JP7226516B2 - 空気調和機の室内機および空気調和機 - Google Patents

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Description

この発明は前面側熱交換器と背面側熱交換器とを備えた室内機、及びこの室内機を備えた空気調和機に関する。
従来の空気調和機の室内機では、本体筐体内の前面側熱交換器と背面側熱交換器との間に配置された風路塞ぎ板上には熱交換器と接する前の室内空気と接するので露が発生し、風路塞ぎ板上に溜まった露を排出するために、前面側熱交換器及び背面側熱交換器の左右方向の一端にある側面風路塞ぎ板の内側面に露を伝わせてドレンパンに回収し、本体筐体外へ排出するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006-194586号公報
上記した従来の空気調和機の室内機では、送風機が駆動することで発生する負圧により、側面風路塞ぎ板の内側面を伝っている露が送風機に引き込まれ、本体筐体の吹出口から室内に吹き出される恐れがあった。
この発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、結露水の回収を好適に行うことができる空気調和機の室内機および、その室内機を備えた空気調和機を得ることを目的とするものである。
この発明に係る空気調和機の室内機および、その室内機を備えた空気調和機は、空気吸込口と空気吹出口とを有する筐体と、前記筐体内の前方に配置され、複数の第1フィンを所定の間隔を介して配列して構成した第1フィン群と、前記第1フィン群に貫通状態で接続され、内部に冷媒が流通する第1伝熱管とを備えた前側熱交換器と、前記筐体内の後方に配置され、複数の第2フィンを所定の間隔を介して配列して構成した第2フィン群と、前記第2フィン群に貫通状態で接続され、内部に冷媒が流通する第2伝熱管とを備えた後側熱交換器と、前記筐体内に配置され、前記複数の第1フィンが配列されている方向である配列方向において、前記第1フィン群及び前記第2フィン群を挟むように配置された一対の側板と、前記筐体内に配置され、前記空気吸込口から取り込んで前記一対の側板間を通過させて前記前側熱交換器および前記後側熱交換器で熱交換させた室内空気を調和空気としたうえで前記空気吹出口から排出させる送風ファンと、前記筐体内に配置され、前記第1フィン群と前記第2フィン群との間に設けられた隙間塞ぎ部材とを備え、前記隙間塞ぎ部材の上面には、下方に向けて凹み且つ前記配列方向に沿って延びる凹形状が、前記一対の側板のうちのどちらか一方の側板における前記第1フィン群又は前記第2フィン群に面する側面とは反対側の面である外側面を越えて前記外側面と前記筐体との間まで延びるように設けられ、前記隙間塞ぎ部材における前記外側面を越えた前記外側面と前記筐体との間には、前記隙間塞ぎ部材の前記上面に発生する結露水を排出する排出部が
設けられ、前記隙間塞ぎ部材の前記配列方向の端部は、前記排出部以外の部位から前記配列方向に沿って延長させた延長部と、前記延長部の先端から前記配列方向に直交する方向へ延びる引掛部とを備え、前記側板は、前記外側面側と前記引掛部との間に位置し、前記引掛部の先端部と対向する第1凸部と、前記引掛部を基準として前記第1凸部とは反対側に位置し、前記引掛部と対向する第2凸部とを備え、前記引掛部における先端から基端へ向けての前記第2凸部と対向する長さは、前記引掛部における先端から基端へ向けての前記第1凸部と対向する長さよりも長いものである。
この発明に係る空気調和機の室内機および、その室内機を備えた空気調和機は、隙間塞ぎ部材の上面に生じた結露水の回収を好適に行うことができる。
この発明の実施の形態1を示す冷媒回路図である。 この発明の実施の形態1を示す前側熱交換器の斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す後側熱交換器の斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す室内機の分解斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す室内機の斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す室内機の縦断面図である。 この発明の実施の形態1を示す室内熱交換器周辺の上面図である。 この発明の実施の形態1を示す室内熱交換器周辺の上面概略図である。 この発明の実施の形態1を示す室内熱交換器周辺の要部拡大断面図である。 この発明の実施の形態1を示す室内熱交換器周辺の要部拡大図である。 この発明の実施の形態1を示す隙間塞ぎ板の斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す隙間塞ぎ板の左端の要部拡大図である。 この発明の実施の形態1を示す隙間塞ぎ板の左側面図である。 この発明の実施の形態1を示す他方の側板周辺の斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す他方の側板周辺の側面図である。 この発明の実施の形態1を示す一方の側板の周辺の要部拡大断面図である。 この発明の実施の形態1を示す一方の側板の周辺の斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す一方の側板の周辺の要部拡大図である。 この発明の実施の形態1を示す隙間塞ぎ板を室内熱交換器に取り付ける要部拡大図である。 この発明の実施の形態1を示す隙間塞ぎ板を室内熱交換器に取り付けた要部拡大図である。 この発明の実施の形態1を示す隙間塞ぎ板の作用を示す説明図。 この発明の実施の形態1を示す隙間塞ぎ板の作用を示す説明図。 この発明の実施の形態1を示す隙間塞ぎ板の作用を示す説明図。 この発明の実施の形態2を示す他方の側板周辺の側面図である。 この発明の実施の形態2を示す室内熱交換器周辺の上面概略図である。 この発明の実施の形態2を示す一方の側板の周辺の要部拡大断面図である。 この発明の実施の形態2を示す隙間塞ぎ板の正断面図である。 この発明の実施の形態2を示す隙間塞ぎ板の他端の要部拡大図である。 この発明の実施の形態2を示す隙間塞ぎ板の他端の要部拡大図である。 この発明の実施の形態2を示す隙間塞ぎ板の一端の要部拡大図である。 この発明の実施の形態2を示す隙間塞ぎ板の上面図である。 この発明の実施の形態2を示す隙間塞ぎ板の断面図である。
実施の形態1.
