JP7227231B2 - 車載用アンテナ装置 - Google Patents

車載用アンテナ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7227231B2
JP7227231B2 JP2020516209A JP2020516209A JP7227231B2 JP 7227231 B2 JP7227231 B2 JP 7227231B2 JP 2020516209 A JP2020516209 A JP 2020516209A JP 2020516209 A JP2020516209 A JP 2020516209A JP 7227231 B2 JP7227231 B2 JP 7227231B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
antenna
wall portion
inner case
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020516209A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019208231A1 (ja
Inventor
健太郎 林
俊彦 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokowo Co Ltd
Original Assignee
Yokowo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokowo Co Ltd filed Critical Yokowo Co Ltd
Publication of JPWO2019208231A1 publication Critical patent/JPWO2019208231A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7227231B2 publication Critical patent/JP7227231B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/27Adaptation for use in or on movable bodies
    • H01Q1/32Adaptation for use in or on road or rail vehicles
    • H01Q1/325Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the location of the antenna on the vehicle
    • H01Q1/3275Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the location of the antenna on the vehicle mounted on a horizontal surface of the vehicle, e.g. on roof, hood, trunk
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R11/00Arrangements for holding or mounting articles, not otherwise provided for
    • B60R11/02Arrangements for holding or mounting articles, not otherwise provided for for radio sets, television sets, telephones, or the like; Arrangement of controls thereof
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/1207Supports; Mounting means for fastening a rigid aerial element
    • H01Q1/1214Supports; Mounting means for fastening a rigid aerial element through a wall
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/24Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
    • H01Q1/241Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/36Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
    • H01Q1/38Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith formed by a conductive layer on an insulating support
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/42Housings not intimately mechanically associated with radiating elements, e.g. radome

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Description

本発明は、カメラを含む車載用アンテナ装置に関する。
従来、特許文献1のように、カメラを含む車載用アンテナ装置が提案されている。
特開2016-116048号公報
しかしながら、インナーケースなど、アンテナベースと異なる部材にカメラを取り付ける場合には、組立が容易ではなかった。組立は、例えば、次のように行われていた。カメラケーブルをベース開口に通した状態で、カメラ取付用開口からインナーケースの外にカメラケーブルが延びるように、アンテナベースにインナーケースを被せる。そして、カメラケーブルをカメラに接続した後、ベース開口から延びたカメラケーブルをベース開口側に引っ張り、カメラをインナーケースに固定する。
したがって本発明の目的は、組立を容易にするカメラを含む車載用アンテナ装置を提供することである。
本発明に係る車載用アンテナ装置は、内部に収容空間を有するアンテナケースと、アンテナケースに上方から覆われて収容空間を形成するアンテナベースと、アンテナベースに保持され、収容空間に収容されるアンテナエレメントと、収容空間に収容されるカメラと、を備え、アンテナベースは、上方に延びる壁部を有し、カメラは、壁部に固定される。
アンテナベースにカメラが固定される。
このときに、アンテナベースと異なる部材とアンテナベースとの間に、カメラケーブルを配線する必要が無い。
このため、アンテナベースと異なる部材にカメラを固定する形態に比べて、カメラケーブルの配線作業を簡素化できるなど、車載用アンテナ装置の組立を容易にすることが出来る。
また、アンテナベースにおける上方に盛り上がった領域(壁部)にカメラが取り付けられる。
このため、アンテナベースにおける平面形状部分にカメラを取り付ける形態に比べて、車載用アンテナ装置の組立を容易にすることが出来る。
好ましくは、収容空間に配置され、アンテナベースとで内部空間を形成するインナーケースを更に備え、アンテナエレメントは、内部空間に配置される。
アンテナベースとインナーケースとにより、内部に収納されたアンテナエレメントなどを防水することが出来る。
また、好ましくは、壁部は、カメラから壁部に向かう方向にスロープ状に高さが低くなる。
壁部の上部が階段形状を有するなど、インナーパッドに加えられる力が均一にならない形態では、インナーパッドに加わる力が弱い箇所に水が浸入しやすくなる。
壁部がスロープ形状を有するため、インナーパッドが形成する面に垂直な方向に、インナーパッドに加えられる力は、インナーパッドのどこであっても略同じになる。
このため、壁部の上部がスロープ形状を有しない形態に比べて、防水性を高めることが出来る。
さらに好ましくは、収容空間に配置され、壁部を上方から覆い内部空間を形成するインナーケースを更に備え、アンテナエレメントは、内部空間に配置される。
また、好ましくは、収容空間に配置され、アンテナベースとで内部空間を形成するインナーケースを更に備え、インナーケースの開口を覆い、カメラの撮像面に外部の光を導くレンズの少なくとも一部、若しくはレンズを保護するレンズカバーは、インナーケースとの間で水密性を維持する。
インナーケースが、レンズ若しくはレンズカバーとで防水を施した状態で、カメラなどを覆う。
