JP7227094B2 - 乗物用防音カバーおよびその製造方法 - Google Patents

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この発明は、振動源の音が室内に伝わるのを防止可能な乗物用防音カバーおよびその製造方法に関するものである。
自動車等の車両や船舶、或いは航空機といった各種の乗物は、その運転時に様々な要因により生じた音が室内に侵入することにより、乗員に不快感を与えて快適性を損なう要因となる。例えば、自動車等の車両は、動力源であるエンジンやモータ等の駆動のように車両自体で発生した音や、走行時のロードノイズ等の車外で発生した音が車室内に侵入する。このため、エンジンルーム等の車両の各所に騒音を遮蔽する防音対策が行われている。例えばエンジンルームの防音対策として、合成樹脂材や鋼板等で形成したカバー体のエンジン側表面にウレタン発泡体等の発泡体を取り付けた防音カバーをエンジンの上部や下部、或いはエンジンの車室側などの周囲に配置して、エンジンからの音が車室内に侵入するのを防止している(例えば、特許文献1)。
このような防音カバーは、車両に対する組み付け作業を容易になし得るためにカバー体と発泡体が安定して一体化していることが求められる。このため、前記特許文献1のように、カバー体と発泡体とをリベット等の固定部材により固定したり、カバー体と発泡体とを接着剤等により接着して接合することが行われる。またその他に、カバー体を配置した成形型内で発泡原料を発泡させて発泡体を一体発泡する方法が知られており、このような一体発泡成形によればカバー体と発泡体とを固定部材や接着等により接合する必要がなく、作業工数を簡略化できる利点がある。
特開平11-151994号公報
しかしながら、カバー体と発泡体とをリベット等の固定部材により固定する場合は、多数の固定部材で固定する必要があり、部品点数や作業工数の増加により製造コストが嵩むばかりでなく、リサイクル性が低下する難点がある。また、カバー体や発泡体に接着剤等を塗布(前処理)して接着する場合や、カバー体と発泡体とを一体発泡成形する場合は、カバー体と発泡体とを強固に接合できる一方でその分離が容易ではなく、リサイクルが困難になる問題がある。また、ポリプロピレン等のような非極性樹脂をカバー体とする場合には、カバー体にプライマー塗布や火炎処理等の前処理が必要となる難点も指摘される。
すなわち本発明は、リサイクル性に優れた乗物用防音カバーおよびその製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、
カバー体に発泡体を積層するように形成した乗物用防音カバーの製造方法であって、
一方に開口する凹状部の開口端側から開口内側に延出すると共に当該凹状部の内面に先端が向くようにした抜け止め部を有するカバー体を形成し、
前記凹状部の内側に成形型の成形部が位置すると共に当該凹状部の内面と成形部との間に形成されるキャビティ内に前記抜け止め部が位置するように前記カバー体を成形型に設置し、
前記キャビティ内で発泡原料を発泡硬化させることで、防音対象物を収容可能な収容凹部を形成する発泡体を、当該発泡体の端部に前記抜け止め部の先端が埋まるように前記カバー体の凹状部を形成する内面に積層したことを要旨とする。
このように、カバー体の抜け止め部をキャビティ内に位置させたもとで発泡原料を発泡硬化させることで、形成される発泡体の端部に抜け止め部の先端が埋まるようにすることで、前処理を行うことなくカバー体に発泡体を保持することができる。またカバー体と発泡体とが接着されていないから、発泡体をカバー体から容易に剥がすことができ、優れたリサイクル性を実現できる。また、発泡体により防音対象物を収容可能な収容凹部を形成することで、防音対象物の一部または全部を防音カバーで囲うことができ、防音効果を高めることができる。
請求項2に係る発明は、
前記凹状部の開口端部から外側に延出する延出部に対して屈曲変形可能な変形部を介して繋がった支持部の端部に、前記変形部で屈曲変形した際に前記凹状部の内面に先端が向くよう延在する埋設部を有する樹脂基材を一体成形すると共に、
前記延出部に第1係止部を備えると共に当該第1係止部に係止可能な第2係止部を前記支持部に備えるようにし、
前記支持部を折り返すように前記変形部で屈曲変形させて前記第1係止部と前記第2係止部とを係止することで、前記抜け止め部を有する前記カバー体を形成するようにしたことを要旨とする。
