JP7218629B2 - スイッチング装置 - Google Patents

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本発明は、スイッチング装置に関し、詳しくは、互いに並列に接続された第1,第2スイッチング素子を備えるスイッチング装置に関する。
従来、この種のスイッチング装置としては、互いに並列に接続された第1,第2IGBTをオンオフする際に、小電流の制御時には、第1,第2IGBTのうちの何れか一方を他方に先立ってオフするものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このスイッチング装置では、こうした制御を行なうことにより、小電流の制御時には、ターンオフ損失を低減している。
特開2016-146717号公報
上述のスイッチング装置では、第1,第2IGBTのうちの何れか一方を他方に先立ってオフすることにより、スイッチング装置のターンオフ損失(テール損失)を低減することができるものの、第1,第2IGBTのうちの他方だけをオンする期間が生じることにより、スイッチング装置のオン損失が増加する。このため、スイッチング装置のトータル損失が増加することがある。
本発明のスイッチング装置は、スイッチング装置のトータル損失を低減することを主目的とする。
本発明のスイッチング装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のスイッチング装置は、
互いに並列に接続された第1,第2スイッチング素子と、
前記第1,第2スイッチング素子のターンオフを同時に行なう第1制御と、前記第1,第2スイッチング素子のターンオフを1つずつ行なう第2制御と、を選択して前記第1,第2スイッチング素子のスイッチングを行なう制御装置と、
を備えるスイッチング装置であって、
前記制御装置は、
前記第2制御を実行すると前記第1制御を実行するときに比してオン損失増加量がテール損失低減量以上になると予測したときには、前記第1制御を実行し、
前記第2制御を実行すると前記第1制御を実行するときに比して前記オン損失増加量が前記テール損失低減量未満になると予測したときには、前記第2制御を実行する、
ことを要旨とする。
この本発明のスイッチング装置では、互いに並列に接続された第1,第2スイッチング素子のターンオフを同時に行なう第1制御と、第1,第2スイッチング素子のターンオフを1つずつ行なう第2制御と、を選択して第1,第2スイッチング素子のスイッチングを行なう。そして、第2制御を実行すると第1制御を実行するときに比してオン損失増加量がテール損失低減量以上になると予測したときには、第1制御を実行し、第2制御を実行すると第1制御を実行するときに比してオン損失増加量がテール損失低減量未満になると予測したときには、第2制御を実行する。これにより、スイッチング装置のトータル損失を低減することができる。
本発明の一実施例としてのスイッチング装置20の構成の概略を示す構成図である。 第1制御におけるゲート信号Vge1,Vge2の波形の一例を説明するための説明図である。 第2制御におけるゲート信号Vge1,Vge2の波形の一例を説明するための説明図である。 スイッチング装置20の動作ルーチンの一例を示すフローチャートである。 第1制御を実行している際のIGBT22,24のコレクタ電流の時間変化の一例を示す説明図である。 第2制御を実行している際のIGBT22のコレクタ電流の時間変化の一例を示す説明図である。 図4のステップS170の詳細を説明するためのフローチャートである。 図4のステップS180の詳細を説明するためのフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのスイッチング装置20の構成の概略を示す構成図である。スイッチング装置20は、IGBT22,24と、マイクロコンピュータ(以下、「マイコン」という)40と、を備える。スイッチング装置20は、例えば、バッテリの電力を昇圧してモータを駆動するインバータへ供給する昇圧コンバータなどに搭載される。
IGBT22,24は、互いに並列に接続されている。即ち、IGBT22,24は、コレクタ同士およびエミッタ同士が接続されている。IGBT22,24のコレクタは、第1電圧VH(例えば、電源電圧など)が印加される正極ラインPLに接続されている。IGBT22,24のエミッタは、第1電圧VHより低い第2電圧VL(例えば、接地電位(0V)など)が印加される負極ラインNLに接続されている。
マイコン40は、図示しないCPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMや、データを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。
マイコン40には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。マイコン40に入力される信号としては、例えば、IGBT22のコレクタ-エミッタ間電圧(IGBT24のコレクタ-エミッタ間電圧と同一)を検出する電圧センサ30からの電圧Vce1や正極ラインPLからIGBT22,24に流れる電流を検出する電流センサ32からの電流Iを挙げることができる。
マイコン40からは、IGBT22,24をスイッチング制御するためのゲート信号Vge1,Vge2などが出力ポートを介して出力されている。ゲート信号Vge1,Vge2は、第1電圧VHと第2電圧VLとの間で遷移するパルス信号である。
