JP7214288B1 - シングルレバー水栓の節水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レバーを持ち上げたときに水栓の基体に被さるレバーの大径筒状基部の反レバー側下端面に位置調節可能に当接することにより、吐水量を調整可能に節水する機能を有すること。【解決手段】ストッパ装置を備えたシングルレバー水栓の節水装置であって、バンド挿通部4を基体103のレバー106と反対側の面に密着され締め付けバンド2により締め付け固定されるブラケット3と、ストッパ部材用ガイド部5に移動可能に収容されかつ上部6aがストッパ部材用ガイド部5より上方に突出するストッパ部材6と、ストッパ部材6をストッパ部材用ガイド部5に移動不能に拘束するロック部材7とを備え、締め付けバンド2を基体103に締め付け固定した常態で、レバー106を所望の持ち上げ角度にしたときに、ストッパ部材6の上端6aが、大径筒状基部107の反レバー側下端面108に当接停止し、かつロック部材7により移動不能に拘束される構成である。【選択図】図1

Description

本発明はシングルレバー水栓の節水装置に関する。
シングルレバー水栓を備えたシンクで食器や野菜等を洗うとき、レバーを大きく持ち上げて吐水量を無駄に大きくしてしまうことが多く、不経済である。吐水量を適量とするためにレバーを意識的に小さく持ち上げることは毎回できるわけでなく、つい無意識にレバーを大きく持ち上げてしまうことになる。そこで、シングルレバー水栓の節水装置を備えることに意義がある。
節水装置は、シングルレバー水栓のカランの弁開度を制限するためのレバーの上下動制限装置である。すなわち、シングルレバー水栓の節水装置は、節水するため蛇口(吐水管部)からの吐水量を少なくするようレバーを閉弁状態から開弁していく上下方向の回動角度を小さく制限する調節可能な当接手段を含む構成である。
この種のシングルレバー水栓のレバーの回動角度を小さく制限するための当接手段を備えた節水装置の発明は例えば特許文献1-3に開示されている。以下の特許文献1-3の説明では、それぞれの文献に記載の用語および符号を用いるものとする。
特許文献1に開示される節水装置は、基部12が本体92の下端部を前後から挟持するように設けられ、柱部13が基部12より本体92の後面側(反蛇口側)に立ち上がって設けられ、被案内部23が柱部13に上下動可能に保持され、当接部22が被案内部23の上端より片持ち梁状に設けられレバー93の上に近接して被さる構成である。
特許文献2に開示される節水装置は、柱部13の下端の左右に設けられた一対の腕部5a,5bが水栓の胴部8を挟持することにより、柱部4が胴部8の後面側(反蛇口側)に立ち上がり、傘部2が蛇腹3を介して柱部4の上端に連接されレバー7の上に近接して被さる構成である。
特許文献3の図1、図2に開示される節水装置は、保持部5が操作レバー3の筒部後面より基体1の後面側に傾斜状に延設されるとともに、調節ねじ6が保持部5の下端部に設けられた雌ねじに外方からねじ込まれ、当接部7(調節ねじ6の雌ねじにねじ込まれた保持部5の反対側の突出先端部)が操作レバー3の持ち上げ角度が所望の吐水量に対応する角度になったときに基体1の後面に当接する構成である。また、図7に開示される節水装置にあっては、操作レバー31の基部後面より後方へ延設に取着台35に設ける調節ネジ33aの当接面(先端)34を基体1の段差面に当接させるために、取着台35の一部にえぐり部36を設けて基体1の段差面を確保し調節ネジ33aを操作レバー31の基部に侵入した位置となるように設けた構成である。
特開2007-063859号公報 特開2016-216894号公報 特許第6923716号公報
特許文献1においては、部品点数が多く、構造が複雑で組立工数が多いので装置コストが高く付き、また、レバー93の上側に近接して被さる当接部22および上端にて当接部22を片持ち支持し上下動可能な案内部23に汚れが蓄積するとこの汚れを取り除く手間が大変であり、さらに、レバー93を持ち上げて当接部22に当接させるときに当接部22が上方に撓むことにより被案内部23に負担がかかるので被案内部23を昇降させるピッチ機構に故障が生じする恐れがある、という問題がある。
特許文献2においては、柱部13を胴部8に固定する手段が柱部13の下部両側に備える腕部5a,5bおよびファスナであり、この構成では、上部に蛇腹3を介して傘部2を片持ち支持する柱部13の固定が不十分であり、また、傘部2が蛇腹3を介して柱部13の上部に支持される構成でありこの構成では蛇腹3が形状安定性、角度保持性が無いので、レバー7と傘部2との隙間を細かく設定することができず、しかも傘部2の傾斜度合いが蛇腹3の屈曲に依存するためレバー7と傘部2との隙間が不確定になりレバー7が持ち上げられ傘部2に当接すると蛇腹3の屈曲度が変わりレバー7と傘部2との隙間が容易に変動してしまう、という問題がある。
