JP3491346B2 - 位置合わせ方法及びそれを用いた露光方法、並びに位置合わせ装置及びそれを用いた露光装置 - Google Patents

位置合わせ方法及びそれを用いた露光方法、並びに位置合わせ装置及びそれを用いた露光装置

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JP3491346B2 JP19655894A JP19655894A JP3491346B2 JP 3491346 B2 JP3491346 B2 JP 3491346B2 JP 19655894 A JP19655894 A JP 19655894A JP 19655894 A JP19655894 A JP 19655894A JP 3491346 B2 JP3491346 B2 JP 3491346B2
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • GPHYSICS
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    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は所定の平面内で移動可能
な基板をその平面内における所定の基準位置に対して位
置合わせする方法に関し、特に、マスクのパターンを感
光基板上に露光する際に、感光基板をマスクに対して位
置合わせする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子や液晶表示素子等(以下、こ
れらを製品と略称する)を製造する装置として、一般に
投影露光装置が用いられている。投影露光装置は、マス
ク又はレチクル上に形成された回路パターンの像を投影
光学系を介して感光基板(ウェハ)上に投影する。半導
体素子等の製造工程においては、数層〜十数層の回路パ
ターンを正確に重ね合わせなければならない。そのた
め、ウェハ上に形成された回路パターンと、次に露光す
べき回路パターンの像とを正確に重ね合わせる必要があ
る。この理由から、投影露光装置にはウェハ上に形成さ
れたアライメントマークを光学的に検出するアライメン
ト系が設けられている。このアライメント系は、ウェハ
の移動位置を規定する静止座標系(XY座標系)上にお
けるアライメントマークの位置を検出する。次いで、ア
ライメント系はマークと露光すべきショット領域との位
置関係が予め記憶された記憶部から位置関係を出力させ
る。また、記憶部にはアライメント系の検出中心とレチ
クルの中心点の投影光学系による投影位置との間隔(ベ
ースライン量)が予め記憶されており、アライメント系
はこのベースライン量も出力させる。そしてアライメン
トマークを検出した位置及び出力された位置関係とベー
スライン量とに従ってウェハを露光位置に移動させる。
これでアライメントが完了する。
【0003】マークの位置検出方式は大別して2種類あ
り、(1)レーザビーム等のスポット光とウェハ上のアラ
イメントマークとを相対走査し、マークから生じる散乱
光や回折光をフォトマルチプライヤやフォトダイオード
等で光電検出する光ビーム走査方式と、(2)アライメン
トマークとその周辺に照明光を照射し、そのアライメン
トマークをテレビカメラ(ビジコン管やCCD等)で撮
影し、得られた画像信号を利用する方式とがある。
【0004】(1)光ビーム走査方式のアライメント系と
しては、例えば特開昭61−128106号公報に開示
されたものが知られている。このアライメント系の光源
には、投影光学系の色収差を避けるために単一波長のレ
ーザビームが用いられている。しかし、ウェハは通常
0.5μm〜2μm程度の厚さのレジスト層を有してい
るため、単一波長のビームを用いるとレジスト層で干渉
縞が生じてしまい、これがマーク位置の誤検出を招く。
【0005】そこで、レジスト層による干渉現象を低減
させるために、マークに照射するビームの多波長化ある
いは広帯域化が提案された。これが(2)マークを撮像し
て検出する方式である。この方式は、例えば特開昭62
−171125号公報に開示されている。マークに対し
て波長帯域幅が300nm程度(レジストへの感光域の
波長を除く)の照明光を照射する。その上でマークをテ
レビカメラで撮影して検出する。照明光がレジスト層に
よって干渉することがほとんどないので、マークを鮮明
に検出することができる。このアライメント系はオフア
クシス方式のアライメント系と呼ばれており、投影光学
系の光軸から所定間隔だけ離れた位置にアライメント系
の光軸を有する。照明光は波長帯域幅が広いため、アラ
イメント系の結像光学系は照明光に対して色収差を補正
