JP2020134100A - 熱交換器 - Google Patents

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Shohei Nakada
昇平 仲田
政利 渡辺
Masatoshi Watanabe
政利 渡辺
慶成 前間
Yoshinari Maema
慶成 前間
亮 ▲高▼岡
亮 ▲高▼岡
Akira Takaoka
太貴 島野
Taiki Shimano
太貴 島野
孝多郎 岡
Kotaro Oka
孝多郎 岡
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Abstract

【課題】外力によるフィンの座屈を防止することが可能な、扁平管を有する熱交換器を提供する。【解決手段】熱交換器23は、複数の扁平管40と、各扁平管40が差し込まれる複数の切欠き部52を有するフィン50と、隣り合う一方の切欠き部52と他方の切欠き部52の間のフィン50の中間部51に形成された膨出部60と、を備え、一方の切欠き部52の一点から他方の切欠き部52の任意の点まで直線状の仮想線を引いたとき、仮想線L1,L2,L3のいずれもが膨出部60を通過する。【選択図】図4

Description

本発明は、熱交換器に関する。
従来、空気調和機の室外機において、扁平管を有する熱交換器は、フィンにおける扁平管の外郭線よりも風上側に突出部が設けられているものがある。突出部はフィンの他の部分よりも扁平管からの距離が大きくなるため、相対的に表面温度が高くなる。その結果、空気温度との温度差が小さくなるため、突出部に付着する霜の量が少なくなる。その結果、フィンの風上側の部分に霜が集中的に付着することが無くなり、熱交換能力の低下が限界に達する時点における霜の付着量が増加する。従って、突出部を設ければ、霜の付着に起因する熱交換器の能力低下が限界に達するまでの時間を延ばすことができ、除霜の頻度を低下させることができる。この突出部は、
熱交換器が外力等を受けると、隣り合う扁平管同士の風上側の外郭線を結ぶ直線が起点となって、折れ曲がってしまう、つまり、座屈が生じるおそれがある。そのため、座屈が生じやすいライン(座屈線)を横断するように膨出部(フィンを絞り加工によって膨出させることで形成されたもの、ビードとも呼ばれる)が形成された熱交換器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来技術では、隣り合う扁平管の風上側端部同士を結ぶ線(突出部の根本部分)のみを座屈線として想定しており、例えば、熱交換器を多列配置して列間に隙間が生じないように突出部が設けられない場合には、適用できないという課題があった。例えば、隣り合う扁平管の風上側端部同士を結ぶ線よりも風下側であって、フィンに設けられた扁平管を挿入するための切欠きの任意の箇所を起点とするフィンの中間部において座屈が生じる場合がある。従来技術だと、上記の座屈には対応できない。
また、フィンと扁平管とのロウ付けが不十分となるなど、扁平管がフィンに対し取付け不良となった場合、想定しない座屈線によって座屈する可能性があった。
特開2016−84976号公報
本発明は以上述べた問題点を解決するものであって、外力によるフィンの座屈を防止することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、以下のように把握される。
(1)本発明の第1の観点は、熱交換器であって、複数の扁平管と、各扁平管が差し込まれる複数の切欠き部を有するフィンと、
隣り合う一方の前記切欠き部と他方の前記切欠き部の間の前記フィンの中間部に前記フィンを膨出させることで形成された膨出部と、を備え、
前記一方の切欠き部の開放端から、前記他方の切欠き部の開放端から終端までのいずれかに位置する任意の点まで直線状の仮想線を引いたとき、前記仮想線が前記膨出部を横切る、ことを特徴とする。
(2)上記(1)において、前記膨出部が複数設けられており、前記仮想線は、少なくとも一つの前記膨出部を通過する。
(3)上記(2)において、複数の前記膨出部は、前記フィンにおける複数の前記切欠き部の前記開放端側に開放したコの字状に配置されている。
