JP7209629B2 - 流体廃棄物を処理するためのプロセス - Google Patents

流体廃棄物を処理するためのプロセス Download PDF

Info

Publication number
JP7209629B2
JP7209629B2 JP2019537236A JP2019537236A JP7209629B2 JP 7209629 B2 JP7209629 B2 JP 7209629B2 JP 2019537236 A JP2019537236 A JP 2019537236A JP 2019537236 A JP2019537236 A JP 2019537236A JP 7209629 B2 JP7209629 B2 JP 7209629B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste
mixer
hip
additives
item
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019537236A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020506378A (ja
Inventor
ポール ジョージ ヒース,
サルヴァトーレ モリッカ,
マーティン ウィリアム アレクサンダー スチュワート,
Original Assignee
ジオロック インターナショナル, インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ジオロック インターナショナル, インコーポレイテッド filed Critical ジオロック インターナショナル, インコーポレイテッド
Publication of JP2020506378A publication Critical patent/JP2020506378A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7209629B2 publication Critical patent/JP7209629B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21FPROTECTION AGAINST X-RADIATION, GAMMA RADIATION, CORPUSCULAR RADIATION OR PARTICLE BOMBARDMENT; TREATING RADIOACTIVELY CONTAMINATED MATERIAL; DECONTAMINATION ARRANGEMENTS THEREFOR
    • G21F9/00Treating radioactively contaminated material; Decontamination arrangements therefor
    • G21F9/04Treating liquids
    • G21F9/06Processing
    • G21F9/16Processing by fixation in stable solid media
    • G21F9/162Processing by fixation in stable solid media in an inorganic matrix, e.g. clays, zeolites
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J39/00Cation exchange; Use of material as cation exchangers; Treatment of material for improving the cation exchange properties
    • B01J39/02Processes using inorganic exchangers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J39/00Cation exchange; Use of material as cation exchangers; Treatment of material for improving the cation exchange properties
    • B01J39/08Use of material as cation exchangers; Treatment of material for improving the cation exchange properties
    • B01J39/14Base exchange silicates, e.g. zeolites
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21FPROTECTION AGAINST X-RADIATION, GAMMA RADIATION, CORPUSCULAR RADIATION OR PARTICLE BOMBARDMENT; TREATING RADIOACTIVELY CONTAMINATED MATERIAL; DECONTAMINATION ARRANGEMENTS THEREFOR
    • G21F9/00Treating radioactively contaminated material; Decontamination arrangements therefor
    • G21F9/04Treating liquids
    • G21F9/06Processing
    • G21F9/12Processing by absorption; by adsorption; by ion-exchange
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21FPROTECTION AGAINST X-RADIATION, GAMMA RADIATION, CORPUSCULAR RADIATION OR PARTICLE BOMBARDMENT; TREATING RADIOACTIVELY CONTAMINATED MATERIAL; DECONTAMINATION ARRANGEMENTS THEREFOR
    • G21F9/00Treating radioactively contaminated material; Decontamination arrangements therefor
    • G21F9/04Treating liquids
    • G21F9/06Processing
    • G21F9/16Processing by fixation in stable solid media
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21FPROTECTION AGAINST X-RADIATION, GAMMA RADIATION, CORPUSCULAR RADIATION OR PARTICLE BOMBARDMENT; TREATING RADIOACTIVELY CONTAMINATED MATERIAL; DECONTAMINATION ARRANGEMENTS THEREFOR
    • G21F9/00Treating radioactively contaminated material; Decontamination arrangements therefor
    • G21F9/28Treating solids
    • G21F9/30Processing
    • G21F9/301Processing by fixation in stable solid media
    • G21F9/302Processing by fixation in stable solid media in an inorganic matrix
    • G21F9/305Glass or glass like matrix

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Removal Of Specific Substances (AREA)

