JP7219662B2 - 回転角検出装置、回転角検出方法およびプログラム - Google Patents

回転角検出装置、回転角検出方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、回転角検出装置、回転角検出方法およびプログラムに関する。
従来、回転体に磁場発生部を設け、回転体の周囲で計測した磁場成分に基づいて回転体の回転角を検出する装置が知られている(例えば、特許文献1および2参照)。
特許文献1 特許第6191840号
特許文献2 特開2006-112862号公報
回転体および磁場発生部の回転角の座標系と、回転角検出装置が算出する回転角の座標系との差異により、算出する回転角に誤差が生じる場合がある。
上記課題を解決するために、本発明の第一の態様においては、磁場発生源の回転角を検出する回転角検出装置を提供する。回転角検出装置は、少なくとも2つの方向における磁場成分を検出して検出データを出力する磁場検出装置を備えてよい。回転角検出装置は、磁場発生源の回転に依存しない定常誤差に基づいて、回転角の角度誤差を補正するための補正値を算出する補正値算出部を備えてよい。回転角検出装置は、検出データと補正値とに基づいて磁場発生源の回転角を算出して回転角を示す角度信号を出力する角度演算部を備えてよい。
補正値算出部が、定常誤差と、磁場発生源の回転角が異なる少なくとも2つの角度状態において磁場検出装置が出力した検出データとに基づいて補正値を算出してよい。
回転角検出装置は、それぞれの回転角における、検出データに応じた検出角度と、磁場発生源が回転する第一座標系における基準角度との基準角度誤差を算出する角度誤差算出部を備えてよい。補正値算出部は、少なくとも2つの角度状態における基準角度誤差の平均値に基づいて、補正値を算出してよい。
補正値算出部は、基準角度に基準角度誤差の平均値を加算した検出基準角度を用いて基準角度誤差をフーリエ変換した結果に基づいて、補正値を算出してよい。
補正値算出部は、基準角度誤差をフーリエ変換するのに用いる角度状態の数と同一の数の角度状態における検出データに基づいて、基準角度誤差の平均値を算出してよい。
回転角検出装置は、それぞれの回転角における、検出データに応じた検出角度と、第一座標系における基準角度との基準角度誤差を算出する角度誤差算出部を備えてよい。補正値算出部は、少なくとも2つの角度状態における基準角度誤差の中央値に基づいて、補正値を算出してよい。
回転角検出装置は、磁場検出装置が検出した第一方向における磁場に応じた第一信号を出力する第一信号処理部を備えてよい。回転角検出装置は、磁場検出装置が検出した第二方向における磁場に応じた第二信号を出力する第二信号処理部を備えてよい。回転角検出装置は、第一信号処理部および第二信号処理部が出力する第一信号および第二信号を、補正値に基づいて補正する補正処理部を備えてよい。角度演算部は、第一信号処理部および第二信号処理部が出力する第一信号および第二信号と、補正値とに基づいて、回転角を算出してよい。補正値算出部は、基準角度に基準角度誤差の平均値を加算した検出基準角度を用いて、第一信号処理部が出力する第一信号、および、第二信号処理部が出力する第二信号をフーリエ変換した結果に基づいて、補正値を算出してよい。
回転角検出装置は、第一信号処理部および第二信号処理部が出力する第一信号および第二信号を、補正値に基づいて補正する補正処理部を備えてよい。角度演算部は、補正処理部が補正した信号に基づいて回転角を算出してよい。
補正値算出部は、第一信号処理部が出力する第一信号、および、第二信号処理部が出力する第二信号をフーリエ変換するのに用いる角度状態の数と同一の数の角度状態における検出データに基づいて、基準角度誤差の平均値を算出してよい。
補正値算出部は、第一信号処理部が出力する第一信号および第二信号処理部が出力する第二信号を、第一座標系における基準角度を用いてフーリエ変換した結果に基づいて、補正値を算出してよい。
回転角検出装置は、第一信号処理部および第二信号処理部が出力する第一信号および第二信号を、補正値に基づいて補正する補正処理部を備えてよい。角度演算部は、補正処理部が補正した信号に基づいて回転角を算出してよい。
本発明の第二の態様においては、少なくとも2つの方向における磁場を検出する磁場検出装置が検出した磁場に基づいて、磁場発生源の回転角を検出する回転角検出方法を提供する。回転角検出方法は、磁場発生源の回転に依存しない定常誤差に基づいて、回転角の角度誤差を補正するための補正値を算出する補正値算出段階を備えてよい。回転角検出方法は、磁場検出装置の検出データと補正値とに基づいて磁場発生源の回転角を算出して回転角を示す角度信号を出力する角度演算段階を備えてよい。
本発明の第三の態様においては、回転角検出装置を提供する。回転角検出装置は、磁場発生源の回転角が異なる少なくとも2つの角度状態において、磁場検出装置における検出データを取得するデータ取得部を備えてよい。回転角検出装置は、磁場発生源が回転する第一座標系と、磁場検出装置の第二座標系との差異に応じた回転角の角度誤差を補正するための補正値を、少なくとも2つの角度状態における検出データと、第一座標系と第二座標系との差異に応じた回転角の定常誤差とに基づいて算出する補正値算出部を備えてよい。
本発明の第四の態様においては、コンピュータに、第二の態様に係る回転角検出方法を実行させるためのプログラムを提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
回転体200の回転角を検出するシステム10の一例を示す図である。 比較例における回転角検出方法の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係る回転角検出装置100の構成例を示すブロック図である。 図3に示した回転角検出装置100の動作例を示すフローチャートである。 補正処理部30の構成例を示すブロック図である。 図2に示した比較例における角度誤差Δθと、図3から図5に示した実施例1における角度誤差Δθとを示す図である。 本発明の実施例2に係る回転角検出装置100の構成例を示すブロック図である。 図7に示した回転角検出装置100の動作例を示すフローチャートである。 図8に示した角度演算部28における、補正検出角度φoを演算するための構成例を示す図である。 本発明の第3実施例に係る回転角検出装置100を示す図である 図10に示した回転角検出装置100の動作例を示すフローチャートである。 実施例3における角度誤差Δθを示す図である。 本発明の実施例4に係る回転角検出装置100の構成を示す図である。 図13に示した回転角検出装置100の動作例を示すフローチャートである。 回転角検出装置100として機能するコンピュータ1900のハードウェア構成の一例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、回転体200の回転角を検出するシステム10の一例を示す図である。回転体200は、所定の回転軸210を中心として回転する。図1においては回転体200が棒状の形状を有しているが、回転体200の形状は図1の例に限定されない。
