JP7210950B2 - 可動保持具および画像形成システム - Google Patents
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Description
本発明の目的は、本発明を適用しない場合に比べて、操作部の位置を変更可能な連結手段の剛性を高めることにある。
請求項2に記載の発明は、前記連結手段は、前記取付け部の前記基部に対する位置を維持するための付勢部材を前記空間に収容する、ことを特徴とする請求項1に記載の可動保持具である。
請求項3に記載の発明は、前記付勢部材は、前記連結手段の前記部材に対して付勢力を付与するばね部材である、ことを特徴とする請求項2に記載の可動保持具である。
請求項4に記載の発明は、前記連結手段は、前記基部に装着される位置である装着位置での回転が可能であって、当該回転は、前記部材と共に回転する部材である第1部材と当該部材と共に回転しない部材である第2部材との係合する範囲で回転し、前記第1部材または前記第2部材は、前記基部が前記装着位置に装着されている状態で着脱可能である、ことを特徴とする請求項1に記載の可動保持具である。
請求項5に記載の発明は、前記連結手段は、前記基部に装着される位置である装着位置での回転が可能であって、当該回転は、前記部材と共に回転する部材である第1部材と当該部材と共に回転しない部材である第2部材との係合する範囲で回転し、前記第1部材または前記第2部材は、前記連結手段が前記基部に連結している状態で着脱可能である、ことを特徴とする請求項1に記載の可動保持具である。
請求項6に記載の発明は、前記第1部材と前記第2部材のいずれか一方は、互いに離間する2つの突起部を持ち、他方は当該2つの突起部の間に位置する部分を持つ、ことを特徴とする請求項4または5に記載の可動保持具である。
請求項7に記載の発明は、用紙に画像を形成する画像形成手段と、用紙を前記画像形成手段の前側から補充し、補充された用紙を給紙する給紙部と、前記画像形成手段を含む装置に装着される基部と、前記画像形成手段に対する操作を行う操作部を取付ける取付け部と、長手方向に延び、凹部を持つ部材同士で形成される空間を有し、当該部材同士が相対移動することで前記取付け部の前記基部に対する位置が変わるように当該部材同士を互いに接続し、かつ、当該長手方向の一端部に位置する一端部材に当該基部を連結すると共に当該長手方向の他端部に位置する他端部材に当該取付け部を連結する連結手段と、を備え、前記連結手段の前記部材は、前記基部が装着される装着面に対する高さが変わる回転が可能であり、前記連結手段は、前記部材と前記装着面との間を覆う状態を前記回転にかかわらず維持する覆い部材を有し、前記覆い部材は、第1部材片及び当該第1部材片に対して可動の第2部材片を備え、前記第2部材片は、前記高さに応じて、前記第1部材片と互いに重なり合う重なり状態が変わる画像形成システムである。
請求項2によれば、付勢手段を部材同士の間の空間に収容しない場合に比べて、連結手段の外形を小さくすることが可能になる。
請求項3によれば、付勢部材をばね部材以外の部材で構成する場合に比べて、安価に製造することが可能になる。
請求項4によれば、基部が装着位置に装着されている状態で第1部材または第2部材を着脱可能でない場合に比べて、連結手段の回転が許容される範囲の設定を容易に行うことが可能になる。
請求項5によれば、連結手段が基部に連結している状態で第1部材または第2部材を着脱可能でない場合に比べて、連結手段の回転が許容される範囲の設定を容易に行うことが可能になる。
請求項6によれば、第1部材と第2部材のいずれか一方が互いに離間する2つの突起部を持ち、他方は2つの突起部の間に位置する部分を持つ構成でない場合に比べて、外形を小型化することが可能になる。
請求項7によれば、本発明を適用しない場合に比べて、操作部の位置を変更可能な連結手段の剛性を高めることが可能になる。
<画像形成システム100>
図1は、本実施の形態が適用される画像形成システム100の構成を示した図である。画像形成システム100は、用紙Pなどの記録媒体(シート)に対して電子写真方式等を用いて画像を形成する画像形成装置1と、画像形成装置1を操作するための操作装置2とを備える。本実施の形態に係る画像形成システム100は画像形成システムの一例である。
画像形成装置1は、用紙Pを収容する用紙収容部11、12、13と、用紙Pに画像を形成する画像形成部14と、画像が形成された用紙Pを排出する排出ロール15と、画像形成装置1の動作を制御する本体制御部16と、複数枚の原稿を順次送る可動の原稿送り装置17とを備える。画像形成部14は画像形成手段の一例であり、用紙収容部11、12、13は給紙部の一例である。