(4)上記(2)又は(3)において、前記中間部には、スリット又はルーバーが更に形成され、前記スリット又は前記ルーバーを横切る範囲の前記仮想線が前記膨出部を2か所以上横切る。
本発明によれば、外力によるフィンの座屈を防止することが可能な、扁平管を有する熱交換器を提供することができる。
本発明の実施形態の空気調和機を説明する図であって、(A)は冷媒回路図、(B)は室外機制御手段のブロック図である。 本発明の実施形態に係る熱交換器を説明する図であって、(a)は熱交換器の上面図、(b)は熱交換器の正面図である。 扁平管をフィンに差し込んだ状態を示す図である。 フィンの中間部に1つの膨出部を設け、1つの仮想線との関係を示す図である。 フィンの中間部に2つの膨出部を設け、1つの仮想線との関係を示す図である。 フィンの中間部に1つの膨出部を設け、2つの仮想線との関係を示す図である。 フィンの中間部に2つの膨出部を設け、2つの仮想線との関係を示す図である。 フィンの中間部に2つの膨出部とスリットを設けた例を示す図である。 フィンの中間部にコの字の膨出部とスリットを設けた例を示す図である。
(実施形態)
以下、本発明の実施形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
<冷媒回路の構成>
まず、図1(A)を参照して、室外機2を含む空気調和機1の冷媒回路について説明する。図1(A)に示すように、本実施形態における空気調和機1は、屋外に設置される室外機2と、室内に設置され、室外機2に液管4及びガス管5で接続された室内機3を備えている。詳細には、室外機2の液側閉鎖弁25と室内機3の液管接続部33が液管4で接続されている。また、室外機2のガス側閉鎖弁26と室内機3のガス管接続部34がガス管5で接続されている。以上により、空気調和機1の冷媒回路10が形成される。
<<室外機の冷媒回路>>
まずは、室外機2について説明する。室外機2は、圧縮機21と、四方弁22と、室外熱交換器23と、膨張弁24と、液管4が接続された液側閉鎖弁25と、ガス管5が接続されたガス側閉鎖弁26と、室外ファン27を備えている。そして、室外ファン27を除くこれら各装置が後述する各冷媒配管で相互に接続されて、冷媒回路10の一部をなす室外機冷媒回路10aを形成している。なお、圧縮機21の冷媒吸入側には、アキュムレータ(不図示)が設けられてもよい。
圧縮機21は、図示しないインバータにより回転数が制御されることで、運転容量を変えることができる容量可変型圧縮機である。圧縮機21の冷媒吐出側は、四方弁22のポートaと吐出管61で接続されている。また、圧縮機21の冷媒吸入側は、四方弁22のポートcと吸入管66で接続されている。
四方弁22は、冷媒の流れる方向を切り替えるための弁であり、a、b、c、dの4つのポートを備えている。ポートaは、上述したように圧縮機21の冷媒吐出側と吐出管61で接続されている。ポートbは、室外熱交換器23の一方の冷媒出入口と冷媒配管62で接続されている。ポートcは、上述したように圧縮機21の冷媒吸入側と吸入管66で接続されている。そして、ポートdは、ガス側閉鎖弁26と室外機ガス管64で接続されている。
室外熱交換器23は、冷媒と、後述する室外ファン27の回転により室外機2の内部に取り込まれた外気を熱交換させるものである。室外熱交換器23の一方の冷媒出入口は、上述したように四方弁22のポートbと冷媒配管62で接続され、他方の冷媒出入口は液側閉鎖弁25と室外機液管63で接続されている。室外熱交換器23は、後述する四方弁22の切り替えによって、冷房運転時は凝縮器として機能し、暖房運転時は蒸発器として機能する。
膨張弁24は、図示しないパルスモータにより駆動される電子膨張弁である。具体的には、パルスモータに加えられるパルス数によりその開度が調整される。膨張弁24は、暖房運転時は圧縮機21から吐出される冷媒の温度である吐出温度が所定の目標温度となるように、その開度が調整される。
室外ファン27は樹脂材で形成されており、室外熱交換器23の近傍に配置されている。室外ファン27は、その中心部が図示しないファンモータの回転軸に接続されている。ファンモータが回転することで室外ファン27が回転する。室外ファン27の回転によって、室外機2の図示しない吸込口から室外機2の内部へ外気を取り込み、室外熱交換器23において冷媒と外気が熱交換する。
