JP7219441B2 - 管状体 - Google Patents

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Description

本発明は、管状体に関する。
従来より、流路に屈曲部等を有した複雑な形状の樹脂製の管状体としては、半管状部同士を接合して形成されたものが知られている。このような管状体の軸方向の一端部には、取付対象に固定されるフランジ部が設けられる場合があるが、フランジ部においても分割された半管状部同士が接合されたものでは、フランジ部の取付対象側に向く面に段差等が生じ易くなる懸念があった。
例えば、下記特許文献1には、分割された2つの半管状部同士が接合され、一方の半管状部の一端部に接続フランジ部を一体的に設けた管状体が開示されている。
特開2018-54059号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された管状体では、接続フランジ部の近傍に、半管状部同士を接合する鍔状部が径方向に突出するようにかつ周方向に延びるように設けられた構成とされている。そのため、管状部の途中部位に周方向に延びる鍔状突出部が形成され、この鍔状突出部が配設箇所の周囲の部材に干渉する場合が考えられる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、少なくとも一端部にフランジ部を設けながらも、軸方向途中部位における周辺部材への干渉を抑制し得る管状体を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明に係る管状体は、中空部を区画する第1半管状部と第2半管状部とが二次樹脂によって接合された管状体であって、前記第1半管状部の少なくとも一端部には、取付対象に固定されるフランジ部が一連状に設けられ、該フランジ部の厚さ方向反取付対象側の開口の半周縁部には、前記第2半管状部の一端部の接合部に突き合わせられて二次樹脂充填溝の溝幅方向両側の溝壁を構成するフランジ内周側溝壁部及びフランジ外周側溝壁部が該フランジ部の厚さ方向反取付対象側面から該フランジ部の厚さ方向に沿って突出するように設けられ、前記二次樹脂充填溝に前記二次樹脂が充填されて該フランジ部の厚さ方向反取付対象側の開口の半周縁部前記第2半管状部の一端部接合されていることを特徴とする。
本発明によれば、フランジ部の取付対象側に向く面に段差等が生じる懸念がない。また、このフランジ部の厚さ方向反取付対象側に第2半管状部の一端部を接合した構成としているので、管状部の途中部位に周方向に延びる鍔状突出部が形成されるようなことがなく、途中部位における周辺部材への干渉を抑制することができる。
本発明においては、前記フランジ部の厚さ方向反取付対象側の開口の半周縁部には、前記第2半管状部の一端部の接合部に突き合わせられて二次樹脂充填溝の溝幅方向両側の溝壁を構成するフランジ内周側溝壁部及びフランジ外周側溝壁部が突出するように設けられていてもよい。
上記のようなフランジ内周側溝壁部及びフランジ外周側溝壁部を設けずに、フランジ部の厚さ方向反取付対象側面を平坦面状とし、金型や第2半管状部側の壁部によって二次樹脂充填部を区画した構成とした場合には、管状部を構成する部位よりも比較的に厚さ寸法が大となり、容量が大となる傾向があるフランジ部において一次樹脂が硬化すれば、フランジ部にいわゆるヒケ(窪み)が生じる懸念がある。このようなヒケが生じれば、フランジ部と金型との間や、フランジ部と第2半管状部との間に隙間が生じ、その隙間から二次樹脂が漏出し、フランジ部表面や内周面に樹脂漏れによる段差が形成されることが考えられる。本発明によれば、フランジ内周側溝壁部及びフランジ外周側溝壁部によってこのようなヒケの発生による樹脂漏れを軽減することができる。
また、本発明においては、前記第2半管状部の一端部の接合部には、前記フランジ内周側溝壁部及び前記フランジ外周側溝壁部のそれぞれに突き合わせられて前記二次樹脂充填溝の溝幅方向両側の溝壁を構成する第2半管内周側溝壁部及び第2半管外周側溝壁部が突出するように設けられていてもよい。
