JP7218662B2 - 車載用電力変換装置 - Google Patents

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Description

この明細書における開示は、車載用電力変換装置に関する。
特許文献1には、ケース本体に形成された圧入孔部に圧入されている非腐食部を備える電力変換装置が記載されている。
特許第6394667号公報
特許文献1の電力変換装置では、非腐食部を圧入する際にケース本体に荷重がかかり、ケースに不具合が発生し得るという懸念がある。
この明細書における開示の目的は、ケースの強度向上が図れる車載用電力変換装置を提供することである。
この明細書に開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。また、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、技術的範囲を限定するものではない。
開示された電力変換装置の一つは、車両に搭載されるケース(5;105)と、ケースの内部に収容されている電子部品(2)と、ケースを形成している複数の側壁の一つである第1側壁(52)に圧入されている圧入部(5231)と、を備え、
ケースは、第1側壁に対向する第2側壁(53)において、周囲よりも高い剛性を有して圧入部側に向かう荷重を支持可能に設けられた支持部(531)を有し、支持部は、圧入部を第2側壁に投影した投影領域に少なくとも一部が含まれるように設けられている。圧入部は、電子部品を温調する温調用流体が流れる流路の一部を形成する部材として用いられている。
この電力変換装置によれば、第2側壁において周囲よりも高い剛性を有し、第2側壁の投影領域に少なくとも一部が含まれる支持部を備える。この構成を有することにより、圧入部による圧入力に抗して、支持部を支持でき、ケースの変形を抑制することができる。これにより、ケースの強度向上が図れる車載用電力変換装置を提供できる。
開示された電力変換装置の一つは、車両に搭載されるケース(205;305;405)と、ケースの内部に収容されている電子部品(2)と、ケースを形成している複数の側壁の一つである第1側壁(52)に圧入されている圧入部(5231)と、を備え、
ケースは、第1側壁に対向する第2側壁(53)において、周囲よりも高い剛性を有して圧入部側に向かう荷重を支持可能に設けられた支持部(1531;2531;3531)を有し、支持部は、圧入部を第2側壁に投影した投影領域に対して、投影領域を間において対向する両側の部位に少なくとも設けられている。圧入部は、電子部品を温調する温調用流体が流れる流路の一部を形成する部材として用いられている。
この電力変換装置によれば、第2側壁において周囲よりも高い剛性を有し、第2側壁の投影領域を間において対向する両側の部位に少なくとも設けられている支持部を備える。この構成を有することにより、圧入部の圧入力を支えるように、対向する第2側壁を効果的に支持でき、ケースの変形を抑制することができる。このため、ケースの強度向上が図れる車載用電力変換装置を提供できる。
第1実施形態の電力変換装置の構成を示す図である。 図1の電力変換装置をII方向に矢視した側面図である。 図1の電力変換装置をIII方向に矢視した側面図である。 継手部をケースに圧入する動作を示す部分斜視図である。 圧入された状態の継手部と治具とを示す部分断面図である。 第2実施形態の電力変換装置の構成を示す図である。 第3実施形態の電力変換装置の構成を示す図である。 第4実施形態の電力変換装置を示す側面図である。 第5実施形態の電力変換装置を示す側面図である。 第6実施形態の電力変換装置を示す側面図である。
以下に、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
車載用の電力変換装置の一例を開示する第1実施形態について図1~図5を参照しながら説明する。電力変換装置1は、電気自動車、ハイブリッド車、燃料電池車等の車両に搭載された車載用電力変換装置として適用することができる。電力変換装置1は、交流から直流、直流から交流、または交流の周波数変換、直流の電力変換など、電気エネルギを別の形態に変換する装置である。
