JP7211761B2 - エンジン始動装置およびバッテリ - Google Patents

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Description

本開示は、汎用エンジンなどのエンジンの始動装置に関する。
例えば、農業用の作業機などに用いられる汎用エンジンは、ロープを引くことでクランキングを行うリコイルスターターを備えていることが多い。このリコイルスターターは、ロープを勢いよく且つ大きく引く必要があるため、年配のユーザなどにとってエンジンの始動操作が負担になる場合がある。そこで、このようなエンジンのクランキングを電動モータの動力を用いて行うエンジンの始動装置(セルスタータ)が提案されている。例えば、特許文献1~2では、エンジンを搭載する作業機等の装置にセルスタータを搭載し、バッテリーパック(バッテリ)から電動モータに電力を供給することや、バッテリーパックを複数のリチウムイオン系二次電池(セル)で構成することで、バッテリーパックや搭載装置の小型化や軽量化を行うことが開示されている。
このようなバッテリーパックの内部には、過熱防止回路などの保護回路が設けられる場合がある(特許文献1~2参照)。例えば特許文献1には、複数のリチウム系二次電池を有するバッテリの内部温度を検出し、その検出値が予め設定された温度を超えた時に、エンジン始動時に操作される始動スイッチ(スタートスイッチ)を自動的に開けて放電を遮断することが開示されている。また、特許文献3には、例えば複数本のニッカド電池などを直列接続した充電式バッテリの異常加熱や異常発熱による温度の上昇(過熱)に対する安全機構としての熱応動スイッチ(熱スイッチ)として、所定の温度以上で電気的にオフの状態に動作するバイメタル式のサーモスタットを用いることが開示されている。
特開2006-258090号公報 特開2016-84791号公報 特開平11-242928号公報
上述したリチウム系二次電池からなるバッテリーパックは、例えば車両用エンジンの始動装置に用いられる鉛バッテリ(鉛蓄電池)に比べると容量が小さい。このため、一般的な保護回路をパック内に追加すると、保護回路がバッテリの電力を消費するため、比較的短い期間(半年など)そのまま放置すると過放電となる。よって、長期間放置した場合など、使いたいときに始動装置が使えない場合が生じる虞や、定期的な充電が必要になるなど、利便性に欠ける場合がある。
また、一般的な保護回路は非復帰型であり、保護回路をパック内に追加したバッテリーパックの安全性は物理的な保護機能により確保されることになる。このため、非復帰型の保護回路が作動した場合の対応は、バッテリが故障した場合と同じであり、バッテリーパックの交換が必要となる。このため、エンジンの始動スイッチが連続的に複数回操作されることや、始動スイッチのオン操作が長くなるなどによって、バッテリーパックの内部温度が上昇して保護回路が作動すると、バッテリーパックの交換が必要になってしまう。
よって、上述したような始動スイッチの操作が不用意に行われた場合にバッテリーパックの交換が必要となってしまうと、その交換が済むまで始動装置が使えなくなるなど影響は大きい。また、エンジンを搭載する装置のどこかに生じた異常でエンジンが始動できず、上記のような操作が行われたとしても、その異常箇所の修理と共にバッテリーパックの交換までもが必要になると、負担が大きい。したがって、バッテリーパックに保護回路が内蔵されている場合には、バッテリーパック自体には異常がなく、ユーザによる操作などによってバッテリーパックの保護回路が作動する事態を回避できれば、始動装置の可用性の向上やメンテナンスコストの抑制が可能となる。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、バッテリを過熱から適切に保護しつつ可用性が向上されたエンジン始動装置を提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係るエンジン始動装置は、
エンジンを始動するための電動モータと前記電動モータに電力を供給するバッテリとを接続するための第1配線と、
前記第1配線をオン状態で導通状態にし、オフ状態で非導通状態にする継電器と、
前記継電器の前記オン状態および前記オフ状態の切り替えを行う始動スイッチと、
前記継電器と前記始動スイッチとを接続する第2配線と、
前記バッテリの温度が規定温度を超えると前記第2配線を非導通状態に切り替える熱スイッチと、を備える。
