JP7225808B2 - ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ - Google Patents
ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ Download PDFInfo
- Publication number
- JP7225808B2 JP7225808B2 JP2019002469A JP2019002469A JP7225808B2 JP 7225808 B2 JP7225808 B2 JP 7225808B2 JP 2019002469 A JP2019002469 A JP 2019002469A JP 2019002469 A JP2019002469 A JP 2019002469A JP 7225808 B2 JP7225808 B2 JP 7225808B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- mass
- rubber
- rubber composition
- silica
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/80—Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
- Y02T10/86—Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction
Landscapes
- Tires In General (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
また下記特許文献2には、2種以上のジエン系ゴムを含むゴム成分と、石油外資源由来のグリセロール脂肪酸トリエステルとを含み、前記ゴム成分が、天然ゴム、エポキシ化天然ゴム、ブタジエンゴムからなる群より選択される少なくとも1種のジエン系ゴムを含み、前記グリセロール脂肪酸トリエステルは、オレイン酸の含有量が45質量%以上であり、ゴム成分100質量%中の天然ゴム及びブタジエンゴムの合計含有量が50質量%以上、又は、ゴム成分100質量%中の天然ゴム及びエポキシ化天然ゴムの合計含有量が50質量%以上であるサイドウォール又はベーストレッド用ゴム組成物が開示されている。
しかし、特許文献1~2に開示された技術では、マジックトライアングル性能、すなわち転がり抵抗性、ウェットグリップ性能および耐摩耗性の3つの性能を高次にバランスするには至っていない。また、老化後に硬度が上昇してしまうという問題点があった。
すなわち本発明は以下の通りである。
2.前記脂肪酸が、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸またはリノレン酸であることを特徴とする前記1に記載のゴム組成物。
3.前記ポリグリセリン脂肪酸エステルが下記式(1)で表されることを特徴とする前記1または2に記載のゴム組成物。
4.前記式(1)中、nが0または1であることを特徴とする前記3に記載のゴム組成物。
5.さらに炭素数7~20のアルキル基を有するアルキルアルコキシシランを、前記シリカに対し0.1~20質量%配合してなることを特徴とする前記1~4のいずれかに記載のゴム組成物。
6.前記ジエン系ゴム100質量部中、末端変性スチレン-ブタジエン共重合体ゴムを30質量部以上含むことを特徴とする前記1~5のいずれかに記載のゴム組成物。
7.タイヤキャップトレッドに用いられる、前記1~6のいずれかに記載のゴム組成物。
8.前記1~6のいずれかに記載のゴム組成物をキャップトレッドに使用した空気入りタイヤ。
本発明で使用されるジエン系ゴムは、通常のゴム組成物に配合することができる任意のジエン系ゴムを用いることができ、例えば、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレン-ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、アクリロニトリル-ブタジエン共重合体ゴム(NBR)等が挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
また本発明のゴム組成物では、ジエン系ゴム100質量部中、末端変性SBRを30質量部以上含むことによって、シリカの分散性、転がり抵抗性およびウェットグリップ性能をさらに高めることができる。このような末端変性SBRは、例えばアミン、アミド、シリル、アルコキシシリル、カルボキシル、ヒドロキシル基、エポキシ基等またはこれらの組み合わせで末端が変性されたSBRが挙げられる。
本発明で使用するシリカは、CTAB比表面積が150m2/g以上であることが好ましい。本発明では、このような高比表面積のシリカをゴム中に配合しても、良好な分散が可能となる。なお、本発明では、さらにCTAB比表面積が180m2/g以上、とくに200m2/g以上という超高比表面積を有するシリカであっても、ゴム中に良好に分散させることができる。
なおシリカのCTAB比表面積は、ISO5794/1に準拠して測定される。
本発明で使用されるシランカップリング剤は、メルカプト基および/またはチオールエステル基を有するシランカップリング剤である(以下、「チオール系カップリング剤」ということがある)。チオール系カップリング剤をシリカと共に配合することにより、シリカの分散性を向上しシリカの性能を十分に発現させることができる。チオール系カップリング剤は、その化学構造にメルカプト基(-SH)、チオールエステル基の少なくとも一つを必ず含むメルカプトシラン化合物である。このメルカプトシラン化合物は、その化学構造にSi-O結合を有する。Si-O結合としては、例えばSi-O-の酸素原子に、水素原子、ハロゲン原子、炭素原子、窒素原子、ケイ素原子等が結合した構造を例示することができる。なかでもSi-O-H,Si-O-Cの構造を有する結合であるとよい。