特許文献3において、図1、図2に開示された節水装置にあっては、部品点数が少ない構成であるものの、操作レバー3が弁全開状態に持ち上げられたときに、保持部5が操作レバー3の筒部後面より基体1の後面側に垂下するように延設される構成であるので、新たに金型代が必要になり水栓メーカーでなければ製作ができないものであり、既設の水栓を撤廃して新設するかまたは既設の水栓と部品交換が必要になる。また、図7に開示された節水装置にあっては、操作レバー3の基部に取着台35を一体に設けるとともに基体1にえぐり部36を設ける必要がある構成であるので既存の混合水栓器具に取り付けることは不可能であり、さらに、最大吐水量の約半分の吐水量であるときに適用でき、レバーの持ち上げが極僅かで吐水量が最少量であるときには適用できない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、少ない部品点数で構成できて、既存の水栓に容易に組付けることができ、レバーを持ち上げたときに水栓の基体に被さるレバーの大径筒状基部の反レバー側下端面に位置調節可能に当接することにより、吐水量を調整可能に節水する機能を有するシングルレバー水栓の節水装置を提供することを目的とする。
本願の第1の発明態様に係るシングルレバー水栓の節水装置は、上記目的を達成するため、上下方向に揺動して流量を制御するレバーを上方向に所要角度持ち上げたときに当接して停止させて吐水量を抑制し、レバーを上方向に最大に持ち上げたときの最大吐水量に比べて所望割合の節水が図れるストッパ装置を備えたシングルレバー水栓の節水装置である。
そして、前記ストッパ装置は、シングルレバー水栓の基体を一巻きしてロックし前記基体に締め付け固定しうる締め付けバンドと、バンド挿通部とストッパ部材用ガイド部とを連接して有し前記バンド挿通部に前記バンド挿通部を前記基体の前記レバーと反対側の面に密着され前記締め付けバンドにより締め付け固定されるブラケットと、前記ストッパ部材用ガイド部に移動可能に収容されかつ上部が前記ストッパ部材用ガイド部より上方に突出するストッパ部材と、前記ストッパ部材を前記ストッパ部材用ガイド部に移動不能に拘束するロック部材とを備えた構成である。
さらに、前記締め付けバンドを前記シングルレバー水栓の基体に締め付け固定した常態で、前記レバーを所望の持ち上げ角度にしたときに、前記ストッパ部材の上端が、前記基体の前記レバーの大径筒状基部の反レバー側下端面に当接停止し、かつ前記ロック部材により移動不能に拘束される構成である。
本願の第2の発明態様に係るシングルレバー水栓の節水装置は、第1の発明態様の構成に加え、前記ブラケットの前記ストッパ部材用ガイド部が、前記バンド挿通部との境界に位置し前記バンド挿通部よりも横長な仕切り壁と、前記仕切り壁の上端より延在する上面部とを有するアングル形状とされた構成である。
本願の第3の発明態様に係るシングルレバー水栓の節水装置は、第1の発明態様の構成に加え、前記ブラケットの前記ストッパ部材用ガイド部が、前記バンド挿通部との境界に位置し前記バンド挿通部よりも横長な仕切り壁と、前記仕切り壁の上端より延在する上面部と前記仕切り壁の下端より延在する下面部とを有するチャンネル形状またはCチャンネル形状とされた構成である。
本願の第4の発明態様に係るシングルレバー水栓の節水装置は、第1の発明態様の構成に加え、前記ブラケットの前記ストッパ部材用ガイド部が、前記バンド挿通部との境界に位置し前記バンド挿通部よりも横長な仕切り壁と、前記仕切り壁の上端より延在する上面部と、前記仕切り壁の下端より延在する下面部と、前記上面部と前記下面部との間を閉じている背面壁とを有する縦長横筒形状とされた構成である。
本願の第5の発明態様に係るシングルレバー水栓の節水装置は、第1-4のいずれか1つの発明態様の構成に加え、前記ストッパ部材が、縦長帯板状であり、上部が前記上面部に設けられた開孔に挿通され上方に突出しかつ前記開孔より下側部分を前記ロック部材としての締付ボルトにより上下動不能に拘束される構成である。
本願の第6の発明態様に係るシングルレバー水栓の節水装置は、第1-4のいずれか1つの発明態様の構成に加え、前記ストッパ部材が、前記仕切り壁または前記背面壁に枢着された円板カムであり上部が前記上面部に設けられた開孔より上方に突出し、前記開孔より下側部分を前記ロック部材により揺動不能に拘束される構成である。
本願の第7の発明態様に係るシングルレバー水栓の節水装置は、第1-4のいずれか1つの発明態様の構成に加え、前記ストッパ部材が、2つのリンク部材が屈曲状に連鎖され一方のリンク部材が前記仕切り壁または前記背面壁に枢着された屈曲リンクカムであり屈曲部が前記上面部に設けられた開孔より上方に突出し、他方のリンク部材の前記開孔より下側部分を前記ロック部材により揺動不能に拘束される構成である。
本願の第8の発明態様に係るシングルレバー水栓の節水装置は、第1-4のいずれか1つの発明態様の構成に加え、前記ストッパ部材が、前記上面部に設けられたネジ孔に下方から螺挿され上方に突出するボルトであり、前記ロック部材が前記ボルトに螺合するロックナットとされた構成である。
本願の第9の発明態様に係るシングルレバー水栓の節水装置は、第1-4のいずれか1つの発明態様の構成に加え、前記ストッパ部材が、凸部と凹部が上下方向に交互に並ぶラックプレートであり、前記上面部に設けられた開孔および前記下面部に設けられた開孔に挿通案内され、前記ロック部材が前記ラックプレートに嵌合する噛合する手操作により回転されるピニオンまたはウオームとされた構成である。
本願の第10の発明態様に係るシングルレバー水栓の節水装置は、第1-4のいずれか1つの発明態様の構成に加え、前記ストッパ部材が、凸部と凹部が上下方向に交互に並ぶラックプレートであり、前記上面部に設けられた開孔および前記下面部に設けられた開孔に挿通案内され、前記ロック部材が前記ラックプレートの凸部または凹部に嵌合する状態と離隔する状態とに切り替えられるように設けられた構成である。