本発明によれば、第2半管状部の一端部の接合部を平坦面状としたものと比べて、第2半管内周側溝壁部及び第2半管外周側溝壁部によって二次樹脂の漏出をより効果的に軽減することができる。
また、本発明においては、前記フランジ部に、前記二次樹脂充填溝に二次樹脂を充填するための二次樹脂充填通路が設けられていてもよい。
本発明によれば、二次樹脂充填通路を介して二次樹脂充填溝に二次樹脂が充填されて管状体の接合部が構成される。また、このようにフランジ部にゲートに接続される二次樹脂充填通路を設けた場合には、射出圧によって上記のような樹脂漏れがより顕著となる傾向があるが、二次樹脂充填溝を区画する両側の溝壁によってこのような樹脂漏れを抑制することができる。
また、本発明においては、前記第1半管状部及び前記第2半管状部の周方向両縁部には、互いに向き合う方向に開口し二次樹脂充填溝を区画する接合突部が軸方向に延びるようにかつ径方向に突出するように設けられていてもよい。また、これら接合突部によって区画される二次樹脂充填溝は、前記フランジ部の前記二次樹脂充填溝に連通されていてもよい。
本発明によれば、第1半管状部と第2半管状部とを、互いの周方向両縁部に設けられた二次樹脂充填溝に充填された二次樹脂によって強固に接合することができる。また、フランジ部の二次樹脂充填溝に充填された二次樹脂と周方向両縁部の二次樹脂充填溝に充填された二次樹脂とを一連状に設けることができる。
本発明に係る管状体は、上述のような構成としたことで、少なくとも一端部にフランジ部を設けながらも、軸方向途中部位における周辺部材への干渉を抑制することができる。
(a)、(b)は、本発明の一実施形態に係る管状体の一例を模式的に示し、(a)は、概略正面図、(b)は、概略分解正面図である。 (a)は、同管状体の概略平面図、(b)は、(a)におけるX1-X1線矢視に対応させた一部破断概略側面図である。 (a)は、図2(a)におけるX2-X2線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図、(b)は、図2(a)におけるY-Y線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図、(c)は、(b)に対応させた一部破断概略分解縦断面図、(d)は、図2(a)におけるZ-Z線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図、(e)は、(d)に対応させた一部破断概略分解縦断面図である。 (a)~(d)及び(e)、(f)は、本発明の他の実施形態に係る管状体の一例をそれぞれ模式的に示し、(a)は、図3(b)に対応させた一部破断概略縦断面図、(b)は、(a)に対応させた一部破断概略分解縦断面図、(c)及び(e)は、図3(d)にそれぞれ対応させた一部破断概略縦断面図、(d)及び(f)は、(c)及び(e)にそれぞれ対応させた一部破断概略分解縦断面図である。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、一部の図では、他図に付している符号の一部を省略している。
図1~図3は、第1実施形態に係る管状体の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る管状体1は、図1~図3に示すように、中空部2を区画する第1半管状部10と第2半管状部20とが二次樹脂(接合樹脂)4によって接合された構成とされている。
この管状体1の中空部2は、流体の流路方向(軸方向)両端において開口している。また、この管状体1は、図1(a)に示すように、軸方向途中部位において屈曲(湾曲)した形状とされている。図例では、管状体1を、直管(ストレート管)状とされた軸方向中央側部位の両端に、屈曲部を設けた構成とした例を示している。また、管状体1の軸方向両端の開口を、直管(ストレート管)状部位の軸方向に対して直交し、かつ互いに同方向に向けて開口させた構成とした例を示している。なお、管状体1の全体形状は、このような形状に限られず、その他、種々の変形が可能である。