上記(1)の構成によれば、継電器と、この継電器をオン、オフする始動スイッチとを接続する第2配線に、バッテリの温度が規定温度よりも高いと第2配線を非導通状態にする熱スイッチが設けられる。つまり、バッテリの温度が規定温度以下であり、熱スイッチにより第2配線が導通状態にされている場合には、通常通り、継電器がオン状態の時にバッテリから電動モータに電力が供給される。しかしながら、バッテリの温度が上記の規定温度を超えた場合には、熱スイッチにより第2配線が非導通状態にされる。このため、通常時では始動スイッチによって継電器がオン状態にされるような場合でも、上記の場合には熱スイッチによって継電器は強制的にオフ状態にされることで、バッテリから電動モータへの電力供給が阻止される。
これによって、上記の規定温度を適切に設定し、その規定温度に基づいて熱スイッチが継電器を強制的にオフ状態にすることにより、バッテリが非復帰型の過熱保護回路を備えるか否かにかかわらず、エンジンの始動時におけるバッテリの過熱時にバッテリから電動モータへの電力供給が継続することによって上記の過熱保護回路が作動するような高温にまでバッテリの温度が上昇するのを防止することができる。例えば、バッテリが非復帰型の過熱保護回路を備える場合に、上記の規定温度をその過熱保護回路が作動する温度(後述する第2規定温度)よりも小さい温度に設定すれば、過熱保護回路を作動させることなくバッテリの過熱をより確実に防止することができる。さらに、バッテリの温度が規定温度以下に下がると熱スイッチが第2配線を導通状態に切り替えるので、バッテリの交換を必要とすることなく、電動モータによるエンジンの始動が可能な状態に自動復帰させることができる。
また、第2配線は、継電器をオン、オフするための電流が流れる一方で、第1配線には電動モータを駆動するための電流が流れるので、第2配線の方が第1配線を流れる電流よりも小さい。このような第2配線に熱スイッチを設けることで、熱スイッチを小型化できる。したがって、小型のエンジンが搭載されるような農業用の作業機などの装置を大型化させることなく、上述したような熱スイッチを備えるエンジン始動装置を提供することができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記熱スイッチは、前記バッテリが有する複数の電池セルを直列に接続するためのタブの温度に応じて、前記第2配線の前記非導通状態への切り替えを行う。
上記(2)の構成によれば、熱スイッチは、バッテリが有する、電池セル同士を接続するタブの温度に基づいて作動する。本発明者らは、タブの温度は電池セルの表面温度よりも先に上昇することを見出した。よって、熱スイッチをタブの温度に応じて動作するように構成することにより、セル温度の上昇をより早い段階で検知することができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(2)の構成において、
前記熱スイッチは、前記タブに取り付けられる。
上記(3)の構成によれば、熱スイッチをタブに取り付けることで、バッテリを小型化しつつ、バッテリの温度上昇をより早い段階で検知することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(1)~(3)の構成において、
前記熱スイッチは、バイメタル式サーモスタットである。
上記(4)の構成によれば、バイメタル式サーモスタットはバッテリの電力を消費することなく作動することが可能であり、熱スイッチによるバッテリ上がりを発生させることなく、バッテリの長期の保管を可能とすることができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(2)~(4)の構成において、
前記複数の電池セルの各々は、リチウム系電池である。
上記(5)の構成によれば、複数のリチウム系電池を備えるバッテリを、エンジン始動時の過熱からバッテリを適切に保護することができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)~(5)の構成において、
前記規定温度は、前記バッテリの非復帰型の過熱保護回路が前記バッテリからの放電を停止させる第2規定温度よりも小さい。
上記(6)の構成によれば、熱スイッチは、バッテリの異常発熱などによる温度上昇によってバッテリの非復帰型の過熱保護回路が作動するような場合よりも前に、第2配線を非導通状態にする。これによって、バッテリの過熱保護回路が作動するような高温にまでバッテリ(電池セル)が発熱することをより確実に回避することができる。また、通常、バッテリに内蔵された過熱保護回路が作動するとバッテリの交換が必要になるが、バッテリの過熱保護回路の作動が回避されることで、バッテリの交換数の増大を抑制することができると共に、バッテリの使用期間の長期化やメンテナンスコストの抑制を図ることもできる。
