JP7225892B2 - トレイ及び熱間プレスライン - Google Patents
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Description
以下、第一実施形態を図面に従って説明する。
第一熱処理工程が行われる熱間プレスライン10の上流側には、図1に示したように、加熱対象となる鋼材の一例であるブランク14が配置される第一材料テーブル16が設けられている。第一材料テーブル16の下流側には、支持部材の一例である第一トレイ18が配置される第一搬送テーブル20が設けられている。第一搬送テーブル20は、図示しない駆動機構で回転される複数のローラー20Aを備える。
第一加熱炉24は、一例としてローラーハース式の加熱炉で構成されている。第一加熱炉24は、装入口24Bを備える。装入口24Bは、ブランク14を支持部材の一例である第一トレイ18で支持した状態で加熱室24Aへ収容可能である。
第二搬送テーブル26は、第一加熱炉24と第一プレス機28との間に配置される。第二搬送テーブル26は、図示しない駆動機構で回転される複数のローラー26Aを備える。第二搬送テーブル26は、第一加熱炉24からローラー26A上に送り出された第一トレイ18を第一プレス機28の装入口28Aの近傍まで搬送する。
第一プレス機28の金型を構成する下型は、パンチ金型44で構成される。第一プレス機28の金型を構成する上型は、ダイ金型46で構成される。第一プレス機28は、図示しない流路を備える。パンチ金型44及びダイ金型46は、流路を流れる冷媒で冷却される。この構成に限らず、金型の成形面に流路の出口を設け、出口から出た冷媒で直接プレス成形品を冷却してもよい。
この中間成形品32は、図10に示すように、長手方向に延びた天面34と、天面34の両側部より凸屈曲部36を介して天面34と交差する方向へ延びる縦壁面38と、縦壁面38の端部より凹屈曲部40を介して側方へ延びるフランジ42とを備えている。天面34の先端部は、T字状に形成されている。
この中間成形品32を形成するパンチ金型44は、図3に示したように、中間成形品32の天面34を形成する天面形成部48を備えている。天面形成部48の先端部は、T字状に形成されている。
図4は、第一トレイ18を示す図であり、第一トレイ18のトレイ本体18Aは、離間して略平行に配置された第一縦棒部材18B及び第二縦棒部材18Cを備えている。両縦棒部材18B、18Cには、第一横棒部材18D、第二横棒部材18E、及び第三横棒部材18Fが、各縦棒部材18B、18Cに対して交差方向に架橋しており、トレイ本体18Aは、梯子形状に形成されている。
第一トレイ18のトレイ本体18Aの各縦棒部材18B、18Cは、断面矩形状のパイプ材で形成されている。各縦棒部材18B、18Cは、耐熱鋼等で形成されており、耐熱鋼の最高使用温度は、加熱炉で常用する900℃以上、加熱炉の上限設定温度である1050℃以下の範囲とすることが望ましい。
各支柱18H~18Jは、図4に示したように、円柱状に形成されている。各支柱18H~18Jは、一例として耐熱鋼で形成されており、耐熱鋼の最高使用温度は、焼き戻しで常用する400℃以上、800℃以下の範囲とする。耐熱鋼は、一例としてSCH22(0.4C-25Cr-20Ni)や、SCH24(0.4C-25Cr-35Ni-Mo,Si)が挙げられる。支柱18H~18Jを、耐熱合金鋼等で形成すれば、加工や製作が容易であるが、支柱18H~18Jをセラミックスで形成してもよい。
第二熱処理工程が行われる熱間プレスライン10の下流側には、図2に示したように、第一熱処理工程で成形された中間成形品32が配置される第二材料テーブル60と、支持部材の一例である第二トレイ76が配置される第三搬送テーブル78とが設けられている。第三搬送テーブル78は、図示しない駆動機構で回転される複数のローラー78Aを備える。
第二加熱炉82は、一例としてローラーハース式の加熱炉で構成されている。第二加熱炉82は、加熱対象となる鋼材からなる中間成形品32を、支持部材の一例である第二トレイ76で支持した状態で加熱室82Aへ収容可能な装入口82Bを備えている。
第四搬送テーブル84は、第二加熱炉82と第二プレス機86との間に配置される。第四搬送テーブル84は、図示しない駆動機構で回転される複数のローラー84Aを備える。第四搬送テーブル84は、第二加熱炉82からローラー84A上に送り出された第二トレイ76を第二プレス機86の装入口86Aの近傍まで搬送することができる。
第二プレス機86の金型を構成する下型は、パンチ金型86Bで構成される。第二プレス機86の金型を構成する上型は、ダイ金型86Cで構成される。パンチ金型86Bは、成形品12の内側面を形成する形状を有する。ダイ金型86Cのキャビティは、成形品12の外側面を形成する形状を有する。第二プレス機86は、図示しない流路を備え、パンチ金型86B及びダイ金型86Cは、流路を流れる冷媒で冷却される。この構成に限らず、金型の成形面に流路の出口を設け、出口から出た冷媒で直接プレス成形品を冷却してもよい。
