JP7216128B2 - 吸気構造 - Google Patents

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Description

本発明は、吸気構造に関する。
従来、パワーユニットへ供給する吸気を吸い込む吸気部を備える吸気構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、吸気部から吸い込まれた吸気は、パワーユニットの変速機のケース内に流れる。
国際公開第2017/033615号
ところで、上記従来のような吸気構造では、吸気効率を向上することが望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、吸気構造の吸気効率を向上することを目的とする。
吸気構造は、パワーユニットへ供給する吸気を吸い込む吸気部を備える吸気構造において、前記吸気部は、吸気を通す吸気口と、前記吸気口の上流に設けられる吸気ガイド部とを備え、前記吸気部は、前記吸気ガイド部が区画する吸気通路の断面積を前記吸気通路の下流に向けて徐々に小さくする増速部を備えることを特徴とする。
また、上述の構成において、前記吸気ガイド部は、上側ガイド壁と、前記上側ガイド壁の下方に位置する下側ガイド壁とを備え、前記上側ガイド壁及び前記下側ガイド壁は、吸気の流れの上流側から下流側に向けて互いの間隔が小さくなるように傾斜して前記増速部を形成しても良い。
また、上述の構成において、前記上側ガイド壁と前記下側ガイド壁とは、前記吸気部に対向する方向から見た場合に、互いに平行であっても良い。
さらに、上述の構成において、前記吸気ガイド部における下流側の端部に前記吸気口が設けられ、前記下側ガイド壁の下流側の端部から前記吸気口内に向けて上方に延びるリブが設けられても良い。
また、上述の構成において、前記吸気構造は、車両の側面に設けられ、前記吸気ガイド部の車幅方向外側の端部は、吸気を取り入れる吸気入口であり、前記吸気ガイド部の車幅方向内側の端部に前記吸気口が設けられ、前記上側ガイド壁と前記下側ガイド壁とを繋いで前記吸気通路の下流部の一部を塞ぐ壁部が設けられ、車両側面視で、前記上側ガイド壁及び前記下側ガイド壁は、車両前後方向に延在し、車両側面視で、前記吸気口は、前記吸気ガイド部の前後方向の一方寄りに設けられ、前記壁部は、前記吸気ガイド部の前後方向の他方寄りに設けられても良い。
また、上述の構成において、前記吸気構造は、車両の側面に設けられ、前記上側ガイド壁及び前記下側ガイド壁は、車両前後方向に延在し、車両側面視で、前下がりに傾斜していても良い。
また、上述の構成において、車幅方向に延びる筒状のダクト部と、前記ダクト部の内側を車両前後方向に延びる複数のガイド板とが設けられ、前記上側ガイド壁は、前記ガイド板の下面によって構成され、前記下側ガイド壁は、前記ガイド板の上面によって構成され、前記ガイド板は、車両側面視で、前下がりに傾斜し、前記ガイド板の前端部は、前記ダクト部の前壁に接続され、前記前壁は、車両側面視で、前下がりに傾斜していても良い。
さらに、上述の構成において、前記吸気部は、前記パワーユニットのケース部材を外側から覆うカバー部材に設けられ、前記ケース部材において前記カバー部材に覆われる部分には、前記吸気部に流入する吸気を前記ケース部材の内側に通すケース吸気口が設けられ、前記ケース吸気口は、前記吸気部よりも下方に設けられ、前記カバー部材の内側には、前記吸気部から前記ケース吸気口まで吸気を流す内部吸気通路と、前記内部吸気通路の一部を狭くする遮断壁とが設けられ、前記遮断壁は、前記吸気部の後方且つ前記ケース吸気口の上方で上下方向に延びても良い。
また、上述の構成において、前記パワーユニットは、前記吸気部に吸い込まれた吸気が通る空間を外側に連通させる排出口を、前記吸気部よりも下方に備え、前記空間は、前記吸気部から前記排出口まで延びる排出通路を備え、前記排出通路の断面積を絞る絞り部が設けられても良い。
また、上述の構成において、前記吸気部は、前記パワーユニットのカバー部材に設けられ、前記カバー部材は、前記パワーユニットに締結される締結部材を避ける逃げ部を有し、前記逃げ部は、前記絞り部として前記排出通路に張り出しても良い。
また、上述の構成において、前記吸気構造は、車両の側面に設けられ、前記吸気ガイド部の車幅方向外側の端部は、吸気を取り入れる吸気入口であり、前記吸気ガイド部の車幅方向内側の端部に前記吸気口が設けられ、前記吸気通路の下流部の一部を塞ぐ壁部が設けられ、車両側面視で、前記吸気口は、前記吸気ガイド部の前後方向の一方寄りに設けられ、前記壁部は、前記吸気ガイド部の前後方向の他方寄りに設けられ、車両側面視で、前記排出通路は、前記吸気ガイド部の前後の中央部に対し、前記吸気口と同じ側に配置されても良い。
また、上述の構成において、前記壁部(80,280)は、前記吸気口(71)の後方に設けられ、前記増速部(81)は、前記吸気口(71)の後方に設けられても良い。
吸気構造は、パワーユニットへ供給する吸気を吸い込む吸気部を備え、吸気部は、吸気を通す吸気口と、吸気口の上流に設けられる吸気ガイド部とを備え、吸気部は、吸気ガイド部が区画する吸気通路の断面積を吸気通路の下流に向けて徐々に小さくする増速部を備える。
この構成によれば、吸気ガイド部の増速部によって、吸気口に流れる吸気の流速を速めることができる。このため、吸気構造の吸気効率を向上できる。
また、上述の構成において、吸気ガイド部は、上側ガイド壁と、上側ガイド壁の下方に位置する下側ガイド壁とを備え、上側ガイド壁及び下側ガイド壁は、吸気の流れの上流側から下流側に向けて互いの間隔が小さくなるように傾斜して増速部を形成しても良い。
この構成によれば、上下に並ぶ上側ガイド壁及び下側ガイド壁によって、増速部を簡単な構造で形成できる。
また、上述の構成において、上側ガイド壁と下側ガイド壁とは、吸気部に対向する方向から見た場合に、互いに平行であっても良い。
この構成によれば、上側ガイド壁及び下側ガイド壁の形状が単純になるため、例えば型によって吸気部を形成する場合に、吸気部を容易に形成できる。
さらに、上述の構成において、吸気ガイド部における下流側の端部に吸気口が設けられ、下側ガイド壁の下流側の端部から吸気口内に向けて上方に延びるリブが設けられても良い。
この構成によれば、下側ガイド壁の剛性をリブによって増加させることができるとともに、吸気口に入る塵埃等をリブによって低減できる。
また、上述の構成において、吸気構造は、車両の側面に設けられ、吸気ガイド部の車幅方向外側の端部は、吸気を取り入れる吸気入口であり、吸気ガイド部の車幅方向内側の端部に吸気口が設けられ、上側ガイド壁と下側ガイド壁とを繋いで吸気通路の下流部の一部を塞ぐ壁部が設けられ、車両側面視で、上側ガイド壁及び下側ガイド壁は、車両前後方向に延在し、車両側面視で、吸気口は、吸気ガイド部の前後方向の一方寄りに設けられ、壁部は、吸気ガイド部の前後方向の他方寄りに設けられても良い。