システム10は、磁場発生源120、磁場検出装置110および回転角検出装置100を備える。磁場発生源120は、回転体200に固定されている。磁場発生源120は、回転体200の回転に伴い回転する。本例の磁場発生源120は、回転軸210を中心として回転する。磁場発生源120は、S極およびN極を有する磁石であってよい。S極およびN極は、回転軸210と垂直な平面に沿って配置されてよい。
磁場検出装置110は、磁場発生源120が発生する磁場を検出する。磁場検出装置110は、磁場検出装置110が設けられた位置において、少なくとも2つの方向における磁場成分を検出する。磁場検出装置110は、少なくとも2つの方向における磁場成分を検出して、当該磁場成分を示す検出データを出力してよい。本例の磁場検出装置110は、回転軸210と垂直な面において互いに直交するX軸方向およびY軸方向の2つの方向における磁場成分を検出する。X軸方向は第一方向の一例であり、Y軸方向は第二方向の一例である。また図1の例では,磁場検出装置110は、磁場発生源120の直下(すなわち、回転軸210と平行な方向において、磁場発生源120と対向する位置)に配置されているが、磁場発生源120の位置はこれに限定されない。磁場検出装置110は、2つの方向の磁場成分が、磁場発生源120の回転角に応じて変動する位置に設けられてよい。
磁場検出装置110は、検出した磁場成分のそれぞれを、電気信号に変換してよい。磁場検出装置110は、一例としてホール素子、または、磁気抵抗素子を含むが、磁場成分を検出する手段はこれに限定されない。
回転角検出装置100は、磁場検出装置110が検出した磁場成分に基づいて、磁場発生源120の回転角を検出する。回転角検出装置100は、電気信号を処理する信号処理部を有する。回転角検出装置100は、コンピュータ等の汎用の装置であってよく、回転角を検出するための専用の装置であってもよい。回転角検出装置100における一部または全部の構成は、磁場検出装置110と一体に設けられてよく、磁場検出装置110とは別に設けられてもよい。回転角検出装置100における一部または全部の構成は、磁場検出装置110と共通の半導体基板に形成されてよい。
磁場検出装置110が検出するX軸方向およびY軸方向における磁場成分Vx(θ')、Vy(θ')は、下式で表すことができる。
Figure 0007219662000001
θは磁場発生源120の回転角の基準角度である。基準角度をθ(i)と記した場合、第一座標系において磁場発生源120が1周する角度360度をN等分した場合のi番目の角度を示している。Nは2以上の整数であり、iは0からN-1までの整数である。θ'は回転角検出装置100において、磁場発生源120の回転角の検出に用いる基準角度である。本明細書ではθ'を検出基準角度と称する。検出基準角度をθ'(i)と記した場合、第二座標系において1周分の角度360度をN等分した場合のi番目の検出基準角度を示している。Δθzは、座標系が異なることによる、基準角度θと検出基準角度θ'との定常誤差を示している。OxおよびOyは、磁場検出装置110が検出する磁場成分のオフセット誤差を示している。αは、磁場検出装置110が検出する磁場成分の振幅誤差を示しており、-1<α<1である。βは、磁場検出装置110が検出する磁場成分の位相誤差を示しており、-π<β<+πである。各誤差は磁場検出装置110が検出する磁場成分の誤差だけでなく、磁場検出装置110自身に生じる誤差も含んでもよい。
回転角検出装置100において、式(1)および式(2)で示される磁場成分Vx(θ')、Vy(θ')の逆正接を算出することで、磁場発生源120の補正前の回転角を検出できる。本明細書では、補正前の回転角を未補正検出角度φと称する。未補正検出角度φの、検出基準角度θ'に対する角度誤差Δθ'は、下式で表すことができる。
Figure 0007219662000002
回転角検出装置100は、各誤差成分Ox、Oy、α、βを補正する補正値を算出し、当該補正値を用いて回転角を検出する。本明細書では、補正後の回転角を補正検出角度φoと称する。本例の回転角検出装置100は、磁場発生源120および回転角検出装置100の座標系の相違を考慮した補正値を算出することで、角度誤差Δθ'をより低減する。
(比較例)
図2は、比較例における回転角検出方法の一例を示すフローチャートである。比較例の回転角検出方法においては、角度誤差を補正するための補正値を算出する処理(S302-S306)を行ってから、算出する回転角を補正する(S308-S310)。
まず、それぞれのiについて基準角度θ(i)、未補正検出角度φ(i)、基準角度誤差Δθ(i)を取得する(S302)。基準角度θ(i)は、下式で与えられる。
Figure 0007219662000003
θ(0)は基準角度θ(i)の初期値であり、任意の定数を用いてよい。本例では、i=0のときの未補正検出角度φ(0)をθ(0)として用いる。Nは2以上の整数であり、iは0からN-1までの整数である。基準角度θ(i)は、磁場発生源120が1周する角度360度をN等分した場合のi番目の角度を示している。
なお、回転体200を所定のパワーで回転させると、磁場成分は周期的に変化する。磁場成分の周期をN等分した各タイミングにおける角度状態を、i番目の角度状態としてよい。未補正検出角度φ(i)は、基準角度がθ(i)であるときの、磁場成分Vx(θ')、Vy(θ')の逆正接から算出できる。
基準角度誤差Δθ(i)は、基準角度θ(i)と未補正検出角度φ(i)の差分であり、下式で与えられる。
Figure 0007219662000004
また、基準角度誤差Δθ(i)、基準角度θ(i)、未補正検出角度φ(i)の対応例を表1に示す。
Figure 0007219662000005
次に、基準角度誤差Δθ(i)を基準角度θ(i)でフーリエ変換したΔθ(θ)を算出する(S304)。Δθ(θ)は下式で与えられる。
Figure 0007219662000006
比較例においては、式(7)で示されるA、B、A、Bを補正値として算出する(S306)。これらの補正値に基づいて磁場成分Vx、Vyを補正し(S308)、補正した磁場成分の逆正接から検出角度φを算出する(S310)。
しかし、式(4)に示されるように、回転角検出装置100が検出する角度誤差Δθ'は、検出基準角度θ'に応じて定まる。このため、座標系が異なることにより基準角度θと検出基準角度θ'が一致していない場合、式(7)に示される角度誤差Δθと、式(4)に示される角度誤差Δθ'とは正確には一致しない。従って、式(7)に基づいて算出した補正値を用いて検出角度を補正すると、座標系の差異(すなわち、基準角度θと検出基準角度θ'との差異)に応じた誤差が含まれてしまう。
実施例に係る回転角検出装置100は、磁場発生源120の第一座標系と、回転角検出装置100の第二座標系との差異に応じた回転角の定常誤差に基づいて、補正値を算出する。これにより、角度誤差Δθ'を精度よく補正する。
(実施例1)