Description

本出願は、2017年1月6日に出願された米国仮出願番号第62/443,297号に基づく優先権の利益を主張しており、この仮出願は、その全体が参考として本明細書中に援用される。
開示される実施形態は、概して、使用済み核燃料の池からのもの、または他の放射性、有害、もしくは毒性のスラッジ、スラリー、または液体廃棄物等の流体廃棄物を処理するためのプロセスに関する。そのような廃棄物から高耐久性生成物を作製するためのプロセスもまた、開示される。
背景
放射性スラッジ(Magnoxスラッジ等)を処理し、スラッジを固形廃棄物形態に変えるための現行の基本的方法は、スラッジをセメントグラウトと混合し、それを鋼、ステンレス鋼、または鉄から作製されるコンテナの内側で鋳造することである。セメント固定経路は、総廃棄物体積を増加させる。典型的には、セメント固定されたMagnoxスラッジは、スラッジおよびセメント混合物中の水と反応し、水素を産出し、したがって、付加的な危険物を作成する反応金属を含有するため、不安定である。さらに、スラッジ中の金属および他の相もまた、セメント生成物中に膨張相を形成するように反応し、貯蔵の間または廃棄後、廃棄物コンテナの膨張をもたらし得る。加えて、セメント固定された生成物の耐久性、すなわち、地下水または他の手段による放射性同位体の除去に対するその耐性は、硼珪酸ガラスもしくはセラミック等の代替物と比較すると低い。
上記に言及された欠点にもかかわらず、放射性Magnoxスラッジの処理のための、公有に属する、限定される代替プロセスが、存在する。これらのうちの多くのものは、スラッジ液から放射性または有毒イオンを除去するための、脱水および/またはイオン交換システムの使用に関連する。結果は、プロセスから2つまたはそれを上回る廃棄流出力を有することのより複雑な結果となる。これらの生成物は、次いで、上記に議論されるセメント固定経路に広く類似する方法で、ドラム缶処理またはグラウト充填される。貯蔵所の中への地下水の進入から生じ得るように、そこから有毒または放射性成分が水によって容易に浸出され得る、廃棄物形態生成物の可能性として考えられるシナリオが、残っている。加えて、上記に述べられるように、廃棄物形態生成物は、セメント固定または脱水かつパッケージ化されると、依然として、反応金属成分、化学結合水、およびある程度の残留遊離水を含有し、故に、依然として、水素を発生させる。したがって、貯蔵の管理を複雑にし、付加的な安全プロトコルを要求する。
スラッジを添加剤とともに溶融し、ガラス状廃棄物形態を形成するステップもまた、提案済であり、これは、(i)例えば、電極またはプラズマ方法論を使用して、溶融ボックスもしくは他のコンテナ内の原位置で、または(ii)高レベル廃棄物に関して行われるように、溶融装置内で溶融し、ガラスをキャニスタもしくは他の受器の中に傾注することによってのいずれか一方で行われ得る。ガラス形成添加剤または融剤は、典型的には、溶融を補助するために添加される。(ii)の場合、ガラスは、傾注するために十分に流動性でなければならず、これは、典型的には、本明細書のオプションに対して廃棄物装填量を減少させる(故に、廃棄物生成物体積を増加させる)。加えて、これらは、いくつかのガラス溶融装置において塞栓物をもたらし得るため、ガラス中の結晶量に関する限界がある。
溶融プロセスに関わる別の問題は、廃棄物と、添加剤との混合物を溶融するために要求される昇温状態において、放射性セシウム、ルテニウム、テクネチウム等の揮発性成分の喪失が、生じることである。故に、放射性保有在庫の有意な部分を含有する放射性二次廃棄物が、結果として残る。このオフガス喪失の一部が、再生利用され得るが、揮発は、処理プロセスのためのオフガスシステムの複雑性およびコストを増加させる。
加えて、スラッジが水銀等の有毒金属を含有する場合、これらもまた、揮発を介して二次的な有害廃棄物流を生成する。典型的には、溶融経路は、密な均一な生成物を達成するために、本明細書に開示される発明より高温を要求し、さらに、本明細書に開示されるプロセスに対して望ましくない種/元素の揮発性を増加させる。
スラッジ廃棄物の処理はまた、高い剪断または希釈を伴わない圧送を困難にする、多くのそのようなスラッジのレオロジーによって複雑にされる。希釈は、プロセスをあまり効率的ではないものにし、処理プラントの処理能力を減少させる。
前述に照らして、放射性スラッジを、(i)長期間の廃棄に好適な、安定した、耐久性の固形廃棄物形態になるように、(ii)基本的方法と比較して、貯蔵および廃棄のための廃棄物体積を減少させるように、かつ(iii)廃棄物処理プラントの処理能力、故に、効率を増加させるように処理するためのプロセスの必要性が、存在する。
