JP7226065B2 - 火花点火式内燃機関の気流制御装置 - Google Patents

火花点火式内燃機関の気流制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、火花点火式内燃機関の燃焼室への新気の気流を制御する、火花点火式内燃機関の気流制御装置に関する。
LPG(Liquid Petroleum Gas:液化石油ガス)やCNG(Compressed Natural Gas:圧縮天然ガス)等の気体燃料を燃料とする内燃機関や、ガソリンを燃料とする内燃機関(いわゆるガソリンエンジン)では、点火プラグを用いて燃焼室内で火花を発生させることで、燃焼室内の混合気に着火して燃焼させている。このような内燃機関は、一般的に火花点火式内燃機関と呼ばれている。これに対して軽油を燃料とする内燃機関(いわゆるディーゼルエンジン)では、点火プラグを用いることなく、火花点火式内燃機関よりも高い圧縮比によって高温となった燃焼室内に燃料を直接噴霧して自然着火させて燃焼させている。
上記の軽油燃料の内燃機関では、図9に示すように、吸気工程にて吸気ポート110Kの吸気バルブ孔111Kから燃焼室110N内に新気を吸い込む際、シリンダ110Cの中心軸線であるシリンダ中心軸線110J回りの渦であるスワール渦112Kを発生させると、より効率良い燃焼を得られることが知られている。スワール渦112Kは、吸気工程に続く圧縮工程にてピストン110Pが上方に移動しても消滅することなく維持され、高圧に圧縮された燃焼室110N内に直接噴霧された燃料を燃焼室内に拡散させる。なお、図9では吸気バルブと排気バルブの記載を省略している。
これに対して上記の火花点火式の内燃機関では、図10に示すように、吸気工程にて吸気ポート120Kの吸気バルブ孔121Kから燃焼室120N内に新気を吸い込む際、シリンダ中心軸線120Jに交差する方向に延びるタンブル軸線122J回りの渦であるタンブル渦122Kを発生させると、熱効率の良い燃焼を得られることが知られている。タンブル渦122Kは、吸気工程に続く圧縮工程にてピストン120Pが上方に移動していくと、流れが制限されてやがて渦が消滅し、消滅した運動エネルギーが乱流となって放出され、着火後の燃焼速度が向上することが知られている。燃焼速度が高くなると、より希薄燃焼が可能となる。なお、図10では吸気バルブと排気バルブと点火プラグの記載を省略している。
例えば特許文献1に記載の気流制御装置には、燃焼室に2つの排気バルブ孔と、2または3つの吸気バルブ孔と、を有する火花点火式の内燃機関の気流制御装置が記載されている。当該気流制御装置は、吸気バルブ孔の上流側の吸気ポート内に、内燃機関の運転状態に応じて吸気ポート内の上方部から下方に向かって旋回する気流制御弁を有しており、内燃機関の運転状態に応じて気流制御弁の旋回角度を調整することで、タンブル渦のタンブル強度を向上させている。
特開2007-032560号公報
特許文献1に記載の気流制御装置は、燃焼室に2または3つの吸気バルブ孔を有する内燃機関を前提としている。例えば燃焼室に2つの吸気バルブを有する内燃機関では、シリンダ中心軸線上から燃焼室を見た場合、かつ、2つの吸気バルブが上方、2つの排気バルブが下方となるように見た場合、2つの吸気バルブ孔は、シリンダ中心軸線の右側と左側に配置されている。2つの吸気バルブ孔を有する内燃機関では、一方の吸気バルブ孔から流入した新気のシリンダ中心軸線回りの旋回方向と、他方の吸気バルブ孔から流入した新気のシリンダ中心軸線回りの旋回方向と、が互いに反対方向となるので、衝突した個所で旋回方向が変えられてタンブル渦となり易い。
つまり、2つの吸気バルブ孔を有する内燃機関では、2つの吸気バルブ孔から燃焼室内に導かれた新気は、スワール渦を発生しにくく、タンブル渦を発生し易い。3つの吸気バルブ孔を有する内燃機関も同様に、スワール渦を発生しにくく、タンブル渦を発生させ易い。従って、燃焼室に2または3つの吸気バルブ孔を有する内燃機関を前提とした特許文献1では、もともとタンブル渦が発生し易い構造を前提としており、当該タンブル渦のタンブル強度を、さらに大きな強度にするものである。つまり、特許文献1は、タンブル渦が発生しにくい内燃機関に対して、タンブル渦を発生し易くするものではない。