第1半管状部10は、図1(b)に示すように、両端部に取付対象に固定されるフランジ部15,15を一連状に設けた構成とされている。管状体1は、これらフランジ部15,15の厚さ方向反取付対象側の開口の半周縁部に、第2半管状部20の軸方向の各端部25,25を二次樹脂4によって接合した構造とされている。
第1半管状部10は、第2半管状部20の第2半管本体部21とによって当該管状体1の流路を構成する第1半管本体部11を備え、この第1半管本体部11の軸方向両端部にフランジ部15,15を設けた構成とされている。
第1半管状部10の第1半管本体部11と第2半管状部20の第2半管本体部21とは、径方向に半割状に分割されており、これらが接合された状態では、図3(a)に示すように、略円筒形状とされている。つまり、第1半管本体部11及び第2半管本体部21は、それぞれ略半円筒状とされている。これら第1半管本体部11及び第2半管本体部21は、略真円状の円筒を略二等分した略半円筒状とされている。また、上記のように両端側が屈曲された管状体1の屈曲部の入隅側部位を構成するように第1半管本体部11が設けられ、屈曲部の出隅側部位を構成するように第2半管本体部21が設けられている。
また、これら第1半管本体部11及び第2半管本体部21の周方向両縁部には、互いに向き合う方向に開口し二次樹脂充填溝7を区画する接合突部13,13,23,23が軸方向に延びるようにかつ径方向に突出するように設けられている。これら接合突部13,13,23,23は、第1半管本体部11及び第2半管本体部21の軸方向の全長に亘って設けられている。
また、これら接合突部13,13,23,23が突き合わせられて形成される二次樹脂充填溝7,7に、二次樹脂4が充填されて管状体1の周方向両側に接合部8,8が軸方向に延びるように設けられている。なお、これら第1半管本体部11及び第2半管本体部21の周方向両側の各縁部の構成は、接合突部13,13,23,23も含んで互いに同様の構成であるので、以下では、一方の縁部を例にとって説明する。
第1半管本体部11及び第2半管本体部21の接合突部13,23は、溝底を構成する径方向に突出する部位の先端部から互いに向き合う方向に突出し、二次樹脂充填溝7の溝幅方向外径側の溝壁を構成する壁片部14,24を備えている。これら壁片部14,24は、第1半管本体部11及び第2半管本体部21の軸方向に延びるように設けられている。
また、第1半管本体部11及び第2半管本体部21の周方向の縁部が、これら壁片部14,24から溝幅方向(径方向)に間隔を空けて設けられ、二次樹脂充填溝7の溝幅方向内径側の内側溝壁12,22を構成する。図例では、これら第1半管本体部11及び第2半管本体部21の内側溝壁12,22と接合突部13,23とによって溝長手方向に見て略方形状の二次樹脂充填溝7を区画した例を示している。
また、第1半管本体部11及び第2半管本体部21の周方向の縁部を構成する内側溝壁12,22には、互いに係合して位置ずれや二次樹脂4の中空部2内への漏れを抑制する係合溝12a及び係合突条22aが設けられている。図例では、第1半管本体部11の内側溝壁12に、第2半管本体部21の内側溝壁22に向けて開口し軸方向に延びる係合溝12aを設けた例を示している。また、第2半管本体部21の内側溝壁22に、第1半管本体部11の内側溝壁12に向けて突出し軸方向に延びる係合突条22aを設けた例を示している。
第1半管状部10の軸方向両端部のフランジ部15,15は、管状体1の軸方向両端の開口を区画し、これら両端の開口方向に厚さ方向を沿わせた板状とされている。図例では、これらフランジ部15,15の厚さ方向両面となる取付対象側に向く取付対象側面及び反取付対象側に向く反取付対象側面を互いに略同一平面状とした例を示している(図1参照)。なお、これらフランジ部15,15は、互いに同様の構成であるので、以下では、一方を例にとって説明する。