これにより、インナーケースが、カメラを覆わずに、アンテナエレメントなどを覆う形態に比べて、インナーケースの長さを長くすることが出来る。
このため、インナーケースの内部に配置されるアンテナエレメントの配置の自由度を高くすることが出来る。
以上のように本発明によれば、組立を容易にするカメラを含む車載用アンテナ装置を提供することができる。
第1実施形態における車載用アンテナ装置の断面斜視図である。 第1実施形態における車載用アンテナ装置の断面構成図である。 第1実施形態における車載用アンテナ装置の分解斜視図である。 第1実施形態の変形例における車載用アンテナ装置の断面斜視図である。 第1実施形態の変形例における車載用アンテナ装置の断面構成図である。 第2実施形態における車載用アンテナ装置の断面斜視図である。 第2実施形態における車載用アンテナ装置の断面構成図である。 第2実施形態における車載用アンテナ装置の分解斜視図である。 第3実施形態における車載用アンテナ装置の断面斜視図である。 第3実施形態における車載用アンテナ装置の断面構成図である。 第3実施形態における車載用アンテナ装置の分解斜視図である。
以下、本実施形態に係る車載用アンテナ装置について、図を用いて説明する。
なお、実施形態は、以下の実施形態に限られるものではない。また、一つの実施形態に記載した内容は、原則として他の実施形態にも同様に適用される。また、各実施形態及び各変形例は、適宜組み合わせることができる。
(第1実施形態)
第1実施形態における第1車載用アンテナ装置1は、ルーフ100など車両の上面に取り付けられる。
例えば、図1~図3に示すように、第1車載用アンテナ装置1は、第1アンテナケース11、第1インナーケース12、第1アンテナ部13、第1パッド14、第1樹脂ベース16、第1金属ベース17、第1カメラ18a、第1コネクタ18b、第1アンテナケーブル19a、第1カメラケーブル19b、第1シール部材20a、第1防水シール20bを備える。
なお、第1車載用アンテナ装置1は、車載用アンテナ装置の一例である。第1アンテナケース11は、アンテナケースの一例である。第1インナーケース12は、インナーケースの一例である。第1アンテナ部13は、アンテナ部の一例である。第1パッド14は、パッドの一例である。第1樹脂ベース16は、樹脂ベースの一例である。第1金属ベース17は、金属ベースの一例である。第1カメラ18aは、カメラの一例である。第1コネクタ18bは、コネクタの一例である。第1アンテナケーブル19aは、アンテナケーブルの一例である。第1カメラケーブル19bは、カメラケーブルの一例である。第1シール部材20aは、シール部材の一例である。第1防水シール20bは、防水シールの一例である。
方向を説明するために、第1車載用アンテナ装置1が取り付けられる車両の前後方向をx方向、x方向と垂直な方向であって車両の左右方向をy方向、x方向とy方向に垂直な略鉛直方向をz方向として説明する。
図1において、xyz軸のそれぞれの矢印が指し示す方向をそれぞれ前方向、右方向、上方向と定義する。
第1アンテナケース11は、電波透過性を有する合成樹脂製である。第1アンテナケース11は、例えば、x方向前側がx方向後側よりも低くなるように傾斜し、両側面が内側に湾曲したシャークフィン形状を有する。
第1アンテナケース11は、下面が開口し、内部に収容空間を有する。第1アンテナケース11は、第1インナーケース12などを覆う。
第1アンテナケース11が第1樹脂ベース16に被さって形成された収容空間には、例えば、第1インナーケース12、第1アンテナ部13、第1カメラ18aが収納される。
第1アンテナケース11のx方向の後方であって、後述する第1カメラ18aのレンズ及びその近傍と対向する領域には、第1カメラ用開口11aが設けられる。
第1カメラ用開口11aは、第1アンテナケース11のx方向の後方の左右略中心を通るyz平面上に設けられる。
なお、第1実施形態では、車両のルーフ100とは別体で第1アンテナケース11が構成される例を示す。しかしながら、車両のルーフ100の一部がz方向上方に盛り上がって、第1アンテナケース11を構成してもよい。
第1インナーケース12は、電波透過性を有する合成樹脂製である。第1インナーケース12は、下面が開口し、後述する第1アンテナエレメント13aなどを覆う。
第1インナーケース12と第1樹脂ベース16(第1平面部162)とで形成された内部空間には、例えば、第1アンテナ部13が配置される。
第1アンテナ部13は、第1アンテナエレメント13a、第1アンテナ基板13b、第1グランドプレート13c、第1シールドカバー13dを有する。
第1アンテナエレメント13aは、衛星放送を受信するための平面アンテナ、若しくは、GPSなどの衛星からの位置情報(時間情報)を受信するための平面アンテナである。第1アンテナエレメント13aは、第1アンテナ基板13bに取り付けられる。
なお、第1アンテナエレメント13aは、衛星放送受信用などの平面アンテナなどで構成される形態であってもよい。しかしながら、第1アンテナエレメント13aは、AM/FM放送の受信用に容量装荷素子などの上部エレメントと波長短縮素子などの下部エレメントとで構成される形態であってもよい。また、第1アンテナエレメント13aは、V2X(車車間・路車間通信)用や通信端末用のアンテナなどで構成される形態であってもよい。
第1実施形態では、受信周波数が2.4GHzであるパッチアンテナを含む第1アンテナエレメント13aが第1アンテナ基板13bに実装される形態を説明する。しかしながら、第1アンテナエレメント13aは、第1インナーケース12の内壁と外壁のいずれか、若しくは第1アンテナケース11の内壁に取り付けられる形態であってもよい。
第1アンテナエレメント13aは、第1アンテナ基板13bなどを介して、第1樹脂ベース16の第1平面部162に保持される。
第1アンテナ基板13bは、第1アンテナエレメント13aに関する電子機器、及び第1アンテナエレメント13aなどを実装する。第1アンテナ基板13bは、第1樹脂ベース16に取り付けられる。
第1アンテナケーブル19aは、第1アンテナ基板13bに接続される。
第1アンテナケーブル19aは、第1アンテナ基板13bに設けられた電子機器に電力を供給したり、第1アンテナエレメント13aで得られた信号を出力したりするために使用される。
第1グランドプレート13cは、第1アンテナエレメント13aの感度向上のために設けられる。
第1シールドカバー13dは、第1アンテナ基板13bに設けられた電子機器の下面と側面を覆う。
これにより、当該電子機器から発せられるノイズにより第1アンテナエレメント13aが受ける影響を低減することが出来る。
第1パッド14は、エラストマー(Elastomer)やゴムなどで形成された弾性部材である。
第1パッド14は、図3で示すように、第1アンテナケース11の下端周縁部と第1樹脂ベース16の周縁部の間に設けられる部位と、第1インナーケース12の下端周縁部と第1樹脂ベース16の上面の間に設けられる部位を有する。第1パッド14の第1アンテナケース11の下端周縁部と第1樹脂ベース16の周縁部の間に設けられる部位と、第1パッド14の第1インナーケース12の下端周縁部と第1樹脂ベース16の上面の間に設けられる部位は、一体的に形成される。
第1パッド14の周縁部には、第1アンテナケース11の下端周縁部が嵌入される。
第1パッド14の周縁部は、第1アンテナケース11の下端周縁部と第1樹脂ベース16の周縁部との間の隙間を塞ぐ。
第1パッド14におけるx方向後方には、z方向に貫通する第1貫通孔141が設けられる。
例えば、第1貫通孔141は、第1カメラ用開口11aのz方向下方に位置する領域に設けられる。
第1貫通孔141は、第1カメラ用開口11aから浸入した水を第1パッド14の下側に排出させるために用いられる。
第1パッド14の上面であって周縁部よりも内側部分には、第1インナーケース12の下端周縁部が嵌入される。
これにより、第1インナーケース12の内部に水を浸入しにくくする(止水する)。
第1パッド14の第1アンテナケース11と第1樹脂ベース16の間に設けられる部位と、第1パッド14の第1インナーケース12と第1樹脂ベース16の間に設けられる部位は、別体で構成されてもよい。
第1樹脂ベース16は、第1壁部161と、第1平面部162を有する。
第1樹脂ベース16は、第1アンテナケース11に上方から覆われる。第1樹脂ベース16は、第1アンテナエレメント13aや第1カメラ18aなどを収容する収容空間を形成するアンテナベースである。
第1壁部161は、下面が開口した、略四角錐台の外形である。第1壁部161を構成する略四角錐台の外形は、前面部、後面部、左側面部、右側面部、上面部を有する。
