JP7217930B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 平成30年9月3日にトヨタ自動車東日本株式会社(宮城県黒川郡大衡村中央平1番地)に「車両用灯具」を販売。
本発明は車両用灯具に関するものである。
特許文献1には、導光部材を利用して、クリアランスランプやデイタイムランニングランプを構成する車両用灯具が開示されている。
そして、特許文献1では、インナーパネルの貫通孔を通して導光部材の一方側の端部をインナーパネルの裏面側に位置させるとともに、その一方側の端部に光を入射させるようにインナーパネルの裏面側に光源が設けられている。
特開2015-204232号公報
ところで、光源から出射される光の一部が、導光部材に入射せずに、周辺に照射される場合がある。
そして、インナーパネルの裏面側に十分なスペースがあれば、その導光部材に入射せず周辺に照射される光が導光部材を挿入するために設けられたインナーパネルの貫通孔から漏光しない位置に光源を配置して、光を入射させる導光部材の一方側の端部が光源に対して適切に位置するように導光部材を形成することが可能である。
しかしながら、近年、車両用灯具は、車両前方外側のスラント形状に合わせるように設計されることが多くなっているため、インナーパネルの裏面側に十分なスペースが確保できない場合もある。
この場合、インナーパネルに設けられた貫通孔の近くの裏面側に、導光部材の導光部の入射面となる入射端面を位置させ、その入射端面に向けて光を出射させるように光源を配置することになり、導光部材の導光部に入射せずに周辺に照射された光が貫通孔を通じて漏光し、見栄えが悪くなるといった問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、導光部材の導光部の端部を挿入する貫通孔を通じて光が漏光することを低減した車両用灯具を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下の構成によって把握される。
(1)本発明の車両用灯具は、第1導光部を有する導光部材と、前記導光部材の取り付けられる受部材と、を備え、前記第1導光部は、光を外部に照射しつつ導光させる第1本体部と、光を入射させる第1入射端面を有し、前記第1本体部から前記受部材側に曲がる第1湾曲端部と、を備え、前記受部材は、表面側から裏面側に向かって前記第1湾曲端部の一部が挿入される開口部を画定する周縁部を備え、前記周縁部は、前記第1湾曲端部の曲がり方向内側の第1周縁部と、前記第1湾曲端部の曲がり方向外側の第2周縁部と、を備え、前記周縁部は、前記第1周縁部が前記第2周縁部より前記受部材の裏面側に位置する段差構造になっている。
(2)上記(1)の構成において、前記周縁部に対応する前記第1湾曲端部の断面外形は、円弧形状を有し、前記第1周縁部に対応する前記第1湾曲端部の曲がり方向内側の第1外周部と、前記第1外周部より小さい円弧形状を有し、前記第2周縁部に対応する前記第1湾曲端部の曲がり方向外側の第2外周部と、前記第1外周部の両端部からそれぞれ対応する前記第2外周部の端部に向けてほぼ直線状に内側に延在し、前記第1外周部と前記第2外周部を繋ぐ一対の繋ぎ外周部と、を備えている。
(3)上記(2)の構成において、前記第1周縁部の少なくとも一部が前記第1外周部に沿った形状にされるとともに、前記第2周縁部の少なくとも一部が前記第2外周部及び一対の前記繋ぎ外周部に沿った形状とされることで、全周で見て前記周縁部と前記第1湾曲端部の隙間が0.3mm以内になっている。
(4)上記(1)から(3)のいずれか1つの構成において、前記車両用灯具は、前記第1入射端面に入射させる光を出射する第1光源を備え、前記導光部材は、前記第1入射端面が車両後方側に位置するように、前記第1導光部を車両前方側から後方側に傾斜させるように設けられ、前記第1光源は、前記第1入射端面から前記第1導光部内に光を入射させるために、車両側方外側に向かって光を出射するように前記受部材の裏面側に配置されている。
本発明によれば、導光部材の導光部の端部を挿入する貫通孔を通じて光が漏光することを低減した車両用灯具を提供することができる。
本発明に係る実施形態の車両用灯具を備えた車両の斜視図である。 本発明に係る実施形態の車両の右側の車両用灯具の一部分解斜視図である。 本発明に係る実施形態のクリアランスランプ用の灯具ユニットの分解斜視図である。 本発明に係る実施形態の受部材の開口部の周辺を拡大した拡大図である。 図4のA-A線に沿った断面図である。 本発明に係る実施形態の第1湾曲端部の図5のB-B線に沿った断面外形を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する。)について詳細に説明する。
なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
また、実施形態及び図中において、特に断りがない場合、「前」、「後」は、各々、車両の「前進方向」、「後進方向」を示し、「上」、「下」、「左」、「右」は、各々、車両に乗車する運転者から見た方向を示す。
なお、言うまでもないが「上」、「下」は鉛直方向での「上」、「下」でもあり、「左」、「右」は水平方向での「左」、「右」でもある。
図1は、本発明に係る実施形態の車両用灯具を備えた車両102の斜視図である。
図1に示すように、本発明に係る実施形態の車両用灯具は、車両102の前方の左右のそれぞれに設けられる車両用の前照灯(101L、101R)であり、以下では単に車両用灯具と記載する。
また、図2は、車両102の右側の車両用灯具の一部分解斜視図である。
なお、車両102の左側の車両用灯具は、車両102の左側に設けられるように形状等が形成されているが、それ以外の部分は車両102の右側の車両用灯具と対象になっているだけであるため、以下では、右側の車両用灯具を例に取って説明を行い、左側の車両用灯具の説明を省略する。
本実施形態の車両用灯具は、図2に示すように、車両前方側に開口したハウジング1と、ハウジング1の開口を覆うようにハウジング1に取り付けられるアウターレンズ(図示せず)を備え、ハウジング1とアウターレンズとで形成される灯室内に各種の灯具ユニット等が収容されている。
具体的には、図2に示すように、車両用灯具は、ハウジング1内に配置されるインナーパネル2とインナーパネル2の裏面側に配置されるハイビーム配光パターンやロービーム配光パターンを形成するための各種の灯具ユニット等(図示せず)を備えている。
また、車両用灯具は、インナーパネル2上に位置するように配置され、クリアランスランプ用の灯具ユニット10を備えている。
なお、本実施形態では、灯具ユニット10がクリアランスランプ用とされているが、デイタイムランニングランプ用の灯具ユニット10であってもよい。
図3は、クリアランスランプ用の灯具ユニット10の分解斜視図である。
灯具ユニット10は、図3に示すように、導光部21を有する導光部材20と、インナーパネル2側(図2参照)に設けられ、導光部材20の取り付けられるリフレクタである受部材30と、受部材30の裏面側に取り付けられる光源装置40と、導光部材20上を覆うように受部材30に取り付けられるインナーレンズ50と、を備えている。
なお、受部材30はリフレクタとして機能させるようにしたインナーパネル等でもよい。
(導光部材20)
本実施形態では、導光部材20は、導光部21として、光を導光する第1導光部21Aと光を導光する第2導光部21Bを備えており、その第1導光部21Aと第2導光部21Bの間が平板状に形成された接続板部22で繋がるようにされている。
ただし、接続板部22で繋がるようにすることに限らず、個別に第1導光部21Aを有する導光部材と第2導光部21Bを有する導光部材とを用いるようにしてもよく、第1導光部21A又は第2導光部21Bのどちらかを省略するようにしてもよい。
また、導光部材20は、第2導光部21Bの一方側の端の方に設けられた受部材30への固定のための第1取付部23Aと、第2導光部21Bの他方側の端の方に設けられた受部材30への固定のための第2取付部23Bと、を備えている。
第1導光部21Aは、光を外部に照射しつつ導光させる細長円柱棒形状の第1本体部21AAと、光を入射させる第1入射端面21ACを有し、後ほど説明するように、第1本体部21AAから受部材30側に曲がる第1湾曲端部21ABと、を備えている。
また、第2導光部21Bは、光を外部に照射しつつ導光させる細長円柱棒形状の第2本体部21BAと、光を入射させる一方側入射端面21BBAを有し、第2本体部21BAから受部材30側に曲がる一方側湾曲端部21BBと、を備えている。
なお、第2導光部21Bは、長さが長い第2本体部21BAを備えているため、本実施形態では、第2導光部21Bが、光を入射させる他方側入射端面21BCAを有し、第2本体部21BAから受部材30側に曲がる他方側湾曲端部21BCを備えるものとし、一方側と他方側から光が入射する態様としている。
また、導光部材20は、第2導光部21Bとで略L字形状を成す方向に他方側湾曲端部21BC側から延在し、第2導光部21Bの他方側入射端面21BCAから入射した光の一部を外部に照射しつつ導光させる短尺円柱棒形状の第3導光部21Cを備えている。
(受部材30)
