を有し、上側部分105及び下側部分109がX-Y平面に平行に載置される一方、傾斜部分107は、X-Y平面に対して非ゼロの傾斜角度を形成する。第1電極106Aと第2電極106Bの傾斜部分107はそれぞれ、開孔107Aと開孔107Bを含む。開孔107Aは、開孔107Bに対して、Y方向に沿って側方に変位している(Dで表わされている変位を参照のこと)開孔107A及び開孔107Bは、図1Bに概括的に示しているように、幅方向(X方向)に沿って狭長でありうる。様々な非限定的な実施形態において、傾斜部分が20mm~50mmの長さLまで延在しうる一方、開孔107A及び107Bの高さは、5mm~20mmというオーダーでありうる。
[0031]加えて、所与の開孔は傾斜部分の平面に沿って延在すると考えられうるという点で、開孔は傾斜していると言える。そのため、第1電極106Aと第2電極106Bとの間の電圧差によって画定される電場は、傾斜部分107の傾斜角度に対して概して垂直な、(X-Y平面の垂線に、更に上側部分105及び下側部分109の平面に対する)非ゼロの入射角度(θと図示している)に沿って、位置合わせされる。ゆえに、傾斜部分107を適切な傾斜角度に配置することによって、傾斜イオンビームが基板(基板の平面はX-Y平面に平行である)に対して望ましい角度で導かれることが可能になる。
[0032]留意すべきは、他の実施形態では、図1Dに示しているように、傾斜イオンビームは平面電極を使用して生成されることもある。この例では、平面抽出アセンブリ156は、X-Y平面に平行に載置された第1電極156A及び第2電極156Bを含み、開孔158Aに対する開孔158BのX-Y平面内の側方変位は、第1平面に平行なY方向の第2方向に沿って発生している。図1Dに示しているように、開孔の互いに対するシフトは、確立される電場の方向により、逆の様態で、イオンビーム160の入射角度をシフトさせる効果を有する。ゆえに、図1Dの実施形態は、逆方向に加速されるイオンビームが開孔のシフトによりピンチオフされうることにおける、制限を提示している。加えて、イオン源102から抽出される中性フラックス又はラジカルフラックスは、イオンビーム160の方向とは位置が合わず、異なる方向に進む傾向がある。
[0033]本開示の更なる実施形態では、システム及び処理装置に、物理的な平均測角値についてのビーム角度のインシトゥ(その場)角度調整を可能にする能力を有する、多電極抽出アセンブリが設けられうる。ここで図2Aを参照するに、本開示の実施形態による、システム200の概略断面が示されている。システム200は、システム100に関連して上述した様々な構成要素を含んでよく、同様の構成要素は同じく付番されている。システム100と同様に、イオン源102に隣接して抽出アセンブリが設けられる。この場合、3つの電極を有する抽出アセンブリ206が示されているが、他の非限定的な実施形態により、二電極(ダイオード)又は4電極(テトロード)の構成も可能である。様々な実施形態において、抽出アセンブリ206は、図2Bに示しているように、概して方形の断面を有する傾斜イオンビーム210を生成するために、概して方形で狭長形の抽出開孔を含みうる。抽出開孔及びイオンビームのアスペクト比(X次元/Y次元)は、様々な非限定的な実施形態によると、2/1、3/1、5/1、10/1、50/1、100/1であることも、これを上回ることもある。様々な実施形態では、イオン源102はRFプラズマチャンバとして構成されうるが、別の種類のイオン源チャンバも可能である。
