JP7212731B1 - 電気分解装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電解槽の液体漏れに適切に対応できる電気分解装置を提供する。【解決手段】電気分解装置1は、電極31、32が設けられた電解槽3と、電極31、32に印加する電解電圧を制御する制御部と、電解槽3に液体を供給するための供給路2と、供給路2から電解槽3への液体の流入を遮断するための遮断装置6と、電解槽3から液体を取り出すための排出路4と、電解槽3からの液漏れを検出したときに対応する液漏れ信号を制御部に出力するセンサー7とを含む。制御部は、センサー7から液漏れ信号を受け取ったとき、電解槽3への液体の流入が遮断されるように遮断装置6を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、液体を電気分解するための電気分解装置に関する。
従来、電極が設けられた電解槽を有する電気分解装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017-136531号公報
電解槽は、内部に電極を配する構造上、複数の外壁パーツによって構成されている。液体の電気分解によって気体が発生することに伴い、電解槽内の圧力が高まって、上記外壁パーツの合わせ目や配管との接合部で液体漏れが生ずるおそれがある。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、電解槽の液体漏れに適切に対応できる電気分解装置を提供することを主たる目的としている。
本発明は、液体を電気分解するための電気分解装置であって、電極が設けられた電解槽と、前記電極に印加する電解電圧を制御する制御部と、前記電解槽に前記液体を供給するための供給路と、前記供給路から前記電解槽への前記液体の流入を遮断するための遮断装置と、前記電解槽から前記液体を取り出すための排出路と、前記電解槽からの液漏れを検出したときに対応する液漏れ信号を前記制御部に出力するセンサーとを含み、前記制御部は、前記センサーから前記液漏れ信号を受け取ったとき、前記電解槽への前記液体の流入が遮断されるように前記遮断装置を制御する。
本発明に係る前記電気分解装置において、前記制御部は、前記センサーから前記液漏れ信号を受け取ったとき、前記電解電圧の印加を停止する、ことが望ましい。
本発明に係る前記電気分解装置において、前記遮断装置は、前記供給路に配された開閉弁を含む、ことが望ましい。
本発明に係る前記電気分解装置において、前記遮断装置は、前記供給路と前記排出路とを接続するバイパス路と、前記液体の流路を前記供給路または前記バイパス路に切り替える切替弁とを含む、ことが望ましい。
本発明に係る前記電気分解装置において、前記電解槽から漏れた前記液体を収容するための容器をさらに含む、ことが望ましい。
本発明に係る前記電気分解装置において、前記センサーは、前記容器の重量を検出する重量計を含む、ことが望ましい。
本発明に係る前記電気分解装置において、前記制御部は、前記容器の前記重量の変化に基づいて前記電解槽から漏れた前記液体の量を計算して記憶する、ことが望ましい。
本発明に係る前記電気分解装置において、前記容器に収容された前記液体を前記供給路に帰還させる第1流路をさらに含む、ことが望ましい。
本発明に係る前記電気分解装置において、前記容器に収容された前記液体を前記排出路に導く第2流路をさらに含む、ことが望ましい。
本発明に係る前記電気分解装置において、前記電解槽は、複数設けられ、前記センサーは各電解槽に対応するように複数設けられ、前記制御部は、各センサーから入力された信号に基づいて、前記液漏れが生じた前記電解槽を特定し、記憶する、ことが望ましい。
本発明に係る前記電気分解装置において、前記供給路は、主供給路と、前記主供給路から分岐して、各電解槽に接続される副供給路とを含み、前記遮断装置は、前記主供給路に配されている、ことが望ましい。
本発明に係る前記電気分解装置において、前記供給路は、主供給路と、前記主供給路から分岐して、各電解槽に接続される複数の副供給路とを含み、前記遮断装置は、各副供給路に配されている、ことが望ましい。