以上説明した構成の他に、室外機2には各種のセンサが設けられている。図1(A)に示すように、吐出管61には、圧縮機21から吐出される冷媒の圧力を検出する吐出圧力センサ71と、圧縮機21から吐出される冷媒の温度(上述した吐出温度)を検出する吐出温度センサ73が設けられている。吸入管66には、圧縮機21に吸入される冷媒の圧力を検出する吸入圧力センサ72と、圧縮機21に吸入される冷媒の温度を検出する吸入温度センサ74が設けられている。
室外熱交換器23の図示しない冷媒パスの略中間部には、室外熱交換器23の温度である室外熱交温度を検出する熱交温度センサ75が設けられている。そして、室外機2の図示しない吸込口付近には、室外機2の内部に流入する外気の温度、すなわち外気温度を検出する外気温度センサ76が備えられている。
また、室外機2には、室外機制御手段200が備えられている。室外機制御手段200は、室外機2の図示しない電装品箱に格納されている制御基板に搭載されている。図1(B)に示すように、室外機制御手段200は、CPU210と、記憶部220と、通信部230と、センサ入力部240を備えている(なお、本明細書では、室外機制御手段200を単に制御手段ということがある)。
記憶部220は、フラッシュメモリで構成されており、室外機2の制御プログラムや各種センサからの検出信号に対応した検出値、圧縮機21や室外ファン27等の制御状態等を記憶している。また、図示は省略するが、記憶部220には室内機3から受信する要求能力に応じて圧縮機21の回転数を定めた回転数テーブルが予め記憶されている。
通信部230は、室内機3との通信を行うインターフェイスである。センサ入力部240は、室外機2の各種センサでの検出結果を取り込んでCPU210に出力する。
CPU210は、前述した室外機2の各センサでの検出結果を、センサ入力部240を介して取り込む。さらには、CPU210は、室内機3から送信される制御信号を、通信部230を介して取り込む。CPU210は、取り込んだ検出結果や制御信号等に基づいて、圧縮機21や室外ファン27の駆動制御を行う。また、CPU210は、取り込んだ検出結果や制御信号に基づいて、四方弁22の切り替え制御を行う。さらには、CPU210は、取り込んだ検出結果や制御信号に基づいて、膨張弁24の開度調整を行う。
<<室内機の冷媒回路>>
次に、図1(A)を用いて、室内機3について説明する。室内機3は、室内熱交換器31と、室内ファン32と、液管4の他端が接続された液管接続部33と、ガス管5の他端が接続されたガス管接続部34を備えている。そして、室内ファン32を除くこれら各装置が以下で詳述する各冷媒配管で相互に接続されて、冷媒回路10の一部をなす室内機冷媒回路10bを形成している。
室内熱交換器31は、冷媒と後述する室内ファン32の回転により室内機3の図示しない吸込口から室内機3の内部に取り込まれた室内空気を熱交換させるものである。室内熱交換器31の一方の冷媒出入口は、液管接続部33と室内機液管67で接続されている。室内熱交換器31の他方の冷媒出入口は、ガス管接続部34と室内機ガス管68で接続されている。室内熱交換器31は、室内機3が冷房運転を行う場合は蒸発器として機能し、室内機3が暖房運転を行う場合は凝縮器として機能する。
室内ファン32は樹脂材で形成されており、室内熱交換器31の近傍に配置されている。室内ファン32は、図示しないファンモータによって回転することで、室内機3の図示しない吸込口から室内機3の内部に室内空気を取り込み、室内熱交換器31において冷媒と熱交換した室内空気を室内機3の図示しない吹出口から室内へ吹き出す。
以上説明した構成の他に、室内機3には各種のセンサが設けられている。室内機液管67には、室内熱交換器31に流入あるいは室内熱交換器31から流出する冷媒の温度を検出する液側温度センサ77が設けられている。室内機ガス管68には、室内熱交換器31から流出あるいは室内熱交換器31に流入する冷媒の温度を検出するガス側温度センサ78が設けられている。そして、室内機3の図示しない吸込口付近には、室内機3の内部に流入する室内空気の温度、すなわち室温を検出する室温センサ79が備えられている。
<冷媒回路の動作>
次に、本実施形態における空気調和機1の空調運転時の冷媒回路10における冷媒の流れや各部の動作について、図1(A)を用いて説明する。以下では、図中、実線で示した冷媒の流れに基づいて、室内機3が暖房運転を行う場合について説明する。なお、破線で示した冷媒の流れが冷房運転を示している。