操作装置2は、画像形成装置1と電気的に接続され画像形成装置1を操作するための操作部21と、画像形成装置1に可動に取り付けられ、操作部21を保持する可動保持具30とを備える。
図2は、操作装置2を説明する左側面図であり、(a)は操作部21を高い位置に上げた状態、(b)は操作部21を低い位置に下げた状態を示す。(a)の操作部21ないし保持部32の位置を最上位ということがあり、(b)の位置を最下位ということがある。
図2に示すように、操作装置2の可動保持具30は、画像形成装置1に固定される固定部31と、操作部21を保持する保持部32と、固定部31と保持部32とを互いに連結する連結部33とを備える。
なお、図2では、可動保持具30に各種のカバー61等を取り付けた状態の外観を示す。そのため、図2は、カバー69等に覆われた固定部31の位置を示す。また、カバー67等に覆われた保持部32、およびカバー61,62に覆われた連結部33の位置を示す。なお、カバー61等については後述する。
図2(a)に示すように、操作部21を高くした場合、連結部33は上下方向(縦方向)に延びる状態になる。また、同図(b)に示すように、操作部21が低い場合、連結部33は横方向に延びる状態になる。そして、操作部21を低くすると、操作部21の下端部BLが、操作部21を装着する部材である装着板1a(図1参照)の装着面BPよりも下方になる。保持部32に取り付ける操作部21の位置は、図2に示すように、操作部21の上下方向の中央位置ではなく、上寄りである。このため、操作部21の下端部BLを低い位置まで下げることができ、下端部BLを装着面BPよりも下方にできる。
図3または図4に示すように、可動保持具30は、連結部33の一部を構成する下側部材34および上側部材36を備える。連結部33の下側部材34と上側部材36同士が相対移動することで保持部32の固定部31に対する位置が変わる。
下側部材34および上側部材36の各々は、板金で形成され、横断面において長手方向に開口するコ字状の長手部材である。下側部材34はコ字状による凹部34aを持ち、上側部材36はコ字状による凹部36aを持つ。下側部材34は上側が長手方向に開口し、上側部材36は下側が長手方向に開口するように組み立てられている。下側部材34と上側部材36とは互いに離間している。
なお、本実施の形態では、下側部材34の開口する面を覆うように平板35を下側部材34に取り付けることで、連結部33の剛性を高めている。また、上側部材36には、軽量化のための複数の切欠き部が形成されている(図4(a)参照)。
下端部材37の回転軸37a,37bと上端部材38の回転軸38a,38bは、装着面BP(図2参照)に沿う方向に延びている。
本実施の形態では、下側部材34と上側部材36との離間距離は、保持部32が最も高い位置(最上位。図2(a)参照)と最も低い位置(最下位。同図(b)参照)で小さくなり、その中間の位置で大きくなる。すなわち、保持部32が最上位から最下位に移動する場合、互いに近接している下側部材34と上側部材36は次第に離れていき、例えば略中央の位置で最も離れ、その後、最下位に移動するにつれて次第に接近していく。このように、最上位と最下位で下側部材34と上側部材36が接近する所謂つぶれた状態になり、その中間位置では、下側部材34と上側部材36に囲まれた内部空間が広くなる。中間位置で広がる構成を採用することで、最上位または最下位で広がる構成を採用する場合に比べて、連結部33の外形寸法を抑制することが可能になる。
下側部材34と上側部材36との内部空間Kには、引張り力に応じて元に戻ろうとする付勢力を生じる引張コイルばね39が2本並んで配置されている。引張コイルばね39が備える両端のフック39a,39bのうち、一方のフック39aは下端部材37のフック部37eに引っ掛けられ、他方のフック39bは下側部材34のフック部34eに引っ掛けられている。
回転軸40a,40bはいずれも、上下方向に延びている。このため、保持部32に保持される操作部21の左右方向に向かせる角度を、回転軸40a周りの回転および回転軸40b周りの回転によって大きく確保することができる。また、回転軸40a周りの回転と回転軸40b周りの回転を使い分けることで、操作部21の向きの自由度を高めることができる。
上端部材38は保持部32に接続されるものであり、また、下端部材37は、上下方向に延びる回転軸40aを介して固定部31に接続される。このため、引張コイルばね39は、保持部32の固定部31に対する高さ位置を維持するためのものであるということができる。