本発明に係る前記電気分解装置において、前記制御部は、前記液漏れが生じた前記電解槽に対して、前記電解電圧の印加を停止する、ことが望ましい。
本発明に係る前記電気分解装置において、電気分解装置の外部と通信可能な通信装置をさらに含み、前記制御部は、前記通信装置を介して前記液漏れに関する情報を送信する、ことが望ましい。
本発明に係る前記電気分解装置において、前記制御部は、前記通信装置を介して受信した信号に応じて、前記電極及び前記遮断装置を制御する、ことが望ましい。
本発明の前記電気分解装置では、前記制御部は、前記センサーから前記液漏れ信号を受け取ったとき、前記電解槽への前記液体の流入が遮断されるように前記遮断装置を制御する。これにより、前記電解槽内の圧力上昇が抑制され、前記液漏れが抑制される。
本発明の電解水生成装置の概略構成を示す図である。 図1の電解水生成装置の電気的構成を示すブロック図である。 図1の電気分解装置の変形例の概略構成を示す図である。 図3の電気分解装置の変形例の概略構成を示す図である。 図1の電気分解装置の別の変形例の概略構成を示す図である。 図5の電気分解装置の変形例の概略構成を示す図である。 図6の電気分解装置の変形例の概略構成を示す図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の電気分解装置100の流路構成を示している。図2は、電気分解装置100の電気的構成を示している。
本実施形態の電気分解装置100は、液体を電気分解するための装置である。「液体」には、純水、水道水、地下水等の他、逆浸透膜処理された逆浸透水が適用される。また、電解補助液が溶解した水が適用されてもよい。電気分解可能な液体であれば、上記水に限られない。
電気分解装置100は、血液透析治療における透析液調製用水の生成に用いて好適である。すなわち、電気分解装置100で生成された電解水を逆浸透膜処理することにより、透析液調製用水が生成される。また、逆浸透膜処理された逆浸透水を電気分解装置100で電気分解することによっても、透析液調製用水が生成される。
電気分解装置100は、供給路2と、電解槽3と、排出路4と、制御部5と、遮断装置6と、センサー7とを含んでいる。
供給路2は、電解槽3に接続されている。供給路2は、電解槽3に液体を供給するための管等によって構成されている。すなわち、液体は、供給路2を通って電解槽3に流入する。
電解槽3の内部には、一対の電極31、32が設けられている。電解槽3は、電極31、32間に隔膜33を有する有膈膜電解槽(図1参照)であってもよく、電極31、32間に隔膜33を有さない無膈膜電解槽(図示せず)であってもよい。
電極31、32の極性は、制御部5によって制御される。これにより、電極31、32のうち、一方が陽極、他方が陰極となる。
液体として、水が使用される場合、陽極で酸素ガスが生成され、陰極で水素ガスが生成される。水素ガスが溶け込んだ電解水は、電解水素水と称される。近年、電解水素水を用いた血液透析治療が、患者の酸化ストレスを軽減できるとして、注目されている。
排出路4は、電解槽3に接続されている。電解槽3が有膈膜電解槽である場合、排出路4は、いずれか一方の電極31もしくは32側の電解室または両方の電解室(図1では、電極32側の電解室)と接続されている。排出路4は、電解槽3から液体を取り出すための管等によって構成されている。すなわち、液体は、排出路4を通って電解槽3から流出する。
制御部5は、例えば、各種の演算処理、情報処理等を実行するCPU(Central Processing Unit)及びCPUの動作を司るプログラム及び各種の情報を記憶するメモリ等を有している。制御部5の各種の機能は、CPU、メモリ及びプログラムによって実現される。
制御部5は、電極31、32に印加する電解電圧を制御する。電極31、32と制御部5との間には、電解電流を検出する電流検出手段34が設けられている。電流検出手段34は、検出した電解電流に相当する電気信号を制御部5に出力する。制御部5は、電流検出手段34からの電気信号に基づいて、電解電流が所望の値となるように電極31、32に印加する電解電圧をフィードバック制御する。
