JP7224762B2 - 無線通信システムおよび飛しょう体 - Google Patents

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Description

本発明は無線通信システムおよびこの無線通信システムを搭載した飛しょう体に関する。
シールド室における無線通信を、漏洩同軸ケーブルや、漏洩導波管などの漏洩導波路を用いて行う技術が知られている。ここで、シールド室とは、狭小空間や、閉空間などの、内部と外部の間で電磁波による無線通信が困難乃至不可能である空間を示す。また、シールド室は、その内部空間においても電磁波による無線通信が困難乃至不可能であっても良い。この技術によれば、室内や、トンネル内の空間などにおいて、漏洩導波路をアクセスポイントに接続されるアンテナとして用いることで、狭小空間内の電磁波分布を均一化することができる。
その一方で、単独または複数のシールド室の内部に配置された複数の機器の間で行う無線通信の需要がある。特に、親機となり得るアクセスポイントを用いずに、複数の機器の間で直接相互に行う無線通信の需要がある。
例えば、飛しょう体の前方および後方に配置された2つの機器の間で有線通信を行おうとすると、両者の間に通信配線を設ける必要がある。このとき、両者の間に配置された燃料タンクやエンジンなどの構成要素を通信配線が迂回する必要が生じ、そのためには通信配線が飛しょう体の外側を通る必要が生じる場合がある。しかしながら、飛しょう体が高速で飛行する際、飛しょう体の表面は高温に爆される。また、飛しょう体の外側では、外部の電磁波ノイズにも爆される。また、2つの機器の間で無線通信を行おうとしても、それぞれの機器が配置されている空間が電磁波反射体で覆われており、無線通信が行えない場合がある。
上記に関連して、特許文献1(国際公開第2008-004577号)には、無線通信システムに係る記載が開示されている。この無線通信システムは、固定位置に配置された電波遮蔽物を有する構造物内に設けられた複数の無線局を備える。この無線通信システムは、互いに同一無線チャンネルを有する2つの無線局と、互いに隣接無線チャンネルを有する2つの無線局との少なくとも一方を、電波遮蔽物の両側に配置したことを特徴とする。
特許文献1(国際公開第2008-004577号)の無線通信システムは、航空機内の無線通信において、電磁波反射体や吸収体を考慮して無線局の配置を最適化する技術である。言い換えれば、単独の狭小空間における無線通信が対象であって、複数の閉空間を跨ぐ無線通信は実現出来ない。
また、特許文献2(特許第4657332号)には、閉空間送信装置に係る発明が開示されている。この閉空間送信装置は、漏洩同軸ケーブル、第1手段、第2手段および第3手段を具えて構成される。ここで、第1手段は、入力信号を前記漏洩同軸ケーブルの一方の端子に入力する。第2手段は、漏洩同軸ケーブルの他方の端子から出力される信号の振幅、周波数、位相、遅延時間の少なくとも1つを時間的に変化させる。第3手段は、時間的に変化させる手段により得られた信号を前記漏洩同軸ケーブルの前記他方の端子に入力する。この閉空間送信装置は、漏洩同軸ケーブルから電波反射体で囲まれた閉空間内に放射される電波の放射特性または放射パターンを時間的に変化させる。
特許文献2(特許第4657332号)の閉空間送信装置は、閉空間で生じる直接波と反射波が重なってヌル点が生じないように、閉空間での電磁波の放射パターンを時間変化させて無線通信する技術である。言い換えれば、狭小空間における無線通信が対象であって、複数の閉空間を跨ぐ無線通信は実現出来ない。
また、特許文献3(特許第5695744号)には、電磁波伝搬装置に係る発明が開示されている。この電磁波伝搬装置は、複数の面状伝搬媒体と、面状誘電体スペーサと、第1のインターフェースとを備える。ここで、面状誘電体スペーサは、複数の面状伝搬媒体間を隔離するために配置されている。第1のインターフェースは、面状伝搬媒体と送受信機との間で電磁波の送受を行なう。各面状伝搬媒体は、各々、少なくとも一つの面状導体と少なくとも一つの面状誘電体とを重ね合わせて構成されている。各面状伝搬媒体は、他の少なくとも一つの面状伝搬媒体と、重なり部分を有するよう配置されている。重なり部分の面状導体に、面状伝搬媒体間で電磁波を送受する電磁波結合手段が設けられている。電磁波結合手段の少なくとも一つとして、重なり部分の前記面状導体にスロットを設けている。面状伝搬媒体内の電磁波の伝搬方向に位置する端面から前記スロットまでの距離を、1/4×(実効波長の整数倍)となるよう配置している。
特許文献3(特許第5695744号)の電磁波伝搬装置は、伝搬媒体の配置およびスロット形状および/または配置により、電磁波の伝搬媒体同士を電磁波結合する技術である。言い換えれば、特許文献3(特許第5695744号)は、各アンテナと伝搬媒体を電磁波結合する技術思想を開示も示唆もしておらず、電磁波反射体で囲まれたシールド室における無線通信を実現出来ない。
また、特許文献4(特開2016-217711号公報)には、移動局と固定局間の通信システムに係る記載が開示されている。この通信システムは、無線通信機能を有し二次元または三次元の位置に移動可能な移動局と、無線通信機能を有し二次元または三次元の所定の位置に固定されている複数の固定局を有し、移動局と固定局との間の無線通信の電波強度の強さを測定し、その結果に基づいて当該局を決定し、関連情報を付与する。
特許文献4(特開2016-217711号公報)の通信システムは、狭小空間において電磁波強度を測定し、無線局を選択して反射や回折などによる影響を低減することによって、無線通信を実現する技術である。言い換えれば、狭小空間における無線通信が対象であって、複数の閉空間を跨ぐ無線通信は実現出来ない。
国際公開第2008-004577号 特許第4657332号 特許第5695744号 特開2016-217711号公報
単独または複数のシールド室形成部の内部に配置された複数の通信装置の間で直接相互に無線通信が可能な無線通信システムと、この無線通信システムを用いた飛しょう体とを提供する。その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
以下に、(発明を実施するための形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。したがって、それらの番号は、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲を限定するものではない。