[C12H25O(CH2CH2O)3](CH2CH2O)2Si(CH2)3SH、
[C12H25O(CH2CH2O)4](CH2CH2O)2Si(CH2)3SH、
[C12H25O(CH2CH2O)5](CH2CH2O)2Si(CH2)3SH、
[C12H25O(CH2CH2O)6](CH2CH2O)2Si(CH2)3SH、
[C13H27O(CH2CH2O)3](CH2CH2O)2Si(CH2)3SH、
[C13H27O(CH2CH2O)4](CH2CH2O)2Si(CH2)3SH、
[C13H27O(CH2CH2O)5](CH2CH2O)2Si(CH2)3SH、
[C13H27O(CH2CH2O)6](CH2CH2O)2Si(CH2)3SH、
[C14H29O(CH2CH2O)3](CH2CH2O)2Si(CH2)3SH、
[C14H29O(CH2CH2O)4](CH2CH2O)2Si(CH2)3SH、
[C14H29O(CH2CH2O)5](CH2CH2O)2Si(CH2)3SH、
[C14H29O(CH2CH2O)6](CH2CH2O)2Si(CH2)3SH、
[C15H31O(CH2CH2O)5](CH2CH2O)2Si(CH2)3SH、
[C11H23O(CH2CH2O)5]2(CH2CH2O)Si(CH2)3SH、
[C12H25O(CH2CH2O)3]2(CH2CH2O)Si(CH2)3SH、
[C12H25O(CH2CH2O)4]2(CH2CH2O)Si(CH2)3SH、
[C12H25O(CH2CH2O)5]2(CH2CH2O)Si(CH2)3SH、
[C12H25O(CH2CH2O)6]2(CH2CH2O)Si(CH2)3SH、
[C13H27O(CH2CH2O)3]2(CH2CH2O)Si(CH2)3SH、
[C13H27O(CH2CH2O)4]2(CH2CH2O)Si(CH2)3SH、
[C13H27O(CH2CH2O)5]2(CH2CH2O)Si(CH2)3SH、
[C13H27O(CH2CH2O)6]2(CH2CH2O)Si(CH2)3SH、
[C14H29O(CH2CH2O)3]2(CH2CH2O)Si(CH2)3SH、
[C14H29O(CH2CH2O)4]2(CH2CH2O)Si(CH2)3SH、
[C14H29O(CH2CH2O)5]2(CH2CH2O)Si(CH2)3SH、
[C14H29O(CH2CH2O)6]2(CH2CH2O)Si(CH2)3SH、
[C15H31O(CH2CH2O)5]2(CH2CH2O)Si(CH2)3SH、等が例示される。
なかでも[C13H27O-(CH2CH2O)5]2(CH2CH2O)Si(CH2)3SH、[C13H27O-(CH2CH2O)5](CH2CH2O)2Si(CH2)3SHが好ましい。
*-(CH2)n-Sx-(CH2)n-* (120)
上記式(120)中、nは1~10の整数を表し、なかでも、2~4の整数であることが好ましい。
上記式(120)中、xは1~6の整数を表し、なかでも、2~4の整数であることが好ましい。
上記式(120)中、*は、結合位置を示す。
上記式(120)で表される基の具体例としては、例えば、*-CH2-S2-CH2-*、*-C2H4-S2-C2H4-*、*-C3H6-S2-C3H6-*、*-C4H8-S2-C4H8-*、*-CH2-S4-CH2-*、*-C2H4-S4-C2H4-*、*-C3H6-S4-C3H6-*、*-C4H8-S4-C4H8-*などが挙げられる。
*-OR2 (130)
上記式(130)中、R2は炭素数1~20のアルキル基、炭素数6~10のアリール基、炭素数6~10のアラルキル基(アリールアルキル基)または炭素数2~10のアルケニル基を表し、なかでも、炭素数1~5のアルキル基であることが好ましい。上記炭素数1~20のアルキル基の具体例としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、オクタデシル基などが挙げられる。上記炭素数6~10のアリール基の具体例としては、例えば、フェニル基、トリル基などが挙げられる。上記炭素数6~10のアラルキル基の具体例としては、例えば、ベンジル基、フェニルエチル基などが挙げられる。上記炭素数2~10のアルケニル基の具体例としては、例えば、ビニル基、プロぺニル基、ペンテニル基などが挙げられる。
上記式(130)中、*は、結合位置を示す。
*-(CH2)m-SH (140)
上記式(140)中、mは1~10の整数を表し、なかでも、1~5の整数であることが好ましい。
上記式(140)中、*は、結合位置を示す。
上記式(140)で表される基の具体例としては、*-CH2SH、*-C2H4SH、*-C3H6SH、*-C4H8SH、*-C5H10SH、*-C6H12SH、*-C7H14SH、*-C8H16SH、*-C9H18SH、*-C10H20SHが挙げられる。
上記式(100)中、bは、本発明の効果が向上するという理由から、0<bであることが好ましく、0.10≦b≦0.89であることがより好ましい。
上記式(100)中、cは、本発明の効果が向上するという理由から、1.2≦c≦2.0であることが好ましい。
上記式(100)中、dは、本発明の効果が向上するという理由から、0.1≦d≦0.8であることが好ましい。
上記ポリシロキサンの酢酸/ヨウ化カリウム/ヨウ素酸カリウム添加-チオ硫酸ナトリウム溶液滴定法によるメルカプト当量は、加硫反応性に優れるという観点から、550~700g/molであるのが好ましく、600~650g/molであるのがより好ましい。
本発明で使用されるポリグリセリン脂肪酸エステルは、炭素数6~24の脂肪酸を由来とするエステルである。
脂肪酸としては、具体的には、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、オレイン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸等の直鎖脂肪酸類が挙げられる。