フランジ部15は、図1(a)及び図2(a)に示すように、径方向に突出する鍔状とされている。図例では、このフランジ部15を、厚さ方向に見て楕円形状とした例を示しているが、真円状や多角形状等としてもよい。また、このフランジ部15の厚さ寸法は、互いに同厚さとされた第1半管本体部11及び第2半管本体部21の厚さ寸法よりも大とされている。
また、このフランジ部15の反取付対象側の開口の一方の半周縁部を構成するように、第1半管本体部11の軸方向の端部が一連状に設けられている(図1(b)参照)。また、フランジ部15の反取付対象側の開口の他方の半周縁部には、図3(d)、(e)に示すように、後記する第2半管状部20の端部25の接合部に突き合わせられて二次樹脂充填溝6の溝幅方向両側の溝壁を構成するフランジ内周側溝壁部16及びフランジ外周側溝壁部17が突出するように設けられている。このフランジ部15に設けられる二次樹脂充填溝6は、上記した第1半管本体部11及び第2半管本体部21の内側溝壁12,22及び接合突部13,23によって区画される二次樹脂充填溝7に連通する構成とされている。
これらフランジ内周側溝壁部16及びフランジ外周側溝壁部17は、フランジ部15の厚さ方向に沿って突出し、フランジ部15の開口の周方向に沿って延びるように設けられている。
フランジ内周側溝壁部16は、開口内径側の壁面がフランジ部15の開口の内周面と同一平面状となるように設けられている。このフランジ内周側溝壁部16の長手方向の各端部は、第1半管本体部11の周方向の両側縁部に設けられた内側溝壁12,12のそれぞれに連なるように設けられている。また、このフランジ内周側溝壁部16には、第1半管本体部11の内側溝壁12,12に設けられた係合溝12a,12aに連通するように係合溝16aが設けられている。
フランジ外周側溝壁部17は、フランジ内周側溝壁部16から溝幅方向(径方向)に間隔を空けて設けられている。このフランジ外周側溝壁部17の長手方向の各端部は、第1半管本体部11の周方向の両側縁部に設けられた接合突部13,13の壁片部14,14に連なるように設けられている(図1(b)参照)。
また、本実施形態では、図3(b)、(c)に示すように、このフランジ部15に、二次樹脂充填溝6に二次樹脂4を充填するための二次樹脂充填通路19を設けた構成としている。また、この二次樹脂充填通路19を、フランジ部15の反取付対象側面において開口する溝状とした例を示している。なお、図例では、二次樹脂充填通路19を、溝長手方向に見て方形溝状とした例を示しているが、台形溝状としたり、U字溝状としたりしてもよい(図2(b)も参照)。
この二次樹脂充填通路19の始端となる溝長手方向第1端部は、フランジ部15の外周面において開口している(図2(b)も参照)。図3(b)に示すように、この二次樹脂充填通路19の溝長手方向第1端部に、金型のゲート等の樹脂供給路3が接続される。図例では、二次樹脂充填通路19を、溝長手方向を第1半管状部10の軸方向に沿わせて設けた例を示している。
また、この二次樹脂充填通路19の末端となる溝長手方向第2端部は、二次樹脂充填溝6を区画するフランジ内周側溝壁部16とフランジ外周側溝壁部17との間の溝底において開口し、二次樹脂充填溝6に連通されている。また、フランジ外周側溝壁部17には、この二次樹脂充填通路19に連なるように切欠部18が設けられている。
フランジ部15の反取付対象側面に金型面を当接させた状態では、この金型面と二次樹脂充填通路19とによって二次樹脂充填溝5が区画される。この状態で、この二次樹脂充填溝5を介して二次樹脂充填溝6に向けて二次樹脂4を供給すれば、二次樹脂充填通路19内にも二次樹脂4が充填される。このように二次樹脂充填通路19に二次樹脂4が充填された状態では、二次樹脂充填通路19が設けられていた部位も含んでフランジ部15の反取付対象側面が平坦面状となる。
なお、フランジ部15に、取付対象に締結されるボルト等の締結具の挿通孔を設けた構成としてもよい。この場合は、フランジ部15に、適宜、インサート成形等によって埋込状に金属製の円筒状部材(カラー)を設けた構成としてもよい。
