JP7215668B2 - 容器リフター - Google Patents
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Description
容器3は、床面において容器の両側部に突設された突片に容器ホルダー4の係合溝が係合されて保持され、コラム1に内蔵された回転するねじ軸によって上昇されながらカムローラー9をカムレール11の屈曲部に案内させることによって漸次傾倒、反転されて収容物を排出し次工程の加工装置のホッパーに供給する。
このような構成において、容器が反転される際に、容器の突片と容器ホルダー4の係合溝との当接面も上下反転するため、係合部の上下方向の隙間によるガタが容器にショックを与える。
このことは、収容物が粘着性に富む生肉などは容器の内壁から剥離し易くなり、むしろ都合が良いが、流動性に富む液体などであればショックにより機外に飛散するので好ましくない。
請求項2に記載の発明は、前記部材は、前記容器ホルダーの昇降に連動して、前記隙間から出退する構成とした請求項1に記載の容器リフターとしている。
請求項3に記載の発明は、前記部材は、前記容器ホルダーにおける前記係合溝の入り口近くの部位から突設された支持軸に回動自在に軸支され、伸縮自在な付勢具を介して前記隙間に進出するように付勢された構成とし、前記容器ホルダーが下降して床面付近に到ったときに、前記部材から延設されたアームの先端が機台に設けられた当て板に当接し、前記部材が付勢具による付勢に抗して回動して前記隙間から退却し、前記係合溝に対する突片の挿脱が可能となる構成とした請求項1又は2の何れかに記載の容器リフターとしている。
請求項4に記載の発明は、前記部材の先端部に、この部材の高さを調整可能な調整手段を備えた請求項1から3の何れか1項に記載の容器リフターとしている。
床面に据え付けられた上下に高い箱型のコラム1は、一側面に沿って昇降路2を開口して、容器3を保持する容器ホルダー4を揺動可能に支持する容器支持軸5を案内させる。
コラム1内には図示は省略したが容器3の昇降手段として、ねじ軸を沿わせていて、上下両端部を回転自在に軸受している。このねじ軸をモーターによって回転駆動する。
ねじ軸にはコラム1内を昇降摺動自在のスライドボスが螺合されており、このスライドボスに容器支持軸5が連結されているのでモーターでねじ軸を回転させると容器支持軸5に支持された容器ホルダー4は直線的に昇降される構成である。
容器ホルダー4は、容器支持軸5に回動自在に嵌合された外軸と、外軸から反排出側に向けて延設され、容器3の両側に設けられた突片6と係合溝7とが係合して容器3を左右から保持する容器支持アーム8,8と、容器支持軸5の外軸の一側から延設された先端にカムローラー9を保持するローラーアーム10から構成される。
ねじ軸が回転してスライドボスに連結された容器支持軸5に支持された容器ホルダー4の容器支持アーム8に保持された容器3は、水平姿勢を保ったままで上昇される。
上昇される容器ホルダー4が、所定の高さ位置に達し、カムローラー9が、排出側に向けて略直角に湾曲されているカムレール11に案内されると、容器ホルダー4の上昇に伴い容器支持アーム8を容器支持軸5回りに揺動させて保持する容器3を漸次傾倒、反転させ収容物を排出させる。
本発明の特徴的な構成は、前記のような構成の容器リフターにおいて、容器3の両側面から突設された突片6と係合する容器ホルダーの係合溝7との上下方向の隙間によるガタを抑えて容器3が反転されるときのショックを防止するようにした点にある。
図1は容器3が床面近くに位置しているが、ガタ抑え装置が作用している状態が示されている。
この係合溝7は、床面にある容器3が容器ホルダー4の左右の容器支持アーム8間に挿入されるときに、突片6が容易に挿入されるように少なくとも突片6を形成する係止軸6bが通過可能な上下方向の幅寸法を要する。
従って、突片6と係合溝7とが係合して容器が上昇されるときには、係合溝7には係合溝7を形成する上側壁面と突片6を形成する係止板6aの上面との間に図1に示されるように隙間を生じる。
この隙間が、容器3が所定位置まで上昇されて傾倒、反転される際に、係止板6aと係合溝7との当接面が反転(係止板6aの下面と係合溝7の下側壁面との当接が係止板6aの上面と係合溝7の上側壁面との当接に変わる)されるのでこれがガタとなって容器3にショックを与える。
この付勢具15は、スプリングや空圧などにより伸縮自在で一方に付勢可能な部材であり、本例においてはスプリングステーと呼ばれる付勢具を用い、伸長方向(部材13の当接部13aを突片6と係合溝7との隙間に進出させる方向)に付勢させていて、部材13の一部を容器支持アーム8に設けたストッパー17に当接させて位置決めし、部材13の当接部13aを隙間に進出させたガタ抑え状態を保持させている。
図1においては、実線表示されたアーム16は部材13の当接部13aが隙間に進出したガタ抑えの状態であって、アーム16の先端のローラー16aが当板18に接触した状態を示している。
この状態から容器3を保持した容器ホルダー4が下降すると、ローラー16aが当板18に止められているので、アーム16が図1の仮想線表示のように支持軸12を中心として付勢具15による付勢に抗して揺動され、部材13の当接部13aも揺動されて隙間から退却した状態となる。
この状態になれば突片6は係合溝7を自由に出入りできるので床面における容器3の容器ホルダー4への挿脱が可能となる。
4 容器ホルダー
6 突片
7 係合溝
13 部材
15 付勢具
16 アーム
18 当板
Claims (4)
- 容器の両側面から突設された突片が挿入される前後方向の係合溝を有し、この係合溝の下側の壁面を前記突片の下面に当接させて容器を上昇保持する容器ホルダーと、この容器ホルダーを揺動可能に支持して昇降させる昇降手段を有して床面から起立するコラムと、このコラムに備えられ、上昇する容器ホルダーに係合して容器を傾倒させる傾倒手段とを設けた容器リフターにおいて、
前記容器ホルダーの上昇および傾倒時に、前記係合溝の上側の壁面と前記突片の上面との間に生じる上下方向の隙間に進出して、この係合溝内における前記突片の上下方向のガタを抑え、
前記容器ホルダーが下降して容器の挿脱がなされる床面付近に到ったときに前記隙間から退却して、前記係合溝に対する突片の挿脱を可能とする部材を設けたことを特徴とする容器リフター。 - 前記部材は、前記容器ホルダーの昇降に連動して、前記隙間から出退する構成とした
請求項1に記載の容器リフター。 - 前記部材は、前記容器ホルダーにおける前記係合溝の入り口近くの部位から突設された支持軸に回動自在に軸支され、伸縮自在な付勢具を介して前記隙間に進出するように付勢された構成とし、
前記容器ホルダーが下降して床面付近に到ったときに、前記部材から延設されたアームの先端が機台に設けられた当て板に当接し、前記部材が付勢具による付勢に抗して回動して前記隙間から退却し、前記係合溝に対する突片の挿脱が可能となる構成とした
請求項1又は2の何れかに記載の容器リフター。 - 前記部材の先端部に、この部材の高さを調整可能な調整手段を備えた
請求項1から3の何れか1項に記載の容器リフター。
Priority Applications (1)
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JP2018139119A JP7215668B2 (ja) | 2018-07-25 | 2018-07-25 | 容器リフター |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018139119A JP7215668B2 (ja) | 2018-07-25 | 2018-07-25 | 容器リフター |
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JP2735528B2 (ja) * | 1996-04-23 | 1998-04-02 | エコー電気株式会社 | ワーク供給用の回転リフター及びこれに用いるワゴン |
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