(7)本発明の少なくとも一実施形態に係るバッテリ(バッテリーパック)は、
複数の電池セルと、
前記複数の電池セルを直列に接続するためのタブと、
前記タブに取り付けられた、前記タブの温度が規定温度を超えると前記複数の電池セルから電力供給先への電力供給を遮断させる熱スイッチと、を備える。
上記(7)の構成によれば、複数の電池セルから、エンジン始動装置の電動モータなどの電力供給先への電力供給を遮断させるための熱スイッチがタブに取り付けられる。これによって、タブの温度に応じて熱スイッチを作動させる。これによって、バッテリ(バッテリーパック。以下同様。)を小型化しつつ、その温度上昇をより早い段階で検知することができ、バッテリを過熱から適切に保護することができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(7)の構成において、
前記熱スイッチは、前記タブの温度が前記規定温度を超えると、エンジンを始動するための電動モータと、前記電動モータに電力を供給するよう構成された前記バッテリとを接続する第1配線をオン状態で導通状態にし、オフ状態で非導通状態にする継電器と、前記継電器の前記オン状態および前記オフ状態の切り替えを行う始動スイッチとを接続する第2配線を非導通状態に切り替える。
上記(8)の構成によれば、上記(1)~(3)と同様の効果を奏する。
(9)幾つかの実施形態では、上記(7)~(8)の構成において、
前記熱スイッチは、バイメタル式サーモスタットである。
上記(9)の構成によれば、上記(4)と同様の効果を奏する。
(10)幾つかの実施形態では、上記(7)~(9)の構成において、
前記複数の電池セルの各々は、リチウム系電池である。
上記(10)の構成によれば、上記(5)と同様の効果を奏する。
(11)幾つかの実施形態では、上記(7)~(10)の構成において、
前記複数の電池セルの少なくとも一部の表面に設置された、前記電池セルの温度が第2規定温度を超えると前記複数の電池セルからの放電を停止させる非復帰型の過熱保護回路を、さらに備え、
前記規定温度は、前記第2規定温度よりも小さい。
上記(11)の構成によれば、非復帰型の過熱保護回路を備えるバッテリ(バッテリーパック)を備えるており、熱スイッチが第2配線を非導通状態にする契機を与える上記の規定温度は、過熱保護回路が作動する第2規定温度よりも小さい。これによって、上記(5)と同様の効果を奏する。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、バッテリを過熱から適切に保護しつつ可用性が向上されたエンジン始動装置が提供される。
本発明の一実施形態に係るエンジン始動装置の構成を概略的に示す図である。 本発明の一実施形態に係るブラケットに設置された状態の始動スイッチおよびバッテリの斜視図である。 本発明の一実施形態にバッテリの斜視図である。 本発明の一実施形態にバッテリの斜視図であり、ケースを含む。 本発明の一実施形態に始動スイッチを複数回操作した場合のタブ温度およびセル表面温度の推移の実験結果を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、本発明の一実施形態に係るエンジン始動装置1の構成を概略的に示す図である。図2は、本発明の一実施形態に係るブラケット7に設置された状態の始動スイッチ3およびバッテリ6の斜視図である。
エンジン始動装置1(セルスターターユニット)は、バッテリ6から供給される電力で駆動する電動モータ5によりエンジン8のクランキングを行い、エンジン8を始動させる装置である。図1に示す実施形態のエンジン8は小型の汎用エンジンであり、例えば、農業用の作業機等の駆動源として用いられる単気筒の空冷式の4ストロークエンジンである。そして、図1に示すように、エンジン始動装置1は、第1配線L1と、継電器2と、始動スイッチ3と、第2配線L2と、を備える。
第1配線L1は、エンジン8を始動するための電動モータ5(スターターモータ)と、電動モータ5に電力を供給するバッテリ6(バッテリーパック)と、を接続する配線である。バッテリ6から第1配線L1を通って電動モータ5に電流が流れることで、バッテリ6から電動モータ5に対して電力が供給される。