するように設計されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の投影露光装置を
用いて製品を製造した場合、不良品の発生が比較的高い
という問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は掛かる問題点
の解決のため鋭意研究した結果、問題点の原因のひとつ
に「位置合わせ」があることが判った。例えばオフアク
シス方式のアライメント系について考えると、アライメ
ント系の結像光学系は先に説明したように色収差が除去
されるように設計や調整がなされているが、色収差以外
の収差(例えばコマ収差や非点収差等)が残存してい
る。アライメント系の光学系に収差があると、アライメ
ントマークを検出する際に検出誤差が生じる。さらにア
ライメントマークの種類(例えばマークの形状、段差の
高さ、マークの反射率、マークが複数本の線状のパター
ンから成る場合はそのピッチ等)が異なると、この検出
誤差の量が異なるという問題が生じる。たとえば、段差
の高さが互いに異なる2つのアライメントマークにおい
ては、それぞれのマークからの反射光の位相の条件が異
なる。反射光の位相条件が異なると、同じ位置にあって
もテレビカメラを使った検出誤差量は異なってしまう。
【0008】先に述べたように、製品の製造工程では数
層〜十数層の回路パターンを重ね合わせる。工程を終了
するまでに、通常、数種類のアライメントマークが用い
られる。このため、これらのアライメントマークのそれ
ぞれに応じて検出誤差量が異なる。このことはオフアク
シス方式のアライメント系のみならず、例えば先に説明
した(1)光ビーム走査型のアライメント系にも言えるこ
とである。一般にアライメントマークから生じる1次回
折光、2次回折光等の多次光までを検出するアライメン
ト系は同様に検出誤差を生じる。
【0009】ともあれ、従来は検出誤差量がマークの種
類によって異なるにもかかわらず、これを無視して位置
合わせを行い製品を製造していた。従って数層〜十数層
の回路パターンを重ね合わせたとき、遂には大きくずれ
てしまうことがあり、そのようにずれた製品が不良品と
なることが判った。そこで、さらに研究を進めた結果、
マークごとの検出誤差量を予め測定し、この測定値を
メモリーしておき、マーク位置検出と同時又は相い前
後してマークの種類を計測し、その種類のマークの検出
誤差量をメモリーから呼び出し、呼び出された検出誤
差量によってマーク位置の検出結果又はウェハを移動さ
せる際の移動量を補正し、補正された検出結果又は移
動量に従ってウェハを露光位置に移動させ、位置合わせ
を完了させることを発明した。よって本発明は、所定の
平面内で移動可能な基板(W)を、その平面内における
所定の基準位置に対して位置合わせする方法において、
基準位置、もしくは該基準位置と一定の位置関係にある
所定位置に対する基板(W)上に形成されたパターン
(WMx、WMy)の相対位置関係を求め、該相対位置
関係とパターン(WMx、WMy)の種類とに基づいて
所定の平面内における基板(W)の移動位置を制御する
ことである。
【0010】
【作用】本発明においては、まず所定の基準位置、もし
くは基準位置と一定の位置関係にある所定位置に対する
基板上のパターンの相対位置関係を求める。求めた相対
位置関係には基板上のパターンの種類(例えばパターン
の断面形状や段差の高さ等)に応じた誤差(オフセッ
ト)が生じている。従って、パターンの種類に応じた誤
差が補正されるように、求めた相対位置関係と基板上の
パターンの種類とに基づいて基板の移動位置を制御する
ことにより、基準位置に対して基板を位置合わせする。
このため、基板上に形成されたパターンの種類に係わら
ず、基板の位置合わせをさらに高精度に行うことが可能
となる。
【0011】以下、本実施例により本発明をより具体的
に説明するが、本発明はこれに限定されない。
【0012】
【実施例】図1は本発明の実施例である投影露光装置の
概略的な構成を示す図である。図1において、レチクル
RはレチクルステージRST上に載置されている。レチ
クルR上のパターン領域PAには回路パターンが形成さ
れており、照明系(不図示)からの照明光はこのパター
ン領域PAを均一に照明する。パターン領域PAに形成
れさた回路パターンの像は投影光学系PLを介してウェ
ハW上に縮小投影される。ここで、投影光学系PLの光
軸AX方向をZ方向、光軸AXに垂直な平面をXY平面
とする。X方向とY方向とは互いに直交する方向でり、
ウェハWを載置するウェハステージWSTは駆動装置2
によってX、Y方向に夫々移動可能である。ウェハステ
ージWSTはX、Y方向に移動するXYステージST1
と、XYステージ上に載置され、Z方向に移動可能なZ