ポリグリセリン脂肪酸エステルは、1種類を使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
なお、転がり抵抗性、ウェットグリップ性能および耐摩耗性を同時にさらに高めるという観点から、前記脂肪酸は、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸またはリノレン酸が好ましい。
本発明で使用されるポリグリセリン脂肪酸エステルは、グリセリン由来の-OH基がシリカ表面のシラノール基に吸着すると同時に、グリセリンの繰り返し単位がとくに高比表面積のシリカの凝集体の細孔に入り込み、留まり易く、ゴムに対するシリカの分散性に寄与する。これにより、転がり抵抗性、ウェットグリップ性能および耐摩耗性を同時に高めることができる。なお、当該効果は、モノグリセリン脂肪酸エステルには奏されない作用効果である。またモノグリセリン脂肪酸エステルは、ゴム中での移行速度が速く、ブルームし易いという欠点があり、これにより、老化後の硬度の変化率が大きくなってしまう。これに対し、本発明で使用されるポリグリセリン脂肪酸エステルは、ゴムに対する親和性が高く、移行速度が抑制され、ブルームが防止される。したがって、上記効果を奏するとともに、老化後の硬度の変化率も抑制できる。
なお、ポリグリセリンの第2級ヒドロキシ基を選択的にエステル化したグリセリンエステル化合物では、前記式(1)で表されるモノ脂肪酸エステルに比べて、老化後の硬度の変化率を抑制しつつ、シリカの分散性、転がり抵抗性、ウェットグリップ性能および耐摩耗性を高めるという効果の改善度合いが乏しい。
本発明のゴム組成物は、ジエン系ゴム100質量部に対し、シリカを30~80質量部、メルカプト基および/またはチオールエステル基を有するシランカップリング剤を前記シリカの質量に対し1~20質量%、および炭素数6~24の脂肪酸を由来とするポリグリセリン脂肪酸エステルを1~20質量部配合してなることを特徴とする。
シリカの配合量が30質量部未満であると、ウェットグリップ性能が悪化し、逆に80質量部を超えると、シリカの分散性および転がり抵抗性が悪化する。
シランカップリング剤の配合量がシリカの質量に対し1質量%未満であると、配合量が少な過ぎて本発明の効果を奏することができない。逆に20質量%を超えると加工性および破断伸びが悪化する。
ポリグリセリン脂肪酸エステルの配合量が1質量部未満であると、配合量が少な過ぎて本発明の効果を奏することができない。逆に20質量部を超えると老化後の硬度の変化率が悪化する。
シランカップリング剤の配合量は、シリカの質量に対し8~13質量%であることが好ましい。
ポリグリセリン脂肪酸エステルの配合量は、ジエン系ゴム100質量部に対し、3~10質量部であることが好ましい。
本発明におけるゴム組成物には、前記した成分に加えて、加硫又は架橋剤;加硫又は架橋促進剤;酸化亜鉛、カーボンブラック、クレー、タルク、炭酸カルシウムのような各種充填剤;老化防止剤;可塑剤などのゴム組成物に一般的に配合されている各種添加剤を配合することができ、かかる添加剤は一般的な方法で混練して組成物とし、加硫又は架橋するのに使用することができる。これらの添加剤の配合量も、本発明の目的に反しない限り、従来の一般的な配合量とすることができる。
本発明で使用されるアルキルアルコシキシランとしては、好適には下記式(50)で表される化合物が好ましいものとして挙げられる。
アルキルアルコキシシランの配合量は、シリカに対し0.1~20質量%であるのが好ましく、7~13質量%であることがさらに好ましい。
なお本明細書で言う平均Tgは、各成分のガラス転移温度に、各成分の重量分率を乗じた積の合計、すなわち加重平均に基づき算出される値である。なお計算時には各成分の重量分率の合計を1.0とする。またガラス転移温度は、示差走査熱量測定(DSC)により20℃/分の昇温速度条件によりサーモグラムを測定し、転移域の中点の温度とする。
また、前記各成分とは、ジエン系ゴム、オイルおよび樹脂を意味する。なお、オイルおよび樹脂は、ゴム組成物に含まれない場合もあり得る。
さらに好ましい平均Tgは、-45℃超、例えば-40℃以上であり、-35℃~-40℃がとくに好ましい。
サンプルの調製
表1に示す配合(質量部)において、加硫促進剤と硫黄を除く成分を1.7リットルの密閉式バンバリーミキサーで5分間混練し、ゴムをミキサー外に放出して室温冷却した。次いで、該ゴムを同ミキサーに再度入れ、加硫促進剤および硫黄を加えてさらに混練し、ゴム組成物を得た。次に得られたゴム組成物を所定の金型中で160℃、20分間プレス加硫して加硫ゴム試験片を得、以下に示す試験法で未加硫のゴム組成物および加硫ゴム試験片の物性を測定した。
結果を表1に併せて示す。
*2:末端変性SBR(旭化成(株)社製タフデンF3420。グリシジルアミン基で末端が変性されている。Tg=-27℃)
*3:BR(日本ゼオン(株)製Nipol BR1220、Tg=-106℃)
*4:モノグリセリンモノステアレート(理研ビタミン株式会社製S100)
*5:ジグリセリンモノステアレート(理研ビタミン株式会社製DS100A、前記式(1)においてn=0であり、R-COOはステアリン酸に由来する)
*6:ジグリセリンモノオレート(理研ビタミン株式会社製DO100V、前記式(1)においてn=0であり、R-COOはオレイン酸に由来する)
*7:ジグリセリンステアレート(理研ビタミン株式会社製S71D、前記式(1)においてn=0であり、R-COOはステアリン酸に由来する)
*8:シリカ(ソルベイ社製商品名ZEOSIL 1165MP、CTAB比表面積=160m2/g)
*9:シランカップリング剤(上記式(100)を満たす化合物。組成式=(-C3H6-S4-C3H6-)0.071(-C8H17)0.571(-OC2H5)1.50(-C3H6SH)0.286SiO0.75)
*10:アルキルアルコキシシラン(n-オクチルトリエトキシシラン(信越化学工業(株)製KBE-3083))