第1車載用アンテナ装置1が車両に取り付けられた状態で、第1カメラ18aにおける撮像素子の撮像面が、車両の後方の所定の方向を向く。これを実現するために、第1壁部161の後面部における第1カメラ18aが取り付けられる面は、y方向から見て、第1平面部162と所定の角度θをなす。
第1壁部161の後面部には、第1カメラ取付用開口161aが設けられる。
第1カメラ取付用開口161aの周りには、Oリングなどの第1シール部材20aが設けられる。
第1壁部161の後面部には、ネジ止めにより、第1カメラ18aが固定される。
第1カメラ18aは、第1カメラ取付用開口161aを介して後述する第1コネクタ18bと接続される。
第1壁部161の後面部と第1カメラ18aとの間に第1シール部材20aが挟まれ、第1壁部161の後面部と第1カメラ18aとがネジ止めにより固定される。これにより、第1壁部161と第1カメラ18aの間が水密構造となり、第1カメラ取付用開口161aを介して、第1壁部161の内側に水が浸入することを防ぐことができる。
第1壁部161の内側には、第1カメラ18aに接続された第1コネクタ18bが配置される。
第1平面部162は、略平面形状である。第1平面部162は、第1アンテナケース11の下端周縁部の外形と略同じ外形を有する。
第1平面部162の周縁部は、第1パッド14を介して、第1アンテナケース11に取り付けられる。
第1平面部162の中央部は開口する。
第1平面部162の中央部の開口した領域の周囲に、z方向上方に延びる第1壁部161が形成される。
第1壁部161と第1平面部162は、一体的に構成される。
第1平面部162の上面であって、第1壁部161よりもx方向前方の領域には、第1アンテナ部13が取り付けられる。
また、第1平面部162の上面であって、第1壁部161よりもx方向前方の領域には、ネジ止めにより、第1インナーケース12が取り付けられる。このとき、第1インナーケース12が、第1アンテナエレメント13a、第1アンテナ基板13b、第1グランドプレート13c、及び第1シールドカバー13dを覆う。
第1樹脂ベース16と第1インナーケース12の間には、第1パッド14が挟まれる。
第1樹脂ベース16と第1インナーケース12との間に第1パッド14が挟まれ、第1樹脂ベース16と第1インナーケース12とがネジ止めにより固定される。これにより、第1インナーケース12と第1樹脂ベース16の間が水密構造となり、内部空間に収納された第1アンテナエレメント13aなどを防水することが出来る。
第1壁部161の前面部の下方であって、第1平面部162と第1壁部161とが接触する領域よりも下側には、ケーブル孔163が設けられる。ケーブル孔163には、第1アンテナケーブル19aが通る。
第1平面部162の下面には、リング状の第1防水シール20bが設けられる。第1防水シール20bは、ルーフ開口101の周囲の防水用パッキンとして使用される。
第1金属ベース17の第1取付部材17a、第1アンテナケーブル19a、及び第1カメラケーブル19bは、第1防水シール20bを構成するリングの内側を通る。
第1平面部162と車両のルーフ100とにより、第1防水シール20bが挟まれる。これにより、第1平面部162と車両のルーフ100の間が水密構造となり、ルーフ開口101に水が浸入することを防ぐことができる。
第1金属ベース17は、アルミニウム等の金属製のアンテナベースである。第1金属ベース17は、第1平面部162の中央部、すなわち、第1壁部161の下面開口161bとz方向で対向する位置に設けられる。
第1金属ベース17は、ネジ止めにより、第1樹脂ベース16に取り付けられる。
第1金属ベース17の下面には、第1取付部材17aが取り付けられる。第1取付部材17aは、キャプチャーファスナーや爪付きワッシャーやナットなどである。
第1金属ベース17には、第1金属ベース開口17bが設けられる。
第1アンテナケーブル19aと第1カメラケーブル19bは、下面開口161bと第1金属ベース開口17bと車両のルーフ100に設けられたルーフ開口101を介して、車両のルーフ100の下方に延びる。
第1カメラ18aは、第1カメラ18aにおける撮像素子の撮像面が車両の後方を向くように配置される。
第1カメラ18aは、CMOSなどの撮像素子、及びレンズを含む。
第1カメラ18aのレンズは、第1カメラ18aの撮像素子の撮像面に外部の光を導く。
第1カメラ用開口11aを介して、第1カメラ18aのレンズに当該後方からの光が入射する。
第1カメラ18aのレンズに入射した光を、画像信号として、第1カメラ18aの撮像素子が記録する。
第1カメラ18aで得られる画像信号は、動画像に対応するものであっても静止画像に対応するものであってもよい。
第1カメラ18aの回路基板や撮像素子を保持する筐体は、防水構造である。第1カメラ18aの回路基板や撮像素子を保持する筐体は、シールド導体を兼ねた金属(例えば、アルミニウム)で構成される。
第1コネクタ18bは、着脱可能な状態で、第1カメラ18aと電気的に接続する。
第1カメラ18aと第1コネクタ18bは、第1壁部161の第1カメラ取付用開口161aを挟む。
第1カメラケーブル19bは、第1カメラ18aに電力や制御信号を供給したり、第1カメラ18aで得られた画像信号を出力したりするために使用される。
第1カメラケーブル19bは、第1コネクタ18bを介して、第1カメラ18aと電気的に接続される。
車両のルーフ100には、ルーフ開口101が設けられる。ルーフ開口101には、第1金属ベース17に設けられた第1取付部材17aと第1アンテナケーブル19aと第1カメラケーブル19bが通る。
第1金属ベース17を含む第1車載用アンテナ装置1のルーフ100の上面への固定は、第1取付部材17aを使って行われる。
次に、第1アンテナ部13の第1樹脂ベース16への取り付け、及び第1カメラ18aの第1樹脂ベース16への取り付けの手順を説明する。
第1アンテナ部13には、第1アンテナケーブル19aが予め取り付けられている。
第1コネクタ18bには、第1カメラケーブル19bが予め取り付けられている。
第1カメラ18aは、第1コネクタ18bと離間した状態にされている。
第1樹脂ベース16の第1アンテナ部13が取り付けられる側からケーブル孔163に、第1アンテナケーブル19aが通される。
その後に、第1アンテナ部13が第1樹脂ベース16の第1平面部162にネジ止めで固定される。
第1コネクタ18bが、第1壁部161の内側、すなわち、第1壁部161を構成する前面部、後面部、左側面部、右側面部、上面部で囲まれた空間に、収納される。
第1シール部材20aを挟んだ状態で、第1カメラ18aが、第1壁部161の後面部にネジ止めで固定される。
第1カメラ18aが第1壁部161に固定される際に、第1カメラ18aと第1コネクタ18bとが接続される。
これにより、第1カメラ18aと第1コネクタ18bとが第1壁部161の後面部を挟む状態で、第1カメラ18aと第1コネクタ18bが第1樹脂ベース16に取り付けられる。
上方から、第1金属ベース開口17bに、第1アンテナケーブル19aと第1カメラケーブル19bとが通される。
その後に、第1金属ベース17が、第1樹脂ベース16にネジ止めで固定される。
なお、第1アンテナ部13の第1樹脂ベース16への取り付けは、第1カメラ18aの第1樹脂ベース16への取り付けよりも先に行われてもよいし、後に行われてもよい。
第1インナーケース12など、アンテナベースと異なる部材に第1カメラ18aを固定する場合には、第1カメラケーブル19bを第1インナーケース12とアンテナベースとの間に配線する作業を行う必要がある。
第1実施形態では、第1樹脂ベース16に第1カメラ18aが固定される。
このときに、第1樹脂ベース16と異なる部材と第1樹脂ベース16との間に、第1カメラケーブル19bを配線する必要が無い。
このため、アンテナベースよりも上部に設けられた部材に第1カメラ18aを固定する形態に比べて、第1カメラケーブル19bの配線作業を簡素化できるなど、第1車載用アンテナ装置1の組立を容易にすることが出来る。
また、第1樹脂ベース16におけるz方向に盛り上がった領域(第1壁部161の後面部)に第1カメラ18aが取り付けられる。
第1コネクタ18bは、第1壁部161の内側に配置される。第1カメラ18aは、第1壁部161の外側に配置される。第1コネクタ18bと、第1カメラ18aとが第1壁部161の後面部を挟むようにして、第1コネクタ18bと第1カメラ18aを接続させ、ネジ止めで第1カメラ18aを第1壁部161の後面部に取り付ける。これにより、第1カメラ18aの第1樹脂ベース16への固定が完了する。
第1カメラ18aと第1コネクタ18bとで第1壁部161を挟み込む方向と、ネジ止めで第1カメラ18aを第1壁部161に力を加える方向とは平行になる。