ステージST2とから構成されており、駆動装置2はこ
のZステージST2をZ方向に移動させることもでき
る。ウェハステージWSTのXY座標系上の位置(以
下、単に座標位置と略す)は、レーザ干渉計1によって
逐次検出され、検出された座標位置は主制御系MCSに
出力される。
【0013】本実施例の投影露光装置にはアライメント
マークの座標位置を検出するオフアクシス方式のアライ
メント系(以下、「FIA系」と記す)が備えられてい
る。以下、このFIA系について説明する。光源3から
射出された光IL1は光ファイバー4を通り、光ファイ
バー4の射出端から射出される。光源3には例えばハロ
ゲンランプ、光輝度多色LED等の白色光源が使用され
る。光ファイバー4から射出された光IL1はコンデン
サレンズ5、ビームスプリッタ6、ハーフミラー7を通
り、対物レンズ8に入射する。対物レンズ8を通った光
IL1は投影光学系PLの鏡筒下部の周辺に投影光学系
PLの投影視野を遮光しないように固定されたプリズム
(ミラー)9でほぼ直角に反射されてウェハW上に照射
される。ここでは図示していないが、光ファイバー4の
射出端から対物レンズ8までの光路中のウェハWの表面
と共役な関係となる位置には、照明視野絞りが配置され
ている。この照明視野絞りは、ウェハW上に形成された
アライメントマーク(図1では符号WMx)に対して光
源3からの光IL1を照射する領域を規定する。対物レ
ンズ8の光軸はウェハW上ではウェハWの表面に垂直と
なるように定められている。
【0014】ウェハWによって反射された光IL1は再
びプリズム9、対物レンズ8を通り、ハーフミラー7で
反射した後、レンズ10によって指標板11上に集光す
る。この指標板11は対物レンズ8とレンズ10とによ
ってウェハWの表面と共役な関係にある。従って、ウェ
ハW上のアライメントマークWMxの像は、指標板11
上に結像される。この指標板11上には、Y方向に伸び
た指標マーク11a、11bと、X方向に伸びた指標マ
ーク11c、11dとが形成されており、各指標マーク
は微細な3本のバーマークで構成される(図3(a)参
照)。指標板11を通過した光IL1はリレーレンズ1
2、ビームスプリッタ13、及びリレーレンズ14を通
過し、ビームスプリッタ15に達する。ビームスプリッ
タ15で反射された光はCCD16によって受光され、
そのためアライメントマークWMx及び指標マークの像
が夫々CCD16上に結像される。これと同様に、ビー
ムスプリッタ15を透過した光はCCD17によって受
光される。
【0015】図2はウェハW上の1つのショット領域S
nと、ウェハ上のアライメントマークWMx、WMyと
の関係を示す図である。アライメントマークWMx、W
Myはショット領域Snの周りのスクライブラインSC
L上に形成されており、ショット領域の中心点SCを通
ってY方向に伸びる直線上にマークWMxの中心点が配
置され、中心点SCを通ってX方向に伸びる直線上にマ
ークWMyの中心点が配置される。アライメントマーク
WMxは、Y方向に伸びた線(実際は矩形)がX方向に
一定のピッチで5本配列されたもので、格子パターンを
呈す。アライメントマークWMyも同様に、X方向に伸
びた線(実際は矩形)がY方向に一定のピッチで5本配
列されたものである。
【0016】図3(a)は、指標マーク11a、11b
の間にアライメントマークWMxを挟み込んだ様子を示
す図である。CCD16はビデオサンプリング領域VS
Ax内の走査線SLに沿って各マークの像を電気的に走
査する。図3(b)はこのときの画像信号の波形を示
す。ここで、縦軸は画像信号の強度、横軸は走査線SL
による走査位置を表す。図3(b)に示すように、Y方
向に伸びた指標マーク11a、11bの3本のバーマー
クはCCD16によって黒い線として撮影されるので、
画像信号の強度はバーマークに相当する位置で極小とな
る。他方、アライメントマークWMxを構成する5本の
矩形は、エッジだけがCCD16によって黒い線として
撮影されるため、画像信号の強度は相当する位置で極小
となる。信号処理装置18は、CCD16から出力され
る画像信号に基づいて指標マーク11a、11bの中心
位置(指標板11の中心点)Xcと、アライメントマー
クWMxの中心位置Xmとを計算し、その差ΔX(=X
m−Xc)を求める。ΔXはアライメントマークWMx
の中心位置Xmが指標板11の中心点Xcよりも+X側
にあるときは正、−X側にあるときは負の値をとるもの
とする。主制御系MCSはこのときレーザ干渉計1で得
られるウェハステージWSTの位置信号と、このずれ量
ΔXとを入力し、記憶する。
【0017】また、ウェハW上のアライメントマークW