この構成によれば、吸気入口から吸気ガイド部に入る吸気は、増速部及び壁部に沿って、吸気ガイド部の前後方向の一方寄りに流れる吸気口に流れる。これにより、吸気の流れに指向性を付与でき、吸気効率が高くなる。
また、上述の構成において、吸気構造は、車両の側面に設けられ、上側ガイド壁及び下側ガイド壁は、車両前後方向に延在し、車両側面視で、前下がりに傾斜している。
この構成によれば、上側ガイド壁及び下側ガイド壁に付着する水を、上側ガイド壁及び下側ガイド壁の傾斜に沿って流すことができ、排水を促進できる。
また、上述の構成において、車幅方向に延びる筒状のダクト部と、ダクト部の内側を車両前後方向に延びる複数のガイド板とが設けられ、上側ガイド壁は、ガイド板の下面によって構成され、下側ガイド壁は、ガイド板の上面によって構成され、ガイド板は、車両側面視で、前下がりに傾斜し、ガイド板の前端部は、ダクト部の前壁に接続され、前壁は、車両側面視で、前下がりに傾斜していても良い。
この構成によれば、ダクト部の前壁とガイド板の前端部とが成す角度を鋭角にできる。このため、ダクト部の前壁とガイド板の前端部との間に水が集まり易くなり、集まった水を効率良く排水できる。
さらに、上述の構成において、吸気部は、パワーユニットのケース部材を外側から覆うカバー部材に設けられ、ケース部材においてカバー部材に覆われる部分には、吸気部に流入する吸気をケース部材の内側に通すケース吸気口が設けられ、ケース吸気口は、吸気部よりも下方に設けられ、カバー部材の内側には、吸気部からケース吸気口まで吸気を流す内部吸気通路と、内部吸気通路の一部を狭くする遮断壁とが設けられ、遮断壁は、吸気部の後方且つケース吸気口の上方で上下方向に延びても良い。
この構成によれば、内部吸気通路によって吸気部からケース吸気口まで吸気を流すことができるとともに、ケース吸気口への水や塵埃等の侵入を、吸気部の後方且つケース吸気口の上方で上下方向に延びる遮断壁によって、効果的に抑制できる。
また、上述の構成において、パワーユニットは、吸気部に吸い込まれた吸気が通る空間を外側に連通させる排出口を、吸気部よりも下方に備え、空間は、吸気部から排出口まで延びる排出通路を備え、排出通路の断面積を絞る絞り部が設けられても良い。
この構成によれば、吸気部に吸い込まれた吸気が通る空間の水や塵埃等を、吸気部よりも下方の排出口から効率良く排出できる。また、排出通路に絞り部が設けられるため、排出口から吸気が通る空間に水や塵埃等が侵入することを抑制できる。さらに、吸い込まれた吸気が排出口から過剰に排出されることを絞り部によって防止しつつ、排出口からの塵埃等の逆流を抑制できる。
また、上述の構成において、吸気部は、パワーユニットのカバー部材に設けられ、カバー部材は、パワーユニットに締結される締結部材を避ける逃げ部を有し、逃げ部は、絞り部として排出通路に張り出しても良い。
この構成によれば、締結部材の逃げ部を利用して簡単な構造で絞り部を設けることができる。
また、上述の構成において、吸気構造は、車両の側面に設けられ、吸気ガイド部の車幅方向外側の端部は、吸気を取り入れる吸気入口であり、吸気ガイド部の車幅方向内側の端部に吸気口が設けられ、吸気通路の下流部の一部を塞ぐ壁部が設けられ、車両側面視で、吸気口は、吸気ガイド部の前後方向の一方寄りに設けられ、壁部は、吸気ガイド部の前後方向の他方寄りに設けられ、車両側面視で、排出通路は、吸気ガイド部の前後の中央部に対し、吸気口と同じ側に配置されても良い。
この構成によれば、車両側面視で、排出通路が、吸気ガイド部の前後の中央部に対し、吸気口と同じ側に配置されるため、吸気口に侵入する水や塵埃等を排出通路にスムーズに流すことができる。
また、上述の構成において、壁部は、吸気口の後方に設けられ、増速部は、吸気口の後方に設けられても良い。
この構成によれば、吸気口の後方に位置する増速部及び壁部によって走行風を効率良く受け止めて、走行風を吸気口に効率良く流すことができる。
本発明の第1の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 パワーユニットの左側面図である。 図2のIII-III断面図である。 図3のIV-IV断面図である。 図3のV-V断面図である。 吸気部の左側面図である。 吸気部の左側面図であって、吸気部を下方側から斜めに見た図である。 図2のIII-III断面において吸気部の周辺を示す斜視図である。 図2のIX-IX断面図である。 図6のX-X断面図である。 図6のXI-XI断面図である。 スイングアーム部の後端部の内部構造を車幅方向内側から見た斜視図である。 図12における出力軸の部分の断面図である。 オイルレベルゲージの構造を示す断面図である。 他の自動二輪車の後部の構造の参考例を示す左側面図である。 膨出部の周辺部を後方側から見た斜視図である。 第2の実施の形態の吸気部の左側面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム10と、前輪2を操舵自在に支持するフロントフォーク11と、車体フレーム10の後部に支持されるパワーユニット12と、後輪3と、乗員が跨るようにして着座するシート13とを備えるスクーター型の鞍乗り型車両である。
自動二輪車1は、車体フレーム10等の車体を覆う車体カバー14を備える。
車体フレーム10は、車体フレーム10の前端部に設けられるヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15から下方に延びるダウンフレーム16と、ダウンフレーム16から後方に延びるロアフレーム17と、ロアフレーム17から後上方に延びるシートフレーム18とを備える。
フロントフォーク11は、ヘッドパイプ15によって左右に操舵自在に支持される。
前輪2は、フロントフォーク11の下端部に支持される。
操舵用のハンドル20は、フロントフォーク11の上端部に取り付けられる。
図2は、パワーユニット12の左側面図である。
図1及び図2を参照し、パワーユニット12は、シートフレーム18の下方を車両前後方向に延びる。
パワーユニット12は、後輪3を駆動するエンジン25と後輪3を揺動自在に支持するスイングアーム部26とが一体に設けられるユニットスイングエンジンである。
エンジン25は、内燃機関である。エンジン25は、クランク軸27を収納するクランクケース部28と、クランクケース部28の前面から前方に延出するシリンダー部29とを備える。クランク軸27に接続されるピストン(不図示)は、シリンダー部29内を往復運動する。シリンダー部29は、クランクケース部28から、左右のシートフレーム18の前部の間を通ってシートフレーム18の前方に延出する。
スイングアーム部26は、クランクケース部28における左右方向の一方側(左側)の側面部から後方に延出する。
後輪3は、スイングアーム部26の後端部から車幅方向内側に延出する車軸3aに支持される。
スイングアーム部26は、車幅の中央に位置する後輪3に対し左側にオフセットされている。すなわち、スイングアーム部26は、クランクケース部28から、後輪3の左側方を通って後方に延びる。
スイングアーム部26は、車両前後方向に長い中空のケース状である。
スイングアーム部26内には、変速機30が収納される。変速機30は、クランク軸27の一端に設けられる駆動プーリー31と、駆動プーリー31の後方に配置される従動プーリー32と、駆動プーリー31と従動プーリー32とを接続するVベルト33とを備えるベルト式の無段変速機である。従動プーリー32は、スイングアーム部26の後部に設けられる出力軸34に支持される。
クランク軸27の回転は、変速機30によって変速されて後輪3に伝達される。
駆動プーリー31の車幅方向の外側面には、送風ファン31aが駆動プーリー31と一体に設けられる。送風ファン31aは、駆動プーリー31と一体に回転する遠心ファンである。
シリンダー部29に供給する吸気を浄化するエアクリーナーボックス35は、スイングアーム部26の上部に取り付けられる。エアクリーナーボックス35内の吸気は、エアクリーナーボックス35の前方のスロットルボディ36を介してシリンダー部29に供給される。
エンジン25の排気管37は、シリンダー部29の下面から後方に延びる。排気管37の後端部には、マフラー38が接続される。
クランクケース部28の前端部の上部には、リンク接続部28aが設けられる。パワーユニット12は、リンク接続部28aに接続されるリンク部材(不図示)を介してシートフレーム18に接続される。パワーユニット12は、上記リンク部材を介し、上下に揺動自在である。スイングアーム部26の後端部とシートフレーム18の後部との間には、リアクッション39が掛け渡される。
図3は、図2のIII-III断面図である。
スイングアーム部26は、クランクケース部28から後輪3の左側方まで延びるアームケース41と、アームケース41に取り付けられるケースカバー42とを備える。
アームケース41は、車幅方向の外側面の略全体が開口する箱状である。ケースカバー42は、アームケース41の外側面に取り付けられ、アームケース41の開口を塞ぐ。
スイングアーム部26においてアームケース41とケースカバー42とによって区画される部屋は、変速機30を収納する変速機室43である。
スイングアーム部26は、パワーユニット12において内部に部品を収納するケース部材である。
パワーユニット12は、ケースカバー42の前部を車幅方向外側から覆うカバー部材45を備える。
カバー部材45は、カバー部材45に車幅方向外側から挿通される複数のボルト46(締結部材)によって、ケースカバー42の前部に締結される。
図4は、図3のIV-IV断面図である。
図3及び図4を参照し、ケースカバー42の前端部は、駆動プーリー31を車幅方向外側から覆うプーリーカバー部42aである。プーリーカバー部42aは、クランク軸27に略直交する平板状である。ケースカバー42においてプーリーカバー部42aの後方の部分は、プーリーカバー部42aに対し車幅方向外側に膨出する膨出部42bである。膨出部42bは、Vベルト33及び従動プーリー32を車幅方向外側から覆う。
プーリーカバー部42aには、プーリーカバー部42aを車幅方向に貫通するケース吸気口48が設けられる。ケース吸気口48は、クランク軸27、駆動プーリー31、及び送風ファン31aに車幅方向外側から重なる。
ケース吸気口48は、クランク軸27と同軸の位置関係で配置される円形の開口である。ケース吸気口48は、プーリーカバー部42aの上下の中間部に配置される。クランク軸27の軸方向視において、送風ファン31aの中央部は、ケース吸気口48から変速機室43の外側に露出する。
プーリーカバー部42aの外側面には、ケースカバー42が係合する係合溝49が設けられる。係合溝49は、ケース吸気口48を外側から囲むようにケース吸気口48の周囲に設けられる。
また、プーリーカバー部42aの外側面には、車幅方向外側に延出する筒状のボス部50a,50b,50cが設けられる。
前側のボス部50aは、ケース吸気口48の前方に設けられる。後側のボス部50b,50cは、ケース吸気口48の後方に設けられる。
図5は、図3のV-V断面図である。
図2~図5を参照し、カバー部材45は、ケースカバー42の前部を車幅方向外側から覆う板状の側面カバー部45aと、側面カバー部45aの前部の周縁から車幅方向内側に延出する周壁部45bとを備える。
カバー部材45がケースカバー42に取り付けられることで、カバー部材45とケースカバー42との間には空間51が区画される。
側面カバー部45aは、空間51を車幅方向外側から覆う。周壁部45bは、空間51を上方、前方、及び下方から覆う。
カバー部材45は、側面カバー部45aの内面から車幅方向内側に延出する仕切り壁53を備える。
仕切り壁53は、ケースカバー42の係合溝49(図4)に係合し、空間51内を仕切る。仕切り壁53は、周壁部45bの内側に位置する。
仕切り壁53は、ケース吸気口48の上端部の近傍からケース吸気口48の前縁に沿ってケース吸気口48の後部の下部の近傍まで延びる第1壁部53aと、第1壁部53aの後端から後上方に延びる第2壁部53bと、第2壁部53bの上端から前上方に延びる第3壁部53cと、第3壁部53cの前端から前下方に延びる第4壁部53dと、第1壁部53aの後端部から上方に延びる遮断壁53eとを備える。
第1壁部53aは、ケース吸気口48の周縁部に沿う円弧状である。第1壁部53aは、ケース吸気口48の前部を、上方、前方、及び下方から囲む。また、第1壁部53aは、ケース吸気口48の後部の下部を囲む。
第2壁部53bは、ケース吸気口48の後方に位置する。第3壁部53cは、ケース吸気口48の後部の上方に位置する。
第4壁部53dは、ケース吸気口48の上方に位置する。第4壁部53dは、第1壁部53aの上方に位置する。第4壁部53dの前部は、第1壁部53aの上部に対し前方に位置する。
遮断壁53eは、第1壁部53aの後端部から後上がりに延びる。仕切り壁53の上部である第3壁部53c及び第4壁部53dと、遮断壁53eの上端との間には隙間が形成される。
図4に示すように、カバー部材45は、空間51をカバー部材45の外側に連通させる排出口55を備える。
排出口55は、カバー部材45の周壁部45bの前端部の下部を切り欠いた開口である。
排出口55は、ケース吸気口48及び第1壁部53aに対し、前下方に位置する。
カバー部材45の前部の上部には、パワーユニット12内へ供給する吸気を吸い込む吸気部60が設けられる。吸気部60は、側面カバー部45aの前部の上部に設けられる。
吸気部60によって吸い込まれる外気は、吸気として空間51に入り、空間51を通ってケース吸気口48に流れる。
吸気部60は、車両側面視で、ケース吸気口48の前上方に配置される。すなわち、ケース吸気口48は、吸気部60よりも下方に位置する。
空間51には、吸気部60からケース吸気口48まで吸気を流す内部吸気通路61と、吸気部60から排出口55まで延びる排出通路62とが設けられる。
内部吸気通路61は、第1壁部53a、第2壁部53b、第3壁部53c、及び遮断壁53eによって囲まれた通路である。内部吸気通路61は、吸気部60に対し、後方且つ下方に位置する。内部吸気通路61の吸気の入口部分は、遮断壁53eが内部吸気通路61内に延出することで、遮断壁53eの下流側よりも狭くなっている。
排出通路62は、第1壁部53aの前面部、遮断壁53eの前面部、及び周壁部45bの内面によって囲まれた通路である。排出通路62は、吸気部60の下方且つ内部吸気通路61の前方に位置する。
図2、図3、及び図5を参照し、カバー部材45の側面カバー部45aには、側面カバー部45aの外側面が車幅方向内側に凹む座部63a,63b,63cが設けられる。
ボルト46は、座部63a,63b,63cにそれぞれ挿通され、プーリーカバー部42aのボス部50a,50b,50c(図4)に締結される。ボルト46のボルト頭部46a(図5)は、座部63a,63b,63cによって受けられる。
座部63aにおいてボルト頭部46aを周囲から囲む壁部は、ボルト頭部46aを径方向外側に避ける逃げ部64(絞り部)である。
逃げ部64は、カバー部材45の周壁部45bから後方側に突出する突出部である。
逃げ部64は、周壁部45bから排出通路62に張り出して排出通路62の断面積を絞る絞り部である。逃げ部64と第1壁部53aとの間には隙間が設けられる。
逃げ部64と、座部63aが締結されるボス部50a(図4)とは、排出通路62の途中に位置し、排出通路62の断面積を絞る。
図6は、吸気部60の左側面図である。図7は、吸気部60の左側面図であって、吸気部60を下方側から斜めに見た図である。図8は、図2のIII-III断面において吸気部60の周辺を示す斜視図である。図9は、図2のIX-IX断面図である。
図2及び図6~図10を参照し、吸気部60は、自動二輪車1の車幅方向の外側面に設けられる。吸気部60は、カバー部材45に設けられ、車幅方向外側に開口する。
吸気部60は、車幅方向に延びる筒状のダクト部70と、ダクト部70の内側に位置し、吸気を空間51に通す吸気口71と、吸気口71の上流に設けられる吸気ガイド部72とを備える。
ダクト部70は、ダクト部70の軸方向に見ると、略平行四辺形の筒である。また、ダクト部70は、ダクト部70の軸方向に見ると、矩形の枠状である。
車両側面視で、ダクト部70は、車両前後方向に延びる上壁70aと、上壁70aの下方で上壁70aに対向する下壁70bと、上壁70aの前端と下壁70bの前端とを繋ぐ前壁70cと、上壁70aの後端と下壁70bの後端とを繋ぐ後壁70dとを備える。
車両側面視で、上壁70aと下壁70bとは略平行である。車両側面視で、前壁70cと後壁70dとは略平行である。
ダクト部70は、車両側面視で、前壁70c及び後壁70dが前下がりに傾斜する平行四辺形である。また、車両側面視で、上壁70a及び下壁70bは、前壁70cよりも緩い傾斜で前下がりに傾斜する。
吸気ガイド部72は、前壁70cと後壁70dとを車両前後方向に接続する複数のガイド板75によって構成される。
ガイド板75は、上下方向に略等間隔で複数配置される。ダクト部70の上壁70a及び下壁70bは、ガイド板75であると見なされることができる。複数のガイド板75は、車両側面視で、互いに略平行に前後方向に延びる。ガイド板75は、車両側面視で、前下がりに傾斜している。
上下に並ぶ一対のガイド板75の間の空間は、吸気通路76である。吸気通路76は、車両側面視で車両前後方向に細長い空間である。吸気通路76は、略等間隔で上下に複数設けられる。
吸気ガイド部72の車幅方向外側の端部は、吸気を吸気部60に取り入れる吸気入口77である。吸気入口77は、吸気通路76の車幅方向外側の端部である。吸気入口77は、吸気ガイド部72における吸気の流れの上流側の端部である。
吸気は、吸気入口77から吸気通路76に入り車幅方向内側に流れる。
吸気口71は、吸気ガイド部72における吸気の流れの下流側の端部である。吸気口71は、吸気通路76の車幅方向内側の端部である。吸気口71は、複数のガイド板75の車幅方向内側の端部によって区画される。
ガイド板75は、吸気入口77から吸気口71側に向かうに従って車両上下方向の位置が高くなるように傾斜している。
詳細には、各吸気通路76は、一つのガイド板75の下面によって構成される上側ガイド壁78と、この上側ガイド壁78の下方のガイド板75の上面によって構成される下側ガイド壁79とによって区画される。
吸気部60は、上側ガイド壁78と下側ガイド壁79とを上下に繋いで吸気通路76の下流部の一部を塞ぐ壁部80を備える。
また、吸気口71は、上下方向において上側ガイド壁78と下側ガイド壁79との間に形成される。
車両側面視で、上側ガイド壁78及び下側ガイド壁79は、車両前後方向に延在する。
車両側面視で、吸気口71は、吸気ガイド部72の前後方向の一方寄りに設けられ、壁部80は、吸気ガイド部72の前後方向の他方寄りに設けられる。
本第1の実施の形態では、吸気口71は、吸気ガイド部72の前後方向において前方寄りに設けられ、壁部80は、吸気ガイド部72の前後方向において後方寄りに設けられる。壁部80は、吸気口71の後方で、吸気口71に連なって設けられる。
吸気通路76内において壁部80の後部には、吸気入口77に向けて車幅方向外側に突出する凸部80aが設けられる。凸部80aは、車両側面視で、下側ガイド壁79に沿って車両前後方向に長く延びる。
図10は、図6のX-X断面図である。
図6~図10を参照し、吸気部60は、吸気通路76の断面積を吸気通路76の下流に向けて徐々に小さくする増速部81を備える。
詳細には、上側ガイド壁78及び下側ガイド壁79は、吸気の流れの上流側から下流側に向けて互いの間隔が小さくなるように傾斜して、増速部81を形成する。
上側ガイド壁78は、吸気入口77から車幅方向内側に向かうに従って下方に位置するように傾斜する。
下側ガイド壁79は、吸気入口77から車幅方向内側に向かうに従って上方に位置するように傾斜する。
増速部81は、車両側面視で、吸気ガイド部72の後部に設けられる。
増速部81では、吸気入口77から吸気口71に向かうに従って吸気通路76の上下の幅Hが徐々に小さくなる。
増速部81は、吸気入口77から吸気の下流側に向かうに従って幅Hが狭くなるV字状の通路である。
上側ガイド壁78及び下側ガイド壁79は、吸気部60に対向する方向から見た場合、すなわち車両側面視において、互いに平行である。また、上側ガイド壁78及び下側ガイド壁79は、車両側面視で前下がりに傾斜する。
ダクト部70の前端部では、前下がりのガイド板75と前下がりの前壁70cとが接続される。車両側面視で、ガイド板75の前端部とダクト部70の前壁70cとが成す角度は鋭角である。
下側ガイド壁79の前端部とダクト部70の前壁70cとが接続される接続部82の角度A(図7)は鋭角である。角度Aは、下側ガイド壁79の前端部と前壁70cとが成す角度である。
図11は、図6のXI-XI断面図である。
図11に示すように、吸気通路76において壁部80の前方側では、上側ガイド壁78の一部が上方側に切り欠かれた切り欠き部84が設けられる。切り欠き部84によって形成される空間は、吸気口71に連通する。上側ガイド壁78は、切り欠き部84によって大部分が切り欠かれており、車幅方向外側の端部のみが残されている。
切り欠き部84が設けられた部分では、増速部81は設けられていない。
切り欠き部84が設けられた部分では、吸気通路76の上下の幅が、増速部81の幅Hよりも大きくなっている。
図6、図7、図9及び図11を参照し、吸気部60は、下側ガイド壁79における下流側の端部から吸気口71内に向けて上方に延びるリブ85を備える。リブ85は、吸気口71の前後の長さの略全体に形成される。
図9を参照し、吸気部60は、車幅方向外側に開口するように車両前後方向に延びるが、全体的に、前方に向かうに従って車幅方向内側に位置するように傾斜している。このため、ダクト部70、吸気ガイド部72、壁部80は、前方に向かうに従って車幅方向内側に位置するように傾斜している。
ここで、吸気部60の吸気の流れを説明する。
図6~図11を参照し、外気(走行風)は、吸気Wとして吸気入口77から吸い込まれ、吸気通路76を通って車幅方向内側の吸気口71に向けて流れる。
吸気部60の前部において切り欠き部84が設けられている部分では、図11のように、吸気通路76の吸気Wは、切り欠き部84及び吸気口71を通って車幅方向内側に流れ、カバー部材45の内側の空間51(図9)に流入する。
吸気部60の後部では、図10のように、吸気通路76の吸気Wは、増速部81を通って車幅方向内側に流れる。増速部81では吸気通路76の断面積が下流側に向けて徐々に小さくなるため、吸気Wの流速が増加する。
増速部81によって流速が増加した吸気Wは、壁部80に沿うように吸気通路76内を前方側に流れ、吸気口71に流入し、空間51に入る。このため、流速の高い吸気Wを吸気口71に流すことができ、吸気効率を向上できる。
増速部81によって吸気Wの流速が増加するため、例えば、自動二輪車1が低速走行して走行風が弱い場合でも、吸気Wを効率良く吸気口71に流すことができる。
図9に示すように、壁部80が前方に向かうに従って車幅方向内側に位置するように傾斜しているため、吸気Wは、壁部80に沿って前方に流れる。このため、増速部81の吸気を効率良く吸気口71に流すことができる。
また、ダクト部70では、前壁70cよりも後壁70dが車幅方向外側に延びるため、前方からの走行風を後壁70dで巻き込むようにして、走行風を吸気Wとして効率良く吸気部60に導くことができる。
図5を参照し、吸気口71は、遮断壁53eの前方且つ第1壁部53aの上方で空間51に連通する。
図5及び図9を参照し、吸気口71から空間51に流入する吸気Wの一部は、内部吸気通路61を通ってケース吸気口48に達し、ケース吸気口48から変速機室43に流入する。送風ファン31aは、吸気Wを変速機室43内に冷却風として送風し、変速機30等を冷却する。
また、図4及び図5を参照し、吸気口71から空間51に流入する吸気Wの一部は、排出通路62を通って下方に流れ、カバー部材45の排出口55から外部に排出される。
排出口55は、吸気口71から空間51に流入する水や塵埃等の異物を外部に排出する開口である。
排出通路62の途中には、排出通路62の断面積を絞る絞り部として逃げ部64が設けられる。このため、吸気Wが排出通路62から過剰に排出されることを防止して、ケース吸気口48に吸気Wを効率良く流すことができる。
また、排出口55から排出通路62に異物が侵入したとしても、絞り部である逃げ部64によって異物を遮断できる。
車両側面視で、吸気口71は、吸気ガイド部72の前後の中央部に対し前方側に配置される。また、排出通路62も、吸気口71と同様に、吸気ガイド部72の前後の中央部に対し、前方側に配置される。このため、吸気口71と排出通路62とが前後に近くなり、吸気口71から侵入する水や塵埃等を、排出通路62にスムーズに流すことができる。
上側ガイド壁78及び下側ガイド壁79は、車両側面視で前下がりに傾斜するため、上側ガイド壁78及び下側ガイド壁79に付着する水を上側ガイド壁78及び下側ガイド壁79に沿って前方に流すことができる。このため、水を上側ガイド壁78及び下側ガイド壁79の前端部の集めて効率良く排水できる。
また、接続部82において、下側ガイド壁79の前端部と前壁70cとが成す角度Aが鋭角であるため、接続部82に水が溜まり易い。このため、接続部82に水を集めて効率良く排水できる。
吸気口71の後方では、遮断壁53eが上下に延びる。遮断壁53eは、最も下方に位置する吸気口71よりも上方まで延びる。
吸気口71から空間51に入る水や塵埃等の一部は、遮断壁53eに当たって前方に跳ね返され、排出通路62に向かう。このため、水や塵埃等がケース吸気口48側に流れることが抑制される。
吸気部60に大量に水が侵入する場合、水は、増速部81及び壁部80によって前方且つ車幅方向内側に流れる指向性を付与される。このため、水を吸気口71から排出通路62に効率良く流すことができる。
また、下側ガイド壁79に設けられるリブ85によって、吸気口71に流れる水や塵埃等を低減できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、吸気構造は、パワーユニット12へ供給する吸気Wを吸い込む吸気部60を備え、吸気部60は、吸気Wを通す吸気口71と、吸気口71の上流に設けられる吸気ガイド部72とを備え、吸気部60は、吸気ガイド部72が区画する吸気通路76の断面積を吸気通路76の下流に向けて徐々に小さくする増速部81を備える。
この構成によれば、吸気ガイド部72の増速部によって、吸気口71に流れる吸気Wの流速を速めることができる。このため、吸気構造の吸気効率を向上できる。
また、吸気ガイド部72は、上側ガイド壁78と、上側ガイド壁78の下方に位置する下側ガイド壁79とを備え、上側ガイド壁78及び下側ガイド壁79は、吸気Wの流れの上流側から下流側に向けて互いの間隔が小さくなるように傾斜して増速部81を形成する。
この構成によれば、上下に並ぶ上側ガイド壁78及び下側ガイド壁79によって、増速部81を簡単な構造で形成できる。
また、上側ガイド壁78と下側ガイド壁79とは、吸気部60に対向する方向から見た場合に、互いに平行である。
この構成によれば、上側ガイド壁78及び下側ガイド壁79の形状が単純になるため、例えば型によって吸気部60を形成する場合に、吸気部60を容易に形成できる。
さらに、吸気ガイド部72における下流側の端部に吸気口71が設けられ、下側ガイド壁79の下流側の端部から吸気口71内に向けて上方に延びるリブ85が設けられる。
この構成によれば、下側ガイド壁79の剛性をリブ85によって増加させることができるとともに、吸気口71に入る水や塵埃等をリブ85によって低減できる。
また、吸気構造は、自動二輪車1の側面に設けられ、吸気ガイド部72の車幅方向外側の端部は、吸気を取り入れる吸気入口77であり、吸気ガイド部72の車幅方向内側の端部に吸気口71が設けられ、上側ガイド壁78と下側ガイド壁79とを繋いで吸気通路76の下流部の一部を塞ぐ壁部80が設けられ、車両側面視で、上側ガイド壁78及び下側ガイド壁79は、車両前後方向に延在し、車両側面視で、吸気口71は、吸気ガイド部72の前後方向の一方寄りに設けられ、壁部80は、吸気ガイド部72の前後方向の他方寄りに設けられる。
この構成によれば、吸気入口77から吸気ガイド部72に入る吸気Wは、増速部81及び壁部80に沿って、吸気ガイド部72の前後方向の一方寄りに流れる吸気口71に流れる。これにより、吸気Wの流れに指向性を付与でき、吸気効率が高くなる。
また、吸気構造は、自動二輪車1の側面に設けられ、上側ガイド壁78及び下側ガイド壁79は、車両前後方向に延在し、車両側面視で、前下がりに傾斜している。
この構成によれば、上側ガイド壁78及び下側ガイド壁79に付着する水を、上側ガイド壁78及び下側ガイド壁79の傾斜に沿って流すことができ、排水を促進できる。
また、車幅方向に延びる筒状のダクト部70と、ダクト部70の内側を車両前後方向に延びる複数のガイド板75とが設けられ、上側ガイド壁78は、ガイド板75の下面によって構成され、下側ガイド壁79は、ガイド板75の上面によって構成され、ガイド板75は、車両側面視で、前下がりに傾斜し、ガイド板75の前端部は、ダクト部70の前壁70cに接続され、前壁70cは、車両側面視で、前下がりに傾斜している。
この構成によれば、ダクト部70の前壁70cとガイド板75の前端部とが成す角度Aを鋭角にできる。このため、ダクト部70の前壁70cとガイド板75の前端部との間に水が集まり易くなり、集まった水を効率良く排水できる。
さらに、吸気部60は、パワーユニット12のスイングアーム部26を外側から覆うカバー部材45に設けられ、スイングアーム部26においてカバー部材45に覆われる部分には、吸気部60に流入する吸気Wをスイングアーム部26の内側に通すケース吸気口48が設けられ、ケース吸気口48は、吸気部60よりも下方に設けられ、カバー部材45の内側には、吸気部60からケース吸気口48まで吸気Wを流す内部吸気通路61と、内部吸気通路61の一部を狭くする遮断壁53eとが設けられ、遮断壁53eは、吸気部60の後方且つケース吸気口48の上方で上下方向に延びる。
この構成によれば、内部吸気通路61によって吸気部60からケース吸気口48まで吸気Wを流すことができるとともに、ケース吸気口48への水や塵埃等の侵入を、吸気部60の後方且つケース吸気口48の上方で上下方向に延びる遮断壁53eによって、効果的に抑制できる。
また、パワーユニット12は、吸気部60に吸い込まれた吸気Wが通る空間51を外側に連通させる排出口55を、吸気部60よりも下方に備え、空間51は、吸気部60から排出口55まで延びる排出通路62を備え、排出通路62の断面積を絞る絞り部として逃げ部64が設けられる。
この構成によれば、吸気部60に吸い込まれた吸気Wが通る空間51の水や塵埃等を、吸気部60よりも下方の排出口55から効率良く排出できる。また、排出通路62に絞り部が設けられるため、排出口55から吸気Wが通る空間51に水や塵埃等が侵入することを抑制できる。さらに、吸い込まれた吸気Wが排出口55から過剰に排出されることを絞り部によって防止しつつ、排出口55からの塵埃等の逆流を抑制できる。
また、吸気部60は、パワーユニット12のカバー部材45に設けられ、カバー部材45は、パワーユニット12に締結される締結部材であるボルト46を避ける逃げ部64を有し、逃げ部64は、絞り部として排出通路62に張り出す。
この構成によれば、ボルト46の逃げ部64を利用して簡単な構造で絞り部を設けることができる。
また、吸気構造は、自動二輪車1の側面に設けられ、吸気ガイド部72の車幅方向外側の端部は、吸気Wを取り入れる吸気入口77であり、吸気ガイド部72の車幅方向内側の端部に吸気口71が設けられ、吸気通路76の下流部の一部を塞ぐ壁部80が設けられ、車両側面視で、吸気口71は、吸気ガイド部72の前後方向の一方寄りに設けられ、壁部80は、吸気ガイド部72の前後方向の他方寄りに設けられ、車両側面視で、排出通路62は、吸気ガイド部72の前後の中央部に対し、吸気口71と同じ側に配置される。
この構成によれば、車両側面視で、排出通路62が、吸気ガイド部72の前後の中央部に対し、吸気口71と同じ側に配置されるため、吸気口71に侵入する水や塵埃等を排出通路62にスムーズに流すことができる。
また、壁部80は、吸気口71の後方に設けられ、増速部81は、吸気口71の後方に設けられる。
この構成によれば、吸気口71の後方に位置する増速部81及び壁部80によって走行風を効率良く受け止めて、走行風を吸気口71に効率良く流すことができる。
図12は、スイングアーム部26の後端部の内部構造を車幅方向内側から見た斜視図である。図13は、図12における出力軸34の部分の断面図である。
図12及び図13を参照し、スイングアーム部26の後端部には、出力軸34の端部及び減速機構(不図示)を収納する減速機構収納部100が設けられる。
上記減速機構は、出力軸34の回転を減速して車軸3a(図2)に伝達する。上記減速機構は、複数の歯車を備える。
出力軸34は、上記減速機構の歯車に噛み合う歯車部34aを、車幅方向内側の端部に備える。
減速機構収納部100は、アームケース41の後端部における車幅方向内側の側面部41aと、側面部41aの開口を後輪3の側から塞ぐカバー101とによって形成される。
出力軸34は、車幅方向内側の端部を、カバー101に設けられるベアリング101aによって支持される。
また、出力軸34は、側面部41aに設けられるベアリング41bによって支持される。
歯車部34aは、軸方向において、ベアリング41bとベアリング101aとの間に位置する。
出力軸34は、ベアリング41bと歯車部34aとの間に、歯車が加工されていない軸状部34bを備える。軸状部34bは、断面円形の軸である。出力軸34は、軸状部34bが設けられることで、歯車部34aの全長が短くなり、歯車部34aの加工量が減る。このため、出力軸34を製造するための工数が低減される。
減速機構収納部100内において側面部41aには、カバー101側に向けて出力軸34の軸方向に突出する油受け部102が設けられる。
油受け部102は、軸状部34bの真下に設けられ、軸状部34bを下方から覆う。
油受け部102は、出力軸34の軸方視では、軸状部34bの下部の外周面に沿う半円状の板部である。また、油受け部102は、出力軸34の軸方視では、ベアリング41bの下方においてベアリング41bの下部の外周面に沿う半円状である。
油受け部102は、出力軸34の軸方向において、側面部41aから歯車部34aの近傍の位置まで延びる。
出力軸34の歯車部34aは、減速機構収納部100に設けられる潤滑油によって潤滑される。
歯車部34aから飛散する潤滑油の一部は、歯車部34aの下方に位置する油受け部102の上面によって受けられる。この潤滑油は、油受け部102を伝ってベアリング41bに供給される。このため、出力軸34に軸状部34bを設けた構造であっても、油受け部102によってベアリング41bに給油できる。
図14は、オイルレベルゲージ110の構造を示す断面図である。
エンジン25のクランクケース部28内には、エンジン25のエンジンオイルを貯留するオイル貯留部28bが設けられる。
クランクケース部28は、クランクケース部28の外側からオイル貯留部28bに連通する給油口28cを備える。
給油口28cは、クランクケース部28の外面からオイル貯留部28bに向けて斜めに下る孔部である。すなわち、給油口28cは、鉛直方向及び水平方向に対して傾斜している。
給油口28cは、棒状のオイルレベルゲージ110によって塞がれる。
オイルレベルゲージ110は、給油口28cの上面の開口を塞ぐキャップ部110aと、キャップ部110aの軸方向の端面に設けられる軸状の締結部110bと、締結部110bからオイルレベルゲージ110の軸方向に延出する棒状のゲージ部110cとを備える。
ゲージ部110cには、線状の目盛り110dが設けられる。
オイルレベルゲージ110は、給油口28cに上方側から差し込まれる。オイルレベルゲージ110は、締結部110bが給油口28cの上端部の内周面のねじ部に螺合することで、給油口28cに締結される。
キャップ部110aの端面と給油口28cの上面部との間には、環状のシール部材111が介装される。
オイルレベルゲージ110が固定されると、ゲージ部110cは、エンジンオイルに浸る。
ゲージ部110cは、エンジンオイルの油面Lに対して傾斜した姿勢でエンジンオイルに浸る。油面Lは水平である。
オイルレベルゲージ110の軸線110eと油面Lとが成す角度は鋭角である。
オイルレベルゲージ110の目盛り110dは、オイルレベルゲージ110が給油口28cに固定された状態で、油面Lと平行になるように設けられる。
すなわち、目盛り110dは、オイルレベルゲージ110の軸線110eに対し鋭角に傾斜して設けられる。目盛り110dは、オイルレベルゲージ110の軸方向に複数配置される。
このように、目盛り110dが油面Lと平行であるため、ゲージ部110cに付着するオイルを視認し易く、目盛り110dによって油面Lを正確に測定できる。
キャップ部110aの下端部の外周には突起110fが設けられる。
クランクケース部28において給油口28cの周縁部には、突起状の目印112が設けられる。
キャップ部110aの締結における回転方向において、突起110fと目印112とが重なる回転位置では、目盛り110dと油面Lとが平行になる。このため、突起110fと目印112とが重なるようにキャップ部110aを取り付けることで、目盛り110dを油面Lに対し平行にできる。
図15は、他の自動二輪車201の後部の構造の参考例を示す左側面図である。
自動二輪車201は前輪(不図示)と後輪203とを備えるスクーター型の鞍乗り型車両である。
後輪203を駆動するユニットスイングエンジン204は、車体フレーム(不図示)によって上下に揺動自在に支持される。
ユニットスイングエンジン204は、内燃機関であるエンジン205と、後輪203を支持するアーム部206とを一体に備える。後輪203は、ユニットスイングエンジン204の後端部に支持される。
エンジン205の駆動力は、中空のアーム部206内に収納されるベルト式の無段変速機(不図示)を介して後輪203に伝達される。
アーム部206には、アーム部206の前部の外側面を覆う側面カバー207が取り付けられる。
側面カバー207の前端部の上部には、側面カバー207の外側面207aから車幅方向外側に膨出する膨出部208が設けられる。膨出部208の内部は空洞であり、膨出部208の内部は、側面カバー207の内側の空間に連通する。
膨出部208は、車両側面視では、上下方向に長い長方形状である。
膨出部208は、上記車体フレーム等の車体を覆う車体カバー209の後方に位置している。膨出部208は、車体カバー209によって車幅方向外側から覆われておらず、車幅方向外側に露出する。
図16は、膨出部208の周辺部を後方側から見た斜視図である。
膨出部208の後面部208aには、吸気開口210が設けられる。吸気開口210は、後面部208aにおいて上下並べて複数設けられる。吸気開口210は、側面カバー207の外側面207aに対し車幅方向外側に位置する。
外気は、吸気として吸気開口210から吸い込まれ、側面カバー207の内側に流入する。側面カバー207内に流入した吸気は、アーム部206の外側面に設けられた開口(不図示)からアーム部206内に入り、上記無段変速機を冷却する。
吸気開口210は、車体カバー209によって外側から覆われておらず、外側に露出するが、膨出部208の後面部208aに設けられる。これにより、前方からの水や塵埃等の異物が吸気開口210に届き難くなるため、吸気開口210への塵埃等の侵入を低減できる。
なお、上記第1の実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記第1の実施の形態に限定されるものではない。
上記第1の実施の形態では、上側ガイド壁78に切り欠き部84が設けられるものとして説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、切り欠き部84を設けずに、増速部81をガイド板75の全長に亘って設けても良い。
また、上記第1の実施の形態では、吸気部60は、変速機30の冷却用の吸気を吸い込むが、本発明はこれに限定されない。例えば、エンジン用の吸気を吸い込むエアクリーナーボックスの吸気部に本発明の吸気構造を適用しても良い。
また、上記第1の実施の形態では、自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備える3輪の車両及び4輪以上を備える車両に適用可能である。
[第2の実施の形態]