このように、凹状部の開口端部から外側に延出する延出部に対して屈曲変形可能な変形部を介して繋がった支持部の端部に埋設部が位置する樹脂基材を形成して、支持部を折り返すようにして第1係止部と第2係止部とを係止することにより、カバー体における凹状部の開口端側から開口内側に延出すると共に該凹状部の内面に先端が向く抜け止め部を形成することができる。すなわち、凹状部の内側に向けて延在する鉤状の抜け止め部を樹脂成形するには、アンダーカット形状になる抜け止め部を成形するために成形型が複雑になったり、鉤状の別部品を取り付けるなどが必要になる。これに対して、上記のように凹状部の開口端部から外側に延出する延出部に支持部が繋がった樹脂基材を形成した後に、支持部を折り返して抜け止め部を形成することで、成形型を複雑にしたり別部品を取り付けることなくカバー体を形成することが可能になる。
請求項3に係る発明は、
前記凹状部の対向する開口端に位置するよう前記抜け止め部が設けられていることを要旨とする。
このように、凹状部の対向する開口端に位置する抜け止め部の先端が発泡体の端部に埋まることで、カバー体に対して発泡体をより安定して保持することができる。
請求項4に係る発明は、
前記カバー体として前記収容凹部を向かい合わせた状態で連結可能な第1のカバー体および第2のカバー体を設け、
前記第1のカバー体および第2のカバー体を連結することで、両カバー体に積層した前記発泡体の収容凹部により防音対象物を囲う収容空間を形成するようにしたことを要旨とする。
このように、第1のカバー体および第2のカバー体をして両カバー体に積層した発泡体の収容凹部により防音対象物を囲う収容空間を形成することで、乗物用防音カバーによる防音効果をより高めることができる。このため、例えば、電気自動車などの電動モータを第1のカバー体および第2のカバー体で囲うことにより、当該電動モータの駆動音がカバーの外に漏れるのを効果的に抑制でき、室内の静粛性をより高め得るようになる。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項5に係る発明は、
合成樹脂材からなるカバー体に発泡体が積層されている乗物用防音カバーであって、
一方に開口する凹状部を形成するカバー体と、
前記カバー体の凹状部の開口端側から開口内側に延出すると共に当該凹状部の内面に先端が向く抜け止め部と、
前記カバー体の凹状部を形成する内面に積層され、防音対象物を収容可能な収容凹部を形成すると共に当該凹状部の開口端側の端部に前記抜け止め部の先端が埋設されている発泡体とを備えたことを要旨とする。
このように、カバー体の凹状部の開口端側から開口内側に延出する抜け止め部の先端が発泡体の端部に埋設されるようにすることで、前処理を行うことなくカバー体に発泡体を保持することができる。またカバー体と発泡体とが接着されていないから、発泡体をカバー体から容易に剥がすことができ、優れたリサイクル性を実現できる。また、発泡体により防音対象物を収容可能な収容凹部を形成することで、防音対象物の一部または全部を防音カバーで囲うことができ、防音効果を高めることができる。
請求項6に係る発明は、
前記カバー体は、
前記凹状部の開口端側から外側に延出する延出部と、
前記延出部に設けられた第1係止部とを備え、
前記抜け止め部は、
前記延出部の延出端に屈曲変形可能な変形部を介して繋がる支持部と、
前記支持部の端部に設けられ前記発泡体に埋設される埋設部と、
前記支持部に設けられ、前記第1係止部に係止可能な第2係止部とを備え、
前記支持部を折り返すように前記変形部で屈曲変形させて前記第1係止部と前記第2係止部とを係止した状態で、前記凹状部の内面に先端が向くよう延在した前記埋設部が前記発泡体に埋設されていることを要旨とする。
このように、凹状部の開口端部から外側に延出する延出部に対して屈曲変形可能な変形部を介して繋がった支持部の端部に埋設部が位置する樹脂基材を形成して、支持部を折り返すようにして第1係止部と第2係止部とを係止することにより、カバー体における凹状部の開口端側から開口内側に延出すると共に該凹状部の内面に先端が向く抜け止め部を形成することができる。すなわち、凹状部の内側に向けて延在する鉤状の抜け止め部を樹脂成形するには、アンダーカット形状になる抜け止め部を成形するために成形型が複雑になったり、鉤状の別部品を取り付けるなどが必要になる。これに対して、上記のように凹状部の開口端部から外側に延出する延出部に支持部が繋がった樹脂基材を形成した後に、支持部を折り返して抜け止め部を形成することで、成形型を複雑にしたり別部品を取り付けることなくカバー体を形成することが可能になる。
請求項7に係る発明は、
前記抜け止め部は、前記凹状部の対向する開口端に位置するよう設けられていることを要旨とする。
このように、凹状部の対向する開口端に位置する抜け止め部の先端が発泡体の端部に埋まることで、カバー体に対して発泡体をより安定して保持することができる。