[0034]様々な実行形態において、イオン源102は、所与のイオンエネルギーの傾斜イオンビーム210を生成するために、抽出電源214を使用して、所与の抽出電位で、基板114(図では基板台112上に配置されている)に対してバイアスされうる。基板114は、図示しているように処理チャンバ122内に配置されうる。図2Aに示している実施形態では、抽出アセンブリ206は、イオン源102によって形成されるプラズマチャンバの面の直近に隣接して配置された第1電極206Aと、第2電極206B及び第3電極206Cとを含む。これらの電極は、互いから、(例えば図1Cの)抽出アセンブリ106に関連して説明したのと同様に、抽出アセンブリ206において非ゼロの傾斜角度θを画定するように変位してよく、このジオメトリにより、傾斜イオンビーム210に、非ゼロの傾斜角度θに合致する非ゼロの入射角度が付与されうる。様々な非限定的な実施形態において、θの値は、5度と85度との間で変動しうる。一実施形態では、接地に対して、第1電極206Aは正電位に設定され、第2電極206Bは負電位に設定されてよく、かつ第3電極206Cは接地に設定されうる。
[0035]抽出電源214は、傾斜イオンビーム210を抽出するために抽出電圧を提供することに加えて、抽出アセンブリ206の開孔領域212内の電場を操作するために、抽出アセンブリ206の一又は複数の電極に個別に電圧を供給しうる。この様態では、第1電極206A、第2電極206B、及び第3電極206Cにおける開孔同士の相互オフセットが、傾斜イオンビーム210の第1入射角度(θと図示している)を設定しうると共に、抽出電源214は、電極に個別に電圧を供給することによって、θの値を調整又は微調整しうる。例えば、一部の実施形態では、抽出電源214及び抽出アセンブリ206は、45度という平均値を有するθを、θを40~50度で変動させる調整可能性を伴って、提供しうる。
[0036]様々な実施形態において、θの値の調整は、基板114の傾斜イオンビーム210への曝露中に動的に行われうる。この動的な調整により、基板114の種々の部分が、傾斜イオンビーム210によって別様に処理されることが可能になる。例えば、システム100に関連して前述したように、基板台112は、少なくともY軸に沿ってスキャン可能でありうる。ゆえに、基板114のスキャン中に抽出アセンブリ206の別々の電極に印加される電極電位を調整することによって、傾斜イオンビーム210は、種々の領域における垂線120に対して異なる入射角度で、基板114に衝突しうる。動的に調節を行うこの能力により、基板114の両端間で、傾斜構造物の平均傾斜角度が変動することが可能になりうる。
[0037]図2Aに更に示しているように、システム200は、抽出アセンブリ206に連結された電極駆動部216を含みうる。詳細には、電極駆動部216は、抽出アセンブリ206の電極のうちの一又は複数に連結されうる。電極駆動部216は、抽出アセンブリのそれぞれの開孔の相対位置を変え、それに応じて傾斜角度の値を変えるように、抽出アセンブリ206の電極のうちの少なくとも1つを、他の電極に対して、例えばY軸に沿って、機械的にシフトさせうる。一部の実施形態によると、電極駆動部216によるθの値の調整は、上述した抽出電源214を使用する動的な調整と同様に、基板114の傾斜イオンビーム210への曝露中に動的に行われうる。
[0038]システム200は、θの値の調整(例えば動的な調整)を容易にするために、コントローラ218を含んでよく、コントローラ218は、一又は複数の構成要素(例えば抽出電源214、電極駆動部216、又は基板台112)に連結されうる。動的な工程において、コントローラ218は、傾斜イオンビームへの曝露中(例えば、基板台112のスキャン中)にθの値を変えるために、抽出電源214、電極駆動部216、又はこれら2つの組み合わせを制御しうる。
[0039]図3A及び図3Bを参照するに、2つの異なる過程における、本開示の実施形態による処理動作のジオメトリが示されている。図3A及び図3Bの状況では、層116のエッチングの別々の段階が図示されている。図3Aの抽出アセンブリでは、それぞれ正電位と接地に連結された第1電極206Aと第3電極206Cとが使用されている。図3Aでは、上述した層116の処理の初期段階が図示されており、層116Aと付番されている。層116に反応性傾斜イオンエッチングが行われた時に層116内に傾斜構造物が画定されるよう、層116の上面には格子マスク215が設けられている。