JP7211117B2 - 画像形成装置および搬送速度補正方法 - Google Patents
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Description
ことを特徴とする(1)から(3)のいずれか1項に記載の画像形成装置。
(5):記録材に画像を定着させる定着ローラを備える画像形成装置であって、前記記録材を搬送し、前記定着ローラと同径である搬送ローラと、前記記録材の搬送速度を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記搬送ローラから取得される速度情報に対して、前記定着ローラの熱膨張に起因して発生した速度検知誤差を補正する誤差補正量を用いて、前記定着ローラの回転速度を補正し、前記制御部は、熱膨張した前記定着ローラの周期に応じて、前記速度検知誤差の推測に要する、前記搬送ローラの回転数を決定する、ことを特徴とする画像形成装置。
(7):記録材に画像を定着させる定着ローラを備える画像形成装置における搬送速度補正方法であって、前記記録材の搬送速度を制御する、前記画像形成装置の制御部は、前記記録材を搬送し、前記定着ローラと同径である搬送ローラから速度情報を取得するステップと、前記速度情報に対して、前記定着ローラの熱膨張に起因して発生した速度検知誤差を補正する誤差補正量を用いて、前記定着ローラの回転速度を補正するステップと、熱膨張した前記定着ローラの周期に応じて、前記速度検知誤差の推測に要する、前記搬送ローラの回転数を決定するステップと、を実行する、ことを特徴とする搬送速度補正方法。
[画像形成システムの詳細]
図1に示すように、画像形成システム1は、給紙装置10、給紙調整装置20、画像形成装置30、排紙調整装置40および巻取り装置50を備える。これらの装置は、記録材の例である用紙としての連続紙Sの搬送方向の上流側から下流側へ順に連結されている。
図1に示すように、画像形成装置30は、制御部31、記憶部32、通信部33、操作パネル34、搬送部35、画像形成部36および定着部37を備える。各構成要素は、信号をやり取りするためのバスを介して、相互に接続されている。
図2に示すように、制御部31は、速度検知部311と、補正値演算部312と、速度指令部313とを備え、連続紙Sの用紙搬送速度(搬送速度)を制御する。
連続紙Sに印刷する画像の品質を向上させるために、制御部31は、用紙搬送速度を一定(基準速度)にするように制御する。用紙搬送速度は、定着ローラ371の回転速度によって決定される。よって、制御部31は、定着ローラ371の回転速度を一定(基準速度)にするように、定着ローラ371の回転速度を補正する。定着ローラ371は、用紙搬送速度の制御における速度補正対象ローラとなる。
なお、定着ローラ371と搬送ローラとが「同径」であるとは、例えば、熱膨張なしの定着ローラ371の径と搬送ローラの径との差分が、熱膨張なしの定着ローラ371の径の±10%以内であるとすることができるが、これに限定されない。
定着ローラ371は熱膨張するため、定着ローラ371の1回転周期変動は時間変化する。このため、定着ローラ371の回転速度の速度検知誤差が発生する。このような速度検知誤差を推測する手順について説明する。
なお、曲線A1,B1の間で、振幅が異なるのは、定着ローラ371の偏芯量が、転写ローラ363の偏芯量よりも大きい(という設定にしている)ためである。
画像形成処理を継続すれば、定着ローラ371の熱膨張が継続する。熱膨張が継続すると、図4Bを参照して説明した位相差が時間変化する。このため、定着ローラ371の回転速度の速度検知誤差が時間変化する。制御部31は、手順2で測定した、通紙時の回転速度プロファイルを連続的に取得し、解析することにより、速度検知誤差の時間変化を追跡することができ、速度検知誤差を補正することができる。
なお、位相差量-誤差補正量テーブルに登録されている数値は一例であり、適宜変更することができる。
画像形成処理を継続すれば定着ローラ371は熱膨張するが、画像形成処理内容を変更しない限り、定着ローラ371の熱膨張は定常状態にあり、定着ローラ371は定常状態付近で微量の熱膨張および熱収縮を繰り返す。このとき、定着ローラ371の増大したローラ径は、定常値にあり、定常値付近で微量の増大および減少を繰り返すように揺らぐ。その結果、定着ローラ371の熱膨張が定常状態にあっても、回転速度プロファイルの1周期ごとの、定着ローラ371の位相差量は揺らぐ。
定着ローラ371が熱膨張することにより、定着ローラ371の周期が、定着ローラ371と同径であった転写ローラ363の周期より大きくなり、既に説明した、定着ローラ371の回転速度の速度検知誤差が生じる。しかし、定着ローラ371の位相差量の判定に用いた、熱膨張無しの定着ローラ371と同径である転写ローラ363の回転数を2以上にすることで、定着ローラ371の回転速度の速度検知誤差が低減するように速度検知誤差を測定し、定着ローラ371の回転速度の補正の精度を最適にすることができる。転写ローラ363の回転数を2以上にすることは、転写ローラ363の1回転分以上の時間を要して速度検知誤差を推測することを意味する。
「定着ローラ回転数」の欄には、定着ローラ371の位相差量の判定に用いる、熱膨張した定着ローラ371の回転数の数値が登録される。なお、図8の説明の便宜上、位相差量は、(図7に示すような)角度[°]ではなく、時間[ms]に換算して説明する。
「転写ローラ回転数」の欄には、定着ローラ371の位相差量の判定に用いる、熱膨張無しの定着ローラ371の回転数の数値が登録される。
「誤差[ms]」の欄には、周期[ms]、定着ローラ回転数、および、転写ローラ回転数に応じて決定される速度検知誤差の量が登録される。