こうして構成されたスイッチング装置20では、ゲート信号Vge1,Vge2を用いてIGBT22,24をオンオフする。スイッチング装置20では、IGBT22,24をターンオフ(オンからオフ)するときには、IGBT22,24のターンオフを同時に行なう第1制御と、IGBT22,24のターンオフを1つずつタイミングをずらして行なう第2制御と、を選択して実行する。
図2は、第1制御におけるゲート信号Vge1,Vge2の波形の一例を説明するための説明図である。図3は、第2制御におけるゲート信号Vge1,Vge2の波形の一例を説明するための説明図である。図示するように、第1制御では、ゲート信号Vge1,Vge2が同時に第1電圧VHとなってIGBT22,24をターンオンし、ゲート信号Vge1,Vge2が同時に第2電圧VLとなってIGBT22,24がターンオフする。したがって、IGBT22,24のオン時間ton1、ton2は、同一の時間となる。第2制御では、ゲート信号Vge1,Vge2が同時に第1電圧VHとなってIGBT22,24をターンオンし、ゲート信号Vge1より先にゲート信号Vge2が第2電圧VLとなってIGBT24がターンオフし、その後、ゲート信号Vge1が第2電圧VLとなってIGBT22がターンオフする。したがって、IGBT24のオン時間ton2' は、IGBT22のオン時間ton1より短くなる。なお、第1,第2制御の選択については後述する。
次に、こうして構成されたスイッチング装置20においてIGBT22,24をスイッチング制御する際の動作について説明する。図4は、スイッチング装置20の動作ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、繰り返し実行される。
本ルーチンが実行されると、マイコン40は、PWM指令を生成する処理を実行する(ステップS100)。PWM指令は、IGBT22,24をPWM制御するための指令である。PWM指令には、IGBT22,24をオンするためのオン指令やIGBT22,24をオフするためのオフ指令、IGBT22,24をオンしてからオフするまでの時間であるオン時間tonなどが含まれる。
続いて、IGBT22,24のオン指令、即ち、第1電圧VHのゲート信号Vge1,Vge2をIGBT22,24に出力する(ステップS110)。ゲート信号Vge1によりIGBT22がオン(Vge1オン)となる(ステップS120)。ゲート信号Vge2によりIGBT24がオン(Vge2オン)となる(ステップS130)。
また、ステップS100でPWM指令を生成すると、オン損失増加量ΔEonを演算する(ステップS140)。オン損失増加量ΔEonは、第2制御時のIGBT22,24のオン損失量EonBから第1制御でのIGBT22,24のオン損失量EonAを減じた値である。オン損失とは、IGBTがオンとなっている期間での損失である。
第1制御でのオン損失量EonAは、次式(1)により算出される。式(1)中、「Eon1」は、IGBT22のオン損失であり、「Eon2」は、IGBT24のオン損失である。Eon1,Eon2は、次式(2),(3)により算出できる。式(2)中、「Vce(sat)1(t)」は、第1制御でIGBT22がオンしているときのコレクタ-エミッタ間電圧である。「Ion1(t)」は、第1制御でIGBT22がオンしているときのIGBT22のコレクタ電流である。式(3)中、「Vce(sat)2(t)」は、第1制御でIGBT24がオンしているときのIGBT24のコレクタ-エミッタ間電圧である。「Ion2(t)」は、第1制御でIGBT24がオンしているときのIGBT24のコレクタ電流である。
EonA=Eon1+Eon2 ・・・(1)
Figure 0007218629000001
Figure 0007218629000002
実施例では、IGBT22,24は、コレクタ同士,エミッタ同士が接続されているから、次式(4)の関係が成立する。第1制御では、オン時間ton1とオン時間ton2とは等しいことから、次式(5)が成立する。IGBT22のコレクタ電流とIGBT24のコレクタ電流との和が正極ラインPLに流れる電流Ion(t)であることから、次式(6)の関係が成立する。式(2)~(6)を式(1)に適用することにより、次式(7)が導出される。式(7)中、「Vce(sat)1(t)」は、ゲート信号Vge1を第1電圧VHにしてから時間ton1が経過するまでのIGBT22のコレクタ-エミッタ間電圧を示しており、IGBT22のコレクタ-エミッタ間電圧とコレクタ電流とIGBT22の温度との関係を示す特性図に基づいて定められる。なお、「Vce(sat)1(t)」は、IGBT22をターンオンしたときに電圧センサ30により検出された電圧Vce1としてもよい。
Vce(sat)1=Vce(sat)2 ・・・(4)
ton1= ton2 ・・・(5)
Ion(t)=Ion1(t)+Ion2(t) ・・・(6)
Figure 0007218629000003