室内機3が暖房運転を行う場合、CPU210は、図1(A)に示すように四方弁22を実線で示す状態、すなわち、四方弁22のポートaとポートdが連通するよう、また、ポートbとポートcが連通するよう、切り替える。これにより、冷媒回路10において実線矢印で示す方向に冷媒が循環し、室外熱交換器23が蒸発器として機能するとともに、室内熱交換器31が凝縮器として機能する暖房サイクルとなる。
圧縮機21から吐出された高圧の冷媒は、吐出管61を流れて四方弁22に流入する。四方弁22のポートaに流入した冷媒は、四方弁22のポートdから室外機ガス管64を流れて、ガス側閉鎖弁26を介してガス管5に流入する。ガス管5を流れる冷媒は、ガス管接続部34を介して室内機3に流入する。
室内機3に流入した冷媒は、室内機ガス管68を流れて室内熱交換器31に流入し、室内ファン32の回転により室内機3の内部に取り込まれた室内空気と熱交換を行って凝縮する。このように、室内熱交換器31が凝縮器として機能し、室内熱交換器31で冷媒と熱交換を行った室内空気が図示しない吹出口から室内に吹き出されることによって、室内機3が設置された室内の暖房が行われる。
室内熱交換器31から流出した冷媒は、室内機液管67を流れ、液管接続部33を介して液管4に流入する。液管4を流れ、液側閉鎖弁25を介して室外機2に流入した冷媒は、室外機液管63を流れて膨張弁24を通過する際に減圧される。上述したように、暖房運転時の膨張弁24の開度は、圧縮機21の吐出温度が所定の目標温度となるように調整される。
膨張弁24を通過して室外熱交換器23に流入した冷媒は、室外ファン27の回転により室外機2の内部に取り込まれた外気と熱交換を行って蒸発する。室外熱交換器23から冷媒配管62に流出した冷媒は、四方弁22のポートb及びポートc、吸入管66を流れ、圧縮機21に吸入されて再び圧縮される。
(熱交換器)
本実施形態の熱交換器は、室内機3の熱交換器31及び室外機2の熱交換器23に適用可能であるが、以下の説明では、暖房運転時に蒸発器として機能する、室外機2の熱交換器23に適用するものとして説明する。
図2は、本実施形態に係る熱交換器23を説明する図であり、図2(a)は熱交換器23の上面図、図2(b)は熱交換器23の正面図を示している。図2(a)及び図2(b)に示すように、熱交換器23は、断面形状が角の丸い矩形となった伝熱管であってその側面(幅広面)が対向するように上下方向(冷媒流れ方向に垂直となる方向)に配列された複数の扁平管40と、扁平管40の長手方向の両端に接続される左右一対のヘッダ12と、扁平管40と交差する方向に配置されて交差する扁平管40と接合された複数のフィン50と、を備える。熱交換器23には、これらのほかに、空気調和機1の他の要素との間をつなぎ冷媒が流れる冷媒配管がヘッダ12に接続されている(不図示)。
扁平管40は、より詳しく説明すると、断面が扁平な形状を有している。その内部には、冷媒が長手方向に流れる複数の冷媒流路が形成されている。複数の扁平管40は、空気が通過するための隙間S1を空けて上下方向に並列に配置され、複数の両端部が一対のヘッダ12に接続される。具体的には、長手方向に沿う複数の扁平管40を上下方向に所定の配列ピッチPh(隙間S1の上下方向の距離)で配列し、その両端部をヘッダ12に接続している。
ヘッダ12は、円筒形状であり、その内部には、熱交換器23に供給された冷媒を複数の扁平管40に分岐させて流入させたり、複数の扁平管40から流出した冷媒を合流させたりする冷媒流路(不図示)が形成されている。
フィン50は、平板形状を有しており、空気が通過するための隙間S1を空けて扁平管40と交差する方向に並列に配置されている。具体的には、上下方向に沿う複数のフィン40が、扁平管50に対し、その長手方向に所定のフィンピッチPvで配列されている。
<フィンの中間部と膨出部>
本実施形態に係る室外熱交換器23は、上下に隣り合う扁平管40に挟まれたフィン50の中間部51に膨出部60を設けている。膨出部60は、フィン50の強度を向上させる目的でフィン50の表面を絞り加工によって膨出させたものである。膨出部60は、ビードとも呼ばれる。以下、この膨出部60について、図3から図9を用いて説明する。熱交換器23は、図3に示すように、複数の扁平管40と、各扁平管40が差し込まれる複数の切欠き部52を有するフィン50と、を備えており、フィン50は、隣り合う第1切欠き部52と第2切欠き部52の間の中間部51を有する。