本願の第11の発明態様に係るシングルレバー水栓の節水装置は、第3の発明態様の構成に加え、前記ストッパ部材用ガイド部は、前記下面部に下端を支持され斜め上方に延在するガイド軸と、軸心を前記ガイド軸が貫挿しているスライド筒とを含んで構成され、前記ストッパ部材は、前記スライド筒の上端に取り付けられ、上端が前記ギャップ内に位置し、前記ロック部材は、前記ガイド軸にスライド可能に被嵌し外径を下方向に縮径する截頭円錐形でありかつ自身の内径を縮径可能とするため円周配置に複数のスリワリを有する円錐リングチャックと、前記円錐リングチャックを下方向へ付勢するコイルばねとを含んで構成され、ロック解除部材を付設されており、前記ロック解除部材は、前記スライド筒より外方に突出する固定アームと、前記円錐リングチャックの下側にかつガイド軸が貫挿するよう設けられたチャック押上用リングと、前記チャック押上用リングより外方へ一体に突出するチャック解除用アームとを含む構成である。
本発明によれば、少ない部品点数で構成できて、既存の水栓に容易に組付けることができ、レバーを持ち上げたときに水栓の基体に被さるレバーの大径筒状基部の反レバー側下端面に位置調節可能に当接することにより、吐水量を調整可能に節水する機能を有するシングルレバー水栓の節水装置を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るシングルレバー水栓の節水装置を示すものであって、(A)図は水栓に装着した節水装置を示す全体側面図、(B)図は節水装置の構成要素の分解斜視図、(C)図は水栓に装着した節水装置の閉弁状態の側面図、()図は水栓に装着した節水装置の開弁節水状態の側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るシングルレバー水栓の節水装置を示すものであって、(A)図は水栓に装着した節水装置の閉弁状態の側面図、(B)図は水栓に装着した節水装置の開弁節水状態の側面図である。の図である。 本発明の第3の実施の形態に係るシングルレバー水栓の節水装置を示すものであって、水栓に装着した節水装置の閉弁状態の側面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るシングルレバー水栓の節水装置を示すものであって、(A)図は水栓に装着した節水装置の閉弁状態の側面図、(B)図は節水装置のストッパ部材の傾斜面に垂直な方向から視た背面図である。 本発明の第5の実施の形態に係るシングルレバー水栓の節水装置を示すものであって、(A)図は水栓に装着した節水装置の閉弁状態の側面図、(B)図は節水装置のストッパ部材の傾斜面に垂直な方向から視た背面図である。 本発明の第6の実施の形態に係るシングルレバー水栓の節水装置を示すものであって、水栓に装着した節水装置の閉弁状態の側面図である。 本発明の第7の実施の形態に係るシングルレバー水栓の節水装置を示すものであって、水栓に装着した節水装置の閉弁状態の側面図である。 本発明の第8の実施の形態に係るシングルレバー水栓の節水装置を示すものであって、水栓に装着した節水装置の閉弁状態の側面図である。
以下、本発明に係るシングルレバー水栓の節水装置に係る実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1を参照して本発明の第1の実施の形態に係るシングルレバー水栓の節水装置について説明する。この実施の形態では壁付タイプの混合水栓に対する適応例を示す。なお、壁付タイプの単水栓にも適用できるものである。
図1に示すシングルレバー水栓100は、前側より視て左右に延びるヘッダー101と、前側より視てヘッダー101の後面部の右端部に接続された冷水導入管102と、前側より視てヘッダー101の後面部の左端部に接続された温水導水管(冷水導入管102の図の奥側に重なる;符号無し)と、ヘッダー101の上面中央部より突出する基体103と、基体103の内部とヘッダー101の中央内部にわたり収容されていて半球壁面部104が基体103の上端面より突出する混合カラン(弁機構;符号無し)と、ヘッダー101の下面部中央より突出し前方へ延在され混合カランの弁開時に吐水する吐水管105と、基体103の上側に着座し混合カランの弁開度に応じて冷水、温水、または冷水と温水の混合水を吐出するように弁開閉を行うレバー106とを含んで構成されている。
レバー106は、大径筒状基部107を有し、当該大径筒状基部107を基体103の上端面より突出する混合カランの半球壁面部104に被さり、大径筒状基部107の内面中央部に連結しているリンク(図示しない;符号無し)が混合カランの弁体に連結され、もって半球壁面部104に対し球面運動可能に連結され、レバー106の上下方向の回動および水平方向の可動を混合カランの弁体に伝達して弁開閉を行う。
レバー106を持ち上げるときの旋回角度と吐水の関係の一例を説明する。レバー106を例えば24度回動するように持ち上げたときに基体103の内部のカランが最大開度(弁全開状態)になり吐水量が最大となり、12度回動するように持ち上げたときに最大吐水量の50%の吐水量となる。