請求項8に係る発明は、
前記カバー体として第1連結部を有する第1のカバー体と、当該第1連結部に連結可能な第2連結部を有する第2のカバー体とを備え、
前記第1のカバー体に積層した前記発泡体の収容凹部と、前記第2のカバー体に積層した前記発泡体の収容凹部とを向かい合わせた状態で、前記第1連結部と第2連結部とが連結されて両収容凹部により防音対象物を囲う収容空間を形成するようにしたことを要旨とする。
このように、第1のカバー体および第2のカバー体をして両カバー体に積層した発泡体の収容凹部により防音対象物を囲う収容空間を形成することで、乗物用防音カバーによる防音効果をより高めることができる。このため、例えば、電気自動車などの電動モータを第1のカバー体および第2のカバー体で囲うことにより、当該電動モータの駆動音がカバーの外に漏れるのを効果的に抑制でき、室内の静粛性をより高め得るようになる。
本発明によれば、リサイクル性に優れた乗物用防音カバーを実現できる。
本発明に係る乗物用防音カバーを取り付けた車両の概略図である。 防音カバーを構成する第1の防音構造体と第2の防音構造体とを分解した状態を示す概略斜視図である。 図2のA-A線断面図である。 (a)は、図2のA-A線位置でカバー前駆体を破断した断面図であり、(b)はカバー前駆体の抜け止め部を折り返してカバー体を形成する状態を示す説明図である。 第1の防音構造体のカバー前駆体を示す概略斜視図である。 (a)は、発泡成形型の下型と上型を型開きした状態を示す説明図であり、(b)は、カバー体を設置した下型と上型とを型閉めした状態を示す説明図である。
次に、本発明に係る乗物用防音カバーおよびその製造方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、本実施例では、図1に示すように、電気自動車MTの車室の前方に設けられたモータールームMRに防音対象物としての電動モータMを囲むように配設される防音カバー10を例示して説明する。
図2に示すように、実施例に係る防音カバー10は、外殻を形成する基材となるカバー体12および当該カバー体12の一方面に積層した発泡体34を備えた第1の防音構造体10Aおよび第2の防音構造体10Bにより構成され、当該第1の防音構造体10Aおよび第2の防音構造体10Bの発泡体34を向かい合わせて連結することにより、両防音構造体10A,10Bの発泡体34で形成する収容空間に防音対象物(電動モータ)Mを収容した状態で車両のモータールームに配設される。なお、第2の防音構造体10Bには、収容空間に貫通する窓口11が形成されており、収容空間に収容した防音対象物Mに接続する配線を、防音カバー10の外側に挿通し得るようになっている。ここで、第1の防音構造体10Aおよび第2の防音構造体10Bは基本的に共通の構成であることから、第1の防音構造体10Aについて主に説明し、第2の防音構造体10Bについては同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成に関して説明する。
図2、図3に示すように、第1の防音構造体10Aは、一方に開口する凹状部14を形成するカバー体12と、このカバー体12の凹状部14の開口端側から開口内側に延出すると共に当該凹状部14の内面側に先端が向く抜け止め部26と、当該カバー体12の凹状部14を形成する内面に積層するよう設けられて凹状部14の開口端側の端部に抜け止め部26の先端が埋設された発泡体34とから構成されている。この発泡体34は、カバー体12の凹状部14の開口側に開口して防音対象物Mを収容可能な収容凹部36を形成するよう構成されており、第1の防音構造体10Aのカバー体12(第1のカバー体12)に積層した発泡体34の収容凹部36と、第2の防音構造体10Bのカバー体12(第2のカバー体12)に積層した発泡体34の収容凹部36とを向かい合わせることで、両収容凹部36により防音対象物Mを囲う収容空間が形成されるようになっている。
ここで、カバー体12は、図4(a)、図5に示すように、凹状部14を形成するカバー本体16と、当該カバー本体16における凹状部14の開口端側から外側に延出する延出部18とを備えており、当該延出部18の延出端側に屈曲変形可能な変形部24を介して抜け止め部26の端部(より詳細には後述する支持部28の端部)が繋がるよう構成されている。すなわち、カバー体12および抜け止め部26は合成樹脂により形成された一体成形品である。ここで、カバー体12および抜け止め部26を形成する合成樹脂としては、特に限定されるものではなく、ポリプロピレン樹脂や高密度ポリエチレン樹脂、ポリアミド樹脂等の従来公知の熱可塑性の合成樹脂を好適に採用できる。なお、図4(a)、図5は、抜け止め部26を変形部24で屈曲変形する前のカバー前駆体12Aを示しており、以下ではカバー体12の凹状部14の開口を上側に向けた図4(a)、図5の姿勢を基準にして便宜的に上下を指称する。