遮断装置6は、供給路2から電解槽3への液体の流入を遮断する装置である。遮断装置6は、制御部5によって制御される。
本電気分解装置100の遮断装置6は、供給路2に配された開閉弁61が適用されている。開閉弁61が開放されることにより、供給路2から電解槽3に液体が流入する。開閉弁61が閉鎖されることにより、電解槽3への液体の流入が遮断される。
センサー7は、電解槽3からの液漏れを監視する。センサー7は、液漏れを検出したとき、対応する液漏れ信号を制御部5に出力する。
制御部5は、センサー7から液漏れ信号を受け取ったとき、電解槽3への液体の流入が遮断されるように遮断装置6を制御する。これにより、電解槽3内の圧力上昇が抑制され、液漏れが抑制される。
制御部5は、センサー7から液漏れ信号を受け取ったとき、電解電圧の印加を停止する、ように構成されているのが望ましい。これにより、電解槽3内に液体が充填されていない状態での、電極31、32に電解電圧が印加されることが回避される。
本電気分解装置100では、電解槽3から漏れた液体を収容するための容器8をさらに含む、のが望ましい。本実施形態の容器8は、例えば、電解槽3の下方に配されている。容器8の容積は、電解槽3の容積を考慮して設定される。電解槽3から漏れた液体が容器8に収容されることにより、電気分解装置100からの液漏れが抑制され、電気分解装置100が設置されている家屋や施設等への影響が抑制される。
センサー7は、容器8の重量を検出する重量計71を含む、のが望ましい。重量計71は、検出した容器8の重量に相当する電気信号を制御部5に出力する。制御部5は、重量計71から入力された電気信号に基づいて容器8の重量変化を監視する。容器8の重量が増加したとき、電解槽3から水漏れが生じていると判定できる。重量計71を用いることにより、液漏れを高精度に検出できるセンサー7を簡素かつ安価に構成できる。
制御部5は、容器8の重量の変化に基づいて電解槽3から漏れた液体の量を計算しうる。算出した液体の量は、内部メモリ等に記憶する、のが望ましい。
本電気分解装置100では、容器8に収容された液体を供給路2に帰還させる第1流路91をさらに含む、のが望ましい。第1流路91によって容器8から液体が取り出されることにより、容器8から液体が溢れ出ることが抑制される。また、容器8に収容された液体を再利用することが可能となる。
図1において、破線で示されるように、本電気分解装置100では、容器8に収容された液体を排出路4に導く第2流路92をさらに含んでいてもよい。第2流路92によって容器8から液体が取り出されることにより、容器8から液体が溢れ出ることが抑制される。
本電気分解装置100では、電気分解装置100の外部と通信可能な通信装置10をさらに含む、のが望ましい。通信装置10は、有線または無線の回線を介して、通信を行う。通信装置10は、制御部5によって制御される。
制御部5は、通信装置10を介して電解槽3の液漏れに関する情報を送信する。「液漏れに関する情報」とは、例えば、液漏れが生じていること、その日時、液漏れの量等の情報である。
また、制御部5は、通信装置10を介して受信した信号に応じて、電極31、32及び遮断装置6を制御する、ように構成されているのが望ましい。このような構成により、上記液漏れに関する情報を取得した遠隔地から、電極31、32及び遮断装置6を遠隔的に制御可能となる。
図3は、図1の電気分解装置100の変形例である電気分解装置101を示す図である。電気分解装置101のうち、以下で説明されてない部分については、上述した電気分解装置100の構成が採用されうる。
電気分解装置101では、複数の電解槽3A、3Bが設けられている。3個以上の電解槽3A、3B...が設けられていてもよい。同様に、複数のセンサー7A、7B及び複数の容器8A、8Bも各電解槽に対応するように、設けられている。