図1に示すように、電力変換装置1は、ケースと、ケースに収容されている電子部品2とを備えている。ケースは、金属製または樹脂製である。この電子部品2は、コンデンサ、コンバータ、複数の半導体モジュール、インバータのいずれか、またはこれらの部品のうち複数を組み合わせたものを含んでいる。電子部品2は、基板と一体に設置されている構成でもよい。インバータ回路、コンバータ回路およびコンデンサなどを含めたものはインバータ装置と呼ばれることもある。コンデンサは、例えば、半導体モジュールに加わる直流電圧を平滑化する平滑コンデンサとして機能する。コンバータには、交流を直流に変換するAC/DCコンバータ、DC/DCコンバータが含まれる。DC/DCコンバータには、元の電圧より低い電圧を作る降圧コンバータ、元の電圧より高い電圧を作る昇圧コンバータが含まれる。
電力変換装置1は、複数の半導体モジュールを有するインバータ回路を備える。電力変換装置1は、コネクタを介して、直流電源と三相交流モータとに電気的に接続されている。電力変換装置1は、半導体モジュールが備える半導体素子(IGBT素子)をオンオフさせることにより、直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換する。例えば、車両は、得られた交流電力を用いて三相交流モータを駆動して走行する。
ケースは、組み合わされた複数のケース部を備えて構成されている。ケースは、短手方向長さと長手方向長さとを有する箱体である。ケースは、高さ方向が横方向よりも短い直方体状である。図2および図3に示すように、ケースは、第1ケース部5と、二点鎖線で示す第2ケース部6および第3ケース部7とを有している。第1ケース部5は、上端と下端のそれぞれに開口を形成する複数の側壁を有している。第1ケース部5は、互いに対向する第1側壁52および第2側壁53と、互いに対向する第3側壁54および第4側壁55とを有している。第3側壁54は、直交する第1側壁52および第2側壁53に隣接し、第1側壁52と第2側壁53とを連結する側壁である。第4側壁55は、直交する第1側壁52および第2側壁53に隣接し、第1側壁52と第2側壁53とを連結する壁部である。
第1ケース部5は、短手方向長さと長手方向長さとを有する形状である。第1ケース部5は、高さ方向長さが横方向長さよりも短い直方体状である。第1側壁52と第2側壁53は長手方向に対向している。第3側壁54と第4側壁55は、長手方向と交差する交差方向である短手方向に対向している。第1側壁52、第2側壁53は、短手方向に沿う側壁である。第3側壁54、第4側壁55は、長手方向に沿う側壁である。
第1ケース部5は、第1側壁52、第2側壁53、第3側壁54および第4側壁55によって囲まれた内側空間を高さ方向に二つの空間部に分ける隔壁56を有する。隔壁56は、ケース内において、第2ケース部6側の空間部と第3ケース部7側の空間部とを分けている。隔壁56は、第1側壁52、第2側壁53、第3側壁54および第4側壁55に直交して結合する壁部であり、第1ケース部5の底部ともいえる。隔壁56は、第1側壁52と第2側壁53とに隣接して両者を連結する隣接壁である。図1に示すように、電子部品2は、隔壁56に対して直接固定されている。電子部品2は、基板等の介在物を介して隔壁56に固定されている。電子部品2は、ケースに固定されている被固定部21を備える。電子部品2は、被固定部21と被固定部22とを隔壁56に螺子等の結合手段で結合することにより、ケースに固定されている。被固定部21は、第2側壁53の一部として構成してもよいし、別個の部材である第2側壁53に結合されている構成でもよい。
第1ケース部5は、上端開口50aを取り囲むように設けられた上端部50と、上端部50から外側に突出する複数の固定部50bとを有する。上端部50は、第1側壁52、第2側壁53、第3側壁54および第4側壁55によって形成された上端壁である。第1ケース部5は、下端開口を取り囲むように設けられた下端部51と、下端部51から外側に突出する複数の固定部51bとを有する。