図9を参照して、本実施形態の処理として、定着ローラ371の回転速度補正処理について説明する。
まず、画像形成装置30の制御部31は、非通紙時の転写ローラ363の回転速度プロファイルを測定する(ステップS1)。ステップS1は、既に説明した手順1に相当する。
図9の処理によれば、定着ローラ371の熱膨張に起因する速度検知誤差の影響を除くようにして、定着ローラ371の回転速度を補正することができる。
したがって、定着ローラ371の回転速度の補正の精度を向上させ、記録材に印刷する画像の品質を向上させることができる。
また、定着ローラ371の位相変化を用いることで、速度検知誤差を定量的に評価することができる。
特に、特異点の位相を複数回判定することで、例えば、定着ローラ371の位相差量の平均値を取得することができ、当該平均値で、速度検知誤差の定量的な評価の精度を向上させることができる。
また、熱膨張した定着ローラ371の周期に応じて、速度検知誤差の低減を可能とする、転写ローラ363の回転数を決定することできるため、定着ローラ371の回転速度の補正の精度をより向上させることができる。
(a)本実施形態では、搬送対象となる記録材を連続紙Sとして説明したが、例えば、所定の寸法にカットされたカット紙を連続的に搬送する場合にも本発明を適用することができる。
(b)本実施形態では、速度検知用ローラとして転写ローラ363を採り上げて説明したが、転写ローラ363以外の搬送ローラを速度検知用ローラとしてしてもよい。転写ローラ363は、定着ローラ371よりも搬送方向上流側に配置されている搬送ローラであるが、定着ローラ371よりも搬送方向下流側に配置されている搬送ローラを速度検知用ローラとしてしてもよい。
30 画像形成装置
31 制御部
32 記憶部
37 定着部
311 速度検知部
312 補正値演算部
313 速度指令部
363 転写ローラ(搬送ローラ)
365 エンコーダ
371 定着ローラ
S 連続紙(記録材)
Claims (7)
- 記録材に画像を定着させる定着ローラを備える画像形成装置であって、
前記記録材を搬送し、前記定着ローラと同径である搬送ローラと、
前記記録材の搬送速度を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記搬送ローラから取得される速度情報に対して、前記定着ローラの熱膨張に起因して発生した速度検知誤差を補正する誤差補正量を用いて、前記定着ローラの回転速度を補正し、
前記制御部は、前記速度情報から得られる、非通紙時の前記搬送ローラの回転速度プロファイルと、前記速度情報から得られる、通紙時の回転速度プロファイルとの差異に基づいて、前記速度検知誤差を推測する、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御部は、前記通紙時の回転速度プロファイルを連続的に取得し、
前記連続的に取得した通紙時の回転速度プロファイルから、前記定着ローラに関する特異点の位相変化を検出することで、前記誤差補正量を決定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記特異点の位相は、複数回取得した前記通紙時の回転速度プロファイルの各々から判定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、熱膨張した前記定着ローラの周期に応じて、前記速度検知誤差の推測に要する、前記搬送ローラの回転数を決定する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 記録材に画像を定着させる定着ローラを備える画像形成装置であって、
前記記録材を搬送し、前記定着ローラと同径である搬送ローラと、
前記記録材の搬送速度を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記搬送ローラから取得される速度情報に対して、前記定着ローラの熱膨張に起因して発生した速度検知誤差を補正する誤差補正量を用いて、前記定着ローラの回転速度を補正し、
前記制御部は、熱膨張した前記定着ローラの周期に応じて、前記速度検知誤差の推測に要する、前記搬送ローラの回転数を決定する、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 記録材に画像を定着させる定着ローラを備える画像形成装置における搬送速度補正方法であって、
前記記録材の搬送速度を制御する、前記画像形成装置の制御部は、
前記記録材を搬送し、前記定着ローラと同径である搬送ローラから速度情報を取得するステップと、
前記速度情報に対して、前記定着ローラの熱膨張に起因して発生した速度検知誤差を補正する誤差補正量を用いて、前記定着ローラの回転速度を補正するステップと、
前記速度情報から得られる、非通紙時の前記搬送ローラの回転速度プロファイルと、前記速度情報から得られる、通紙時の回転速度プロファイルとの差異に基づいて、前記速度検知誤差を推測するステップと、を実行する、
ことを特徴とする搬送速度補正方法。 - 記録材に画像を定着させる定着ローラを備える画像形成装置における搬送速度補正方法であって、
前記記録材の搬送速度を制御する、前記画像形成装置の制御部は、
前記記録材を搬送し、前記定着ローラと同径である搬送ローラから速度情報を取得するステップと、
前記速度情報に対して、前記定着ローラの熱膨張に起因して発生した速度検知誤差を補正する誤差補正量を用いて、前記定着ローラの回転速度を補正するステップと、
熱膨張した前記定着ローラの周期に応じて、前記速度検知誤差の推測に要する、前記搬送ローラの回転数を決定するステップと、を実行する、
ことを特徴とする搬送速度補正方法。
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