引張コイルばね39は、連結部33の下端部材37に対して付勢力を付与する。
連結部33は連結手段の一例であり、下端部材37は一端部の一例であり、上端部材38は他端部の一例であり、下側部材34および上側部材36は部材の一例であり、凹部34a,36aは凹部の一例である。引張コイルばね39は付勢部材の一例であり、ばね部材の一例である。内部空間Kは空間の一例である。
このような関節部の回転については、画像形成装置1の原稿送り装置17(図1参照)の可動範囲に対して、操作部21の変位が許容される範囲で関節部の可動範囲が設定される。
連結部33は、固定部31に対し、回転軸37a,37b周りの回転と、回転軸40a周りの回転と、が可能である。回転軸37a,37b周りの回転による可動範囲(高さ方向の可動範囲)を規定する構造を図5(a)で説明した後に、回転軸40a周りの回転による可動範囲を規定する構造を同図(b)で説明する。
図5(a)に示すように、連結部33の下端部材37は、下側部材34の一部分34cと当たる当て部37cと、上側部材36の一部分36dと当たる当て部37dとを持つ。図5(a)では、下側部材34の一部分34cが下端部材37の当て部37cと当たっている状態を示し、上側部材36の一部分36dが下端部材37の当て部37dと当たっていない状態を示す。
このように、下端部材37は、回転軸37a,37b周りの回転において、下側部材34の一方の回転端を当て部37cで規定すると共に、上側部材36の他方の回転端を当て部37dで規定する。
このように、回転側規制部41は、回転軸40a周りの回転において、突起部31b,31cの間に位置する当て部41aがいずれかに当たることで回転限度を規定する。回転側規制部41の当て部41aと突起部31b,31cとの係合により、回転軸40a周りの回転が許容される範囲が設定される。
なお、回転側規制部41は、連結部33の下端部材37にネジ止めされているが、ネジ止めする前に回転側規制部41を下端部材37に引っ掛け可能にしても良い。この引っ掛けにより、回転側規制部41を下端部材37に取り付ける場合の作業性が向上する。本実施の形態では、後述するように、引っ掛け可能な構成を採用する。
回転側規制部41は第1部材の一例であり、当て部41aは、2つの突起部の間に位置する部分の一例である。固定側規制部材31aは第2部材の一例であり、突起部31b,31cは2つの突起部の一例である。
回転側規制部41を着脱可能な構成とすることで、可動保持具30を画像形成装置1の機種専用ではなく機種共通の部品としつつ、回転側規制部41を機種専用の部品とする構成とすることで、コストを削減することができる。機種ごとに画像形成装置1に対する操作部21の可動範囲が異なる場合には、機種ごとに回転側規制部41を用意しておくことで、画像形成装置1に操作装置2を取り付けた画像形成システム100で出荷するケースのみならず、画像形成装置1を客先に納入した後に後付けする場合にも対応できるようになる。
また、着脱可能な構成は、回転側規制部41と固定側規制部材31aのいずれか一方であれば足りるが、両方としても良い。
また、本実施の形態では、固定側規制部材31aに互いに離間する2つの突起部31b,31cを形成し、回転側規制部41に突起部31b,31cに係合する当て部41aを形成しているが、その逆、すなわち回転側規制部41に互いに離間する2つの突起部(不図示)を形成し、突起部31b,31cに係合する当て部(不図示)を固定側規制部材31aに形成しても良い。
また、本実施の形態では、固定側規制部材31aに互いに離間する2つの突起部31b,31cが形成し、回転側規制部41に、2つの突起部31b,31cの間に位置する当て部41aを形成する構成を採用するが、これに限られない。例えば、固定側規制部材31aに円弧状の溝(不図示)を形成し、回転側規制部41に溝内を移動するピン(不図示)を形成することで、溝の両端部が回転端となる構成を採用しても良い。
次に、可動保持具30の組立てを説明する。
図6、図7、図8、図9、図10は、可動保持具30の組立てを説明する図であり、
各図の(a)、(b)の順に時系列で示す。
図6(a)に示すように、まず、画像形成装置1の装着板1aに固定部31を装着する。また、画像形成装置1と接続され操作信号を伝達する通信ケーブルを含むハーネス51が装着板1aの上側に現れるようにする。そして、同図(b)に示すように、保持部32を取り付けた連結部33を固定部31に連結し、また、ハーネス51をカバー61に通して保持部32の方向に伸ばす。カバー61は、ハーネス51を保持して連結部33の下側を覆うものであり、連結部33にネジ止めされて取り付けられる。これにより、可動保持具30が回転することに伴いハーネス51が絡まってしまうことを防止できる。