また、レバー106の水平旋回角度と吐水の関係の一例を説明する。例えば、左右中間の位置から左側5度から右側45度の旋回範囲では冷水が100%吐出し、および左右中間の位置から左側5度から左側55度の旋回範囲では温水が0-100%および冷水が100-0%で変化するように吐出し、さらに左右中間の位置から左側55度から左側60度の旋回範囲では温水が0-100%および冷水が100-0%で変化するように吐出し、レバー106を左右中間の位置から左へ45度回す範囲では温水が0-100%吐出する。
大径筒状基部107の下端面と基体103の上端面との関係について説明する。レバー106の大径筒状基部107は基体103の外径と略同一の外径を有する。大径筒状基部107の下端面と基体103の上端面とが対向し、かつレバー106の先端が最も下がっている状態(閉弁状態)では、大径筒状基部107の前半分の下端面と基体103の前半分の上端面とが略密着状態であるとともに大径筒状基部107の後半分の反レバー側下端面108と基体103の後半分の上端面とが24度の隙間角度を有する離間状態である。そして、レバー106の先端が最も上がっている状態(弁全開状態)では、大径筒状基部107の前半分の下端面と基体103の前半分の上端面とが24度の隙間角度を有し離間状態になるとともに大径筒状基部107の後半分の反レバー側下端面108と基体103の後半分の上端面とが略密着状態になる。
節水装置1は、レバー106の持ち上げに対して大径筒状基部107の後半分の下端面と基体103の後半分の上端面とのギャップに入り込み、大径筒状基部107の後半分の下端面に対する調整自在な当接機能を有しており、もって、例えば最大吐水量に対し当接位置の調整次第で0-100%の範囲内の所望の吐水量となるよう制限を加えられる。
節水装置1は、締め付けバンド2とブラケット3とストッパ部材6とロック部材7とを含んで構成される。
締め付けバンド2は、バンド2aとバックル(ロック手段)2bとを含んで構成されている。バンド2aは、基体103の周囲を例えば1周+四分の1周の長さを有する。バックル2bは、バンド2aの一端に設けられていて、バンド2aに設けられるスリット列に係合してバンド2aに送りを与えるウオームを含み、バンド2aを基体103を一巻きして巻き初め端に重ねてウオームで強く巻き締めてロックする機能を有する。締め付けバンド2は、ブラケット3をシングルレバー水栓100の基体103に締め付け固定しうる。
ブラケット3は、互いに連接するバンド挿通部4とストッパ部材用ガイド部5とを有し、バンド挿通部4に締め付けバンド2のバンド2aを挿通しバンド挿通部4を基体103のレバー106と反対側の面に密着され締め付けバンド2により締め付け固定される。
バンド挿通部4は、ストッパ部材用ガイド部5との境界平面に沿う水平方向にバンド2aを挿通しうる枠形であり、当該バンド2aによって基体103のレバー106と反対側の面に密着された挟圧状態に係止されればよく、別部材でストッパ部材用ガイド部5に溶接または半田付け等がされているか(図1参照)、または図示しないが例えばプレス加工によりストッパ部材用ガイド部5の後述する仕切り壁5aを一対対向の矩形片が形成されるようにH形のスリットを入れさらに一対対向の矩形片をそれぞれL形に突出する形状であってもよい。
ストッパ部材用ガイド部5は、バンド挿通部4との境界に位置しバンド挿通部4よりも縦横に長い仕切り壁5aと、仕切り壁5aの上端より斜め上方に延在する上面部5bと、仕切り壁5aの下端より水平に延在してからさらに斜め上方に延在する下面部5cと、上面部5bと下面部5cとの間を閉じている傾斜している背面壁(蓋部材)5dとを有する。
なお、ストッパ部材6とロック部材7の設け方次第で、ストッパ部材用ガイド部5は、仕切り壁5aより水平に延在する上面部5bおよび下面部5cと垂直の背面壁5dとを有する横筒形状、仕切り壁5aより水平に延在する上面部5bを有するアングル形状、仕切り壁5a仕切り壁5aより水平に延在する下面部5cとを有するアングル形状、または仕切り壁5aと上面部5bと下面部5cとを有するチャンネル形状もしくはCチャンネル形状であってもよい。
ストッパ部材6は、縦長帯板状であり、上部(符号なし)および下部(符号なし)が、縦長横筒形状のストッパ部材用ガイド部5の上面部5bと下面部5cにそれぞれ設けられた開孔(符号なし)より上下外方に突出する状態にギャップに向かって接近離隔可能となるよう斜め方向に上下動可能に収容されている。
ストッパ部材6は、レバー106を上方向に所要寸法持ち上げたときに、上部6aの上端が当該レバー106の大径筒状基部107の反レバー側下端面108に当接し、レバー106のそれ以上の持ち上げが不能になるようにロック部材7により位置決めされる。
ストッパ部材6は、当該ストッパ部材6を昇降させるための把手片(ストッパ部材移動手段)6bを有し、当該把手片6bを摘んで上下方向に移動されることにより、前記のギャップ内の上端6aの高さ位置を調整することができ、ストッパ部材6の上端6aと反レバー側下端面108とのギャップを大きくとるか小さくとるかにより吐水量を調整可能(=節水の度合いを変更可能)に節水することができる。
ロック部材7はこの実施例では手回し可能な蝶ボルトが用いられ背面壁5dに設けられたネジ孔に外方からねじ込まれストッパ部材6を押圧するようになっており、ストッパ部材6は、ロック部材7で押圧されるとストッパ部材用ガイド部5の上下の貫通孔に押し付けられて上下動不能(移動不能)にロックされる。ロック部材7を弛めると、ストッパ部材6の上下動不能な拘束状態を解除できる。
ストッパ部材6の上端6aは、節水装置1の装着時にギャップ内に位置させる。その後に、レバー106を持ち上げて所望の吐水量となるようにしてから、素早くロック部材7を弛め把手片6bを摘んでストッパ部材6を上下方向に位置を微調節し、ストッパ部材6の上端6aを大径筒状基部107の反レバー側下端面108に当接してロック部材7を再び占め、レバー106を押し下げて弁全閉状態とすることにより、弁全閉状態におけるストッパ部材6の上端6aと大径筒状基部107の反レバー側下端面108とのギャップを調節する。もって、レバー106を持ち上げてストッパ部材6により当接停止される状態で所望の吐水量となる節水を図ることができる。
以上の構成により、節水装置1は、締め付けバンド2をシングルレバー水栓100の基体103に締め付け固定した常態で、上下方向に揺動して流量を制御するレバー106を上方向に所要角度持ち上げたときに、ストッパ部材6の上端がシングルレバー水栓100の基体103の上端面よりも上側に突出してレバー106の大径筒状基部107の反レバー側下端面108に当接することにより、レバー106のそれ以上の持ち上げが不能になり、これにより、レバー106を上方向に最大に持ち上げたときの最大吐水量に比べて所望割合の吐水量となるよう抑制することができ節水が図れる。
[第2の実施の形態]
図2を参照して本発明の第2の実施の形態に係るシングルレバー水栓の節水装置について説明する。
この実施の形態に係るシングルレバー水栓100は図1に示すものと同一である。節水装置1Aは、シングルレバー水栓100の基体103(図1と同一)の同一位置に組付けてなる。
節水装置1Aは、締め付けバンド2とブラケット3Aとストッパ部材6Aとロック部材7とを含んで構成される。
節水装置1Aは、図1と同一の締め付けバンド2と、図1とは異なるブラケット3Aおよびストッパ部材6Aと、図1と同一のロック部材7とを含んで構成される。節水装置1Aは、図1に示す節水装置1のストッパ部材6Aの移動方向を斜め上下方向ではなく上下方向に替えた変形例である。
ブラケット3Aは、図1と同一のバンド挿通部4と、縦長な扁平矩形の横筒状のストッパ部材用ガイド部5Aとを含んで構成されている。ストッパ部材6Aは、ストッパ部材用ガイド部5Aにより基体103の周面に沿う上下方向に移動可能に案内されている。
そして、ストッパ部材6Aは、ストッパ部材用ガイド部5Aより突出する上側部分の中途より先部分が屈折して、基体103に漸次に接近しつつ立ち上がるように延在し、ストッパ部材6Aの上端6aを基体103の上端面とレバー106の大径筒状基部107の反レバー側下端面108とのギャップ内に上下方向に位置調整可能に侵入させることができる。ストッパ部材6Aには当該ストッパ部材6Aを上下方向に移動させるための把手片(ストッパ部材移動手段)6bを備えている。
節水装置1Aによる節水のための作用および効果は第1の実施の形態と変わりがない。
[第3の実施の形態]
図3を参照して本発明の第3の実施の形態に係るシングルレバー水栓の節水装置について説明する。
この実施の形態に係るシングルレバー水栓100Aは、例えば流し台の周辺部の水平面より立ち上がるタイプの混合水栓であって、特に、基体103が上下方向に長尺であり、また吐水管105が基体103の上端に極端に近い位置に設けられており、吐水管105よりも上位置には節水装置の締め付けバンドを巻き付けるスペースが無い。シングルレバー水栓100Aの各構成要素の符号はシングルレバー水栓100に対応して表示している。
節水装置1Bは、締め付けバンド2とブラケット3Bとストッパ部材6Bとロック部材7とを含んで構成される。
節水装置1Bは吐水管105よりも下側の位置に取り付けられている。このため、節水装置1Bの取付位置から、基体103の上端面とレバー106の大径筒状基部107の反レバー側下端面108とのギャップまでの距離が大きくなるので、ストッパ部材6Bは縦長に設けられており、また、ストッパ部材6Bを安定的にガイドするためストッパ部材用ガイド部5Bも縦長に設けられている。
シングルレバー水栓100Aのその他の構成と、作用および効果は第2の実施の形態と同一である。なお、この実施の形態は水平面より立ち上がる単水栓にも適用できるものである。
[第4の実施の形態]
図4を参照して本発明の第4の実施の形態に係るシングルレバー水栓の節水装置について説明する。この実施の形態に係るシングルレバー水栓100は第1の実施の形態のものと同一である。
節水装置1Cは締め付けバンド2とブラケット3Cとストッパ部材6Cとロック部材7とを含んで構成される。ブラケット3Cはバンド挿通部4とストッパ部材用ガイド部5Cとを含んで構成される。バンド挿通部4の幅寸法(図に垂直方向の寸法)は例えば10-15mmの大きさに設定するのが好ましい。
ストッパ部材用ガイド部5Cおよびストッパ部材6Cは、第1の実施の形態の対応する構成要素と相違している。
ストッパ部材用ガイド部5Cは図1に示すストッパ部材用ガイド部5の構成に中間壁5eを追加した構成である。
ストッパ部材6Cは、例えば図示の如く楕円形である円板カムが用いられ、当該円板カムがストッパ部材用ガイド部5C内に中間壁5eと背面壁5dとに挟まれかつ中間壁5eに密着した状態に収容され、さらに当該円板カムの偏心位置を中間壁5eと背面壁5dに両端支持される軸5fにより軸支されている。
さらに、ストッパ部材6Cは、上部6aがストッパ部材用ガイド部5Cの上面部5bに大きく設けられた開孔(符号なし)より上方に突出し、さらに上部6aが基体103の上端面とレバー106の大径筒状基部107の反レバー側下端面108とのギャップ内に位置している。なお、ストッパ部材6Cは楕円形でなく円形、その他の形状等であってよい。
ストッパ部材6Cは、ロック部材7により揺動不能に拘束される構成である。ロック部材7は、蝶ナットが用いられ、ストッパ部材用ガイド部5Cの背面壁5dに設けられた円弧状のスリット5gに通されさらにストッパ部材6Cに設けられたネジ孔に螺合されている。ロック部材7はストッパ部材移動手段である。
上部6aの高さ調整は、ロック部材7を弛めてからロック部材7を摘んだままスリット5gの上下方向の所望位置に移動してロック部材7を締め付けるとストッパ部材6Cを引き付けてロックすることができ、これにより、ストッパ部材6Cの上部6aと反レバー側下端面108とのギャップを調整でき、シングルレバー水栓100のレバー106の持ち上げ寸法を制限できて少量の吐水となる節水できる。もって、節水装置1Cの節水効果は第1の実施の形態と同一に得られる。
[第5の実施の形態]
図5を参照して本発明の第5の実施の形態に係るシングルレバー水栓の節水装置について説明する。この実施の形態に係るシングルレバー水栓100は第1の実施の形態のものと同一である。
節水装置1Dは、締め付けバンド2とブラケット3Dとストッパ部材6Dとロック部材7とを含んで構成される。
この実施の形態に係るストッパ部材6Dは2つのリンク部材6D1,6D2がそれぞれの上部同士で連結ピン5hにより屈折可能に連鎖されてなる。そして、ストッパ部材6Dは、リンク部材6D1が中間壁5eに密着した状態にかつ中間壁5eと背面壁5dとでリンク部材6D1,6D2を挟まれた状態にブラケット3Dに収容され、さらにリンク部材6D1下端位置を中間壁5eと背面壁5dに両端支持される軸5iにより軸支され、リンク部材6D2がロック部材7によりロックされるよう構成されている。
そして、リンク部材6D1の上端がリンク部材6D2の上端よりも少し高く延在していて、基体103の上端面とレバー106の大径筒状基部107の反レバー側下端面108とのギャップ内に位置している。
ロック部材7は、蝶ナットが用いられ、ストッパ部材用ガイド部5Cの背面壁5dに設けられた横方向に長いスリット5jに通されさらにストッパ部材6D2に設けられたネジ孔に螺合されている。ロック部材7はストッパ部材移動手段である。
上部6aの高さ調整は、ロック部材7を弛めてからロック部材7を摘んだままスリット5jの横方向の所望位置に移動してロック部材7を締め付けるとストッパ部材6Dを引き付けてロックすることができ、これにより、ストッパ部材6Dの上部6aと反レバー側下端面108とのギャップを調整でき、シングルレバー水栓100のレバー106の持ち上げ寸法を制限できて少量の吐水となる節水できる。もって、節水装置1Dの節水効果は第1の実施の形態と同一に得られる。
[第6の実施の形態]
図6を参照して本発明の第6の実施の形態に係るシングルレバー水栓の節水装置について説明する。この実施の形態に係るシングルレバー水栓100は第1の実施の形態のものと同一である。
節水装置1Eは、締め付けバンド2とブラケット3Eとストッパ部材6Eとロック部材7とを含んで構成される。
ストッパ部材6Eは、中間壁5eに密着した状態にかつ下端より延在しているL形ガイド部6cが中間壁5eと背面壁5dとで挟まれた状態にブラケット3Eに収容され、ストッパ部材6Eの上端6aが基体103の上端面とレバー106の大径筒状基部107の反レバー側下端面108とのギャップ内に位置している。
ロック部材7は、蝶ナットが用いられ、ストッパ部材用ガイド部5Eの下面部5cに設けられたネジ孔に螺合されさらにねじ先端部がL形ガイド部6cに設けられた小孔に軸方向移動不能、回転可能に貫挿されている。ロック部材7は、ストッパ部材6Eの上下動移動機能とロック絹を有している。
ストッパ部材6Eは、ロック部材7を摘んで所望に回転することにより上下方向に移動することができ、上部6aの高さ調整ができ、これにより、ストッパ部材6Dの上部6aと反レバー側下端面108とのギャップを調整でき、シングルレバー水栓100のレバー106の持ち上げ寸法を制限できて少量の吐水となる節水できる。もって、節水装置1Eの節水効果は第1の実施の形態と同一に得られる。
[第7の実施の形態]
図7を参照して本発明の第7の実施の形態に係るシングルレバー水栓の節水装置について説明する。この実施の形態に係るシングルレバー水栓100は第1の実施の形態のものと同一である。
節水装置1Fは、締め付けバンド2とブラケット3Fとストッパ部材6Fとロック部材7とストッパ部材移動手段8とを含んで構成される。
ブラケット3Fとストッパ部材6Fとロック部材7は図1と同一の構成である。ストッパ部材6Fは、ストッパ部材用ガイド部5Fの上面部5bと下面部5cのそれぞれに設けられた開孔に挿通され斜め上下方向に案内され、ロック部材7によりロックされるよう構成されている。
ストッパ部材移動手段8は、ストッパ部材6Eに重ねられ固定され歯部と谷部が上下方向に交互に並ぶラック8aと、ストッパ部材用ガイド部5Eに支持されるように設けられラック8aに噛合するピニオン8bと、ピニオン8bと同軸一体に設けられたハンドル8cとを含んで構成される。