このため、配線とカメラ取り付けとを一連の動作で行うことが出来、第1樹脂ベース16における平面形状部分に第1カメラ18aを取り付ける形態に比べて、少ない工数で済み、第1車載用アンテナ装置1の組立を容易にすることが出来る。
また、第1コネクタ18bと第1カメラ18aとを接続させた後に、第1カメラケーブル19bを下面開口161b側に引っ張り、第1カメラ18aを固定させる形態と比べても、第1カメラケーブル19bを下面開口161b側に引っ張る工程を省略できる。このため、少ない工数で済み、第1車載用アンテナ装置1の組立を用意にすることが出来る。
また、第1カメラ18aを高い位置に取り付けることが出来る。このため、第1樹脂ベース16における平面形状部分に第1カメラ18aを取り付ける形態に比べて、第1カメラケーブル19bを大きく折り曲げずに、第1樹脂ベース16の下方に配線することが出来る。第1カメラケーブル19bを大きく折り曲げずに済むので、第1カメラケーブル19bの断線等の破損を抑制することができる。
また、第1カメラ18aが第1樹脂ベース16に取り付けられる領域は第1シール部材20aを介して水密構造にされる。
このため、第1カメラ18aが第1樹脂ベース16に取り付けられる領域の開口(第1カメラ取付用開口161a)を介して、第1壁部161の内側に水が浸入することを防ぐことが出来る。
(第1実施形態の変形例)
第1実施形態では、第1壁部161の下面開口161bに第1金属ベース17が設けられる形態を説明した。
ただし、第1壁部161の下面開口161bに第1金属ベース17が設けられない形態であってもよい。
この場合、図4と図5に示すように、第1実施形態の変形例における第1車載用アンテナ装置1の取付部材16aは、第1樹脂ベース16の下面に取り付けられる。
第1アンテナケーブル19aや第1カメラケーブル19bは、下面開口161bと車両のルーフ100に設けられたルーフ開口101を介して、車両のルーフ100の下方に延びる。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。
第1実施形態の変形例では、第1実施形態と比べて、第1金属ベース17が無い分だけ、部品点数を少なくすることが出来、構造の簡素化及びコスト削減が出来る。
(第2実施形態)
第1実施形態では、第1コネクタ18bを収納する第1壁部161は下面が開口した略四角錐台形状を有し、第1壁部161よりもx方向前方に第1アンテナ部13を収納する第1インナーケース12が設けられる形態を説明した。
第2実施形態では、第2インナーケース22が第2壁部261の上部に設けられ、第2インナーケース22と第2壁部261が、第2コネクタ28bと第2アンテナ部23を収納する。
以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
第2実施形態における第2車載用アンテナ装置2は、ルーフ100など車両の上面に取り付けられる。
例えば、図6~図8に示すように、第2車載用アンテナ装置2は、第2アンテナケース21、第2インナーケース22、第2アンテナ部23、第2パッド24、第2樹脂ベース26、第2金属ベース27、第2カメラ28a、第2コネクタ28b、第2アンテナケーブル29a、第2カメラケーブル29b、第2シール部材30a、第2防水シール30bを備える。
なお、第2車載用アンテナ装置2は、車載用アンテナ装置の一例である。第2アンテナケース21は、アンテナケースの一例である。第2インナーケース22は、インナーケースの一例である。第2アンテナ部23は、アンテナ部の一例である。第2パッド24は、パッドの一例である。第2樹脂ベース26は、樹脂ベースの一例である。第2金属ベース27は、金属ベースの一例である。第2カメラ28aは、カメラの一例である。第2コネクタ28bは、コネクタの一例である。第2アンテナケーブル29aは、アンテナケーブルの一例である。第2カメラケーブル29bは、カメラケーブルの一例である。第2シール部材30aは、シール部材の一例である。第2防水シール30bは、防水シールの一例である。
第2カメラ用開口21aを含む第2アンテナケース21の構成は、第1実施形態の第1カメラ用開口11aを含む第1アンテナケース11の構成と同様である。
第2インナーケース22は、電波透過性を有する合成樹脂製である。第2アンテナケース22は、下面が開口し、後述する第2壁部261を上方から覆う。
第2インナーケース22と第2樹脂ベース26(第2壁部261、第2平面部262)とで形成された内部空間には、例えば、第2アンテナ部23、及び第2コネクタ28bが配置される。
第2アンテナ部23は、第2アンテナエレメント23a、第2アンテナ基板23b、第2グランドプレート23c、第2シールドカバー23dを有する。第2アンテナ部23の構成は、第1実施形態の第1アンテナ部13(第1アンテナエレメント13a、第1アンテナ基板13b、第1グランドプレート13c、第1シールドカバー13d)の構成と同様である。
第2アンテナケーブル29aの構成は、第1実施形態の第1アンテナケーブル19aの構成と同様である。
第2パッド24は、アウターパッド24aとインナーパッド24bを有する。
アウターパッド24aは、エラストマー(Elastomer)やゴムなどで形成された環状の弾性部材である。アウターパッド24aは、少なくとも第2アンテナケース21の下端周縁部と第2樹脂ベース26の周縁部の間、及び第2インナーケース22の下端周縁部と第2樹脂ベース26の第2平面部262の間に設けられる。
アウターパッド24aの周縁部には、第2アンテナケース21の下端周縁部が嵌入される。アウターパッド24aの周縁部は、第2アンテナケース21の下端周縁部と第2樹脂ベース26の周縁部との間の隙間を塞ぐ。
アウターパッド24aの上面であって周縁部よりも内側部分には、第2インナーケース22の下端周縁部が嵌入される。これにより、第2インナーケース22の内部に水を浸入しにくくする(止水する)。
アウターパッド24aにおけるx方向後方には、z方向に貫通する第2貫通孔241が設けられる。
例えば、第2貫通孔241は、第2カメラ用開口21aのz方向下方に位置する領域に設けられる。
第2貫通孔241は、第2カメラ用開口21aから浸入した水をアウターパッド24aの下側に排出させるために用いられる。
インナーパッド24bは、エラストマー(Elastomer)やゴムなどで形成された環状の弾性部材である。
インナーパッド24bは、第2インナーケース22の下端周縁部と第2樹脂ベース26の第2壁部261の上部の間に設けられる。
インナーパッド24bには、第2インナーケース22の下端周縁部が嵌入され、第2インナーケース22の内部に水を浸入しにくくする(止水する)。
第2樹脂ベース26は、第2壁部261と、第2平面部262を有する。
第2樹脂ベース26は、第2アンテナケース21に上方から覆われる。第2樹脂ベース26は、第2アンテナエレメント23aや第2カメラ28aなどを収容する収容空間を形成するアンテナベースである。
第2壁部261は、上面と下面が開口した略楔形の外形である。第2壁部261を構成する略楔形の外形は、前面部、後面部、左側面部、右側面部を有する。
第2車載用アンテナ装置2が車両に取り付けられた状態で、第2カメラ28aにおける撮像素子の撮像面が、車両の後方の所定の方向を向く。これを実現するために、第2壁部261の後面部における第2カメラ28aが取り付けられる面は、y方向から見て、第2平面部262と所定の角度θをなす。
第2壁部261の後面部は、第2壁部261の前面部よりもz方向の高さが高い。
第2壁部261の左側面部の上辺、及び右側面部の上辺は、x方向前方よりもx方向後方の高さが高くなるように傾斜する。
第2壁部261の上部は、x方向後方からx方向前方に向かう方向、すなわち第2カメラ28aから第2壁部261に向かう方向にスロープ状に高さが低くなる。
第2壁部261の後面部には、第2カメラ取付用開口261aが設けられる。
第2カメラ取付用開口261aの周りには、Oリングなどの第2シール部材30aが設けられる。
第2壁部261の後面部には、ネジ止めにより、第2カメラ28aが固定される。
第2カメラ28aは、第2カメラ取付用開口261aを介して後述する第2コネクタ28bと接続される。
第2壁部261の後面部と第2カメラ28aの間に第2シール部材30aが挟まれ、第2壁部261の後面部と第2カメラ28aとがネジ止めにより固定される。これにより第2壁部261と第2カメラ28aの間が水密構造となり、第2カメラ取付用開口261aを介して、第2壁部261の内側に水が浸入することを防ぐことができる。
第2壁部261の内側には、第2アンテナ部23、第2金属ベース27、及び第2カメラ28aに接続された第2コネクタ28bが配置される。第2壁部261の内側は、第2壁部261を構成する前面部と後面部と左側面部と右側面部とで囲まれる領域である。