受部材30は、導光部材20を受ける受部31と、導光部材20の第1取付部23Aをネジで固定するための第1固定部32Aと、導光部材20の第2取付部23Bをネジで固定するための第2固定部32Bと、を備えている。
また、受部材30は、一方側に設けられ、表面側から裏面側に向かって第1導光部21Aの第1湾曲端部21ABの一部が挿入される開口部33を画定する周縁部35(図5参照)を備えている。
さらに、受部材30は、一方側に設けられ、表面側から裏面側に向かって第2導光部21Bの一方側湾曲端部21BBの一部が挿入される一方側受入孔34Aと、他方側に設けられ、表面側から裏面側に向かって第2導光部21Bの他方側湾曲端部21BCの一部が挿入される他方側受入孔34Bと、を備えている。
そして、受部材30は、第1導光部21A及び第2導光部21Bからの光を外部に向けて反射するリフレクタとして機能する部材であり、導光部材20が配置される表面側の表面に銀蒸着等が施され、光の反射率が高くなるようにされている。
(光源装置40)
光源装置40は、受部材30の一方側の裏面側に固定される第1光源41と、受部材30の他方側の裏面側に固定される第2光源42と、受部材30の中央側の裏面側に固定され、第1光源41及び第2光源42への電力の供給を行う、給電コネクタ43Aを有する給電制御基板43と、給電制御基板43と第1光源41を電気的に接続し、給電制御基板43から第1光源41に電力を供給する第1電力ケーブル44Aと、給電制御基板43と第2光源42を電気的に接続し、給電制御基板43から第2光源42に電力を供給する第2電力ケーブル44Bと、を備えている。
なお、受部材30は、裏面側に第1電力ケーブル44A及び第2電力ケーブル44Bを複数個所で固定する複数のケーブル固定部を備えている。
また、本実施形態では、第1光源41が第1導光部21Aの第1入射端面21AC及び第2導光部21Bの一方側入射端面21BBAに入射させる光を出射する光源になっており、第2光源42が第2導光部21Bの他方側入射端面21BCAに入射させる光を出射する光源になっている。
そして、第1光源41は、第1電力ケーブル44Aが接続された基板41Aと、基板41A上に設けられた一対の発光チップ41Bと、を有し、第1光源41は、一対の発光チップ41Bのそれぞれが受部材30の開口部33及び一方側受入孔34Aから裏面側に導出された第1湾曲端部21ABの第1入射端面21AC及び一方側湾曲端部21BBの一方側入射端面21BBAに対向するように、受部材30の裏面側に固定される。
なお、本実施形態では、第1光源41は、発光チップ41BがLEDチップであるLED光源としているが、例えば、発光チップ41Bをレーザチップ(LDチップ)としたLD光源としてもよい。
また、第2光源42は、第2電力ケーブル44Bが接続された基板42Aと、基板42A上に設けられた発光チップ42Bと、を有し、第2光源42は、発光チップ42Bが受部材30の他方側受入孔34Bから裏面側に導出された他方側湾曲端部21BCの他方側入射端面21BCAに対向するように、受部材30の裏面側に固定される。
なお、第2光源42も第1光源41と同様に、本実施形態では、発光チップ42BがLEDチップであるLED光源としているが、例えば、発光チップ42Bをレーザチップ(LDチップ)としたLD光源としてもよい。
(インナーレンズ50)
インナーレンズ50は、光が透過できるように透明な樹脂材料で形成されているが、第1導光部21Aに対応する第1光照射領域51と第2導光部21Bに対応する第2光照射領域52以外の領域に着色が施され、第1導光部21A及び第2導光部21B以外の部分が見えないようになっている。
一方、本実施形態の車両用灯具は、図1に示すように、車両前方外側のスラント形状に合わせたものとなっており、第1湾曲端部21ABの第1入射端面21AC及び一方側湾曲端部21BBの一方側入射端面21BBAが車両後方側に位置するように、導光部材20は、第1導光部21A及び第2導光部21Bが車両前方側から後方側に傾斜して設けられるように配置される。
このため、第1湾曲端部21ABの第1入射端面21AC及び一方側湾曲端部21BBの一方側入射端面21BBAは、図1に示す点線領域RN辺りに位置することになり、設計上、第1光源41を自由に配置するほどのスペースを確保することが困難になっている。
そこで、小さいスペースでも第1光源41が配置できるようにしており、以下、具体的に説明する。
図4は受部材30の開口部33の周辺を拡大した拡大図であり、図5は図4のA-A線に沿った断面図である。
なお、図5では第1導光部21Aの第1湾曲端部21AB及び第1本体部21AAの一部も併せて図示している。
第1導光部21Aの第1本体部21AAは、断面外形が直径6mmの円形状をしており、図5に示す第1湾曲端部21ABの点線部分が、その第1本体部21AAをそのまま延長するように受部材30側に曲がるものとしたときの状態である。
なお、第1導光部21Aの第1本体部21AAは、断面外形の直径は、必要に応じて4mm以上20mm以下の範囲で適宜選択される。
つまり、図5に示すように、第1湾曲端部21ABは、ハッチングで示すように、曲がり方向内側が第1本体部21AAをそのまま延長するように受部材30側に曲がるものとしたときよりも外側に出っ張るように形成されている。
図6は第1湾曲端部21ABの図5のB-B線に沿った断面外形を示した図である。
図4及び図5に示すように、受部材30は、周縁部35によって画定される開口部33を備え、その周縁部35は、第1湾曲端部21AB(図5参照)の曲がり方向内側の第1周縁部35Aと、第1湾曲端部21AB(図5参照)の曲がり方向外側の第2周縁部35Bと、を備えている。
そして、その周縁部35に対応する第1湾曲端部21ABの断面外形は、図6に示すように、円弧形状を有し、第1周縁部35A(図4及び図5参照)に対応する第1湾曲端部21ABの曲がり方向内側の第1外周部OC1と、第1外周部OC1より小さい円弧形状を有し、第2周縁部35B(図4及び図5参照)に対応する第1湾曲端部21ABの曲がり方向外側の第2外周部OC2と、第1外周部OC1の両端部からそれぞれ対応する第2外周部OC2の端部に向けてほぼ直線状に内側に延在し、第1外周部OC1と第2外周部OC2を繋ぐ一対の繋ぎ外周部OC3と、を備えている。
このような形状になっていると、図5に示すように、第1本体部21AAをそのまま延長するように受部材30側に曲がるものとしたときよりも第1湾曲端部21ABの曲がり方向内側に光が導波可能な領域を拡張することができ、第1本体部21AAをそのまま延長するように受部材30側に曲がるものとしたときには光が第1導光部21Aから漏光して十分に第1本体部21AAに光を導波させることができないような曲率半径の小さい曲がりであったとしても十分な光量の光を第1本体部21AAに導波させることができる。
例えば、第1本体部21AAの中心線を第2外周部OC2に沿って延長した曲がり中心線Lの曲率半径が20mm以下(より好ましくは15mm以下、更に好ましくは10mm以下)となるような曲がりとすれば、第1本体部21AAから短い距離で受部材30側に曲げられた第1湾曲端部21ABを形成することができるが、このときには先に触れたように漏光の問題がある。
しかしながら、本実施形態のように、第1湾曲端部21ABを、第1本体部21AAをそのまま延長するように受部材30側に曲がるものとせず、曲がり方向内側が第1本体部21AAをそのまま延長するように受部材30側に曲がるものとしたときよりも外側に出っ張るように形成することで漏光を抑制することができる。
具体的には、図6に示すように、第1湾曲端部21ABの曲がり方向外側の第2外周部OC2の端部間の中間点Mを通り、第2外周部OC2の端部を結ぶ直線L1に直交するライン上での第2外周部OC2から中間点Mまでの距離dで、第2外周部OC2の端部を結ぶ直線L1に直交するライン上での第1外周部OC1から中間点Mまでの距離Dを割ったときの比D/dが1.08以上1.5以下となる程度の範囲で第1湾曲端部21ABの曲がり方向内側が第1本体部21AAをそのまま延長するように受部材30側に曲がるものとしたときよりも外側に出っ張るように形成することが好ましい。
このように第1湾曲端部21ABを曲率半径の小さい曲がりとすることで、受部材30の開口部33の近くに第1湾曲端部21ABの第1入射端面21ACを位置させることができるので、その分、第1光源41を配置するスペースを確保することができる。
そして、本実施形態では、導光部材20は、第1入射端面21ACが車両後方側に位置するように、第1導光部21Aを車両前方側から後方側に傾斜させるように設けられており、第1入射端面21ACに入射させる光を出射する第1光源41(より正確には、第1入射端面21ACに対応する発光チップ41B)は、それに対応して、第1導光部21Aの第1入射端面21ACから第1導光部21A内に光を入射させるために、車両側方外側に向かって光を出射するように受部材30の裏面側に配置されている。
しかしながら、この場合、第1光源41が開口部33の近くに配置されることになるため、開口部33を通じて光が漏光するおそれがあり、本実施形態では、そのような漏光を抑制することも行っており、以下、具体的に説明する。
図5を参照して、先にも触れたように、本実施形態では、開口部33を画定する周縁部35が、第1湾曲端部21ABの曲がり方向内側の第1周縁部35Aと、第1湾曲端部21ABの曲がり方向外側の第2周縁部35Bと、を備えるものとし、図5に示すように、周縁部35が、第1周縁部35Aが第2周縁部35Bより受部材30の裏面側に位置する段差構造になっており、このような段差構造とすることで第1湾曲端部21ABの形状に合わせた形状を実現することができる。
具体的には、後ほど説明するように、周縁部35を段差構造にすることで、第1周縁部35Aの少なくとも一部が第1湾曲端部21ABの第1外周部OC1に沿った形状にするとともに、第2周縁部35Bの少なくとも一部が第1湾曲端部21ABの第2外周部OC2及び一対の繋ぎ外周部OC3に沿った形状とすることができ、全周で見て周縁部35と第1湾曲端部21ABの隙間が0.3mm以内にすることができる。
例えば、周縁部35が段差構造でなくても、開口部33の形状が図6に示した周縁部35に対応する第1湾曲端部21ABの断面外形とほぼ等しいものであれば、隙間ができないものにできるので、漏光を抑制することができる。
しかしながら、それは製作上の困難があるため、実現が難しい。
具体的には、図6に示した周縁部35に対応する第1湾曲端部21ABの断面外形とほぼ等しい開口部33を作成する場合、下金型に開口部33に対応した出っ張りを形成し、平坦な上金型の面で受けるようにして、上金型と下金型の間の空間に樹脂を充填して樹脂が固化した後に上金型と下金型を取り除けば、図6に示した形状に対応した開口部33が受部材30に形成されるように、一見、感じる。
しかしながら、金型を用いて樹脂成型する場合には、金型を外すときのために、鋭角なエッジを作ることができず、段差等を形成する金型の出っ張り部分は、面取りを実施することが必要であるため、成型後の樹脂成型品において、段差等の箇所は丸みを帯びてしまうことになる。
つまり、図6の記載を借りて説明するならば、図6に示した第1湾曲端部21ABの断面外形と同様の出っ張りを下金型に設けるようにすると、図6で丸囲みされている鋭角なエッジになる部分は、面取りすることが必要となる。
しかしながら、図6で丸囲みされている鋭角なエッジになる部分を面取りすると、そのエッジに対応する第1湾曲端部21ABの部分が、形成された開口部33に引っ掛かることになる。
そして、この問題を回避するためには、図6に示した第1湾曲端部21ABの断面外形と形状では同じでも一回り大きな出っ張りを金型に形成し、エッジに対応する第1湾曲端部21ABの部分が、鋭角なエッジになる部分の面取りを行った状態ときにも引っ掛からない出っ張りを金型に形成することになる。
しかし、そうしたのでは、開口部33を形成するために金型に設けられる出っ張りは、図6に示した第1湾曲端部21ABの断面外形よりも大幅に大きなものとなってしまうため、開口部33と第1湾曲端部21ABの間に大きな隙間ができてしまうことになる。
一方、本実施形態のように、開口部33を画定する周縁部35を段差構造にする場合、上金型又は下金型のどちらか一方に第1周縁部35Aを形成するための形状を持たせ、もう一方の金型に第2周縁部35Bを形成するための形状を持たせるようにすることができるため、面取りによる影響を大幅に低減することが可能となり、全周で見て周縁部35と第1湾曲端部21ABの隙間が0.3mm以内にできる開口部33を実現することが可能となる。
そして、全周で見て周縁部35と第1湾曲端部21ABの隙間が0.3mm以内にできることで、その隙間を通じて漏光する光が大幅に減るため、漏光を抑制(軽減)することができる。
なお、本実施形態では、第1周縁部35Aの内周面と第1湾曲端部21ABの対応する外周面の間の隙間は0.1mmになっており、第2周縁部35Bの内周面の裏面側の端の部分と第1湾曲端部21ABの対応する外周面の間の隙間が0.1mmになっている。
以上、具体的な実施形態を基に本発明の説明を行ってきたが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
上記では説明を省略したが、上記実施形態では、第2導光部21Bの一方側湾曲端部21BB及び他方側湾曲端部21BCも第1導光部21Aの第1湾曲端部21ABと同様の形状を有するものとしている。
しかしながら、受部材30の第2導光部21Bの一方側湾曲端部21BBの一部が挿入される一方側受入孔34A、及び、他方側湾曲端部21BCの一部が挿入される他方側受入孔34Bは、円形を基本として一方側湾曲端部21BB及び他方側湾曲端部21BCに当接する周方向に均等間隔で配置された内側に突出する突出部で一方側湾曲端部21BB及び他方側湾曲端部21BCを位置決めする構成にしている。
このため、一方側受入孔34A、及び、他方側受入孔34Bのところは、開口部33のところほど隙間が小さくなっているわけではない。