燃焼室に2または3つの吸気バルブ孔を有する特許文献1の内燃機関に対して、図11に、燃焼室130Nに吸気ポート130Kの吸気バルブ孔131Kを1つのみ有する内燃機関の例を示す。なお図11は、シリンダ中心軸線130J上から燃焼室130Nを見た図である。図11の例に示す内燃機関では、燃焼室130Nに対して、1つの吸気バルブ孔131K及び吸気ポート130Kと、1つの排気バルブ孔131H及び排気ポート130Hとを有している。また図11の例に示す内燃機関は、シリンダ中心軸線130J上から燃焼室130Nを見た場合に吸気ポート130Kの中心軸線である吸気ポート中心軸線131Jとシリンダ中心軸線130Jとが交差することなく離れている内燃機関の例を示している。図11に示すような内燃機関の場合、引用文献1に記載の気流制御装置を適用しても、タンブル渦でなくスワール渦132Kが発生し易い。図11の例に示す内燃機関の場合、吸気バルブ孔131Kから燃焼室130N内に流入した新気は、点線にて示すように、シリンダ130Cの内壁に沿って一方方向に旋回(図11の例では、反時計回り方向に旋回)してスワール渦132Kとなり易い。なお、図11では、吸気バルブと排気バルブと点火プラグの記載を省略している。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、燃焼室に吸気バルブ孔を1つのみ有して新気のタンブル渦を発生させにくい火花点火式内燃機関に対して、燃焼室内に吸い込まれた新気にタンブル渦を発生させ易くすることができる、火花点火式内燃機関の気流制御装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の発明は、一方端に燃焼室が形成されたシリンダと、前記燃焼室に設けられて前記燃焼室内に新気を導く1つの吸気バルブ孔と、前記吸気バルブ孔へと新気を導く吸気ポートと、前記吸気バルブ孔を開閉する吸気バルブと、を有する火花点火式内燃機関に対して、前記吸気ポート及び前記吸気バルブ孔から前記燃焼室内へ導かれる新気の気流に、前記シリンダの中心軸線であるシリンダ中心軸線に交差する方向に延びるタンブル軸線回りの渦となるタンブル渦を発生させる、火花点火式内燃機関の気流制御装置であって、前記シリンダ中心軸線上から前記燃焼室を見た場合、前記吸気ポートの中心軸線である吸気ポート中心軸線は、前記シリンダ中心軸線と交差することなく離間しており、前記吸気ポート内における前記吸気バルブ孔の近傍の位置である吸気バルブ上流位置に、前記シリンダ中心軸線上から前記燃焼室を見た場合における前記吸気ポートから前記燃焼室内に吐出される新気の吐出方向を、前記シリンダ中心軸線に近づく方向に変換することが可能な気流方向変換手段を有する、火花点火式内燃機関の気流制御装置である。
本発明の第2の発明は、上記第1の発明に係る火花点火式内燃機の気流制御装置であって、前記気流方向変換手段は、前記吸気ポート内の前記吸気バルブ上流位置において前記吸気ポート中心軸線と直交する仮想平面にて前記吸気ポートを切断した断面である吸気バルブ上流断面における前記シリンダ中心軸線から遠い側の縁部に沿った位置となる外側位置に設けられた旋回軸部材と、前記火花点火式内燃機関の運転状態に応じて前記旋回軸部材を旋回させる駆動装置と、一方の縁部が前記旋回軸部材に接続されて前記吸気バルブ上流位置において前記吸気ポート内で前記旋回軸部材とともに旋回する板状部材と、を有している、火花点火式内燃機関の気流制御装置である。
本発明の第3の発明は、上記第2の発明に係る火花点火式内燃機関の気流制御装置であって、前記板状部材は、前記吸気ポート中心軸線に略直交する状態に旋回された場合、前記吸気バルブ上流断面の全体を覆うことなく前記吸気バルブ上流断面における前記旋回軸部材の周囲の領域である流路外側領域を覆うことが可能な外側部を有している、火花点火式内燃機関の気流制御装置である。
本発明の第4の発明は、上記第3の発明に係る火花点火式内燃機関の気流制御装置であって、前記板状部材は、前記吸気ポート中心軸線に略直交する状態に旋回された場合、前記吸気バルブ上流断面の全体を覆うことなく前記吸気バルブ上流断面における前記燃焼室に近い側の領域である流路燃焼室側領域を覆うことが可能な下側部を有しており、前記外側部と前記下側部にて略L字状に形成されている、火花点火式内燃機関の気流制御装置である。