第2ケース部6は、一端に開口を有し他端に底部を有する箱状体または椀状体である。第2ケース部6は、一端の開口を取り囲むように設けられた一端部60と、一端部60から外側に突出する複数の固定部60bとを有する。一端部60は、第1ケース部5の上端部50に接する形状、大きさに形成されている。第2ケース部6は、第1ケース部5の上端開口50aを覆うように第1ケース部5に固定されている蓋部材である。第2ケース部6は、電力変換装置1においてアッパーケースとも呼ぶことができる。第2ケース部6と第1ケース部5とは、複数の固定部60bと複数の固定部50bとがボルトナット、螺子等の結合手段によって一体に結合されている。第2ケース部6の内部には、電子部品3が設置されている。電子部品3は、ケースに固定された基板に一体に設置されている構成でもよい。第2ケース部6は、例えば、インバータを収容する構成でもよい。
第3ケース部7は、一端に開口を有し他端に底部を有する箱状体または椀状体である。第3ケース部7は、一端の開口を取り囲むように設けられた一端部と、一端部から外側に突出する複数の固定部70bとを有する。第3ケース部7の一端部は、第1ケース部5の下端部51に接する形状、大きさに形成されている。第3ケース部7は、第1ケース部5の下端開口を覆うように第1ケース部5に固定されている蓋部材である。第3ケース部7は、電力変換装置1においてロアケースとも呼ぶことができる。第3ケース部7と第1ケース部5とは、複数の固定部70bと複数の固定部50bとがボルトナット、螺子等の結合手段によって一体に結合されている。第3ケース部7の内部には、電子部品4が設置されている。電子部品4は、ケースに固定された基板に一体に設置されている構成でもよい。第3ケース部7は、例えば、コンバータを収容する構成でもよい。
電力変換装置1は、ケースを形成している複数の側壁の一つに圧入されている圧入部を有する。圧入部は、ケースに設けられた開口部、凹部等に圧入方向に圧入されて埋め込まれる部分または部材である。圧入部はこのような構成によってケースに設置されるため、圧入時にはケースに荷重が加わり、ケースに応力が発生し得る。電力変換装置1が所望の機能を発揮するために、ケースにはこの荷重や応力に耐え得る強度が必要になる。
この明細書では、圧入部の一例として、管部5231、または管部5231を備えた継手部523を開示している。継手部523は、環状盤部5232と、環状盤部5232から筒状に軸方向に延びる管部5231とを有している。継手部523は、外部に延びる配管と流路とを連結するジョイントとして用いられる。この流路は、例えば電子部品2を温度調節する温調用流体が流れる通路を提供する。
図1に示すように、電力変換装置1は、電子部品を温調する温調用流体が流通する流路57を備えている。流路57は、第1ケース部5において設けられている。第1ケース部5は、隔壁56において電子部品2が設置されている側とは反対側に、温調用流体が流通する流路57を有している。流路57は、電子部品2の裏側を通る通路を有し、全体が隔壁56に一体に設けられている。流路57は、例えば、流入口部57a、折返し部57bおよび流出口部57cが連通する通路である。折返し部57bは、流路57において上流側通路と下流側通路とを逆向きの流体流れに変更する、平面視でU字状の通路を構成する。
第1ケース部5は、流入口部57aに連結されている流入管部521と、流路57と、流出口部57cに連結されている流出管部522とを有する。流入口部57a、流出口部57cは、第1ケース部5において第1側壁52側に位置する。折返し部57bは、第1ケース部5において第2側壁53側に位置する。
流入管部521は、第1側壁52から外方に突出するパイプ状の部分である。流入管部521には、流路57に温調用流体が供給される供給部である。流入管部521は、第1ケース部5と同じ材質で形成されている構成でもよいし、異なる材質で形成されている構成でもよい。流入管部521は、第1ケース部5の一部でもよいし、第1ケース部5に結合された別個の部品であってもよい。
流出管部522は、継手部523と流出口部57cとを連結する部分である。流出管部522は、第1ケース部5と同じ材質で形成されている構成でもよいし、異なる材質で形成されている構成でもよい。流出管部522は、第1ケース部5の一部でもよいし、第1ケース部5に結合された別個の部品であってもよい。
次に継手部523をケースに装着する方法について説明する。継手部523は圧入用治具8と支持用治具9を用いてケースに圧入されてケースに一体に設置される。