カバー本体16は、図5に示すように、円弧状に湾曲した湾曲壁16aと、当該湾曲壁16aが形成する円弧の軸方向の両端に設けられた端面壁16bとから中空の半円筒状に形成されて、当該湾曲壁16aおよび端面壁16bにより内側に凹状部14を画成するようになっている。そして、この湾曲壁16aの湾曲方向の両端部および端面壁16bの端部から凹状部14の外側に向けて延出するよう延出部18が凹状部14の開口の全周に亘って連続して設けられている。
そして、図2、図3に示すように、このカバー本体16の湾曲壁16aおよび端面壁16bの内面を覆うように凹状部14の内側に発泡体34が積層されると共に、当該湾曲壁16aおよび端面壁16bから離間する発泡体34の中央部側で防音対象物Mを収容する収容凹部36がカバー体16の外側に向けて開口するように形成されている。すなわち、発泡体34は、カバー体12のカバー本体16と同様に、中空の半円筒状に形成されている。ここで、発泡体34としては、ポリエチレンやポリプロピレンなどのオレフィン系の熱可塑性樹脂フォームや、ポリウレタンフォームなどを採用することができ、この実施形態ではポリウレタンフォームで形成してある。
また、図4(a)、図5に示すように、カバー体12の延出部18には、凹状部14の内側および外側に向けて開口すると共に上方に向けて開口する凹状の段差部20が設けられており、当該段差部20の形成位置に合わせて延出部18の延出端(すなわち段差部20の外側の端部)に繋がるよう抜け止め部26が設けられている。ここで、段差部20は、凹状部14の対向する開口端に位置するよう複数箇所に設けられており、当該凹状部14の対向する開口端に抜け止め部26が位置するよう構成されている。この実施形態では、湾曲壁16aの湾曲方向の各端部から外側に向けて延出する延出部18の夫々に2箇所ずつ段差部20が形成されると共に、各端面壁16bの端部から外側に向けて延出する延出部18に1箇所ずつの段差部20が形成され、各段差部20に対応して抜け止め部26が設けられている。なお、抜け止め部26の形成数や形成位置は、これに限られるものではなく、適宜に決定することができる。
この抜け止め部26は、図4(a)、図5に示すように、延出部18の延出端に屈曲変形可能な変形部24を介して繋がる平板状の支持部28と、当該支持部28における延出部18との連設端と反対側の端部に設けられて発泡体34に埋設される平板状の埋設部32とを備えており、断面略L字型の鉤状に形成されている。この変形部24は、延出部18(段差部20)や抜け止め部26(支持部28)の厚みより薄くなるよう樹脂一体成形された所謂インテグラルヒンジであって、図4(b)に示すように、当該変形部24を中心として当該延出部18の延出端に繋がった抜け止め部26(支持部28)を折り返すように屈曲変形可能に構成されている。ここで、抜け止め部26は、段差部20に嵌まり込む幅で支持部28が形成されると共に、変形部24との接続部から埋設部32の形成位置までの当該支持部28の長さが凹状部14の内外方向への延出部18の延出長さより長くなるよう形成されている。すなわち、変形部24を中心として屈曲するよう抜け止め部26を折り返した状態において、埋設部32が凹状部14の内側に臨むように支持部28が延出部18の段差部20に嵌まり込むことで、図2、図3に示すように、この抜け止め部26の支持部28がカバー体12の凹状部14の開口端側から開口内側に延出すると共に当該抜け止め部26の先端(埋設部32)が凹状部14の内面に向くようになっている。
また、図4(a)、図5に示すように、延出部18の段差部20に第1係止部22が設けられると共に、抜け止め部26の支持部28に当該第1係止部22と係止可能な第2係止部30が設けられており、支持部28を折り返すように変形部24で屈曲変形させることで、当該第1係止部22に第2係止部30が係止するようになっている。そして、第1係止部22と第2係止部30とを係止することで、凹状部14の内面に埋設部32の先端が向く姿勢で抜け止め部26が延出部18(段差部20)に固定されて、凹状部14の内側に積層された発泡体34の端部に埋設部32が埋設された状態で保持し得るようになっている。ここで、第1係止部22および第2係止部30としては、特に限定されものではなく、変形部24で折り返した抜け止め部26の戻りを防止可能な構成であれば従来公知の任意の構成を採用できる。