Myについても上述と同様の動作により、CCD17及
び信号処理装置18によって検出される。さて、通常ウ
ェハW上のアライメントマークをFIA系によって検出
する際、主制御系MCSはテレビカメラで撮った像が最
良となるように、ウェハ表面の高さ位置(Z座標位置)
を制御する。即ち、ウェハ表面がFIA系に関してCC
Dと共役な関係となる高さ位置にウェハWを配置する。
以下、この高さ位置のことを「FIA系のフォーカス位
置」と定義する。
【0018】また、本実施例においてはウェハWの表面
のZ方向における高さ位置を検出する検出系(以下、
「オートフォーカス系」と記す)が備えられている。こ
のオートフォーカス系は上述FIA系の光路を一部共用
している。以下、このオートフォーカス系について図1
を用いて説明する。図1に示すように、光源20から射
出された光IL2は、光ファイバー21を通り、光ファ
イバー21の射出端から射出される。光源20から射出
される光IL2は、FIA系で用いる光IL1の波長よ
りも長い波長の光である。光ファイバー21を射出した
光IL2は、レンズ21、ミラー23、レンズ24を通
過して、スリット状の開口を有するスリット板25に達
する。スリット板25の開口を通過した光は、レンズ2
6を通過するとビームスプリッタ6で反射され、光源3
からの光IL1と合成される。そして、ハーフミラー
7、レンズ8、プリズム9を通り、ウェハW上にスリッ
ト像が投射される。ウェハWからのスリット像の反射光
はレンズ10、指標板11、レンズ12を通り、ビーム
スプリッタ13によって反射される。このビームスプリ
ッタ13は、波長の違いによって光を反射又は透過する
色フィルターを有し、この色フィルターはFIA系で用
いる光IL1を通過し、オートフォーカス系で用いる光
IL2を反射する。ビームスプリッタ13で反射した光
IL2はレンズ27を介して検出器28によって光電検
出される。検出器28の受光面の近傍にはスリット板2
5と同様にスリット状の開口を有するスリット板が設け
られており、このスリット板に設けられた開口を通過し
た光が検出器28の受光面上に達する。検出器28は受
光した光の強度に応じた検出信号を信号処理装置29に
出力する。
【0019】さて、このオートフォーカス系によってウ
ェハWの表面の高さ位置を検出するとき、主制御系MC
Sは光源20から光を射出させるとともに、スリット板
25を図1に示すようにオートフォーカス系の光軸方向
に所定の振幅で振動させる。このときの振幅中心は、検
出器28の受光面と共役な位置である。そして信号処理
装置29は検出器28からの信号を同期検波方式で検出
し、オートフォーカス系によって仮想的に設定される所
定の高さ位置(Z座標位置)に対するウェハWの表面の
Z方向におけるずれ量ΔZに対応した検出信号を出力す
る。ここで、オートフォーカス系によって規定される所
定の高さ位置は予めFIA系のフォーカス位置に設定さ
れており、さらにFIA系のフォーカス位置は投影光学
系PLの結像位置と一致するように予め設定されてい
る。
【0020】次に本発明における露光装置の動作につい
て、図4(a)、(b)のフローチャートに沿って説明
する。まず図4(a)に示すステップ101において、
主制御系MCSは互いに種類の異なる複数の基準マーク
が形成されたウェハ(以下、このウェハのことを「テス
トウェハTW」と記す)をウェハステージWST上に載
置する。このテストウェハTWは通常のウェハと同一の
材質からなり、図5(a)に示すようにウェハ上の所定
の位置に6つの基準マーク(FMb、FMc、FMd、
FMe、FMf、FMg)がエッチング等によって形成
されている。夫々の基準マークはテストウェハTWの直
線状の切欠き(オリエンテーションフラット)の方向と
平行な方向に所定間隔だけ離れて配置されている。ま
た、このテストウェハTWはオリエンテーションフラッ
トの方向がX方向と平行になるようにウェハステージW
ST上に配置されるため、6つの各基準マークはアライ
メントマークWMxと同様に、Y方向に伸びた線(実際
は矩形)がY方向に一定のピッチで5本配列されたもの
である。
【0021】各基準マーク(FMb〜FMg)の断面形
状を図5(b)〜図5(g)に示す。本実施例における
基準マークFMb〜FMgは、夫々断面形状(パターン
の長手方向に垂直な方向とZ方向とからなる平面での形
状)が互いに異なる。図5(b)〜図5(g)に示すよ
うに、基準マークFMb、FMc、FMd、FMgはそ
れぞれ断面が矩形であり、そのマークの段差は基準マー
クFMb、FMc、FMd、FMgの順に大きい。基準
マークFMeは断面が台形状であり、基準マークFMf
は断面が半円状である。また、基準マークFMgは光の
反射率が他の5つの基準パターンよりも大きい。