制御部5は、各センサー7A、7Bから入力された液漏れ信号に基づいて、液漏れが生じた電解槽3Aまたは3Bを特定し、記憶する。これにより、液漏れが生じた電解槽3Aまたは3Bの修理等が容易となる。
電気分解装置101において、供給路2は、主供給路2Xと、主供給路2Xから分岐して、各電解槽3A、3Bに接続される副供給路2A、2Bとを含んでいる。同様に、排出路4は、各電解槽3A、3Bに接続される副排出路4A、4Bと、副排出路4A、4Bが統合された主排出路4Xとを含んでいる。
電気分解装置101では、遮断装置6として単一の開閉弁61が適用されている。開閉弁61は、主供給路2Xに配されている。
制御部5は、各センサー7A、7Bから入力された液漏れ信号に基づいて、いずれかの電解槽3Aまたは3Bから液漏れが生じたことを知得したとき、開閉弁61を閉鎖する。これにより、単一の開閉弁61によって全ての電解槽3A、3Bへの液体の流入を遮断でき、電気分解装置101の構成が簡素化される。
図4は、図3の電気分解装置101の変形例である電気分解装置102を示す図である。電気分解装置102のうち、以下で説明されてない部分については、上述した電気分解装置101等の構成が採用されうる。
電気分解装置102では、複数の開閉弁61A、61Bが設けられている。開閉弁61A、61Bは、各副供給路2A、2Bに配されている。すなわち、開閉弁61A、61Bによって構成される遮断装置6は、主供給路2Xに配されている。
制御部5は、各センサー7A、7Bから入力された液漏れ信号に基づいて、液漏れが生じた電解槽3Aまたは3Bを特定し、液漏れが生じた電解槽(例えば、電解槽3A)の側の開閉弁(上記例では、開閉弁61A)のみを閉鎖する。これにより、液漏れが生じていない電解槽(上記例では、電解槽3B)への液体の供給は継続される。従って、電気分解装置102が透析液調製用水の生成用途に適用される場合であって、いずれかの電解槽で液漏れが生ずる状況においても、他の電解槽からの電解水の供給は継続されるので、患者への血液透析治療は継続される。
図5は、図1の電気分解装置100の別の変形例である電気分解装置103を示す図である。電気分解装置103のうち、以下で説明されてない部分については、上述した電気分解装置100の構成が採用されうる。
電気分解装置103において、遮断装置6は、供給路2と排出路4とを接続するバイパス路65と、液体の流路を供給路2またはバイパス路65に切り替える切替弁66とを含んでいる。切替弁66は、いわゆる三方弁等により実現される。
切替弁66の位置は、図1における開閉弁61の位置と同等である。すなわち、バイパス路65及び切替弁66によって構成される遮断装置6は、主供給路2Xに配されている。
制御部5は、センサー7から液漏れ信号を受け取ったとき、電解槽3への液体の流入が遮断されるように遮断装置6を制御する。より具体的には、制御部5は、液体の流路を供給路2からバイパス路65に切り替える。これにより、電解槽3内の圧力上昇が抑制され、液漏れが抑制される。このとき、液体がバイパス路65を介して排出路4に流れ込み、電気分解装置103の下流への液体の供給は継続される。従って、電気分解装置103が透析液調製用水の生成用途に適用される場合であって、電解槽3で液漏れが生ずる状況においても、バイパス路65を介して供給された液体を用いた透析液調製用水の生成が継続される。そして、液漏れの前後に亘って、液体の供給量は不変である。これにより、電解水を用いた血液透析から通常の血液透析に切り替えながら、治療を継続することが可能となる。
図6は、図5の電気分解装置103の変形例である電気分解装置104を示す図である。電気分解装置104のうち、以下で説明されてない部分については、上述した電気分解装置103等の構成が採用されうる。
電気分解装置101と同様に、電気分解装置104では、複数の電解槽3A、3Bが設けられている。3個以上の電解槽3A、3B...が設けられていてもよい。同様に、複数のセンサー7A、7B及び複数の容器8A、8Bも各電解槽に対応するように、設けられている。