この実施形態では、第1係止部22としての孔部が段差部20の厚み方向に貫通するよう設けられると共に、この第1係止部22(孔部)に挿通し得ると共に相互に近接するように弾性変形可能な一対の突出片30aの端部に、対向する突出片30aとは反対側に突出する凸部30bを有するフック状の部材が第2係止部30として抜け止め部26の支持部28に形成されている。すなわち、抜け止め部26を変形部24で折り返した際に、延出部18の第1係止部22(孔部)に弾性変形を伴いながらに第2係止部30の突出片30aを挿入して、当該第1係止部22(孔部)から抜け出た第2係止部30の凸部30bが第1係止部22(孔部)の開口縁に係止することで、凹状部14の内面に埋設部32の先端が向く姿勢で抜け止め部26が保持されるようにしてある。
また、図2に示すように、第1の防音構造体10Aのカバー体12に第1連結部38が設けられると共に、第2の防音構造体10Bのカバー体12に当該第1連結部38に連結可能な第2連結部40が設けられており、各カバー体12に積層した発泡体34の収容凹部36を向かい合わせた状態で第1連結部38および第2連結部40により両防音構造体10A,10Bを連結することで両収容凹部36により防音対象物Mを囲う1つの収容空間を形成するようになっている。ここで、第1連結部38および第2連結部40としては、特に限定されものではなく、第1の防音構造体10Aおよび第2の防音構造体10Bを連結した状態で保持可能な構成であれば従来公知の任意の構成を採用できる。この実施形態では、図2に示すように、第1の防音構造体10Aの延出部18に、第1連結部38としての孔部が延出部18の厚み方向に貫通するよう設けられている。そして、第2の防音構造体10Bの延出部18に、この第1連結部38(孔部)に挿通し得ると共に相互に近接するように弾性変形可能な一対の突出片40aの端部に、対向する突出片40aとは反対側に突出する凸部40bを有するフック状の部材が第2連結部40として形成されている。すなわち、発泡体34の収容凹部36を向かい合わせた状態で第1の防音構造体10Aと第2の防音構造体10Bとを相互に近接させて、当該第2の防音構造体10Bにおける第2連結部40の突出片40aを第1の防音構造体10Aの延出部18の第1連結部38(孔部)に弾性変形を伴いながら挿入し、当該第1連結部38(孔部)から抜け出た第2連結部40の凸部40bが第1連結部38(孔部)の開口縁に係止することで、両防音構造体10A,10Bが連結されるようにしてある。
ここで、第1の防音構造体10Aおよび第2の防音構造体10Bは、抜け止め部26における支持部28の厚みと、延出部18における段差部20の段差の高さ(図4(a)の上下の高さ)とが略一致するよう構成されており、変形部24で折り返した抜け止め部26の支持部28が延出部18の表面から飛び出ないようにしてある。すなわち、発泡体34の収容凹部36を向かい合わせた状態で第1の防音構造体10Aおよび第2の防音構造体10Bを連結した際に、各防音構造体10A,10Bのカバー体12の延出部18同士が当接することで、両防音構造体10A,10Bが安定して連結されている。
次に、前述した防音カバー10の製造方法について説明する。ここで、本実施形態の防音カバー10は、第1の防音構造体10Aおよび第2の防音構造体10Bを連結することにより構成されるものであり、この第1の防音構造体10Aおよび第2の防音構造体10Bは共通の方法により製造される。まず、変形部24で抜け止め部26を折り返すように屈曲する前の形態としたカバー前駆体12Aを、合成樹脂により一体成形する。このカバー前駆体12Aは、カバー体12が形成する凹状部14の開口端部から外側に延出する延出部18(段差部20)の延出端に対し、外側に向けて支持部28が延在すると共に支持部28の延出端部に上方へ向けて埋設部32が延在するように抜け止め部26が変形部24を介して繋がったものであって、このカバー前駆体12Aの形状に合わせた形状に形成した成形型(図示省略)のキャビティ内に樹脂原料を注入して硬化することで一体成形される。なお、この成形型は、カバー体12の第1係止部22および抜け止め部26の第2係止部30の形成位置および形状に合わせた形状でキャビティが形成されて、キャビティ内に注入した樹脂原料の硬化によりカバー体12や抜け止め部26と同時に第1係止部22および第2係止部30が一体成形されるようになっている。また、第1の防音構造体10Aに対応するカバー前駆体12Aを成形する成形型は、第1連結部38の形成位置および形状に合わせた形状でキャビティが形成されると共に、第2の防音構造体10Bに対応するカバー前駆体12Aを成形する成形型は、第2連結部40の形成位置の形状に合わせた形状でキャビティが形成されており、キャビティ内に注入した樹脂原料の硬化により第1連結部38および第2連結部40が一体成形されるようになっている。なお、カバー前駆体12Aは、射出成形により成形される。