図3は、本発明の実施例1に係る回転角検出装置100の構成例を示すブロック図である。回転角検出装置100は、磁場検出装置110が検出した磁場成分に基づいて、磁場発生源120の回転角を検出する。本例の回転角検出装置100は、第一信号処理部14、第二信号処理部16、補正処理部30、角度演算部28、未補正角度演算部20、基準角度生成部22、角度誤差算出部24および補正値算出部26を備える。
第一信号処理部14および第二信号処理部16は、磁場発生源120の回転角が異なる少なくとも2つの角度状態(i)において、磁場検出装置110における検出データを取得するデータ取得部として機能する。第一信号処理部14は、磁場成分Vxを示す電気信号(第一信号)を検出データとして取得する。第二信号処理部16は、磁場成分Vyを示す電気信号(第二信号)を検出データとして取得する。第一信号処理部14および第二信号処理部16は、少なくとも2つの角度状態における磁場成分を取得する。本例の第一信号処理部14および第二信号処理部16は、N個の角度状態における磁場成分を取得する。第一信号処理部14および第二信号処理部16は、磁場成分を示す電気信号を、所定のタイミングでサンプリングすることで、各角度状態における磁場成分を取得してよい。
また、第一信号処理部14および第二信号処理部16は、磁場成分Vx、Vyに対して所定の処理を行って出力してよい。例えば第一信号処理部14および第二信号処理部16は、入力される磁場成分Vx、Vyの信号レベルを増幅してよく、所定のフィルタ処理を行ってもよい。
図4は、図3に示した回転角検出装置100の動作例を示すフローチャートである。基準角度生成部22は、比較例のS302と同様の方法で基準角度θ(i)を生成する(S402)。また、未補正角度演算部20は、比較例のS302と同様の方法で未補正検出角度φ(i)を生成する(S402)。また、角度誤差算出部24は、比較例のS302と同様の方法で基準角度誤差Δθ(i)を生成する(S402)。角度誤差算出部24は、それぞれの角度状態(i)における、磁場成分に応じた未補正検出角度φと、第一座標系における基準角度θ(i)との基準角度誤差Δθ(i)を算出する。
次に、角度誤差算出部24は、定常誤差Δθzおよび検出基準角度θ'(i)を算出する(S403)。定常誤差Δθzは、磁場発生源120の回転に依存しない誤差成分である。つまり定常誤差Δθzは、基準角度θ(i)と、検出基準角度θ'(i)との誤差のうち、回転角によらず定常的に含まれる誤差成分である。本例の角度誤差算出部24は、少なくとも2つの角度状態(すなわち、少なくとも2つのi)における基準角度誤差Δθ(i)の平均値に基づいて、定常誤差Δθzを算出する。角度誤差算出部24は、少なくとも4つの角度状態における基準角度誤差Δθ(i)の平均値に基づいて、定常誤差Δθzを算出してよく、N個の角度状態における基準角度誤差Δθ(i)の平均値に基づいて、定常誤差Δθzを算出してよく、Nより多い数の角度状態における基準角度誤差Δθ(i)の平均値に基づいて、定常誤差Δθzを算出してよく、Nより少ない数の角度状態における基準角度誤差Δθ(i)の平均値に基づいて、定常誤差Δθzを算出してもよい。なおNは、後述するフーリエ変換に用いる角度状態の数と等しい。本例の角度誤差算出部24は、下式に基づいて定常誤差Δθzを算出する。
Figure 0007219662000007
また、本例の角度誤差算出部24は、少なくとも2つの角度状態(すなわち、少なくとも2つのi)における基準角度誤差Δθ(i)の中央値に基づいて、定常誤差Δθzを算出してもよい。角度誤差算出部24は、少なくとも4つの角度状態における基準角度誤差Δθ(i)の中央値に基づいて、定常誤差Δθzを算出してよく、N個の角度状態における基準角度誤差Δθ(i)の中央値に基づいて、定常誤差Δθzを算出してよく、Nより多い数の角度状態における基準角度誤差Δθ(i)の中央値に基づいて、定常誤差Δθzを算出してよく、Nより少ない数の角度状態における基準角度誤差Δθ(i)の中央値に基づいて、定常誤差Δθzを算出してもよい。基準角度誤差Δθ(i)の中央値とは、複数の基準角度誤差Δθ(i)を、昇順(または降順)にソートしたときに、中央に位置する基準角度誤差Δθ(i)の値である。ただし基準角度誤差Δθ(i)が偶数個の場合は、中央の2つの基準角度誤差Δθ(i)の平均値を中央値とする。本例の角度誤差算出部24は、下式に基づいて定常誤差Δθzを算出する。このとき基準角度誤差Δθ(i)は昇順にソートされているものとする。また、Kはソートされた基準角度誤差Δθ(i)の個数を示している。
Figure 0007219662000008
また、検出基準角度θ'(i)は、下式で与えられる。
Figure 0007219662000009
また、基準角度誤差Δθ(i)、基準角度θ(i)、未補正検出角度φ(i)、検出基準角度θ'(i)の対応例を表2に示す。
Figure 0007219662000010
次に、補正値算出部26は、基準角度誤差Δθ(i)を、検出基準角度θ'(i)でフーリエ変換処理した角度誤差成分Δθ(θ')を算出する(S404)。補正値算出部26は、下式に示すように、2次以下の成分を算出してよい。
Figure 0007219662000011
補正値算出部26は、角度誤差成分Δθ(θ')の各成分の振幅値A、B、A、Bに基づいて、各補正値を算出する(S406)。補正値算出部26は、振幅値A、B、A、Bを補正値として用いてよく、振幅値A、B、A、Bに所定の処理を加えて得られた値を補正値として用いてもよい。各振幅値は、式(1)および式(2)に示した各誤差成分と、下記のように対応する。このため、各誤差成分に対応した補正値を算出できる。
Figure 0007219662000012
補正値算出部26は、回転角の角度誤差を補正するための補正値を算出する。補正値算出部26は、磁場発生源120の回転に依存しない定常誤差に基づいて、当該補正値を算出してよい。補正値算出部26は、磁場発生源120の回転角が異なる少なくとも2つの角度状態において磁場検出装置110が出力した検出データに更に基づいて当該補正値を算出してよい。本例の補正値算出部26は、基準角度θに対応する第一座標系と、検出基準角度θ'に対応する磁場検出装置110の第二座標系との差異に応じた回転角の角度誤差を補正するための補正値を、磁場成分Vx、Vyと、第一座標系と第二座標系との差異に応じた回転角の定常誤差Δθzとに基づいて算出する。補正値算出部26は、算出した補正値を記憶しておき、以降の角度演算の補正に用いてよい。補正値算出部26は、所定のタイミングで補正値を再計算して更新してもよい。
次に補正処理部30は、第一信号処理部14および第二信号処理部16が出力する磁場成分Vx、Vyを、補正値算出部26が出力する補正値を用いて補正する(S408)。一例として補正処理部30は、オフセット誤差(Ox、Oy)の補正、振幅誤差(α)の補正および位相誤差(β)の補正を、この順番で順次行う。
補正処理部30は、下式に基づいて、オフセット誤差を補正してよい。
Figure 0007219662000013
補正処理部30は、下式に基づいて、振幅誤差を補正してよい。
Figure 0007219662000014
補正処理部30は、下式に基づいて、位相誤差を補正してよい。