一実施の形態によれば、無線通信システム(1)は、シールド室形成部(2)と、漏洩導波路(3)と、第1アンテナ(410)と、第1機器(41)と、第2アンテナ(420)と、第2機器(42)とを具備する。ここで、シールド室形成部(2)は、シールド室としての内部空間を、無線通信を遮断する電磁波反射体で覆う。漏洩導波路(3)は、シールド室形成部(2)の内部に配置された第1漏洩部(30A)および第2漏洩部(30B)を備える。なお、漏洩導波路(3)は、電磁波が漏洩しない非漏洩部をさらに有していても良い。第1アンテナ(410)は、シールド室形成部(2)の内部に配置されて、第1漏洩部(30A)との間で無線通信可能に構成されている。第1機器(41)は、シールド室形成部(2)の内部に配置されて、第1アンテナ(410)に接続されている。第2アンテナ(420)は、シールド室形成部(2)の内部に配置されて、第2漏洩部(30B)との間で無線通信可能に構成されている。第2機器(42)は、シールド室形成部(2)の内部に配置されて、第2アンテナ(420)に接続されている。第1機器(41)および第2機器(42)は、漏洩導波路(3)を介して双方向無線通信を行う。なお、第1機器(41)および第2機器(42)は、漏洩導波路(3)を介さずに双方向無線通信を行っても良い。漏洩導波路(3)は、単路であっても良いし、複数路に分岐していても良い。
一実施の形態によれば、飛しょう体(11)は、本体(12)と、漏洩導波路(13)と、第1アンテナ(1410)と、第1機器(141)と、第2アンテナ(1420)と、第2機器(142)とを具備している。ここで、本体(12)は、無線通信を遮断する電磁波反射体で内部空間を覆う。漏洩導波路(13)は、本体(12)の内部に配置された第1漏洩部(130A)および第2漏洩部(130B)を備える。第1アンテナ(1410)は、本体(12)の内部に配置されて、第1漏洩部(130A)との間で無線通信可能に構成されている。第1機器(141)は、本体(12)の内部に配置されて、第1アンテナ(1410)に接続されている。第2アンテナ(1420)は、本体(12)の内部に配置されて、第2漏洩部(130B)との間で無線通信可能に構成されている。第2機器(142)は、本体(12)の内部に配置されて、第2アンテナ(1420)に接続されている。第1機器(141)および第2機器(142)は、漏洩導波路(13)を介して双方向無線通信を行う。
前記一実施の形態によれば、単独または複数のシールド室を通る漏洩導波路を設けることで、単独または複数のシールド室形成部の内部にそれぞれ配置された複数の通信装置の間で直接相互に無線通信が可能な無線通信システムと、この無線通信システムを用いた飛しょう体とを実現することが出来る。
図1は、一実施形態による無線通信システムの一構成例を示す部分断面図である。 図2は、一実施形態による無線通信システムの別の構成例を示す部分断面図である。 図3は、関連技術による飛しょう体の一構成例を示す部分断面図である。 図4は、一実施形態による飛しょう体の一構成例を示す部分断面図である。 図5は、一実施形態による無線通信システムの一構成例を示す部分断面図である。 図6は、一実施形態による無線通信システムの別の構成例を示す部分断面図である。
添付図面を参照して、本発明による無線通信システムおよび飛しょう体を実施するための形態を以下に説明する。ここで、飛しょう体には、有人または無人のロケット、ミサイル、有人または無人の航空機、人工衛星、などが含まれる。
(第1の実施形態)
電磁波による無線通信を遮断する電磁波反射体で覆われたシールド室に、無線通信を行う機器を配置することがある。シールド室としての内部空間を覆う容器を、便宜上、「シールド室形成部」と呼ぶ。なお、シールド室形成部の形状は、任意である。また、シールド室形成部のシールド室としての内部空間は、完全に閉じていても良いし、多少の隙間があっても良いし、さらには特定の通信周波数を遮断する寸法の網目構造であっても良い。本実施形態の無線通信システムでは、漏洩導波路を、電磁波の双方向伝搬経路として使用する。すなわち、例えば2つのシールド室形成部を通るように漏洩導波路を設け、それぞれのシールド室形成部の内部に配置されている2つの機器の間で、漏洩導波路を介して双方向の無線通信を行う。このとき、2つの機器を仲介するアクセスポイントを用いない。
図1を参照して、一実施形態による無線通信システム1の一構成例について説明する。図1は、一実施形態による無線通信システム1の一構成例を示す部分断面図である。
図1の無線通信システム1の構成要素について説明する。無線通信システム1は、シールド室形成部2と、漏洩導波路3と、複数の機器4と、電源装置5と、給電線路50とを備える。ここでシールド室形成部2は、第1シールド室形成部2Aと、第2シールド室形成部2Bと、隔壁21とを備える。第1シールド室形成部2Aは、その内部に、第1空間20Aを有する。同様に、第2シールド室形成部2Bは、その内部に、第2空間20Bを有する。
漏洩導波路3は、複数の漏洩部30と、2つの終端と、2つの終端部391、392とを備える。ここで、複数の漏洩部30には、第1漏洩部30Aと、第2漏洩部30Bと、第3漏洩部30Cとが含まれている。ただし、これらの漏洩部30A、30B、30Cを区別しない場合には、単に漏洩部30と呼んでも良い。なお、漏洩導波路3は、電磁波が漏洩しない非漏洩部をさらに有していても良い。
複数の機器4のそれぞれは、アンテナ400と、ワイヤレス電力受信部401とを備える。複数の機器4には、第1機器41と、第2機器42と、第3機器43とが含まれている。第1機器41は、第1アンテナ410と、第1ワイヤレス電力受信部411とを備える。同様に、第2機器42は、第2アンテナ420と、第2ワイヤレス電力受信部421とを備える。また、第3機器43は、第3アンテナ430と、第3ワイヤレス電力受信部431とを備える。ただし、ただし、これらの機器41、42、43を区別しない場合には、単に機器4と呼んでも良い。同様に、これらのアンテナ410、420、430を区別しない場合には、単にアンテナ400と呼んでも良い。また、これらのワイヤレス電力受信部411、421、431を区別しない場合は、単にワイヤレス電力受信部401と呼んでも良い。
給電線路50は、複数のワイヤレス給電部51を備える。これら複数のワイヤレス給電部51には、第1ワイヤレス給電部51Aと、第2ワイヤレス給電部51Bと、第3ワイヤレス給電部51Cとが含まれている。ただし、これらのワイヤレス給電部51A、51B、51Cを区別しない場合には、単にワイヤレス給電部51と呼んでも良い。なお、ワイヤレス給電の電力伝送方式としては、例えば、磁界結合式、電界結合式、マイクロ波式、など様々あるが、本実施形態を限定するものではなく、いずれの方式であっても良い。また、給電線路50は、単路であっても良いし、複数に分岐していても良い。