第2平面部262は、略平面形状である。第2平面部262は、第2アンテナケース21の下端周縁部の外形と略同じ外形を有する。
第2平面部262の周縁部は、アウターパッド24aを介して、第2アンテナケース21に取り付けられる。
第2平面部262の中央部は開口する。
第2平面部262の中央部に、第2金属ベース27が設けられる。
第2壁部261と第2平面部262は、一体的に構成される。
第2平面部262の上面であって、第2カメラ28aよりもx方向前方の領域には、第2アンテナ部23が取り付けられる。
第2平面部262の第2金属ベース27が設けられた領域と、第2平面部262の第2アンテナ部23が取り付けられた領域の周囲を囲むように、第2壁部261が第2平面部262の上に形成される。
すなわち、第2壁部261は、第2平面部262から上方に延びる。
また、第2壁部261の上端には、インナーパッド24bを介して、第2インナーケース22が取り付けられる。
第2樹脂ベース26と第2インナーケース22とにより、インナーパッド24bが挟まれる。これにより第2樹脂ベース26と第2インナーケース22の間が水密構造となり、内部空間に収納された第2アンテナエレメント23aなどを防水することが出来る。
第2壁部261の上部が階段形状を有するなど、インナーパッド24bに加えられる力が均一にならない形態では、インナーパッド24bに加わる力が弱い箇所に水が浸入しやすくなる。
第2実施形態では、第2壁部261の上部がスロープ形状を有する。このため、インナーパッド24bが形成する面に垂直な方向に、インナーパッド24bに加えられる力は、インナーパッド24bのどこであっても略同じになる。
このため、第2壁部261の上部がスロープ形状を有しない形態に比べて、防水性を高めることが出来る。
第2平面部262の下面には、リング状の第2防水シール30bが設けられる。第2防水シール30bは、ルーフ開口101の周囲の防水用のパッキンとして使用される。
第2金属ベース27の第2取付部材27a、第2アンテナケーブル29a、及び第2カメラケーブル29bは、第2防水シール30bを構成するリングの内側を通る。
第2平面部262と車両のルーフ100とにより、第2防水シール30bが挟まれる。これにより、第2平面部262とルーフ100の間が水密構造となり、ルーフ開口101に水が浸入することを防ぐことができる。
第2金属ベース27は、アルミニウム等の金属製のアンテナベースである。第2金属ベース27は、第2平面部262の中央部に設けられる。
第2金属ベース27の下面には、第2取付部材27aが取り付けられる。第2取付部材27aは、キャプチャーファスナーや爪付きワッシャーやナットなどである。
第2金属ベース27には、第2金属ベース開口27bが設けられる。
第2アンテナケーブル29aと第2カメラケーブル29bは、第2金属ベース開口27bと車両のルーフ100に設けられたルーフ開口101を介して、車両のルーフ100の下方に延びる。
第2カメラ28a、第2コネクタ28bの構成は、第1実施形態の第1カメラ18a、第1コネクタ18bの構成と同様である。
第2カメラケーブル29bの構成は、第1実施形態の第1カメラケーブル19bの構成と同様である。
車両のルーフ100には、ルーフ開口101が設けられる。ルーフ開口101には、第2金属ベース27に設けられた第2取付部材27aと第2アンテナケーブル29aと第2カメラケーブル29bが通る。
第2金属ベース27を含む第2車載用アンテナ装置2のルーフ100の上面への固定は、第2取付部材27aを使って行われる。
次に、第2アンテナ部23の第2樹脂ベース26への取り付け、及び第2カメラ28aの第2樹脂ベース26への取り付けの手順を説明する。
第2アンテナ部23には、第2アンテナケーブル29aが予め取り付けられている。
第2コネクタ28bには、第2カメラケーブル29bが予め取り付けられている。
第2カメラ28aは、第2コネクタ28bと離間した状態にされている。
第2金属ベース27が、第2樹脂ベース26の上にネジ止めで固定される。
上方から、第2金属ベース開口27bに、第2アンテナケーブル29aと第2カメラケーブル29bが通される。
その後に、第2アンテナ部23が第2樹脂ベース26の第2平面部262にネジ止めで固定される。
第2シール部材30aを挟んだ状態で、第2カメラ28aが、第2壁部261の後面部にネジ止めで固定される。
第2カメラ28aが第2壁部261に固定される際に、第2カメラ28aと第2コネクタ28bとが接続される。
これにより、第2カメラ28aと第2コネクタ28bとが第2壁部261の後面部を挟む状態で、第2カメラ28aと第2コネクタ28bが第2樹脂ベース26に取り付けられる。
なお、第2アンテナ部23の第2樹脂ベース26への取り付けは、第2カメラ28aの第2樹脂ベース26への取り付けよりも先に行われてもよいし、後に行われてもよい。
第2インナーケース22など、アンテナベースと異なる部材に第2カメラ28aを固定する場合には、第2カメラケーブル29bを第2インナーケース22とアンテナベースとの間に配線する作業を行う必要がある。
第2実施形態では、第2樹脂ベース26に第2カメラ28aが固定される。
このときに、第2樹脂ベース26と異なる部材と第2樹脂ベース26との間に、第2カメラケーブル29bを配線する必要が無い。
このため、アンテナベースと異なる部材に第2カメラ28aを固定する形態に比べて、第2カメラケーブル29bの配線作業を簡素化できるなど、第2車載用アンテナ装置2の組立を容易にすることが出来る。
また、第2樹脂ベース26におけるz方向に盛り上がった領域(第2壁部261の後面部)に第2カメラ28aが取り付けられる。
第2コネクタ28bは、第2壁部261の内側に配置される。第2カメラ28aは、第2壁部261の外側に配置される。第2コネクタ28bと、第2カメラ28aとが第2壁部261の後面部を挟むようにして、第2コネクタ28bと第2カメラ28aを接続させ、ネジ止めで第2カメラ28aを第2壁部261の後面部に取り付ける。これにより、第2カメラ28aの第2樹脂ベース26への固定が完了する。
第2カメラ28aと第2コネクタ28bとで第2壁部261を挟み込む方向と、ネジ止めで第2カメラ28aを第2壁部261に力を加える方向とは平行になる。
このため、配線とカメラ取り付けとを一連の動作で行うことが出来、第2樹脂ベース26における平面形状部分に第2カメラ28aを取り付ける形態に比べて、少ない工数で済み、第2車載用アンテナ装置2の組立を容易にすることが出来る。
また、第2コネクタ28bと第2カメラ28aとを接続させた後に、第2カメラケーブル29bを第2金属ベース開口27b側に引っ張り、第2カメラ28aを固定させる形態と比べても、第2カメラケーブル29bを第2金属ベース開口27b側に引っ張る工程を省略できる。このため、少ない工数で済み、第2車載用アンテナ装置2の組立を用意にすることが出来る。
また、第2カメラ28aを高い位置に取り付けることが出来る。このため、第2樹脂ベース26における平面形状部分に第2カメラ28aを取り付ける形態に比べて、第2カメラケーブル29bを大きく折り曲げずに、第2樹脂ベース26の下方に配線することが出来る。第2カメラケーブル29bを大きく折り曲げずに済むので、第2カメラケーブル29bの断線等の破損を抑制することができる。
また、第2カメラ28aが第2樹脂ベース26に取り付けられる領域は第2シール部材30aを介して水密構造にされる。
このため、第2カメラ28aが第2樹脂ベース26に取り付けられる領域の開口(第2カメラ取付用開口261a)を介して、第2樹脂ベース26と第2インナーケース22とで囲まれた領域に水が浸入することを防ぐことが出来る。
第2実施形態では、第2インナーケース22が、第2樹脂ベース26におけるz方向上方に盛り上がった部分(第2壁部261)の上面の蓋として機能する。
第2金属ベース27には、第2金属ベース開口27bがあって、第2金属ベース開口27bに第2アンテナケーブル29aや第2カメラケーブル29bが通る。
また、第2金属ベース27には、z方向下方に突出する第2取付部材27aが設けられている。
第2金属ベース開口27b、第2取付部材27aを囲むように第2防水シール30bが設けられる。
第2防水シール30bが大きくなって、第2防水シール30bで囲まれる領域の面積が大きくなると、第2防水シール30bを介して水が浸入する可能性が高くなる。
第2壁部261における上面の蓋に相当する部分が第2壁部261の他の部分と一体に構成される場合には、第2壁部261で囲まれた領域に第2アンテナ部23を下方から収容させる。このため、第2樹脂ベース26に下方から第2アンテナ部23を通すための大きな開口を設ける必要がある。
それに伴って、第2樹脂ベース26に設けられた開口を埋めるように第2金属ベース27も大きくする必要がある。