格子マスク215及び層116は、当該技術分野において既知である、別々の材料の任意の好適な組み合わせであってよく、これにより、傾斜イオンビームと共に提供される適切な反応性イオンエッチング化学物質によって、層116の選択的エッチングが実現される。例えば、層116は酸化物でありうる一方、格子マスク215は窒素又は炭素がベースの材料である。図3Aの状況においては、傾斜イオンビーム210Aは、(Z軸に対して)第1の非ゼロの入射角度(θと図示している)で、層116に導かれる。これと同時に、基板114は、実線の矢印によって示しているように、Y軸に沿って左方向にスキャンされうる。この過程では、層116の一部分は、傾斜構造物218Aがエッチングされるように傾斜イオンビーム210Aに既に曝露されており、傾斜構造物218Aは、θの値に又はそれに近い値に配向された側壁を有しうる。
[0040]図3Bの状況では、基板114は既にY軸に沿って更に左方向にスキャンされているので、層116(この時点では層116Bと図示されている)の全体が、図3Bの過程においては、既にイオンビームに曝露されている。図3Bでは、抽出アセンブリ206の電極は、互いに対してシフトされている。この過程では、傾斜イオンビーム210Bは、この場合はθのよりも小さい値を有する、(Z軸に対して)第2の非ゼロの入射角度(θと図示されている)で、層116に導かれる。入射角度の減少の結果は、θの値に又はそれに近い値に配向されうる、側壁がより急勾配な傾斜構造物218Bがエッチングされることである。そのため、層116Bは傾斜構造物を有する傾斜格子となり、その傾斜角度は、Y軸に沿った位置に応じて変動する。
[0041]上述したように、システム200は、例えばイオンビームへの曝露中にインシトゥで、抽出アセンブリ206の抽出トンネルの傾斜角度を変動させる能力、さもなければ、イオンビームの入射角度を動的に変動させるように抽出アセンブリ206の電極を操作する能力を、提供する。これと同じように、抽出アセンブリ306も、基板処理中にインシトゥで、非ゼロの入射角度を操作するように操作されうる。ゆえに、層116Bは、抽出アセンブリ306を調整しつつ基板114をスキャンすることによって生成されてよく、そのため、結果として得られる層116Bの構造物は、動的に生成される。様々な実施形態において、システム200によって生成される傾斜イオンビームの入射角度は、連続的なやり方で、段階的なやり方で、連続的なやり方と段階的なやり方とを組み合わせたやり方で、又は、基板に沿った位置の関数として、層内の傾斜構造物の傾斜角度を変えるための任意の好適な所定のプロファイルにしたがって、変更されうる。
[0042]同様に、平面抽出アセンブリ(例えば平面抽出アセンブリ156)を有する実施形態では、抽出イオンビームの非ゼロの入射角度を動的に変動させるために、プラズマの電気的パラメータ、抽出電圧システム、又は電極の相対的な位置付けが変更されうる。
[0043]明示的に示しているわけではないが、更なる実施形態では、傾斜ラジカルビームの入射角度は、傾斜イオンビームに関して図3A及び図3Bに示している動作と同様に変更されうる。傾斜抽出トンネルの軸の傾斜角度を変えるために種々の電極における開孔が系統的にシフトされる一部の例では、ラジカルビームの入射角度の変化は、本質的に抽出トンネルの傾斜角度の変化と共に変わりうる。換言すると、傾斜抽出トンネルは、イオン源から放出される中性物質の軌道を物理的に制限するので、抽出トンネルの傾斜角度を変える開孔の相対位置の変化により、イオン源から放出される中性物質(ラジカルなど)の平均方向も変わることになる。傾斜イオンビームの入射角度を変えるために抽出アセンブリ206の一又は複数の電極に静電偏向が適用される、他の実施形態では、傾斜ラジカルビームが全て中性種で構成されることもあるので、傾斜ラジカルビームの入射角度は必ずしも付随的に変わるわけではない。
[0044]更に、図3A及び図3Bに示している動作は、基板の右側部分でエッチングが開始される前に左側部分が完全にエッチングされうるので、格子の最終的な構造は基板の単一回のスキャンで画定されることを示唆しているが、様々な実施形態によると、不均一なエッチング動作が複数回のスキャンにおいて実施されることもある。ゆえに、同じエッチングレシピを反復的に実施して、複数回のスキャンにおいて基板の両端間で入射角度を変動させることによって、基板の両端間で傾斜構造物の平均入射角度が変更されうる。
[0045]図4は、本開示の様々な実施形態によるプロセスフロー400を示している。ブロック402において、プロセスチャンバ内に基板が提供され、この基板は、基板平面内に主要面を有するよう配置される。基板は、基板ベースと、基板ベース上に配置された層(格子層など)とを含みうる。ブロック404において、プロセスチャンバに隣接したプラズマチャンバ内でプラズマが生成され、このプラズマはイオン及びラジカルを含む。
[0046]ブロック406において、プラズマチャンバとプロセスチャンバとの間に抽出アセンブリが提供される。この抽出アセンブリは、一部の実施形態では、プラズマチャンバの一面から延在するよう配置されうる。様々な実施形態によると、抽出アセンブリは、少なくとも2つの電極(例えば3つの電極又は4つの電極)を含みうる。各電極に開孔が配置されてよく、種々の電極における開孔は、傾斜抽出トンネルを画定するよう構成される。傾斜抽出トンネルは、基板平面の垂線に対する非ゼロの傾斜角度に沿って位置合わせされた軸を有しうる。
[0047]ブロック408において、抽出アセンブリに抽出電圧が印加され、傾斜イオンビーム及びラジカルビームが抽出されて、垂線に対して非ゼロの入射角度で基板へと導かれる。抽出電圧は、種々の実施形態において、連続電圧又はパルス電圧として印加されうる。そのため、傾斜したイオンビーム及びラジカルビームは、格子層をエッチングして基板内に傾斜格子を形成することが可能であり、この傾斜格子は、第1側壁と第1側壁に平行な第2側壁とを有する傾斜構造物を含む。
[0048]図5は、本開示の他の実施形態による、更なるプロセスフロー(プロセスフロー500として図示している)を示す。ブロック502において、プロセスは、上述したブロック404から進行する。ブロック502において、プラズマチャンバとプロセスチャンバとの間に調整可能な抽出アセンブリが提供され、この調整可能な抽出アセンブリは、基板平面の垂線に対して第1の非ゼロの傾斜角度で位置合わせされた軸を有する傾斜抽出トンネルを画定する、少なくとも2つの電極を含む。
[0049]ブロック504において、調整可能な抽出アセンブリに抽出電圧が印加され、傾斜イオンビームが抽出されて、基板が第1位置に配置されている場合には、基板平面の垂線に対して第1の非ゼロの入射角度で基板へと導かれる。様々な非限定的な実施形態において、この入射角度の値は、5度~85度の範囲にわたりうる。
[0050]ブロック506において、基板平面内に延びるスキャン方向に沿って、第1位置から第2位置まで、基板がスキャンされる。
[0051]ブロック508において、抽出アセンブリに、抽出電圧が印加されている間に制御信号が印加され、傾斜イオンビームが抽出されて、基板が第2位置に配置されている場合には、基板平面の垂線に対して第2の非ゼロの入射角度で基板へと導かれる。一部の例では、制御信号は、傾斜抽出トンネルを通る傾斜イオンビームを静電偏向させ、傾斜抽出トンネルの電極を移動させないままで傾斜イオンビームの軌道を変えるように、抽出アセンブリの一又は複数の電極に印加される電圧を調整するよう、印加されうる。他の実施形態では、制御信号は、電極アセンブリの少なくとも1つの電極の他の電極(複数可)に対する相対位置を調整し、かつ傾斜抽出トンネルの非ゼロの傾斜角度を変更するよう、電極駆動部に印加されうる。更に別の実施形態では、制御信号は、少なくとも1つの電極に印加される電圧と、更に、電極アセンブリの少なくとも1つの電極の他の電極に対する相対位置とを、変化させうる。