【0022】次に、主制御系MCSはステップ102に
おいて、基準マークFMbをFIA系の検出中心点に配
置する。テストウェハTW上における各基準マークの位
置関係は予め主制御系MCS内に記憶されており、かつ
テストウェハTWはウェハステージWST上の所定の位
置に正確に配置されるので、主制御系MCSはレーザ干
渉計1から出力されるXY座標値に基づいてステージの
位置を制御することにより、基準マークFMbをFIA
系の検出中心点に正確に配置することができる。そし
て、先に説明したFIA系によってこの基準マークFM
bの位置を検出する。このとき、主制御系MCSは駆動
装置2を制御して、テストウェハTWの表面のZ方向に
おける高さ位置をFIA系のフォーカス位置を中心とす
る所定の範囲内で徐々に変化させる。そして、主制御系
MCSは信号処理装置18及び29から得られる検出信
号に基づいて、ウェハ表面のFIA系のフォーカス位置
からのZ方向におけるずれ量ΔZと、FIA系による検
出中心点(図3(b)におけるXc)と基準マークの中
心とのX方向における位置ずれ量ΔX(図3(b)にお
けるΔXと同じ)とを夫々対応付けて記憶する。このデ
ータの記憶は、テストウェハTWが所定量だけZ方向に
移動するごとに行えばよい。ここで主制御系MCSが記
憶する情報(FIA系の検出誤差に関する情報)を図6
に示す。図6におけるグラフの縦軸はウェハ表面(又は
基準マーク)のFIA系のフォーカス位置からのずれ量
ΔZ、横軸は基準マークのFIA系の検出中心からのず
れ量ΔXを表す。そして、縦軸と横軸との交点はΔZ=
0、ΔX=0となる点である。主制御系MCSは記憶し
た複数のデータを図6の曲線Lbの如く曲線近似し、こ
のデータを基準マークFMbにおける検出誤差情報とし
て記憶する(ステップ103)。
【0023】基準マークFMbはFIA系の検出中心点
に配置さているため、ウェハ表面のFIA系のフォーカ
ス位置からのずれ量ΔZが変化しても、ずれ量ΔXの値
は常に0となるはずである。しかしながら図6に示すよ
うに実際はFIA系の有する収差や、FIA系の光軸の
投影光学系PLの光軸AXに対する傾き(テレセン傾
き)の状態等により、FIA系のフォーカス位置で基準
マークを検出しても検出結果に誤差(Xb)が生じてし
まう。
【0024】次にステップ104において、テストウェ
ハTW上の全ての基準マークにおける検出誤差情報を記
憶していなければ、先のステップ102、103を繰り
返し、各基準マークを順次FIA系の検出中心点に配置
して各基準マークにおける検出誤差情報を記憶してい
く。そして、図6に示すように6つの基準マークの全て
のデータ(Lb〜Lg)を記憶する。ここで、図6にお
ける曲線Lcは図5(c)に示す基準パターンFMcの
検出誤差情報であり、同様に直線Ldは基準パターンF
Mdの検出誤差情報、曲線Leは基準パターンFMeの
検出誤差情報、曲線Lfは基準パターンFMfの検出誤
差情報、直線Lgは基準パターンFMgの検出誤差情報
である。図6から分かるように、この検出誤差情報を示
すグラフのカーブや傾きの状態は、検出するマークの種
類によって異なる。
【0025】以上のようにテストウェハ上の複数種類の
基準マークにおける検出誤差情報を記憶する動作(ステ
ップ101〜104)は、例えば投影露光装置の製造
時、FIA系の光学系を調整した後に一度だけ実施すれ
ばよい。次に、図4(b)に示すフローチャートについ
て説明する。一般的な露光動作はステップ105より開
始される。ステップ105において主制御系MCSはレ
チクルRのパターンを露光すべきウェハWを載置する。
このウェハW上にはすでに複数のショット領域が形成さ
れているものとする。そしてステップ106において、
図2に示すウェハW上のアライメントマークWMx(又
はアライメントマークWMy)をFIA系で検出する。
このとき、先のステップ102と同様に主制御系MCS
は駆動装置2を制御して、ウェハステージWSTのZ方
向における高さ位置をFIA系のフォーカス位置を中心
とする所定の範囲内で徐々に変化させる。このとき得ら
れるアライメントマークWMxの検出結果を曲線La
(図6の破線)で示す。
【0026】次にステップ107において、主制御系M
CSはウェハW上のアライメントマークに対するアライ
メントオフセット値を求める。マークの種類(マークの
断面形状)が異なると、図6に示す直線又は曲線の傾き
やカーブの状態が異なる。主制御系MCSはアライメン
トマークの検出結果(図6における曲線La)と、予め
記憶された基準マークの検出誤差情報(Lb〜Lg)の
各々とを比較し、曲線Laと傾きやカーブの状態が最も
近いデータを検出誤差情報(Lb〜Lg)の中から選択