また、第2樹脂ベース26の開口を囲む第2防水シール30bも大きくする必要があるが、大きくなった第2防水シール30bからは水が浸入する可能性が高くなる。
第2実施形態では、第2インナーケース22と第2壁部261とが別体になっているため、第2樹脂ベース26に下方から第2アンテナ部23を通すための開口を設ける必要がなく、第2防水シール30bも大きくする必要が無い。
このため、第2インナーケース22と第2壁部261とが一体となっている形態に比べて、防水性を高めることが出来る。
なお、第2金属ベース27が、第2樹脂ベース26の一部(第2壁部261の一部、若しくは第2平面部262の一部)を構成する形態であってもよい。
具体的には、第2金属ベース27に相当する部材も樹脂で構成され、第2樹脂ベース26と一体的に構成される形態が考えられる。
(第3実施形態)
第2実施形態では、第2インナーケース22と第2壁部261と第2平面部262とで形成される内部空間に第2コネクタ28bと第2アンテナ部23が収納され、第2カメラ28aが内部空間の外に配置される形態を説明した。
第3実施形態では、第3インナーケース32が、第3アンテナ部33と第3カメラ38aと第3コネクタ38bを収納する。
以下、第2実施形態と異なる点を中心に説明する。
第3実施形態における第3車載用アンテナ装置3は、ルーフ100など車両の上面に取り付けられる。
例えば、図9~図11に示すように、第3車載用アンテナ装置3は、第3アンテナケース31、第3インナーケース32、第3アンテナ部33、第3パッド34、第3樹脂ベース36、第3金属ベース37、第3カメラ38a、第3コネクタ38b、第3アンテナケーブル39a、第3カメラケーブル39b、第3シール部材40a、第3防水シール40bを備える。
なお、第3車載用アンテナ装置3は、車載用アンテナ装置の一例である。第3アンテナケース31は、アンテナケースの一例である。第3インナーケース32は、インナーケースの一例である。第3アンテナ部33は、アンテナ部の一例である。第3パッド34は、パッドの一例である。第3樹脂ベース36は、樹脂ベースの一例である。第3金属ベース37は、金属ベースの一例である。第3カメラ38aは、カメラの一例である。第3コネクタ38bは、コネクタの一例である。第3アンテナケーブル39aは、アンテナケーブルの一例である。第3カメラケーブル39bは、カメラケーブルの一例である。第3シール部材40aは、シール部材の一例である。第3防水シール40bは、防水シールの一例である。
第3カメラ用開口31aを含む第3アンテナケース31の構成は、第2実施形態の第2カメラ用開口21aを含む第2アンテナケース21の構成と同様である。
第3インナーケース32は、電波透過性を有する合成樹脂製である。第3インナーケース32は、下面が開口し、第3アンテナエレメント33aなどを覆う。
第3インナーケース32と第3樹脂ベース36(第3平面部362)とで形成された内部空間には、例えば、第3アンテナ部33、第3カメラ38a、及び第3コネクタ38bが配置される。
また、第3インナーケース32のx方向の後方であって、第3カメラ38aのレンズ及びその近傍と対向する領域には、第4カメラ用開口32aが設けられる。
第4カメラ用開口32aの周りには、Oリングなどの第3シール部材40aが設けられる。
第3インナーケース32のx方向の後方には、レンズカバー32bが取り付けられる。レンズカバー32bは、透光性を有する合成樹脂もしくはガラスで形成される。
レンズカバー32bの第3インナーケース32への取り付けは、ネジ止めによって行われてもよいが、より好ましくは、接着により行われる。
レンズカバー32bは、第3カメラ38aのレンズを保護する。
第3インナーケース32とレンズカバー32bの間に第3シール部材40aが挟まれ、第3インナーケース32とレンズカバー32bとが固定される。これにより第3インナーケース32とレンズカバー32bとの間が水密構造となり、第4カメラ用開口32aを介して、第3インナーケース32の内側に水が浸入することを防ぐことができる。
言い換えると、レンズカバー32bは、第3インナーケース32との間で、水密性を維持する。
第3アンテナ部33は、第3アンテナエレメント33a、第3アンテナ基板33b、第3グランドプレート33c、第3シールドカバー33dを有する。第3アンテナ部33の構成は、第2実施形態の第2アンテナ部23(第2アンテナエレメント23a、第2アンテナ基板23b、第2グランドプレート23c、第2シールドカバー23d)の構成と同様である。
第3アンテナケーブル39aの構成は、第2実施形態の第2アンテナケーブル29aの構成と同様である。
第3パッド34は、エラストマー(Elastomer)やゴムなどで形成された弾性部材である。
第3パッド34は、図11に示すように、第3アンテナケース31の下端周縁部と第3樹脂ベース36の周縁部の間に設けられる部位と、第3インナーケース32の下端周縁部と第3樹脂ベース36の上面の間に設けられる部位を有する。第3アンテナケース31の下端周縁部と第3樹脂ベース36の周縁部の間に設けられる部位と、第3インナーケース32の下端周縁部と第3樹脂ベース36の上面の間に設けられる部位は、一体的に形成される。
第3パッド34の周縁部には、第3アンテナケース31の下端周縁部が嵌入される。
第3パッド34の周縁部は、第3アンテナケース31の下端周縁部と第3樹脂ベース36の周縁部との間の隙間を塞ぐ。
第3パッド34の上面であって周縁部よりも内側部分には、第3インナーケース32の下端周縁部が嵌入される。
これにより、第3インナーケース32の内部に水を浸入しにくくする(止水する)。
第3パッド34の第3アンテナケース31と第3樹脂ベース36の間に設けられる部位と、第3パッド34の第3インナーケース32と第3樹脂ベース36の間に設けられる部位は、別体で構成されてもよい。
第3樹脂ベース36は、第3壁部361と、第3平面部362を有する。
第3樹脂ベース36は、第3アンテナケース31に上方から覆われる。第3樹脂ベース36は、第3アンテナエレメント33aや第3カメラ38aなどを収容する収容空間を形成するアンテナベースである。
第3壁部361は、第3平面部362から上方に延びるように形成された突起部である。第3壁部361は、車両の前後方向に略垂直な面を有する。
第3車載用アンテナ装置3が車両に取り付けられた状態で、第3カメラ38aにおける撮像素子の撮像面が、車両の後方の所定の方向を向く。これを実現するために、第3壁部361における第3カメラ38aが取り付けられる面(車両の前後方向に略垂直な面)は、y方向から見て、第3平面部362と90度に近い所定の角度θをなす。
第3壁部361には、第3カメラ取付用開口361aが設けられる。
第3壁部361には、第3カメラ38aが固定される。
第3カメラ38aと第3コネクタ38bは、第3カメラ取付用開口361aを介して接続される。
第3壁部361よりx方向前方には、第3アンテナ部33、第3金属ベース37、及び第3カメラ38aに接続された第3コネクタ38bが配置される。
第3平面部362は、略平面形状で、第3アンテナケース31の下端周縁部の外形と略同じ外形を有する。
第3平面部362の周縁部は、第3パッド34を介して、第3アンテナケース31に取り付けられる。
第3平面部362の中央部は開口する。
第3平面部362の中央部に、第3金属ベース37が設けられる。
第3壁部361と第3平面部362は、一体的に構成される。
また、第3平面部362の上面には、第3パッド34を介して、第3インナーケース32が取り付けられる。このとき、第3インナーケース32が、第3アンテナエレメント33a、第3アンテナ基板33b、第3グランドプレート33c、第3シールドカバー33d、第3コネクタ38b、第3壁部361、及び第3カメラ38aを覆う。
第3樹脂ベース36と第3インナーケース32とにより、第3パッド34が挟まれる。第3インナーケース32とレンズカバー32bとにより、第3シール部材40aが挟まれる。これらにより、第3樹脂ベース36と第3インナーケース32の間、及び第3インナーケース32とレンズカバー32bの間が水密構造となり、内部空間に収納された第3アンテナエレメント33aなどを防水することが出来る。
第3平面部362の下面には、リング状の第3防水シール40bが設けられる。第3防水シール40bは、ルーフ開口101の周囲の防水用パッキンとして使用される。
第3金属ベース37の第3取付部材37a、第3アンテナケーブル39a、及び第3カメラケーブル39bは、第3防水シール40bを構成するリングの内側を通る。
第3平面部362と車両のルーフ100とにより、第3防水シール40bが挟まれる。これにより、第3平面部362と車両のルーフ100の間が水密構造となり、ルーフ開口101に水が浸入することを防ぐことができる。
第3金属ベース37の構成は、第2実施形態の第2金属ベース27の構成と同様である。