継手部523を圧入する工程では、図4に示すように、圧入方向に移動する圧入用治具8によって継手部523を押して第1ケース部5に圧入する。継手部523は、環状盤部5232が圧入用治具8に接触し、管部5231が流出口部57cの内側に嵌った状態で圧入される。圧入工程において、管部5231は、第1ケース部5に設けられた開口部の一例である流出口部57cを内側から押し広げるように流出口部57cの軸方向に進入していく。圧入用治具8を、環状盤部5232が流出管部522の端面に密着するまで軸方向に移動すると圧入が完了する。圧入完了状態は図5に示すように、管部5231の内周面が流出口部57cの外周面に密着するとともに環状盤部5232が流出管部522の端面に密着した状態である。
この圧入工程と同時に、第1ケース部5を支持する支持工程を実施する。この支持工程では、第1ケース部5に設けられた支持部531を、圧入方向とは反対の方向に支持用治具9によって押す。つまり、圧入用治具8によって継手部523を圧入している間、支持用治具9によって支持部531を押す支持工程を実施する。この支持工程は、継手部523を圧入するときの圧入荷重によってケースが破損に至らないように、ケースの変形を小さく抑えることに貢献する。また、ケースが破損に至らない場合でも、その後の使用時の振動等においてケースが破損するような残留応力を抑制することにも貢献する。
図3に示すように、支持部531は、第1側壁52に対向する第2側壁53に設けられている。支持部531は、第2側壁53において周囲よりも高い剛性を有する部分である。支持部531は、圧入部を圧入する際の圧入時荷重がケースに作用しているときに、圧入部側に向かう荷重を支持可能な強度を有する部分として第2側壁53に設けられている。
支持部531は、第2側壁53において平坦面を形成する平坦部分として提供されている。支持部531は、第2側壁53において他の部分よりも厚さ寸法が大きい部分として提供されている。この構成により、支持部531は、圧入時荷重に対して第1ケース部5を支持可能な強度を有している。
投影領域は、図3に示すように、二点鎖線の円内に相当する。この二点鎖線の円は、第1側壁52に圧入された管部5231の輪郭を、第2側壁53に投影した仮想線である。支持部531は、管部5231を第2側壁53に投影した投影領域に少なくとも一部が含まれるように第2側壁53に設けられている。この構成により、管部5231の圧入時荷重は、支持部531を押す力によって効果的に支えられ、ケースへの過度な負荷を抑えることができる。
支持部531は、投影領域と重なる部分を有することにより、ケースへの過度な負荷を抑えることができる。支持部531は、投影領域に含まれる位置に設けられている構成でもよい。支持部531は、投影領域の中央部を含む位置に設けられていることが好ましい。これにより、支持部531は、第2側壁53において投影領域の中心を支えることができる。また、支持部531は、第2側壁53において、投影領域の全体を含む範囲に設けられていることが好ましい。これにより、支持部531は、第2側壁53において投影領域の中心を支えることができ、さらに投影領域全体を支えることができる。
隔壁56には、突部をなすリブ561,562が設けられている。リブ561、リブ562は、圧入方向または支持方向に細長く延びる突部を形成している。リブ561、リブ562は、隔壁56を正面視した場合に、圧入部と投影領域とを結ぶ投影線531sの内側に含まれるように配置されている。投影線531sの内側は、第1側壁52に圧入された管部5231の輪郭や継手部523の輪郭を第2側壁53に向けて投影した場合に描かれる投影軌跡である。この投影軌跡は、図1において二点鎖線で示した投影線531sによって囲まれた範囲である。図1に示すように、リブ561とリブ562は、圧入方向または支持方向にずれた位置に設けられ、交差方向に重なる部分を有していない。リブ561とリブ562は、交差方向にずれた位置に設けられ、圧入方向または支持方向に重なる部分を有していない。