したがって、ハンドル8cを手操作により回転しピニオン8bが回転すると、ラック8aが斜め上下方向に移動し、ラック8aと一体にストッパ部材6Fが移動し、ストッパ部材6Fの上部6aの高さ調整ができ、これにより、ストッパ部材6Dの上部6aと反レバー側下端面108とのギャップを調整でき、シングルレバー水栓100のレバー106の持ち上げ寸法を制限できて少量の吐水となる節水できる。もって、節水装置1Fの節水効果は第1の実施の形態と同一に得られる。なお、ピニオン8bに替えてウオームを設けることができる。
[第8の実施の形態]
図8を参照して本発明の第8の実施の形態に係るシングルレバー水栓の節水装置について説明する。この実施の形態に係るシングルレバー水栓100は第1の実施の形態のものと同一である。
節水装置1Gは、締め付けバンド2とブラケット3Gとストッパ部材6Gとロック部材7Gとロック解除部材8Gとを含んで構成される。
ブラケット3Gは、図1と同じバンド挿通部4と、ストッパ部材用ガイド部5Gとを含んで構成される。ストッパ部材用ガイド部5Gは、図1と同じ仕切り壁5aおよび下面部5cと、下面部5cに下端を支持され斜め上方に延在するガイド軸5fと、軸心をガイド軸5fが貫挿しているスライド筒5gとを含んで構成される。
ストッパ部材6Gは、スライド筒5gの上端に取り付けられ、上端6aが基体103の上端面とレバー106の大径筒状基部107の反レバー側下端面108とのギャップ内に位置している。
ロック部材7Gは、ストッパ部材6Gを支持しているスライド筒5gがガイド軸5fに係合案内され斜め上下方向に移動するのをロックする部材であり、スライド筒5g内に収容されガイド軸5fにスライド可能に被嵌し外径を下方向に縮径する截頭円錐形でありかつ自身の内径を縮径可能とするため円周配置に複数のスリワリを有する円錐リングチャック7eと、スライド筒5g内に収容され円錐リングチャック7eを下方向へ付勢するコイルばね7fとを含む構成である。
円錐リングチャック7eは、コイルばね7fによりスライド筒5g内に形成されたテーパ孔に押し込まれる方向に強く付勢されると、自身に設けられたスリワリのギャップを縮小していくことで内径を縮小しガイド軸5fに固着し、もって、スライド筒5gとガイド軸5fとの相対移動をロックし、ストッパ部材6Gもロックされる構成である。
ロック解除部材8Gは、コイルばね7fの付勢に抗して円錐リングチャック7eをスライド筒5gのテーパ孔から離間させるために、スライド筒5gより外方に突出する固定アーム8aと、円錐リングチャック7eの下側にかつガイド軸5fが貫挿するよう設けられたチャック押上用リング8bと、チャック押上用リング8bより外方へ一体に突出し固定アーム8aと所要距離を保って対向するチャック解除用アーム8cとを含む構成である。
ロック解除部材8Gは、固定アーム8aとチャック解除用アーム8cとを挟むように掴んで間隔を縮めると、
チャック押上用リング8bがコイルばね7fの付勢に抗して円錐リングチャック7eを上方に押圧するので、この押圧により円錐リングチャック7eが僅かでもスライド筒5g内に形成されたテーパ孔から離れるとスリワリのギャップを復元しスライド筒5gとガイド軸5fとのロックが解除される。
ロック解除部材8Gは、スライド筒5gとガイド軸5fとのロックが解除されたら引き続いて固定アーム8aとチャック解除用アーム8cとを挟むように掴んだままで上下方向に移動できる。
したがって、ストッパ部材6Gの上部6aの高さ調整ができ、これにより、ストッパ部材6Gの上部6aと反レバー側下端面108とのギャップを調整でき、シングルレバー水栓100のレバー106の持ち上げ寸法を制限できて少量の吐水となる節水できる。もって、節水装置1Gの節水効果は第1の実施の形態と同一に得られる。
本発明によれば、少ない部品点数で構成できて、既存の水栓に容易に組付けることができ、レバーを持ち上げたときに水栓の基体に被さるレバーの大径筒状基部の反レバー側下端面に位置調節可能に当接することにより、吐水量を調整可能に節水する機能を有するシングルレバー水栓の節水装置を提供することができる。
1,1A-1G…節水装置
2…締め付けバンド
2a…バンド
2b…バックル(ロック手段)
3,3A-3G…ブラケット
4…バンド挿通部
5,5A-5G…ストッパ部材用ガイド部
5a…仕切り壁
5b…上面部
5c…下面部
5d…背面壁
5f…ガイド軸
5g…スライド筒
6,6A-6G…ストッパ部材
6a…上端
6b…把手片
6c…ガイド部
6A…円板カム(ストッパ部材)
6B…屈曲リンクカム(ストッパ部材)
6B1,6B2…リンク部材
6b3…屈曲部上端
6C…ボルト
6D…ラックプレート
61…筒軸部
62…スライド軸
62a…テーパ孔
63…円錐リングチャック
63a…スリワリ
64…コイルばね
7…ロック部材
7a…締付ボルト
7b…ロックナット
7c…ピニオン
7d…固定アーム
7e…円錐リングチャック
7f…コイルばね
8…ロック解除部材
8a…固定アーム
8b…チャック押上用リング
8c…チャック解除用アーム
100,100A…シングルレバー水栓
101…ヘッダー
102…冷水導入管
103…基体
104…半球壁面部
105…吐水管
106…レバー
107…大径筒状基部
108…反レバー側下端面

Claims (11)

  1. 上下方向に揺動して流量を制御するレバーを上方向に所要角度持ち上げたときに当接して停止させて吐水量を抑制し、レバーを上方向に最大に持ち上げたときの最大吐水量に比べて所望割合の節水が図れるストッパ装置を備えたシングルレバー水栓の節水装置であって、