本発明の第5の発明は、上記第2の発明~第4の発明のいずれか1つに係る火花点火式内燃機関の気流制御装置であって、前記板状部材は、前記吸気ポート中心軸線に略直交する状態に旋回された全閉相当位置と、前記全閉相当位置から新気の下流側に向かって前記吸気ポートの内壁面に接するまで旋回された全開相当位置と、の範囲で旋回される、火花点火式内燃機関の気流制御装置である。
本発明の第6の発明は、上記第1の発明に係る火花点火式内燃機関の気流制御装置であって、前記気流方向変換手段は、前記吸気ポート内の前記吸気バルブ上流位置における前記シリンダ中心軸線から遠い側の縁部に沿った位置となる外側位置及び当該外側位置の周囲、となる前記吸気ポートの内壁面に設けられて前記吸気ポート内に向かって突出する凸状形状を有する複数の外側突起部を有する、火花点火式内燃機関の気流制御装置である。
本発明の第7の発明は、上記第6の発明に係る火花点火式内燃機関の気流制御装置であって、前記気流方向変換手段は、前記吸気バルブ上流位置における前記燃焼室に近い側の縁部に沿った位置となる下側位置及び当該下側位置の周囲、となる前記吸気ポートの内壁面に設けられて前記吸気ポート内に向かって突出する凸状形状を有する複数の下側突起部を有する、火花点火式内燃機関の気流制御装置である。
第1の発明によれば、1つの吸気バルブ孔が燃焼室に設けられて、シリンダ中心軸線上から見た場合に吸気ポート中心軸線とシリンダ中心軸線とが交差することなく離間しているシステム(図11の例に示すタンブル渦を発生させにくいシステム)に対して、吸気ポートから燃焼室内に吐出される新気の吐出方向を、シリンダ中心軸線に近づく方向に変換する気流方向変換手段を有する。これにより、燃焼室内に吸い込まれた新気にタンブル渦を発生させ易くすることができる。
第2の発明によれば、気流方向変換手段を、シンプルな構造で実現することができる。
第3の発明によれば、外側部を有する板状部材とすることで、板状部材の構造を、吸気ポートから燃焼室内に吐出される新気の吐出方向をシリンダ中心軸線に近づく方向に変換する適切な構造にすることができる。
第4の発明によれば、外側部と下側部にて略L字状の板状部材とすることで、燃焼室内への新気の吐出方向を、シリンダ中心軸線に近づく方向に変換するとともに燃焼室から遠くなる側に変換する。これにより、燃焼室内に吐出される新気の方向を、タンブル渦をさらに発生させ易い方向へと変換することができる。
第5の発明によれば、吸気ポート内の新気の流れを妨げる吸気抵抗となることを適切に抑制することができる。
第6の発明によれば、気流方向変換手段を、外側突起部にてシンプルな構造で実現することができる。
第7の発明によれば、外側突起部と下側突起部を有することで、燃焼室内への新気の吐出方向を、シリンダ中心軸線に近づく方向に変換するとともに燃焼室から遠くなる側に変換する。これにより、燃焼室内に吐出される新気の方向を、タンブル渦をさらに発生させ易い方向へと変換することができる。
火花点火式内燃機関システムの全体構成を説明する図である。 第1の実施の形態の気流方向変換手段において、シリンダ中心軸線上から燃焼室を見た図であり、駆動装置と旋回軸部材と板状部材を有する気流方向変換手段によって燃焼室内に吐出される新気の吐出方向がシリンダ中心軸線に近づく方向に変換される様子を説明する図である。 図2の状態を、別の方向から見た図であり、駆動装置と旋回軸部材と板状部材を有する気流方向変換手段によって燃焼室内への吐出方向が変換された新気がタンブル渦を発生させる様子を説明する図である。 図3におけるIV-IV断面図であり、吸気バルブ上流断面に配置された、駆動装置と旋回軸部材と板状部材を有する気流方向変換手段の外観を示す図である。 駆動装置と旋回軸部材と板状部材を有する気流方向変換手段の外観と旋回範囲等を説明する斜視図である。 第1の実施の形態の気流方向変換手段における、旋回軸部材と板状部材の外観の例を説明する図である。 外側突起部と下側突起部を有する気流方向変換手段の外観等を説明する斜視図である。 第2の実施の形態の気流方向変換手段における、外側突起部と下側突起部の外観の例を説明する図である。 スワール渦の例を説明する図である。 タンブル渦の例を説明する図である。 燃焼室に吸気バルブ孔を1つのみ有し、シリンダ中心軸線上から燃焼室を見た場合に吸気ポート中心軸線とシリンダ中心軸線とが交差することなく離間している場合、スワール渦が発生し易い様子を説明する図である。