第2制御でのオン損失量EonBは、次式(8)により算出される。式(8)中、「E'on」は、第2制御でIGBT22,24をターンオンしてから図3に示す時間ton2'が経過するまでの時間でのIGBT22,24のオン損失であり、式(7)で時間ton1を時間ton2'とした次式(9)により導出される。式(8)中、「E''on」は、第2制御でIGBT22,24をターンオンして時間ton2'が経過してから時間ton1が経過するまでのIGBT22のオン損失であり、次式(10)により導出される。式(10)中、「Vce(sat)1'(t)」は、ゲート信号Vge1を第2電圧VLにしてから時間ton1が経過するまでのIGBT22のコレクタ-エミッタ間電圧を示しており、IGBT22のコレクタ-エミッタ間電圧とコレクタ電流とIGBT22の温度との関係を示す特性図に基づいて定められる。なお、「Vce(sat)1'(t)」は、IGBT22をターンオンしたときに電圧センサ30により検出された電圧Vce1としてもよい。
EonB=E'on+E''on ・・・(8)
Figure 0007218629000004
Figure 0007218629000005
式(9),(10)を式(8)に適用することにより、次式(11)が導出される。
Figure 0007218629000006
そして、式(7),(11)よりオン損失増加量ΔEonを演算する次式(12)の関係を導出する。式(12)中、Ion(t)は、次式(13)により導出される。ステップS140では、式(12)を用いてオン損失増加量ΔEonを演算している。なお、「Ion(t)」は、IGBT22をターンオンしたときに電流センサ32により検出された電流Iとしてもよい。
Figure 0007218629000007
Figure 0007218629000008
オン損失増加量ΔEonを演算したら、次に、テール損失低減量ΔEtailを演算する(ステップS150)。テール損失低減量ΔEtailは、第1制御時のテール損失量EtailAから第2制御のテール損失量EtailBを減じた値である。IGBT22,24は、ターンオフされても、しばらくの期間はコレクタ電流が流れる。テール損失とは、このようなIGBTがターンオフされてからIGBTのコレクタ電流が値0になるまでの期間(以下、「テール期間」と称することがある)での損失である。図5は、第1制御を実行している際のIGBT22,24のコレクタ電流の時間変化の一例を示す説明図である。図6は、第2制御を実行している際のIGBT22のコレクタ電流の時間変化の一例を示す説明図である。図5、図6において、時間t0は、IGBT22,24がターンオフされたタイミングである。図中、ハッチングを施した領域がテール期間でのコレクタ電流である。第2制御では、IGBT22,24は、並列接続されている。そのため、IGBT24をIGBT22に先立ってターンオフすると、IGBT24のコレクタ-エミッタ間電圧が値0となることから、IGBT24についてはテール時間の間コレクタ電流が流れてもテール損失は値0となる。したがって、図6では、IGBT24については図示していない。テール時間は、IGBT自体の特性で定まる。したがって、同一のIGBTについては、第1、第2制御に拘わらず、同一のテール時間となる。
第1制御でのテール損失量EtailAは、次式(14)により算出される。式(14)中、「Etail1」は、IGBT22のテール損失量であり、「Etail2」は、IGBT24のテール損失量である。Etail1,Etail2は、IGBT22,24をターンオフするタイミングを値0として次式(15),(16)により算出できる。式(15)中、「Vce1(t)」は、ゲート信号Vge1を第2電圧VLにしてからテール時間ttail1が経過するまでのIGBT22のコレクタ-エミッタ間電圧を示しており、IGBT22のコレクタ-エミッタ間電圧とコレクタ電流とIGBT22の温度との関係を示す特性図に基づいて定められる。なお、「Vce1(t)」は、IGBT22をターンオフしたときに電圧センサ30により検出された電圧Vce1としてもよい。「Itali1(t)」は、第1制御でIGBT22がオフした後のIGBT22のコレクタ電流である。式(16)中、「Vce2(t)」は、ゲート信号Vge1を第2電圧VLにしてからテール時間ttail2が経過するまでのIGBT24のコレクタ-エミッタ間電圧を示しており、IGBT24のコレクタ-エミッタ間電圧とコレクタ電流とIGBT24の温度との関係を示す特性図に基づいて定められる。なお、「Vce2(t)」は、IGBT24をターンオフしたときに電圧センサ30により検出された電圧Vce1としてもよい。「Itali2(t)」は、第1制御でIGBT24がオフした後のIGBT24のコレクタ電流である。
EtailA=Etail1+Etail2 ・・・(14)
Figure 0007218629000009
Figure 0007218629000010
式(15),(16)を式(14)に適用することにより、次式(17)が導出される。
Figure 0007218629000011
第2制御でのテール損失量EtailBは、次式(18)の関係を用いて算出される。式(18)中、「Etail1」は、第2制御でのIGBT22のテール損失量である。「Etail1」は、IGBT22をターンオフするタイミングを値0として算出している。
Figure 0007218629000012
そして、式(17),(18)よりテール損失低減量ΔEtailを演算する次式(19)の関係が導出される。ステップS150では、式(19)を用いてテール損失低減量ΔEtailを演算している。なお、「Itali2(t)」は、IGBT24がターンオフしたときの電流の関数であり、IGBT24の特性によって予め定めたものを用いている。