    前記ストッパ装置は、
    シングルレバー水栓の基体を一巻きしてロックし前記基体に締め付け固定しうる締め付けバンドと、
    バンド挿通部とストッパ部材用ガイド部とを連接して有し前記バンド挿通部に前記バンド挿通部を前記基体の前記レバーと反対側の面に密着され前記締め付けバンドにより締め付け固定されるブラケットと、
    前記ストッパ部材用ガイド部に移動可能に収容されかつ上部が前記ストッパ部材用ガイド部より上方に突出するストッパ部材と、
    前記ストッパ部材を前記ストッパ部材用ガイド部に移動不能に拘束するロック部材とを備え、
    前記締め付けバンドを前記シングルレバー水栓の基体に締め付け固定した常態で、前記レバーを所望の持ち上げ角度にしたときに、前記ストッパ部材の上端が、前記基体の前記レバーの大径筒状基部の反レバー側下端面に当接停止し、かつ前記ロック部材により移動不能に拘束される構成である
    ことを特徴とするシングルレバー水栓の節水装置。
  2. 前記ブラケットの前記ストッパ部材用ガイド部は、前記バンド挿通部との境界に位置し前記バンド挿通部よりも横長な仕切り壁と、前記仕切り壁の上端より延在する上面部とを有するアングル形状である、
    請求項1に記載のシングルレバー水栓の節水装置。
  3. 前記ブラケットの前記ストッパ部材用ガイド部は、前記バンド挿通部との境界に位置し前記バンド挿通部よりも横長な仕切り壁と、前記仕切り壁の上端より延在する上面部と前記仕切り壁の下端より延在する下面部とを有するチャンネル形状またはCチャンネル形状である、
    請求項1に記載のシングルレバー水栓の節水装置。
  4. 前記ブラケットの前記ストッパ部材用ガイド部は、前記バンド挿通部との境界に位置し前記バンド挿通部よりも横長な仕切り壁と、前記仕切り壁の上端より延在する上面部と、前記仕切り壁の下端より延在する下面部と、前記上面部と前記下面部との間を閉じている背面壁とを有する縦長横筒形状である、
    請求項1に記載のシングルレバー水栓の節水装置。
  5. 前記ストッパ部材は、縦長帯板状であり、上部が前記上面部に設けられた開孔に挿通され上方に突出しかつ前記開孔より下側部分を前記ロック部材としての締付ボルトにより上下動不能に拘束される構成である、
    請求項-4のいずれか1項に記載のシングルレバー水栓の節水装置。
  6. 前記ストッパ部材は、前記仕切り壁または前記背面壁に枢着された円板カムであり上部が前記上面部に設けられた開孔より上方に突出し、前記開孔より下側部分を前記ロック部材により揺動不能に拘束される構成である、
    請求項4に記載のシングルレバー水栓の節水装置。
  7. 前記ストッパ部材は、2つのリンク部材が屈曲状に連鎖され一方のリンク部材が前記仕切り壁または前記背面壁に枢着された屈曲リンクカムであり屈曲部が前記上面部に設けられた開孔より上方に突出し、他方のリンク部材の前記開孔より下側部分を前記ロック部材により揺動不能に拘束される構成である、
    請求項4に記載のシングルレバー水栓の節水装置。
  8. 前記ストッパ部材は、前記上面部に設けられたネジ孔に下方から螺挿され上方に突出するボルトであり、前記ロック部材が前記ボルトに螺合するロックナットである、
    請求項-4のいずれか1項に記載のシングルレバー水栓の節水装置。
  9. 前記ストッパ部材は、凸部と凹部が上下方向に交互に並ぶラックプレートであり、前記上面部に設けられた開孔および前記下面部に設けられた開孔に挿通案内され、前記ロック部材は、前記ラックプレートに噛合する手操作により回転されるピニオンまたはウオームとされた構成である、
    請求項3もしくは記載のシングルレバー水栓の節水装置。
  10. 前記ストッパ部材は、凸部と凹部が上下方向に交互に並ぶラックプレートであり、前記上面部に設けられた開孔および前記下面部に設けられた開孔に挿通案内され、前記ロック部材は、前記ラックプレートの凸部または凹部に嵌合する状態と離隔する状態とに切り替えられるように設けられている、
    請求項3もしくは記載のシングルレバー水栓の節水装置。
  11. 前記ストッパ部材用ガイド部は、前記下面部に下端を支持され斜め上方に延在するガイド軸と、軸心を前記ガイド軸が貫挿しているスライド筒とを含んで構成され、
    前記ストッパ部材は、前記スライド筒の上端に取り付けられ、上端が前記基体の上端面と前記レバーの大径筒状基部の前記反レバー側下端面とのギャップ内に位置し、
    前記ロック部材は、前記ガイド軸にスライド可能に被嵌し外径を下方向に縮径する截頭円錐形でありかつ自身の内径を縮径可能とするため円周配置に複数のスリワリを有する円錐リングチャックと、前記円錐リングチャックを下方向へ付勢するコイルばねとを含んで構成され、ロック解除部材を付設されており、
    前記ロック解除部材は、前記スライド筒より外方に突出する固定アームと、前記円錐リングチャックの下側にかつガイド軸が貫挿するよう設けられたチャック押上用リングと、前記チャック押上用リングより外方へ一体に突出するチャック解除用アームとを含む構成である、
    請求項3もしくは記載のシングルレバー水栓の節水装置。
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