図3において領域X側が風上側を示しているが、本実施形態では、図3に示すように、フィン50の風上側の端部は、扁平管40の風上側の端部よりも、風上側に突出していない。このような配置関係において、一方の(図中上側の)切欠き部52の開放端52aと、他方の(図中下側の)切欠き部52の開放端52aから終端52bまでの間の任意の点を結ぶ直線に沿った座屈を防止するため、一方の切欠き部52の開放端52aから、他方の切欠き部52の開放端52aから終端52bまでのいずれかに位置する任意の点を結ぶ仮想線を引いたとき、仮想線の全てが中間部51に形成された膨出部60を横切るように膨出部60を形成する。これにより、座屈線となる可能性がある線上に必ず膨出部60が交差するようになる。つまり、仮想線は、その直線が起点となって座屈する可能性がある座屈線である。本実施例の形状であれば、座屈線となる可能性がある全ての仮想線が膨出部60によって補強されている。そのため、座屈を効果的に防止することができる。以下、膨出部60の例を説明する。なお、一方の切欠き部52における開放端52aと終端52bは、他方の切欠き部に対向する辺上の点である。同様に、他方の切欠き部52における開放端52aと終端52bは、一方の切欠き部に対向する辺上の点である。
図4は、フィン50の中間部51に1つの膨出部60を設けた例である。ここでは、仮想線の例として、一方の切欠き部52の風上側の端部52aと他方の切欠き部52の風上側の端部52aを結ぶ仮想線L1を挙げており、仮想線L1は、膨出部60の風上側を通過する。これにより、仮想線L1に沿った座屈が生じるような場合に対しても、膨出部60によって補強されるので、フィン50の中間部51の強度を向上させることができる。
図5は、フィン50の中間部51に2つの膨出部60(60a,60b)を設けた例である。図4と同様に、仮想線L1は、2つの膨出部60(60a,60b)の双方を通過する。膨出部60(60a,60b)が2つ設けられたことにより、フィン50の中間部51の強度を、図4の1つの膨出部60の場合に比し、更に向上させることができる。
図6は、フィン50の中間部51に1つの膨出部60を設けた例であって、仮想線L1以外の仮想線の例を示すものである。すなわち、一方の切欠き部52の開放端52aと他方の切欠き部52の終端52bを結ぶ仮想線L2、第2切欠き部52の開放端52aと第1切欠き部52の終端52bを結ぶ仮想線L3を挙げており、2つの仮想線L2,L3の双方が膨出部60を通過する。これにより、2つの仮想線L2,L3のいずれかに沿った座屈が生じるような場合であっても、フィン50の中間部51の強度を向上させることができる。なお、図6の膨出部60であれば、一方の切欠き部52の開放端52aを仮想線は、他方の切欠き部52の開放端52aから終端52bまでに位置する点の何れにおいても膨出部60を横切る。同様に、他方の切欠き部52の開放端52aを仮想線は、一方の切欠き部52の開放端52aから終端52bまでに位置する点の何れにおいても膨出部60を横切る。
図7は、フィン50の中間部51に2つの膨出部60(60a,60b)を設けた例であって、2つの仮想線L2,L3と2つの膨出部60(60a,60b)の関係を示すものである。この例では、仮想線L2が一方の切欠き部52の開放端52aから他方の切欠き部52の終端52bに至る過程で2つの膨出部60のうち一方の膨出部60aを、仮想線L3が第2切欠き部52の開放端52aから第1切欠き部52の終端52bに至る過程で2つの膨出部60のうち他方の膨出部60bを、それぞれ通過する。2つの膨出部60(60a,60b)を設けた場合、図5に示すように、例えば仮想線L1は2つの膨出部60(60a,60b)の双方を通過するが、2つの膨出部60(60a,60b)の双方を通過しない範囲においても、図7に示すように、仮想線(例えば仮想線L2,L3)の少なくとも一つの膨出部60(60a,60b)のいずれかを横切るように形成されていれば良い。例えば、膨出部60が60bのみであっても、仮想線L2が60bを横切るように60bを終端52b側の方向に長く形成すれば良い。