第2半管状部20の軸方向両端部25,25には、上記したフランジ部15,15のそれぞれに接合される接合部が設けられている。なお、第2半管状部20の軸方向両端部25,25は、互いに同様の構成であるので、以下では、一方を例にとって説明する。
この端部25の接合部には、図3(d)、(e)に示すように、上記したフランジ内周側溝壁部16及びフランジ外周側溝壁部17のそれぞれに突き合わせられて二次樹脂充填溝6の溝幅方向両側の溝壁を構成する第2半管内周側溝壁部26及び第2半管外周側溝壁部28が突出するように設けられている。これら第2半管内周側溝壁部26及び第2半管外周側溝壁部28は、フランジ部15の反取付対象側の開口の他方の半周縁部に沿って延びるように設けられている。
第2半管内周側溝壁部26は、内周側の壁面が第2半管状部20の内周面と同一平面状となるように設けられている。また、第2半管内周側溝壁部26は、端部25の周縁部に沿うように設けられている。また、第2半管内周側溝壁部26の長手方向の各端部は、上記した第2半管本体部21の周方向の両側縁部に設けられた内側溝壁22,22のそれぞれに連なるように設けられている。また、この第2半管内周側溝壁部26には、上記したフランジ内周側溝壁部16の係合溝16aに挿入される係合突条26aが設けられている。この係合突条26aは、その長手方向の各端部が第2半管本体部21の周方向両側の内側溝壁22,22のそれぞれに設けられた係合突条22a,22aに連なるように設けられている。
第2半管外周側溝壁部28は、第2半管本体部21の縁部に設けられた接合突部23と概ね同様の構成とされた接合突部27の溝底を構成する部位の先端部から突出するように設けられている。接合突部27は、端部25の周縁部に沿うように設けられている。
また、第2半管外周側溝壁部28は、第2半管内周側溝壁部26から溝幅方向(径方向)に間隔を空けて設けられている。この第2半管外周側溝壁部28を含む接合突部27の長手方向の各端部は、第2半管本体部21の周方向の両側縁部に設けられた接合突部23,23に連なるように設けられている(図1(b)参照)。
また、この第2半管外周側溝壁部28における二次樹脂充填通路19に対応する部位には、図2(b)及び図3(b)に示すように、二次樹脂充填通路19に向けて突出するように突片部29が設けられている。この突片部29は、フランジ部15のフランジ外周側溝壁部17に設けられた切欠部18を塞ぐように設けられている。
上記構成とされたフランジ内周側溝壁部16と第2半管内周側溝壁部26が突き合わされ、フランジ外周側溝壁部17と第2半管外周側溝壁部28とが突き合わされて形成される二次樹脂充填溝6に、二次樹脂4が充填されてフランジ部15の反取付対象側面に沿うように接合部9が設けられている。
また、軸方向両端のフランジ部15,15のそれぞれに設けられた二次樹脂充填溝6,6と、第1半管本体部11及び第2半管本体部21の周方向両側縁部に設けられた二次樹脂充填溝7,7とは、閉ループ状に設けられている。これら二次樹脂充填溝6,6,7,7に、軸方向両端のフランジ部15,15のそれぞれに設けられた二次樹脂充填通路19,19によって区画される二次樹脂充填溝5,5を介して二次樹脂4が供給され、第1半管状部10と第2半管状部20とが接合されている。なお、第1半管状部10及び第2半管状部20の軸方向途中部位に、二次樹脂充填溝6,6,7,7に充填された二次樹脂4の余剰分を受け入れる余剰部に接続される二次樹脂排出路を設けた構成等としてもよい。
また、この管状体1は、第1半管状部10及び第2半管状部20を一次成形品としてそれぞれ成形した後に、一方を他方に対してスライドさせ、上記した二次樹脂充填溝5,6,6,7,7に二次樹脂4を充填して成形する、いわゆるDSI(ダイスライドインジェクション)成形等によって成形されたものでもよい。