継電器2は、上記の第1配線L1の途中に設けられた電力機器であり、オン状態で第1配線L1を導通状態にし、オフ状態で第1配線L1を非導通状態にする。つまり、継電器2は、オフ状態およびオン状態の2つの状態間の切り替えが可能である。例えば継電器2がオフ状態からオン状態に切り替わった場合には、第1配線L1が非通電状態から通電状態になることで、バッテリ6から電動モータ5に対する電力供給が開始されて、電動モータ5によるクランキングが行われる。逆に、継電器2がオン状態からオフ状態に切り替わった場合には、第1配線L1が通電状態から非通電状態になり、バッテリ6から電動モータ5に対する電力供給が停止される。
より詳細には、図1~図2に示す実施形態では、継電器2は、後述する第2配線L2に設けられる操作コイル部21と、操作コイル部21に電流が流れることにより生じる磁力で操作コイル部21に引き寄せられると共に、その電流が停止されるとスプリング(不図示)などの作用で元の位置に戻る金属性(導体)のプランジャーコア22と、を備えている。また、第1配線L1は、継電器2の内部に設けられたモータ側接点23mと電動モータ5とを接続する配線(モータ側配線Lm)と、継電器2の内部に設けられたバッテリ側接点23bとバッテリ6とを接続する配線(バッテリ側配線Lb)と、を有している。そして、操作コイル部21にプランジャーコア22が磁力により引き寄せられて、継電器2がオン状態になると、プランジャーコア22を介して上記のモータ側配線Lmおよびバッテリ側配線Lbが接続された状態(導通状態)になる。逆に、継電器2がオフ状態になると、プランジャーコア22がモータ側接点23mおよびバッテリ側接点23bから離間された状態となり、モータ側配線Lmおよびバッテリ側配線Lbの電気的な接続がなされていない断線状態(非導通状態)になる。
始動スイッチ3は、上述した継電器2のオン状態およびオフ状態の切り替えを行う機器である。図1~図2に示す実施形態では、始動スイッチ3は、エンジン8を始動させる際に、ユーザによって操作されるキースイッチとなっている。より具体的には、始動スイッチ3は、キースイッチの操作部33(図2参照)からキーシリンダーに対してキー(鍵)を差し込んで所定方向に回転させること(オン操作)により、継電器2をオン状態に切り替えることが可能となっている。また、キースイッチのキーシリンダーは、電動モータ5を作動させない初期位置に向かってスプリングなどで付勢されており、エンジン8が始動した後など、ユーザがキーから手を離すことで初期位置に戻ることに応じて、継電器2がオフ状態に切り替えられるようになっている。
第2配線L2は、上述した継電器2と始動スイッチ3とを接続する配線である。そして、始動スイッチ3による継電器2の上述した2つの状態の切り替えは、この第2配線L2を介して行われる。図1~図2に示す実施形態では、第2配線L2には、上述した継電器2の操作コイル部21が設けられている。そして、始動スイッチ3がオン操作されている時には、始動スイッチ3と、継電器2と、これらを接続する第2配線L2とによって閉回路が形成されると共に、この閉回路に電流が流れることにより継電器2がオン状態になる。
この第2配線L2を流れる電流は継電器2の状態の切り替えのための電流であるため、第1配線L1を流れる電動モータ5を駆動させる電流よりも小さい。このため、図1~図2に示す実施形態では、図2や後述する図3~図4に示すように、第2配線L2の方が第1配線L1よりも細い配線を用いるなど、第2配線L2は、第1配線よりも電流容量が小さいものとなっている。
そして、この第2配線L2には、次に説明する熱スイッチ4が設けられる。
熱スイッチ4は、上述したバッテリ6の温度を規定温度以下に調整するための機器である。より詳細には、熱スイッチ4は、上記の第2配線L2に設けられ、バッテリ6の温度が規定温度以下の場合には第2配線L2を導通状態にしておくが、バッテリ6の温度が規定温度を超えると第2配線L2を非導通状態に切り替える。これによって、始動スイッチ3がオン操作されても、第2配線L2を介したバッテリ6から電動モータ5への電力供給がなされない。逆に、バッテリ6の温度が規定温度以下の場合には、熱スイッチ4は、第2配線L2を導通状態に切り替えるので、始動スイッチ3のオン操作により、第2配線L2を介してバッテリ6から電動モータ5への電力供給が可能な状態に、自動復帰する。
例えば、熱スイッチ4は、バッテリ6の内部に設けられても良いし、バッテリ6の外部に設けられても良い。バッテリ6の内部に設けられる場合には、バッテリ6が備える後述するタブ62や、プラス端子63p、マイナス端子63nのいずれかに取り付けられる(設置される)などして、これらの温度に応じて上記の切り替えを行っても良い(後述する図3~図4参照)。図1~図2に示す実施形態では、熱スイッチ4は、バッテリ6の電力を消費することなく切り替え動作が可能な例えばバイメタル式サーモスタットであり、バッテリ6の温度に応じて、第2配線L2の電気的な接続状態を切り替えるようになっている。
また、上記の規定温度は、幾つかの実施形態では、バッテリ6の内部回路の破壊を防止するのに要求される温度(第2規定温度)であっても良い。このような温度は、例えば、バッテリ6に内蔵される一般的な非復帰型の過熱保護回路でバッテリ6の充放電回路を物理的に保護する場合に監視する温度などとなる。他の幾つかの実施形態では、上記の規定温度は、上記の第2規定温度よりも小さくても良い。このようにすれば、熱スイッチ4が規定温度を超えると第2配線L2を非導通状態に切り替えることによりバッテリ6の温度上昇を停止させることが可能となるので、バッテリ6が過熱保護回路を備える場合などにはバッテリ6の過熱保護回路を作動させることなく、エンジン始動時においてバッテリ6を過熱から保護することが可能となる。よって、始動スイッチ3の操作に起因してバッテリ6の交換が必要となる事態を防止することが可能となる。なお、後述するように熱スイッチ4をバッテリ6が備えるタブ62の温度で動作させるようにすれば、規定温度が第2規定温度と同様であっても、バッテリ6の過熱保護回路を作動させることなく、バッテリ6を過熱から保護することが可能となる。
その他、図1~図2に示す実施形態では、エンジン始動装置1は、上記の電動モータ5と、バッテリ6と、を備えている。そして、バッテリ6が備える電池セル61(後述する図3~図4参照)はリチウム系電池で構成されており、バッテリ6の小型化などが図られている。リチウム系電池は、例えばリチウムイオン二次電池であるが、負極にリチウムを含むリチウム系電池であれば良い。また、バッテリ6は、複数の電池セル61が、PVC(ポリ塩化ビニル)などの熱収縮ラップ(チューブラップ)で覆われたようなバッテリーパックであっても良い(後述する図3参照)。バッテリ6は、このようなバッテリーパックを、あるいは、熱収縮ラップで覆われていない状態の複数の電池セル61を収容するケース6cを含んでいても良い(後述する図4参照)。
また、上記のキースイッチ(始動スイッチ3)には、図2に示すように、エンジン8(エンジン本体)のクランクシャフト(不図示)の回転エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機9が、レギュレータ(不図示)を介して接続されていても良い。図1~図2に示す実施形態では、キースイッチにより配線の接続が切り替えられることにより、エンジン8の運転時には、発電機9により発電された電力によって、バッテリ6が充電されるようになっている。
また、上述した始動スイッチ3およびバッテリ6は、図2に示すようなブラケット7によりエンジン8(エンジン本体)に設置されても良い。図2に示す実施形態では、ブラケット7は、バッテリ6が設置される板状の主板部71と、この主板部71に連結され、始動スイッチ3を設置するための貫通孔72hを有する始動スイッチ設置部72と、を有している。そして、ブラケット7への設置状態では、バッテリ6のプラス端子(後述する図3~図4参照)に接続された第1配線L1が、バッテリ6から直線状に延びた先で始動スイッチ3が接続されるように、始動スイッチ3およびバッテリ6がブラケット7に固定されるようになっている。これによって、エンジン始動装置1の小型化を図っている。このブラケット7は、主板部71および始動スイッチ設置部72にそれぞれ設けられた固定部7aにより、ネジなどの固定具(不図示)を用いてエンジン本体に取り付けられる。
上述したような構成を備えるエンジン始動装置1では、バッテリ6の温度が規定温度以下であり、熱スイッチ4により第2配線L2が導通状態にされている場合には、通常通り、継電器2がオン状態の時にバッテリ6から電動モータ5に電力が供給される。しかしながら、バッテリ6の温度が上記の規定温度を超えた場合には、熱スイッチ4により第2配線L2が非導通状態にされる。このため、通常時では始動スイッチ3によって継電器2がオン状態にされるような場合でも、上記の場合には熱スイッチ4によって継電器2は強制的にオフ状態にされることで、バッテリ6から電動モータ5への電力供給がされない。つまり、バッテリ6からの電動モータ5への電力供給が停止(阻止)されることで、バッテリ6の放電が停止され(電力供給時よりも極めて小さくされ)るので、バッテリ6の温度の上昇を阻止することが可能となる。さらに、バッテリ6の温度が規定温度以下に下がると熱スイッチ4が第2配線L2を導通状態に切り替えるので、電動モータ5によるエンジン8の始動が可能な状態に自動復帰させることが可能となる。