第1実施形態の電力変換装置1がもたらす作用効果について説明する。電力変換装置1は、車両に搭載されるケースと、ケースの内部に収容されている電子部品2と、ケースに対して圧入されている圧入部とを備える。圧入部は、ケースを形成する複数の側壁の一つである第1側壁52に圧入されている。ケースは、第1側壁52に対向する第2側壁53において、周囲よりも高い剛性を有して圧入部側に向かう荷重を支持可能に設けられた支持部531を有する。支持部531は、圧入部を第2側壁53に投影した投影領域に少なくとも一部が含まれるように設けられている。
この電力変換装置1によれば、第2側壁53において周囲よりも高い強度を有し、第2側壁53の投影領域に少なくとも一部が含まれる支持部531を備える。電力変換装置1はこの構成を有することにより、圧入部による圧入力に抗した荷重によって支持部531を支持できるので、ケースの変形を抑制できる。この効果によれば、ケースの強度向上が図れる車載用電力変換装置を提供できる。
支持部531は、第2側壁53において投影領域の全体を含む範囲に設けられている。この構成によれば、圧入時に圧入方向に第2側壁53に作用する荷重を、支持部531によって投影領域全体において押し返して支えることができる。この支持部531の支持力によれば、圧入時の荷重に対して、偏りなくバランスよく第2側壁53を支持できるので、ケースの一部に応力が集中することを低減できる。
車載用電力変換装置においては、車両の振動によってケースに応力が作用することがある。この電力変換装置1は、ケースの剛性を向上することにより、このような応力に対しても変形を抑制可能なケースを提供できる。また、電力変換装置は、この装置の機能、特性からすると高電圧部が存在しケースの強度確保が望まれている。第1実施形態の電力変換装置1は、これらの観点からしても、車載用電力変換装置として優れている。
ケースは、第1側壁52と第2側壁53とに隣接して第1側壁52と第2側壁53とを連結する隣接壁を有する。隣接壁には、隣接壁を正面視した場合に、圧入部と投影領域とを結ぶ投影線531sの内側に含まれるリブ561,562が設けられている。この構成によれば、隣接壁において投影線531sの内側に相当する部位の剛性をリブ561,562によって強化できる。このため、支持部531による支持力と当該部位の剛性強化とによって、ケースの強度を効果的に向上できる。
ケースは、第1側壁52と第2側壁53とに隣接して両者を連結する隣接壁を有する。電子部品2の少なくとも一部は、隣接壁を正面視した場合に、圧入部と投影領域とを結ぶ投影線531sの内側に位置している。この構成によれば、隣接壁において投影線531sの内側に相当する部位の剛性を電子部品2の剛性によって強化できる。このため、支持部531による支持力と電子部品2の存在による剛性強化とによって、ケースの強度を効果的に向上できる。
電子部品2は、ケースに固定されている被固定部21を備える。被固定部21は、隣接壁を正面視した場合に、投影線531sの内側に位置している。この構成によれば、隣接壁において投影線531sの内側に相当する部位の剛性を電子部品2の被固定部21によって強化できる。このため、支持部531による支持力と被固定部21による剛性強化とによって、ケースの強度を効果的に向上できる。
さらに被固定部21は、第2側壁53に一体に設けられた部分である。この構成によれば、第2側壁53の剛性を被固定部21の剛性によって強化できる。このため、支持部531による支持力と第2側壁53の剛性強化とによって、ケースの強度を効果的に向上できる。
支持部531は、第2側壁53において他の部分よりも厚さ寸法が大きい肉厚な部分である。この構成によれば、第2側壁53において他の部分に対する厚さ寸法を適正に設定することにより、周囲よりも高い強度を有する支持部531を提供できる。
圧入部は、電子部品2を温調する温調用流体が流れる流路57の一部を形成する部材として用いられている。この電力変換装置1は、ケースの強度向上が図れるため、温調用流体の流路の破損を抑えることに寄与する。これにより、温調用流体の漏えいによる電子部品に対する影響を抑えた電力変換装置1を提供できる。また、電力変換装置1は、流路の損傷を抑える効果があるため、高電圧部に対して短絡などの不具合を抑えることにも貢献する。