また、第1半管状部10及び第2半管状部20並びに二次樹脂4を構成する合成樹脂としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン、ABS、アクリル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリアセタール、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン等の熱可塑性樹脂でもよく、例えば、フェノール樹脂やエポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂でもよい。また、合成樹脂としては、種々の添加剤が添加されたものでもよく、また、例えば、炭素繊維やガラス繊維等の強化繊維を含む繊維強化樹脂でもよい。また、管状体1は、主として合成樹脂製であればよく、上記のようにインサート成形等によって一部に金属製の部材を含んだ構成とされたものでもよい。
また、管状体1は、気体や液体等の種々の流体を流通させる管路として配設されるものでもよい。例えば、この管状体1は、エンジン冷却水管やインテークマニホールド等として自動車等の車両に用いられるものでもよい。また、管状体1は、このような車両用に限られず、例えば、ガス等の設備機器や、水回り設備機器の配管等として用いられるものでもよい。
本実施形態に係る管状体1は、上述のような構成としたことで、フランジ部15を設けながらも、軸方向途中部位における周辺部材への干渉を抑制することができる。
つまり、フランジ部15を、第1半管状部10の端部に一連状に設けた構成としているので、フランジ部において半割状に分割された半管状部同士が接合されたものと比べて、フランジ部15の取付対象側に向く面に段差等が生じる懸念がない。また、このフランジ部15の厚さ方向反取付対象側に第2半管状部20の端部25を接合した構成としているので、管状部の途中部位に周方向に延びる鍔状突出部が形成されるようなことがなく、途中部位における周辺部材への干渉を抑制することができる。
また、本実施形態では、フランジ部15に、二次樹脂充填溝6の溝幅方向両側の溝壁を構成するフランジ内周側溝壁部16及びフランジ外周側溝壁部17を設けた構成としている。このようなフランジ内周側溝壁部16及びフランジ外周側溝壁部17を設けずに、フランジ部15の厚さ方向反取付対象側面を平坦面状とし、金型や第2半管状部側の壁部によって二次樹脂充填部を区画した構成とした場合には、管状部を構成する第1半管本体部11及び第2半管本体部21よりも比較的に厚さ寸法が大となり、容量が大となる傾向があるフランジ部15において一次樹脂が硬化すれば、フランジ部15にいわゆるヒケ(窪み)が生じる懸念がある。このようなヒケが生じれば、フランジ部15と金型との間や、フランジ部15と第2半管状部20との間に隙間が生じ、その隙間から二次樹脂4が漏出し、フランジ部15の表面や内周面に樹脂漏れによる段差が形成されることが考えられる。本実施形態によれば、フランジ内周側溝壁部16及びフランジ外周側溝壁部17によってこのようなヒケの発生による樹脂漏れを軽減することができる。
また、本実施形態では、第2半管状部20の端部25に、フランジ内周側溝壁部16及びフランジ外周側溝壁部17のそれぞれに突き合わせられて二次樹脂充填溝6の溝幅方向両側の溝壁を構成する第2半管内周側溝壁部26及び第2半管外周側溝壁部28を設けた構成としている。従って、第2半管状部20の端部25の接合部を平坦面状としたものと比べて、第2半管内周側溝壁部26及び第2半管外周側溝壁部28によって二次樹脂4の漏出をより効果的に軽減することができる。
また、本実施形態では、フランジ部15に、二次樹脂充填溝6に二次樹脂4を充填するための二次樹脂充填通路19を設けた構成としている。従って、二次樹脂充填通路19を介して二次樹脂充填溝6に二次樹脂4が充填されて管状体1の接合部9が構成される。また、このようにフランジ部15に樹脂供給路3に接続される二次樹脂充填通路19を設けた場合には、射出圧によって上記のような樹脂漏れがより顕著となる傾向があるが、両側の溝壁を構成するフランジ内周側溝壁部16及びフランジ外周側溝壁部17によってこのような樹脂漏れを抑制することができる。