また、熱スイッチ4により、第1配線L1ではなく、第2配線L2の導通状態を切り替えるようにしたのは、既に述べたように、第2配線L2を流れる電流が第1配線L1を流れる電流よりも小さいためであり、熱スイッチ4を小型化できるためである。熱スイッチ4を小型化できれば、バッテリ6を大型化するなどせずに熱スイッチ4を容易に追設することが可能となると共に、エンジン8が搭載される機器の重量の増大も抑制することが可能となる。
上記の構成によれば、継電器2と、この継電器2をオン、オフする始動スイッチ3とを接続する第2配線L2に、バッテリ6の温度が規定温度よりも高いと第2配線L2を非導通状態にする熱スイッチ4が設けられる。この熱スイッチ4の切り替えを作動させる上記の規定温度を適切に設定し、その規定温度に基づいて熱スイッチが継電器を強制的にオフ状態にすることにより、バッテリ6が非復帰型の過熱保護回路を備えるか否かにかかわらず、バッテリ6の過熱時においてエンジン8の始動時でのバッテリ6から電動モータ5への電力供給が継続することによってバッテリ6に内蔵された過熱保護回路が作動するような高温にまでバッテリ6の温度が上昇するのを防止することができる。例えば、バッテリ6が非復帰型の過熱保護回路を備える場合に、上記の規定温度をその過熱保護回路が作動する温度(後述する第2規定温度)よりも小さい温度に設定すれば、過熱保護回路を作動させることなくバッテリ6の過熱をより確実に防止することができる。さらに、バッテリ6の温度が規定温度以下に下がると熱スイッチ4が第2配線L2を導通状態に切り替えるので、バッテリ6の交換を必要とすることなく、電動モータ5によるエンジン8の始動が可能な状態に自動復帰させることができる。
また、第2配線L2に熱スイッチ4を設けることで、熱スイッチ4を小型化できる。したがって、小型のエンジン8が搭載されるような農業用の作業機などの装置を大型化させることなく、上述したような熱スイッチ4を備えるエンジン始動装置を提供することができる。
次に、上記のバッテリ6について、図3~図5を用いて詳細に説明する。
図3は、本発明の一実施形態にバッテリ6の斜視図である。図4は、本発明の一実施形態にバッテリ6の斜視図であり、ケース6cを含む。また、図5は、本発明の一実施形態に始動スイッチ3を複数回操作した場合のタブ温度およびセル表面温度の推移の実験結果を示す図である。
幾つかの実施形態では、図3~図4に示すように、バッテリ6は、複数の電池セル61(単電池)と、これら複数の電池セル61を直列に接続するためのタブ62と、を備える。タブ62は、電池セル61同士を接続するのに用いる部品であり、良導体(金属部材)で形成される。つまり、任意の電池セル61を第1の電池セル61と呼び、この第1の電池セル61と接続される電池セル61を第2の電池セル61と呼ぶとした場合、タブ62は、第1の電池セル61のプラス極端子と第2の電池セル61のマイナス極端子とを接続する。
そして、本実施形態では、上記の熱スイッチ4は、上記のタブ62の温度に応じて、第2配線L2の導通状態の切り替えを行うようになっている。幾つかの実施形態では、図3~図4に示すように、熱スイッチ4は、タブ62の表面に取り付けられても良い。これは、本発明者らが、タブ62の温度は電池セル61の表面温度よりも先に上昇することを見出したことによる(図5参照)。
図5のグラフの縦軸は、上記の第1配線L1(電動モータ5とバッテリ6とを接続)に流れる電流、あるいは電池セル61の表面温度(セル表面温度)やタブ62の温度(タブ温度)を示し、横軸は経過時間を示す。始動スイッチ3のオン操作を行うと第1配線L1を通ってバッテリ6に電流が流れるが、図5には、始動スイッチ3のオン操作を約10秒の間隔で複数回行った場合における、セル表面温度およびタブ温度の推移が示されている。そして、図5を見ると、始動スイッチ3のオン操作後は、どの時間でも、タブ温度の方がセル表面温度よりも高いことが分かる。また、タブ62の温度上昇率は、電池セル61の表面の温度上昇率よりも高いことが分かる。よって、熱スイッチ4をタブ温度に応じて作動させるように構成することで、バッテリ6の温度上昇を、より早期に、感度良く捉えることが可能となる。