図7(a)に示すように、連結部33において、下側部材34を下端部材37および上端部材38に連結した状態で、上側部材36を下端部材37から外す。上側部材36は、下端部材37とは連結していないが、上端部材38とは連結している。図7(a)に示す状態では、下側部材34を上方に回転させても、上側部材36の一部分36dが下端部材37の当て部37dに当たらない。このため、上側部材36を下端部材37に連結させた場合の回転限度を超えて上方に回転させることができる。
図7(a)に示すように、下側部材34を起立状態にして上端部材38を高い位置にすると、下端部材37のフック部37e(例えば図4(b)参照)と下側部材34のフック部34e(例えば同図(b)参照)との距離が短くなり、引張コイルばね39の自由長に近くなる。このため、引張コイルばね39のフック39a,39bをフック部37e,34e(図4(b)参照)に取り付ける際の作業性が向上する。
このように、引張コイルばね39を連結部33に取り付ける場合、上側部材36が下端部材37から外れ下側部材34が下端部材37に取り付いた状態で、引張コイルばね39を下側部材34と下端部材37とに引っ掛け、その後に、上側部材36を下端部材37に取り付ける。
本実施の形態では、取り付けられた状態の引張コイルばね39は、最上位から離れるに従って長く伸ばされるようになり、より強い付勢力を生じる。また、操作部21の重さにより引張コイルばね39は、長くなる方向に荷重される。
回転軸37a,37b周りの回転において、上方向の回転限度と下方向の回転限度の間の区間で、引張コイルばね39の付勢力が作用するようにし、かつ、引張コイルばね39の付勢力が操作部21の重さとバランスが取れるようにしている。これにより、操作部21をユーザが操作可能な高さに停止させることが可能である。
また、保持部32の内部を通るハーネス51を部分的に収容する収容部材52を保持部32に設置する。さらに、ハーネス51のコネクタを操作部21に接続する。
その後、図8(b)に示すように、連結部33の上側を覆うカバー62を連結部33にネジ止めして取り付ける。
図9(b)に示すように、下端部材37に回転側規制部41をネジ止めする。回転側規制部41は、回転側規制部41に引っ掛けるための引っ掛け部41bを備える。回転側規制部41は下端部材37の側面に取り付けられるため、引っ掛け部41bを備えることで、ネジ止めする前に落下しないように手で押さえておく必要がなくなり、作業性を向上させることができる。
シャッター片61bは最も上に位置し、シャッター片61dが最も下に位置し、シャッター片61cはシャッター片61bとシャッター片61dとの間に位置する。
シャッター片61c,61dは自重でシャッター部61aが閉じる方向に移動する。シャッター片61c,61dが外力により持ち上げられると、シャッター片61dがシャッター片61cに重なり合うようになり、シャッター片61cはシャッター片61bに重なり合うようになる(図8(b)参照)。
言い換えると、連結部33は、装着板1aの装着面BPに対する高さが変わる回転が可能であり、カバー61のシャッター部61aは、連結部33と装着面BPとの間を覆う状態を回転にかかわらず維持する。そして、シャッター部61aは、装着面BP(例えば図2参照)に対する高さに応じて、互いに重なり合うシャッター片61b,61c,61dの重なり状態が変わるように構成されている。これにより、連結部33と装着板1aとの間の領域が隠される。シャッター部61aを持つカバー61は、連結部33にネジ止めされて取り付けられることから、連結部33はシャッター部61aを持つということができる。
シャッター部61aは覆い部材の一例であり、シャッター片61b,61c,61dは、互いに重なり合う部材片の一例である。装着板1aの装着面BPは装着面の一例である。
なお、この状態では、回転側規制部41(例えば図9(b)参照)にアクセスすることができないが、カバー69を取り外せば回転側規制部41にアクセスすることができ、交換等を行うことができる。
次に、本実施の形態に係る可動保持具30の剛度を他の構造と比較して説明する。