Figure 0007219662000015
なお位相補正においては、B<<1として、cos(B)≒1、sin(B)≒Bの近似を行っている。
次に角度演算部28は、補正された磁場成分Vx'、Vy'に基づいて角度演算処理を行い、補正検出角度φoを出力する(S410)。角度演算部28は、下式に示すように、Vx'およびVy'の逆正接に基づいて、補正検出角度φoを算出してよい。
Figure 0007219662000016
これにより、角度誤差を低減した補正検出角度φoを得ることができる。なお、補正後基準角度誤差Δθoは下式となる。
Figure 0007219662000017
基準角度誤差Δθoとして定常誤差Δθzの成分が残っているが、Δθoのピークツーピーク値を小さくできる。このため、回転角検出装置100が出力する補正後検出角度φoの線形性を向上させることができる。
図5は、補正処理部30の構成例を示すブロック図である。補正処理部30は、差分出力部32、34、44、46と、乗算部36、38、40、42とを有する。差分出力部32および34は、オフセット誤差を補正するオフセット補正部として機能する。式(11)に示すように差分出力部32は、磁場成分Vxから補正値-Aを減算した磁場成分Vx1'を出力する。式(12)に示すように差分出力部34は、磁場成分Vyから補正値Bを減算した磁場成分Vy1'を出力する。
乗算部36および38は、振幅誤差を補正する振幅補正部として機能する。式(13)に示すように乗算部36は、磁場成分Vx1'に1/(1-A)を乗算した磁場成分Vx2'を出力する。式(14)に示すように乗算部38は、磁場成分Vy1'に1/(1+A)を乗算した磁場成分Vy2'を出力する。
乗算部40および42と、差分出力部44および46とは、位相誤差を補正する位相補正部として機能する。式(15)に示すように、乗算部42は磁場成分Vy2'に補正値Bを乗算して出力し、差分出力部44は、磁場成分Vx2'から、乗算部42の出力を減算する。式(16)に示すように、乗算部40は磁場成分Vx2'に補正値Bを乗算して出力し、差分出力部46は、磁場成分Vy2'から、乗算部42の出力を減算する。このような処理により、補正後の磁場成分Vx'およびVy'を算出できる。
図6は、図2に示した比較例における角度誤差Δθと、図3から図5に示した実施例1における角度誤差Δθとを示す図である。図6において実線波形が比較例を示し、破線波形が実施例1を示している。図6においては、Ox=0.02、Oy=-0.01、α=0.2、β=2(deg)、Δθz=20(deg)とした。
比較例においては、角度誤差Δθのピークツーピーク値が7.1度であった。これに対して実施例1における角度誤差Δθのピークツーピーク値は0.2度であった。図6に示すように、実施例1における検出角度φoの線形性が向上している。
(実施例2)
図7は、本発明の実施例2に係る回転角検出装置100の構成例を示すブロック図である。本例の回転角検出装置100は、図3に示した回転角検出装置100に対して、補正処理部30および未補正角度演算部20を有さない。本例の角度演算部28は、図3に示した補正処理部30および未補正角度演算部20の機能を有してよい。
図8は、図7に示した回転角検出装置100の動作例を示すフローチャートである。補正値を出力するS402からS406までの処理は、図4に示したS402からS406までの処理と同様である。ただし本例のS406においては、補正値を角度演算部28に出力する。次に角度演算部28は、磁場成分Vx、Vyと、補正値算出部26が算出した補正値とに基づいて、補正検出角度φoを出力する(S410)。角度演算部28は、磁場検出装置110が検出した磁場成分の検出データと、補正値算出部26が算出した補正値とに基づいて磁場発生源の回転角を算出してよい。角度演算部28は、磁場発生源120の補正検出角度φoを示す角度信号を出力してよい。
図9は、図8に示した角度演算部28における、補正検出角度φoを演算するための構成例を示す図である。角度演算部28は、外積演算部50、出力部52、58、60、ループフィルタ54、角度更新部56、cos記憶部62、sin記憶部64、乗算部66、68、70、72を有する。これらの構成は閉ループを形成しており、磁場成分Vx、Vyに対して、角度更新部56が出力する検出角度φと補正値とを用いた演算を繰りかえすことで、検出角度φを基準角度θ'に近づける。
外積演算部50は、磁場成分-Vxに乗算部68の出力を乗算し、磁場成分Vyに乗算部66の出力を乗算し、これらの乗算結果の和を出力する。乗算部66、68は、角度更新部56が出力する検出角度φと、補正値A、Bとに応じた値を出力する、本例の外積演算部50の出力V'は下式で与えられる。なお本例では、φ≒θ'となるように負帰還をかける構成のため、sin(θ'-φ)をθ'-φに近似し、β<<1としてcosβを1に近似している。
Figure 0007219662000018
出力部52は、外積演算部50の出力V'から、乗算部70の出力と、乗算部72の出力とを減算する。乗算部70は、乗算部66の出力に補正値Bを乗算して出力する。乗算部72は、乗算部68の出力に補正値Aを乗算して出力する。
ループフィルタ54は、出力部52の出力V''の所定の周波数成分を通過させる。角度更新部56は、ループフィルタ54の出力に応じて検出角度φを増減する。角度更新部56は、出力V''をゼロに近づけるように検出角度φを更新する。角度更新部56には、検出角度φの初期値として、i=0のときの検出角度φ(0)が登録されてよい。角度更新部56は、出力V''が入力される毎に、検出角度φを更新して出力する。角度更新部56は、当該出力を補正検出角度φoとして出力するとともに、検出角度φとしてループに帰還させる。
出力部58は、検出角度φから補正値Bを減じて出力する。出力部60は、検出角度φに補正値Bを加算して出力する。cos記憶部62は、出力部58が出力する角度に応じたcosの値を出力する。sin記憶部64は、出力部60が出力する角度に応じたsinの値を出力する。乗算部66は、cos記憶部62の出力に、1/(1+A)を乗算して出力する。乗算部68は、sin記憶部64の出力に、1/(1-A)を乗算して出力する。
このような処理により、出力部52の出力V''は下式となる。
Figure 0007219662000019
図9に示した構成により、各誤差成分を低減できる。また、基準角度θ'と検出角度φとがほぼ等しくなった状態で、ループの出力が安定する。つまり、角度演算部28が出力する検出角度φおよび補正検出角度φoは、基準角度θ'に近づくように補正処理される。実施例2の処理によっても、図6に示した例と同様の結果が得られる。
(実施例3)
図10は、本発明の第3実施例に係る回転角検出装置100を示す図である。本例の回転角検出装置100は、第1実施例に係る回転角検出装置100と同様の構成を有する。なお実施例1に係る回転角検出装置100は、基準角度誤差Δθ(i)を検出基準角度θ'(i)でフーリエ変換処理して補正値を算出した。これに対して実施例3の補正値算出部26は、磁場成分Vx、Vyを検出基準角度θ'(i)でフーリエ変換処理した結果に基づいて補正値を算出する。他の処理については、実施例1と同様である。