図3~図4に示す実施形態では、4本の電池セル61(61a~61d)が板状のタブ62(62a~62c)で直列に接続されている。より詳細には、各電池セル61は円柱形状を有し、その円柱形状の一方の端部にプラス極端子が設けられ、他方の端部にマイナス極端子が設けられている。そして、これら4本の電池セル61は、各電池セル61の円柱形状の軸線が同じ方向に向くように配列されると共に、隣接する電池セル61間では、一方の電池セル61のプラス極端子(マイナス極端子)の向く方向が、他方の電池セル61のプラス極端子(マイナス極端子)の向く方向と正反対になるように配列されている。
このように4本の電池セル61が配列された状態で、一方の端に位置する第1電池セル61aのマイナス極端子と第2電池セル61bのプラス極端子とが、第1タブ62aで接続されている。第2電池セル61bのマイナス極端子と第3電池セル61cのプラス極端子とが、第2タブ62bで接続されている。第3電池セル61cのマイナス極端子と第4電池セル61dのプラス極端子とが、第3タブ62cで接続されている。また、第1電池セル61aのプラス極端子には、第1配線L1が接続されるプラス端子63pが接続され、第4電池セル61dのマイナス極端子には、接地されるなどするマイナス端子63nが接続されている。そして、熱スイッチ4は、上記の第2タブ62bの表面に取り付けられていることによって、取り付けられたタブ62の温度が規定温度を超えると複数の電池セル61からの電力供給先(上述した電動モータ5など)への電力供給(放電)を遮断させるようになっている。
より詳細には、図4に示す実施形態では、バッテリ6は、上述した複数の電池セル61、電池セル61の数に応じて1または複数となるタブ62、および熱スイッチ4を収容するためのケース6cと、をさらに備えている。このケース6cは、容器部65と、容器部65の開口を閉じるための蓋体66(図2参照)とで構成されている。この容器部65は、平面視において四角形の形状を有しており、複数の円柱形状の電池セル61を収容している。そして、容器部65には、平面視における四角形の形状の一辺部分の両側からそれぞれ突出するように設けられた2つの固定部(第1固定部65a、第2固定部65b)と、その一辺部分に対向(平行)する他辺部分の両側からそれぞれ突出するように設けられた2つの固定部(第3固定部65c、第4固定部65d)によって、エンジン8(エンジン本体)に取り付けられるようになっている。また、容器部65は、平面視において、第1固定部65aと第2固定部65bとの間に、電池セル61を収容する空間に接続される第2空間Sが設けられている。この第2空間Sは上記の第2タブ62bに面しており、この第2空間Sに熱スイッチ4の少なくとも一部が収容されるようになっている。
ただし、本実施形態に本発明は限定されない。バッテリ6が備える電池セル61の数は任意であり、2以上であれば良い。図3~図4に示す複数の電池セル61は、熱収縮ラップ(前述)で覆われていても良い。熱スイッチ4は、第1タブ62aや第3タブ62cなど、バッテリ6が備えるタブ62のいずれか取り付けられれば良い。また、図3~図4に示す実施形態では、熱スイッチ4の数は1であるが、他の幾つかの実施形態では、2以上であっても良い。この場合、複数の熱スイッチ4は、第2配線L2に離間して直列に設けられても良く、例えば2以上のタブ62に1ずつ取り付けられることで、複数のタブ62のうちの最も早期に温度が規定温度まで上昇したタブ62に取り付けられた熱スイッチ4により、第1配線L1が非導通状態にされても良い。
また、幾つかの実施形態では、バッテリ6は、複数の電池セル61の少なくとも一部の表面に設置された、電池セル61の温度が第2規定温度を超えると複数の電池セル61からの放電を停止させる非復帰型の過熱保護回路を、さらに備えても良い。この場合、上述した熱スイッチ4が切り替え行う規定温度は、上述した第2規定温度よりも小さくても良い。非復帰型の過熱保護回路が作動した場合の対応は、バッテリが故障した場合と同じであり、バッテリーパックの交換が必要となる。しかし、上記の規定温度を第2規定温度よりも小さくすることにより、過熱保護回路の作動前に、第2配線L2を非導通状態にする。これによって、バッテリ6の過熱保護回路が作動するような高温にまでバッテリ6(電池セル61)が発熱することをより確実に回避することができる。