この発明の室内機を備えた空気調和機について図1から図23を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における空気調和機1の冷媒回路Kを示した概略図である。空気調和機1は、図1に示すように、室内機2と室外機3とを備えている。
室内機2は、室内熱交換器4、及び室内送風機5を備えている。室内送風機5は、室内熱交換器4を通過する空気流を生成する。室外機3は、圧縮機6、四方切換弁7、室外熱交換器8、室外送風機9、及び膨張弁10を備えている。室外送風機9は、室外熱交換器8を通過する空気流を生成する。冷媒回路Kは、圧縮機6、四方切換弁7、室外熱交換器8、膨張弁10、室内熱交換器4、及びそれらを繋ぐ冷媒配管11を備えており、冷凍サイクルを構成している。
四方切換弁7は、冷房モードと暖房モードとで冷媒の流路を切り替え可能に構成されている。
冷媒回路Kは、冷房モードに設定されている場合には、圧縮機6で高温高圧になった冷媒を、四方切換弁7、室外熱交換器8、膨張弁10、室内熱交換器4、四方切換弁7、圧縮機6の順に循環するように構成する。この構成では、室外熱交換器8が凝縮器として機能し、室内熱交換器4が蒸発器として機能する。
また、冷媒回路Kは、暖房モードに設定されている場合には、圧縮機6で高温高圧になった冷媒を、四方切換弁7、室内熱交換器4、膨張弁10、室外熱交換器8、四方切換弁7、圧縮機6の順に循環するように構成する。この構成では、室外熱交換器8が蒸発器として機能し、室内熱交換器4が凝縮器として機能する。
次に、室内機2の内部に配置される室内熱交換器4の構造について図2及び図3を参照して説明する。
この室内熱交換器4は、フィンチューブ式熱交換器であり、図2及び図3に示すように前側熱交換器15及び後側熱交換器16を備えている。図2は、前側熱交換器15の構成を模式的に示す斜視図であり、図3は、後側熱交換器16の構成を模式的に示す斜視図である。なお、本実施の形態において、フィン15aが並列されている方向(図2及び図3における上下方向)を配列方向と定義している。
前側熱交換器15は、図2に示すように、複数のフィン15a、第1伝熱管としての伝熱管15b、及びリターンベンド15c(図2に図示せず。図14を参照)を備えている。フィン15aは、アルミニウム製の薄板で形成され、複数のフィン15aは、配列方向に各々の平面が対向するように所定の間隔を介して並列している。全てのフィン15aによって第1フィン群F1が構成されている。伝熱管15bは、銅管であり、U字状に曲げられて形成されている。伝熱管15bの曲がった部分が、ヘアピン部15baとなっており、伝熱管15bの直線状の部分が、各フィン15aに形成されている管孔に挿入されている。
伝熱管15bは、各フィン15aの管孔に挿入された状態で液圧もしくは機械的な手段を加えて拡管することによって、各フィン15aに密着している。すなわち、伝熱管15bは各フィン15aを貫通して接触している。
また、伝熱管15bの開口端部には、リターンベンド15cがロウ付けにより接合されている(図14参照)。
後側熱交換器16は、図3に示すように、複数のフィン16a、第2伝熱管としての伝熱管16b、及びリターンベンド16c(図2に図示せず。図14参照)を備えている。フィン16aは、アルミニウム製の薄板で形成され、複数のフィン16aは、配列方向に各々の平面が対向するように所定の間隔を介して配列されている。全てのフィン16aによって第2フィン群F2が構成されている。伝熱管16bは、銅製の管であり、U字状に曲げて形成されている。伝熱管16bの曲がった部分が、ヘアピン部16baとなっており、伝熱管16bの直線状の部分が、各フィン16aに形成されている孔に挿入されている。
伝熱管16bは、各フィン16aの孔に挿入された状態で液圧もしくは機械的な手段を加えて拡管することによって、各フィン16aに密着している。すなわち、伝熱管16bは、各フィン16aに貫通状態で接続されている。
また、伝熱管16bの開口端部には、リターンベンド16cがロウ付けなどにより接合されている(図14参照)。
次に、室内機2ついて説明する。図4は、室内機2の分解斜視図である。室内機2は、室内の壁面等に据え付けられるものであり、図4に示すように、筐体20、室内熱交換器4、室内送風機5、電気品箱21、前面意匠パネル24、ドレンパンユニット25、及び風向調整機構26を備えている。
筐体20は、背面ケース22、前面枠体23を備えている。背面ケース22は、筐体20の後面を形成するものである。この背面ケース22は、保持板22bを備えている。背面ケース22は樹脂成形品であって、この室内機2では、保持板22bは背面ケース22の一部であり、背面ケース22に一体的に成形されている。保持板22bには、筐体20内に収容される室内送風機5と室内熱交換器4が保持されている。
筐体20には、ドレンパンユニット25、風向調整機構26、及び電気品箱21が収容されている。電気品箱21には、室内送風機5や風向調整機構26を制御する制御基板が内蔵されている。また筐体20の前方には前面意匠パネル24が取り付けられる。
図5は、室内機2の外観斜視図である。前面枠体23は、図5に示すように、上面、前面、下面に開口部が形成されている。前面枠体23の上面側の開口部は、室内空気の空気吸込口20aとなるものであり、下面側の開口部は、室内熱交換器4を通過し調和空気となった室内空気が室内へと吹き出される空気吹出口20bとなるものである。前面意匠パネル24は、前面枠体23の前面側の開口部を塞ぐように取り付けられる。
図6は、室内機2の縦断面図である。ここで、図6において左側を室内機2の「前」方、右側を室内機2の「後」方と定義する。
前側熱交換器15は筐体20内の前方に配置され、後側熱交換器16は筐体20内の後方に配置されている。ドレンパンユニット25は、図6に示すように、室内熱交換器4に付着して滴下した結露水Cを回収するものであり、室内熱交換器4の前側熱交換器15の下方に配置されている。また、背面ケース22の内壁には、ドレンパン部22aが形成されており、このドレンパン部22aは、室内熱交換器4の後側熱交換器16の下方に配置されている。
ドレンパン部22aはドレンパンユニット25に接続しており、またドレンパンユニット25には、図示しないドレンホースが接続されていて、ドレンパンユニット25及びドレンパン部22aで回収された結露水Cはそのドレンホースを介して室外へ排出される。
また、ドレンパンユニット25の下面は、送風機5から空気吹出口20bに至る吹出風路Dの前側壁を担っている。なお、吹出風路Dの後側壁は背面ケース22に形成されている。
筐体20は、空気吹出口20b付近に風向き調整機構26を備えており、風向き調整機構26は、上下方向ベーン26a及び左右方向ベーン(図示せず)で構成されている。また、筐体20には、背面ケース22の保持板22b(図4参照)に保持されて、ブレード5aを有するクロスフローファンである室内送風機5が収容されている。
