JP7222702B2 - ウエハの接合方法、半導体装置の製造方法、及びその装置 - Google Patents

ウエハの接合方法、半導体装置の製造方法、及びその装置 Download PDF

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Description

本発明は、ウエハの接合方法、半導体装置の製造方法、及びその装置に関する。
一般にウエハ同士のボンディングのアライメントは、ウエハ上に形成されている複数のアライメントマークを光学顕微鏡で構成された高倍率の対物レンズを介してカメラなどの撮像手段で撮像し、2枚のウエハそれぞれアライメントマークの相対的なずれ量を画像から求めることで計測を行う。対象となるウエハの材料は、シリコンや化合物半導体であり、リソグラフィ技術の進歩により、近年、数10-100nmオーダーの微細パターンが形成されている。ウエハ同士のボンディングに際し、実際の接合箇所である電極や半田ボールなどのピッチも0.1-10μmオーダーに狭くなっており、アライメント精度の向上も要求されている。
リソグラフィ技術ではEUV(波長が約13nm)、ArF(波長が約190nm)といった短い波長の光を利用して微細パターンの形成やアライメントが実現されている。
一方、接合後のアライメントの状態を把握するにはシリコンを透過する波長である赤外光、X線照射による観察手法などがある。赤外光によるアライメント認識は、X線照射による手法と比べて、安価で簡易的であるが、リソグラフィで使用する波長に対して5-10倍長く、光学的な空間分解能は波長に比例して劣化する。結果的に、アライメント精度も劣化してしまう。
赤外光によるアライメントの欠点である空間分解能の劣化を補うために、モアレパターンを用いる技術が使用されている。例えば、特許文献1には、様々な材料(例えばシリコン(半導体ウエハ)など)からなる両被接合物を、両被接合物91,92およびステージ12等を透過する光(例えば赤外光)を発する光源28a,28bを用いて、ラフアライメントを実行し、モアレ生成用2次元パターンでファインアライメントを実行することが開示されている。
特開2010-267682号公報
しかしながら、特許文献1に係るアライメントでは、接合前のウエハ間の間隔や、一方のウエハに対する他方のウエハの傾きを測定することができない。そのため、アライメント後に行われるウエハのボンディングも正確に行うことができないという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、ウエハ同士の傾きを補正可能なウエハ接合方法、半導体装置の製造方法及びその装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかるウエハ接合方法は、
第1ウエハを保持する工程と、
第2ウエハを保持する工程と、
保持された前記第1ウエハの第1領域に形成された回折格子型の第1パターンと、保持された前記第2ウエハに形成された第2パターンとの重なりに、第1赤外光を照射して、第1モアレを検出する工程と、
前記第1モアレのコントラストが最大となる前記第1赤外光の第1波長を算出する工程と、
前記第1波長に基づいて、前記第1領域における前記第1ウエハと前記第2ウエハとの第1距離を算出する工程と、
保持された前記第1ウエハの第2領域に形成された回折格子型の第3パターンと、保持された前記第2ウエハに形成された第4パターンとの重なりに、第2赤外光を照射して第2モアレを検出する工程と、
前記第2モアレのコントラストが最大となる前記第2赤外光の第2波長を算出する工程と、
前記第2波長に基づいて、前記第2領域における前記第1ウエハと前記第2ウエハとの第2距離を算出する工程と、
前記第1距離及び前記第2距離から算出された前記第1ウエハに対する前記第2ウエハの傾きを補正するように位置合わせする工程と、
を含む。
本発明の第2の態様にかかる半導体装置の製造方法は、上記のウエハ接合方法を含む。
本発明の第3の態様にかかる装置は、第1ウエハと第2ウエハを位置合わせし、接合を行う装置であって、
第1ウエハを保持する第1ウエハ保持部と、
第2ウエハを保持する第2ウエハ保持部と、
保持された前記第1ウエハの第1領域に形成された回折格子型の第1パターンと、保持された前記第2ウエハに形成された第2パターンとの重なりに、第1赤外光を照射して、第1モアレを生成させる第1光源と、
前記第1モアレを検出する第1検出器と、
保持された前記第1ウエハの第2領域に形成された回折格子型の第3パターンと、保持された前記第2ウエハに形成された第4パターンとの重なりに、第2赤外光を照射して、第2モアレを生成させる第2光源と、
前記第2モアレを検出する第2検出器と、
前記第1ウエハを保持する前記第1ウエハ保持部と、前記第2ウエハを保持する前記第2ウエハ保持部とを相対移動させ、位置合わせする駆動部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記第1モアレのコントラストが最大となる前記第1赤外光の第1波長を算出し、
前記第1波長に基づいて、前記第1領域における前記第1ウエハと前記第2ウエハとの第1距離を算出し、
前記第2モアレのコントラストが最大となる前記第2赤外光の第2波長を算出し、
前記第2波長に基づいて、前記第2領域における前記第1ウエハと前記第2ウエハとの第2距離を算出し、
前記第1距離及び前記第2距離から算出された前記第1ウエハに対する前記第2ウエハの傾きを補正するように前記第1ウエハ保持部と前記第2ウエハ保持部とを相対移動させ、位置合わせ駆動部を制御するように構成されている、