Figure 0007218629000013
こうしてテール損失低減量ΔEtailを演算すると、マイコン40は、オン損失増加量ΔEonがテール損失低減量ΔEtail以上となるか否かを予測する(ステップS160)。オン損失増加量ΔEonがテール損失低減量ΔEtail以上と予測したときには、第2制御を実行するとトータルの損失が増加すると判断して、第1制御を実行して(ステップS170)、本ルーチンを終了する。
図7は、図4のステップS170の詳細を説明するためのフローチャートである。ステップS170では、ステップS110が実行されてからステップS100で生成されたオン時間tonを経過したときにステップS100で生成されたPWM指令に含まれるオフ指令、即ち、第2電圧VLのゲート信号Vge1,Vge2をIGBT22,24に出力する(ステップS200)。ゲート信号Vge1によりIGBT22がオフ(Vge1オフ)となる(ステップS210)。ゲート信号Vge2によりIGBT24がオフ(Vge2オフ)となる(ステップS220)。このように、第2制御を実行するとトータルの損失の増加が予測されるときには、第1制御を実行することにより、トータルの損失の増加を抑制できる。
ステップS160でオン損失増加量ΔEonがテール損失低減量ΔEtail未満であると予測したときには、第2制御を実行することでオン損失増加量ΔEonがテール損失低減量ΔEtailを下回り、トータルの損失の増加が抑制されると予測して、第2制御を実行して(ステップS180)、本ルーチンを終了する。
図8は、図4のステップS180の詳細を説明するためのフローチャートである。ステップS180では、ステップS110が実行されてから、ステップS100で生成されたオン時間tonからテール時間ttail2を減じた時間が経過したタイミングでIGBT24にオフ指令、即ち、第2電圧VLのゲート信号Vge2をIGBT24に出力する(ステップS300)。ゲート信号Vge2によりIGBT24がオフ(Vge2オフ)となる(ステップS310)。
そして、ステップS110が実行されてからステップS100で生成されたオン時間tonを経過したタイミングでIGBT22にオフ指令、即ち、第2電圧VLのゲート信号Vge1をIGBT22に出力する(ステップS320)。ゲート信号Vge1によりIGBT22がオフ(Vge1オフ)となる(ステップS330)。このように、第2制御を実行するとトータルの損失の増加が抑制される予測されるときには、第2制御を実行することにより、トータルの損失の増加を抑制できる。
以上説明した実施例のスイッチング装置20によれば、第2制御を実行すると第1制御を実行するときに比してオン損失増加量ΔEonがテール損失低減量ΔEtail以上になると予測したときには、第1制御を実行し、第2制御を実行すると第1制御を実行するときに比してオン損失増加量ΔEonがテール損失低減量ΔEtail未満になると予測したときには、第2制御を実行することにより、トータルの損失の増加を抑制できる。
実施例のスイッチング装置20では、第2制御で、IGBT22をオフした後にIGBT24をオフしているが、IGBT24をオフした後にIGBT22をオフしてもよい。
実施例のスイッチング装置20は、スイッチング素子としてIGBT22,24を備えている。しかしながら、スイッチング素子であれば如何なるもよく、例えば、IGBT22,24に代えて、パワーMOSFETなど他のトランジスタを備えていてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、第1,第2スイッチング素子が「IGBT22」,「IGBT24」に相当し、マイコン40が「制御装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、スイッチング装置の製造産業などに利用可能である。
20 スイッチング装置、22,24 IGBT、30 電圧センサ、32 電流センサ、40 マイクロコンピュータ(マイコン)、PL 正極ライン、NL 負極ライン。

Claims (1)

  1. 互いに並列に接続された第1,第2スイッチング素子と、
    前記第1,第2スイッチング素子をターンオンするときには前記第1,第2スイッチング素子のターンオンを同時に行ない前記第1,第2スイッチング素子をターンオフするときには前記第1,第2スイッチング素子のターンオフを同時に行なう第1制御と、前記第1,第2スイッチング素子をターンオンするときには前記第1,第2スイッチング素子のターンオンを同時に行ない前記第1,第2スイッチング素子をターンオフするときには前記第1,第2スイッチング素子のターンオフを1つずつ行なう第2制御と、を選択して前記第1,第2スイッチング素子のスイッチングを行なう制御装置と、
    を備えるスイッチング装置であって、
    前記制御装置は、
    前記第2制御を実行すると前記第1制御を実行するときに比してオン損失増加量がテール損失低減量以上になると予測したときには、前記第1制御を実行し、
    前記第2制御を実行すると前記第1制御を実行するときに比して前記オン損失増加量が前記テール損失低減量未満になると予測したときには、前記第2制御を実行する、
    スイッチング装置。
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