図11は、図10に示した回転角検出装置100の動作例を示すフローチャートである。まずS401において、基準角度生成部22が基準角度θ(i)を生成し、未補正角度演算部20が未補正検出角度φ(i)を生成し、角度誤差算出部24が角度誤差θ(i)を生成する。また、補正値算出部26は、磁場成分Vx、Vyを取得する。
次にS403において、角度誤差算出部24が定常誤差Δθzおよび検出基準角度θ'(i)を算出する。S403の処理は、図3におけるS403の処理と同様である。
次に補正値算出部26が、磁場成分Vx、Vyをそれぞれ検出基準角度θ'(i)でフーリエ変換し(S405)、フーリエ変換した結果に基づいて補正値を算出する(S406)。本例の補正値算出部26は、磁場成分Vx、Vyのフーリエ変換の0次成分と1次成分とに基づいて、補正値を算出する。補正値算出部26は、下式に基づいて、補正値を算出してよい。
Figure 0007219662000020
Figure 0007219662000021
なおS403において定常誤差Δθz(すなわち角度誤差の平均値)を算出するのに用いる角度状態(i)の数は、S405において補正値算出部が磁場成分Vx、Vyをフーリエ変換するのに用いる角度状態の数(N)と同一であってよい。実施例3における、基準角度θ(i)、未補正検出角度φ(i)、基準角度誤差Δθ(i)、検出基準角度θ'(i)、磁場成分Vx(i)、Vy(i)の対応例を表3に示す。
Figure 0007219662000022
補正処理部30は、補正値算出部26が算出した補正値に基づいて、磁場成分Vx、Vyを補正する(S408)。また、角度演算部28は、補正された磁場成分Vx、Vyに基づいて、補正検出角度φoを生成する(S410)。
図12は、実施例3における角度誤差Δθを示す図である。図12においては、Ox=0.02、Oy=-0.01、α=0.2、β=2(deg)、Δθz=20(deg)とした。実施例3における角度誤差Δθのピークツーピーク値は0.03度であった。実施例3においては、実施例1よりも更に検出角度φoの線形性が向上している。
(実施例4)
図13は、本発明の実施例4に係る回転角検出装置100の構成を示す図である。実施例4における回転角検出装置100は、実施例3における回転角検出装置100の構成から、未補正角度演算部20および角度誤差算出部24を除去した構成を有する。実施例4における回転角検出装置100においては、補正値算出部26は、磁場成分Vx、Vyをを、基準角度θ(i)を用いてフーリエ変換した結果に基づいて、補正値を算出する。
図14は、図13に示した回転角検出装置100の動作例を示すフローチャートである。まず、基準角度生成部22が基準角度θ(i)を生成し、補正値算出部26が基準角度θ(i)、磁場成分Vx、Vyを取得する(S400)。
次に補正値算出部26は、磁場成分Vx、Vyを、基準角度θ(i)を用いてフーリエ変換する(S412)。磁場成分Vx、Vyのフーリエ変換は下式で与えられる。
Figure 0007219662000023
なお、Vx、Vy、ax、ay、bx、byは、フーリエ変換の各成分の振幅値である。
式(27)、式(28)に示した各成分の振幅値は、式(1)、式(2)に示した各誤差成分に対応する。補正値算出部26は、式(27)、式(28)の各成分の振幅値から、補正値を算出してよい。補正値算出部26が算出する補正値は、例えば下式で与えられる。なお、補正値A、B、Bは、実施例3における補正値A、B、Bと同一である。
Figure 0007219662000024
実施例4における基準角度θ(i)、磁場成分Vx(i)、Vy(i)の対応例を表4に示す。
Figure 0007219662000025
補正値算出部26は、算出した補正値を補正処理部30に入力する(S406)。補正処理部30は、補正値に基づいて磁場成分Vx、Vyを補正する(S408)。S408における補正処理は、図11におけるS408の処理と同様である。角度演算部28は、補正された磁場成分Vx、Vyから、補正検出角度φoを生成する(S410)。S410における処理は、図11におけるS410の処理と同様である。
式(29)、式(30)に示すように、本例の補正値算出部26も、定常誤差Δθzを考慮した補正値を算出する。これにより、角度誤差のピークツーピーク値を小さくできる。
図15は、回転角検出装置100として機能するコンピュータ1900のハードウェア構成の一例を示す。また、複数のコンピュータが協働して回転角検出装置100として機能してもよい。
本実施形態に係るコンピュータ1900は、ホスト・コントローラ2082により相互に接続されるCPU2000、RAM2020、グラフィック・コントローラ2075、および表示装置2080を有するCPU周辺部と、入出力コントローラ2084によりホスト・コントローラ2082に接続される通信インターフェイス2030、ハードディスクドライブ2040、およびDVDドライブ2060を有する入出力部と、入出力コントローラ2084に接続されるROM2010、フレキシブルディスク・ドライブ2050、および入出力チップ2070を有するレガシー入出力部と、を備える。
ホスト・コントローラ2082は、RAM2020と、高い転送レートでRAM2020をアクセスするCPU2000およびグラフィック・コントローラ2075とを接続する。CPU2000は、ROM2010およびRAM2020に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。グラフィック・コントローラ2075は、CPU2000等がRAM2020内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得し、表示装置2080上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ2075は、CPU2000等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ2084は、ホスト・コントローラ2082と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェイス2030、ハードディスクドライブ2040、DVDドライブ2060を接続する。通信インターフェイス2030は、ネットワークを介して他の装置と通信する。ハードディスクドライブ2040は、コンピュータ1900内のCPU2000が使用するプログラムおよびデータを格納する。DVDドライブ2060は、DVD-ROM2095からプログラムまたはデータを読み取り、RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供する。
