JP7225957B2 - 液体吐出装置、液体吐出方法及びプログラム - Google Patents

液体吐出装置、液体吐出方法及びプログラム Download PDF

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本発明は、液体吐出装置、液体吐出方法及びプログラムに関する。
従来、インク等の液体を吐出することで紙等の媒体上に画像を形成する液体吐出装置が知られている。また、係る液体吐出装置では、液体の吐出時にミスト(インクミスト)が発生することが知られている。インクミストは、吐出口から吐出される液滴に付随して発生する複数の微小な液滴等を指す。インクミストは液滴の微小化によって増加し、液体吐出ヘッドの吐出口面に付着することで吐出不良等の不具合を引き起こす場合がある。
そのため、従来、インクミストの影響を低減するため、液体吐出ヘッドの配置位置や間隔を工夫した液体吐出装置や、吐出口面に付着したインクミストを1又は複数の媒体毎に払拭するワイピング装置を備えた液体吐出装置が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
ところで、インクミストの発生量は、液体(インク)の吐出量に応じて変化し、多量の液体を吐出する場合にはインクミストの発生量も多くなる。しかしながら、上述の従来技術では、インクミストの発生量自体を軽減することはできず、更なる改善の余地がある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、多量の液体を吐出するような場合に、ミストの発生量を軽減することができる液体吐出装置、液体吐出方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様は、液体を吐出する第1の液体吐出ヘッドと、前記液体と同色の液体を吐出し、液体を吐出した際に発生するミストの発生量が前記第1の液体吐出ヘッドよりも少ない第2の液体吐出ヘッドと、形成対象の画像を規定した印刷データ又は前記画像の形成先となる媒体の特性に基づいて、前記液体の吐出量を算出する算出部と、前記算出部が算出した前記吐出量に基づき、前記第1の液体吐出ヘッド及び前記第2の液体吐出ヘッドの中から前記画像の形成に使用する液体吐出ヘッドを決定する決定部と、前記決定部が決定した前記液体吐出ヘッドからの前記液体の吐出を制御して、前記印刷データに基づく画像を前記媒体に形成する吐出制御部と、を備え、前記第1の液体吐出ヘッドと前記第2の液体吐出ヘッドとは、前記液体の吐出に係る機構が同一であり、前記液体の吐出速度が相違する。
本発明によれば、多量の液体を吐出するような場合に、ミストの発生量を軽減することができる。
図1は、実施形態に係る画像付与装置の画像形成装置にカセットを装着したときの斜視説明図である。 図2は、実施形態に係る画像付与装置の画像形成装置による画像形成後、カセットを取り外して加熱装置に挿入するときの斜視説明図である。 図3は、実施形態に係る画像形成装置の機構部の全体構成を説明する斜視説明図である。 図4は、図3とは異なる方向から見た画像形成装置の機構部の全体構成を説明する斜視説明図である。 図5は、実施形態の画像形成装置が備えるキャリッジの構成例を模式的に示す図である。 図6は、実施形態に係る画像形成装置の制御部の構成の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る画像形成装置の機能構成の一例を示す図である。 図8は、実施形態の画像形成装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら液体吐出装置、液体吐出方法及びプログラムの実施形態を説明する。
まず、図1及び図2を参照し、本実施形態に係る画像付与装置の一例について図1及び図2を参照して説明する。図1は、画像付与装置1000の画像形成装置1にカセット200を装着したときの斜視説明図である。図2は、画像付与装置1000の画像形成装置1による画像形成後、カセット200を取り外して加熱装置500に挿入するときの斜視説明図である。
画像付与装置(画像付与システム)1000は、カセット200と、画像形成装置1と、加熱装置500とを備えている。カセット200は、媒体である布地400の印刷する部分を平坦な状態で保持する部材であり、画像形成装置1と加熱装置500の両装置で共用される。