室内送風機5は、図6に示すように、室内熱交換器4の空気流における下流側に配置されている。室内送風機5が回転駆動することにより、室内空気が空気吸込口20aから吸引されて室内熱交換器4を通過する。このとき室内空気と室内熱交換器4内を流れる冷媒との間で熱交換が行われる。そして、熱交換された室内空気である調和空気が空気吹出口20bから室内へと吹き出される。
次に、室内熱交換器4及びその周辺構造について図7~図20を用いて詳述する。
図7は、室内熱交換器4周辺の上面図であり、図8は、室内熱交換器4周辺の構成を示す上面概略図である。
なお、図7、図8、さらにそれらに加えて後述する図16、図17、図19、及び図20において、第1フィン群F1(複数のフィン15a)及び第2フィン群F2(複数のフィン16a)を、説明の便宜上、一つの四角形として図示している。
室内機2は、図7及び図8に示すように、室内熱交換器4、一対の側板27,28、及び隙間塞ぎ部材としての隙間塞ぎ板31を備えている。室内熱交換器4、一対の側板27,28、及び隙間塞ぎ板31の全ての部位は、筐体20の内部に配置されている。
なお、この実施の形態1では、一方側を左側、他方側を右側としているが、左右が逆であってもよい。また、ここでは、側板27を一方の側板、側板28を他方の側板と呼んでいる。
図9は、図8のB-B断面に対応した要部拡大断面図であり、図10は、図9の要部拡大図である。なお、この実施形態1では、図9における左方を前方、右方を後方としている。
前側熱交換器15及び後側熱交換器16は、各々の上方部分が前後方向において次第に近づくように配置されている。前側熱交換器15と後側熱交換器16の上端部間には、隙間Sが存在している。
図8に示すように、前側熱交換器15及び後側熱交換器16の配列方向の両端には一対の側板27、28が設けられている。他方の側板28は、前側熱交換器15及び後側熱交換器16の配列方向における右側に位置している。
側板28には、前側熱交換器15及び後側熱交換器16がネジ30(図15参照)にて固定されている。側板28は、背面ケース22の保持板22b(図4参照)にネジにより固定されている。すなわち、前側熱交換器15及び後側熱交換器16は、側板28を介して背面ケース22に固定されている。
図8に示すように、本実施の形態では、配列方向において、前側熱交換器15の最も右側のフィン15aの位置が、後側熱交換器16の最も右側のフィン16aの位置よりも右側に位置するように構成されている。
側板28は、第1伝熱管受入部28a、第2伝熱管受入部28b、及び連結部28cを備えている。第1伝熱管受入部28aは、前側熱交換器15の最も右側のフィン15aよりも右側に位置し、かつフィン15aと並列するように配置されている。第1伝熱管受入部28aには、各伝熱管15bを貫通させるための複数の孔28aaが形成されており、各伝熱管15bは各孔28aaに貫通するようにそれぞれ配置されている。
第2伝熱管受入部28bは、図8に示すように、後側熱交換器16の最も右側のフィン16aよりも右側に位置し、かつフィン16aと並列するように配置されている。第2伝熱管受入部28bには、各伝熱管16bを貫通させるための複数の孔28baが形成されており、各伝熱管16bは各孔28baに貫通するようにそれぞれ配置されている。
連結部28cは、第1伝熱管受入部28aと第2伝熱管受入部28bとを繋ぐように配列方向に沿って延びるように形成されている。
このように、各孔28aa、28baに各伝熱管15b、16bがそれぞれ配置されていることにより、前側熱交換器15の右側と後側熱交換器16の右側との互いの位置が固定されている。
側板28を構成する第1伝熱管受入部28a、第2伝熱管受入部28b、及び連結部28cは、一枚の鋼板をプレス加工することにより形成されている。
図8に示すように、本実施の形態では、配列方向において、前側熱交換器15の最も左側のフィン15aの位置が、後側熱交換器16の最も左側のフィン16aの位置と同位置になるように構成されている。
一対の側板における一方の側板27は、樹脂で成形されており、前側熱交換器15の最も左側のフィン15aおよび後側熱交換器16の最も左側のフィン16aよりも左側に位置している。側板27には、各ヘアピン部15ba、16baが挿入され、挿入された各ヘアピン部15ba、16baを係止する複数の係止部27aが形成されている。各係止部27aに各ヘアピン部15ba、16baがそれぞれ係止されていることにより、前側熱交換器15の左側と後側熱交換器16の左側との互いの位置が固定されている。
側板27は、図示しない係止手段によって背面ケース22に固定されている。すなわち、前側熱交換器15及び後側熱交換器16は、側板27を介して背面ケース22に固定されている。
なお、一対の側板27、28及び背面ケース22、ドレンパンユニット25、によって囲まれた空間にあって、室内送風機5から空気吹出口20bに至る領域が吹出風路D(図6参照)である。
図6に示すように、前側熱交換器15及び後側熱交換器16の上端部同士は、隙間Sを有している。
この隙間Sを塞がなければ、冷房モード時には熱交換されない室内空気が隙間Sを通って室内熱交換器4より下流側の領域に流入し、室内送風機5及び吹出風路Dに面した各部品の表面に結露水Cが生じてしまい、その結露水Cは、調和空気とともに空気吹出口20bから飛散されることとなる。
このため、図8に示すように、前側熱交換器15及び後側熱交換器16の上端部間には、隙間Sを塞ぐように配列方向に沿って隙間塞ぎ板31が配置されている。隙間塞ぎ板31の右側端部の一部は、側板28の上面を乗り越えて延びるように形成されている。隙間塞ぎ板31の左側端部は、側板27に形成された貫通孔27b(図16参照)を貫通するように配置されている。詳細は後述するが、隙間塞ぎ板31の下面は、接着部材Tにより、複数のフィン15a、16aの各上端面に接着している。
隙間塞ぎ板31の上面M1は、下方に向けて凹み且つ配列方向に沿って延びる凹形状に形成されている。隙間塞ぎ板31は、図8に示すように、前部31a、中間部31b、及び後部31cを備えている。隙間塞ぎ板31を構成する前部31a、中間部31b、及び後部31cは、一枚の鋼板をプレス加工することにより形成されている。
前部31aは、配列方向に沿って延びる長尺な板状となっており、図10に示すように、前から後へ向けて下だるように傾斜して配置されている。前部31aの下面は、接着部材Tを介して第1フィン群F1である複数のフィン15aに接着される。
前部31aの後端は、図8に示すように、中間部31bに一体に接続されている。中間部31bは、配列方向に沿って延びる長尺な板状となっており、図10に示すように、前から後へ向けて下だるように傾斜して配置されている。中間部31bの傾斜角度は、前部31aの傾斜角度よりも小さくなっており、この結果、前部31aと中間部31bとは、接続部分を境として屈曲した状態で接続されている。