また、本実施形態では、第1半管本体部11及び第2半管本体部21の周方向両縁部に、フランジ部15に設けられた二次樹脂充填溝6に連通される二次樹脂充填溝7,7を区画する接合突部13,23,13,23を設けた構成としている。従って、第1半管本体部11と第2半管本体部21とを、互いの周方向両縁部に設けられた二次樹脂充填溝7,7に充填された二次樹脂4によって強固に接合することができる。また、フランジ部15の二次樹脂充填溝6に充填された二次樹脂4と周方向両縁部の二次樹脂充填溝7,7に充填された二次樹脂4とを一連状に設けることができる。
なお、本実施形態では、第1半管状部10の両端部にフランジ部15,15を設けた例を示しているが、少なくとも一端部にフランジ部15を設け、このフランジ部15に第2半管状部20の一方の端部25が接合された構成としてもよい。
次に、本発明に係る管状体の他の実施の形態について、図4を参照しながら説明する。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
図4(a)~(d)は、第2実施形態に係る管状体の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る管状体1Aは、第1半管状部10Aのフランジ部15Aと第2半管状部20Aの端部25Aとの接合部9Aを構成する二次樹脂充填溝6Aの構成が上記第1実施形態とは主に異なる。
本実施形態では、図4(c)、(d)に示すように、第2半管状部20Aの端部25Aに、上記のような第2半管内周側溝壁部26及び第2半管外周側溝壁部28を設けていない構成としている。本実施形態では、第2半管状部20Aの端部25Aの周縁部に沿ってフランジ部15A側に向く面が平坦面状とされた接合突部27Aを設けた構成としている。
フランジ部15Aには、この接合突部27Aに突き合わせられて二次樹脂充填溝6Aを区画する上記と概ね同様のフランジ内周側溝壁部16A及びフランジ外周側溝壁部17Aが設けられている。図例では、これらフランジ内周側溝壁部16A及びフランジ外周側溝壁部17Aのフランジ部15A厚さ方向に沿う突出寸法を、上記第1実施形態よりも大とした例を示している。
また、フランジ内周側溝壁部16A及びこれが突き合わせられる接合突部27Aに、上記のような係合溝16a及び係合突条26aを設けていない構成としている。なお、これらフランジ内周側溝壁部16A及び接合突部27Aに、上記のような係合溝16a及び係合突条26aを設けた構成としてもよい。
また、本実施形態では、図4(a)、(b)に示すように、金型の樹脂供給路3に接続される二次樹脂充填通路を、フランジ外周側溝壁部17Aに設けられた切欠部18Aとしている。また、第2半管状部20Aの端部25Aの接合突部27Aに、この切欠部18Aに挿入されて二次樹脂充填溝5Aを区画する突片部29Aを設けた構成としている。なお、このような態様に代えて、上記のようにフランジ部15Aの反取付対象側面において開口する溝状の二次樹脂充填通路を設けた態様等としてもよい。
このような構成とされた本実施形態に係る管状体1Aにおいても上記第1実施形態と概ね同様な効果を奏する。
図4(e)、(f)は、第3実施形態に係る管状体の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る管状体1Bは、第1半管状部10Bのフランジ部15Bと第2半管状部20Bの端部25Bとの接合部9Bを構成する二次樹脂充填溝6Bの構成が上記第1実施形態とは主に異なる。
本実施形態では、図4(e)、(f)に示すように、フランジ部15Bの反取付対象側に、フランジ内周側溝壁部16及びフランジ外周側溝壁部17を設けていない構成としている。つまり、フランジ部15Bの反取付対象側面を、フランジ部15Bの外周側から開口周縁部に至るまで平坦面状としている。
第2半管状部20Bの端部25Bには、このフランジ部15Bの反取付対象側面に突き合わせられて二次樹脂充填溝6Bを区画する上記と概ね同様の第2半管内周側溝壁部26B及び第2半管外周側溝壁部28Bが設けられている。図例では、これら第2半管内周側溝壁部26B及び第2半管外周側溝壁部28Bのフランジ部15B厚さ方向に沿う突出寸法を、上記第1実施形態よりも大とした例を示している。