する。具体的には、例えばアライメントマークの検出結
果Laと記憶されている情報Lb〜LgとをΔXに関し
て引き算し、その引き算した値のΔZの変化によるばら
つきがもっとも小さくなるものを選択する。検出結果L
aと曲線の状態が全く同じであれば、そのばらつきは0
である。従って本実施例においては、主制御系MCSは
検出したウェハW上のアライメントマークの検出結果L
aと最も曲線の状態が近い検出誤差情報Lbを選び、こ
の検出誤差情報LbのΔZ=0での検出誤差量Xbをア
ライメントマークWMxのアライメントオフセット値と
して求める。この検出誤差量Xbは負の値である。
【0027】FIA系のフォーカス位置におけるアライ
メントマークWMxの検出結果Xaは上述のアライメン
トオフセットを含んだ値であるため、主制御系MCSは
求めたアライメントオフセット値Xbに基づき、ΔZ=
0における検出結果Xaを(Xa−Xb)に補正する。
そしてステップ108において、主制御系MCSはFI
A系の検出結果に基づいて、ウェハステージWSTを移
動させる。本実施例の投影露光装置は、FIA系の検出
中心点とレチクルRの中心点の投影光学系による投影位
置との間隔をベースライン量BLとして予め記憶されて
いる。このベースライン量BLを用いて、主制御系MC
SはウェハステージWSTをBL+(Xa−Xb)だけ
X方向に移動する。また、Y方向についても上述の同様
に計測した移動量に従って位置を移動することにより、
ショット領域SnをレチクルRのパターンの投影像に正
確に重ね合わせることができる。そして、ステップ10
9においてレチクルRのパターンをウェハW上に露光す
る。
【0028】以上の方法によって、アライメント系の光
学系中にいかなる収差が残っていても、ウェハ上のアラ
イメントマークの位置を高精度に検出することができ
る。また、種類の異なる複数の基準パターンの各々に対
するアライメント系の検出誤差量を予め記憶しているた
め、アライメント系によって検出すべきウェハ上のパタ
ーンの種類がプロセスの途中で変化しても、そのパター
ンの種類に関する情報と、記憶した検出誤差量とに基づ
いて、常に高精度に基板上のパターンの位置を検出する
ことができる。また、アライメント系の光学系の収差を
補正するために高価な光学系を使用する必要がなく、コ
ストを低減させることができる。さらに、ウェハ上のア
ライメントマークの種類を求めるのはFIA系の光学系
の調整時のみでよいので、スループットを低下さること
はない。
【0029】本実施例において、FIA系による検出結
果を補正するのではなく、その検出結果に基づいてウェ
ハステージWSTを移動する際にその移動量を補正する
ようなシーケンスであってもよいことは言うまでもな
い。またステップ108において、静止座標系上におけ
る各ショット領域の配列を求めるエンハンスド・グロー
バル・アライメント(EGA)を行ってもよい。このE
GAについては特開昭61−44429号公報に詳しく
開示されているため、ここでは詳しい説明を省略する。
EGAを行うときも上述の実施例と同様に、求めたアラ
イメントオフセット値Xbを考慮することにより、ウェ
ハ上のアライメントマークの位置を正確に検出すること
ができる。そして、ウェハ上のショット領域の配列を求
めると、主制御系MCSは求めた配列座標に基づいてス
テージをステッピング移動させ、各ショット領域をレチ
クルRのパターンの投影像に対して正確に重ね合わせて
露光することができる。
【0030】また、上述の実施例においてウェハ上のア
ライメントマークの検出誤差情報を求めたときに、検出
誤差情報Laのカーブの状態が図6の曲線Le、及び曲
線Lfとほぼ同一であった場合、主制御系MCSはこの
アライメントマークのアライメントオフセット値として
XeとXfとの何方をとるかを決めることができない。
このような場合、主制御系MCSはFIA系によるアラ
イメントマークの検出感度を上げ、再びステップ106
の動作を行う。図7に示すように、断面形状が台形状の
アライメントマークWMeをFIA系によって検出する
と、その検出信号はアライメントマークのエッジの部分
で2つのボトムを有するが、断面形状が半円状のアライ
メントマークWMfを検出すると、その検出信号はアラ
イメントマークのエッジの部分で1つのボトムしか有し
ない。また、ウェハステージWSTをZ方向に移動させ
るたときのFIA系の検出信号の変化も異なる。このよ
うな検出信号の特性により、ウェハ上のアライメントマ
ークの種類(形状)を知ることができ、アライメントオ
フセット値を決めることができる。
【0031】また上述の実施例において、6種類の基準
パターンは互いに断面の形状が異なるものであったが、