図8は、図7と同様にフィン50の中間部51に2つの膨出部60(60a,60b)を設けるとともに、2つの膨出部60(60a,60b)の間にスリット70を設けた例を示す図である(仮想線は、省略)。スリット70は、熱交換の性能向上を図るために設けるものであるが、その反面、中間部51に切り込みを入れるため、強度が低下する。したがって、スリット70を横切る仮想線を起点とした座屈が生じやすくなる。しかし、本実施例によれば、スリット70を横切る範囲の仮想線の全てが少なくとも一つの膨出部60(60a,60b)を横切るようにすることにより、スリット70を横切る範囲の仮想線の全てが膨出部60を2か所(60a,60b)以上横切ることになる。その結果、スリット70を設けても、フィン50の中間部51の強度を確保することができる。この場合、フィン50の中間部51の強度を確保する観点から、図8に示すように、2つの膨出部60(60a,60b)の通風方向の長さは、スリット70の通風方向の幅よりも長く設定するとともに、スリット70は、2つの膨出部60(60a,60b)の間に挟み込むように配置することが好ましい。なお、スリット70は、ルーバーに置き換えてもよい。
図9は、図8と同様にフィン50の中間部51に2つの膨出部60(60a,60b)及び2つの膨出部60(60a,60b)の間にスリット70を設けるとともに、もう1つの膨出部60cを設け、2つの膨出部60(60a,60b)と合わせて膨出部60が風上側に開放したコの字状になるようにした例を示す図である。このように、3つの膨出部60(60a,60b,60c)をコの字状に形成することにより、スリット70(又はルーバー)を設けたような場合であっても、スリット70を横切る範囲の仮想線の全てが膨出部60を2か所(60a,60b)以上横切ることになる。その結果、フィン50の中間部51の強度をより一層確保することができる。
1 空気調和機
2 室外機
3 室内機
4 液管
5 ガス管
10 冷媒回路
10a 室外機冷媒回路
10b 室内機冷媒回路
21 圧縮機
22 四方弁
23 室外熱交換器
24 膨張弁
25 液側閉鎖弁
26 ガス側閉鎖弁
27 室外ファン
31 室内熱交換器
32 室内ファン
33 液管接続部
34 ガス管接続部
40 扁平管
50 フィン
51 中間部
52 第1、第2切欠き部
60 膨出部
70 スリット(ルーバー)
61 吐出管
62 冷媒配管
63 室外機液管
64 室外機ガス管
66 吸入管
67 室内機液管
68 室内機ガス管
71 吐出圧力センサ
72 吸入圧力センサ
73 吐出温度センサ
74 吸入温度センサ
75 熱交温度センサ
76 外気温度センサ
77 液側温度センサ
78 ガス側温度センサ
79 室温センサ
200 室外機制御手段
210 CPU
220 記憶部
230 通信部
240 センサ入力部
L1〜L3 仮想線

Claims (4)

  1. 複数の扁平管と、
    各扁平管が差し込まれる複数の切欠き部を有するフィンと、
    隣り合う一方の前記切欠き部と他方の前記切欠き部の間の前記フィンの中間部に前記フィンを膨出させることで形成された膨出部と、を備え、
    前記一方の切欠き部の開放端から、前記一方の切欠き部の開放端から終端までのいずれかに位置する任意の点まで直線状の仮想線を引いたとき、前記仮想線が前記膨出部を横切る、
    ことを特徴とする熱交換器。
  2. 前記膨出部が複数設けられており、前記仮想線は、少なくとも一つの前記膨出部を通過する、ことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 複数の前記膨出部は、前記フィンにおける複数の前記切欠き部の前記開放端側に開放したコの字状に配置されている、ことを特徴とする請求項2に記載の熱交換器。
  4. 前記中間部には、スリット又はルーバーが更に形成され、
    前記スリット又は前記ルーバーを横切る範囲の前記仮想線が前記膨出部を2か所以上横切る、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の熱交換器。
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