ケースは、短手方向長さと長手方向長さとを有するように形成された箱体である。第1側壁52と第2側壁53は、長手方向に対向している。この構成によれば、第1側壁52と第2側壁53とは、箱体において長手方向に配された側壁によって結合している。このため、圧入時の圧入荷重と支持部531に対する支持荷重とに対して、高い剛性をもつ形状であるケースを提供できる。
(第2実施形態)
第2実施形態について、図6を参照して説明する。第2実施形態の電力変換装置101は、第1実施形態に対して、ケースに対する電子部品2の固定位置が相違する。第2実施形態で特に説明しない構成、作用、効果については第1実施形態と同様であり、以下、第1実施形態と異なる点について説明する。
図6に示すように、電力変換装置101は、電子部品2が第1実施形態に対して第4側壁55に近づいた位置でケースに固定されている。電子部品2の被固定部21は、隔壁56を正面視した場合に、圧入部と第2側壁53の投影領域とを結ぶ投影線531sの外に位置している。被固定部21は、第1側壁52に圧入された管部5231や継手部523の輪郭を第2側壁53に向けて投影した場合の投影軌跡の外で第1ケース部5に固定されている。この投影軌跡は、図6において二点鎖線で示した投影線531sによって囲まれた範囲である。電子部品2の全体は、隔壁56を正面視した場合に、圧入部の輪郭と投影領域とを結ぶ投影線531sの外に位置している。
(第3実施形態)
第3実施形態について、図7を参照して説明する。第3実施形態の電力変換装置201は、第1実施形態に対して、第1ケース部105が相違する。第3実施形態で特に説明しない構成、作用、効果については第1実施形態と同様であり、以下、第1実施形態と異なる点について説明する。
図7に示すように、電力変換装置201の第1ケース部105は、第1ケース部5と異なり、リブ561,562を有していない構成である。
(第4実施形態)
第4実施形態について、図8を参照して説明する。第4実施形態の電力変換装置301は、第1実施形態に対して、支持部1531が相違する。第4実施形態で特に説明しない構成、作用、効果については第1実施形態と同様であり、以下、第1実施形態と異なる点について説明する。
電力変換装置301は、第2側壁53に、周囲よりも高い剛性を有して圧入部側に向かう荷重を支持可能に設けられた支持部1531を備える。図8に示すように、支持部1531は、投影領域を間において対向する両側の部位に設けられている。この投影領域は、第1実施形態と同様の投影領域である。二つの支持部1531は、投影領域を間において交差方向に並んでいる。二つの支持部1531は、投影領域を中心として点対称に位置しているともいえる。このように配置された支持部1531を支持用治具9などによって支持することにより、圧入時荷重に対してバランスよく第2側壁53を支持できる。この電力変換装置301は、圧入時荷重によって回転モーメントが働き、第1ケース部205が投影領域を中心にねじれるように変形することを抑制できる。電力変換装置301は、ケースの破損を抑制することに寄与する。
電力変換装置301によれば、ケースは、第2側壁53において、周囲よりも高い剛性を有して圧入部側に向かう荷重を支持可能に設けられた支持部1531を有する。支持部1531は、圧入部を第2側壁53に投影した投影領域に対して、投影領域を間において対向する両側の部位に少なくとも設けられている。
この電力変換装置301によれば、圧入部の圧入時荷重を支えるように、対向する第2側壁53を効果的に支持できるので、ケースの変形を抑制できる。電力変換装置301は、ケースの強度向上が図れる車載用電力変換装置を提供する。
(第5実施形態)
第5実施形態について、図9を参照して説明する。第5実施形態の電力変換装置401は、第1実施形態に対して、支持部2531が相違する。第5実施形態で特に説明しない構成、作用、効果については第1実施形態と同様であり、以下、第1実施形態と異なる点について説明する。