以下に本発明を実施するための形態を図面を用いて説明する。本実施の形態の説明では、ガソリンやLPG(Liquid Petroleum Gas:液化石油ガス)等の液体燃料やCNG(Compressed Natural Gas:圧縮天然ガス)等の気体燃料を用いた火花点火式内燃機関システムを例として説明する。
●[火花点火式内燃機関システム1の全体構成(図1)]
図1を用いて、内燃機関10(以下、火花点火式内燃機関を内燃機関10と記載)を制御する火花点火式内燃機関システム1について、吸気側から排気側に向かって順に説明する。
吸気管11Aの流入側には、吸気流量検出手段31(例えば、吸気流量センサ)が設けられている。吸気流量検出手段31は、内燃機関10が吸入した新気(吸気)の流量に応じた検出信号を制御装置50に出力する。また吸気流量検出手段31には、吸気の温度に応じた検出信号を制御装置50に出力する吸気温度検出手段36(例えば、温度センサ)が設けられている。
吸気管11Aの流出側には、スロットル装置23の流入側が接続されている。スロットル装置23は、スロットル駆動手段23Aとスロットルバルブ23Bを有している。スロットル駆動手段23Aは例えば電動モータであり、制御装置50からの制御信号に応じてスロットルバルブ23Bを駆動する。スロットルバルブ23Bは、スロットル駆動手段23Aにて回動され、吸気管11Aの開度を調整することで、内燃機関10が吸入する新気の量を調整する。例えば制御装置50は、制御プログラムに基づいて、内燃機関の目標回転数を算出し、当該目標回転数に近づくように、スロットル駆動手段23Aと、後述するインジェクタ22からの燃料噴射量を制御する。
スロットル装置23の流出側には、吸気管11Bの流入側が接続されている。そして吸気管11Bには、インジェクタ22が設けられている。インジェクタ22には、燃料タンク21から燃料配管21Aを介して気体燃料が導かれている。そしてインジェクタ22は、制御装置50からの噴射信号にて駆動される。制御装置50は、内燃機関10の運転状態に応じて、インジェクタ22に噴射信号を出力し、燃料タンク21内から燃料配管21Aを介して導かれた気体燃料を、内燃機関10の吸気管11A(吸気経路)内に噴射する。
燃料タンク21は、例えば燃料ボンベであり、気体状態の気体燃料FG、または、気体状態の気体燃料FG及び液体状態の気体燃料FL、を貯蔵している。気体燃料は、例えばLPG(Liquid Petroleum Gas:液化石油ガス)やCNG(Compressed Natural Gas:圧縮天然ガス)であり、燃料タンク21内の気体状態の気体燃料FGは、燃料配管21Aを介してインジェクタ22に導かれている。なお、図示省略するが、インジェクタ22に加えてスロットル装置23の上流側にキャブレターを追加し、燃料配管を介してキャブレターに気体燃料を導くようにしてもよい。
吸気管11Bの流出側は吸気ポート11Cに接続されている。そして吸気ポート11Cは内燃機関10のシリンダ10Cに接続されている。内燃機関10のシリンダ10Cは、吸気工程にて、吸気管11A、11Bを介して吸入した新気とインジェクタ22から噴射された気体燃料とが混合された混合気を、吸気ポート11Cから吸引する。
吸気ポート11Cには、気流方向変換手段26(気流制御装置)が設けられている。なお、気流方向変換手段26は、駆動装置26A(例えば、電動モータや、負圧で動作するダイヤフラム等のアクチュエータ)、旋回軸部材26B、板状部材26C等を有している。気流方向変換手段26は、吸気ポート11Cからシリンダ10Cの燃焼室内に吐出される新気の吐出方向を変換して、燃焼室内にタンブル渦を発生させる。なお、気流方向変換手段26の詳細構造や、タンブル渦が発生するしくみ等については後述する。
また内燃機関10は火花点火式内燃機関であるので、シリンダ10Cには点火プラグ24が取り付けられている。制御装置50は、内燃機関10の運転状態に応じて、点火信号をイグナイタ25に出力して、イグナイタ25から点火プラグ24に点火信号を出力させる。点火信号が入力された点火プラグ24は、シリンダ10C内で着火用の火花を発生させる。
また内燃機関10には、回転検出手段32、クーラント温度検出手段34等が設けられている。回転検出手段32は、例えば回転センサであり、内燃機関10のクランクシャフトの回転数(すなわち、エンジン回転数)に応じた検出信号を制御装置50に出力する。クーラント温度検出手段34は、例えば温度センサであり、内燃機関10内に循環されている冷却用クーラントの温度を検出し、検出した温度に応じた検出信号を制御装置50に出力する。
内燃機関10のシリンダ10Cには排気ポート12Aが接続され、排気ポート12Aには排気管12Bの流入側が接続されている。また排気管12B(排気経路)の流入側には、空燃比検出手段35が設けられている。空燃比検出手段35は、例えばA/Fセンサであり、排気管12B内の排気ガスの空燃比に基づいた検出信号を制御装置50に出力する。
排気管12Bの流出側は触媒42の流入側に接続されている。触媒42は、排気ガス中の一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOx)を浄化して無害化する。
制御装置50は、上記の検出手段を含めた各種の検出手段からの検出信号に基づいて内燃機関10の運転状態を検出し、上記のインジェクタ22やスロットル駆動手段23Aを含めた各種のアクチュエータを制御する。
●[第1の実施の形態の気流方向変換手段26の構造と、タンブル渦T1が発生する様子(図2~図6)]
次に図2~図6を用いて、第1の実施の形態の気流方向変換手段26と、燃焼室10N内にタンブル渦T1(図3~図5参照)が発生する様子について説明する。なお図2は、シリンダ10Cの中心軸線であるシリンダ中心軸線10J上から燃焼室10Nを見た図であり、図3は、図2におけるシリンダ中心軸線10J及び吸気ポート中心軸線11Jの双方に直交する方向から見た燃焼室10Nの周囲の図であり、図4は、図3におけるIV-IV断面図を示している。また図5は、図3に示す燃焼室10Nの周囲を別の角度から見た斜視図を示している。また図6は、気流方向変換手段26の旋回軸部材26Bと板状部材26Cの拡大図であり、図5におけるVI-VI方向から見た図である。
図3~図5に示すように、内燃機関10のシリンダ10Cの一方端には、(半球状の空間となる)燃焼室10Nが形成されている。そして図2に示すように、燃焼室10Nには、1つの吸気バルブ孔11Kが形成されて当該吸気バルブ孔11Kには吸気ポート11Cが接続されている。吸気バルブ孔11Kには、吸気バルブ孔11Kを開閉する吸気バルブ11Vが配置されている。吸気ポート11C内を流れてきた新気A1、A2は、吸気バルブ孔11Kから燃焼室10N内に吐出される。
また図2に示すように、燃焼室10Nには、1つの排気バルブ孔12Kが形成されて当該排気バルブ孔12Kには排気ポート12Aが接続されている。排気バルブ孔12Kには、排気バルブ孔12Kを開閉する排気バルブ12Vが配置されている。また図2~図5に示すように、燃焼室10Nにおける吸気ポート11Cや排気ポート12Aに干渉しない位置には、点火プラグ24が配置されている。
図2に示すように、シリンダ中心軸線10J上から燃焼室10Nを見た場合、吸気ポート11Cの中心軸線である吸気ポート中心軸線11Jは、シリンダ中心軸線10Jと交差することなく離間している。
また図2(及び図3、図5)に示すように、吸気ポート11C内における吸気バルブ11Vの上流側の近傍である吸気バルブ上流位置11Pには、気流方向変換手段26が設けられている。気流方向変換手段26は、図2に示すように、シリンダ中心軸線10J上から燃焼室10Nを見た場合において、吸気ポート11Cから燃焼室10N内に吐出される新気A1の吐出方向を、シリンダ中心軸線10Jに近づく方向(新気A2の方向)に変換することが可能である。
気流方向変換手段26(気流制御装置に相当)は、図5及び図6に示すように、駆動装置26Aと、旋回軸部材26Bと、板状部材26Cと、を有している。駆動装置26Aは、例えば電動モータやダイヤフラム等のアクチュエータであり、内燃機関10の運転状態に応じて制御装置50から制御される。
旋回軸部材26Bは、図4及び図5に示すように、吸気ポート11C内の吸気バルブ上流位置11Pにおいて、吸気ポート中心軸線11Jと直交する仮想平面にて吸気ポート11Cを切断した断面である吸気バルブ上流断面11Mにおけるシリンダ中心軸線10Jから遠い側の縁部に沿った位置となる外側位置11MA(図6参照)に設けられている。
板状部材26Cは、図2、図4~図6に示すように、一方の縁部が旋回軸部材26Bに接続されて、吸気バルブ上流位置11Pにおいて吸気ポート11C内で旋回軸部材26Bとともに旋回する。そして板状部材26Cは、図6(図4における拡大図)に示すように、外側部26C1と下側部26C2を有して略L字状に形成されている。
板状部材26Cの外側部26C1は、吸気ポート中心軸線11Jに略直交する状態に旋回された場合(図5における板状部材26Cの実線の状態の場合)、図4~図6に示すように、吸気バルブ上流断面11Mの全体を覆うことなく、吸気バルブ上流断面11Mにおける旋回軸部材26Bの周囲の領域である流路外側領域11C1(図6参照)を覆うことが可能である。
板状部材26Cの下側部26C2は、吸気ポート中心軸線11Jに略直交する状態に旋回された場合(図5における板状部材26Cの実線の状態の場合)、図4~図6に示すように、吸気バルブ上流断面11Mの全体を覆うことなく、吸気バルブ上流断面11Mにおける燃焼室10Nに近い側の領域である流路燃焼室側領域11C2(図6参照)を覆うことが可能である。
そして板状部材26Cは、図5にて実線にて示す位置であって吸気ポート中心軸線11Jに略直交する状態に旋回された全閉相当位置と、図5にて2点鎖線にて示す位置であって全閉相当位置から新気(吸気)の下流側に向かって吸気ポート11Cの内壁面に接するまで旋回された全開相当位置と、の範囲で旋回される。例えば制御装置50は、内燃機関10の負荷が比較的高負荷の場合では板状部材26Cを全開相当位置に旋回させ、内燃機関10の負荷が比較的低負荷の場合では板状部材26Cを全閉相当位置に旋回させる。また制御装置50は、内燃機関10の負荷が比較的中負荷の場合では板状部材26Cを、負荷に応じて全開相当位置から全閉相当位置の間の任意の旋回角度で旋回させる。板状部材26Cが全閉相当位置に旋回される場合は内燃機関の負荷が低負荷の場合だけであり、その際の新気の流量は比較的少ない。このため、全閉相当位置の板状部材26Cが吸気バルブ上流断面11Mを覆う面積は、例えば80%程度の面積まで覆うサイズであってもよい。
上記の駆動装置26A、旋回軸部材26B、板状部材26Cを有する気流方向変換手段26にて、図2~図6に示すように、吸気ポート11C内を流れてきた新気A1は、気流方向変換手段26によって、吸気バルブ孔11Kから燃焼室10N内に吐出される際、吐出方向が、シリンダ中心軸線10Jに近づく方向に変換される(図2、図5参照)。なお、タンブル渦T1の流れの先に点火プラグ24が配置されていると、より好ましい。
板状部材26Cの外側部26C1(図6参照)は、図2に示すように、燃焼室10N内に吐出される新気A2の吐出方向を、シリンダ10Cの内壁面に対して垂直に近い角度θ1で当たる方向に変換するとともに経路を絞ることで新気の流速を増す。これにより、シリンダ中心軸線10J回りのスワール渦が発生しにくくなり、図3~図5に示すように、シリンダ中心軸線10Jに交差する方向に延びるタンブル軸線T1J回りの渦となるタンブル渦T1が発生し易くなる。スワール渦でなくタンブル渦を発生させると、上述したように燃焼速度が高くなり、より希薄燃焼が可能となる。
板状部材26Cの下側部26C2(図6参照)は、燃焼室10N内に吐出される新気の吐出方向を、燃焼室10Nから遠ざかる方向に変換するとともに経路を絞ることで新気の流速を増す。これにより、タンブル渦T1(図3、図5参照)の径をより大きくすることになり、タンブル強度が向上する。なお、板状部材26Cにおける下側部26C2(図6参照)を省略し、外側部26C1(図6参照)のみを有する形状の板状部材26Cとしてもよい。
第1の実施の形態の気流方向変換手段26は、可動式であり、全開相当位置ではほとんど吸気抵抗にならず、内燃機関の負荷等に応じて種々の旋回角度にして効果を評価できるので便利である。
●[第2の実施の形態の気流方向変換手段26Tの構造と、タンブル渦T1が発生する様子(図7、図8)]
次に図7及び図8を用いて、第2の実施の形態の気流方向変換手段26Tと、燃焼室10N内にタンブル渦T1(図7参照)が発生する様子について説明する。第1の実施の形態の気流方向変換手段26は駆動装置26Aと旋回軸部材26Bと板状部材26Cとを有する可動式であるが、第2の実施の形態の気流方向変換手段26Tは固定式の外側突起部26Vと下側突起部26Hである点が異なる。以下、相違点を主に説明する。
気流方向変換手段26T(気流制御装置に相当)は、図7及び図8に示すように、吸気ポート11C内の吸気バルブ上流位置11Pの位置及びその周辺に設けられた複数の外側突起部26Vと複数の下側突起部26Hとを有している。
外側突起部26Vは、図7及び図8に示すように、吸気ポート11C内の吸気バルブ上流位置11Pにおけるシリンダ中心軸線10Jから遠い側の縁部に沿った位置となる外側位置11PA(図8参照)及び当該外側位置11PAの周囲となる吸気ポート11Cの内壁面に、複数設けられている。また外側突起部26Vは、吸気ポート11C内に向かって突出する円柱状または円錐台状の凸状形状を有している。なお、それぞれの外側突起部26Vのサイズ、配置する数、配置の間隔等は、適宜設定される。
下側突起部26Hは、図7及び図8に示すように、吸気ポート11C内の吸気バルブ上流位置11Pにおける燃焼室10Nに近い側の縁部に沿った位置となる下側位置11PB(図8参照)及び当該下側位置11PBの周囲となる吸気ポート11Cの内壁面に、複数設けられている。また下側突起部26Hは、吸気ポート11C内に向かって突出する円柱状または円錐台状の凸状形状を有している。なお、それぞれの下側突起部26Hのサイズ、配置する数、配置の間隔等は、適宜設定される。
上記の複数の外側突起部26Vと複数の下側突起部26Hを有する気流方向変換手段26Tにて、図7に示すように、吸気ポート11C内を流れてきた新気A1は、気流方向変換手段26Tによって、吸気バルブ孔11Kから燃焼室10N内に吐出される際、吐出方向が、(図2に示すように)シリンダ中心軸線10Jに近づく方向に変換される。なお、タンブル渦T1の流れの先に点火プラグ24が配置されていると、より好ましい。
外側突起部26V(図8参照)は、燃焼室10N内に吐出される新気の吐出方向を、シリンダ10Cの内壁面に対して垂直に近い角度θ1(図2参照)で当たる方向に変換する。これにより、シリンダ中心軸線10J回りのスワール渦が発生しにくくなり、図8に示すように、シリンダ中心軸線10Jに交差する方向に延びるタンブル軸線T1J回りの渦となるタンブル渦T1が発生し易くなる。スワール渦でなくタンブル渦を発生させると、上述したように燃焼速度が高くなり、より希薄燃焼が可能となる。
下側突起部26H(図8参照)は、燃焼室10N内に吐出される新気の吐出方向を、燃焼室10Nから遠ざかる方向に変換する。これにより、タンブル渦T1(図7参照)の径をより大きくすることになり、タンブル強度が向上する。なお、複数の下側突起部26H(図6参照)を省略し、複数の外側突起部26Vのみを有する気流方向変換手段26Tとしてもよい。
第2の実施の形態の気流方向変換手段26Tは、可動式の第1の実施の形態の気流方向変換手段26と比較して、構造を非常にシンプルとすることができる。
本発明の、火花点火式内燃機関の気流制御装置(気流方向変換手段26、26T)は、本実施の形態で説明した構成、構造、形状、動作等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、板状部材26Cの形状や、外側突起部26Vや下側突起部26Hの形状は、本実施の形態にて説明した形状に限定されるものではない。
本実施の形態の説明では、気体燃料を用いた火花点火式内燃機関を例にして説明したがこれに限定されず、ガソリンを用いた火花点火式内燃機関等、種々の火花点火式内燃機関に、本実施の形態にて説明した、気流制御装置(気流方向変換手段26、26T)を適用することが可能である。
1 火花点火式内燃機関システム
10 内燃機関(火花点火式な内燃機関)
10C シリンダ
10J シリンダ中心軸線
10N 燃焼室
10P ピストン
11A、11B 吸気管(吸気経路)
11C 吸気ポート
11C1 流路外側領域
11C2 流路燃焼室側領域
11J 吸気ポート中心軸線
11K 吸気バルブ孔
11M 吸気バルブ上流断面
11MA 外側位置
11P 吸気バルブ上流位置
11PA 外側位置
11PB 下側位置
11V 吸気バルブ
12A 排気ポート
12B 排気管(排気経路)
12K 排気バルブ孔
12V 排気バルブ
21 燃料タンク
21A 燃料配管
22 インジェクタ
23 スロットル装置
23A スロットル駆動手段
23B スロットルバルブ
24 点火プラグ
25 イグナイタ
26、26T 気流方向変換手段(気流制御装置)
26A 駆動装置
26B 旋回軸部材
26C 板状部材
26C1 外側部
26C2 下側部
26H 下側突起部
26V 外側突起部
31 吸気流量検出手段
32 回転検出手段
34 クーラント温度検出手段
35 空燃比検出手段
36 吸気温度検出手段
42 触媒
50 制御装置
FG 気体燃料(気体状態)
FL 気体燃料(液体状態)

Claims (4)

  1. 一方端に燃焼室が形成されたシリンダと、前記燃焼室に設けられて前記燃焼室内に新気を導く1つの吸気バルブ孔と、前記吸気バルブ孔へと新気を導く吸気ポートと、前記吸気バルブ孔を開閉する吸気バルブと、を有する火花点火式内燃機関に対して、前記吸気ポート及び前記吸気バルブ孔から前記燃焼室内へ導かれる新気の気流に、前記シリンダの中心軸線であるシリンダ中心軸線に交差する方向に延びるタンブル軸線回りの渦となるタンブル渦を発生させる、火花点火式内燃機関の気流制御装置であって、
    前記シリンダ中心軸線上から前記燃焼室を見た場合、前記吸気ポートの中心軸線である吸気ポート中心軸線は、前記シリンダ中心軸線と交差することなく離間しており、
    前記吸気ポート内における前記吸気バルブ孔の近傍の位置である吸気バルブ上流位置に、前記シリンダ中心軸線上から前記燃焼室を見た場合における前記吸気ポートから前記燃焼室内に吐出される新気の吐出方向を、前記シリンダ中心軸線に近づく方向に変換することが可能な気流方向変換手段を有し、
    前記気流方向変換手段は、
    前記吸気ポート内の前記吸気バルブ上流位置において前記吸気ポート中心軸線と直交する仮想平面にて前記吸気ポートを切断した断面である吸気バルブ上流断面における前記シリンダ中心軸線から遠い側の縁部に沿った位置となる外側位置に設けられた旋回軸部材と、
    前記火花点火式内燃機関の運転状態に応じて前記旋回軸部材を旋回させる駆動装置と、
    一方の縁部が前記旋回軸部材に接続されて前記吸気バルブ上流位置において前記吸気ポート内で前記旋回軸部材とともに旋回する板状部材と、
    を有しており、
    前記吸気ポートは、ストレート型ポートである、
    火花点火式内燃機関の気流制御装置。
  2. 請求項1に記載の火花点火式内燃機関の気流制御装置であって、
    前記板状部材は、
    前記吸気ポート中心軸線に略直交する状態に旋回された場合、前記吸気バルブ上流断面の全体を覆うことなく前記吸気バルブ上流断面における前記旋回軸部材の周囲の領域である流路外側領域を覆うことが可能な外側部を有している、
    火花点火式内燃機関の気流制御装置。
  3. 請求項2に記載の火花点火式内燃機関の気流制御装置であって、
    前記板状部材は、
    前記吸気ポート中心軸線に略直交する状態に旋回された場合、前記吸気バルブ上流断面の全体を覆うことなく前記吸気バルブ上流断面における前記燃焼室に近い側の領域である流路燃焼室側領域を覆うことが可能な下側部を有しており、
    前記外側部と前記下側部にて略L字状に形成されている、
    火花点火式内燃機関の気流制御装置。
  4. 請求項1~3のいずれか一項に記載の火花点火式内燃機関の気流制御装置であって、
    前記板状部材は、
    前記吸気ポート中心軸線に略直交する状態に旋回された全閉相当位置と、
    前記全閉相当位置から新気の下流側に向かって前記吸気ポートの内壁面に接するまで旋回された全開相当位置と、
    の範囲で旋回される、
    火花点火式内燃機関の気流制御装置。

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