[0052]本書の実施形態は、反応性イオンビームエッチングを発生させるための既知の処理装置と比較して、様々な利点を提供する。1つには、本書の実施形態の抽出アセンブリは、単純な基板の線形スキャンを使用するアイソセンタ式スキャンを維持しつつ、傾斜イオンビームとラジカルビームとを抽出し、基板へと導くことが可能な、構成を提供する。「アイソセンタ式スキャン(isocentric scanning)」とは、この意味では、基板を機械的にスキャンする方向が、処理されている基板の表面に平行な平面内にある、スキャンのことを指す。この利点により、例えばイオンビーム又はラジカルビームがビーム拡散を示す場合に、基板の別々の部分を異なるビーム密度で処理することが回避される。スキャン方向が基板平面に平行ではないことがある、非アイソセンタ式スキャンでは、基板のビーム源から遠い部分は、拡散したイオンビーム及び/又はラジカルビームから受けるフラックス密度が低くなりうる。本書の実施形態の別の利点は、コリメートされたイオンビームフラックス及びラジカルビームフラックスを抽出トンネルから基板へと導く能力により、平行かつ直線的な側壁を正確にエッチングする能力である。更なる利点は、本書の実施形態のトライオード構成において、ビーム電流の増大 制御の集中、及び電子抑制を実現する能力にある。本開示の実施形態の別の利点は、傾斜イオンビーム及び/又は傾斜ラジカルビームの入射角度をインシトゥでチューニングし、新規なエッチングプロセス(例えば「ローリングkベクトル(rolling k vector)」エッチング)を発生させて、光学格子で使用される新規な傾斜構造物を製造することを可能にする能力である。
[0053]本書では、本開示のある種の実施形態について説明してきたが、本開示は当該技術分野が許容する限り広い範囲にわたり、本明細書も同様に読まれうるので、本開示は本書での説明に限定されるわけではない。したがって、上記の説明は、限定として解釈すべきではない。その代わり、上記の説明は、特定の実施形態の例示にすぎない。当業者には、付随する特許請求の範囲及びその本質における、他の改変も想起されよう。

Claims (12)

  1. プラズマ源であって、
    第1平面を画定する第1の面を備える、プラズマチャンバと、
    前記プラズマチャンバの前記第1の面に隣接して配置され、少なくとも2つの電極を備える抽出アセンブリと、を備え、
    第1電極が前記プラズマチャンバの前記第1の面の直近に隣接して配置され、
    第2電極が、前記第1平面に対して垂直な第1方向に沿って、前記第1電極からの垂直変位を画定し、
    前記第1電極及び前記第2電極は、上側部分と、傾斜部分と、下側部分とを備える折れ曲がった形状を有し、前記上側部分及び前記下側部分は前記第1平面に平行であり、
    前記第1電極が第1開孔を備え、前記第2電極が第2開孔を備え、
    前記第1開孔は、前記第1平面に平行な第2方向に沿って、前記第2開孔からの側方変位を画定し、
    前記垂直変位及び前記側方変位は、前記第1平面の垂線に対して非ゼロの傾斜角度を画定し、
    前記第1電極及び前記第2電極は、前記第2方向に沿って互いに対して移動するよう構成されている、プラズマ源。
  2. 前記抽出アセンブリが3つの電極を備え、
    第3電極が、前記第1方向に沿って、前記第2電極からの第2の垂直変位を画定し、
    前記第3電極が第3開孔を備え、
    前記第3開孔は、前記第2方向に沿って、前記第2開孔からの第2の側方変位を画定し、
    前記第2の垂直変位及び前記第2の側方変位は前記非ゼロの傾斜角度を画定する、請求項1に記載のプラズマ源。
  3. 前記第1開孔及び前記第2開孔は、前記第1平面内に延びる第3方向に沿って狭長であり、かつ前記第2方向に対して垂直に延在する、請求項1に記載のプラズマ源。
  4. 前記抽出アセンブリに連結された抽出電源であって、前記抽出アセンブリに抽出電圧のセットを発生させるよう構成された抽出電源を更に備え、プラズマが存在している時に、前記プラズマチャンバからイオンビームが抽出される、請求項1に記載のプラズマ源。
  5. 基板をパターニングする方法であって、