*11:カーボンブラック(キャボットジャパン(株)製N339)
*12:ステアリン酸(日油(株)製ビーズステアリン酸YR)
*13:亜鉛華(正同化学工業(株)製酸化亜鉛3種)
*14:老化防止剤(Solutia Europe社製Santoflex 6PPD)
*15:プロセスオイル(昭和シェル石油(株)製エキストラクト4号S、Tg=-41℃)
*16:硫黄(軽井沢精錬所社製油処理イオウ)
*17:加硫促進剤CBS(大内新興化学工業(株)製ノクセラーCZ-G)
*18:加硫促進剤DPG(大内新興化学工業(株)製ノクセラーD)
これに対し、比較例1はモノグリセリンモノ脂肪酸エステルを配合した例であるので、標準例に対し老化後の硬度の変化率が悪化している。
比較例2はポリグリセリン脂肪酸エステルの配合量が本発明で規定する下限未満であるので、標準例とほぼ同様の結果を示した。
比較例3はポリグリセリン脂肪酸エステルの配合量が本発明で規定する上限を超えているので、標準例に対し老化後の硬度の変化率が悪化している。
比較例4はシリカの配合量が本発明で規定する下限未満であるので、標準例に対しウェットグリップ性能が悪化している。
比較例5はシリカの配合量が本発明で規定する上限を超えているので、標準例に対しシリカの分散性および転がり抵抗性が悪化している。
Claims (6)
- 前記式(1)中、nが0または1であることを特徴とする請求項1に記載のゴム組成物。
- さらに炭素数7~20のアルキル基を有するアルキルアルコキシシランを、前記シリカに対し0.1~20質量%配合してなることを特徴とする請求項1または2に記載のゴム組成物。
- 前記ジエン系ゴム100質量部中、末端変性スチレン-ブタジエン共重合体ゴムを30質量部以上含むことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のゴム組成物。
- タイヤキャップトレッドに用いられる、請求項1~4のいずれかに記載のゴム組成物。
- 請求項1~4のいずれかに記載のゴム組成物をキャップトレッドに使用した空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019002469A JP7225808B2 (ja) | 2019-01-10 | 2019-01-10 | ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019002469A JP7225808B2 (ja) | 2019-01-10 | 2019-01-10 | ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020111653A JP2020111653A (ja) | 2020-07-27 |
JP7225808B2 true JP7225808B2 (ja) | 2023-02-21 |
Family
ID=71666759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019002469A Active JP7225808B2 (ja) | 2019-01-10 | 2019-01-10 | ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7225808B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016006153A (ja) | 2014-05-29 | 2016-01-14 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ用ゴム組成物 |
JP2016037556A (ja) | 2014-08-07 | 2016-03-22 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム組成物および空気入りタイヤ |
JP2016089118A (ja) | 2014-11-10 | 2016-05-23 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ用ゴム組成物および空気入りタイヤ |
JP2016108377A (ja) | 2014-12-03 | 2016-06-20 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ |
JP2018002919A (ja) | 2016-07-05 | 2018-01-11 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ |
JP2018009054A (ja) | 2016-07-11 | 2018-01-18 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ用ゴム組成物及びタイヤ |
-
2019
- 2019-01-10 JP JP2019002469A patent/JP7225808B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016006153A (ja) | 2014-05-29 | 2016-01-14 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ用ゴム組成物 |
JP2016037556A (ja) | 2014-08-07 | 2016-03-22 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム組成物および空気入りタイヤ |
JP2016089118A (ja) | 2014-11-10 | 2016-05-23 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ用ゴム組成物および空気入りタイヤ |