画像形成装置1は、液体吐出装置の一例である。画像形成装置1は、カセット200が着脱可能で、カセット200に保持された布地400に画像を形成する。加熱装置500は、カセット200が着脱可能で、画像が形成された布地400をカセット200ごと加熱して画像を定着する。
なお、ここでは、加熱装置500上に画像形成装置1を載せ置いた状態で図示しているが、画像形成装置1と加熱装置500とは、別体であり、並べて配置することも、あるいは、離れた位置に配置することもできる。
この画像付与装置1000によって布地400に画像を付与するときには、図1に示すように、布地400を保持したカセット200を画像形成装置1のステージ111にセット(装着)し、画像形成装置1によって布地400に画像を形成する。
画像形成装置1による画像形成が終了したときには、加熱装置500の前扉502を開き、画像形成装置1から布地400を保持したままのカセット200を取り出して、そのまま、図2に示すように、カセット200を加熱装置500に挿し入れる。そして、カセット200を加熱装置500内に収容した後、加熱装置500の前扉502を閉じて、加熱装置500でカセット200ごと布地400を加熱する。布地400を加熱することによって布地400に形成された画像が布地400に定着する。
次に、図3~図5を参照して、画像形成装置1の構成例について説明する。図3は、画像形成装置1の機構部の全体構成を説明する斜視説明図である。図4は、図3とは異なる方向から見た画像形成装置1の機構部の全体構成を説明する斜視説明図である。図5は、画像形成装置1が備えるキャリッジ121の構成例を模式的に示す図である。
画像形成装置1は、装置本体100内に、布地400を保持するカセット200を着脱可能に保持して進退移動する受け部材であるステージ111と、ステージ111で保持されたカセット200に保持されている布地400に画像を形成する画像形成部112とを備えている。
ここで、布地400としては、ハンカチ、タオルなどの一枚の布地で形成されるものだけではなく、Tシャツ、トレーナーなどの衣服として加工された布地、トートバック等の製品の一部となっている布地も用いることができる。
ステージ111は、装置本体100に対して矢印Y方向(副走査方向)に往復移動可能に保持された搬送構造体113上に設けられている。具体的には、ステージ111は、搬送構造体113に接続され、搬送構造体113のスライダ部116が、装置本体100の底部筐体部114に矢印Y方向に沿って配置された搬送ガイド部材115によって移動可能に保持されている。なお、ステージ111(搬送構造体113)は、副走査モータM2(図6参照)によって矢印Y方向に往復移動される。
画像形成部112は、ステージ111に対して矢印X方向(主走査方向)に移動するキャリッジ121を備えている。キャリッジ121は、矢印X方向に沿って配置されたガイド部材123で移動可能に保持され、主走査モータM1によってタイミングベルト125などの走査機構部を介して矢印X方向に往復移動される。また、キャリッジ121には、インクを布地表面に吐出して画像の形成を行う液体吐出ヘッド122が搭載されている。
例えば、キャリッジ121には、図5に示すように、複数の液体吐出ヘッド122(122c、122m、122y、122k、122w1、122w2)が搭載される。液体吐出ヘッド122の各々は、液体であるインクを吐出するための多数のノズル(吐出口)を有し、ステージ111に対して矢印X方向(主走査方向)に配列される。
液体吐出ヘッド122cは、シアンインクを吐出する。液体吐出ヘッド122mは、マゼンタインクを吐出する。液体吐出ヘッド122yは、イエローインクを吐出する。液体吐出ヘッド122kは、ブラックインクを吐出する。また、液体吐出ヘッド122w1及び液体吐出ヘッド122w2は、ともにホワイトインクを吐出する。各色のインクは、キャリッジ121に色毎に搭載されたタンクから、液体吐出ヘッド122の各々に供給される。なお、インクの色及び数は任意でよく、必要に応じて変更が可能である。
ここで、液体吐出ヘッド122w1と液体吐出ヘッド122w2とは、第1の液体吐出ヘッドと第2の液体吐出ヘッドとに対応する。液体吐出ヘッド122w1と液体吐出ヘッド122w2とでは、インクを吐出した際に発生するミスト(インクミスト)の発生量が相違する。具体的には、同量のインクを吐出した際のミストの発生量(以下、ミスト発生量ともいう)は、液体吐出ヘッド122w1よりも液体吐出ヘッド122w2の方が少なくなっている。