また、制御部5は、各センサー7A、7Bから入力された信号に基づいて、液漏れが生じた電解槽3Aまたは3Bを特定し、記憶する。これにより、液漏れが生じた電解槽3Aまたは3Bの修理等が容易となる。
さらに、電気分解装置104において、供給路2は、主供給路2Xと、副供給路2A、2Bとを含んでいる。同様に、排出路4は、副排出路4A、4Bと、主排出路4Xとを含んでいる。
電気分解装置104では、遮断装置6として単一のバイパス路65及び切替弁66の組み合わせが適用されている。バイパス路65は、主供給路2Xと主排出路4Xとを接続している。切替弁66は、図5における開閉弁61の位置と同様に、主供給路2Xに配されている。
すなわち、バイパス路65及び切替弁66によって構成される遮断装置6は、主供給路2Xに配されている。これにより、単一のバイパス路65及び切替弁66によって全ての電解槽3A、3Bへの液体の流入を遮断でき、電気分解装置104の構成が簡素化される。
図7は、図6の電気分解装置104の変形例である電気分解装置105を示す図である。電気分解装置105のうち、以下で説明されてない部分については、上述した電気分解装置104等の構成が採用されうる。
電気分解装置105では、複数のバイパス路65A、65B及び複数の切替弁66A、66Bが設けられている。
バイパス路65Aは、副供給路2Aと副排出路4Aとを接続し、バイパス路65Bは、副供給路2Bと副排出路4Bとを接続している。切替弁66A、66Bは、各副供給路2A、2Bに配されている。
すなわち、バイパス路65A、65B及び切替弁66A、66Bによって構成される遮断装置6は、副供給路2A、2Bに配されている。バイパス路65A、65Bの下流側は、主排出路4Xに接続されていてもよい。
制御部5は、各センサー7A、7Bから入力された液漏れ信号に基づいて、液漏れが生じた電解槽3Aまたは3Bを特定し、液漏れが生じた電解槽(例えば、電解槽3A)の側の切替弁(上記例では、切替弁66A)のみを動作させる。これにより、液漏れが生じていない電解槽(上記例では、電解槽3B)への液体の供給は継続される。また、液漏れが生じた電解槽の側でも、バイパス路(上記例では、バイパス路65A)を介して液体の供給が継続される。従って、液漏れの前後に亘って、液体の供給量は不変である。
制御部5は、センサー7A、7Bから液漏れ信号を受け取ったとき、液漏れが生じた電解槽に対して、電解電圧の印加を停止する、ように構成されているのが望ましい。このとき、液漏れが生じていない電解槽に対しては、電解電圧の印加は継続される。これにより、溶存水素濃度の低下は最小に抑制される。
以上、本発明の電気分解装置100等が詳細に説明されたが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されることなく種々の態様に変更して実施される。すなわち、本発明は、少なくとも、液体を電気分解するための電気分解装置100等であって、電極31、32が設けられた電解槽3と、電極31、32に印加する電解電圧を制御する制御部5と、電解槽3に液体を供給するための供給路2と、供給路2から電解槽3への液体の流入を遮断するための遮断装置6と、電解槽3から液体を取り出すための排出路4と、電解槽3からの液漏れを検出したときに対応する液漏れ信号を制御部5に出力するセンサー7とを含み、制御部5は、センサー7から液漏れ信号を受け取ったとき、電解槽3への液体の流入が遮断されるように遮断装置6を制御する、ように構成されていればよい。
2 供給路
2A 副供給路
2B 副供給路
2X 主供給路
3 電解槽
3A 電解槽
3B 電解槽
4 排出路
5 制御部
6 遮断装置
7 センサー
7A センサー
7B センサー
8 容器
8A 容器
8B 容器
10 通信装置
31 電極
32 電極
61 開閉弁
61A 開閉弁
61B 開閉弁
65 バイパス路
65A バイパス路
65B バイパス路
66 切替弁
66A 切替弁
66B 切替弁
71 重量計
91 第1流路
92 第2流路
100 電気分解装置
101 電気分解装置
102 電気分解装置
103 電気分解装置
104 電気分解装置
105 電気分解装置