JP2016108377A (ja) | 2014-12-03 | 2016-06-20 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ |
JP2018002919A (ja) | 2016-07-05 | 2018-01-11 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ |
JP2018009054A (ja) | 2016-07-11 | 2018-01-18 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ用ゴム組成物及びタイヤ |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
平田 靖,[総説]タイヤ用ゴムの進歩:低燃費を目指して,シリカ配合タイヤ,ネットワークポリマー,日本,合成樹脂工業協会,2012年09月10日,vol.33 No.5,242-249ページ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020111653A (ja) | 2020-07-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10563047B2 (en) | Rubber composition and pneumatic tire including the same | |
US9790306B2 (en) | Rubber composition for use in tire treads | |
JP6281632B2 (ja) | ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ | |
JP6349999B2 (ja) | ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ | |
JP7323813B2 (ja) | タイヤ用ゴム組成物およびタイヤ | |
JP6424597B2 (ja) | ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ | |
JP6965651B2 (ja) | タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ | |
JP7215104B2 (ja) | ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ | |
JP7225808B2 (ja) | ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ | |
WO2019163519A1 (ja) | ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ | |
JP7243148B2 (ja) | ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ | |
JP6719249B2 (ja) | ゴム組成物及び空気入りタイヤ | |
JP6969243B2 (ja) | タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ | |
JP6848229B2 (ja) | ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ | |
JP7275627B2 (ja) | ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ | |
JP6597866B2 (ja) | ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ | |
JP2019182920A (ja) | ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ | |
WO2019054340A1 (ja) | タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ | |
JP7225811B2 (ja) | ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ | |
JP6791278B2 (ja) | タイヤ用ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ | |
WO2022158423A1 (ja) | タイヤ用ゴム組成物およびタイヤ | |
JP2016113500A (ja) | ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220107 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221024 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221101 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221214 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230110 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230123 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7225808 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |