JP7221707B2 - 遊技機 - Google Patents
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遊技を行う遊技機(例えば、遊技機1)であって、
遊技者が触れることが可能な位置に設けられた可動部(例えば、中央可動役物101、左側可動役物102、右側可動役物103)と、
初期化条件(例えば、初期化処理を実行する条件)が成立したときに前記可動部に初期動作(例えば、初期動作、前後可動部101aを収納位置から出現位置に移動させた後に上下可動部101bを待機位置と稼働位置との間で往復移動させてから前後可動部101aを収納位置から出現位置に移動させる動作、左側可動役物102及び右側可動役物103を収納位置から出現位置に移動させた後に出現位置から収納位置に戻る往復移動を同時にさせる動作)を実行させる制御を行う一方、演出条件(例えば、遊技中に演出を実行する条件)が成立したときに前記可動部に演出動作(例えば、演出動作、有利状態の制御を開始するときに前後可動部101aを収納位置から出現位置に移動させた後に上下可動部101bを待機位置から稼働位置に移動させて有利状態の制御を終了するときに上下可動部101bを待機位置から稼働位置に移動させた後に前後可動部101aを出現位置から収納位置に移動させる動作、左側可動役物102及び右側可動役物103を収納位置から出現位置に移動させた後に出現位置から収納位置に戻る往復移動を同時にさせる動作)を実行させる制御を行う動作制御手段(例えば、サブ制御部91が各可動役物101~103に初期動作及び演出動作を実行させる処理)と、
前記可動部に異常が発生したか否かを判定する異常判定手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップSa1~Sa16、Sc1~Sc3の処理)と、
前記初期動作の実行中において前記可動部に異常が発生したと判定されたとき(例えば、前後可動部101aの収納位置から出現位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、上下可動部101bの待機位置から稼働位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、上下可動部101bの稼働位置から待機位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、前後可動部101aの出現位置から収納位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき)、または、前記演出動作の実行中において前記可動部に異常が発生したと判定されたとき(例えば、前後可動部101aの収納位置から出現位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、または、上下可動部101bの待機位置から稼働位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、または、上下可動部101bの稼働位置から待機位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、または、前後可動部101aの出現位置から収納位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたときに+1加算される動作失敗カウンタの値が6以上となったとき)、前記演出条件が成立しても前記可動部に前記演出動作を実行させない不能化制御(例えば、不能化制御、前後可動部101aの及び上下可動部101bの各駆動源131、141のステッピングモータへの励磁をオフにするとともに異常発生フラグをオンに設定する制御、左側可動役物102及び右側可動役物103の各駆動源151のステッピングモータへの励磁をオフにする制御)を行う不能化制御手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップSa14~Sa16、Sc3の処理)と、
前記不能化制御からの復帰制御(例えば、復帰制御、電断復帰時に前後可動部101aの及び上下可動部101bの各駆動源131、141のステッピングモータへの励磁をオンにするとともに異常発生フラグをオフに設定する制御、電断復帰時に左側可動役物102及び右側可動役物103の各駆動源151のステッピングモータへの励磁をオンにする制御)を行うことが可能な復帰制御手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップSb1~Sb10の処理、サブ制御部91が実行する電断復帰後に復帰制御を行う処理)とを備え、
前記異常判定手段は、前記初期動作の実行中において第1異常条件(例えば、前後可動部101aの収納位置から出現位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定される条件、上下可動部101bの待機位置から稼働位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定される条件、上下可動部101bの稼働位置から待機位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定される条件、前後可動部101aの出現位置から収納位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定される条件)が成立したと判定したとき、または、前記演出動作の実行中において前記第1異常条件とは異なる第2異常条件(例えば、前後可動部101aの収納位置から出現位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、または、上下可動部101bの待機位置から稼働位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、または、上下可動部101bの稼働位置から待機位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、または、前後可動部101aの出現位置から収納位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたときに+1加算される動作失敗カウンタの値が6以上となる条件)が成立したと判定したとき、前記可動部に異常が発生したと判定し、
前記第2異常条件は、前記第1異常条件よりも成立したと判定するまでの時間を要する条件であり(例えば、初期動作の実行中においては中央可動役物101が1回でも動作を失敗したと判定されれば成立するのに対して演出動作の実行中においては中央可動役物101が累計6回以上動作を失敗したと判定されるまで成立せず)、
前記復帰制御手段は、
前記初期動作の実行中において前記可動部に異常が発生したと判定されて前記不能化制御を行った後において、第1復帰条件(例えば、電断復帰する条件)が成立したとき、前記復帰制御を行うことが可能であり、
前記演出動作の実行中において前記可動部に異常が発生したと判定されて前記不能化制御を行った後において、前記第1復帰条件が成立したとき、または、前記第1復帰条件とは異なる第2復帰条件(例えば、サブ制御部91がステップSb1~Sb10の処理を全て実行する条件)が成立したとき、前記復帰制御を行うことが可能である。
遊技を行う遊技機(例えば、遊技機1)であって、
遊技者が触れることが可能な位置に設けられた可動部(例えば、中央可動役物101、左側可動役物102、右側可動役物103)と、
初期化条件(例えば、初期化処理を実行する条件)が成立したときに前記可動部に初期動作(例えば、初期動作、前後可動部101aを収納位置から出現位置に移動させた後に上下可動部101bを待機位置と稼働位置との間で往復移動させてから前後可動部101aを収納位置から出現位置に移動させる動作、左側可動役物102及び右側可動役物103を収納位置から出現位置に移動させた後に出現位置から収納位置に戻る往復移動を同時にさせる動作)を実行させる制御を行う一方、演出条件(例えば、遊技中に演出を実行する条件)が成立したときに前記可動部に演出動作(例えば、演出動作、有利状態の制御を開始するときに前後可動部101aを収納位置から出現位置に移動させた後に上下可動部101bを待機位置から稼働位置に移動させて有利状態の制御を終了するときに上下可動部101bを待機位置から稼働位置に移動させた後に前後可動部101aを出現位置から収納位置に移動させる動作、左側可動役物102及び右側可動役物103を収納位置から出現位置に移動させた後に出現位置から収納位置に戻る往復移動を同時にさせる動作)を実行させる制御を行う動作制御手段(例えば、サブ制御部91が各可動役物101~103に初期動作及び演出動作を実行させる処理)と、
前記可動部に異常が発生したか否かを判定する異常判定手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップSa1~Sa16、Sc1~Sc3の処理)と、
前記初期動作の実行中において前記可動部に異常が発生したと判定されたとき(例えば、前後可動部101aの収納位置から出現位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、上下可動部101bの待機位置から稼働位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、上下可動部101bの稼働位置から待機位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、前後可動部101aの出現位置から収納位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき)、または、前記演出動作の実行中において前記可動部に異常が発生したと判定されたとき(例えば、前後可動部101aの収納位置から出現位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、または、上下可動部101bの待機位置から稼働位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、または、上下可動部101bの稼働位置から待機位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、または、前後可動部101aの出現位置から収納位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたときに+1加算される動作失敗カウンタの値が6以上となったとき)、前記演出条件が成立しても前記可動部に前記演出動作を実行させない不能化制御(例えば、不能化制御、前後可動部101aの及び上下可動部101bの各駆動源131、141のステッピングモータへの励磁をオフにするとともに異常発生フラグをオンに設定する制御、左側可動役物102及び右側可動役物103の各駆動源151のステッピングモータへの励磁をオフにする制御)を行う不能化制御手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップSa14~Sa16、Sc3の処理)と、
前記不能化制御からの復帰制御(例えば、復帰制御、電断復帰時に前後可動部101aの及び上下可動部101bの各駆動源131、141のステッピングモータへの励磁をオンにするとともに異常発生フラグをオフに設定する制御、電断復帰時に左側可動役物102及び右側可動役物103の各駆動源151のステッピングモータへの励磁をオンにする制御)を行うことが可能な復帰制御手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップSb1~Sb10の処理、サブ制御部91が実行する電断復帰後に復帰制御を行う処理)とを備え、
前記異常判定手段は、前記初期動作の実行中において第1異常条件(例えば、前後可動部101aの収納位置から出現位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定される条件、上下可動部101bの待機位置から稼働位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定される条件、上下可動部101bの稼働位置から待機位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定される条件、前後可動部101aの出現位置から収納位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定される条件)が成立したと判定したとき、または、前記演出動作の実行中において前記第1異常条件とは異なる第2異常条件(例えば、前後可動部101aの収納位置から出現位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、または、上下可動部101bの待機位置から稼働位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、または、上下可動部101bの稼働位置から待機位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、または、前後可動部101aの出現位置から収納位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたときに+1加算される動作失敗カウンタの値が6以上となる条件)が成立したと判定したとき、前記可動部に異常が発生したと判定し、
前記第2異常条件は、前記第1異常条件よりも成立したと判定するまでの判定回数が多い条件であり(例えば、初期動作の実行中においては中央可動役物101が1回でも動作を失敗したと判定されれば成立するのに対して演出動作の実行中においては中央可動役物101が累計6回以上動作を失敗したと判定されるまで成立せず)、
前記復帰制御手段は、
前記初期動作の実行中において前記可動部に異常が発生したと判定されて前記不能化制御を行った後において、第1復帰条件(例えば、電断復帰する条件)が成立したとき、前記復帰制御を行うことが可能であり、
前記演出動作の実行中において前記可動部に異常が発生したと判定されて前記不能化制御を行った後において、前記第1復帰条件が成立したとき、または、前記第1復帰条件とは異なる第2復帰条件(例えば、サブ制御部91がステップSb1~Sb10の処理を全て実行する条件)が成立したとき、前記復帰制御を行うことが可能である。
図1(A)、図1(B)に示すように、遊技制御基板には、操作部(遊技進行用操作部)7が接続され、演出制御基板には、液晶表示器51、中央可動役物101、左側可動役物102、右側可動役物103が接続されている。これらの演出装置51、101~103は、サブ制御部91による制御に基づいて駆動される。なお、本実施形態では、図1(B)に示すように、液晶表示器51、中央可動役物101、左側可動役物102、右側可動役物103等の演出装置は、遊技者が触れることが可能な位置に設けられている。
本実施形態では、サブ制御部91は、遊技中であれば液晶表示器51に演出画像等を表示させる一方、遊技中でなければ液晶表示器51に図示しないデモ画面(例えば、背景画像等)を表示させる。また、サブ制御部91は、有利状態に制御されているとき(例えば、スロットマシンであればボーナス・ART・CZ等の制御中、パチンコ遊技機であれば大当り状態や小当り状態の制御中)に中央可動役物101に演出動作を実行させる。また、サブ制御部91は、有利状態に制御される可能性を示唆するとき(例えば、スロットマシンであれば小役当選示唆演出の実行中、パチンコ遊技機であればリーチ演出の実行中)に左側可動役物102及び右側可動役物103に演出動作を行わせる。
図2~図5を参照して中央可動役物101、左側可動役物102、右側可動役物103の動作について説明する。
また、本実施形態では、クランク機構を用いて前後可動部101a、左側可動役物102、右側可動役物103を前後方向に移動させているが、これに限定されず、例えば、所謂ピニオンラック機構を用いて前後可動部101a、左側可動役物102、右側可動役物103を前後方向に移動させてもよい。具体的には、左右方向に延び且つ外周にピニオンギアが固定支持された回転軸を各可動役物101~103に回転可能に支持させるとともにピニオンギアの下方に前後方向に延びるラックギアを設けて駆動源131、151によって回転軸を回転させ、ラックギアと噛み合うピニオンギアをラックギア上方で前後方向に移動させることで、前後可動部101a、左側可動役物102、右側可動役物103を前後方向にそれぞれ移動させてもよい。
本実施形態では、サブ制御部91は、中央可動役物101に初期動作として前後可動部101aを収納位置から出現位置に移動させた後に上下可動部101bを待機位置と稼働位置との間で往復移動させてから前後可動部101aを収納位置から出現位置に移動させる動作を実行させる。また、サブ制御部91は、中央可動役物101に演出動作として、まず、有利状態の制御を開始するときに前後可動部101aを収納位置から出現位置に移動させた後に上下可動部101bを待機位置から稼働位置に移動させる動作を実行させる。そして、サブ制御部91は、中央可動役物101に演出動作として、有利状態の制御を終了するときに上下可動部101bを待機位置から稼働位置に移動させた後に前後可動部101aを出現位置から収納位置に移動させる動作を実行させる。
また、サブ制御部91は、左側可動役物102及び右側可動役物103に初期動作及び演出動作の共通動作として収納位置から出現位置に移動させた後に出現位置から収納位置に戻る往復移動させる動作を同時に実行させる。
また、サブ制御部91は、各可動役物101~103に初期動作又は演出動作を実行させるときに異常が発生したか否かをそれぞれ判定している。具体的には、サブ制御部91は、位置検出センサの検出信号に基づいて各可動役物101~103の動作(初期動作又は演出動作)が正常に実行されたか否か、すなわち、動作に成功したか否かを判定している。このため、例えば、駆動源131、141、151のステッピングモータが故障(部品等が破損等)していたり、位置検出センサが故障していたり、ステッピングモータや位置検出センサに接続している電線や信号線が断線等していたり、駆動源131、141、151に含まれるギアが破損していたり、ギア同士の噛み合いが外れていたり、クランク132、152の回転軸132b、152bや偏心軸132c、152cや接続棒133、153や移動軸134、154や案内部材や各可動役物101~103が破損していたりしたときに、各可動役物101~103の動作が正常に実行されていないと判定され、異常が発生したと判定される。
図6を参照して中央可動役物101、左側可動役物102、右側可動役物103の状態について説明する。
次に、サブ制御部91が実行する中央可動役物異常判定処理について説明する。図7に示すように、中央可動役物異常判定処理では、サブ制御部91は、前後可動部101aが収納位置から出現位置への移動を開始したか否かを判定する(ステップSa1)。サブ制御部91は、前後可動部101aが出現位置への移動を開始していない場合(ステップSa1;N)、前後可動部101aが出現位置への移動を開始するまでステップSa1の処理を繰り返し、前後可動部101aが出現位置への移動を開始した場合(ステップSa1;Y)、所定期間(例えば、4秒間)が経過するまでに前後可動部101aが出現位置への移動を終了したか否かを判定する(ステップSa2)。
次に、サブ制御部91が実行する中央可動役物リカバリ処理について説明する。図9に示すように、中央可動役物リカバリ処理では、サブ制御部91は、異常発生フラグがオンになってから最初のデモ画面の表示を開始したか否かを判定する(ステップSb1)。サブ制御部91は、最初のデモ画面の表示を開始していない場合(ステップSb1;N)、デモ画面の表示を開始するまでステップSb1の処理を繰り返し、最初のデモ画面の表示を開始した場合(ステップSb1;Y)、前後可動部101aを出現位置に移動させる動作を開始し(ステップSb2)、所定期間が経過するまでに前後可動部101aが出現位置への移動を終了したか否かを判定する(ステップSb3)。
次に、サブ制御部91が実行する左側可動役物異常判定処理について説明する。図10に示すように、左側可動役物異常判定処理では、サブ制御部91は、左側可動役物102が収納位置、出現位置、収納位置の順に収納位置からの往復移動を開始したか否かを判定する(ステップSc1)。サブ制御部91は、左側可動役物102が収納位置からの往復移動を開始していない場合(ステップSc1;N)、左側可動役物102が収納位置からの往復移動を開始するまでステップSc1の処理を繰り返し、左側可動役物102が収納位置からの往復移動を開始した場合(ステップSc1;Y)、所定期間(例えば、4秒間)が経過するまでに左側可動役物102が収納位置からの往復移動を終了したか否かを判定する(ステップSc2)。
なお、サブ制御部91が実行する右側可動役物異常判定処理については、「左側」を「右側」、「102」を「103」とすれば図10の上記説明と同様であるため、冗長な説明を低減するため、詳細な説明を省略する。
次に、図11~図16を参照して中央可動役物101の動作について説明する。図11に示すタイミングチャートは、上から順に、中央可動役物101の初期動作又は演出動作の実行の有無(実行・非実行)、前後可動部101aの収納位置から出現位置までの間の位置、上下可動部101bの待機位置から稼働位置までの間の位置を示す。以降、本実施形態において、事象の発生したタイミングをt(t1、t2、…)で示す。
次に、図17、図18を参照して左側可動役物102の動作について説明する。図17に示すタイミングチャートは、上から順に、左側可動役物102の初期動作又は演出動作の実行の有無(実行・非実行)、左側可動役物102の収納位置から出現位置までの間の位置を示す。
このようにすることで、演出動作の実行中のように遊技者が遊技中に中央可動役物101に触っている可能性がある状況においては初期動作の実行中のように遊技が行われておらず遊技者が中央可動役物101に触っている可能性がない状況よりも時間をかけて中央可動役物101に異常が発生したか否かを判定することができ、実際の状況に応じた判定を行うことができる。
このようにすることで、演出動作の実行中のように遊技者が遊技中に中央可動役物101に触っている可能性がある状況においては初期動作の実行中のように遊技が行われておらず遊技者が中央可動役物101に触っている可能性がない状況よりも判定回数を多くして中央可動役物101に異常が発生したか否かを判定することができ、実際の状況に応じた判定を行うことができる。
このようにすることで、演出動作の実行中のように遊技者が遊技中に中央可動役物101に触っている可能性がある状況においては初期動作の実行中のように遊技が行われておらず遊技者が中央可動役物101に触っている可能性がない状況よりも所定期間が経過しても各位置への移動を終了しない旨の判定回数を多くして中央可動役物101に異常が発生したか否かを判定することができ、実際の状況に応じた判定を行うことができる。
なお、本実施形態では、第2異常条件の判定回数が累計6回となったときに異常であると判定したが、これに限定されず、連続6回とならなければ異常であると判定しないようにしてもよい。
なお、本実施形態では、第1異常条件よりも第2異常条件の判定回数が多くなるように調整したが、これに限定されず、例えば、第1異常条件よりも第2異常条件の判定期間が長くなるように調整してもよい。具体的には、第1異常条件を中央可動役物101に初期動作を実行させてから第1期間(例えば、4秒間)が経過しても各位置への移動を終了しない旨の判定回数が1回で成立する条件とする一方、第2異常条件を中央可動役物101に演出動作を実行させてから第1期間よりも長い第2期間(例えば、8秒間)が経過しても各位置への移動を終了しない旨の判定回数が1回で成立する条件であってもよい。
このようにすることで、初期動作の実行中のように遊技が行われておらず遊技者が中央可動役物101に触っている可能性がない状況においては中央可動役物101に異常が発生したと判定されると中央可動役物101を初期位置に復帰させて中央可動役物101初期位置に配置されていないことによって遊技に支障が発生することを防止できる。また、このようにすることで、演出動作の実行中のように遊技者が遊技中に中央可動役物101に触っている可能性がある状況においては中央可動役物101に異常が発生したと判定されると中央可動役物101を現在の位置に停止させて中央可動役物101に過度な負荷が掛かることを防止できる。
このようにすることで、各可動部101a、101bを速度αで移動させるときよりも遅い速度βで移動させたほうが駆動源131、141のステッピングモータが回転軸132b、142を回転させるトルクが大きくなるため、各可動部101a、101bを移動させる力が大きくなる。この結果、中央可動役物101に異常が発生したと判定されているときに中央可動役物101に初期動作中や演出動作中よりも強い負荷をかけて好適に初期位置に復帰させることができる。
このようにすることで、演出動作の実行中のように遊技者が遊技中に中央可動役物101に触っている可能性がある状況においては初期動作の実行中のように遊技が行われておらず遊技者が中央可動役物101に触っている可能性がない状況とは異なる復帰条件(リカバリ動作成功)も加えることができ、実際の状況に応じた不能化制御からの復帰を行うことができる。
このようにすることで、演出動作の実行中において中央可動役物101に異常が発生したと判定されて不能化制御を行った後においては電断復帰することなく不能化制御から復帰させることができ、電断復帰しなければ復帰制御が行われない遊技機よりも利便性が向上する。
このようにすることで、異常発生状態に制御されてから最初のデモ画面を表示したときにリカバリ動作に失敗すると中央可動役物101の故障と判断して第1復帰条件が成立するまで、すなわち、電断復帰するまで復帰制御を行わないようにすることができる。
このようにすることで、不能化制御を行っているときに中央可動役物101が意図しない動作を行ってしまうことを防止できる。
なお、本実施形態では、各可動役物101~103に演出動作を実行させる演出において不能化制御によって演出動作が行われないときには異常が発生していないその他の演出装置、例えば、液晶表示器51に演出画像を表示するだけで、演出動作の替わりの演出を行っていないが、その他の演出装置に演出動作の替わりの演出を実行させてもよい。例えば、液晶表示器51に特別な演出画像を表示させたり、演出動作を実行するときには用いられないスピーカや演出効果LEDを用いた演出を実行したりしてもよい。