電力変換装置401は、第2側壁53に、周囲よりも高い剛性を有して圧入部側に向かう荷重を支持可能に設けられた支持部2531を備える。図9に示すように、支持部2531は、投影領域を間において対向する両側の部位に設けられている。二つの支持部2531は、投影領域を間において、交差方向と直交する方向に並んでいる。二つの支持部2531は、投影領域を間において、複数のケース部が組み合わされる方向に並んでいるともいえる。二つの支持部2531は、投影領域を中心として点対称に位置しているともいえる。このように配置された支持部2531を支持用治具9などによって支持することにより、圧入時荷重に対してバランスよく第2側壁53を支持できる。この電力変換装置401は、圧入時荷重によって回転モーメントが働き、第1ケース部305が投影領域を中心にねじれるように変形することを抑制できる。電力変換装置401は、ケースの破損を抑制することに寄与する。
電力変換装置401によれば、ケースは、第2側壁53において、周囲よりも高い剛性を有して圧入部側に向かう荷重を支持可能に設けられた支持部2531を有する。支持部2531は、圧入部を第2側壁53に投影した投影領域に対して、投影領域を間において対向する両側の部位に少なくとも設けられている。
この電力変換装置401によれば、圧入部の圧入時荷重を支えるように、対向する第2側壁53を効果的に支持できるので、ケースの変形を抑制できる。電力変換装置401は、ケースの強度向上が図れる車載用電力変換装置を提供する。
(第6実施形態)
第6実施形態について、図10を参照して説明する。第6実施形態の電力変換装置501は、第1実施形態に対して、支持部3531が相違する。第6実施形態で特に説明しない構成、作用、効果については第1実施形態と同様であり、以下、第1実施形態と異なる点について説明する。
電力変換装置501は、第2側壁53に、周囲よりも高い剛性を有して圧入部側に向かう荷重を支持可能に設けられた支持部3531を備える。図10に示すように、支持部3531は、投影領域の周囲を取り囲むように設けられている。支持部3531は、投影領域の周囲を取り囲むように環状に設けられている。複数の支持部3531は、投影領域の周囲を取り囲むように並んで設けられている構成でもよい。複数の支持部3531は、投影領域を中心として点対称に位置している構成でもよい。
このように配置された支持部3531を支持用治具9などによって支持することにより、圧入時荷重に対してバランスよく第2側壁53を支持できる。この電力変換装置501は、圧入時荷重によって回転モーメントが働き、第1ケース部405が投影領域を中心にねじれるように変形することを抑制できる。電力変換装置501は、ケースの破損を抑制することに寄与する。
電力変換装置501によれば、支持部3531は、投影領域の周囲を取り囲むように設けられた部分である。これにより、圧入部の圧入時荷重を支えるように、対向する第2側壁53を効果的に支持できるので、ケースの変形を抑制できる。電力変換装置501は、ケースの強度向上が図れる車載用電力変換装置を提供する。
(他の実施形態)
この明細書の開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品、要素の組み合わせに限定されず、種々変形して実施することが可能である。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品、要素が省略されたものを包含する。開示は、一つの実施形態と他の実施形態との間における部品、要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示される技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
明細書に開示の目的を達成可能な電力変換装置は、ケースに設けられた開口部、凹部等に圧入方向に圧入されて埋め込まれた部品または部品の一部である圧入部を有する。この圧入部は、前述の実施形態において説明した管部5231に限定するものではない。圧入部は、継手部523の他、例えば、電力変換装置を車両に固定するための固定装置の一部でもよいし、電力変換装置と結合される他の装置の一部や他の装置を連結するための連結具であってもよい。
明細書に開示の目的を達成可能な電力変換装置は、ケースの短手方向に対向している二つの側壁に、圧入部と支持部を有する構成でもよい。
明細書に開示の目的を達成可能な電力変換装置は、ケースを形成する複数のケース部のうち互いに対向する複数組の側壁に、圧入部と支持部を有する構成でもよい。
2…電子部品、 5,105,205,305,405…第1ケース部(ケース)