以下、図17を参照して、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
図17は、第2の実施の形態の吸気部260の左側面図である。
第2の実施の形態の吸気部260では、上記第1の実施の形態の壁部80に替えて壁部280が設けられる。壁部280の前縁は、吸気ガイド部72の前後の中央部に対し、後方側に位置する。このように、壁部280を前後に短くして、吸気口71を前後に長くしても良い。
1 自動二輪車(車両)
12 パワーユニット
26 スイングアーム部(ケース部材)
45 カバー部材
46 ボルト(締結部材)
48 ケース吸気口
51 空間
53e 遮断壁
55 排出口
60,260 吸気部
61 内部吸気通路
62 排出通路
64 逃げ部(絞り部)
70 ダクト部
70c 前壁
71 吸気口
72 吸気ガイド部
75 ガイド板
76 吸気通路
77 吸気入口
78 上側ガイド壁
79 下側ガイド壁
80,280 壁部
81 増速部
85 リブ

Claims (10)

  1. パワーユニット(12)へ供給する吸気を吸い込む吸気部(60,260)を備える吸気構造において、
    前記吸気部(60,260)は、吸気を通す吸気口(71)と、前記吸気口(71)の上流に設けられる吸気ガイド部(72)とを備え、
    前記吸気部(60,260)は、前記吸気ガイド部(72)が区画する吸気通路(76)の断面積を前記吸気通路(76)の下流に向けて徐々に小さくする増速部(81)を備え
    前記吸気ガイド部(72)は、上側ガイド壁(78)と、前記上側ガイド壁(78)の下方に位置する下側ガイド壁(79)とを備え、前記上側ガイド壁(78)及び前記下側ガイド壁(79)は、吸気の流れの上流側から下流側に向けて互いの間隔が小さくなるように傾斜して前記増速部(81)を形成し、前記上側ガイド壁(78)と前記下側ガイド壁(79)とを繋いで前記吸気通路(76)の下流部の一部を塞ぐ壁部(80,280)が設けられ、車両側面視で、前記上側ガイド壁(78)及び前記下側ガイド壁(79)は、車両前後方向に延在し、前記吸気口(71)は、前記吸気ガイド部(72)の前後方向の一方寄りに設けられ、前記壁部(80,280)は、前記吸気ガイド部(72)の前後方向の他方寄りに設けられることを特徴とする吸気構造。
  2. 前記上側ガイド壁(78)と前記下側ガイド壁(79)とは、前記吸気部(60,260)に対向する方向から見た場合に、互いに平行であることを特徴とする請求項1記載の吸気構造。
  3. 前記吸気ガイド部(72)における下流側の端部に前記吸気口(71)が設けられ、
    前記下側ガイド壁(79)の下流側の端部から前記吸気口(71)内に向けて上方に延びるリブ(85)が設けられることを特徴とする請求項1または2記載の吸気構造。
  4. 前記吸気構造は、車両(1)の側面に設けられ、
    前記上側ガイド壁(78)及び前記下側ガイド壁(79)は、車両前後方向に延在し、
    車両側面視で、前下がりに傾斜していることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の吸気構造。
  5. 車幅方向に延びる筒状のダクト部(70)と、前記ダクト部(70)の内側を車両前後方向に延びる複数のガイド板(75)とが設けられ、
    前記上側ガイド壁(78)は、前記ガイド板(75)の下面によって構成され、前記下側ガイド壁(79)は、前記ガイド板(75)の上面によって構成され、
    前記ガイド板(75)は、車両側面視で、前下がりに傾斜し、
    前記ガイド板(75)の前端部は、前記ダクト部(70)の前壁(70c)に接続され、前記前壁(70c)は、車両側面視で、前下がりに傾斜していることを特徴とする請求項5記載の吸気構造。
  6. 前記吸気部(60,260)は、前記パワーユニット(12)のケース部材(26)を外側から覆うカバー部材(45)に設けられ、
    前記ケース部材(26)において前記カバー部材(45)に覆われる部分には、前記吸気部(60,260)に流入する吸気を前記ケース部材(26)の内側に通すケース吸気口(48)が設けられ、
    前記ケース吸気口(48)は、前記吸気部(60,260)よりも下方に設けられ、
    前記カバー部材(45)の内側には、前記吸気部(60,260)から前記ケース吸気口(48)まで吸気を流す内部吸気通路(61)と、前記内部吸気通路(61)の一部を狭くする遮断壁(53e)とが設けられ、
    前記遮断壁(53e)は、前記吸気部(60,260)の後方且つ前記ケース吸気口(48)の上方で上下方向に延びることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の吸気構造。
  7. 前記パワーユニット(12)は、前記吸気部(60,260)に吸い込まれた吸気が通る空間(51)を外側に連通させる排出口(55)を、前記吸気部(60,260)よりも下方に備え、
    前記空間(51)は、前記吸気部(60,260)から前記排出口(55)まで延びる排出通路(62)を備え、
    前記排出通路(62)の断面積を絞る絞り部(64)が設けられることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の吸気構造。
  8. 前記吸気部(60,260)は、前記パワーユニット(12)のカバー部材(45)に設けられ、
    前記カバー部材(45)は、前記パワーユニット(12)に締結される締結部材(46)を避ける逃げ部(64)を有し、
    前記逃げ部(64)は、前記絞り部(64)として前記排出通路(62)に張り出すことを特徴とする請求項7記載の吸気構造。
  9. 前記吸気構造は、車両(1)の側面に設けられ、前記吸気ガイド部(72)の車幅方向外側の端部は、吸気を取り入れる吸気入口(77)であり、
    前記吸気ガイド部(72)の車幅方向内側の端部に前記吸気口(71)が設けられ、
    前記吸気通路(76)の下流部の一部を塞ぐ壁部(80,280)が設けられ、
    車両側面視で、前記吸気口(71)は、前記吸気ガイド部(72)の前後方向の一方寄りに設けられ、前記壁部(80,280)は、前記吸気ガイド部(72)の前後方向の他方寄りに設けられ、
    車両側面視で、前記排出通路(62)は、前記吸気ガイド部(72)の前後の中央部に対し、前記吸気口(71)と同じ側に配置されることを特徴とする請求項8または9記載の吸気構造。
  10. 前記壁部(80,280)は、前記吸気口(71)の後方に設けられ、
    前記増速部(81)は、前記吸気口(71)の後方に設けられることを特徴とする請求項1記載の吸気構造。
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