第3カメラ38aは、第3カメラ38aにおける撮像素子の撮像面が車両の後方を向くように配置される。
第3カメラ38aは、CMOSなどの撮像素子、及びレンズを含む。
第3カメラ38aのレンズは、第3カメラ38aの撮像素子の撮像面に外部の光を導く。
第3カメラ用開口31a、レンズカバー32b、及び第4カメラ用開口32aを介して、第3カメラ38aのレンズに当該後方からの光が入射する。
第3カメラ38aのレンズに入射した光を、画像信号として、第3カメラ38aの撮像素子が記録する。
第3カメラ38aで得られる画像信号は、動画像に対応するものであっても静止画像に対応するものであってもよい。
第3カメラ38aの回路基板や撮像素子を保持する筐体は、シールド導体を兼ねた金属(例えば、アルミニウム)で構成される。
ただし、第3実施形態では、第3インナーケース32とレンズカバー32bと第3樹脂ベース36によって防水された空間に、第3カメラ38aが収容される。このため、第3カメラ38aの筐体は、防水構造でなくても良い。
第3コネクタ38bの構成は、第2実施形態の第2コネクタ28bの構成と同様である。
第3カメラケーブル39bの構成は、第2実施形態の第2カメラケーブル29bの構成と同様である。
車両のルーフ100には、ルーフ開口101が設けられる。ルーフ開口101には、第3金属ベース37に設けられた第3取付部材37aと第3アンテナケーブル39aと第3カメラケーブル39bが通る。
第3金属ベース37を含む第3車載用アンテナ装置3のルーフ100の上面への固定は、第3取付部材37aを使って行われる。
次に、第3アンテナ部33の第3樹脂ベース36への取り付け、及び第3カメラ38aの第3樹脂ベース36への取り付けの手順を説明する。
第3アンテナ部33には、第3アンテナケーブル39aが予め取り付けられている。
第3コネクタ38bには、第3カメラケーブル39bが予め取り付けられている。
第3カメラ38aは、第3コネクタ38bと離間した状態にされている。
第3金属ベース37が、第3樹脂ベース36の上にネジ止めで固定される。
上方から、第3金属ベース開口37bに、第3アンテナケーブル39aと第3カメラケーブル39bが通される。
その後に、第3アンテナ部33が第3樹脂ベース36の第3平面部362にネジ止めで固定される。
第3カメラ38aが、第3壁部361の後面部にネジ止めで固定される。
第3カメラ38aが第3壁部361に固定される際に、第3カメラ38aと第3コネクタ38bとが接続される。
これにより、第3カメラ38aと第3コネクタ38bとが第3壁部361を挟む状態で、第3カメラ38aと第3コネクタ38bが第3樹脂ベース36に取り付けられる。
なお、第3アンテナ部33の第3樹脂ベース36への取り付けは、第3カメラ38aの第3樹脂ベース36への取り付けよりも先に行われてもよいし、後に行われてもよい。
第3インナーケース32など、アンテナベースと異なる部材に第3カメラ38aを固定する場合には、第3カメラケーブル39bを第3インナーケース32とアンテナベースとの間に配線する作業を行う必要がある。
第3実施形態では、第3樹脂ベース36に第3カメラ38aが固定される。
このときに、第3樹脂ベース36と異なる部材と第3樹脂ベース36との間に、第3カメラケーブル39bを配線する必要が無い。
このため、アンテナベースと異なる部材に第3カメラ38aを固定する形態に比べて、第3カメラケーブル39bの配線作業を簡素化できるなど、第3車載用アンテナ装置3の組立を容易にすることが出来る。
また、第3樹脂ベース36におけるz方向に盛り上がった領域(第3壁部361)に第3カメラ38aが取り付けられる。
第3コネクタ38bは、第3壁部361の前側に配置される。第3カメラ38aは、第3壁部361の後側に配置される。第3コネクタ38bと、第3カメラ38aとが第3壁部361を挟むようにして、第3コネクタ38bと第3カメラ38aを接続させ、ネジ止めで第3カメラ38aを第3壁部361に取り付ける。これにより、第3カメラ38aの第3樹脂ベース36への固定が完了する。
第3カメラ38aと第3コネクタ38bとで第3壁部361を挟み込む方向と、ネジ止めで第3カメラ38aを第3壁部361に力を加える方向とは平行になる。
このため、配線とカメラ取り付けとを一連の動作で行うことが出来、第3樹脂ベース36における平面形状部分に第3カメラ38aを取り付ける形態に比べて、少ない工数で済み、第3車載用アンテナ装置3の組立を容易にすることが出来る。
また、第3コネクタ38bと第3カメラ38aとを接続させた後に、第3カメラケーブル39bを第3金属ベース開口37b側に引っ張り、第3カメラ38aを固定させる形態と比べても、第3カメラケーブル39bを第3金属ベース開口37b側に引っ張る工程を省略できる。このため、少ない工数で済み、第3車載用アンテナ装置3の組立を用意にすることが出来る。
また、第3カメラ38aを高い位置に取り付けることが出来る。このため、第3樹脂ベース36における平面形状部分に第3カメラ38aを取り付ける形態に比べて、第3カメラケーブル39bを大きく折り曲げずに、第3樹脂ベース36の下方に配線することが出来る。第3カメラケーブル39bを大きく折り曲げずに済むので、第3カメラケーブル39bの断線等の破損を抑制することができる。
第3実施形態では、第3インナーケース32が、第3樹脂ベース36とレンズカバー32bとで防水を施した状態で、第3アンテナエレメント33a、第3アンテナ基板33b、第3コネクタ38b、及び第3カメラ38aを覆う。
これにより、第3インナーケース32が、第3コネクタ38b及び第3カメラ38aを覆わずに、第3アンテナエレメント33aと第3アンテナ基板33bを覆う形態や、第3インナーケース32が、第3カメラ38aを覆わずに、第3アンテナエレメント33aと第3アンテナ基板33bと第3コネクタ38bを覆う形態に比べて、第3インナーケース32のx方向の長さを長くすることが出来る。
このため、第3インナーケース32の内部に配置される第3アンテナエレメント33aの配置の自由度を高くすることが出来る。
なお、第3金属ベース37が、第3樹脂ベース36の一部(第3壁部361の一部、若しくは第3平面部362の一部)を構成する形態であってもよい。
具体的には、第3金属ベース37に相当する部材も樹脂で構成され、第3樹脂ベース36と一体的に構成される形態が考えられる。
また、レンズカバー32bが、第3シール部材40aを介して、第3インナーケース32に取り付けられる形態を説明した。しかしながら、第3カメラ38aのレンズの少なくとも一部が、第3シール部材40aを介して、第3インナーケース32に取り付けられる形態であってもよい。
なお、第1実施形態~第3実施形態では、アンテナエレメントがx方向前側に配置され、カメラがx方向後側に配置される形態を説明した。しかしながら、アンテナエレメントとカメラの位置関係はこれに限るものではない。
例えば、アンテナエレメントがx方向後側に配置され、撮像素子の撮像面が車両の前方を向くカメラがx方向前側に配置される形態であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 第1車載用アンテナ装置、11 第1アンテナケース、11a 第1カメラ用開口、12 第1インナーケース、13 第1アンテナ部、13a 第1アンテナエレメント、13b 第1アンテナ基板、13c 第1グランドプレート、13d 第1シールドカバー、14 第1パッド、141 第1貫通孔、16 第1樹脂ベース、16a 樹脂ベースに設けられた取付部材、161 第1壁部、161a 第1カメラ取付用開口、161b 下面開口、162 第1平面部、163 ケーブル孔、17 第1金属ベース、17a 第1取付部材、17b 第1金属ベース開口、18a 第1カメラ、18b 第1コネクタ、19a 第1アンテナケーブル、19b 第1カメラケーブル、20a 第1シール部材、20b 第1防水シール、2 第2車載用アンテナ装置、21 第2アンテナケース、21a 第2カメラ用開口、22 第2インナーケース、23 第2アンテナ部、23a 第2アンテナエレメント、23b 第2アンテナ基板、23c 第2グランドプレート、23d 第2シールドカバー、24 第2パッド、241 第2貫通孔、24a アウターパッド、24b インナーパッド、26 第2樹脂ベース、261 第2壁部、261a 第2カメラ取付用開口、262 第2平面部、27 第2金属ベース、27a 第2取付部材、27b 第2金属ベース開口、28a 第2カメラ、28b 第2コネクタ、29a 第2アンテナケーブル、29b 第2カメラケーブル、30a 第2シール部材、30b 第2防水シール、3 第3車載用アンテナ装置、31 第3アンテナケース、31a 第3カメラ用開口、32 第3インナーケース、32a 第4カメラ用開口、32b レンズカバー、33 第3アンテナ部、33a 第3アンテナエレメント、33b 第3アンテナ基板、33c 第3グランドプレート、33d 第3シールドカバー、34 第3パッド、36 第3樹脂ベース、361 第3壁部、361a 第3カメラ取付用開口、362 第3平面部、37 第3金属ベース、37a 第3取付部材、37b 第3金属ベース開口、38a 第3カメラ、38b 第3コネクタ、39a 第3アンテナケーブル、39b 第3カメラケーブル、40a 第3シール部材、40b 第3防水シール、100 車両のルーフ、101 ルーフ開口

Claims (4)

  1. 内部に収容空間を有するアンテナケースと、
    前記アンテナケースに上方から覆われて前記収容空間を形成するアンテナベースと、
    前記アンテナベースに保持され、前記収容空間に収容されるアンテナエレメントと、
    前記収容空間に収容されるカメラと、
    前記収容空間に配置され、前記アンテナベースとで内部空間を形成するインナーケースと、
    を備え、
    前記アンテナベースは、上方に延びる壁部を有し、
    前記カメラは、前記壁部に固定され
    前記インナーケースの開口を覆い、前記カメラの撮像面に外部の光を導くレンズの少なくとも一部、若しくは前記レンズを保護するレンズカバーは、前記インナーケースとの間で水密性を維持する、車載用アンテナ装置。
  2. 内部に収容空間を有するアンテナケースと、
    前記アンテナケースに上方から覆われて前記収容空間を形成するアンテナベースと、
    前記アンテナベースに保持され、前記収容空間に収容されるアンテナエレメントと、
    前記収容空間に収容されるカメラと、
    を備え、
    前記アンテナベースは、上方に延びる壁部を有し、
    前記カメラは、前記壁部に固定され、
    前記壁部は、前記カメラから前記壁部に向かう方向にスロープ状に高さが低くなる、車載用アンテナ装置。
  3. 前記収容空間に配置され、前記アンテナベースとで内部空間を形成するインナーケースを更に備え、
    前記アンテナエレメントは、前記内部空間に配置される、請求項に記載の車載用アンテナ装置。
  4. 前記収容空間に配置され、前記壁部を上方から覆い内部空間を形成するインナーケースを更に備え、
    前記アンテナエレメントは、前記内部空間に配置される、請求項に記載の車載用アンテナ装置。
JP2020516209A 2018-04-27 2019-04-11 車載用アンテナ装置 Active JP7227231B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018086169 2018-04-27
JP2018086169 2018-04-27
PCT/JP2019/015733 WO2019208231A1 (ja) 2018-04-27 2019-04-11 車載用アンテナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019208231A1 JPWO2019208231A1 (ja) 2021-05-20
JP7227231B2 true JP7227231B2 (ja) 2023-02-21

Family

ID=68295380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020516209A Active JP7227231B2 (ja) 2018-04-27 2019-04-11 車載用アンテナ装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11417947B2 (ja)
JP (1) JP7227231B2 (ja)
WO (1) WO2019208231A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110861590B (zh) * 2019-11-25 2021-10-22 北京小马慧行科技有限公司 安装结构及具有其的车辆

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180076514A1 (en) 2016-09-13 2018-03-15 Laird Technologies, Inc. Antenna assemblies having sealed cameras
WO2018074215A1 (ja) 2016-10-21 2018-04-26 株式会社ヨコオ 車載アンテナ装置、及びアンテナシステム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20100137883A (ko) * 2009-06-23 2010-12-31 이상돈 차량용 안테나 장치
DE102009051605B4 (de) * 2009-11-02 2022-08-18 Continental Automotive Gmbh Hochintegrierte Multiband-Finnenantenne für ein Fahrzeug
JP6700659B2 (ja) 2014-12-13 2020-05-27 株式会社ヨコオ アンテナ装置
US10601123B2 (en) 2015-09-14 2020-03-24 Yokowo Co., Ltd. Vehicular antenna device
DE102016100985A1 (de) * 2016-01-21 2017-07-27 Connaught Electronics Ltd. Antennenmodul für ein Kraftfahrzeug, Fahrerassistenzsystem sowie Kraftfahrzeug
JP6486314B2 (ja) * 2016-10-28 2019-03-20 原田工業株式会社 車載用アンテナ装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180076514A1 (en) 2016-09-13 2018-03-15 Laird Technologies, Inc. Antenna assemblies having sealed cameras
WO2018074215A1 (ja) 2016-10-21 2018-04-26 株式会社ヨコオ 車載アンテナ装置、及びアンテナシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2019208231A1 (ja) 2021-05-20
US11417947B2 (en) 2022-08-16
US20210167489A1 (en) 2021-06-03
WO2019208231A1 (ja) 2019-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6883634B2 (ja) 車載アンテナ装置
US10797388B2 (en) Vehicle-mounted antenna device
US10530037B2 (en) Antenna device
CN112886216B (zh) 车载天线装置及天线系统
JP4652149B2 (ja) カメラモジュール
KR20110028767A (ko) 차량용 카메라 모듈
US10618475B2 (en) Imaging apparatus
JP7450682B2 (ja) 車載用アンテナ装置
JP2018069874A (ja) 車載後方撮影装置
JP7227231B2 (ja) 車載用アンテナ装置
JP2010041709A (ja) カメラモジュール
CN111034165B (zh) 车辆相机
JP2005051338A (ja) 乗物用アンテナ及びそれを用いた乗物
US20230187818A1 (en) Device for vehicle
CN210129575U (zh) 天线装置
WO2024117024A1 (ja) 車載装置
JP6802895B1 (ja) 車両用外装装置
WO2021015055A1 (ja) 車載用アンテナ装置
CN117836177A (zh) 车体嵌入式天线装置
US20200388908A1 (en) Antenna apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230111

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7227231

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150