また、入出力コントローラ2084には、ROM2010と、フレキシブルディスク・ドライブ2050、および入出力チップ2070の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM2010は、コンピュータ1900が起動時に実行するブート・プログラム、および/または、コンピュータ1900のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスク・ドライブ2050は、フレキシブルディスク2090からプログラムまたはデータを読み取り、RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供する。入出力チップ2070は、フレキシブルディスク・ドライブ2050を入出力コントローラ2084へと接続すると共に、例えばパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を入出力コントローラ2084へと接続する。
RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供されるプログラムは、フレキシブルディスク2090、DVD-ROM2095、またはICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。プログラムは、記録媒体から読み出され、RAM2020を介してコンピュータ1900内のハードディスクドライブ2040にインストールされ、CPU2000において実行される。プログラムは、コンピュータ1900にインストールされ、コンピュータ1900を、回転角検出装置100の各構成として機能させる。
プログラムに記述された情報処理は、コンピュータ1900に読込まれることにより、ソフトウェアと上述した各種のハードウェア資源とが協働した具体的手段である第一信号処理部14、第二信号処理部16、補正処理部30、角度演算部28、未補正角度演算部20、基準角度生成部22、角度誤差算出部24および補正値算出部26の少なくとも一部として機能する。そして、この具体的手段によって、本実施形態におけるコンピュータ1900の使用目的に応じた情報の演算または加工を実現することにより、使用目的に応じた特有の回転角検出装置100が構築される。
一例として、コンピュータ1900と外部の装置等との間で通信を行う場合には、CPU2000は、RAM2020上にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理内容に基づいて、通信インターフェイス2030に対して通信処理を指示する。通信インターフェイス2030は、CPU2000の制御を受けて、RAM2020、ハードディスクドライブ2040、フレキシブルディスク2090、またはDVD-ROM2095等の記憶装置上に設けた送信バッファ領域等に記憶された送信データを読み出してネットワークへと送信し、もしくは、ネットワークから受信した受信データを記憶装置上に設けた受信バッファ領域等へと書き込む。このように、通信インターフェイス2030は、DMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)方式により記憶装置との間で送受信データを転送してもよく、これに代えて、CPU2000が転送元の記憶装置または通信インターフェイス2030からデータを読み出し、転送先の通信インターフェイス2030または記憶装置へとデータを書き込むことにより送受信データを転送してもよい。
また、CPU2000は、ハードディスクドライブ2040、DVDドライブ2060(DVD-ROM2095)、フレキシブルディスク・ドライブ2050(フレキシブルディスク2090)等の外部記憶装置に格納されたファイルまたはデータベース等の中から、全部または必要な部分をDMA転送等によりRAM2020へと読み込ませ、RAM2020上のデータに対して各種の処理を行う。そして、CPU2000は、処理を終えたデータを、DMA転送等により外部記憶装置へと書き戻す。このような処理において、RAM2020は、外部記憶装置の内容を一時的に保持するものとみなせるから、本実施形態においてはRAM2020および外部記憶装置等をメモリ、記憶部、または記憶装置等と総称する。本実施形態における各種のプログラム、データ、テーブル、データベース等の各種の情報は、このような記憶装置上に格納されて、情報処理の対象となる。なお、CPU2000は、RAM2020の一部をキャッシュメモリに保持し、キャッシュメモリ上で読み書きを行うこともできる。このような形態においても、キャッシュメモリはRAM2020の機能の一部を担うから、本実施形態においては、区別して示す場合を除き、キャッシュメモリもRAM2020、メモリ、および/または記憶装置に含まれるものとする。
また、CPU2000は、RAM2020から読み出したデータに対して、プログラムの命令列により指定された、本実施形態中に記載した各種の演算、情報の加工、条件判断、情報の検索・置換等を含む各種の処理を行い、RAM2020へと書き戻す。例えば、CPU2000は、条件判断を行う場合においては、本実施形態において示した各種の変数が、他の変数または定数と比較して、大きい、小さい、以上、以下、等しい等の条件を満たすかどうかを判断し、条件が成立した場合(または不成立であった場合)に、異なる命令列へと分岐し、またはサブルーチンを呼び出す。
また、CPU2000は、記憶装置内のファイルまたはデータベース等に格納された情報を検索することができる。例えば、第1属性の属性値に対し第2属性の属性値がそれぞれ対応付けられた複数のエントリが記憶装置に格納されている場合において、CPU2000は、記憶装置に格納されている複数のエントリの中から第1属性の属性値が指定された条件と一致するエントリを検索し、そのエントリに格納されている第2属性の属性値を読み出すことにより、所定の条件を満たす第1属性に対応付けられた第2属性の属性値を得ることができる。
以上に示したプログラムまたはモジュールは、外部の記録媒体に格納されてもよい。記録媒体としては、フレキシブルディスク2090、DVD-ROM2095の他に、DVD、Blu-ray(登録商標)、またはCD等の光学記録媒体、MO等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワークまたはインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスクまたはRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、ネットワークを介してプログラムをコンピュータ1900に提供してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
[項目1]
磁場発生源の回転角を検出する回転角検出装置であって、
少なくとも2つの方向における磁場成分を検出して検出データを出力する磁場検出装置と、
前記磁場発生源の回転に依存しない定常誤差に基づいて、前記回転角の角度誤差を補正するための補正値を算出する補正値算出部と、
前記検出データと前記補正値とに基づいて前記磁場発生源の回転角を算出して前記回転角を示す角度信号を出力する角度演算部とを備える回転角検出装置。
[項目2]