ミスト発生量の相違に係る液体吐出ヘッド122w1と液体吐出ヘッド122w2との仕様差は特に問わず、種々の方法を採用することが可能である。例えば、液体吐出ヘッド122w1と液体吐出ヘッド122w2とで、液体の吐出に係る機構(例えば、吐出口の大きさ等)が相違する形態としてもよい。また、例えば、液体吐出ヘッド122w1と液体吐出ヘッド122w2とを同機構とし、駆動信号の駆動波形を相違させること、つまりインクの吐出速度を相違させることで、ミスト発生量を相違させる形態としてもよい。
なお、本実施形態では、液体吐出ヘッド122w1が、通常時使用するデフォルトの液体吐出ヘッドとして設定されているものとする。また、以下では、液体吐出ヘッド122w1を使用してインクの吐出(画像形成)を行う場合を「通常印刷」、液体吐出ヘッド122w2を使用してインクの吐出(画像形成)を行う場合を「軽減印刷」とも表記する。また、液体吐出ヘッド122w1と液体吐出ヘッド122w2を区別しないような場合には、総称して液体吐出ヘッド122wと表記する。
図3、図4に戻り、画像形成装置1においては、カセット200のプラテン部材300に布地400をセットした状態で、装置本体100内のステージ111にカセット200を装着して保持する。そして、ステージ111の矢印Y方向への移動と液体吐出ヘッド122の矢印X方向への往復移動を繰り返すことで、布地400に所要の画像を印刷する。
この場合、ステージ111はステージ昇降モータM3(図6参照)によって矢印Z方向に昇降可能とし、布地400の厚さに応じてステージ111を昇降させることで、布地400と液体吐出ヘッド122とのギャップを所定のギャップに調整可能としている。なお、画像形成部112を昇降可能な構成としてもよい。
次に、図6を参照して、上述した画像形成装置1の制御部の構成について説明する。ここで、図6は、画像形成装置1の制御部の構成の一例を示す図である。
図6に示すように、制御部700は、CPU(Central Processing Unit)701と、ROM(Read Only Memory)702と、RAM(Random Access Memory)703と、NVRAM(Non‐Volatile RAM)704と、ASIC705とを有する。
CPU701は、画像形成装置1全体を統括的に制御する。ROM702は、CPU701によって実行されるプログラムや、その他の固定データを記憶するメモリである。RAM703は、画像データや印刷データ等を一時記憶するメモリである。ここで、CPU701、ROM702及びRAM703は、画像形成装置1の主制御部700A(コンピュータ)に対応する。
NVRAM704は、画像形成装置1の電源が遮断されている間もデータを保持可能な不揮発性メモリである。ASIC705は、各種の信号処理や並び替え等を行なう画像処理、その他、画像形成装置1全体を制御するための入出力信号を処理する。
また、制御部700は、ホストI/F706と、I/O707と、ヘッド駆動制御部708と、主走査モータ駆動部709と、副走査モータ駆動部710と、昇降モータ駆動部711とを有する。
ホストI/F706は、ホストH側とデータや信号の送受を行なう。ヘッド駆動制御部708は、液体吐出ヘッド122を駆動制御するための駆動波形を生成する。
主走査モータ駆動部709は、主走査モータM1を駆動する。主走査モータM1は、駆動によりキャリッジ121をX方向に移動させる。副走査モータ駆動部710は、副走査モータM2を駆動する。副走査モータM2は、駆動によりステージ111をY方向に移動させる。昇降モータ駆動部711は、ステージ昇降モータM3を駆動する。ステージ昇降モータM3は、駆動によりステージ111をZ方向に昇降させる。
I/O707は、画像形成装置1に設けられた各種センサ(温度センサ等)からの情報を取得し、画像形成装置1の各部の制御に必要な情報を抽出する。また、制御部700には、各種情報の入力及び表示を行なうための操作パネル712が接続されている。
制御部700は、PC(Personal Computer)等の情報処理装置、イメージスキャナ等の画像読取装置、デジタルカメラ等の撮像装置等のホストH側から画像データを、ケーブル又はネットワークを介してホストI/F706で受信する。CPU701やASIC705は、ホストI/F706が受信した画像データを解析し、印刷データを生成する。
次に、図7を参照して、上述した画像形成装置1の機能構成について説明する。ここで、図7は、画像形成装置1の機能構成の一例を示す図である。