    基板を提供することであって、前記基板の主要面が基板平面を画定し、前記基板は格子層と、前記格子層の下のベース層とを備える、基板を提供することと、
    プラズマチャンバ内の前記基板の近隣で、プラズマを生成することと、
    前記プラズマチャンバに隣接した抽出アセンブリに抽出電圧を印加することであって、前記抽出アセンブリは少なくとも2つの電極を備え、前記少なくとも2つの電極は、前記基板平面の垂線に対して非ゼロの傾斜角度で配置された傾斜抽出トンネルを画定する、抽出電圧を印加することと、を含み、
    前記少なくとも2つの電極のうちの第1電極及び第2電極は、上側部分と、傾斜部分と、下側部分とを備える折れ曲がった形状を有し、前記上側部分及び前記下側部分は前記基板平面に平行であり、
    前記第1電極及び前記第2電極は、前記基板平面に平行な方向に沿って互いに対して移動するよう構成されており
    前記抽出アセンブリから傾斜イオンビームが抽出され、前記傾斜イオンビームは、前記基板平面に対して非ゼロの入射角度を画定し、
    前記傾斜イオンビームは、前記格子層をエッチングして傾斜格子を形成する、
    方法。
  6. 前記非ゼロの入射角度は5度と85度との間の角度である、請求項に記載の方法。
  7. 前記プラズマが複数のラジカルを生成し、前記複数のラジカルは、前記傾斜イオンビームの前記非ゼロの入射角度と一致するビーム軌道を有するラジカルビームとして、前記傾斜抽出トンネルを通って導かれコリメートされる、請求項に記載の方法。
  8. 前記格子層上に格子マスクを提供することを更に含み、前記傾斜イオンビーム及び前記ラジカルビームは、傾斜反応性イオンエッチング(RIE)ビームを含み、前記傾斜RIEビームは、前記格子層をエッチングして複数の格子構造物を形成し、前記複数の格子構造物は第1傾斜側壁及び第2傾斜側壁を画定し、前記第2傾斜側壁は、前記第1傾斜側壁に平行である、請求項に記載の方法。
  9. 記第1電極が第1開孔を備え、前記第2電極が第2開孔を備え、前記第1開孔は、前記基板平面に平行なスキャン方向に沿って、前記第2開孔からの側方変位を画定し、前記第1開孔及び前記第2開孔は、前記スキャン方向に対して垂直な幅方向に狭長である、請求項に記載の方法。
  10. 前記傾斜イオンビームが前記格子層をエッチングしている間に、前記スキャン方向に沿って前記基板をスキャンすることを更に含む、請求項に記載の方法。
  11. スキャン中に、前記非ゼロの入射角度を変えるよう前記抽出アセンブリを調整することを更に含む、請求項10に記載の方法。
  12. システムであって、
    第1平面を画定する第1の面を備えるプラズマチャンバと、
    前記プラズマチャンバの前記第1の面に隣接して配置され、少なくとも2つの電極を備える、抽出アセンブリであって、
    前記少なくとも2つの電極が、前記第1平面の垂線に対して非ゼロの傾斜角度で配置された傾斜抽出トンネルを画定し、
    前記少なくとも2つの電極の第1電極及び第2電極は、上側部分と、傾斜部分と、下側部分とを備える折れ曲がった形状を有し、前記上側部分及び前記下側部分は前記第1平面に平行であり、
    前記第1電極及び前記第2電極は、前記第1平面に平行な方向に沿って互いに対して移動するよう構成されている、抽出アセンブリと、
    基板を支持するよう構成された基板台であって、前記基板の主要面が前記第1平面に平行な基板平面を画定し、前記傾斜抽出トンネルに対して前記基板をスキャンするよう更に構成された、基板台と、
    前記抽出アセンブリに連結され、かつ電圧を印加するよう構成された抽出電源であって、前記プラズマチャンバ内にプラズマが存在している時に、傾斜イオンビームが、前記抽出アセンブリを通って前記基板へと導かれ、かつ前記第1平面に対して非ゼロの入射角度を画定する、抽出電源と、を備える、
    システム。
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