装置。
本発明により、ウエハ同士の傾きを補正可能なウエハ接合方法、半導体装置の製造方法及びその装置を提供することができる。
実施形態1に係るウエハ1上に形成されたアライメントパターンの位置を示す図である。 実施形態1に係るウエハ1及びウエハ2のそれぞれのアライメントパターンの形状を示す詳細上面図である。 本発明の実施形態にかかるアライメントに使用する、2種類(タイプAおよびタイプB)のアライメントパターンの構造を示す図である。 ウエハ同士を重ね合わせた状態のアライメントパターンを説明する図である。 重ね合わせた2つの格子パターンの位置関係を説明する拡大模式図である。 モアレ効果を説明するためのグラフである。 本発明の実施形態に係るアライメントに使用される装置を説明する図である。
(実施形態1)
<アライメントマーク(アライメントパターン)>
図1乃至図6を参照して、本発明のアライメントに使用されるウエハにおけるアライメントマーク(以下、アライメントパターンとも称される場合がある)について説明する。図1は、ウエハ1(又はウエハ2)上に形成されたアライメントパターンの位置を示す。半導体前工程におけるウエハ1の表面には、一般にダイ(Die)と呼ばれる単位で同一のアライメントパターンがアレイ状に形成されている。この同一のアライメントパターンは、光リソグラフィ、電子ビーム描画装置、エッチャー、蒸着装置等の半導体製造装置で形成される。図1の右側のダイ10の拡大図に示すように、半導体素子、半導体メモリ、周辺回路、論理回路などが形成されている主領域10aの周辺(例えば、10~50μmのダイ間の隙間)には、本発明のアライメント(後述)で使用する、アライメントパターン領域10bが形成される。アライメントパターン領域10bは、主領域10aと同様、ダイごとに形成される。なお、本実施形態に係るウエハとしては、シリコンウエハあるいは化合物半導体ベースのウエハ(例えば、12インチ(300mm)や8インチ(200mm))が挙げられる。
図2は、実施形態1に係るウエハ1及びウエハ2のアライメントパターン領域にあるそれぞれのアライメントパターンの形状を示す詳細上面図である。ウエハ1及びウエハ2は、後述するように、互いに接合する。これらのアライメントパターンは、ウエハ1、2同士を正確に接合するために使用される。具体的には、図2(a)は、実施形態1に係るウエハ1の各アライメントパターン領域10b(図1)に形成されたアライメントパターンを示す。図2(b)は、実施形態1に係るウエハ2の各アライメントパターン領域20b(図1のウエハ1のアライメントパターン領域10bに対応する)に形成されたアライメントパターンを示す。
図2(a)に示すように、ウエハ1には、ウエハ1のアライメントパターン領域10bの中央に配置されたアライメントパターン(アラインキーとも称される)1a、および当該十字のアライメントパターン1aの周辺に形成された8種類の格子アライメントパターン1b,1c,1d,1e,1f,1g,1h,1iが形成されている。ここで、格子パターン1b、1c,1f,1gは、Y軸から角度θ回転して形成された平行な複数のラインパターンである。具体的には、格子パターン1b,1fは、Y軸から0.5°≦θ≦10°の範囲で正方向(図2のX軸からY軸に反時計方向)に回転し、格子パターン1c,1gは-10°≦θ≦-0.5°の範囲で負方向(図2のX軸からY軸に時計方向)に回転して形成される。このような略Y軸方向に沿った格子パターン群1b、1c,1f,1gを、縦模様の格子パターンと称する。
一方、格子パターン1d,1e,1h,1iは、X軸から角度θ回転して形成された平行な複数ラインパターンである。具体的には、格子パターン1d,1hはX軸から0.5°≦θ≦10°の範囲で正方向(図2のX軸からY軸に反時計方向)に回転し、格子パターン1e,1iは-10°≦θ≦-0.5°の範囲で負方向(図2のX軸からY軸に時計方向)に回転して形成される。このように、このような略X軸方向に沿った格子パターン群1d,1e,1h,1iを、横模様の格子パターンと称する。
ウエハ1の格子パターンのうち、格子パターン1f,1g,1h,1iは、タイプAのアライメントパターンと称される。それ以外の格子パターン1a、1b、1c,1d,1eは、タイプBのアライメントパターンと称される。以下、図3を用いて、タイプAおよびタイプBの格子パターンの違いを説明する。
図3は、本発明のアライメント使用する、2種類(タイプAおよびタイプB)のアライメントパターンの構造を示す。
図3(a)に示すように、タイプAのアライメントパターン(図2における格子パターン1f,1g,1h、1i)は、ウエハの裏面から赤外光が全て透過するようにウエハ表面に、複数の溝15からなるパターンが形成される。複数の溝15は、所定のピッチで平行に配置されている。このように溝15が形成されたアライメントパターンは、透過型回折格子と呼ばれる場合がある。こうした溝15は、例えば、レジスト塗布されたウエハを光リソグラフィや電子ビーム描画装置による描画した後、現像し、プラズマエッチングなどによって形成することができる。
一方、図3(b)に示すように、タイプBのアライメントパターンは、ウエハ表面に複数の凸部16からなるパターンを形成する。形成される凸部状アライメントパターン16はクロム、アルミ、銅などの赤外光が透過しない材質で形成される。通常のアライメントパターンはタイプBで形成されるのが一般的である。このような凸部状アライメントパターンは反射型パターンと呼ばれる場合がある。タイプBのアライメントパターンは、タイプAのアライメントマークと同様にレジスト塗布されたウエハを光リソグラフィや電子ビーム描画装置による描画後、現像し、プラズマエッチングにより形成される。