図7に示すように、画像形成装置1は、取得部801と、生成部802と、算出部803と、決定部804と、吐出制御部805とを機能構成として有する。上記各部は、これらの一部又は全てがソフトウェア(プログラム)で実現されてもよいし、ハードウェア回路で実現されてもよい。一つの様態として、上記各部は、ASIC705によって実行される機能である。但し、一部機能や全ての機能は、CPU701によって実行されてもよい。さらに、一部機能や全ての機能は、図示しないチップ(ハードウェア)により実行されてもよい。
取得部801は、ホストHから画像データを取得する。より具体的には、取得部801は、ホストI/F706を介して、ホストHから画像データを取得する。例えば、取得される画像データは、カラーインク用の画像データである。
生成部802は、取得部801によって取得された画像データの色空間を、画像形成装置1用の色空間に変換することで、画像データから印刷データを生成する。
例えば、生成部802は、sRGB形式で表現された画像データのsRGB値をCMYKW(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、ホワイト)値に変換することで、CMYKW形式の画像データ(中間データ)を生成する。生成部802は、CMYKW形式の画像データから、ホワイトインクで形成する画像を規定した印刷データ(以下、白版データという)と、CMYK各色のインクで形成する画像を規定した印刷データ(以下、色版データ)とを生成する。ここで、白版データは、ホワイトインクを吐出させる際の1回当たりの吐出量を示すものとなり、色版データは、CMYK各色のインクを吐出させる際の1回当たりの吐出量を示すものとなる。
具体的には、白版データについては、CMYKW形式の画像データから、全ての画素について、0から255までの何れかの値で示されているW値のみが抽出され、中間データとして生成される。そして、中間データのW値(256段階の階調値)が誤差拡散法等を用いて低階調化されることで、白版データが生成される。例えば、白版データは、中間データのW値を、インク吐出の有無を表す2値に低階調化したものとなる。なお、ホワイトインクを使用しない印刷の場合には、白版データがヌル又は白版データ自体の生成が行われないことになる。
算出部803は、印刷データ等に基づいて画像形成時に使用されるインクの吐出量(使用量)を算出する。本実施形態では、算出部803は、各色インクのうち、ホワイトインクの吐出量を算出する。
例えば、算出部803は、白版データを構成する吐出の有無を表す2値のうち、吐出有を示す値の個数や割合等から、画像形成時に使用するホワイトインクの吐出量を算出する。
また、ホワイトインクの吐出量は、媒体となる布地400の特性(種類、材質、生地色等)に基づいて算出してもよい。例えば、生地色が濃い色の布地400では、カラーインクの発色が悪くなるため、カラーインクの発色を向上させるための前処理として、カラーインクの吐出前にホワイトインクで布地400を被覆する処理が行われる場合がある。この場合、算出部803は、布地400の生地色やホワイトインクを被覆する領域の面積、被覆回数(重ね塗り回数)等に基づき、画像形成時に使用するホワイトインクの吐出量を算出してもよい。また、例えば、算出部803は、白版データに基づき算出した吐出量に対し、布地400の特性に応じた係数を乗算することで、画像形成時に使用するホワイトインクの吐出量を算出してもよい。
なお、布地400の特性は、予め設定されていてもよいし、操作パネル712等を介して入力される構成としてもよい。また、他の例として、I/O707に接続されるセンサ(カラーセンサ等)を介して、布地400の特性(生地色)を取得する構成としてもよい。また、白版データがヌル又は白版データ自体が存在しない場合には、算出部803は、吐出量をゼロとして算出してもよいし、吐出制御部805に「通常印刷」を通知してもよい。
決定部804は、算出部803で算出された吐出量に基づき、液体吐出ヘッド122w1、122w2の中から、画像形成に使用する一の液体吐出ヘッド122wを決定する。
例えば、決定部804は、算出部803で算出された吐出量が閾値未満の場合に、デフォルトの液体吐出ヘッド122w1を選択し、閾値以上の場合に、ミスト発生量の少ない液体吐出ヘッド122w2を選択する。
また、他の例として、決定部804は、算出部803で算出された吐出量のインクを、液体吐出ヘッド122w1(又は液体吐出ヘッド122w2)から吐出した場合に発生するミスト発生量を推定し、この推定したミスト発生量を用いて、一の液体吐出ヘッド122wを決定してもよい。