21…被固定部、 52…第1側壁、 53…第2側壁、 56…底側壁(隣接壁)
531,1531,2531,3531…支持部、 531s…投影線
5231…管部(圧入部)

Claims (11)

  1. 車両に搭載されるケース(5;105)と、
    前記ケースの内部に収容されている電子部品(2)と、
    前記ケースを形成している複数の側壁の一つである第1側壁(52)に圧入されている圧入部(5231)と、
    を備え、
    前記ケースは、前記第1側壁に対向する第2側壁(53)において、周囲よりも高い剛性を有して前記圧入部側に向かう荷重を支持可能に設けられた支持部(531)を有し、
    前記支持部は、前記圧入部を前記第2側壁に投影した投影領域に少なくとも一部が含まれるように設けられており、
    前記圧入部は、前記電子部品を温調する温調用流体が流れる流路の一部を形成する部材として用いられている車載用電力変換装置。
  2. 前記支持部は、前記投影領域の全体を含む範囲に設けられている請求項1に記載の車載用電力変換装置。
  3. 車両に搭載されるケース(205;305;405)と、
    前記ケースの内部に収容されている電子部品(2)と、
    前記ケースを形成している複数の側壁の一つである第1側壁(52)に圧入されている圧入部(5231)と、
    を備え、
    前記ケースは、前記第1側壁に対向する第2側壁(53)において、周囲よりも高い剛性を有して前記圧入部側に向かう荷重を支持可能に設けられた支持部(1531;2531;3531)を有し、
    前記支持部は、前記圧入部を前記第2側壁に投影した投影領域に対して、前記投影領域を間において対向する両側の部位に少なくとも設けられており、
    前記圧入部は、前記電子部品を温調する温調用流体が流れる流路の一部を形成する部材として用いられている車載用電力変換装置。
  4. 前記支持部(1531;2531)は、前記投影領域を間において対向する前記両側の部位に設けられた部分である請求項3に記載の車載用電力変換装置。
  5. 前記支持部(3531)は、前記投影領域の周囲を取り囲むように設けられた部分である請求項3に記載の車載用電力変換装置。
  6. 前記ケースは、前記第1側壁と前記第2側壁とに隣接して前記第1側壁と前記第2側壁とを連結する隣接壁(56)を有し、
    前記隣接壁には、前記隣接壁を正面視した場合に、前記圧入部の輪郭と前記投影領域とを結ぶ投影線(531s)の内側に含まれるリブ(561,562)が設けられている請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の車載用電力変換装置。
  7. 前記ケースは、前記第1側壁と前記第2側壁とに隣接して前記第1側壁と前記第2側壁とを連結する隣接壁(56)を有し、
    前記電子部品の少なくとも一部は、前記隣接壁を正面視した場合に、前記圧入部の輪郭と前記投影領域とを結ぶ投影線(531s)の内側に位置している請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の車載用電力変換装置。
  8. 前記電子部品は、前記ケースに固定されている被固定部(21)を備え、
    前記被固定部は、前記隣接壁を正面視した場合に、前記投影線の内側に位置している請求項7に記載の車載用電力変換装置。
  9. 前記被固定部は、前記第2側壁に一体に設けられた部分である請求項8に記載の車載用電力変換装置。
  10. 前記支持部は、前記第2側壁において他の部分よりも厚さ寸法が大きい肉厚な部分である請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の車載用電力変換装置。
  11. 前記ケースは、短手方向長さと長手方向長さとを有するように形成された箱体であり、
    前記第1側壁と前記第2側壁は長手方向に対向している請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の車載用電力変換装置。
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