図11は、操作部21に対して荷重入力した場合の剛度比較を説明する図である。(a)は、操作部21に対する荷重入力の領域および方向を説明する正面図および両側面図であり、楕円形状で領域を示し、矢印で方向を示す。(b)は、本実施の形態に係る可動保持具30と市販品の単軸および多軸(市販多軸)についての測定結果を示すグラフであり、縦軸が剛度である。(b)における左側は操作部21が高い位置の場合、右側では操作部21が低い位置の場合を示す。
剛度の測定は、図11(a)に示す領域P1,P2,P3,P4,P5,P6の6箇所で行った。領域P1,P2の場合は操作部21のチルト操作(上下の角度調整)であり、領域P3,P4の場合は連結部33のスイベル操作(左右の角度調整)であり、領域P5,P6の場合は横押し操作になる。
単軸に操作部21を取り付けた場合、市販多軸と比べて、操作部21の位置が高い場合と低い場合の剛度の差は少ない。
本実施の形態に係る可動保持具30の場合では、操作部21の位置が高い場合と低い場合の剛度は、単軸の場合と同じようなものであった。言い換えると、本実施の形態では、市販多軸よりも剛性が上回っている。
これに対し、本実施の形態の場合は、市販多軸の場合よりも位置の違いによる剛度の差が少ない点で、使用感の観点で好ましい。また、単軸の場合よりも操作部21の移動範囲が広く、使い勝手の観点で好ましい。
Claims (7)
- 基部と、
操作部を取付ける取付け部と、
長手方向に延び、凹部を持つ部材同士で形成される空間を有し、当該部材同士が相対移動することで前記取付け部の前記基部に対する位置が変わるように当該部材同士を互いに接続し、かつ、当該長手方向の一端部に位置する一端部材に当該基部を連結すると共に当該長手方向の他端部に位置する他端部材に当該取付け部を連結する連結手段と、
を備え、
前記連結手段の前記部材は、前記基部が装着される装着面に対する高さが変わる回転が可能であり、
前記連結手段は、前記部材と前記装着面との間を覆う状態を前記回転にかかわらず維持する覆い部材を有し、
前記覆い部材は、第1部材片及び当該第1部材片に対して可動の第2部材片を備え、
前記第2部材片は、前記高さに応じて、前記第1部材片と互いに重なり合う重なり状態が変わる
可動保持具。 - 前記連結手段は、前記取付け部の前記基部に対する位置を維持するための付勢部材を前記空間に収容する、ことを特徴とする請求項1に記載の可動保持具。
- 前記付勢部材は、前記連結手段の前記部材に対して付勢力を付与するばね部材である、ことを特徴とする請求項2に記載の可動保持具。
- 前記連結手段は、
前記基部に装着される位置である装着位置での回転が可能であって、当該回転は、前記部材と共に回転する部材である第1部材と当該部材と共に回転しない部材である第2部材との係合する範囲で回転し、
前記第1部材または前記第2部材は、前記基部が前記装着位置に装着されている状態で着脱可能である、
ことを特徴とする請求項1に記載の可動保持具。 - 前記連結手段は、
前記基部に装着される位置である装着位置での回転が可能であって、当該回転は、前記部材と共に回転する部材である第1部材と当該部材と共に回転しない部材である第2部材との係合する範囲で回転し、
前記第1部材または前記第2部材は、前記連結手段が前記基部に連結している状態で着脱可能である、
ことを特徴とする請求項1に記載の可動保持具。 - 前記第1部材と前記第2部材のいずれか一方は、互いに離間する2つの突起部を持ち、他方は当該2つの突起部の間に位置する部分を持つ、
ことを特徴とする請求項4または5に記載の可動保持具。 - 用紙に画像を形成する画像形成手段と、
用紙を前記画像形成手段の前側から補充し、補充された用紙を給紙する給紙部と、
前記画像形成手段を含む装置に装着される基部と、
前記画像形成手段に対する操作を行う操作部を取付ける取付け部と、
長手方向に延び、凹部を持つ部材同士で形成される空間を有し、当該部材同士が相対移動することで前記取付け部の前記基部に対する位置が変わるように当該部材同士を互いに接続し、かつ、当該長手方向の一端部に位置する一端部材に当該基部を連結すると共に当該長手方向の他端部に位置する他端部材に当該取付け部を連結する連結手段と、
を備え、
前記連結手段の前記部材は、前記基部が装着される装着面に対する高さが変わる回転が可能であり、
前記連結手段は、前記部材と前記装着面との間を覆う状態を前記回転にかかわらず維持する覆い部材を有し、
前記覆い部材は、第1部材片及び当該第1部材片に対して可動の第2部材片を備え、
前記第2部材片は、前記高さに応じて、前記第1部材片と互いに重なり合う重なり状態が変わる
画像形成システム。
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