このようにすることで、前後可動部101aの各位置への移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたときに更新されるカウンタの値が特定値となったときに前後可動部101aに異常が発生したと判定する遊技機や上下可動部101bの各位置への移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたときに更新されるカウンタの値が特定値となったときに上下可動部101bに異常が発生したと判定する遊技機よりも複数の可動部101a、101bの何れかについて異常が発生したか否かを判定するための制御負荷を低減できる。
このようにすることで、正常状態ではない状態、すなわち、異常発生状態や異常状態において前後可動部101a及び上下可動部101bが動作することを防止できる。
なお、本実施形態のように、異常発生状態や異常状態において前後可動部101a及び上下可動部101bが動作することを防止するために中央可動役物101に異常が発生したと判定されたとき上述したような不能化制御を行うことが好ましいが、中央可動役物101に異常が発生したと判定されても不能化制御を行わなくてもよい。
このようにすることで、複数の可動部101a、101bが全て正常に動作することによって不能化制御から復帰させることができる。
なお、本実施形態のように、前後可動部101aの収納位置と出現位置との間の往復移動と上下可動部101bの機位置と稼働位置との間の往復移動とを含むリカバリ動作に成功したときに復帰制御を行うようにすることが好ましいが、リカバリ動作を行わないようにして電断復帰するまで復帰制御も行わないようにしてもよい。
このようにすることで、演出動作として前後可動部101aの収納位置と出現位置との間の往復移動のみを行う遊技機や演出動作として上下可動部101bの待機位置と稼働位置との間の往復移動のみを行う遊技機よりも演出動作に対して遊技者が興味を抱くようになり、遊技の興趣が向上する。
このようにすることで、前後可動部101aが収納位置から出現位置への移動をしなければ上下可動部101bが待機位置から稼働位置への移動をすることが規制されるので、上下可動部101bが待機位置から稼働位置への移動をしていないときの上下可動部101bの意図しない動作を防止できる。
これらの結果、各可動役物101~103の出荷前の検査期間を短縮できる。
遊技を行う遊技機(例えば、遊技機1)であって、
遊技者が触れることが可能な位置に設けられた可動部(例えば、中央可動役物101、左側可動役物102、右側可動役物103)と、
初期化条件(例えば、初期化処理を実行する条件)が成立したときに前記可動部に初期動作(例えば、初期動作、前後可動部101aを収納位置から出現位置に移動させた後に上下可動部101bを待機位置と稼働位置との間で往復移動させてから前後可動部101aを収納位置から出現位置に移動させる動作、左側可動役物102及び右側可動役物103を収納位置から出現位置に移動させた後に出現位置から収納位置に戻る往復移動を同時にさせる動作)を実行させる制御を行う一方、演出条件(例えば、遊技中に演出を実行する条件)が成立したときに前記可動部に演出動作(例えば、演出動作、有利状態の制御を開始するときに前後可動部101aを収納位置から出現位置に移動させた後に上下可動部101bを待機位置から稼働位置に移動させて有利状態の制御を終了するときに上下可動部101bを待機位置から稼働位置に移動させた後に前後可動部101aを出現位置から収納位置に移動させる動作、左側可動役物102及び右側可動役物103を収納位置から出現位置に移動させた後に出現位置から収納位置に戻る往復移動を同時にさせる動作)を実行させる制御を行う動作制御手段(例えば、サブ制御部91が各可動役物101~103に初期動作及び演出動作を実行させる処理)と、
前記可動部に異常が発生したか否かを判定する異常判定手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップSa1~Sa16、Sc1~Sc3の処理)とを備え、
前記異常判定手段は、前記初期動作の実行中において第1異常条件(例えば、前後可動部101aの収納位置から出現位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定される条件、上下可動部101bの待機位置から稼働位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定される条件、上下可動部101bの稼働位置から待機位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定される条件、前後可動部101aの出現位置から収納位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定される条件)が成立したと判定したとき、または、前記演出動作の実行中において前記第1異常条件とは異なる第2異常条件(例えば、前後可動部101aの収納位置から出現位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、または、上下可動部101bの待機位置から稼働位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、または、上下可動部101bの稼働位置から待機位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、または、前後可動部101aの出現位置から収納位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたときに+1加算される動作失敗カウンタの値が6以上となる条件)が成立したと判定したとき、前記可動部に異常が発生したと判定し、
前記第2異常条件は、前記第1異常条件よりも成立したと判定するまでの時間を要する条件である(例えば、初期動作の実行中においては中央可動役物101が1回でも動作を失敗したと判定されれば成立するのに対して演出動作の実行中においては中央可動役物101が累計6回以上動作を失敗したと判定されるまで成立しない)、遊技機について開示されている。
遊技を行う遊技機(例えば、遊技機1)であって、
遊技者が触れることが可能な位置に設けられた可動部(例えば、中央可動役物101、左側可動役物102、右側可動役物103)と、
初期化条件(例えば、初期化処理を実行する条件)が成立したときに前記可動部に初期動作(例えば、初期動作、前後可動部101aを収納位置から出現位置に移動させた後に上下可動部101bを待機位置と稼働位置との間で往復移動させてから前後可動部101aを収納位置から出現位置に移動させる動作、左側可動役物102及び右側可動役物103を収納位置から出現位置に移動させた後に出現位置から収納位置に戻る往復移動を同時にさせる動作)を実行させる制御を行う一方、演出条件(例えば、遊技中に演出を実行する条件)が成立したときに前記可動部に演出動作(例えば、演出動作、有利状態の制御を開始するときに前後可動部101aを収納位置から出現位置に移動させた後に上下可動部101bを待機位置から稼働位置に移動させて有利状態の制御を終了するときに上下可動部101bを待機位置から稼働位置に移動させた後に前後可動部101aを出現位置から収納位置に移動させる動作、左側可動役物102及び右側可動役物103を収納位置から出現位置に移動させた後に出現位置から収納位置に戻る往復移動を同時にさせる動作)を実行させる制御を行う動作制御手段(例えば、サブ制御部91が各可動役物101~103に初期動作及び演出動作を実行させる処理)と、
前記可動部に異常が発生したか否かを判定する異常判定手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップSa1~Sa16、Sc1~Sc3の処理)とを備え、
前記異常判定手段は、前記初期動作の実行中において第1異常条件(例えば、前後可動部101aの収納位置から出現位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定される条件、上下可動部101bの待機位置から稼働位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定される条件、上下可動部101bの稼働位置から待機位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定される条件、前後可動部101aの出現位置から収納位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定される条件)が成立したと判定したとき、または、前記演出動作の実行中において前記第1異常条件とは異なる第2異常条件(例えば、前後可動部101aの収納位置から出現位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、または、上下可動部101bの待機位置から稼働位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、または、上下可動部101bの稼働位置から待機位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、または、前後可動部101aの出現位置から収納位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたときに+1加算される動作失敗カウンタの値が6以上となる条件)が成立したと判定したとき、前記可動部に異常が発生したと判定し、
前記第2異常条件は、前記第1異常条件よりも成立したと判定するまでの判定回数が多い条件である(例えば、初期動作の実行中においては中央可動役物101が1回でも動作を失敗したと判定されれば成立するのに対して演出動作の実行中においては中央可動役物101が累計6回以上動作を失敗したと判定されるまで成立しない)、遊技機についても開示されている。
前記第1異常条件は、前記可動部に前記初期動作を実行させてから規定期間(例えば、所定期間、4秒間)が経過しても所定態様(例えば、前後可動部101aが収納位置までの移動を終了する態様、前後可動部101aが出現位置までの移動を終了する態様、上下可動部101bが待機位置までの移動を終了する態様、上下可動部101bが稼働位置までの移動を終了する態様)にならなかったと判定された回数が第1回数(例えば、1回)になることによって成立する条件であり、
前記第2異常条件は、前記可動部に前記演出動作を実行させてから前記規定期間が経過しても前記所定態様にならなかったと判定された回数が前記第1回数よりも多い第2回数(例えば、6回)になることによって成立する条件である、遊技機についても開示されている。
前記動作制御手段は、前記第1異常条件が成立したと判定されたとき、前記可動部に初期位置(例えば、中央可動役物101の初期位置、前後可動部101aの収納位置、上下可動部101bの待機位置)への復帰動作を実行させる制御を行う一方、前記第2異常条件が成立したと判定されたとき、前記可動部に前記復帰動作を実行させずに現在の位置に停止させる制御を行う(例えば、サブ制御部91がステップSa10、Sa11の処理を実行する)、遊技機についても開示されている。
前記動作制御手段は、前記可動部に前記初期動作または前記演出動作を実行させるとき、前記可動部を第1速度(例えば、速度α)で移動させるように制御する一方、前記可動部に前記復帰動作を実行させるとき、前記可動部を第1速度よりも遅い第2速度(例えば、速度αよりも遅い速度β)で移動させるように制御する(例えば、サブ制御部91がステップSa10、Sa11の処理を実行する)、遊技機についても開示されている。
前記動作制御手段は、検査条件(例えば、出荷前の最終検査を行う条件)が成立したときに前記可動部に検査動作(例えば、出荷前の検査動作)を実行させる制御を行い(例えば、サブ制御部91が各可動役物101~103に検査動作を実行させる処理を実行し)、
前記異常判定手段は、前記検査動作の実行中において前記第1異常条件とは異なり且つ前記第2異常条件とは異なる第3異常条件(例えば、前後可動部101aの収納位置から出現位置までの移動が検査期間を経過しても終了しないと判定される条件、上下可動部101bの待機位置から稼働位置までの移動が検査期間を経過しても終了しないと判定される条件、上下可動部101bの稼働位置から待機位置までの移動が検査期間を経過しても終了しないと判定される条件、前後可動部101aの出現位置から収納位置までの移動が検査期間を経過しても終了しないと判定される条件、左側可動役物102の出現位置と収納位置との間の往復移動が検査期間を経過しても終了しないと判定される条件、右側可動役物103の出現位置と収納位置との間の往復移動が検査期間を経過しても終了しないと判定される条件)が成立したと判定したとき、前記可動部に異常が発生したと判定する、遊技機についても開示されている。
遊技を行う遊技機(例えば、遊技機1)であって、
遊技者が触れることが可能な位置に設けられた可動部(例えば、中央可動役物101、左側可動役物102、右側可動役物103)と、
初期化条件(例えば、初期化処理を実行する条件)が成立したときに前記可動部に初期動作(例えば、初期動作、前後可動部101aを収納位置から出現位置に移動させた後に上下可動部101bを待機位置と稼働位置との間で往復移動させてから前後可動部101aを収納位置から出現位置に移動させる動作、左側可動役物102及び右側可動役物103を収納位置から出現位置に移動させた後に出現位置から収納位置に戻る往復移動を同時にさせる動作)を実行させる制御を行う一方、演出条件(例えば、遊技中に演出を実行する条件)が成立したときに前記可動部に演出動作(例えば、演出動作、有利状態の制御を開始するときに前後可動部101aを収納位置から出現位置に移動させた後に上下可動部101bを待機位置から稼働位置に移動させて有利状態の制御を終了するときに上下可動部101bを待機位置から稼働位置に移動させた後に前後可動部101aを出現位置から収納位置に移動させる動作、左側可動役物102及び右側可動役物103を収納位置から出現位置に移動させた後に出現位置から収納位置に戻る往復移動を同時にさせる動作)を実行させる制御を行う動作制御手段(例えば、サブ制御部91が各可動役物101~103に初期動作及び演出動作を実行させる処理)と、
前記可動部に異常が発生したか否かを判定する異常判定手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップSa1~Sa16、Sc1~Sc3の処理)と、
前記初期動作の実行中において前記可動部に異常が発生したと判定されたとき(例えば、前後可動部101aの収納位置から出現位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、上下可動部101bの待機位置から稼働位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、上下可動部101bの稼働位置から待機位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、前後可動部101aの出現位置から収納位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき)、または、前記演出動作の実行中において前記可動部に異常が発生したと判定されたとき(例えば、前後可動部101aの収納位置から出現位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、または、上下可動部101bの待機位置から稼働位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、または、上下可動部101bの稼働位置から待機位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、または、前後可動部101aの出現位置から収納位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたときに+1加算される動作失敗カウンタの値が6以上となったとき)、前記演出条件が成立しても前記可動部に前記演出動作を実行させない不能化制御(例えば、不能化制御、前後可動部101aの及び上下可動部101bの各駆動源131、141のステッピングモータへの励磁をオフにするとともに異常発生フラグをオンに設定する制御、左側可動役物102及び右側可動役物103の各駆動源151のステッピングモータへの励磁をオフにする制御)を行う不能化制御手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップSa14~Sa16、Sc3の処理)と、
前記不能化制御からの復帰制御(例えば、復帰制御、電断復帰時に前後可動部101aの及び上下可動部101bの各駆動源131、141のステッピングモータへの励磁をオンにするとともに異常発生フラグをオフに設定する制御、電断復帰時に左側可動役物102及び右側可動役物103の各駆動源151のステッピングモータへの励磁をオンにする制御)を行うことが可能な復帰制御手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップSb1~Sb10の処理、サブ制御部91が実行する電断復帰後に復帰制御を行う処理)とを備え、
前記復帰制御手段は、
前記初期動作の実行中において前記可動部に異常が発生したと判定されて前記不能化制御を行った後において、第1復帰条件(例えば、電断復帰する条件)が成立したとき、前記復帰制御を行うことが可能であり、
前記演出動作の実行中において前記可動部に異常が発生したと判定されて前記不能化制御を行った後において、前記第1復帰条件が成立したとき、または、前記第1復帰条件とは異なる第2復帰条件(例えば、サブ制御部91がステップSb1~Sb10の処理を全て実行する条件)が成立したとき、前記復帰制御を行うことが可能である、遊技機について開示されている。
前記第1復帰条件は、前記遊技機への電力供給が停止されることによって成立する条件(例えば、電断復帰する条件)であり、
前記第2復帰条件は、前記演出動作の再試行(例えば、リカバリ動作)が可能な状況(例えば、異常発生状態に制御されてから最初のデモ画面を表示する状況)において該再試行が成功することによって成立する条件(例えば、サブ制御部91がステップSb1~Sb10の処理を全て実行する条件)である、遊技機についても開示されている。
前記演出動作の再試行が可能な状況において該再試行が失敗したとき、前記第2復帰条件が成立しないようにする(例えば、サブ制御部91がステップSb1の処理を実行する)、遊技機についても開示されている。
前記不能化制御手段は、前記可動部の駆動源への電力供給を停止することによって前記不能化制御を行う(例えば、サブ制御部91がステップSa14、Sa15、Sc3の処理を実行する)、遊技機についても開示されている。
一単位の遊技である単位遊技(例えば、単位遊技、スロットマシンであれば1ゲーム、パチンコ遊技機であれば1特図ゲーム)毎に該単位遊技に応じた前記可動部の状態を指定する状態指定手段(例えば、サブ制御部91が実行する単位遊技毎に前後可動部101a及び上下可動部101bの位置を制御する処理)を備える、遊技機についても開示されている。
遊技を行う遊技機(例えば、遊技機1)であって、
第1動作(例えば、第1動作、収納位置と出現位置との間を移動する動作)が可能な第1可動部(例えば、前後可動部101a)と、第2動作(例えば、第2動作、待機位置と稼働位置との間を移動する動作)が可能な第2可動部(例えば、上下可動部101b)とを有する可動部材(例えば、中央可動役物101)と、
前記可動部材に異常が発生したか否かを判定する異常判定手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップSa1~Sa16の処理)とを備え、
前記異常判定手段は、前記第1動作の実行中において異常条件が成立したと判定した場合(例えば、前後可動部101aの収納位置から出現位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、前後可動部101aの出現位置から収納位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき)、または、前記第2動作の実行中において異常条件が成立したと判定した場合(例えば、上下可動部101bの待機位置から稼働位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき、上下可動部101bの稼働位置から待機位置までの移動が所定期間を経過しても終了しないと判定されたとき)に更新されるカウンタ(例えば、動作失敗カウンタ)の値が特定値(例えば、6)となったとき、前記可動部材に異常が発生したと判定する(例えば、サブ制御部91がステップSa1~Sa9、Sa12~Sa16の処理を実行する)、遊技機について開示されている。
前記可動部材に異常が発生したと判定されたとき、前記第1可動部および前記第2可動部に動作を実行させない不能化制御(例えば、不能化制御、前後可動部101aの及び上下可動部101bの各駆動源131、141のステッピングモータへの励磁をオフにするとともに異常発生フラグをオンに設定する制御)を行う不能化制御手段を備える、遊技機についても開示されている。
前記可動部材に異常が発生したと判定されて前記不能化制御を行った後において復帰条件(例えば、電断復帰する条件、リカバリ動作が成功する条件)が成立したとき、前記不能化制御からの復帰制御(例えば、復帰制御、電断復帰時に前後可動部101aの及び上下可動部101bの各駆動源131、141のステッピングモータへの励磁をオンにするとともに異常発生フラグをオフに設定する制御、電断復帰時に左側可動役物102及び右側可動役物103の各駆動源151のステッピングモータへの励磁をオンにする制御)を行うことが可能な復帰制御手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップSb1~Sb10の処理、サブ制御部91が実行する電断復帰後に復帰制御を行う処理)とを備え、
前記復帰条件は、前記第1動作および前記第2動作の再試行(例えば、リカバリ動作)が可能な状況(例えば、異常発生状態に制御されてから最初のデモ画面を表示する状況)において前記第1動作および前記第2動作の再試行がともに成功することによって成立する条件(例えば、サブ制御部91がステップSb1~Sb10の処理を全て実行する条件)である、遊技機についても開示されている。
演出条件(例えば、遊技中に演出を実行する条件)が成立したときに前記可動部材に演出動作(例えば、演出動作、有利状態の制御を開始するときに前後可動部101aを収納位置から出現位置に移動させた後に上下可動部101bを待機位置から稼働位置に移動させて有利状態の制御を終了するときに上下可動部101bを待機位置から稼働位置に移動させた後に前後可動部101aを出現位置から収納位置に移動させる動作)を実行させる制御を行う動作制御手段(例えば、サブ制御部91が中央可動役物101に演出動作を実行させる処理)を備え、
前記演出動作には、前記第1動作と前記第2動作とが含まれる(例えば、演出動作が有利状態の制御を開始するときに前後可動部101aを収納位置から出現位置に移動させた後に上下可動部101bを待機位置から稼働位置に移動させて有利状態の制御を終了するときに上下可動部101bを待機位置から稼働位置に移動させた後に前後可動部101aを出現位置から収納位置に移動させる動作である)、遊技機についても開示されている。
前記第2可動部は、前記第1可動部が前記第1動作をしたことを条件として前記第2動作が可能となる(例えば、前後可動部101aが収納位置で停止しているときには被係合部121、122が筐体1bの係合部111、112と係合しており前後可動部101aが収納位置から出現位置への移動をしなければ上下可動部101bが待機位置から稼働位置への移動ができないようになっている)、遊技機についても開示されている。
Claims (2)
- 遊技を行う遊技機であって、
遊技者が触れることが可能な位置に設けられた可動部と、
初期化条件が成立したときに前記可動部に初期動作を実行させる制御を行う一方、演出条件が成立したときに前記可動部に演出動作を実行させる制御を行う動作制御手段と、
前記可動部に異常が発生したか否かを判定する異常判定手段と、
前記初期動作の実行中において前記可動部に異常が発生したと判定されたとき、または、前記演出動作の実行中において前記可動部に異常が発生したと判定されたとき、前記演出条件が成立しても前記可動部に前記演出動作を実行させない不能化制御を行う不能化制御手段と、
前記不能化制御からの復帰制御を行うことが可能な復帰制御手段とを備え、
前記異常判定手段は、前記初期動作の実行中において第1異常条件が成立したと判定したとき、または、前記演出動作の実行中において前記第1異常条件とは異なる第2異常条件が成立したと判定したとき、前記可動部に異常が発生したと判定し、
前記第2異常条件は、前記第1異常条件よりも成立したと判定するまでの時間を要する条件であり、
前記復帰制御手段は、
前記初期動作の実行中において前記可動部に異常が発生したと判定されて前記不能化制御を行った後において、第1復帰条件が成立したとき、前記復帰制御を行うことが可能であり、
前記演出動作の実行中において前記可動部に異常が発生したと判定されて前記不能化制御を行った後において、前記第1復帰条件が成立したとき、または、前記第1復帰条件とは異なる第2復帰条件が成立したとき、前記復帰制御を行うことが可能である、遊技機。 - 遊技を行う遊技機であって、
遊技者が触れることが可能な位置に設けられた可動部と、
初期化条件が成立したときに前記可動部に初期動作を実行させる制御を行う一方、演出条件が成立したときに前記可動部に演出動作を実行させる制御を行う動作制御手段と、
前記可動部に異常が発生したか否かを判定する異常判定手段と、
前記初期動作の実行中において前記可動部に異常が発生したと判定されたとき、または、前記演出動作の実行中において前記可動部に異常が発生したと判定されたとき、前記演出条件が成立しても前記可動部に前記演出動作を実行させない不能化制御を行う不能化制御手段と、
前記不能化制御からの復帰制御を行うことが可能な復帰制御手段とを備え、
前記異常判定手段は、前記初期動作の実行中において第1異常条件が成立したと判定したとき、または、前記演出動作の実行中において前記第1異常条件とは異なる第2異常条件が成立したと判定したとき、前記可動部に異常が発生したと判定し、
前記第2異常条件は、前記第1異常条件よりも成立したと判定するまでの判定回数が多い条件であり、
前記復帰制御手段は、
前記初期動作の実行中において前記可動部に異常が発生したと判定されて前記不能化制御を行った後において、第1復帰条件が成立したとき、前記復帰制御を行うことが可能であり、
前記演出動作の実行中において前記可動部に異常が発生したと判定されて前記不能化制御を行った後において、前記第1復帰条件が成立したとき、または、前記第1復帰条件とは異なる第2復帰条件が成立したとき、前記復帰制御を行うことが可能である、遊技機。
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