Claims (14)

  1. 液体を電気分解するための電気分解装置であって、
    電極が設けられた電解槽と、
    前記電極に印加する電解電圧を制御する制御部と、
    前記電解槽に前記液体を供給するための供給路と、
    前記供給路から前記電解槽への前記液体の流入を遮断するための遮断装置と、
    前記電解槽から前記液体を取り出すための排出路と、
    前記電解槽からの液漏れを検出したときに対応する液漏れ信号を前記制御部に出力するセンサーとを含み、
    前記制御部は、前記センサーから前記液漏れ信号を受け取ったとき、前記電解槽への前記液体の流入が遮断されるように前記遮断装置を制御し、
    前記遮断装置は、前記供給路と前記排出路とを接続するバイパス路と、前記液漏れが生じたときに、前記液体の流路を前記供給路または前記バイパス路に切り替える切替弁とを含む、
    電気分解装置。
  2. 前記制御部は、前記センサーから前記液漏れ信号を受け取ったとき、前記電解電圧の印加を停止する、請求項1に記載の電気分解装置。
  3. 前記遮断装置は、前記供給路に配された開閉弁を含む、請求項1または2に記載の電気分解装置。
  4. 前記電解槽から漏れた前記液体を収容するための容器をさらに含む、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の電気分解装置。
  5. 前記センサーは、前記容器の重量を検出する重量計を含む、請求項4に記載の電気分解装置。
  6. 前記制御部は、前記容器の前記重量の変化に基づいて前記電解槽から漏れた前記液体の量を計算して記憶する、請求項5に記載の電気分解装置。
  7. 前記容器に収容された前記液体を前記供給路に帰還させる第1流路をさらに含む、請求項4ないし6のいずれか一項に記載の電気分解装置。
  8. 前記容器に収容された前記液体を前記排出路に導く第2流路をさらに含む、請求項5ないし6のいずれか一項に記載の電気分解装置。
  9. 液体を電気分解するための電気分解装置であって、
    電極が設けられた電解槽と、
    前記電極に印加する電解電圧を制御する制御部と、
    前記電解槽に前記液体を供給するための供給路と、
    前記供給路から前記電解槽への前記液体の流入を遮断するための遮断装置と、
    前記電解槽から前記液体を取り出すための排出路と、
    前記電解槽からの液漏れを検出したときに対応する液漏れ信号を前記制御部に出力するセンサーとを含み、
    前記制御部は、前記センサーから前記液漏れ信号を受け取ったとき、前記電解槽への前記液体の流入が遮断されるように前記遮断装置を制御し、
    前記電解槽は、複数設けられ、
    前記センサーは各電解槽に対応するように複数設けられ、
    前記制御部は、各センサーから入力された信号に基づいて、前記液漏れが生じた前記電解槽を特定し、記憶する、電気分解装置。
  10. 前記供給路は、主供給路と、前記主供給路から分岐して、各電解槽に接続される副供給路とを含み、
    前記遮断装置は、前記主供給路に配されている、請求項9に記載の電気分解装置。
  11. 前記供給路は、主供給路と、前記主供給路から分岐して、各電解槽に接続される複数の副供給路とを含み、
    前記遮断装置は、各副供給路に配されている、請求項9または10に記載の電気分解装置。
  12. 前記制御部は、前記液漏れが生じた前記電解槽に対して、前記電解電圧の印加を停止する、請求項9ないし11のいずれか一項に記載の電気分解装置。
  13. 電気分解装置の外部と通信可能な通信装置をさらに含み、
    前記制御部は、前記通信装置を介して前記液漏れに関する情報を送信する、請求項1ないし12のいずれか一項に記載の電気分解装置。
  14. 前記制御部は、前記通信装置を介して受信した信号に応じて、前記電極及び前記遮断装置を制御する、請求項13に記載の電気分解装置。
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