図1の無線通信システム1の構成要素の接続関係および位置関係について説明する。図1の構成例では、第1シールド室形成部2Aおよび第2シールド室形成部2Bは、それぞれの外壁の一部を共有して繋がっている。この、共有されている外壁が、隔壁21である。言い換えれば、シールド室形成部2の内部に、シールド室形成部2の内部空間を2つに分断するように隔壁21を設けるとき、シールド室形成部2および隔壁21のうち、分断された空間の一方である第1シールド室としての第1内部空間20Aを囲む部分を第1シールド室形成部2Aと呼び、残りの第2シールド室としての第2内部空間20Bを囲む部分を第2シールド室形成部2Bと呼ぶ。
なお、本実施形態においては、第1シールド室形成部2Aに囲まれた第1内部空間20Aと、第2シールド室形成部2Bに囲まれた第2内部空間20Bとが、それぞれ、電磁波が遮断されたシールド室であって、一方の内部空間から他方の内部空間への無線通信が出来ないことを前提としている。したがって、シールド室形成部2、第1シールド室形成部2A、第2シールド室形成部2Bおよび隔壁21は、電磁波を反射する電磁波反射体で構成されていても良いし、少なくとも、電磁波反射体で覆われていることが好ましい。また、この意味において、第1シールド室形成部2Aおよび第2シールド室形成部2Bは、必ずしも一体化されている必要はなく、離れて独立して存在していても良い。さらには、一体化された複数のシールド室形成部の組み合わせと、離れて独立した複数のシールド室形成部の組み合わせとが同時に存在しても良い。このとき、漏洩導波路3はシールド室形成部と同じまたはそれ以上の漏洩部を有していても良いし、分岐を有していても良い。
漏洩導波路3は、漏洩導波管として構成されていても良いし、漏洩同軸ケーブルとして構成されていても良い。いずれの場合も、漏洩導波路3の一部は第1シールド室形成部2Aの内部、すなわち第1空間20Aに配置されており、漏洩導波路3の別の一部は第2シールド室形成部2Bの内部、すなわち第2空間20Bに配置されている。このとき、漏洩導波路3は、図1に示したとおり、隔壁21を貫通していても良い。または、漏洩導波路3は、隔壁21を迂回していても良い。また、各漏洩部間には、電磁波を放射しない非漏洩部の区間があっても良い。この非漏洩部の区間は、導波管として構成されても良いし、同軸ケーブルとして構成されても良い。
漏洩導波路3が漏洩導波管である場合の、より具体的な構成例について説明する。一般的な導波管とは、その長手方向に電磁波を伝搬させることが出来る筒状で金属製の管であり、その断面の形状や寸法などによって伝搬損失が少ない電磁波の周波数が異なる。漏洩導波管とは、その側面に漏洩部が設けられた導波管であって、内部を伝搬する電磁波の一部を漏洩部から外部に放射することが出来る。反対に、漏洩導波管は、漏洩部を介して外部から進入する電磁波を、内部で伝搬させることも出来る。一般的に、漏洩導波管の漏洩部は、金属製の管の側面を貫通するように開いた細長い穴であり、スロットとも呼ばれる。漏洩部の形状や寸法などによって、漏洩部を介して漏洩導波管に出入りしやすい電磁波の周波数や、放射方向などが異なる。なお、多くの場合、漏洩導波管には複数のスロットが設けられている。また、このような意味で、漏洩導波管の漏洩部は、漏洩導波管に沿って設けられた複数のアンテナとして機能すると考えることも出来る。
漏洩導波路3が漏洩同軸ケーブルである場合の、より具体的な構成例について説明する。一般的な同軸ケーブルとは、その長手方向に電磁波を伝搬させることが出来るケーブルであり、線状の中心導体の周囲が円筒状の誘電体で覆われており、この誘電体の周囲が円筒状の外部導体で覆われている。この外部導体は、さらに、絶縁体で構成された円筒状の外被で覆われていることが好ましい。漏洩同軸ケーブルは、その外部導体に漏洩部が設けられた同軸ケーブルであって、内部を伝搬する電磁波の一部を漏洩部から外部に放射することが出来る。反対に、漏洩同軸ケーブルは、漏洩部を介して外部から侵入する電磁波を、内部で伝搬させることもできる。一般的に、漏洩同軸ケーブルの漏洩部は、外部導体を貫通するように開いた細長い穴であり、スロットとも呼ばれる。なお、多くの場合、漏洩同軸ケーブルには複数のスロットが設けられている。また、別の構成例として、外部導体が誘電体の周囲に、隙間が開いた螺旋状に巻き付けられている漏洩同軸ケーブルも存在する。この場合は、螺旋状の外部導体の間に開いた隙間が漏洩部として機能する。このとき、隙間も実際には1本の螺旋の形状に構成されているが、どの視点から見ても複数の外部導体と複数の漏洩部が順番に並んでいるように見え、実際に複数の漏洩部が存在するかのように漏洩同軸ケーブルは機能する。また、このような意味で、漏洩導波管の漏洩部は、漏洩同軸ケーブルに沿って設けられた複数のアンテナとして機能すると考えることも出来る。
図1の構成例では、漏洩導波路3は、隔壁21を貫通して、第1シールド室形成部2Aの内部と、第2シールド室形成部2Bの内部とに浸入している。第1シールド室形成部2Aの内部には、さらに、第1機器41が配置されている。同様に、第2シールド室形成部2Bの内部にも、さらに、第2機器42が配置されている。
機器4は、アンテナ400と、ワイヤレス電力受信部401とを備える。なお、このことは、前述のとおり、機器41、42、43が、アンテナ410、420、430と、ワイヤレス電力受信部411、421、431とを、それぞれ備えることを意味する。ここで、機器4のそれぞれにおいて、アンテナ400は、図示されない通信回路に接続されている。その一方で、機器4のそれぞれにおいて、アンテナ400は、漏洩導波路3が有する複数の漏洩部30のいずれかと、電磁波結合されている。ここで、電磁波結合とは、アンテナ400と、漏洩部30とが、両者の間で無線通信が可能となるように構成され、かつ、配置されていることを意味する。ここでは、第1機器41のアンテナ410が電磁波結合されている漏洩部30を、第1漏洩部30Aと呼ぶ。同様に、第2漏洩部30Bおよび第3漏洩部30Cは、それぞれ、第2機器42のアンテナ420および第3機器43のアンテナ430と電磁波結合されている。
給電線路50は、一方では電源装置5に接続されており、他方ではワイヤレス給電部51に接続されている。図1の構成例では、電源装置5は第2シールド室形成部2Bの内部、すなわち第2空間20Bに配置されているが、これはあくまでも一構成例に過ぎず、本実施形態を限定しない。電源装置5は、第1シールド室形成部2Aの内部、すなわち第1空間20Aに配置されていても良いし、シールド室形成部2の外側に配置されていても良い。
給電線路50の一部は、第1シールド室形成部2Aの内部、すなわち第1空間20Aに配置されている。給電線路50の別の一部は、第2シールド室形成部2Bの内部、すなわち第2空間20Bに配置されている。このとき、給電線路50は、図1に示したとおり隔壁21を貫通していても良い。または、給電線路50は、隔壁21を迂回していても良い。
複数のワイヤレス給電部51と、複数のワイヤレス電力受信部401とは、前者から後者が無線給電をそれぞれ受けられるように配置されている。言い換えれば、第1ワイヤレス給電部51Aおよび第1ワイヤレス電力受信部411の位置関係は、両者の間で無線給電が可能となるように決定されることが好ましい。同様に、第2ワイヤレス給電部51Bおよび第2ワイヤレス電力受信部421の位置関係は、両者の間で無線給電が可能となるように決定されることが好ましい。また、第3ワイヤレス給電部51Cおよび第3ワイヤレス電力受信部431の位置関係は、両者の間で無線給電が可能となるように決定されることが好ましい。
図1の無線通信システム1の構成要素の動作について説明する。まず、電源装置5が電力を生成し、給電線路50を介してワイヤレス給電部51に向けて送電する。それぞれのワイヤレス給電部51は、無線給電が可能な位置に配置されているワイヤレス電力受信部401に向けて無線給電を行う。ワイヤレス電力受信部401は、ワイヤレス給電部51から無線給電された電力を、機器4の図示しない内部回路に供給する。この内部回路には、通信回路が含まれる。機器4の図示しない内部回路は、ワイヤレス電力受信部401から給電された電力によって起動して動作する。なお、機器4は、ワイヤレス電力受信部401から給電された電力によって充電され、充電された電力を通信回路に供給するための充電池および充放電回路をさらに備えていることが好ましい。動作中の機器4は、必要に応じて、アンテナ400を介して信号の送受信を行う。アンテナ400は、電磁波結合されている漏洩部30および漏洩導波路3を介して、他の機器4との間の双方向通信を可能とする。
ここで、複数の機器4の間で無線通信を行う際に、漏洩導波路3が単なる双方向伝搬経路として機能していることに注目されたい。すなわち、漏洩導波路3の従来的な使用方法では、漏洩導波路3の漏洩部30と電磁波結合している複数の機器4の間で無線通信を行う際には、漏洩導波路3に優先接続されたアクセスポイントがその無線通信を仲介することが一般的であった。言い換えれば、まず、一方の機器4がアクセスポイントとの間で通信を行い、次に、アクセスポイントが他方の機器4との間で通信を行うことで、両方の機器4の間で通信を行うことが出来た。しかし、本実施形態では、2つもしくはそれ以上の個数の機器4が、同一の空間20に配置されていた場合でも、異なる空間20にそれぞれ配置されていた場合でも、両機器4の間で無線通信を直接的に行うことが出来る。具体的には、図1の構成例では、第1空間20Aに配置されている第1機器41と、第2空間20Bに配置されている第2機器42との間でも、無線通信を直接的に行うことが出来る。また、第1空間20Aに配置されている第1機器41および第3機器43の間でも、無線通信を直接的に行うことが出来る。
なお、上記の説明では無線給電を用いたが、機器4を有線で給電しても同様の無線通信を行えることは言うまでもない。しかしながら、通信および給電の両方を無線化することによって、機器4のシールド室形成部2への取り付けや、無線通信システム1の組み立てなどを大幅に簡略化することが出来る。このことは、生産性の向上につながる。また、複数の機器4の間で無線通信および無線給電のインターフェースを共通化することで、機器4の組み合わせの自由度や、拡張性などの向上も期待できる。
図2を参照して、本実施形態の変形例について説明する。図2は、一実施形態による無線通信システム1の別の構成例を示す部分断面図である。図2に示した変形例では、漏洩導波路3および給電線路50を、シールド室形成部2と一体化している。また、図2では、見やすさのために機器4の図示を省略している。
図2の漏洩導波路3は、上述のとおり、シールド室形成部2と一体化されている。より具体的には、図2の漏洩導波路3は漏洩導波管であり、その金属製の管が、シールド室形成部2と一体化されている。したがって、シールド室形成部2の全体が金属製であることが好ましい。なお、全体が非金属製である場合は、漏洩導波管内部または外部の表面に金属膜を形成しても良い。ここで、漏洩部30は、漏洩導波管の中空部分が空間20に繋がるようにシールド室形成部2を貫通するスロットとして構成されている。このような構造は、例えば、いわゆる3Dプリンタなどの技術を用いることで、比較的容易に製造可能である。
なお、本変形例の漏洩導波路3を漏洩同軸ケーブルにする場合には、例えば、以下のような変更を行えば良い。漏洩同軸ケーブルの外部導体がシールド室形成部2と一体化しているものと見なし、図2の漏洩導波管の中空部分に、シールド室形成部2と導通しないように中心導体を配置する。さらに、中空部分のうち、中心導体およびシールド室形成部2の間に残る空間を、誘電体物質で埋める。
給電線路50については、公知技術であるので詳細な説明を省略する。なお、図2の構成例では、シールド室形成部2が金属製であるので、これをグランドとして使用することも可能である。
図2の構成例では、空間20の形状を円柱形とするために、漏洩導波路3および給電線路50を、シールド室形成部2の外側に突出するように配置した。しかし、これは一例にすぎず、本実施形態による無線通信システム1の形状を限定するものではない。
(第2の実施形態)
本実施形態では、第1の実施形態による無線通信システム1の構成を、飛しょう体の構成に適用する。上述した(背景技術)の繰り返しになるが、本実施形態のより良い理解のために、まず、図3を参照して、関連技術による飛しょう体の構成例について説明する。図3は、関連技術による飛しょう体11の一構成例を示す部分断面図である。
図3の飛しょう体11の構成要素について説明する。図3の飛しょう体11は、本体12と、燃料タンク122と、第1機器14A、第2機器14Bと、ワイヤーハーネス123と、保護カバー124とを備える。
図3の飛しょう体11の構成要素の接続関係および位置関係について説明する。本体12の内部には、燃料タンク122が配置されている。飛しょう体11において、燃料タンク122の存在は非常に重要であり、本体12の中央部分を燃料タンク122が占有している場合も少なくない。また、燃料タンク122の形状には、高い対称性が求められる。具体的には、燃料タンク122の形状は、ほぼ円柱であることが好ましい。その結果、本体12の内部空間は、燃料タンク122によって、前方の第1空間120Aと、後方の第2空間120Bとに、物理的に分断されている。そこで、本体12および燃料タンク122のうち、第1空間120Aを囲む部分を、疑似的な第1シールド室形成部12Aと見做すことが出来る。同様に、本体12および燃料タンク122のうち、第2空間120Bを囲む部分を、疑似的な第2シールド室形成部12Bと見做すことが出来る。このとき、第1機器14Aは第1空間120Aに配置されており、第2機器14Bは第2空間120Bに配置されている。
第1機器14Aおよび第2機器14Bは、ワイヤーハーネス123を介して電気的に接続されている。第1機器14Aおよび第2機器14Bを接続するワイヤーハーネス123は、燃料タンク122を迂回するために、本体12の外側に配置されている。飛しょう体11の外側表面には、ワイヤーハーネス123を保護するための保護カバー124が設けられている。これは、飛しょう体が高速で飛行する際に、本体12の外側表面が空力加熱により高熱が生じ、この高熱からワイヤーハーネス123を保護する必要があるからである。また、保護カバー124には、ワイヤーハーネス123を外部の電磁波ノイズから保護する性能も求められる。
次に、図4を参照して、本実施形態による飛しょう体11について説明する。図4は、一実施形態による飛しょう体11の一構成例を示す部分断面図である。
図4の飛しょう体11の構成要素について説明する。図4の飛しょう体11は、本体12と、燃料タンク122と、漏洩導波路13と、第1機器141と、第2機器142と、電源装置15と、給電線路150と、第1ワイヤレス給電部151Aと、第2ワイヤレス給電部151Bとを備える。漏洩導波路13は、漏洩部130A、130Bと、終端部1391、1392とを備える。第1機器141は、第1アンテナ1410と、第1ワイヤレス電力受信部1411とを備える。同様に、第2機器142は、第2アンテナ1420と、第2ワイヤレス電力受信部1421とを備える。
図4の飛しょう体11の構成要素の接続関係および位置関係について説明する。図3の場合と同様に、本体12の内部には、燃料タンク122が配置されており、本体12の内部空間は、燃料タンク122によって、前方の第1空間120Aと、後方の第2空間120Bとに、物理的に分断されている。また、本体12および燃料タンク122のうち、第1空間120Aを囲む部分を、疑似的な第1シールド室形成部12Aと見做すことが出来る。同様に、本体12および燃料タンク122のうち、第2空間120Bを囲む部分を、疑似的な第2シールド室形成部12Bと見做すことが出来る。このとき、第1機器14Aは第1空間120Aに配置されており、第2機器14Bは第2空間120Bに配置されている。
漏洩導波路13および給電線路150は、本体12に一体化されている。図4の本体12、漏洩導波路13および給電線路150の位置関係は、図2に示したシールド室形成部2、漏洩導波路3および給電線路50の位置関係と同様であるので、さらなる詳細な説明を省略する。
第1漏洩部130Aは、本体12のうち、漏洩導波路13および第1空間120Aに挟まれた部分を貫通するように設けられている。第1アンテナ1410は、第1漏洩部130Aと電磁波結合できるように、言い換えれば第1漏洩部130Aとの間で無線通信が可能となるように、第1漏洩部130Aの近傍に配置されている。
同様に、第2漏洩部130Bは、本体12のうち、漏洩導波路13および第2空間120Bに挟まれた部分を貫通するように設けられている。第2アンテナ1420は、第2漏洩部130Bと電磁波結合できるように、言い換えれば第2漏洩部130Bとの間で無線通信が可能となるように、第2漏洩部130Bの近傍に配置されている。
電源装置15は、給電線路150を介して、第1ワイヤレス給電部151Aおよび第2ワイヤレス給電部151Bに接続されている。第1ワイヤレス給電部151Aおよび第2ワイヤレス給電部151Bは、図4の構成例では本体12と一体化されているが、これはあくまでも一構成例に過ぎず、本実施形態の構成を限定しない。すなわち、電源装置15は、第1空間120Aおよび第2空間120Bのいずれに配置されていても良い。また、第1ワイヤレス給電部151Aおよび第2ワイヤレス給電部151Bは、それぞれ、第1空間120Aおよび第2空間120Bに配置されていても良い。いずれの場合も、第1ワイヤレス給電部151Aは、第1機器141の第1ワイヤレス電力受信部1411に対して電力の無線供給が出来るように、第1ワイヤレス電力受信部1411の近傍に配置されている。同様に、第2ワイヤレス給電部151Bは、第2機器142の第2ワイヤレス電力受信部1421に対して電力の無線供給が出来るように、第2ワイヤレス電力受信部1421の近傍に配置されている。
図4の飛しょう体11の構成要素の動作について説明する。図1の無線通信システム1の場合と同様に、まず、電源装置15が電力を生成し、給電線路150を介してワイヤレス給電部151A、151Bに向けて送電する。ワイヤレス給電部151A、151Bは、無線給電が可能な位置に配置されているワイヤレス電力受信部1411、1421に向けて無線給電を行う。ワイヤレス電力受信部1411、1421は、ワイヤレス給電部151A、151Bから無線給電された電力を、機器141、142の図示しない内部回路に供給する。この内部回路には、通信回路が含まれる。機器4の図示しない内部回路は、ワイヤレス電力受信部1411、1421から給電された電力によって起動して動作する。なお、機器141、142は、ワイヤレス電力受信部1411、1421から給電された電力によって充電され、充電された電力を内部回路に供給するための充電池および充放電回路をさらに備えていることが好ましい。動作中の機器141、142は、必要に応じて、アンテナ1410、1420を介して信号の送受信を行う。アンテナ1410、1420は、電磁波結合されている漏洩部130A、130Bおよび漏洩導波路13を介して、他の機器142、141との間の双方向通信を可能とする。
その他、漏洩導波路13が双方向伝搬経路として機能していること、第1機器141および第2機器142の間で無線通信を行う際に中継するアクセスポイントが不要であること、第1機器141および第2機器142の給電を有線で行っても良いこと、などについても、第1実施形態の場合と同様であるので、さらなる詳細な説明を省略する。
本実施形態で得られる作用効果としては、第1実施形態で得られる作用効果に加えて、ワイヤーハーネス123が不要になったことで、飛しょう体11の外部が高温や電磁波ノイズに曝される問題が解決することが挙げられる。その結果、飛しょう体11全体としての設計がより容易になる。また、外的要因を低減出来ることによって、飛しょう体11全体としての信頼性が向上する。
(第3の実施形態)
第1および第2の実施形態では、複数の機器4、141、142の間で無線通信を行う際に、中継するアクセスポイントが不要であることについて述べた。本実施形態では、アクセスポインイトを追加することも可能であることと、アクセスポイントを追加することによって機能を追加できることについて説明する。
図5および図6を参照して、本実施形態による無線通信システム1について説明する。図5は、一実施形態による無線通信システム1の一構成例を示す部分断面図である。図6は、一実施形態による無線通信システム1の別の構成例を示す部分断面図である。
図5の構成例による無線通信システム1は、図1の無線通信システム1に、接続部38および終端部393を追加したものに等しい。すなわち、図5では、漏洩導波路3の、第1終端部391および第2終端部392の間に、接続部38が追加されている。この接続部38は、漏洩導波路3の分岐点である。この接続部38の下流には、第3終端部393で終端された第3の端部がある。第3終端部393は、シールド室形成部2の外に配置されている。
図6の構成例による無線通信システム1は、図5の無線通信システム1から第3終端部393を取り外し、代わりにアクセスポイント37を接続したものに等しい。アクセスポイントは、アンテナ371を備えている。アクセスポイント37およびそのアンテナ371は、シールド室形成部2の外に配置されている。言い換えれば、アクセスポイント37は、そのアンテナ371を介して、無線通信システム1の外に存在する任意の通信機器との間で無線通信を行うことが出来る。その一方で、アクセスポイント37は、漏洩導波路3を介して、シールド室形成部2の中に配置されている機器4との間でも無線通信を行うことが出来る。
言い換えれば、本実施形態による無線通信システム1では、電磁波反射体で遮蔽された空間の中に存在する機器4と、外部から非接触での無線通信が可能となる。このことによって、本実施形態による無線通信システム1を、図4の飛しょう体11に適用した場合の具体例として説明する。
一般的に、飛しょう体11は、使用前に試験を行う場合がある。試験を行う際に、漏洩導波路13にアクセスポイント37に対応する中継装置を接続することで、飛しょう体11の外部に用意された任意の点検装置と、機器141、142との間で、中継装置を介する無線通信が可能となる。その結果、本体12に内蔵されている機器141、142を物理的に操作することなく、機器141、142の機能点検や、プログラムの更新などを行うことが出来る。
なお、試験が完了した後は、漏洩導波路13からアクセスポイント37を取り外し、代わりに終端部393を接続すれば良い。
以上、発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。また、前記実施の形態に説明したそれぞれの特徴は、技術的に矛盾しない範囲で自由に組み合わせることが可能である。
1 無線通信システム
2 シールド室形成部(電磁波反射体)
2A 第1シールド室形成部
2B 第2シールド室形成部
20 空間
20A 第1空間
20B 第2空間
21 隔壁
3 漏洩導波路
30 漏洩部
30A 第1漏洩部
30B 第2漏洩部
30C 第3漏洩部
37 アクセスポイント
371 アンテナ
38 接続部
391 終端部
392 終端部
393 終端部
4 機器
400 アンテナ
401 ワイヤレス電力受信部
41 機器
410 アンテナ
411 ワイヤレス電力受信部
42 機器
420 アンテナ
421 ワイヤレス電力受信部
43 機器
430 アンテナ
431 ワイヤレス電力受信部
5 電源装置
50 給電線路
51、51A、51B ワイヤレス給電部
11 飛しょう体
12 本体(シールド室形成部)
12A、12B シールド室形成部
120A、120B 空間
122 燃料タンク
123 ワイヤーハーネス
124 保護カバー
13 漏洩導波路
130A 漏洩部
130B 漏洩部
1391 終端部
1392 終端部
14A、14B 機器
141 機器
1410 アンテナ
1411 ワイヤレス電力受信部
142 機器
1420 アンテナ
1421 ワイヤレス電力受信部
15 電源装置
150 給電線路
151A、151B ワイヤレス給電部

Claims (24)

  1. 第1シールド室としての第1空間および第2シールド室としての第2空間のそれぞれを、電磁波による無線通信を遮断する電磁波反射体で覆い、かつ、前記第1空間および前記第2空間の間の無線通信を遮断するように、前記第1空間および前記第2空間を前記電磁波反射体で形成したシールド室形成部と、
    前記シールド室形成部の内部に配置された複数の漏洩部を備える漏洩導波路と、
    前記シールド室形成部の内部の前記第1空間に配置されて、前記複数の漏洩部に含まれる第1漏洩部との間で無線通信可能に構成された第1アンテナと、
    前記シールド室形成部の内部の前記第1空間に配置されて、前記第1アンテナに接続された第1機器と、
    前記シールド室形成部の内部の前記第2空間に配置されて、前記複数の漏洩部に含まれる第2漏洩部との間で無線通信可能に構成された第2アンテナと、
    前記シールド室形成部の内部の前記第2空間に配置されて、前記第2アンテナに接続された第2機器と
    を具備し、
    前記第1機器および前記第2機器は、前記漏洩導波路を介して直接的な双方向無線通信を行う
    無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
    前記シールド室形成部は、
    前記第1空間を前記電磁波反射体で形成する第1シールド室形成部と、
    前記第2空間を前記電磁波反射体で形成する第2シールド室形成部と、
    前記第1シールド室形成部および前記第2シールド室形成部が共有し、前記シールド室形成部の内部空間を、前記第1漏洩部を含む前記第1シールド室と、前記第2漏洩部を含む前記第2シールド室とに分断する隔壁と
    を具備し、
    前記漏洩導波路は、前記隔壁を貫通している
    無線通信システム。
  3. シールド室としての内部空間を、無線通信を遮断する電磁波反射体で覆うシールド室形成部と、
    前記シールド室形成部の内部に配置された第1漏洩部および第2漏洩部を備える漏洩導波路と、
    前記シールド室形成部の内部に配置されて、前記第1漏洩部との間で無線通信可能に構成された第1アンテナと、
    前記シールド室形成部の内部に配置されて、前記第1アンテナに接続された第1機器と、
    前記シールド室形成部の内部に配置されて、前記第2漏洩部との間で無線通信可能に構成された第2アンテナと、
    前記シールド室形成部の内部に配置されて、前記第2アンテナに接続された第2機器と
    を具備し、
    前記第1機器および前記第2機器は、前記漏洩導波路を介して双方向無線通信を行い、
    前記シールド室形成部は、
    前記内部空間を、前記第1機器、前記第1アンテナおよび前記第1漏洩部を含む第1シールド室としての第1空間と、前記第2機器、前記第1アンテナおよび前記第2漏洩部を含む第2シールド室としての第2空間とに分断する隔壁と、
    前記第1空間を前記電磁波反射体で覆う第1シールド室形成部と、
    前記第2空間を前記電磁波反射体で覆う第2シールド室形成部と
    を具備し、
    前記漏洩導波路は、前記隔壁を迂回している
    無線通信システム。
  4. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
    前記シールド室形成部は、
    前記第1空間を前記電磁波反射体で形成した第1シールド室形成部と、
    前記第1シールド室形成部とは離れてかつ独立して存在する前記第2空間を、前記電磁波反射体で形成した第2シールド室形成部と
    を具備し、
    前記第1漏洩部は、前記第1シールド室形成部の内部に配置されており、
    前記第2漏洩部は、前記第2シールド室形成部の内部に配置されている
    無線通信システム。
  5. 請求項2~4のいずれか一項に記載の無線通信システムにおいて、
    前記シールド室形成部は、
    前記第1シールド室および前記第2シールド室とは別の第3シールド室としての第3空間を、前記電磁波反射体で覆う第3シールド室形成部
    をさらに具備し、
    前記漏洩導波路は、
    前記第3シールド室形成部の内部に配置された第3漏洩部
    をさらに具備し、
    前記第3シールド室形成部の内部に配置され、前記第3漏洩部との間で無線通信可能に構成された第3アンテナと、
    前記第3シールド室形成部の内部に配置され、前記第3アンテナに接続された第3機器と
    をさらに具備する
    無線通信システム。
  6. 請求項1~4のいずれか一項に記載の無線通信システムにおいて、
    前記漏洩導波路は、
    前記第1空間に配置された第3漏洩部
    をさらに具備し、
    前記第1空間に配置されて、前記第3漏洩部との間で無線通信可能に構成された第3アンテナと、
    前記第1空間に配置され、前記第3アンテナに接続された第3機器と
    をさらに具備し、
    前記第1機器および前記第3機器は、前記漏洩導波路を介して直接的な双方向通信を行う
    無線通信システム。
  7. 請求項1~6のいずれか一項に記載の無線通信システムにおいて、
    前記漏洩導波路の全ての端部は、終端されている
    無線通信システム。
  8. 請求項1~7のいずれか一項に記載の無線通信システムにおいて、
    前記漏洩導波路は、
    漏洩導波管
    を具備し、
    前記漏洩導波管は、前記電磁波反射体と一体化されている
    無線通信システム。
  9. 請求項1~7のいずれか一項に記載の無線通信システムにおいて、
    前記漏洩導波路は、
    漏洩同軸ケーブル
    を具備し、
    前記漏洩同軸ケーブルは、
    中心導体と、
    前記中心導体の周囲に配置された誘電体と、
    前記誘電体の周囲に配置されて、かつ、前記電磁波反射体と一体化されている外部導体と
    を具備する
    無線通信システム。
  10. 請求項7~9のいずれか一項に記載の無線通信システムにおいて、
    前記漏洩導波路は、
    記電磁波反射体の外に配置された外側端部と、
    前記外側端部に着脱可能に装着されて、前記外側端部を終端する外側終端部と
    をさらに備える
    無線通信システム。
  11. 請求項1~8のいずれか一項に記載の無線通信システムにおいて、
    電源装置と、
    前記第1機器を無線給電するために前記電源装置に有線接続され、前記電磁波反射体の内側に配置されたワイヤレス給電部と
    をさらに具備し、
    前記第1機器は、前記ワイヤレス給電部から無線給電されるように配置されたワイヤレス電力受信部
    をさらに具備する
    無線通信システム。
  12. シールド室としての内部空間を、無線通信を遮断する電磁波反射体で覆うシールド室形成部と、
    前記シールド室形成部の内部に配置された第1漏洩部および第2漏洩部を備える漏洩導波路と、
    前記シールド室形成部の内部に配置されて、前記第1漏洩部との間で無線通信可能に構成された第1アンテナと、
    前記シールド室形成部の内部に配置されて、前記第1アンテナに接続された第1機器と、
    前記シールド室形成部の内部に配置されて、前記第2漏洩部との間で無線通信可能に構成された第2アンテナと、
    前記シールド室形成部の内部に配置されて、前記第2アンテナに接続された第2機器と
    を具備し、
    前記第1機器および前記第2機器は、前記漏洩導波路を介して双方向無線通信を行い、
    前記漏洩導波路は、
    漏洩導波管
    を具備し、
    前記漏洩導波管は、前記電磁波反射体と一体化されている
    無線通信システム。
  13. シールド室としての内部空間を、無線通信を遮断する電磁波反射体で覆うシールド室形成部と、
    前記シールド室形成部の内部に配置された第1漏洩部および第2漏洩部を備える漏洩導波路と、
    前記シールド室形成部の内部に配置されて、前記第1漏洩部との間で無線通信可能に構成された第1アンテナと、
    前記シールド室形成部の内部に配置されて、前記第1アンテナに接続された第1機器と、
    前記シールド室形成部の内部に配置されて、前記第2漏洩部との間で無線通信可能に構成された第2アンテナと、
    前記シールド室形成部の内部に配置されて、前記第2アンテナに接続された第2機器と
    を具備し、
    前記第1機器および前記第2機器は、前記漏洩導波路を介して双方向無線通信を行い、
    前記漏洩導波路は、
    漏洩同軸ケーブル
    を具備し、
    前記漏洩同軸ケーブルは、
    中心導体と、
    前記中心導体の周囲に配置された誘電体と、
    前記誘電体の周囲に配置されて、かつ、前記電磁波反射体と一体化されている外部導体と
    を具備する
    無線通信システム。
  14. 第1シールド室としての第1空間を、無線通信を遮断する電磁波反射体で覆う第1シールド室形成部と、
    前記第1シールド室形成部とは離れてかつ独立して存在し、前記第1シールド室とは別の第2シールド室としての第2空間を、前記電磁波反射体で覆う第2シールド室形成部と、
    前記第1空間の内部に配置された第1漏洩部と、前記第2空間の内部に配置された第2漏洩部とを備える漏洩導波路と、
    前記第1シールド室形成部の内部に配置されて、前記第1漏洩部との間で無線通信可能に構成された第1アンテナと、
    前記第1シールド室形成部の内部に配置されて、前記第1アンテナに接続された第1機器と、
    前記第2シールド室形成部の内部に配置されて、前記第2漏洩部との間で無線通信可能に構成された第2アンテナと、
    前記第2シールド室形成部の内部に配置されて、前記第2アンテナに接続された第2機器と
    を具備し、
    前記第1機器および前記第2機器は、前記漏洩導波路を介して双方向無線通信を行う
    前記漏洩導波路は、
    漏洩導波管
    を具備し、
    前記漏洩導波管は、前記電磁波反射体と一体化されている
    無線通信システム。
  15. 第1シールド室としての第1空間を、無線通信を遮断する電磁波反射体で覆う第1シールド室形成部と、
    前記第1シールド室形成部とは離れてかつ独立して存在し、前記第1シールド室とは別の第2シールド室としての第2空間を、前記電磁波反射体で覆う第2シールド室形成部と、
    前記第1空間の内部に配置された第1漏洩部と、前記第2空間の内部に配置された第2漏洩部とを備える漏洩導波路と、
    前記第1シールド室形成部の内部に配置されて、前記第1漏洩部との間で無線通信可能に構成された第1アンテナと、
    前記第1シールド室形成部の内部に配置されて、前記第1アンテナに接続された第1機器と、
    前記第2シールド室形成部の内部に配置されて、前記第2漏洩部との間で無線通信可能に構成された第2アンテナと、
    前記第2シールド室形成部の内部に配置されて、前記第2アンテナに接続された第2機器と
    を具備し、
    前記第1機器および前記第2機器は、前記漏洩導波路を介して双方向無線通信を行う
    前記漏洩導波路は、
    漏洩同軸ケーブル
    を具備し、
    前記漏洩同軸ケーブルは、
    中心導体と、
    前記中心導体の周囲に配置された誘電体と、
    前記誘電体の周囲に配置されて、かつ、前記電磁波反射体と一体化されている外部導体と
    を具備する
    無線通信システム。
  16. 第1空間および第2空間のそれぞれを、電磁波による無線通信を遮断する電磁波反射体で覆い、かつ、前記第1空間および前記第2空間の間の無線通信を遮断するように、前記第1空間および前記第2空間を前記電磁波反射体で形成した本体と、
    前記本体の内部に配置された複数の漏洩部を備える漏洩導波路と、
    前記本体の内部の前記第1空間に配置されて、前記複数の漏洩部に含まれる第1漏洩部との間で無線通信可能に構成された第1アンテナと、
    前記本体の内部の前記第1空間に配置されて、前記第1アンテナに接続された第1機器と、
    前記本体の内部の前記第2空間に配置されて、前記複数の漏洩部に含まれる第2漏洩部との間で無線通信可能に構成された第2アンテナと、
    前記本体の内部の前記第2空間に配置されて、前記第2アンテナに接続された第2機器と
    を具備し、
    前記第1機器および前記第2機器は、前記漏洩導波路を介して直接的な双方向無線通信を行う
    飛しょう体。
  17. 請求項16に記載の飛しょう体において、
    前記漏洩導波路の全ての端部は、終端されている
    飛しょう体。
  18. 請求項16または17に記載の飛しょう体において、
    前記漏洩導波路は、
    漏洩導波管
    を具備し、
    前記漏洩導波管は、前記本体と一体化されている
    飛しょう体。
  19. 請求項16または17に記載の飛しょう体において、
    前記漏洩導波路は、
    漏洩同軸ケーブル
    を具備し、
    前記漏洩同軸ケーブルは、
    中心導体と、
    前記中心導体の周囲に配置された誘電体と、
    前記誘電体の周囲に配置されて、かつ、前記本体と一体化されている外部導体と
    を具備する
    飛しょう体。
  20. 請求項16~19のいずれか一項に記載の飛しょう体において、
    前記本体は、
    前記第1空間を前記電磁波反射体で形成する第1シールド室形成部と、
    前記第2空間を前記電磁波反射体で形成する第2シールド室形成部と、
    前記第1シールド室形成部および前記第2シールド室形成部が共有し、前記本体の内部空間を、前記第1漏洩部を含む第1シールド室と、前記第2漏洩部を含む第2シールド室とに分断する燃料タンクと
    を具備し、
    前記漏洩導波路は、前記燃料タンクを迂回している
    飛しょう体。
  21. 請求項16~20のいずれか一項に記載の飛しょう体において、
    前記漏洩導波路は、
    記本体の外部に配置された外側端部と、
    前記外側端部に着脱可能に装着されて、前記外側端部を終端する外側終端部と
    をさらに備える
    飛しょう体。
  22. 請求項16~21のいずれか一項に記載の飛しょう体において、
    電源装置と、
    前記電源装置に接続された給電線路と、
    前記本体の内部に配置されて、前記第1機器を無線給電するために前記給電線路に接続されたワイヤレス給電部と
    をさらに具備し、
    前記第1機器は、前記ワイヤレス給電部から無線給電を受けるワイヤレス電力受信部
    を具備する
    飛しょう体。
  23. 無線通信を遮断する電磁波反射体で内部空間を覆う本体と、
    前記本体の内部に配置された第1漏洩部および第2漏洩部を備える漏洩導波路と、
    前記本体の内部に配置されて、前記第1漏洩部との間で無線通信可能に構成された第1アンテナと、
    前記本体の内部に配置されて、前記第1アンテナに接続された第1機器と、
    前記本体の内部に配置されて、前記第2漏洩部との間で無線通信可能に構成された第2アンテナと、
    前記本体の内部に配置されて、前記第2アンテナに接続された第2機器と
    を具備し、
    前記第1機器および前記第2機器は、前記漏洩導波路を介して双方向無線通信を行い、
    前記漏洩導波路は、
    漏洩導波管
    を具備し、
    前記漏洩導波管は、前記本体と一体化されている
    飛しょう体。
  24. 無線通信を遮断する電磁波反射体で内部空間を覆う本体と、
    前記本体の内部に配置された第1漏洩部および第2漏洩部を備える漏洩導波路と、
    前記本体の内部に配置されて、前記第1漏洩部との間で無線通信可能に構成された第1アンテナと、
    前記本体の内部に配置されて、前記第1アンテナに接続された第1機器と、
    前記本体の内部に配置されて、前記第2漏洩部との間で無線通信可能に構成された第2アンテナと、
    前記本体の内部に配置されて、前記第2アンテナに接続された第2機器と
    を具備し、
    前記第1機器および前記第2機器は、前記漏洩導波路を介して双方向無線通信を行い、
    前記漏洩導波路は、
    漏洩同軸ケーブル
    を具備し、
    前記漏洩同軸ケーブルは、
    中心導体と、
    前記中心導体の周囲に配置された誘電体と、
    前記誘電体の周囲に配置されて、かつ、前記本体と一体化されている外部導体と
    を具備する
    飛しょう体。
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