中間部31bの後端は、図8に示すように、後部31cに一体に接続されている。後部31cは、配列方向に沿って延びる長尺な板状となっている。後部31cは、図10に示すように、前側が中間部31bと同じ傾斜となるように形成され、後側が前から後へ向けて上へ向かうように傾斜して形成されている。すなわち、後部31cの縦断面形状は、V字状をなしている。
後部31cのV字の底部は、隙間塞ぎ板31の上面M1に発生する結露水Cが配列方向に対して直交する方向で集まる底部31caとなるように構成されている。
底部31caは、後部31cの配列方向の全域にわたって形成され、隙間塞ぎ板31の上面M1に生じた結露水Cを配列方向に沿って流すようになっている。
後部31cの後側の傾斜面の下面は、接着部材Tを介して第2フィン群F2である複数のフィン16aに接着される。
なお、中間部31bと、後部31cの前側とは、同じ傾斜となるように形成されているため、それらの境界が目視で確認できないため、図8においては、中間部31bと後部31cとの境界を二点鎖線で示している。
側板28は、第2フィン群F2に面する側面とは反対側の面である外側面28dを備えている。言い換えると、側板28は、第1フィン群F1に面する側面とは反対側の面である外側面28dを備えている。隙間塞ぎ板31の後部31cの右端は、図8に示すように、配列方向に沿って外側面28dを越え外側面28dと筐体20との間まで延びている。よって、後部31cの上面に形成された底部31caも、配列方向に沿って、外側面28dを越え外側面28dと筐体20の側面部との間まで延びるように形成されている。すなわち、隙間塞ぎ部材31の上面M1は、下方に向けて凹み且つ配列方向に沿って延びる凹形状が、外側面28dを越え外側面28dと筐体20の側面部との間まで延びるように形成されている。
隙間塞ぎ板31の後部31cの右端は、結露水Cを排出する排出部E1である。排出部E1は、底部31caに繋がるように形成されている。すなわち、隙間塞ぎ板31の上面M1の凹形状は、排出部E1に繋がっている。
排出部E1は、隙間塞ぎ板31における外側面28dを越え外側面28dと筐体20との間の位置に形成されている。
中間部31bの後側における右端は、後部31cと同様に外側面28dを越えて、外側面28dと筐体20との間に位置している。
図11~図13は隙間塞ぎ板31を説明するための図である。図11は、隙間塞ぎ板31を斜め上方から見た斜視図であり、図12は、隙間塞ぎ板31の一方の(左方)の端部を示す要部拡大図である。図13は、隙間塞ぎ板31の一方(左方)から見た側面図である。
図11~図13に示すように、中間部31bは固定片部31baを備えている。中間部31bの右端には、外側面28dよりも外側で折り曲げられて下方へと延びる固定片部31baが形成されている。
固定片部31baは隙間塞ぎ板31の右端にて、排出部E1以外の部位からフィン15の配列方向に直交して下方向に延びている。固定片部31baには、貫通孔Pが形成されている。
図14は、側板28周辺の斜視図であり、図15は、側板28周辺を他方(右方)から見た側面図である。図14及び図15に示すように、固定片部31baの貫通孔Pにネジ32が挿入されて、隙間塞ぎ板31の固定片部31baと側板28とがネジ32で締結されている。
側板27は、図8に示すように、第2フィン群F2に面する側面とは反対側の面である外側面27cを有している。言い換えると、側板27は、第1フィン群F1に面する側面とは反対側の面である外側面27cを有している。隙間塞ぎ板31の後部31cの左端は、配列方向に沿って外側面27cを越えて、外側面27cと筐体20の側面部との間まで延びている。よって、後部31cの上面に形成された底部31caも、配列方向に沿って、外側面27cを越えて外側面27cと筐体20の側面部との間まで延びるように形成されている。すなわち、隙間塞ぎ部材31の上面M1は、下方に向けて凹み且つ配列方向に沿って延びる凹形状が、外側面27cを越え外側面27cと筐体20の側面部との間まで延びるように形成されている。
隙間塞ぎ板31の後部31cの左端は、結露水Cを排出する排出部E2である。排出部E2は、底部31caに繋がるように形成されている。すなわち、隙間塞ぎ板31の上面M1の凹形状は、排出部E2に繋がっている。
排出部E2は、隙間塞ぎ板31における外側面27cを越え外側面27cと筐体20との間の位置に形成されている。
図16は、図7のA-A断面に対応し側板27の周辺を示す要部拡大断面図である。
図16に示すように、底部31caは、側板27の貫通孔27bを通過している。すなわち、底部31caは、側板27に対して貫通状態で配置されている。
中間部31bの左端は、図8に示すように、後部31cの左端よりもさらに左側に位置している。以下、中間部31bにおける後部31cの左端よりも左側に位置する部位を延長部31bbという。中間部31bは、図12及び図16に示すように、引掛部31bcを備えており、引掛部31bcは、延長部31bbの左端から折り曲げられて上方へ延びるように形成されている。
すなわち、隙間塞ぎ板31の左端は、図8及び図16に示すように、排出部E2以外の部位から配列方向に沿って延長させた延長部31bbと、延長部31bbの先端から配列方向に直交する方向に延びる引掛部31bcとを備えている。
また、前部31aの左端は、図8に示すように、後部31cの左端よりもさらに左側で、かつ中間部31bの左端よりも右側に位置している。このように、延長部31bb及び引掛部31bcが、排出部E2(底部31ca)よりも突出するような状態で形成されていることにより、隙間塞ぎ板31を側板27に取り付ける際に、引掛部31bcを側板27に引っ掛け易くすることができる。以下にこれについて詳述する。
図17は、図16で示す側板27周辺の斜視図であり、図18は、図16の要部拡大斜視図である。側板27は、図16~図18に示すように、第1継手部27d、第2継手部27e、第1凸部27f、及び第2凸部27gを備えており、これらは、側板27の成形の際に一体成形される。
第1継手部27dは、図16に示すように、外側面27cから左方向に突出するように形成されている。第2継手部27eは、第1継手部27dよりも下方に位置するように形成され、かつ第1継手部27dと一部(右端部)が上下に重なるように形成されている。第2継手部27eは、第1継手部27dよりも左方向に突出している。第1凸部27f及び第2凸部27gは、第2継手部27eの下面27eaから下方へ突出するように形成されている。
第1凸部27fは、配列方向における外側面27cと隙間塞ぎ板31の引掛部31bcとの間に位置し、引掛部31bcの先端部分と配列方向に対向するように配置されている。第2凸部27gは、引掛部31bcを基準として第1凸部27fとは反対側に位置し、引掛部31bcと対向するように配置されている。引掛部31bcは、配列方向における第2凸部27gと第1凸部27fとの間に位置する。
引掛部31bcの第2凸部27gと対向する上下方向の長さh1は、引掛部31bcの第1凸部27fと対向する上下方向の長さh2よりも長くなる、すなわちh1>h2となるように構成されている。これは、第2継手部27eの下面からの第2凸部27gの突出長さが、第2継手部27eの下面からの第1凸部27fの突出長さよりも長くなるように構成されているからである。
また、第1凸部27fは、引掛部31bcと対向する対向面27faを備えている。配列方向における第1凸部27fの対向面27faから側板27の外側面27cまでの長さh3は、配列方向における隙間塞ぎ板31の引掛部31bcの第1凸部27fと向き合う側面と隙間塞ぎ板31の底部31caの左端(排出部E2)との間の長さh4よりも長くなる、すなわちh3>h4となるように構成されている。
このように、側板27が第1凸部27f及び第2凸部27gを備えていることにより、作業者が隙間塞ぎ板31を室内熱交換器4へ接着する作業を実施するにあたっての作用効果について、図19及び図20を用いて説明する。図19は、図7のA-A断面に対応し隙間塞ぎ板31を室内熱交換器4に取り付ける途中の状態を示す要部拡大図である。図20は、図7のA-A断面に対応し、隙間塞ぎ板31を室内熱交換器4に取り付けた状態を示す要部拡大図である。
隙間塞ぎ板31の接着作業が実施される前提として、室内熱交換器4は、一対の側板27、28に固定されている状態となっている。そのような状態にて、図19に示すように、作業者は隙間塞ぎ板31の左端を、右端よりも下方に位置するように斜めに傾け、隙間塞ぎ板31の左端を側板27の貫通孔27bに挿入する。前述のとおり、第2凸部27gの突出長さが第1凸部27fの突出長さよりも長いので、隙間塞ぎ板31の引掛部31bcは、第1凸部27fの下方を通過し、第2凸部27gに接触する。
この後、作業者が隙間塞ぎ板31の右端の固定片部31baをネジ止め位置に持っていくように、隙間塞ぎ板31の右端を下げていくと、隙間塞ぎ板31の引掛部31bcの先端部分は、第2凸部27gと第1凸部27fとにより移動範囲が規制され、固定片部31baをネジ止め位置に好適に持っていくことが可能となる。固定片部31baをネジ止め位置に持っていくことにより、図20に示すように、隙間塞ぎ板31の下面の接着部材Tは室内熱交換器4に接し、隙間塞ぎ板31が室内熱交換器4に接着部材Tを介して接着される。その後、固定片部31baを側板28にネジ32により固定することで、隙間塞ぎ板31の取り付けが完了する。
このように、第2継手部27eの下面27eaからの第2凸部27gの突出長さが、第2継手部27eの下面27eaからの第1凸部27fの突出長さよりも長くなっていることで、隙間塞ぎ板31の室内熱交換器4への接着作業中に、隙間塞ぎ板31の引掛部31bcの先端部分を第2凸部27gと第1凸部27fとの間に位置させ易く、この結果、隙間塞ぎ板31の接着作業を円滑に行うことができ、隙間塞ぎ板31の取り付けの作業性が好適となる。
また、配列方向における第1凸部27fの対向面27faから側板27の外側面27cまでの長さh3が、配列方向における隙間塞ぎ板31の引掛部31bcにおける第1凸部27fと向き合う側面と隙間塞ぎ板31の底部31caの左端(排出部E2)との間の長さh4よりも長くなるように構成した。そのため、隙間塞ぎ板31の引掛部31bcの先端部分が、第2凸部27gと第1凸部27fとの間に介在しているのであれば、隙間塞ぎ板31の底部31caの左端(排出部E2)は、必ず側板27の外側面27cよりも左側に位置する。よって、詳細は後述するが、底部31caの左端(排出部E2)から結露水Cを好適に流れ落とすことが可能となるように、隙間塞ぎ板31を室内熱交換器4へ取り付けることができる。
以上のように構成された空気調和機1の動作について説明する。
空気調和機1は、四方切換弁7を図1の実線で示すように切り替えており、冷房モードで運転されている。圧縮機6では冷媒を高圧・高温のガス冷媒とし、四方切換弁7を介して室外熱交換器8に供給する。室外熱交換器8では、冷媒と室外送風機9の回転によって供給された屋外の空気との間で熱交換が行われて、冷媒の凝縮熱が室外熱交換器8を通過する空気へ放熱され、冷媒は凝縮し液冷媒となる。冷媒の凝縮熱を付与された空気は、再び屋外へと放出される。室外熱交換器8を出た液冷媒は、膨張弁10で減圧されて気液二相状態となり、室内熱交換器4で室内送風機5の回転によって供給された室内の空気と熱交換して蒸発し低圧のガス冷媒となる。その際、冷媒に気化熱を奪われ室内空気は冷却される。冷却された空気(調和空気)、空気吹出口20bから再び室内へ供給される。室内熱交換器4を出た低圧のガス冷媒は四方切換弁7を介して圧縮機6に戻る。
次に、このように構成された室内機2の冷房モード時の作用効果について図6~図8、図21~図23を用いて説明する。
図21は、図7のA-A断面に対応し、隙間塞ぎ板31の他方(右方)の端部から排出される結露水Cの説明図である。図22は、側板28を伝って排出される結露水Cの説明図である。図23は、図7のA-A断面に対応し、隙間塞ぎ板31の一方(左方)の端部から排出される結露水Cの説明図である。
図6に示すように、室内送風機5が回転駆動することにより、室内空気が空気吸込口20aから吸い込まれて前側熱交換器15及び後側熱交換器16を通過し、室内空気と冷媒との間で熱交換が行われることで室内空気が冷却さる。このとき、隙間塞ぎ板31は、前側熱交換器15及び後側熱交換器16を通過する前の室内空気と接する。隙間塞ぎ板31は、蒸発器として機能している室内熱交換器4の影響により空気吸込口20aから吸い込まれた室内空気よりも低温に冷やされている。そのため、水分を含んだ室内空気が隙間塞ぎ板31と接した際に空気中の水分が結露し、隙間塞ぎ板31の上面M1に結露水Cが付着する。
隙間塞ぎ板31の上面M1に生じた結露水Cは、図10に示すように、重力によって底部31caに集まる。そして、底部31caに集まった結露水Cは、排出部E1又は排出部E2からドレンパンユニット25またはドレンパン部22aへ向かって流れ落ちる。
排出部E1から結露水Cが流れ落ちる場合には、図21に示すように、側板28の外側面28dと筐体20との間に流れ落ちる。本実施の形態では、排出部E1は、外側面28dよりも右側で、外側面28dと筐体20との間に位置するように構成されている。そのため、排出部E1から流れ落ちた結露水Cが、側板28の内側へ浸入することがなく、吹出風路D内への結露水Cの浸入を防止することができる。
そして、外側面28dと筐体20との間に流れ落ちた結露水Cは、図22に示すように、第1伝熱管受入部28aの膨出部28abの湾曲面28acを伝ってドレンパンユニット25及びドレンパン部22a(図6参照)へ流れ落ちる。結露水Cは、ドレンパンユニット25またはドレンパン部22aで回収され、ドレンホースを介して屋外へと排出される。よって、本実施の形態の空気調和機1によれば、隙間塞ぎ板31の上面M1に生じた結露水Cが隙間塞ぎ板31の右端(排出部E1)から流下した場合に、流下した結露水Cの回収を好適に行うことができる。
一方、排出部E2から結露水Cが流れ落ちる場合には、図23に示すように、側板27の外側面27cと筐体20との間に流れ落ちる。
本実施の形態では、排出部E2は、外側面27cよりも左側で、側面28dと筐体20との間に位置するように構成されている。さらに述べると、隙間塞ぎ板31の左端は、排出部E2を避けて延長部31bb及び引掛部31bcが形成されているため、排出部E2から結露水Cが好適に流れ落ちる。
そのため、排出部E2から流れ落ちた結露水Cが、側板27の内側へ浸入することがなく、吹出風路D内への結露水Cの浸入を防止することができる。
そして、外側面27cと筐体20との間に流れ落ちた結露水Cは、ドレンパンユニット25及びドレンパン部22a(図6参照)で回収され、ドレンホースを介して室外へ排出される。従って、本実施の形態の空気調和機1によれば、隙間塞ぎ板31の上面M1に生じた結露水Cが隙間塞ぎ板31の左端(排出部E2)から流下した場合に、流下した結露水Cの回収を好適に行うことができる。
また、本実施の形態では、隙間塞ぎ板31の両端において底部31caが配列方向に沿ってそれぞれ外側面27c、28dよりも外側まで延びるように形成されている。
隙間塞ぎ板31の右端の底部31caは、側板28を越え側板28の外側面28dと筐体20との間まで延びている。すなわち、底部31caの他方の端である右端(排出部E1)は、側板28の外側面28dと筐体20の右側面との間に位置している。
また、隙間塞ぎ板31の左端の底部31caは、側板28を越え側板27の外側面27cと筐体20との間まで延びている。すなわち、底部31caの一方の端である左端(排出部E2)は、側板27の外側面27cと筐体20の左側面との間に位置している。従って、隙間塞ぎ板31の配列方向の両端において、排出部E1、E2から流下した結露水Cが吹出風路Dへ浸入することを防止し、結露水Cを好適に回収することができる。
本実施の形態では、隙間塞ぎ板31の右端には、排出部E1が形成されていない端面から、配列方向に直交して下方向に延びる固定片部31baが設けられている。このため、排出部E1から流れ落ちる結露水Cが、固定片部31baを側板28に固定しているネジ32に付着することがなく、結露水Cによるネジ32の腐食を回避できるとともに、結露水Cがネジ32に当たって重力方向以外の方向に飛散することも防止できる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2の室内機を備えた空気調和機について図24~図32を用いて説明する。
この実施の形態2の室内機36を備えた空気調和機35は、隙間塞ぎ板41の構成が、実施の形態1の室内機2における隙間塞ぎ板31の構成と相違しているものであり、それ以外の構成については、同一部品に同一符号を付して、詳細な説明は省略する。
図24は、側板28周辺を他方(右方)から見た側面図であり、図25は、室内熱交換器4周辺の構成を示す上面概略図である。
実施の形態2の室内機36は、図24に示すように、隙間塞ぎ部材としての隙間塞ぎ板41を備えている。図26は、側板27の周辺を示す要部拡大断面図である。
前側熱交換器15及び後側熱交換器16の上端部間には、配列方向に沿って隙間塞ぎ板41が配置されている。
隙間塞ぎ板41の右側端部の一部は、図25に示すように、側板28の上面を乗り越えるように延びている。また、隙間塞ぎ板41の左側端部は、図26に示すように、側板27に形成された貫通孔27bを貫通するように配置されている。隙間塞ぎ板41の下面には、接着部材Tが貼り付けられており、接着部材Tは、隙間塞ぎ板41に張り付いている面とは逆の面が、複数のフィン15a、16aと接着している。
図27は、隙間塞ぎ板41の正断面図であり、後述する図31のC-C断面に対応している。
隙間塞ぎ板41は、図25及び図27に示すように、前部41a、後部41b、固定片部41c、及び引掛部41dを備えている。隙間塞ぎ板41を構成する前部41a、後部41b、固定片部41c、及び引掛部41dは、合成樹脂により一体成形されている。
前部41aは、配列方向に沿って延びる長尺な板状となっており、図24に示すように、前から後へ向けて次第に下方へ向かう斜状に配置されている。前部41aの下面は、接着部材Tを介して前側熱交換器15の複数のフィン15aに接着されている。
前部41aの後端は、後部41bに一体に接続されている。後部41bは、配列方向に沿って延びる長尺な板状となっており、前から後へ向けて次第に上方へ向かう斜状に形成されている。すなわち、隙間塞ぎ板41を配列方向に直交する方向で切った断面は、V字状を成している。図28は、隙間塞ぎ板41の他方(右方)の端部を示した要部拡大図である。図28に示すように、隙間塞ぎ板41を配列方向に直交する方向で切った断面形状は、V字状をなしている。
隙間塞ぎ板41の上面M2のV字の底部は、隙間塞ぎ板41の上面M2に発生する結露水Cが配列方向に対して直交する方向で集まる底部41eとなるように構成されている。
底部41eは、前部41a及び後部41bの配列方向の全域にわたって形成され、隙間塞ぎ板41の上面M2に生じた結露水Cを配列方向に沿って流すようになっている。
後部41bの下面は、接着部材Tを介して後側熱交換器16の複数のフィン16aに接着されている。
図29は、隙間塞ぎ板41の他方(右方)の端部を示した要部拡大図である。
隙間塞ぎ板41の右端は、図29に示すように、配列方向に沿って側板28の外側面28dを越えて、外側面28dと筐体20の側面部との間まで延びている。
よって、隙間塞ぎ板41の上面M2に形成された底部41eも、配列方向に沿って、外側面28dを越えて外側面28dと筐体20の側面部との間まで延びるように形成されている。
すなわち、隙間塞ぎ部材41の上面M2は、下方に向けて凹み且つ配列方向に沿って延びる凹形状が、外側面28dを越え外側面28dと筐体20の側面部との間まで延びるように形成されている。
隙間塞ぎ板41の右端は、結露水Cを排出する排出部E3である。排出部E3は、底部41eに繋がるように形成されている。すなわち、隙間塞ぎ板41の上面M2の凹形状は、排出部E3に繋がっている。排出部E3は、隙間塞ぎ部材41における外側面28dを越え外側面28dと筐体20との間の位置に形成されている。
隙間塞ぎ板41における右端よりも左側の位置には、図27及び図29に示すように、隙間塞ぎ板41の下面から下方へ延びる固定片部41cが形成されている。固定片部41cは、側板28を基準として第2フィン群F2とは反対側の位置に配置されている。固定片部41cは、ネジ42により側板28に固定されている。
ネジ42は、隙間塞ぎ板41の右端よりも左側に位置しており、隙間塞ぎ板41の右端から流れ落ちた結露水Cがネジ42に付着しないように構成されている。