この場合も、決定部804は、推定したミスト発生が閾値未満の場合に、デフォルトの液体吐出ヘッド122w1を選択し、閾値以上の場合に、ミスト発生量の少ない液体吐出ヘッド122w2を選択する。なお、ミスト発生量の推定方法は、特に問わないものとするが、例えば、液体吐出ヘッド122w1(又は液体吐出ヘッド122w2)の吐出量とミスト発生量との関係を定めた設定情報等を用いて、推定してもよい。
なお、上述した各例で使用する閾値は特に問わず、任意の値を設定することが可能である。例えば、閾値は、画像形成装置1がミスト対策用の対策装置(ファン等)を備える場合には、その対策装置の機能や処理能力等に応じた値を設定してもよいし、液体吐出ヘッド122w1、122w2の性能差等に応じて設定してもよい。
そして、決定部804は、選択した液体吐出ヘッド122wに対応する印刷方法を吐出制御部805に通知する。例えば、液体吐出ヘッド122w1を選択した場合、決定部804は、印刷方法として「通常印刷」を吐出制御部805に通知する。また、液体吐出ヘッド122w2を選択した場合、決定部804は、印刷方法として「軽減印刷」を吐出制御部805に通知する。
ここで、決定部804の動作例について説明する。なお、以下に説明する吐出量及びミスト発生量は絶対的な物理量ではなく、特定色(ブラック)のカラーインクとホワイトインクとの両者間の比率を表すものである。
一例として、算出部803で算出されたホワイトインクの吐出量が、ブラックインクの最大吐出量「100%」の10倍「1000%」であるとする。この場合、「100%」の吐出を行う際に、ブラックインクの液体吐出ヘッド122bからミストが「1」発生し、ホワイトインクの液体吐出ヘッド122w1からミストが「2」発生すると仮定すると、「1000%」のホワイトインクを吐出する際には、ホワイトインクのミストが「20」発生することになる。
ここで、例えば、ホワイトインクの吐出量に係る閾値が「750%」であるとすると、液体吐出ヘッド122w1ではミスト発生量が「1000%」となるため、決定部804は閾値以上と判定し、ミスト発生量がより少ない液体吐出ヘッド122w2を選択する。一方、ミスト発生量が閾値未満の場合、決定部804は、液体吐出ヘッド122w1を選定する。
また、例えば、ミスト発生量に係る閾値が「15」であるとすると、液体吐出ヘッド122w1ではミスト発生量が「20」となるため、決定部804は閾値以上と判定し、ミスト発生量がより少ない液体吐出ヘッド122w2を選択する。一方、ミスト発生量が閾値未満の場合、決定部804は、液体吐出ヘッド122w1を選定する。
このように、決定部804は、インクの吐出量やミスト発生量が所定の閾値以上となる場合、ミスト発生量の少ない液体吐出ヘッド122w2を、画像形成に使用する一の液体吐出ヘッド122wとして決定する。これにより、ホワイトインクが多量に使用される場合に、ホワイトインクの吐出により発生するミストの発生量を抑えることができる。
吐出制御部805は、生成部802で生成された印刷データに基づき、キャリッジ121の各ヘッドからの液体の吐出を制御することで、印刷データに基づく画像をカセット200に保持された布地400上に形成する。具体的には、吐出制御部805は、キャリッジ121をX方向に走査し、ステージ111をY方向に間欠的に移動させながら、印刷データに応じてヘッド駆動制御部708によって液体吐出ヘッド122を駆動することで各色のインクを吐出させる。
また、吐出制御部805は、生成部802で生成された印刷データのうち、白版データについては、決定部804(又は算出部803)から通知された印刷方法に対応する液体吐出ヘッド122w1を用いて白版データに基づく画像を形成する。例えば、印刷方法として「通常印刷」が通知された場合、吐出制御部805は、ヘッド駆動制御部708に液体吐出ヘッド122w1を駆動させることで、液体吐出ヘッド122w2からホワイトインクを吐出させる。また、印刷方法として「軽減印刷」が選定された場合、吐出制御部805は、ヘッド駆動制御部708に液体吐出ヘッド122w2を駆動させることで、液体吐出ヘッド122w2からホワイトインクを吐出させる。
なお、「通常印刷」と「軽減印刷」とで、ホワイトインクの吐出速度(駆動波形)が異なる場合、吐出制御部805は、使用する印刷方法に応じて、カラーインクの吐出速度やキャリッジ121の走査速度等を切り替えるものとする。
次に、図8を参照して、画像形成装置1が実行する画像形成処理の一例について説明する。ここで、図8は、画像形成装置1が実行する処理の一例を示すフローチャートである。なお、本処理の前提として、布地400を保持するカセット200が、ステージ111に装着済みであるとする。