なお、本実施形態においても金型の樹脂供給路3に接続される二次樹脂充填通路が適所に設けられている。
このような構成とされた本実施形態に係る管状体1Bにおいては、上記各実施形態と比べて、フランジ部15Bのヒケの発生による樹脂漏れが生じ易くなる傾向はあるが、フランジ部15Bを設けながらも、管状部の軸方向途中部位に周方向に延びる鍔状突出部が設けられることはないので、軸方向途中部位における周辺部材への干渉を抑制することはできる。
なお、本実施形態では、第2半管状部20Bの端部25Bの接合突部27Bに、第2半管外周側溝壁部28Bを設けた例を示しているが、第2半管外周側溝壁部28Bを設けていない構成としてもよい。つまり、平坦面状の接合突部27Bを設けた構成としてもよい。この場合は、二次樹脂充填溝6Bの溝幅方向一方側の壁面が金型面によって区画される態様としてもよい。
また、上記第2実施形態及び第3実施形態では、第1半管状部10A,10Bのフランジ部15A,15Bと第2半管状部20A,20Bの端部25A,25Bとの接合部9A,9Bのみを図示しているが、第1半管状部10A,10B及び第2半管状部20A,20Bの周方向の各縁部の接合部についても、第2実施形態及び第3実施形態のそれぞれの接合部9A,9Bに応じた接合部を設けた態様としてもよい。また、上記した各実施形態に係る管状体1,1A,1Bにおける互いに異なる構成を、適宜、組み替えたり、組み合わせたりして適用するようにしてもよく、また、上記各実施形態に係る管状体1,1A,1Bとしては、上記した例に限られず、その他、種々の変形が可能である。
1,1A,1B 管状体
2 中空部
4 二次樹脂
6,6A,6B,7 二次樹脂充填溝
10,10A,10B 第1半管状部
13 接合突部
15,15A,15B フランジ部
16,16A フランジ内周側溝壁部
17,17A フランジ外周側溝壁部
19 二次樹脂充填通路
20,20A,20B 第2半管状部
23 接合突部
25,25A,25B 端部
26 第2半管内周側溝壁部
28 第2半管外周側溝壁部

Claims (4)

  1. 中空部を区画する第1半管状部と第2半管状部とが二次樹脂によって接合された管状体であって、
    前記第1半管状部の少なくとも一端部には、取付対象に固定されるフランジ部が一連状に設けられ、該フランジ部の厚さ方向反取付対象側の開口の半周縁部には、前記第2半管状部の一端部の接合部に突き合わせられて二次樹脂充填溝の溝幅方向両側の溝壁を構成するフランジ内周側溝壁部及びフランジ外周側溝壁部が該フランジ部の厚さ方向反取付対象側面から該フランジ部の厚さ方向に沿って突出するように設けられ、前記二次樹脂充填溝に前記二次樹脂が充填されて該フランジ部の厚さ方向反取付対象側の開口の半周縁部前記第2半管状部の一端部接合されていることを特徴とする管状体。
  2. 請求項において、
    前記第2半管状部の一端部の接合部には、前記フランジ内周側溝壁部及び前記フランジ外周側溝壁部のそれぞれに突き合わせられて前記二次樹脂充填溝の溝幅方向両側の溝壁を構成する第2半管内周側溝壁部及び第2半管外周側溝壁部が突出するように設けられていることを特徴とする管状体。
  3. 請求項またはにおいて、
    前記フランジ部に、前記二次樹脂充填溝に二次樹脂を充填するための二次樹脂充填通路が設けられていることを特徴とする管状体。
  4. 請求項乃至のいずれか1項において、
    前記第1半管状部及び前記第2半管状部の周方向両縁部には、互いに向き合う方向に開口し二次樹脂充填溝を区画する接合突部が軸方向に延びるようにかつ径方向に突出するように設けられており、
    これら接合突部によって区画される二次樹脂充填溝は、前記フランジ部の前記二次樹脂充填溝に連通されていることを特徴とする管状体。
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