図10及び図11は、第二トレイ76を示す図であり、第二トレイ76で中間成形品32を支持した状態が示されている。
以上の構成に係る本実施形態にあっては、各加熱炉24、82で加熱対象を加熱する際に各トレイ18、76を用いる。これにより、加熱対象であるブランク14や中間成形品32を各トレイ18、76の各支柱18H~18J、76H~76Jで下方から支持し、各加熱炉24、82のローラー24C、28Cから浮かした状態で加熱することができる。
図12から図17は、実施形態と比較例とを比較するために用いる説明図である。
図12は、第一比較例を示す図であり、加熱対象であるブランク14をバッチ加熱炉100の載置部100Aに載置して加熱する様子を示す説明図である。また、図13は、第一実施例を示す図であり、ブランク14を第一トレイ18で支持してバッチ加熱炉100で加熱する様子を示す説明図である。
図14は、第二比較例を示す図であり、加熱対象であるブランク14をローラーハース炉102のローラー102A上に載置して加熱する様子を示す説明図である。また、図15は、第二実施例を示す図であり、ブランク14を第一トレイ18で支持してローラーハース炉102で加熱する様子を示す説明図である。
図16は、第三比較例を示す図であり、加熱対象である中間成形品32をローラーハース炉102のローラー102A上に載置して加熱する様子を示す説明図である。また、図17は、第三実施例を示す図であり、中間成形品32を第二トレイ76で支持してローラーハース炉102で加熱する様子を示す説明図である。なお、第三実施例では、中間成形品32のフランジ42を支柱で支持した。
図18は、第二実施形態を示す図であり、第一実施形態と同一又は同等部分に付いては、同符号を付して説明を割愛するとともに、異なる部分に付いてのみ説明する。
図19は、第三実施形態を示す図であり、第一実施形態と同一又は同等部分に付いては、同符号を付して説明を割愛するとともに、異なる部分に付いてのみ説明する。
図20は、第四実施形態を示す図であり、第一実施形態と同一又は同等部分に付いては、同符号を付して説明を割愛するとともに、異なる部分に付いてのみ説明する。
図21は、第五実施形態を示す図であり、第一実施形態と同一又は同等部分に付いては、同符号を付して説明を割愛するとともに、異なる部分に付いてのみ説明する。本実施形態では、第一実施形態と比較して、搬送テーブル及び加熱対象を支持する支持部材が異なる。
本実施形態にあっても、第一実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
12 成形品
14 ブランク
18 第一トレイ
18A トレイ本体
18B 第一縦棒部材
18C 第二縦棒部材
18D 第一横棒部材
18E 第二横棒部材
18F 第三横棒部材
18G 表面
18H 第一支柱
18I 第二支柱
18J 第三支柱
18K 裏面
24 第一加熱炉
28 第一プレス機
32 中間成形品
44 パンチ金型
76 第二トレイ
76A トレイ本体
76B 第一縦棒部材
76C 第二縦棒部材
76D 第一横棒部材
76E 第二横棒部材
76F 第三横棒部材
76G 表面
76H 第一支柱
76I 第二支柱
76J 第三支柱
82 第二加熱炉
86 第二プレス機
90 第一角部
92 第二角部
94 第三角部
120 第三トレイ
120A トレイ本体
120B 第一支柱
120C 第二支柱
120D 第三支柱
120E 第四支柱
120F 第五支柱
Claims (4)
- 縦棒部材に設けられた横棒部材が前記縦棒部材に対して交差方向に延びる梯子形状のトレイ本体と、
該トレイ本体の表側に少なくとも三本設けられ、前記縦棒部材及び前記横棒部材に対して交差する方向へ延びるとともに、先端同士を結ぶ仮想直線を仮想した際に仮想直線が多角形を形成するように配置され、先端で加熱対象を下方から支持して前記トレイ本体から離した状態にする支柱と、
を備えるトレイ。 - 各支柱の先端の高さが揃っている請求項1に記載のトレイ。
- 請求項1又は請求項2に記載したトレイを出し入れ可能な加熱炉と、
プレス機と、
を備える熱間プレスライン。 - 前記プレス機は、少なくとも三か所の角部を備えるパンチ金型を備え、
三本の前記支柱の先端の相対的な位置関係は、三か所の前記角部の相対的な位置関係と同じである請求項3に記載の熱間プレスライン。
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JP2019026296A JP7225892B2 (ja) | 2019-02-18 | 2019-02-18 | トレイ及び熱間プレスライン |
Applications Claiming Priority (1)
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