これは、一方側受入孔34A、及び、他方側受入孔34Bのところでは、隙間が少しあっても漏光の問題が発生しなかったため、開口部33のように周縁部を段差構造にしていないだけであり、開口部33のところと同様に漏光の問題がある場合には、一方側受入孔34A、及び、他方側受入孔34Bにおいても周縁部を段差構造として周縁部と一方側湾曲端部21BB及び他方側湾曲端部21BCの間の隙間が0.3mm以内となるようにすればよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施形態に変更や改良を行ったものも発明の技術的範囲に含まれるものであり、そのことは当業者にとって特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 ハウジング
2 インナーパネル
10 灯具ユニット
20 導光部材
21 導光部
21A 第1導光部
21AA 第1本体部
21AB 第1湾曲端部
21AC 第1入射端面
21B 第2導光部
21BA 第2本体部
21BB 一方側湾曲端部
21BBA 一方側入射端面
21BC 他方側湾曲端部
21BCA 他方側入射端面
21C 第3導光部
22 接続板部
23A 第1取付部
23B 第2取付部
30 受部材
31 受部
32A 第1固定部
32B 第2固定部
33 開口部
34A 一方側受入孔
34B 他方側受入孔
35 周縁部
35A 第1周縁部
35B 第2周縁部
40 光源装置
41 第1光源
41A 基板
41B 発光チップ
42 第2光源
42A 基板
42B 発光チップ
43 給電制御基板
43A 給電コネクタ
44A 第1電力ケーブル
44B 第2電力ケーブル
50 インナーレンズ
51 第1光照射領域
52 第2光照射領域
OC1 第1外周部
OC2 第2外周部
OC3 繋ぎ外周部
d、D 距離
L 中心線
L1 直線
M 中間点
101L、101R 車両用の前照灯
102 車両

Claims (4)

  1. 車両用灯具であって、
    前記車両用灯具は、
    第1導光部を有する導光部材と、
    前記導光部材の取り付けられる受部材と、を備え、
    前記第1導光部は、
    光を外部に照射しつつ導光させる第1本体部と、
    光を入射させる第1入射端面を有し、前記第1本体部から前記受部材側に曲がる第1湾曲端部と、を備え、
    前記受部材は、表面側から裏面側に向かって前記第1湾曲端部の一部が挿入される開口部を画定する周縁部を備え、
    前記開口部は前記第1入射端面に近い位置に設けられており、
    前記周縁部は、
    前記第1湾曲端部の曲がり方向内側の第1周縁部と、
    前記第1湾曲端部の曲がり方向外側の第2周縁部と、を備え、
    前記周縁部は、前記第1周縁部が前記第2周縁部より前記受部材の裏面側に位置する段差構造になっていることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記周縁部に対応する前記第1湾曲端部の断面外形は、
    円弧形状を有し、前記第1周縁部に対応する前記第1湾曲端部の曲がり方向内側の第1外周部と、
    前記第1外周部より小さい円弧形状を有し、前記第2周縁部に対応する前記第1湾曲端部の曲がり方向外側の第2外周部と、
    前記第1外周部の両端部からそれぞれ対応する前記第2外周部の端部に向けてほぼ直線状に内側に延在し、前記第1外周部と前記第2外周部を繋ぐ一対の繋ぎ外周部と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記第1周縁部の少なくとも一部が前記第1外周部に沿った形状にされるとともに、前記第2周縁部の少なくとも一部が前記第2外周部及び一対の前記繋ぎ外周部に沿った形状とされることで、全周で見て前記周縁部と前記第1湾曲端部の隙間が0.3mm以内になっていることを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 前記車両用灯具は、前記第1入射端面に入射させる光を出射する第1光源を備え、
    前記導光部材は、前記第1入射端面が車両後方側に位置するように、前記第1導光部を車両前方側から後方側に傾斜させるように設けられ、
    前記第1光源は、前記第1入射端面から前記第1導光部内に光を入射させるために、車両側方外側に向かって光を出射するように前記受部材の裏面側に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用灯具。
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