また、通常、バッテリ6に内蔵された過熱保護回路が作動するとバッテリ6の交換が必要になるが、バッテリ6の過熱保護回路の作動が回避されることで、バッテリ6の交換数の増大を抑制することができると共に、バッテリ6の使用期間の長期化やメンテナンスコストの抑制を図ることもできる。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
1 エンジン始動装置
2 継電器
21 操作コイル部
22 プランジャーコア
23b バッテリ側接点
23m モータ側接点
3 始動スイッチ
33 操作部
4 熱スイッチ
5 電動モータ
6 バッテリ
6c ケース
61 電池セル
61a 第1電池セル
61b 第2電池セル
61c 第3電池セル
61d 第4電池セル
62 タブ
62a 第1タブ
62b 第2タブ
62c 第3タブ
63n マイナス端子
63p プラス端子
65 容器部
65a 第1固定部
65b 第2固定部
65c 第3固定部
65d 第4固定部
66 蓋体
7 ブラケット
7a 固定部
71 主板部
72 始動スイッチ設置部
72h 貫通孔
8 エンジン
9 発電機
L1 第1配線
Lb バッテリ側配線
Lm モータ側配線
L2 第2配線
S 第2空間

Claims (11)

  1. エンジンを始動するための電動モータと前記電動モータに電力を供給するバッテリとを接続するための第1配線と、
    前記第1配線をオン状態で導通状態にし、オフ状態で非導通状態にする継電器と、
    前記継電器の前記オン状態および前記オフ状態の切り替えを行う始動スイッチと、
    前記継電器と前記始動スイッチとを接続する第2配線と、
    前記第2配線に設けられ、前記バッテリの温度が規定温度を超えると前記第2配線を非導通状態に切り替える熱スイッチと、を備えることを特徴とするエンジン始動装置。
  2. 前記熱スイッチは、前記バッテリが有する複数の電池セルを直列に接続するためのタブの温度に応じて、前記第2配線の前記非導通状態への切り替えを行うことを特徴とする請求項1に記載のエンジン始動装置。
  3. 前記熱スイッチは、前記タブに取り付けられることを特徴とする請求項2に記載のエンジン始動装置。
  4. 前記熱スイッチは、バイメタル式サーモスタットであることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のエンジン始動装置。
  5. 前記複数の電池セルの各々は、リチウム系電池であることを特徴とする請求項2または3に記載のエンジン始動装置。
  6. 前記規定温度は、前記バッテリの非復帰型の過熱保護回路が前記バッテリからの放電を停止させる第2規定温度よりも小さいことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載のエンジン始動装置。
  7. 複数の電池セルと、
    前記複数の電池セルを直列に接続するためのタブと、
    前記タブに取り付けられた、前記タブの温度が規定温度を超えると前記複数の電池セルから電力供給先への電力供給を遮断させる熱スイッチと、を備え、
    前記熱スイッチは、前記タブの温度が前記規定温度を超えると、エンジンを始動するための電動モータと、前記電動モータに電力を供給するよう構成されたバッテリとを接続する第1配線をオン状態で導通状態にし、オフ状態で非導通状態にする継電器と、前記継電器の前記オン状態および前記オフ状態の切り替えを行う始動スイッチとを接続する第2配線を非導通状態に切り替えるとともに、
    前記熱スイッチは、前記第2配線に設けられることを特徴とするバッテリ。
  8. 前記熱スイッチは、バイメタル式サーモスタットであることを特徴とする請求項7に記載のバッテリ。
  9. 前記複数の電池セルの各々は、リチウム系電池であることを特徴とする請求項7または8に記載のバッテリ。
  10. 複数の電池セルと、
    前記複数の電池セルを直列に接続するためのタブと、
    前記タブに取り付けられた、前記タブの温度が規定温度を超えると前記複数の電池セルから電力供給先への電力供給を遮断させる熱スイッチと、を備え、
    前記複数の電池セルの少なくとも一部の表面に設置された、前記電池セルの温度が第2規定温度を超えると前記複数の電池セルからの放電を停止させる非復帰型の過熱保護回路を、さらに備え、
    前記規定温度は、前記第2規定温度よりも小さいことを特徴とするバッテリ。
  11. 前記第2配線は、前記第1配線よりも電流容量が小さいことを特徴とする請求項1~6の何れか1項に記載のエンジン始動装置。
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