図30は、隙間塞ぎ板41の一方(左方)の端部を示した要部拡大図であり、図31は、隙間塞ぎ板41の上面図である。図32は、図31のD-D断面図である。
隙間塞ぎ板41の左端は、図25及び図26に示すように、配列方向に沿って側板27の外側面27cを越えて、外側面27cと筐体20の側面部との間まで延びている。
隙間塞ぎ板41は、図26に示すように、その左端から上方へ延びるように引掛部41dが形成されている。すなわち、隙間塞ぎ板41は、その左端から配列方向に直交する方向へ延びる引掛部41dを備えている。
引掛部41dは、図30に示すように、前部41aの左端全域および後部41bの左端全域と一体に接続されている。隙間塞ぎ板41には、引掛部41dの位置まで、配列方向に沿って連続的に底部41eが形成されている。
底部41eは、図26及び図30に示すように、側板27の貫通孔27bに対して貫通状態で配置されている。
また、隙間塞ぎ板41の底部41eには、外側壁27cを越え外側面27cと引掛部41dとの間の位置に排出部としての排出孔E4が形成されている。排出孔E4は、底部41eに繋がるように形成されている。すなわち、隙間塞ぎ板41の上面M2の凹形状は、排出孔E4に繋がっている。
すなわち、隙間塞ぎ板41に形成された排出孔E4は、外側面27cを越えて、外側面27と筐体20との間の位置に形成されている。
すなわち、隙間塞ぎ板41は、断面がV字状を成しており、排出孔E4は、隙間塞ぎ板41のV字状部分の一番凹んでいる部分に形成され、引掛部41dは、前部41aの左端全域および後部41bの左端全域と一体に接続されていることから、隙間塞ぎ板41のV字状部分で結露水Cを溜めつつ、結露水Cを排出孔E4から排出することが可能となる。
図26に示すように、排出孔E4の内周面における側板27に最も近い点を、最近点E4aと定義する。また、隙間塞ぎ板41の引掛部41dにおける外側面27cと向き合う側面を、側面41daと定義する。配列方向における第1凸部27fの対向面27faから側板27の外側面27cまでの長さh3は、配列方向における引掛部41dの側面41daから排出孔E4の最近点E4aまでの長さh5よりも長くなる、すなわちh3>h5となるように構成されている。
そのため、隙間塞ぎ板41の引掛部41dの先端部分が、第2凸部27gと第1凸部27fとの間に介在していれば、隙間塞ぎ板41の排出孔E4は、必ず側板27の外側面27cよりも左側に位置する。よって、排出孔E4から結露水Cを外側面27cの外側に流れ落とすことができるように、隙間塞ぎ板41の室内熱交換器4への取り付け作業を行うことができる。
本実施の形態の空気調和機35においても実施の形態1と同様に冷房モードおよび暖房モードの運転が可能である。
次に、このように構成された室内機36の冷房モード時の作用効果について説明する。室内機36が冷房モードの際には、隙間塞ぎ板41が前側熱交換器15及び後側熱交換器16によって冷やされるため、隙間塞ぎ板41の上面M2に結露水Cが生じる。
隙間塞ぎ板41の上面M2に付着した結露水Cは、図25に示すように、重力によって底部41eに集まる。そして、底部41eに集まった結露水Cは、底部41eの右端又は左端から流れ落ちる。底部41eの右端(排出部E3)から結露水Cが流れ落ちる場合には、図29に示すように、外側面28dと筐体20との間に流れ落ちる。排出部E3がネジ42よりも右側に位置しており、排出部E3から流れ落ちた結露水Cがネジ42に付着しない。
そして、外側面28dと筐体20との間に流れ落ちた結露水Cは、図24に示すように、第1伝熱管受入部28aの膨出部28abの湾曲面28acを伝ってドレンパンユニット25及びドレンパン部22a(図6参照)へ流れ落ちる。そして、結露水Cは、ドレンパンユニット25及びドレンパン部22aで回収され、ドレンホースを介して室外へ排出される。従って、本実施の形態の空気調和機35によれば、隙間塞ぎ板41の右端(排出部E3)の構造によって、結露水Cの回収を好適に行うことができる。
一方、底部41eの左端(排出孔E4)から結露水Cが流れ落ちる場合には、図26に示すように、結露水Cは、底部41eに対応した位置に形成された排出孔E4を介して外側面27cと筐体20との間に流れ落ちる。そのため、排出孔E4から流れ落ちた結露水Cが側板27の内側へ侵入することがなく、吹出風路D内への結露水Cの浸入を防止することができる。そして、外側面27cと筐体20との間に流れ落ちた結露水Cは、ドレンパンユニット25及びドレンパン部22a(図6参照)で回収され、ドレンホースを介して室外へ排出される。従って、本実施の形態の空気調和機35によれば、隙間塞ぎ板41の左端の構造(排出孔E4)によって、結露水Cの回収を好適に行うことができる。
また、本実施の形態では、隙間塞ぎ板41の排出部E3及び排出孔E4は、外側面を越え、外側面と筐体20との間に形成されている。すなわち、隙間塞ぎ板41の排出部E3が外側面28dを越え、外側面28と筐体20との間に形成されている。また、隙間塞ぎ板41の排出孔E4が外側面27cを越え、外側面27cと筐体20との間の位置に形成されている。従って、隙間塞ぎ板41の両端において結露水Cの回収を好適に行うことができる。
本実施の形態では、隙間塞ぎ板41の上面M2に形成された底部41eは、外側面27cを越え、外側面27cと筐体20との間まで形成し、外側面27cを越え外側面27cと筐体20との間の位置の底部41eには、排出孔E4が形成されている。このため、底部41eを流れる結露水Cを排出孔E4の真下へ排出することが可能となり、狙った位置に結露水Cを排出することができる。
実施の形態1では、隙間塞ぎ板31の左右両側に排出部E1、E2を設けていた。これに限らず、隙間塞ぎ板31の左右両側のうち一方のみに排出部を設けてもよい。
また、実施の形態2では、隙間塞ぎ板41の左右両側に排出部E3及び排出部としての排出孔E4を設けていた。これに限らず、隙間塞ぎ板41の左右両側のうち一方のみに排出部を設けてもよい。
なお、上記各実施の形態の冷媒回路Kでは、四方切換弁7を設けて冷媒の流れを切り替えて、暖房モードと冷房モードに切り替え可能に構成していたが、これに限らない構成でもよい。例えば、冷媒回路Kから四方切換弁7を省略し冷房モードののみを行うように冷媒回路を構成してもよい。
1、35 空気調和機
2、36 室内機
3 室外機
4 室内熱交換器
5 室内送風機
5a ブレード
6 圧縮機
7 四方切換弁
8 室外熱交換器
9 室外送風機
10 膨張弁
11 冷媒配管
15 前側熱交換器
15a フィン
15b 伝熱管
15ba ヘアピン部
15c リターンベンド
16 後側熱交換器
16a フィン
16b 伝熱管
16ba ヘアピン部
16c リターンベンド
20 筐体
20a 空気吸込口
20b 空気吹出口
21 電気品箱
22 背面ケース
22a ドレンパン部
22b 保持板
23 前面枠体
24 前面ケース
25 ドレンパンユニット
26 風向き調整機構
26a 上下方向ベーン
27、28 側板
27a 係止部
27b 貫通孔
27c 外側面
27d 第1継手部
27e 第2継手部
27ea 下面
27f 第1凸部
27fa 対向面
27g 第2凸部
28a 第1伝熱管受入部
28aa 孔
28ab 膨出部
28ac 湾曲面
28b 第2伝熱管受入部
28ba 孔
28c 連結部
28d 外側面
30、32、42 ネジ
31、41 隙間塞ぎ板(隙間塞ぎ部材)
31a、41a 前部
31b 中間部
31ba、41c 固定片部
31bb 延長部
31bc、41d 引掛部
31c、41b 後部
31ca、41e 底部
C 結露水
D 吹出風路
E1、E2、E3 排出部
E4 排出孔(排出部)
E4a 点
F1 第1フィン群
F2 第2フィン群
h1、h2、h3、h4、h5 長さ
K 冷媒回路
M1、M2 上面
P 貫通孔
S 隙間
T 接着部材

Claims (7)

  1. 空気吸込口と空気吹出口とを有する筐体と、
    前記筐体内の前方に配置され、複数の第1フィンを所定の間隔を介して配列して構成した第1フィン群と、前記第1フィン群に貫通状態で接続され、内部に冷媒が流通する第1伝熱管とを備えた前側熱交換器と、
    前記筐体内の後方に配置され、複数の第2フィンを所定の間隔を介して配列して構成した第2フィン群と、前記第2フィン群に貫通状態で接続され、内部に冷媒が流通する第2伝熱管とを備えた後側熱交換器と、
    前記筐体内に配置され、前記複数の第1フィンが配列されている方向である配列方向において、前記第1フィン群及び前記第2フィン群を挟むように配置された一対の側板と、
    前記筐体内に配置され、前記空気吸込口から取り込んで前記一対の側板間を通過させて前記前側熱交換器および前記後側熱交換器で熱交換させた室内空気を調和空気としたうえで前記空気吹出口から排出させる送風ファンと、
    前記筐体内に配置され、前記第1フィン群と前記第2フィン群との間に設けられた隙間塞ぎ部材とを備え、
    前記隙間塞ぎ部材の上面には、下方に向けて凹み且つ前記配列方向に沿って延びる凹形状が、前記一対の側板のうちのどちらか一方の側板における前記第1フィン群又は前記第2フィン群に面する側面とは反対側の面である外側面を越えて前記外側面と前記筐体との間まで延びるように設けられ、
    前記隙間塞ぎ部材における前記外側面を越えた前記外側面と前記筐体との間には、前記隙間塞ぎ部材の前記上面に発生する結露水を排出する排出部が
    設けられ
    前記隙間塞ぎ部材の前記配列方向の端部は、前記排出部以外の部位から前記配列方向に沿って延長させた延長部と、前記延長部の先端から前記配列方向に直交する方向へ延びる引掛部とを備え、
    前記側板は、前記外側面側と前記引掛部との間に位置し、前記引掛部の先端部と対向する第1凸部と、前記引掛部を基準として前記第1凸部とは反対側に位置し、前記引掛部と対向する第2凸部とを備え、
    前記引掛部における先端から基端へ向けての前記第2凸部と対向する長さは、前記引掛部における先端から基端へ向けての前記第1凸部と対向する長さよりも長い
    空気調和機の室内機。
  2. 空気吸込口と空気吹出口とを有する筐体と、
    前記筐体内の前方に配置され、複数の第1フィンを所定の間隔を介して配列して構成した第1フィン群と、前記第1フィン群に貫通状態で接続され、内部に冷媒が流通する第1伝熱管とを備えた前側熱交換器と、
    前記筐体内の後方に配置され、複数の第2フィンを所定の間隔を介して配列して構成した第2フィン群と、前記第2フィン群に貫通状態で接続され、内部に冷媒が流通する第2伝熱管とを備えた後側熱交換器と、
    前記筐体内に配置され、前記複数の第1フィンが配列されている方向である配列方向において、前記第1フィン群及び前記第2フィン群を挟むように配置された一対の側板と、
    前記筐体内に配置され、前記空気吸込口から取り込んで前記一対の側板間を通過させて前記前側熱交換器および前記後側熱交換器で熱交換させた室内空気を調和空気としたうえで前記空気吹出口から排出させる送風ファンと、
    前記筐体内に配置され、前記第1フィン群と前記第2フィン群との間に設けられた隙間塞ぎ部材とを備え、
    前記隙間塞ぎ部材の上面には、該上面に発生する結露水が前記配列方向に対して直交する方向で集まる底部を有し、
    前記底部が、前記一対の側板のうちのどちらか一方の側板における前記第1フィン群又は前記第2フィン群に面する側面とは反対側の面である外側面を越えて前記外側面と前記筐体との間まで延びるように前記配列方向に沿って設けられ、
    前記隙間塞ぎ部材における前記外側面を越えた前記外側面と前記筐体との間には、前記結露水を排出する排出部が設けられ
    前記隙間塞ぎ部材の前記配列方向の端部は、前記排出部以外の部位から前記配列方向に沿って延長させた延長部と、前記延長部の先端から前記配列方向に直交する方向へ延びる引掛部とを備え、
    前記側板は、前記外側面側と前記引掛部との間に位置し、前記引掛部の先端部と対向する第1凸部と、前記引掛部を基準として前記第1凸部とは反対側に位置し、前記引掛部と対向する第2凸部とを備え、
    前記引掛部における先端から基端へ向けての前記第2凸部と対向する長さは、前記引掛部における先端から基端へ向けての前記第1凸部と対向する長さよりも長い
    空気調和機の室内機。
  3. 前記隙間塞ぎ部材の前記排出部は、前記一対の側板のうち他方の側板における前記第1フィン群又は前記第2フィン群に面する側面とは反対側の面である外側面を越え前記外側面と前記筐体との間の位置に形成されている
    請求項1又は請求項2に記載の空気調和機の室内機。
  4. 前記隙間塞ぎ部材は、前記側板に対して貫通状態で配置されている請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の空気調和機の室内機。
  5. 前記隙間塞ぎ部材の前記配列方向の端部は、前記排出部以外の部位から前記配列方向に直交する方向に向けて延びる固定片部を備え、
    前記固定片部は前記側板に対して固定されている
    請求項1から請求項のうちいずれか一項に記載の空気調和機の室内機。
  6. 前記排出部は、前記隙間塞ぎ部材に設けられた排出孔である請求項1から請求項のうちいずれか一項に記載の空気調和機の室内機。
  7. 請求項1から請求項のうちいずれか一項に記載の空気調和機の室内機と、
    冷媒を圧縮する圧縮機と、室外空気と前記冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器と、前記冷媒の圧力を低下させる膨張弁と、を有する室外機と、
    を備えた空気調和機。
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