まず、取得部801は、ホストHから送信された画像データを取得する(ステップS11)。次いで、生成部802は、ステップS11で取得された画像データをCMYKW値に変換し印刷データ(白版データ及び色版データ)を生成する(ステップS12)。
続いて、算出部803は、ステップS12で生成された白版データ等に基づき、ホワイトインクを使用する印刷か否かを判定する(ステップS13)。ここで、白版データがヌル又は白飯データが存在しない場合、算出部803は、ホワイトインクを使用しないと判定し(ステップS13;No)、吐出制御部805に「通常印刷」を通知した後、ステップS16に移行する。
一方、ホワイトインクを使用すると判定した場合(ステップS13;Yes)、算出部803は、白版データ等に基づきホワイトインクの吐出量を算出する(ステップS14)。決定部804は、ステップS14で算出されたホワイトインクの吐出量が閾値以上か否かを判定する(ステップS15)。
吐出量が閾値未満の場合(ステップS15;No)、決定部804は、吐出制御部805に「通常印刷」を通知し、ステップS16に移行する。また、吐出量が閾値以上の場合(ステップS15;Yes)、決定部804は、吐出制御部805に「軽減印刷」を通知し、ステップS17に移行する。
ステップS16において、吐出制御部805は、色版データに規定された画像を液体吐出ヘッド122c、122m、122y、122kを用いて形成するとともに、白版データに規定された画像を液体吐出ヘッド122w1を用いて形成することで、通常印刷を実行する(ステップS16)。
また、ステップS17では、吐出制御部805は、色版データに規定された画像を液体吐出ヘッド122c、122m、122y、122kを用いて形成するとともに、白版データに規定された画像を液体吐出ヘッド122w2を用いて形成することで、軽減印刷を実行する(ステップS17)。
以上のように、本実施形態の画像形成装置1は、白版データ又は布地400の特性に基づいて、ホワイトインクの吐出量を算出し、算出した吐出量に基づいて、液体吐出ヘッド122w1及び液体吐出ヘッド122w2の中から画像形成に使用する液体吐出ヘッド122wを決定する。そして、画像形成装置1は、決定した液体吐出ヘッド122wからのホワイトインクの吐出を制御して、白版データに基づく画像を布地400に形成する。
これにより、本実施形態では、多量のホワイトインクを吐出するような場合に、インクミスト発生量がより少ない液体吐出ヘッド122w2を用いて画像を形成することができるため、インクミストの発生量を軽減することができる。
なお、上述の実施形態では、各色インクのうち、ホワイトインクの吐出時に発生するミストを軽減する例について説明したが、この色に限らず、他の色のインクについても同様の方法で使用する液体吐出ヘッド122を切り替える構成としてもよい。
また、上述の実施形態では、布地400を保持したカセット200を、ステージ111に装着して画像形成を行う構成を説明したが、布地400に対する画像形成方法はこれに限らない。例えば、カセット200を使用することなく、ステージ111上に布地400を直接置いて画像を形成する構成であってもよい。
また、上述の実施形態では、加熱装置500において布地400をカセット200ごと加熱する構成について説明したが、布地400の加熱方法はこれに限らない。例えば、カセット200を使用することなく、加熱装置500で布地400を直接加熱する構成であってもよい。また、ヒートプレス機等の装置を別途用いて、布地400を加熱する構成としてもよい。
また、上述の実施形態では、媒体を布(布地400)としたが、これに限らず、紙等の他の素材で形成された媒体であってもよい。
また、上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
上記で説明した実施形態の各機能の少なくとも一部がプログラムの実行によって実現される場合、プログラムは適宜な記憶装置に予め組み込まれて提供される。また、プログラムはインストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供されてもよい。また、プログラムはインターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納され、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供され得るように構成されてもよい。また、プログラムはインターネット等のネットワーク経由で提供又は配布され得るように構成されてもよい。また、プログラムは上述した各機能の少なくとも一部を含むモジュール構成となっていてもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図するものではない。上記新規な実施形態はその他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態及びその変形は発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 画像形成装置
700 制御部
701 CPU
702 ROM
703 RAM
801 取得部
802 生成部
803 算出部
804 決定部
805 吐出制御部
特許第5024408号公報 特許第6028913号公報

Claims (5)

  1. 液体を吐出する第1の液体吐出ヘッドと、
    前記液体と同色の液体を吐出し、液体を吐出した際に発生するミストの発生量が前記第1の液体吐出ヘッドよりも少ない第2の液体吐出ヘッドと、
    形成対象の画像を規定した印刷データ又は前記画像の形成先となる媒体の特性に基づいて、前記液体の吐出量を算出する算出部と、
    前記算出部が算出した前記吐出量に基づき、前記第1の液体吐出ヘッド及び前記第2の液体吐出ヘッドの中から前記画像の形成に使用する液体吐出ヘッドを決定する決定部と、
    前記決定部が決定した前記液体吐出ヘッドからの前記液体の吐出を制御して、前記印刷データに基づく画像を前記媒体に形成する吐出制御部と、
    を備え
    前記第1の液体吐出ヘッドと前記第2の液体吐出ヘッドとは、前記液体の吐出に係る機構が同一であり、前記液体の吐出速度が相違する、液体吐出装置。
  2. 前記決定部は、前記算出部が算出した前記吐出量が閾値未満の場合に、前記第1の液体吐出ヘッドを選択し、閾値以上の場合に、前記第2の液体吐出ヘッドを選択する請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記決定部は、前記算出部が算出した前記吐出量の液体を前記第1の液体吐出ヘッド又は前記第2の液体吐出ヘッドから吐出させた場合に発生する前記ミストの発生量が閾値未満の場合に、前記第1の液体吐出ヘッドを選択し、閾値以上の場合に、前記第2の液体吐出ヘッドを選択する請求項1に記載の液体吐出装置。
  4. 液体吐出装置で実行される液体吐出方法であって、
    前記液体吐出装置は、液体を吐出する第1の液体吐出ヘッドと、前記液体と同色の液体を吐出し、前記液体を吐出した際に発生するミストの発生量が前記第1の液体吐出ヘッドよりも少ない第2の液体吐出ヘッドとを備え、
    算出部が、形成対象の画像を規定した印刷データ又は前記画像の形成先となる媒体の特性に基づいて、前記液体の吐出量を算出する算出ステップと、
    決定部が、前記算出ステップで算出された前記吐出量に基づき、前記第1の液体吐出ヘッド及び前記第2の液体吐出ヘッドの中から前記画像の形成に使用する液体吐出ヘッドを決定する決定ステップと、
    吐出制御部が、前記決定ステップで決定された前記液体吐出ヘッドからの前記液体の吐出を制御して、前記印刷データに基づく画像を前記媒体に形成する吐出制御ステップと、
    を含み、
    前記第1の液体吐出ヘッドと前記第2の液体吐出ヘッドとは、前記液体の吐出に係る機構が同一であり、前記液体の吐出速度が相違する、液体吐出方法。
  5. 液体を吐出する第1の液体吐出ヘッドと、前記液体と同色の液体を吐出し、前記液体を吐出した際に発生するミストの発生量が前記第1の液体吐出ヘッドよりも少ない第2の液体吐出ヘッドとを備える液体吐出装置のコンピュータを、
    形成対象の画像を規定した印刷データ又は前記画像の形成先となる媒体の特性に基づいて、前記液体の吐出量を算出する算出部と、
    前記算出部が算出した前記吐出量に基づき、前記第1の液体吐出ヘッド及び前記第2の液体吐出ヘッドの中から前記画像の形成に使用する液体吐出ヘッドを決定する決定部と、
    前記決定部が決定した前記液体吐出ヘッドからの前記液体の吐出を制御して、前記印刷データに基づく画像を前記媒体に形成する吐出制御部と、
    して機能させ
    前記第1の液体吐出ヘッドと前記第2の液体吐出ヘッドとは、前記液体の吐出に係る機構が同一であり、前記液体の吐出速度が相違する、プログラム。
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