例えばパターンの幅やピッチ、パターンの反射率等が異
なる基準パターンであってもよい。予め検出誤差情報を
求める基準パターンの種類が多ければ、それだけウェハ
上のアライメントマークのアライメントオフセット値を
正確に求めることが可能となる。また、上述の実施例に
おいてウェハ上のアライメントマークの種類(形状)が
基準マークのいずれか1つと全く同一であることが予め
分かっているときは、図4(b)におけるステップ10
6を行う必要はなく、予め記憶したその基準マークの検
出誤差情報に基づいてアライメントオフセット値を定め
ることができる。
【0032】また、本実施例における6種類の基準マー
クは、全て1つのウェハ上に設けられているが、各種類
によって別々のウェハ上に形成されていてもよく、また
全ての基準マークがステージの一部に予め設けられてい
てもよい。さらに、実施例の如くテストウェハ上に形成
された基準マーク等を用いずに、FIA系の光学系の収
差やテレセン傾きの状態に基づいた計算によって、アラ
イメント系による複数種類のマークの検出誤差量を求め
てもよい。
【0033】また、本発明は実施例の如きアライメント
系のみならず、例えばウェハ上に光ビームを照射して、
ウェハ上のアライメントマークを光ビームに対して走査
することによってマークからの回折光を検出し、アライ
メントマークの座標位置を検出する光ビーム走査型のア
ライメント系(レーザ・ステップ・アライメント)等に
用いることによっても同様の効果を得ることができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明においては、基板上
に形成されたパターンの種類と、その基板上のパターン
の検出結果とに基づいて基板の移動位置を制御するた
め、基板上に形成されたパターンの種類に係わらず、基
板を所定の基準位置に対して高精度に位置合わせするこ
とができる。
【0035】また、基板上のパターンを検出するアライ
メント系の光学系に、収差が補正された高価な光学系を
使用する必要がなく、コストを低減させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す投影露光装置の概略的
な構成を示す図である。
【図2】ウェハW上のショット領域とアライメントマー
クとの関係を示す図である。
【図3】FIA系によってアライメントマークWMxを
検出したときの撮像面の様子を示す図である。
【図4】図4(a)、図4(b)ともに、本発明の位置
合わせ方法における一実施例を示すフローチャート図で
ある。
【図5】図5(a)は本実施例で用いるテストレチクル
を示す図であり、図5(b)〜図5(g)はそのテスト
レチクル上に形成された基準マークの断面形状を示す図
である。
【図6】各基準マークにおける検出誤差情報を示すグラ
フである。
【図7】アライメントマークの種類の違いによるFIA
系で得られる検出信号の違いを説明する図である。
【符号の説明】
R・・・レチクル PL・・・投影光学系 W・・・ウェハ 1・・・レーザ干渉計 2・・・駆動装置 MCS・・・主制御系 18、29・・・信号処理装置 WMx、WMy・・・アライメントマーク TW・・・テストレチクル FMb、FMc、FMd、FMe、FMf、FMg・・
・基準マーク

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の平面内で移動可能な基板を前記平
    面内における所定の基準位置に対して位置合わせする方
    法において、 前記基準位置、もしくは該基準位置と一定の位置関係に
    ある所定位置に対する前記基板上に形成されたパターン
    の相対位置関係を、アライメント系を介して検出する
    ステップと、前記第1ステップにおいて検出された検出結果に含ま
    れ、前記アライメント系の収差によって生じる検出誤差
    情報を、前記パターン毎に求める第2ステップと、 前記第1ステップにおいて検出された検出結果と、前記
    第2ステップで求められた前記検出誤差情報と に基づい
    て前記平面内における前記基板の移動位置を制御する
    ステップと、を含むことを特徴とする位置合わせ方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第3ステップは、前記検出結果を、
    前記検出誤差情報で補正することを特徴とする請求項1
    に記載の位置合わせ方法。
  3. 【請求項3】 前記第3ステップは、前記検出結果に基
    づいて前記基板を移動する際に、その移動量を前記検出
    誤差情報に基づき補正することを特徴とする請求項1
    記載の位置合わせ方法。