前記補正値算出部が前記定常誤差と、前記磁場発生源の回転角が異なる少なくとも2つの角度状態において磁場検出装置が出力した前記検出データとに基づいて前記補正値を算出する項目1に記載の回転角検出装置。
[項目3]
それぞれの前記回転角における、前記検出データに応じた検出角度と、前記磁場発生源が回転する第一座標系における基準角度との基準角度誤差を算出する角度誤差算出部を更に備え、
前記補正値算出部は、前記少なくとも2つの角度状態における前記基準角度誤差の平均値に基づいて、前記補正値を算出する、
項目2に記載の回転角検出装置。
[項目4]
前記補正値算出部は、前記基準角度に前記基準角度誤差の平均値を加算した検出基準角度を用いて前記基準角度誤差をフーリエ変換した結果に基づいて、前記補正値を算出する、項目3に記載の回転角検出装置。
[項目5]
前記補正値算出部は、前記基準角度誤差をフーリエ変換するのに用いる前記角度状態の数と同一の数の前記角度状態における前記検出データに基づいて、前記基準角度誤差の平均値を算出する、項目4に記載の回転角検出装置。
[項目6]
それぞれの前記回転角における、前記検出データに応じた検出角度と、前記第一座標系における基準角度との基準角度誤差を算出する角度誤差算出部を更に備え、
前記補正値算出部は、前記少なくとも2つの角度状態における前記基準角度誤差の中央値に基づいて、前記補正値を算出する、
項目3に記載の回転角検出装置。
[項目7]
前記磁場検出装置が検出した第一方向における磁場に応じた第一信号を出力する第一信号処理部と、
前記磁場検出装置が検出した第二方向における磁場に応じた第二信号を出力する第二信号処理部と、
前記第一信号処理部および前記第二信号処理部が出力する前記第一信号および前記第二信号を、前記補正値に基づいて補正する補正処理部と、
を更に備える項目1から6のいずれか一項に記載の回転角検出装置。
[項目8]
前記磁場検出装置が検出した第一方向における磁場に応じた第一信号を出力する第一信号処理部と、
前記磁場検出装置が検出した第二方向における磁場に応じた第二信号を出力する第二信号処理部とを更に備え、
前記角度演算部は、前記第一信号処理部および前記第二信号処理部が出力する前記第一信号および前記第二信号と、前記補正値とに基づいて、前記回転角を算出する、
項目1から6のいずれか一項に記載の回転角検出装置。
[項目9]
前記磁場検出装置が検出した第一方向における磁場に応じた第一信号を出力する第一信号処理部と、
前記磁場検出装置が検出した第二方向における磁場に応じた第二信号を出力する第二信号処理部と、
を更に備え、
前記補正値算出部は、前記基準角度に前記基準角度誤差の平均値を加算した検出基準角度を用いて、前記第一信号処理部が出力する前記第一信号、および、前記第二信号処理部が出力する前記第二信号をフーリエ変換した結果に基づいて、前記補正値を算出する、
項目3に記載の回転角検出装置。
[項目10]
前記第一信号処理部および前記第二信号処理部が出力する前記第一信号および前記第二信号を、前記補正値に基づいて補正する補正処理部を更に備え、
前記角度演算部は、前記補正処理部が補正した信号に基づいて前記回転角を算出する、
項目9に記載の回転角検出装置。
[項目11]
前記補正値算出部は、前記第一信号処理部が出力する前記第一信号、および、前記第二信号処理部が出力する前記第二信号をフーリエ変換するのに用いる前記角度状態の数と同一の数の前記角度状態における前記検出データに基づいて、前記基準角度誤差の平均値を算出する、項目9に記載の回転角検出装置。
[項目12]
前記磁場検出装置が検出した第一方向における磁場に応じた第一信号を処理する第一信号処理部と、
前記磁場検出装置が検出した第二方向における磁場に応じた第二信号を処理する第二信号処理部と、
を更に備え、
前記補正値算出部は、前記第一信号処理部が出力する前記第一信号および前記第二信号処理部が出力する前記第二信号を、前記第一座標系における基準角度を用いてフーリエ変換した結果に基づいて、前記補正値を算出する、
項目3に記載の回転角検出装置。
[項目13]
前記第一信号処理部および前記第二信号処理部が出力する前記第一信号および前記第二信号を、前記補正値に基づいて補正する補正処理部を更に備え、
前記角度演算部は、前記補正処理部が補正した信号に基づいて前記回転角を算出する、
項目12に記載の回転角検出装置。
[項目14]
少なくとも2つの方向における磁場を検出する磁場検出装置が検出した磁場に基づいて、磁場発生源の回転角を検出する回転角検出方法であって、
前記磁場発生源の回転に依存しない定常誤差に基づいて、前記回転角の角度誤差を補正するための補正値を算出する補正値算出段階と、
前記磁場検出装置の検出データと前記補正値とに基づいて前記磁場発生源の回転角を算出して前記回転角を示す角度信号を出力する角度演算段階と、
を備える回転角検出方法。
[項目15]
磁場発生源の回転角が異なる少なくとも2つの角度状態において、磁場検出装置における検出データを取得するデータ取得部と、
前記磁場発生源が回転する第一座標系と、前記磁場検出装置の第二座標系との差異に応じた前記回転角の角度誤差を補正するための補正値を、前記少なくとも2つの角度状態における前記検出データと、前記第一座標系と前記第二座標系との差異に応じた前記回転角の定常誤差とに基づいて算出する補正値算出部と、
を備える回転角検出装置。
[項目16]
コンピュータに、項目14に記載の回転角検出方法を実行させるためのプログラム。
10・・・システム、14・・・第一信号処理部、16・・・第二信号処理部、20・・・未補正角度演算部、22・・・基準角度生成部、24・・・角度誤差算出部、26・・・補正値算出部、28・・・角度演算部、30・・・補正処理部、32、34、44、46・・・差分出力部、36、38、40、42・・・乗算部、50・・・外積演算部、52、58、60・・・出力部、54・・・ループフィルタ、56・・・角度更新部、62・・・cos記憶部、64・・・sin記憶部、66、68、70、72・・・乗算部、100・・・回転角検出装置、110・・・磁場検出装置、120・・・磁場発生源、200・・・回転体、210・・・回転軸、1900・・・コンピュータ、2000・・・CPU、2010・・・ROM、2020・・・RAM、2030・・・通信インターフェイス、2040・・・ハードディスクドライブ、2050・・・フレキシブルディスク・ドライブ、2060・・・DVDドライブ、2070・・・入出力チップ、2075・・・グラフィック・コントローラ、2080・・・表示装置、2082・・・ホスト・コントローラ、2084・・・入出力コントローラ、2090・・・フレキシブルディスク、2095・・・DVD-ROM

Claims (23)

  1. 磁場発生源の回転角を検出する回転角検出装置であって、
    少なくとも2つの方向における磁場成分を検出して検出データを出力する磁場検出装置と、
    前記磁場発生源の回転角の基準角度と、前記磁場発生源の回転角の検出に用いる検出基準角度との定常誤差に基づいて、前記回転角の角度誤差を補正するための補正値を算出する補正値算出部と、
    前記検出データと前記補正値とに基づいて前記磁場発生源の回転角を算出して前記回転角を示す角度信号を出力する角度演算部とを備える回転角検出装置。
  2. 前記磁場検出装置は、前記磁場発生源の回転軸に沿った方向において前記磁場発生源と対向する位置に配置され、
    前記少なくとも2つの方向における磁場成分は、前記回転軸と交差する面において互いに交差する2つの方向における磁場成分である、
    請求項1に記載の回転角検出装置。
  3. 前記検出基準角度は、前記基準角度と前記定常誤差との和である、請求項1または2に記載の回転角検出装置。
  4. 前記磁場発生源の回転角が異なる少なくとも2つの角度状態のそれぞれにおいて、前記検出データに応じた検出角度と前記基準角度との基準角度誤差を算出する角度誤差算出部を更に備え請求項1から3のいずれか一項に記載の回転角検出装置。
  5. 前記補正値算出部は、前記少なくとも2つの角度状態における前記基準角度誤差の平均値に基づいて、前記補正値を算出する
    請求項に記載の回転角検出装置。
  6. 前記定常誤差は、前記基準角度誤差の平均値である、請求項4または5に記載の回転角検出装置。
  7. 前記補正値算出部は、前記検出基準角度を用いて前記基準角度誤差をフーリエ変換した角度誤差成分に基づいて、前記補正値を算出する
    請求項に記載の回転角検出装置。
  8. 前記角度誤差成分は、前記検出データに応じた検出角度の、前記検出基準角度に対する角度誤差と、前記定常誤差との和である、請求項7に記載の回転角検出装置。
  9. 前記補正値算出部は、前記基準角度誤差をフーリエ変換するのに用いる前記角度状態の数と同一の数の前記角度状態における前記検出データに基づいて、前記基準角度誤差の平均値を算出する
    請求項7または8に記載の回転角検出装置。
  10. 記補正値算出部は、前記少なくとも2つの角度状態における前記基準角度誤差の中央値に基づいて、前記補正値を算出する
    請求項に記載の回転角検出装置。
  11. 前記磁場検出装置が検出した第一方向における磁場に応じた第一信号を出力する第一信号処理部と、
    前記磁場検出装置が検出した第二方向における磁場に応じた第二信号を出力する第二信号処理部と、
    前記第一信号処理部および前記第二信号処理部が出力する前記第一信号および前記第二信号を、前記補正値に基づいて補正する補正処理部と、
    を更に備える請求項1から10のいずれか一項に記載の回転角検出装置。
  12. 前記磁場検出装置が検出した第一方向における磁場に応じた第一信号を出力する第一信号処理部と、
    前記磁場検出装置が検出した第二方向における磁場に応じた第二信号を出力する第二信号処理部とを更に備え、
    前記角度演算部は、前記第一信号処理部および前記第二信号処理部が出力する前記第一信号および前記第二信号と、前記補正値とに基づいて、前記回転角を算出する請求項1から10のいずれか一項に記載の回転角検出装置。
  13. 前記磁場検出装置が検出した第一方向における磁場に応じた第一信号を出力する第一信号処理部と、
    前記磁場検出装置が検出した第二方向における磁場に応じた第二信号を出力する第二信号処理部と
    を更に備え、
    前記補正値算出部は、前記基準角度に前記基準角度誤差の平均値を加算した検出基準角度を用いて、前記第一信号処理部が出力する前記第一信号、および、前記第二信号処理部が出力する前記第二信号をフーリエ変換した結果に基づいて、前記補正値を算出する
    請求項に記載の回転角検出装置。
  14. 前記第一信号処理部および前記第二信号処理部が出力する前記第一信号および前記第二信号を、前記補正値に基づいて補正する補正処理部を更に備え、
    前記角度演算部は、前記補正処理部が補正した信号に基づいて前記回転角を算出する請求項13に記載の回転角検出装置。
  15. 前記補正値算出部は、前記第一信号処理部が出力する前記第一信号、および、前記第二信号処理部が出力する前記第二信号をフーリエ変換するのに用いる前記角度状態の数と同一の数の前記角度状態における前記検出データに基づいて、前記基準角度誤差の平均値を算出する
    請求項13に記載の回転角検出装置。
  16. 前記磁場検出装置が検出した第一方向における磁場に応じた第一信号を処理する第一信号処理部と、
    前記磁場検出装置が検出した第二方向における磁場に応じた第二信号を処理する第二信号処理部と
    を更に備え、
    前記補正値算出部は、前記第一信号処理部が出力する前記第一信号および前記第二信号処理部が出力する前記第二信号を、前記磁場発生源が回転する第一座標系における基準角度を用いてフーリエ変換した結果に基づいて、前記補正値を算出する
    請求項に記載の回転角検出装置。
  17. 前記第一信号処理部および前記第二信号処理部が出力する前記第一信号および前記第二信号を、前記補正値に基づいて補正する補正処理部を更に備え、
    前記角度演算部は、前記補正処理部が補正した信号に基づいて前記回転角を算出する請求項16に記載の回転角検出装置。
  18. 少なくとも2つの方向における磁場を検出する磁場検出装置が検出した磁場に基づいて、磁場発生源の回転角を検出する回転角検出方法であって、
    前記磁場発生源の回転角の基準角度と、前記磁場発生源の回転角の検出に用いる検出基準角度との定常誤差に基づいて、前記回転角の角度誤差を補正するための補正値を算出する補正値算出段階と、
    前記磁場検出装置の検出データと前記補正値とに基づいて前記磁場発生源の回転角を算出して前記回転角を示す角度信号を出力する角度演算段階と
    を備える回転角検出方法。
  19. 前記磁場検出装置は、前記磁場発生源の回転軸に沿った方向において前記磁場発生源と対向する位置に配置され、
    前記少なくとも2つの方向における磁場は、前記回転軸と交差する面において互いに交差する2つの方向における磁場である、
    請求項18に記載の回転角検出方法。
  20. 前記磁場発生源の回転角が異なる少なくとも2つの角度状態のそれぞれにおいて、前記検出データに応じた検出角度と前記基準角度との基準角度誤差を算出する角度誤差算出段階を更に備える、請求項18または19に記載の回転角検出方法。
  21. 前記定常誤差は、前記基準角度誤差の平均値である、請求項20に記載の回転角検出方法。
  22. 磁場発生源の回転角が異なる少なくとも2つの角度状態において、磁場検出装置における検出データを取得するデータ取得部と、
    前記磁場発生源が回転する第一座標系と、前記磁場検出装置の第二座標系との差異に応じた前記回転角の角度誤差を補正するための補正値を、前記第一座標系と前記第二座標系との差異に応じた前記回転角の定常誤差に基づいて算出する補正値算出部と
    前記少なくとも2つの角度状態のそれぞれにおいて、前記検出データに応じた検出角度と前記第一座標系の基準角度との基準角度誤差を算出する角度誤差算出部と、
    を備える回転角検出装置。
  23. コンピュータに、請求項18から21のいずれか一項に記載の回転角検出方法を実行させるためのプログラム。
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