ここで、再び図2に戻って説明する。図2(b)に示すように、ウエハ2には、ウエハ2のアライメントパターン領域10bの中央に配置されたアライメントパターン(アラインキーとも称される)2a、および当該アライメントパターン2aの周辺に形成された8種類の格子アライメントパターン2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2iが形成されている。ここで、格子パターン2b、2c,2f,2gは、Y軸から角度θ回転して形成された平行な複数のラインパターンである。具体的には、格子パターン2b,2fは、Y軸から-10°≦θ≦-0.5°の範囲で負方向(図2のY軸からX軸に時計方向)に回転し、格子パターン2c,2gは0.5°≦θ≦10°の範囲で正方向(図2のY軸からX軸に反時計方向)に回転して形成される。前述したように、このような略Y軸方向に沿った格子パターン群2b、2c,2f,2gを、縦模様の格子パターンと称する。
一方、格子パターン2d,2e,2h,2iは、X軸から角度θ回転して形成された平行な複数ラインパターンである。具体的には、格子パターン2d,2hはX軸から-10°≦θ≦-0.5°の範囲で負方向(図2のX軸からY軸に時計方向)に回転し、格子パターン2e,2iは0.5°≦θ≦10°の範囲で正方向(図2のX軸からY軸に反時計方向)に回転して形成される。このような略X軸方向に沿った格子パターン群2d,2e,2h,2iを、横模様の格子パターンと称する。なお、ウエハ2に形成される格子アライメントパターン2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2iは、すべてタイプBのアライメントパターン(図3参照)である。
なお、ここで、定義した格子パターンの回転角θは、単なる例示であり、これに限定されず、後述するように、格子パターンの重なりにより、モアレを発生させることができる角度であれば、構わない。
図4を参照して、ウエハ1及びウエハ2を重ね合わせた状態を説明する。
アライメント(後述)で使用するアライメントパターン1aとアライメントパターン2aは、ウエハ1とウエハ2を接合した時に、図4に示すように、互いに重ならないように左右に少しずらした位置に配置される。アライメントパターン1a、2aは、ウエハ1、2の粗い位置決めに使用されるために、ラフアライメント用パターン対と称される場合もある。アライメントパターン1aとアライメントパターン2aは、ウエハの撮像画像の重心位置やX、Yそれぞれのエッジ検出から求めることができる。アライメントパターン1aとアライメントパターン2aの相対的な距離から、ウエハ1とウエハ2の接合後の位置が把握することができる。
当該格子アライメントパターン1aの周辺に形成された格子アライメントパターン1b,1c,1d,1e,1f,1g,1h,1iは、図4に示すように、それぞれ格子パターン2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2iと部分的に重なるように各ウエハに形成される。
ここで、図5及び図6を参照して、モアレによるアライメントの効果を説明する。図4のアライメントパターン1b,2bの重なり合う部分を例に説明する。
周期性のあるパターンを重ねるとモアレと呼ばれる現象が生じることが知られている。モアレの縞の変化量は周期性(図5のピッチd1)のあるパターンの変化量よりも大きくとらえることができる。もっとも簡単な方法は格子パターン1bの縦スリットに対して角度θの異なる格子パターンのスリットを重ねると横方向のモアレが発生する。例えばθ<5degの場合、スリットの変化量に対するモアレ縞の変化量は10倍以上に増加する。モアレ縞の変化をカメラで観察することにより、単にスリットのエッジを検出するよりもアライメント精度が向上する可能性がある。また、一方のウエハの格子パターンを透過型回折格子とすることにより、他方のウエハ上でモアレ縞を形成することができる。縞の合焦位置からウエハ間の距離を把握し、また、ウエハを相対的に移動(シフト)させた場合のモアレの縞の変化量を求めることで、ウエハ間の搭載前のXYずれ量を算出することができる。
しかし、モアレの周期以上の変化量(アライメントエラー)が発生した場合には、何周期モアレパターンが移動したかを把握することができない。このような対策として、アラインキーで大まかな位置合わせをする。XYのずれ量は、前述したように、互いに方向の異なるモアレ縞の位置を検出することで把握することができる。
<装置構成>
図7を参照して、本発明の実施形態に係るアライメントに使用される装置100の構成を説明する。
装置100は、ウエハ1を保持するためのウエハ保持部51と、ウエハ2を保持するためのウエハ保持部52と、を有する。ウエハ保持部51は、例えば、静電チャック又はウエハ裏面からの真空吸着チャックとすることができる。ウエハ保持部51の中央部には、貫通孔11が設けられている。ウエハ1とウエハ2を接合するために、この貫通孔11を通って、ウエハ1を下方向に押し出すための押付部12が設けられている。ウエハ保持部51の左右の2箇所には、光源61L、61Rからの赤外光を通過させるための貫通孔13L、13Rが設けられている。また、ウエハ保持部52にも、ウエハ保持部51の貫通孔13L、13Rに対応した貫通孔14L、14Rが設けられている。
ウエハ保持部52はウエハ保持部52に保持されたウエハ2の位置を調整する駆動部55を有する。駆動部55は、X軸、Y軸、Z軸に沿って、ウエハ保持部52を平行移動させる平行駆動部と、X軸を回転軸としたα方向、Y軸を回転軸としてβ方向、Z軸を回転軸としたγ方向に、ウエハ保持部52を回転移動させる回転駆動機構を有している。これにより、ウエハ保持部52は、ウエハ2をウエハ1に対して、X、Yの相対距離を調整するだけでなく、ウエハ2とウエハ1の傾きを調整することができる。なお、本例では、ウエハ保持部52をウエハ保持部51に対して移動させたが、ウエハ保持部51とウエハ保持部52を相対移動させ、ウエハ1とウエハ2を位置合わせするように駆動部を構成してもよい。
位置認識部60L、60Rは、光源61L、61Rにより、貫通孔13L,13Rを通してウエハ1,2に光を照射して、前述したアライメントパターンを観察するためのユニットである。また、位置認識部60Lは、後述するように、貫通孔13L、14Lに対応する位置のウエハ間の距離であるGapを算出することができる。同様に、位置認識部60Rは貫通孔13R、14Rに対応する位置のウエハ間の距離であるGapを算出することができる。位置認識部60L、60Rは、光を生成する光源61L、61Rと、光量調整するためのND(Neutral Density)フィルタ62L、62Rと、指定の波長だけを取り出すための分光フィルタ63L、63Rと、ウエハ1に光を折り曲げるためのハーフミラー64L、64Rを有する。ハーフミラー64L、64Rは、ウエハ1,2から反射して戻ってきた信号光を上部の検出器67L、67Rに導くことができる。下部の検出器68L、68Rはウエハ1,2からの透過した信号光を受けるものである。
光源61L、61Rの例としては、例えば、スーパーコンティニューム光(Super Continuum Light)などの波長可変光、あるいは近赤外―中赤外光のハロゲンランプあるいはLEDあるいはレーザが挙げられる。光源61L、61Rは、分光フィルタ63L、63Rの切り替えにより、あるいはそれ自身の波長可変機能により、光の波長を変更することができる。
さらに、位置認識部60L、60Rは、光を検出する検出器67L、67Rと、その検出器67L、67Rに光を集光し結像させるための赤外用の対物レンズ(光学系)65L、65Rと、を有する。また、位置認識部60L、60Rは、ウエハ2を透過した光を集光し、光を検出器68L、68Rに結像するための赤外用の対物レンズ66L、66Rと、光を受光する検出器68L、68Rと、を有する。
上部の検出器67L、67R、及び下部の検出器68L、68Rは、例えばInGaS、Si材料のCMOSセンサ(撮像素子)で構成することができる。検出器67L、67Rおよび検出器68L、68Rで撮像された画像はフレームグラバを経由しコンピュータ等の記憶装置に格納される。撮像した画像からウエハ1とウエハ2のアライメントエラー(アライメント誤差)を駆動部55にフィードバックし、正しい位置に位置合わせすることができる。
分光フィルタ63L、63Rは特定の波長だけを透過させることができる。分光フィルタ63Lは、本例では、図示していないが、4つの分光フィルタを有し、4つの反射型パターン2f,2g、2h、2iと光学的に共役な位置にそれぞれ配置される。そのため、各フィルタの視野内に図4のモアレMf,Mg,Mh,Miを捉えることができ、各モアレMf,Mg,Mh,Miに異なる波長を印加することができる。これにより、分光フィルタの切り替え時間を短縮し、後述するように、コントラストが最大となる波長を迅速に見つけることができる。光源61L、61Rがスーパーコンティニューム光を使用する場合には、コントラストが最大となる波長を見つけるために、光源自体の波長を可変すればよく、分光フィルタの切り替えは不要である。また、本例では4つの反射型パターンを例に示したが、検出器67L,67Rで得られる視野内に4つ以上配置してもよい。
位置認識部60L、60Rはそれぞれ、位置認識部60L、60Rの各構成要素の動作及び調整などを制御しうる制御部を有する。
また、装置100は、装置100の各構成要素の動作及び調整などを制御し得る制御部を有する。制御部は、例えば、制御コンピュータおよび駆動部55を動作させるための各軸の制御ドライバ、光源61L,61Rの光出力や波長を可変させるための制御ドライバ、NDフィルタや分光フィルタを変更するためのモータドライバで構成される。装置100の各構成要素に回線を介して接続され、プログラムにしたがって各構成要素の制御を行うことができる。制御部は、細分化された処理のそれぞれを実行する機能演算部としての機能も担う。
<ウエハ接合の処理フロー>
以下に、2枚のウエハ1、ウエハ2の接合処理を説明する。
<Gapの算出>
接合前のウエハ1、2は、前述したように、各種処理を施し、主領域10aには、半導体素子等が形成され、アライメントパターン領域10bには、アライメントパターンが形成される。ウエハ1、2は、別々の保管ボックス(図示せず)に保管されている。
ロボットハンド(図示せず)は、保管ボックス(図示せず)から接合前のウエハ1を取り出し、プリアライナ(図示せず)に搬入する(ステップS1)。プリアライナ(図示せず)は、ウエハ1のノッチ1n(図1)を検出して、ウエハ1の大まかな位置合わせを行う(ステップS2)。ウエハ保持部51はプリアライナにあるウエハ1を吸着して保持する(ステップS3)。
ロボットハンド((図示せず)は、保管ボックス(図示せず)から接合前のウエハ2を取り出し、プリアライナ(図示せず)に搬入する(ステップS4)。プリアライナは、ウエハ2のノッチを検出して、ウエハ2の大まかな位置合わせを行う(ステップS5)。ウエハ保持部52は、ウエハ2を吸着して保持する(ステップS6)。
以上のように、ウエハ1及びウエハ2が保持された後、図7の検出器67L、67Rは、その撮像範囲内にアライメントパターン1a、2aが含まれることを検出し、かつウエハ1とウエハ2のアライメントパターン1a、2aのずれ量を検出し、そのズレ量に基づいてX,Y方向のラフアライメントが行われる。これによりアライメントパターン1a、2a周辺の8つのアライメントパターンが重なるようになり、検出器67L、67Rによりモアレ縞が見えるようになる。
光源61Lは赤外光(近赤外―中赤外光領域(光の波長が0.75~3μmの範囲))を発光し、各シャッタ機構(図示せず)の開閉動作により、貫通孔13L、14Lを通してウエハ1のL領域(図1参照)及びウエハ2のL領域に照明する。これにより、ウエハ1及び2のL領域に対応するアライメントパターンにより、モアレが生じる。具体的には、図4に示すように格子パターン1fと格子パターン2fの重なり合う領域によりモアレMfが形成され、格子パターン1gと格子パターン2gの重なり合う領域によりモアレMgが形成され、格子パターン1hと格子パターン2hの重なり合う領域によりモアレMhが形成され、格子パターン1iと格子パターン2iの重なり合う領域によりモアレMiが形成される(ステップS7)。なお、ここで、観察するモアレは、ウエハ1のタイプAの透過型回折格子パターン(回折格子型パターン)であり、図7に示すように、ウエハ1を透過した散乱光の結像位置を利用して、後述するようにウエハ1、2間の距離を求めることができる。
検出器67Lは、L領域(図1)に対応するモアレMf,モアレMg,モアレMh,モアレMiを受光する。ウエハの接合前においては、ウエハ間の距離が所定以上あるため、タイプAの格子パターンをタイプBの格子パターンに照射する。これにより、ウエハ2表面で合焦したウエハ1の格子パターンがウエハ2のタイプBの格子パターンとの重なりでモアレ縞が生成される。したがって、ウエハ接合前において、ウエハ間の距離を正確に測定することができる。
しかし、接合前であっても、光学的な焦点深度の範囲内でウエハ間の距離が所定距離より近くなると、タイプB同士の格子パターンで少しぼけた(コントラストの低い)モアレ縞が生成される。このようなコントラストの低いモアレ縞の状態では、ウエハ間の距離を正確に把握できず、またコントラストが低いためアライメント精度が低下するという問題がある。さらに、接合後はウエハ1とウエハ2間の距離が0となるため、ウエハ1の格子パターンがウエハ2のタイプBの格子パターンとの重なりでモアレ縞が生成されない。つまり、接合後は、タイプBのパターン同士のモアレの重なりを検出し、アライメント精度を認識すればよい。
同様に、光源61Rは赤外光(近赤外―中赤外光領域(光の波長が0.75~3μmの範囲))を発光し、各シャッタ機構(図示せず)の開閉動作により、貫通孔13R、14Rを通してウエハ1のR領域(図1参照)、ウエハ2のR領域に照明する。これにより、ウエハ1、2のR領域に対応するアライメントパターンにより、モアレが生じる。具体的には、図4に示すように格子パターン1fと格子パターン2fの重なり合う領域によりモアレMfが形成され、格子パターン1gと格子パターン2gの重なり合う領域によりモアレMgが形成され、格子パターン1hと格子パターン2hの重なり合う領域によりモアレMhが形成され、格子パターン1iと格子パターン2iの重なり合う領域によりモアレMiが形成される。検出器67Rは、R領域(図1)に対応するモアレMf,モアレMg,モアレMh,モアレMi(図4)を受光する。
位置認識部60Lは、格子パターン1fと格子パターン2fの重なり合う領域により形成されたモアレMfと、格子パターン1gと格子パターン2gの重なり合う領域により形成されたモアレMgと、格子パターン1hと格子パターン2hの重なり合う領域により形成されたモアレMhと、格子パターン1iと格子パターン2iの重なり合う領域により形成されたモアレMiと、のコントラスト総和を計算する。同様に、位置認識部60Rは、格子パターン1fと格子パターン2fの重なり合う領域により形成されたモアレMfと、格子パターン1gと格子パターン2gの重なり合う領域により形成されたモアレMgと、格子パターン1hと格子パターン2hの重なり合う領域により形成されたモアレMhと、格子パターン1iと格子パターン2iの重なり合う領域により形成されたモアレMiと、のコントラスト総和を計算する(ステップS8)。ここで、算出されたコントラストの総和は、最大となる波長を見つけるために使用される。
次に、2つの光源61L、61Rのそれぞれの波長λを変更する。波長λは、例えば、分光フィルタ63の切り替え、あるいは波長可変機能を有する光源で変更することができる(ステップS9)。上記ステップS8に示したコントラスト総和の再計算を行い、2つの位置認識部60L,60Rそれぞれのモアレのコントラスト総和が最大になる波長λm、λmを求める(ステップS10)。
ウエハ1とウエハ2の間隙の距離(Gap)は次式で与えられる(ステップS11)。
Figure 0007222702000001
・・・(式1)
(ここでθとGapの関係は図7を参照)。
この式に、波長λm、λmを代入することで、Gap、Gapを求めることができる。
さらに、ウエハの左右の傾き(Y軸に対する傾き)βは位置認識部60Lと位置認識部60Rとの相対距離L(図7参照)から次式で与えられる。
(数2)
β=arctan((Gap-Gap)/L)・・・(式2)
(ここでθとGapの関係は図7を参照)。
相対距離LはあらかじめX及びY方向のシフトに、ウエハにおけるX及びY方向のダイの数を乗算することで算出するか、あるいは位置認識部60Lと位置認識部60Rの相対距離を別な測定手段で計測することで算出する。
なお、Gapについては、タイプAの格子パターンとタイプBの格子パターンからなる1対の格子パターンのみ(例えば、タイプAの格子パターン1fとタイプBの格子パターン2f)によるモアレMfを用いて、算出することもできる。しかし、本実施の形態に示すように、複数の格子パターン(実施例では4対)を用い、該複数の格子パターンと光学的に共役な位置にそれぞれ配置された、異なる波長の4つの分光フィルタを挿入する。こうすることで、分光フィルタの切り替え時間を短縮し、モアレのコントラスト最大となる波長λm、λmを高速に算出することもできる。
以上のように、制御部は、Gap、Gapから求められる左右の傾きβおよび高さZ方向を、駆動部55にフィードバックして、ウエハ1に対してウエハ2を動かすことでウエハ間が平行になるように調整する(ステップS12)。
上記の実施形態では、2つの位置認識部60L、60Rの例を示したが、3つ以上の位置認識部を設けて、3つ以上のGap(Gap、・・・、Gap)を測定することによりX軸に対するウエハの傾きαも算出することが可能である。
<相対距離X、Yの算出>
次に、ウエハ1に対するウエハ2のずれである、相対距離X、Yの算出を説明する。
まず、上記ステップS8のコントラスト総和の再計算を行い、光源61Lの波長λを変更しながら、モアレのコントラストが最大となる波長を求める(ステップS13)。ここで、算出されたコントラストの総和は、最大となる波長を見つけるために使用される。
位置認識部60Lは、縦模様の格子パターン(縦スリット)からなる格子パターン同士の重なり合う領域により形成されたモアレを用いて、X方向のモアレの相対距離を求める。具体的には、位置認識部60Lは、格子パターン1fと格子パターン2fの重なり合う領域により形成されたモアレMfと、格子パターン1gと格子パターン2gの重なり合う領域により形成されたモアレMgを用いて、モアレの相対距離を求める。ウエハ1とウエハ2のX方向の相対距離を変化させる(シフトさせる)と、モアレ縞Mfとモアレ縞Mgは、図4に示すように、(モアレMfとMgは回転角θの符号が逆である(回転方向が逆である)ため、)それぞれY軸に逆方向に動く。なお、モアレ縞Mf又はモアレ縞MgのみでX方向の相対距離を求めることも可能である。しかしながら、モアレ縞Mf又はモアレ縞MgのみでX方向の相対距離を求めると格子パターン1fと格子パターン2fとの非対称性、又は、格子パターン1gと格子パターン2gとの非対称性により正確に求められない場合がある。そのため、本実施形態ではモアレ縞Mfの位置と回転角θの符号が逆であるモアレ縞Mgの位置との相対距離により正確なX方向の相対距離を把握するようになっている。よって、前述したように、微小シフト量がモアレでは拡大され、認識しやすくなるので、モアレ縞Mfとモアレ縞MgのY方向の相対距離を求めることで、X方向の微小ずれを把握することができる。
同様に位置認識部60Lは、横スリットからなる格子パターン同士の重なり合う領域により形成されたモアレを用いて、モアレの相対距離を算出する。具体的には、位置認識部60Lは、格子パターン1hと格子パターン2hのモアレMhと格子パターン1iと格子パターン2iのモアレMiの相対距離を算出する。ウエハ1とウエハ2のY方向の相対距離を変化させる(シフトさせる)と、モアレ縞Mhとモアレ縞Miは、図4に示すように、(モアレMhとMiは回転角θの符号が逆である(回転方向が逆である)ため、)それぞれX軸に逆方向に動く。なお、モアレ縞Mh又はモアレ縞MiのみでY方向の相対距離を求めることも可能である。しかしながら、モアレ縞Mh又はモアレ縞MiのみでY方向の相対距離を求めると格子パターン1hと格子パターン2hとの非対称性、又は、格子パターン1iと格子パターン2iとの非対称性により正確に求められない場合がある。そのため、本実施形態ではモアレ縞Mhの位置と回転角θの符号が逆であるモアレ縞Miの位置との相対距離により正確なY方向の相対距離を把握するようになっている。よって、前述したように、微小シフト量がモアレでは拡大され、認識しやすくなるので、モアレ縞Mhとモアレ縞MiのX方向の相対距離を求めることで、Yの微小ずれを把握することができる。ウエハ間の相対距離は、X及びY方向の微小シフトに、ウエハにおけるX及びY方向のダイの数を乗算することで算出するか、あるいは位置認識部60Lと位置認識部60Rの相対距離を別な測定手段で計測することで算出することができる(ステップS14)。
さらに、位置認識部60Lと位置認識部60Rはγ(ウエハ1に対するウエハ2の相対的な回転ずれ)を算出することができる。X,Y,γは位置認識部60Lで得られたX及びY方向の微小シフトと位置認識部60Rで得られたX及びY方向の微小シフトから求められる。具体的には、位置認識部60L,60Rで求めた微小シフトが同じであれば、並進シフト(X,Yのみでγは0)であることを意味し、位置認識部60Lと位置認識部60RのXが同じでYが異なると回転成分γがあることを意味する。回転成分γは、X,Yの2x2の逆アフィン行列の係数を求めることで算出することができる。
相対距離X,Yが所定の値となるように駆動部55を駆動してウエハ1に対してウエハ2をX,Y、γだけを移動する(ステップS15)。ステップS14でウエハ1とウエハ2の距離Zが変化する場合には上記ステップS8の再計算を行いβ、Zの調整を行う(ステップS16)。押付部12でウエハ1を押し出して、ウエハ2と接合する(ステップS17)。
なお、Gapの算出と相対距離X、Yの算出を連続して行う場合、Gapの算出に用いられたL領域におけるモアレMf(縦模様の格子パターン対によるモアレ)を、相対距離Xを求める際に使用してもよい。あるいは、Gapの算出する際にL領域におけるモアレMh(横模様の格子パターン対によるモアレ)を用いた場合は、このモアレMhを、相対距離Yを求める際に使用してもよい。
<ウエハ接合後の相対距離X、Yの算出>
アライメントパターン1aとアライメントパターン2aの重心、あるいはエッジ処理を施した画像から、ウエハ1とウエハ2の相対距離を算出する(ステップS18)。モアレMf,モアレMg,モアレMh,モアレMiは、タイプAのアライメントパターンであるので、ウエハ接合後は(Gapがなくなると)、これらのモアレは、赤外光に対して透明となり、検出器67により検出できなくなる。そこで、図3に示したタイプBのアライメントパターンのうち縦スリットからなるアライメントパターン1b,2b,1c,2c(図2)を利用して、ウエハ接合後の相対距離Xを算出する。なお、モアレ縞Mb又はモアレ縞McのみでX方向の相対距離を求めることも可能である。しかしながら、モアレ縞Mb又はモアレ縞McのみでX方向の相対距離を求めると格子パターン1bと格子パターン2bとの非対称性、又は、格子パターン1cと格子パターン2cとの非対称性により正確に求められない場合がある。そのため、本実施形態ではモアレ縞Mbの位置と回転角θの符号が逆であるモアレ縞Mcの位置との相対距離により正確なX方向の相対距離を把握するようになっている。
また、タイプBのアライメントパターンのうち横スリットからなるアライメントパターン1d,2d,1e,2e(図2)を利用して、ウエハ接合後の相対距離Yを算出する。なお、モアレ縞Md又はモアレ縞MeのみでY方向の相対距離を求めることも可能である。しかしながら、モアレ縞Md又はモアレ縞MeのみでY方向の相対距離を求めると格子パターン1dと格子パターン2dとの非対称性、又は、格子パターン1eと格子パターン2eとの非対称性により正確に求められない場合がある。そのため、本実施形態ではモアレ縞Mdの位置と回転角θの符号が逆であるモアレ縞Meの位置との相対距離により正確なY方向の相対距離を把握するようになっている。
このように算出された、ウエハ接合後の相対距離が基準値以上である場合には、このように接合されたウエハは、正確なボンディングに失敗した不良品とみなして、除去(廃棄)してもよい。
接合されたウエハ1とウエハ2は、ダイシングソーにより分離(個片化)される。あるいは、ウエハ裏面をグラインディングして薄く削る処理(裏面研削)などの各種処理が行われてもよい。最終的には半導体デバイス(半導体装置)のパッケージとなる(ステップS19)。
以上の実施形態によれば、接合前のウエハ間の傾きを補正し、正確にウエハ同士を接合することができる。また、ウエハ間の傾きを補正後、相対距離X,Yを補正することで、より一層正確にウエハ同士を接合することができる。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 ウエハ
2 ウエハ
10、20 ダイ
10a、20a 主領域
10b、20b アライメントパターン領域
11L,11R 貫通孔
12 押付部
13L,13R 貫通孔
14L、13R 貫通孔
15 溝
16 凸部
51 ウエハ保持部
52 ウエハ保持部
55 駆動部
60(60L、60R) 位置認識部
61L、61R 光源
62L、62R NDフィルタ
63L、63R 分光フィルタ
64L、64R ハーフミラー
65L、65R 対物レンズ
66L、66R 対物レンズ
67L、67R 検出器
68L、68R 検出器
100 装置
M モアレ

Claims (5)

  1. 正又は負方向に回転された略Y軸方向に沿った縦模様の透過型回析格子パターンと、正又は負方向に回転された略Y軸方向に沿った縦模様の非透過型回析格子パターンと、正又は負方向に回転された略X軸方向に沿った横模様の透過型回析格子パターンと、正又は負方向に回転された略X軸方向に沿った横模様の非透過型回析格子パターンと、を含む第1ウエハを保持する工程と、
    正又は負方向に回転された略Y軸方向に沿った縦模様の非透過型回析格子パターンと、正又は負方向に回転された略X軸方向に沿った横模様の非透過型回析格子パターンと、を含む第2ウエハを保持する工程と、
    保持された前記第1ウエハの第1領域に形成された縦模様又は横模様のいずれかの透過型回折格子の第1パターンと、
    保持された前記第2ウエハに形成された縦模様又は横模様のうち対応する模様の非透過型回析格子の第2パターンとの重なりに、第1赤外光を照射して、第1モアレを検出する工程と、
    前記第1モアレのコントラストが最大となる前記第1赤外光の第1波長を算出する工程と、
    前記第1波長に基づいて、前記第1領域における前記第1ウエハと前記第2ウエハとの第1距離を算出する工程と、
    保持された前記第1ウエハの第2領域に形成された縦模様又は横模様のいずれかの透過型回折格子の第3パターンと、保持された前記第2ウエハに形成された、縦模様又は横模様のうち対応する模様の非透過型回析格子の第4パターンとの重なりに、第2赤外光を照射して第2モアレを検出する工程と、
    前記第2モアレのコントラストが最大となる前記第2赤外光の第2波長を算出する工程と、
    前記第2波長に基づいて、前記第2領域における前記第1ウエハと前記第2ウエハとの第2距離を算出する工程と、
    前記第1距離及び前記第2距離から算出された前記第1ウエハに対する前記第2ウエハの傾きを補正するように位置合わせする工程と、
    を含む、ウエハ接合方法。
  2. 前記第1ウエハに形成された縦模様からなる透過型回折格子の前記第1パターンと、前記第2ウエハに形成された模様からなる非透過型回析格子の前記第2パターンとの重なり、及び前記第1ウエハに形成された模様からなる透過型回折格子型の第5パターンと、前記第2ウエハに形成された模様からなる非透過型回析格子の第6パターンとの重なりに、赤外光を照射して、それぞれ前記第1モアレと、第3モアレを検出する工程と、
    前記第1モアレと前記第3モアレとの第1方向の相対距離を算出し、それに基づいて前記第1ウエハと前記第2ウエハとの前記第1方向の相対距離を算出する工程と、
    前記第1ウエハに形成された模様からなる透過型回折格子型の第7パターンと、前記第2ウエハに形成された模様からなる非透過型回析格子の第8パターンとの重なり、及び、前記第1ウエハに形成された模様からなる透過型回折格子型の第9パターンと、前記第2ウエハに形成された模様からなる非透過型回析格子の第10パターンとの重なりに、赤外光を照射して、それぞれ第4モアレと、第5モアレを検出する工程と、
    前記第4モアレと前記第5モアレとの前記第1方向と垂直な第2方向の相対距離を算出し、それに基づいて前記第1ウエハと前記第2ウエハとの前記第2方向での相対距離を算出する工程と、
    前記第1ウエハと前記第2ウエハとの前記第1方向の相対距離及び前記第2方向の相対距離を補正するように前記第1ウエハと前記第2ウエハを位置合わせする工程と、
    を含む、請求項1に記載のウエハ接合方法。
  3. 前記第1ウエハに形成された模様からなる回折格子型の第5パターンと、前記第2ウエハに形成された模様からなる第6パターンとの重なり、及び前記第1ウエハに形成された模様からなる回折格子型の第7パターンと、前記第2ウエハに形成された模様からなる第8パターンとの重なりに、赤外光を照射して、それぞれ第3モアレと、第4モアレを検出する工程と、
    前記第3モアレと前記第4モアレとの第1方向の相対距離を算出し、それに基づいて前記第1ウエハと前記第2ウエハとの前記第1方向の相対距離を算出する工程と、
    前記第1ウエハに形成された模様からなる回折格子型の第9パターンと、前記第2ウエハに形成された模様からなる第10パターンとの重なり、及び、前記第1ウエハに形成された模様からなる回折格子型の第11パターンと、前記第2ウエハに形成された模様からなる第12パターンとの重なりに、赤外光を照射して、それぞれ第5モアレと、第6モアレを検出する工程と、
    前記第5モアレと前記第6モアレとの前記第1方向と垂直な第2方向の相対距離を算出し、それに基づいて前記第1ウエハと前記第2ウエハとの前記第2方向での相対距離を算出する工程と、
    前記第1ウエハと前記第2ウエハとの前記第1方向の相対距離及び前記第2方向の相対距離を補正するように前記第1ウエハと前記第2ウエハを位置合わせする工程と、
    を含む、請求項1に記載のウエハ接合方法。
  4. 請求項1~3のいずれか一項に記載のウエハ接合方法を含む、半導体装置の製造方法。
  5. 第1ウエハと第2ウエハを位置合わせし、接合を行う装置であって、
    正又は負方向に回転された略Y軸方向に沿った縦模様の透過型回析格子パターンと、正又は負方向に回転された略Y軸方向に沿った縦模様の非透過型回析格子パターンと、正又は負方向に回転された略X軸方向に沿った横模様の透過型回析格子パターンと、正又は負方向に回転された略X軸方向に沿った横模様の非透過型回析格子パターンと、を含む第1ウエハを保持する第1ウエハ保持部と、
    正又は負方向に回転された略Y軸方向に沿った縦模様の非透過型回析格子パターンと、正又は負方向に回転された略X軸方向に沿った横模様の非透過型回析格子パターンと、を含む第2ウエハを保持する第2ウエハ保持部と、
    保持された前記第1ウエハの第1領域に形成された縦模様又は横模様のうちいずれかの透過型回折格子の第1パターンと、保持された前記第2ウエハに形成された縦模様又は横模様のうち対応する模様の非透過型回析格子の第2パターンとの重なりに、第1赤外光を照射して、第1モアレを生成させる第1光源と、
    前記第1モアレを検出する第1検出器と、
    保持された前記第1ウエハの第2領域に形成された縦模様又は横模様のいずれかの透過型回折格子の第3パターンと、保持された前記第2ウエハに形成された、縦模様又は横模様のうち対応する模様の非透過回析格子の第4パターンとの重なりに、第2赤外光を照射して、第2モアレを生成させる第2光源と、
    前記第2モアレを検出する第2検出器と、
    前記第1ウエハを保持する前記第1ウエハ保持部と、前記第2ウエハを保持する前記第2ウエハ保持部とを相対移動させ、位置合わせする駆動部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記第1モアレのコントラストが最大となる前記第1赤外光の第1波長を算出し、
    前記第1波長に基づいて、前記第1領域における前記第1ウエハと前記第2ウエハとの第1距離を算出し、
    前記第2モアレのコントラストが最大となる前記第2赤外光の第2波長を算出し、
    前記第2波長に基づいて、前記第2領域における前記第1ウエハと前記第2ウエハとの第2距離を算出し、
    前記第1距離及び前記第2距離から算出された前記第1ウエハに対する前記第2ウエハの傾きを補正するように前記第1ウエハ保持部と前記第2ウエハ保持部とを相対移動させることで前記第1ウエハ及び前記第2ウエハの位置合わせを行うように前記駆動部を制御するように構成されている、
    装置。
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