そして、第1の防音構造体10Aに対応するカバー前駆体12Aを成形型から取り外した後に、延出部18(段差部20)の延出端から外側に向けて延在する抜け止め部26(支持部28)を折り返すように変形部24で屈曲変形させて、延出部18の第1係止部22と第2係止部30とを係止する(図4(b)参照)。これにより、一方に開口する凹状部14の開口端側から開口内側に延出すると共に当該凹状部14の内面に埋設部32の先端が向くようにした抜け止め部26を有する第1の防音構造体10Aのカバー体12を形成する。同様に、第2の防音構造体10Bに対応するカバー前駆体12Aを成形型から取り外した後に、延出部18(段差部20)の延出端から外側に向けて延在する抜け止め部26(支持部28)を折り返すように変形部24で屈曲変形させて、延出部18の第1係止部22と第2係止部30とを係止する(図4(b)参照)。これにより、一方に開口する凹状部14の開口端側から開口内側に延出すると共に当該凹状部14の内面に埋設部32の先端が向くようにした抜け止め部26を有する第2の防音構造体10Bのカバー体12を形成する。
次いで、前記カバー体12を設置した成形型50内に注入した発泡原料を注入して発泡させることで、カバー体12に発泡体34を積層形成する。ここで、この成形型(以下、発泡成形型という)50は、図6(a)に示すように、カバー体12を支持する下型52と、当該下型52で支持したカバー体12の凹状部14との間にキャビティSを形成する上型58とから構成されている。具体的に、下型52には、カバー体12における湾曲壁16aおよび端面壁16bの外面形状に合わせた凹状の支持凹部54が形成されると共に、カバー体12の延出部18の下面を当接支持する下側支持部56が形成されており、当該支持凹部54に上方から嵌め込むようにしてカバー体12を下型52に設置する。なお、この実施形態の下型52には、カバー体12の延出部18の下面から突出する第2係止部30の凸部との干渉を回避する退避部57が設けられており、支持凹部54に嵌め込んだカバー体12の延出部18を下側支持部56で安定して支持し得ようにしてある。
また、上型58には、下型52に対して型閉めした際に、カバー体12の延出部18および折り返した抜け止め部26の支持部28の上面を当接支持する上側支持部60が形成されると共に、下型52で支持したカバー体12の凹状部14の内側に突出する成形部62が設けられている。この成形部62は、図6(b)に示すように、折り返した抜け止め部26の埋設部32から所定間隔離間して凹状部14の内側に位置するよう設けられ、当該カバー体12の凹状部14を形成する内面と成形部62とにより発泡体34を成形するキャビティSを形成すると共に、当該キャビティS内に抜け止め部26の埋設部32が位置するようになっている。
そして、第1の防音構造体10Aに対応したカバー体12(第1のカバー体12)を下型52に設置した発泡成形型50のキャビティS内に発泡原料を注入して発泡硬化させることで、上型58の成形部62に合わせて防音対象物Mを収容可能な収容凹部36が形成された発泡体34によりカバー体12の凹状部14を形成する内面が覆われると共に、発泡体34の端部に抜け止め部26の先端(埋設部32)が埋まった第1の防音構造体10Aを形成する。同様に、第2の防音構造体10Bに対応したカバー体12(第2のカバー体12)を下型52に設置した発泡成形型50のキャビティS内に発泡原料を注入して発泡硬化させることで、上型58の成形部62に合わせて防音対象物Mを収容可能な収容凹部36が形成された発泡体34によりカバー体12の凹状部14を形成する内面が覆われると共に、発泡体34の端部に抜け止め部26の先端(埋設部32)が埋まった第2の防音構造体10Bを形成する。なお、キャビティS内への発泡原料の注入は、発泡成形型50を型開きした状態で行うようにしてもよく、発泡成形型50(例えば上型58)に注入口を別に設けて、当該発泡成形型50を閉じた後に注入口から注入するようにすることも可能である。そして、発泡成形型50から取り外した第1の防音構造体10Aのカバー体12(第1のカバー体12)に積層した発泡体34の収容凹部36と、第2の防音構造体10Bのカバー体12(第2のカバー体12)に積層した発泡体34の収容凹部36とを向かい合わせて、第1連結部38と第2連結部40とを連結することにより両防音構造体10A,10Bの収容凹部36により防音対象物Mを囲うように収容空間を形成した防音カバー10を形成する。
このように、カバー体12の抜け止め部26をキャビティS内に位置させたもとで発泡原料を発泡硬化させて発泡体34の端部に抜け止め部26の先端が埋まるようにすることで、カバー体12にプライマー塗布や火炎処理等の前処理を行うことなく発泡体34を保持することができる。また、カバー体12と発泡体34とをリベット等の固定部材により固定したり、接着剤等により接着して接合する必要がないから作業工数の簡略化や部品点数の削減を図ることができる。またカバー体12と発泡体34とが接着されていないから、発泡体34をカバー体12から容易に剥がしてカバー体12と発泡体34とを分別することができ、優れたリサイクル性を実現できる。
また、凹状部14の対向する開口端に位置する抜け止め部26の先端(埋設部32)が発泡体34の端部に埋まるようにしたことで、カバー体12に対して発泡体34をより安定して保持することができる。また、抜け止め部26の先端(埋設部32)が発泡体34の端部に埋まることで、発泡体34の端部が凹状部14の内側に撓むように変位するのを防止して、収容凹部36を所定の形状に保つことができるから、防音カバー10の取付姿勢の自由度を高めることができる。
また、凹状部14の開口端部から外側に延出する延出部18に対して屈曲変形可能な変形部24を介して繋がった支持部28の端部に埋設部32が位置するカバー前駆体12A,12B(樹脂基材)を樹脂一体形成して、支持部28を折り返すようにして第1係止部22と第2係止部30とを係止することにより、カバー体12における凹状部14の開口端側から開口内側に延出すると共に該凹状部14の内面に先端が向く抜け止め部26を形成することができる。すなわち、凹状部14の内側に向けて鉤状の抜け止め部26を延在するようにしたカバー体12を一度に樹脂成形するには、アンダーカット形状になる抜け止め部26を成形するために成形型が複雑になったり、鉤状の別部品を取り付けるなどが必要になる。これに対して、上記のように凹状部14の開口端部から外側に延出する延出部18に支持部28が繋がったカバー前駆体12A,12Bを形成し、その後に支持部28を折り返すようにして抜け止め部26を形成することで、成形型を複雑にしたり別部品を取り付けることなくカバー体12を形成することが可能になる。
また、第1の防音構造体10Aや第2の防音構造体10Bの発泡体34に防音対象物Mを収容可能な収容凹部36を形成して各防音構造体10A,10Bで防音対象物Mの一部を囲うようにすることで、第1の防音構造体10Aや第2の防音構造体10Bの単体の防音効果を高めることができる。そして、第1の防音構造体10Aと第2の防音構造体10Bとを連結した状態では、当該第1の防音構造体10Aのカバー体12(第1のカバー体12)に積層した発泡体34の収容凹部36と、第2の防音構造体10Bのカバー体12(第2のカバー体12)に積層した発泡体34の収容凹部36とにより防音対象物Mの全体を囲うように収容空間を形成することができ、防音カバー10による防音効果をより高めることができる。このため、例えば、電気自動車などの電動モータを第1の防音構造体10Aおよび第2の防音構造体10Bのカバー体12で囲うことにより、当該電動モータの駆動音がカバーの外に漏れるのを効果的に抑制でき、室内の静粛性をより高め得るようになる。
(変更例)
前述した実施例に限定されず、例えば以下のように変更することができる。
(1)実施例では、第1の防音構造体10Aと第2の防音構造体10Bとを連結して防音カバー10を形成するようにしたが、これに限られるものではなく、第1の防音構造体10Aや第2の防音構造体10Bを単独で防音カバー10とすることもでき、また3つ以上の防音構造体を連結して防音カバー10を形成するようにしてもよい。
(2)実施例では、カバー体12のカバー本体16を中空の半円筒状に形成したが、この形態に限らず矩形の箱状等であってもよく、カバー体12を形成する壁部により凹状部14が一方に開口する形状であればよい。
(3)実施例では、抜け止め部26を支持部28および埋設部32とからなる略L字状に形成したが、これに限られるものではなく、カバー体12における凹状部14の開口端側から開口内側に延出して先端が凹状部14の内面に向く形態であれば、任意の形状に形成することができ、例えば、埋設部32を支持部28との接続部から弧状に湾曲するように形成するようにしてもよい。
(4)実施例では、カバー体12の延出部18の延出端に抜け止め部26が変形部24を介して繋がるようにしたが、当該抜け止め部26をカバー体12と別部品として形成し、カバー体12に設けた第1係止部22と抜け止め部26に設けた第2係止部30とを係止することにより連結するようにしてもよい。
10 防音カバー,12 カバー体(第1のカバー体、第2のカバー体)
12A カバー前駆体(樹脂基材),14 凹状部,18 延出部,22 第1係止部
24 変形部,26 抜け止め部,28 支持部,30 第2係止部,32 埋設部
34発泡体,36 収容凹部,38 第1連結部,40 第2連結部
50 発泡成形型(成形型),62 成形部,S キャビティ
M 電動モータ(防音対象物)

Claims (8)

  1. カバー体に発泡体を積層するように形成した乗物用防音カバーの製造方法であって、
    一方に開口する凹状部の開口端側から開口内側に延出すると共に当該凹状部の内面に先端が向くようにした抜け止め部を有するカバー体を形成し、
    前記凹状部の内側に成形型の成形部が位置すると共に当該凹状部の内面と成形部との間に形成されるキャビティ内に前記抜け止め部が位置するように前記カバー体を成形型に設置し、
    前記キャビティ内で発泡原料を発泡硬化させることで、防音対象物を収容可能な収容凹部を形成する発泡体を、当該発泡体の端部に前記抜け止め部の先端が埋まるように前記カバー体の凹状部を形成する内面に積層した
    ことを特徴とする乗物用防音カバーの製造方法。
  2. 前記凹状部の開口端部から外側に延出する延出部に対して屈曲変形可能な変形部を介して繋がった支持部の端部に、前記変形部で屈曲変形した際に前記凹状部の内面に先端が向くよう延在する埋設部を有する樹脂基材を一体成形すると共に、
    前記延出部に第1係止部を備えると共に当該第1係止部に係止可能な第2係止部を前記支持部に備えるようにし、
    前記支持部を折り返すように前記変形部で屈曲変形させて前記第1係止部と前記第2係止部とを係止することで、前記抜け止め部を有する前記カバー体を形成するようにしたことを特徴とする請求項1記載の乗物用防音カバーの製造方法。
  3. 前記凹状部の対向する開口端に位置するよう前記抜け止め部が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の乗物用防音カバーの製造方法。
  4. 前記カバー体として前記収容凹部を向かい合わせた状態で連結可能な第1のカバー体および第2のカバー体を設け、
    前記第1のカバー体および第2のカバー体を連結することで、両カバー体に積層した前記発泡体の収容凹部により防音対象物を囲う収容空間を形成するようにしたことを特徴とする請求項1~3の何れか一項に記載の乗物用防音カバーの製造方法。
  5. 合成樹脂材からなるカバー体に発泡体が積層されている乗物用防音カバーであって、
    一方に開口する凹状部を形成するカバー体と、
    前記カバー体の凹状部の開口端側から開口内側に延出すると共に当該凹状部の内面に先端が向く抜け止め部と、
    前記カバー体の凹状部を形成する内面に積層され、防音対象物を収容可能な収容凹部を形成すると共に当該凹状部の開口端側の端部に前記抜け止め部の先端が埋設されている発泡体とを備えた
    ことを特徴とする乗物用防音カバー。
  6. 前記カバー体は、
    前記凹状部の開口端側から外側に延出する延出部と、
    前記延出部に設けられた第1係止部とを備え、
    前記抜け止め部は、
    前記延出部の延出端に屈曲変形可能な変形部を介して繋がる支持部と、
    前記支持部の端部に設けられ前記発泡体に埋設される埋設部と、
    前記支持部に設けられ、前記第1係止部に係止可能な第2係止部とを備え、
    前記支持部を折り返すように前記変形部で屈曲変形させて前記第1係止部と前記第2係止部とを係止した状態で、前記凹状部の内面に先端が向くよう延在した前記埋設部が前記発泡体に埋設されていることを特徴とする請求項5記載の乗物用防音カバー。
  7. 前記抜け止め部は、前記凹状部の対向する開口端に位置するよう設けられていることを特徴とする請求項5または6記載の乗物用防音カバー。
  8. 前記カバー体として第1連結部を有する第1のカバー体と、当該第1連結部に連結可能な第2連結部を有する第2のカバー体とを備え、
    前記第1のカバー体に積層した前記発泡体の収容凹部と、前記第2のカバー体に積層した前記発泡体の収容凹部とを向かい合わせた状態で、前記第1連結部と第2連結部とが連結されて両収容凹部により防音対象物を囲う収容空間を形成するようにしたことを特徴とする請求項5~7の何れか一項に記載の乗物用防音カバー。
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