  4. 【請求項4】 前記第2ステップでは、前記パターンの
    種類が予め分かっているときには、予め記憶されている
    前記パターンの前記検出誤差情報を選択し、 前記第3ステップでは、その選択された検出誤差情報を
    使用することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項
    記載の位置合わせ方法。
  5. 【請求項5】 前記基板を前記所定の平面にほぼ垂直な
    高さ方向に移動させるとともに、前記パターンの前記高
    さ方向における位置に対応付けて前記相対位置関係を検
    出することによって前記パターンの種類を求めることを
    特徴とする請求項1に記載の位置合わせ方法。
  6. 【請求項6】 互いに種類の異なる複数の基準マークそ
    れぞれを、前記所定の平面にほぼ垂直な高さ方向に移動
    させるとともに、前記各マークの前記高さ方向における
    位置に対応付けて前記相対位置関係をそれぞれ検出し、
    そのそれぞ れのマーク毎の対応付け関係を記憶するステ
    ップを更に有し、 前記パターンにおける対応付けの検出結果と、前記マー
    ク毎の対応付け関係とに基づいて前記パターンの種類を
    求めることを特徴とする請求項5 に記載の位置合わせ方
    法。
  7. 【請求項7】 前記複数の基準マークは、1つのウェハ
    上、或いは別々のウェハ上、或いは前記基板を保持する
    ステージ上のいずれかに形成されていることを特徴とす
    る請求項6に記載の位置合わせ方法。
  8. 【請求項8】 前記アライメント系の光学系の調整時
    に、前記パターンの種類を求めることを特徴とする請求
    項5〜7の何れか一項に記載の位置合わせ方法。
  9. 【請求項9】 前記パターンの種類は、前記パターンの
    相対位置関係を検出するときの検出信号の特性、前記パ
    ターンの段差、前記パターンの断面形状、前記パターン
    の幅やピッチ、前記パターンの反射率のいずれかを含む
    ことを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の位
    置合わせ方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9の何れか一項に記載の位
    置合わせ方法を用いて位置合わせされた基板上に、レチ
    クル上に形成されたパターンを露光するステップを含む
    ことを特徴とする露光方法
  11. 【請求項11】 所定の平面内で移動可能な基板を前記
    平面内における所定の基準位置に対して位置合わせする
    装置において、 前記基準位置、もしくは該基準位置と一定の位置関係に
    ある所定位置に対する前記基板上に形成されたパターン
    の相対位置関係を検出するアライメント系と、 前記アライメント系により検出された検出結果に含まれ
    ており、且つ前記アライメント系の収差によって生じる
    検出誤差情報を、前記パターン毎に求める誤差決定手段
    と、 前記検出誤差情報と、前記アライメント系により検出さ
    れた記検出結果とに基づいて前記平面内における前記
    基板の移動位置を制御する制御系と、を有することを特
    徴とする位置合わせ装置
  12. 【請求項12】 前記制御系は、前記検出結果を前記検
    出誤差情報で補正するか、或いは前記検出結果に基づい
    て前記基板を移動する際にその移動量を前 記検出誤差情
    報に基づき補正することを特徴とする請求項11に記載
    の位置合わせ装置。
  13. 【請求項13】 前記パターンの種類が予め分かってい
    るときには、予め記憶されている前記パターンの前記検
    出誤差情報を前記制御系で使用することを特徴とする請
    求項11又は12に記載の位置合わせ装置。
  14. 【請求項14】 前記パターンの種類は、前記パターン
    の相対位置関係を検出するときの検出信号の特性、前記
    パターンの段差、前記パターンの断面形状、前記パター
    ンの幅やピッチ、前記パターンの反射率のいずれかを含
    むことを特徴とする請求項11〜13の何れか一項に記
    の位置合わせ装置。
  15. 【請求項15】 請求項11〜14の何れか一項に記載
    の位置合わせ装置を有し、 前記位置合わせ装置により位置合わせされた基板上に、
    レチクル上に形成されたパターンを投影露光する投影光
    学系を有することを特徴とする露光装置
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