上記に説明される多くの必要性を解決し、言及された不足を克服するために、本出願人らは、処理および生成物形成を補助する具体的な機器ならびに添加剤の異なる組み合わせおよびタイプを使用する点において以前のプロセスと異なる、開示されるプロセスを開発した。開示される本プロセスは、スラッジ、特に、Magnoxスラッジである放射性廃棄物を処理するための方法の組み合わせを提案するが、また、添加剤と混合される液体放射性廃棄物にも適用され得る。
要旨
1つまたはそれを上回るプロセス添加剤を、廃棄物形態の化学的性質を変化させるために十分な量で、流体廃棄物に添加するステップを含む、流体廃棄物を処理するための方法が、開示される。開示される方法は、1つまたはそれを上回る分散剤もしくは解膠剤を廃棄物に添加し、流体のレオロジーを変化させるステップ、1つまたはそれを上回る添加剤を添加し、反応金属成分を減少させるステップ、1つまたはそれを上回る特殊添加剤を添加し、核分裂生成物を結合させ、加熱処理の間、有毒または放射性元素もしくは種の揮発を減少させるステップ、および1つまたはそれを上回る添加剤を添加し、廃棄物の微粒子サイズ成分を標的化し、それと反応させ、散粉を減少させ、成分を耐久相において不動化するステップから選択される、少なくとも1つの添加ステップを含む。流体廃棄物を説明される添加剤と混合し、スラリーを形成した後の、混合、乾燥、か焼、ブレンド、およびHIP処理として公知である、熱間静水圧プレスを含む、耐久性があり安定した廃棄物形態を形成するための付加的なプロセスステップが、説明される。
例えば、本願は以下の項目を提供する。
(項目1)
1つまたはそれを上回るプロセス添加剤を、廃棄物形態の化学的性質を変化させるために十分な量で、流体廃棄物に添加するステップを含む、流体廃棄物を処理するための方法であって、
以下の添加ステップ、すなわち、
1つまたはそれを上回る分散剤もしくは解膠剤を前記廃棄物に添加し、前記流体のレオロジーを変化させるステップと、
1つまたはそれを上回る添加剤を添加し、反応金属成分を減少させるステップと、
1つまたはそれを上回る特殊添加剤を添加し、核分裂生成物を結合させ、加熱処理の間、有毒または放射性元素もしくは種の揮発を減少させるステップと、
1つまたはそれを上回る添加剤を添加し、前記廃棄物の微粒子サイズ成分を標的化し、それと反応させ、散粉を減少させ、成分を耐久相において不動化するステップと、
のうちの1つまたはそれを上回るものと、
前記流体廃棄物を混合し、スラリーを形成するステップと、
を含む、方法。
(項目2)
核分裂生成物を結合させるための前記特殊添加剤は、イオン交換体を含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記イオン交換体は、廃液から、遊離の有毒または放射性イオンを吸収し、事前熱間静水圧プレス、乾燥、およびか焼から選択される後続の熱処理ステップの間に、それらを結合させる、ゼオライトを含む、項目2に記載の方法。
(項目4)
前記ゼオライトは、斜プチロル沸石、すなわち、(Na,K,Ca) 2-3 Al (Al,Si) Si 13 36 ・12H O、およびモルデン沸石、すなわち、(Ca,Na ,K )Al Si 10 24 ・7H Oから選択される、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記核分裂生成物は、Csと、Ruと、Tcとを含む、項目2に記載の方法。
(項目6)
前記スラリーを乾燥させ、流動性粉末を形成するステップをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目7)
前記乾燥ステップは、薄膜蒸発器、パン乾燥機、噴霧乾燥機、気流乾燥機、流動層乾燥機、および回転乾燥機から選択される、少なくとも1つの乾燥機によって実施される、項目6に記載の方法。
(項目8)
前記乾燥ステップは、100~350℃の範囲に及ぶ温度で実施される、項目6に記載の方法。
(項目9)
前記流動性粉末は、か焼炉内でか焼され、以下、すなわち、残留水、化学結合水、水酸化物、炭酸塩、硫酸塩、有機物、および他の塩類のうちの1つまたはそれを上回るものを除去する、項目6に記載の方法。
(項目10)
プロセスガスは、前記か焼炉に導入され、か焼条件を制御する、項目9に記載の方法。
(項目11)
プロセスガスは、廃棄物が放射性元素を含むとき、放射性揮発性元素の喪失を防止するように、還元雰囲気を達成するために選択される、項目10に記載の方法。
(項目12)
前記プロセスガスは、CO/CO 、H 、N 中のH 、Ar中のH 、Ar、N 、空気、またはより低い分圧のO 雰囲気を含む、項目10に記載の方法。
(項目13)
前記乾燥機またはか焼炉のいずれか一方のために、前記プロセスガスの中に酸を注入するステップをさらに含む、項目6に記載の方法。
(項目14)
前記酸は、HCl、HNO 、HF、H SO 、H PO 、または有機酸から選択される、項目13に記載の方法。
(項目15)
前記酸は、炭酸塩を分解し、残留金属を不動態化することに役立つために十分な量で添加される、項目13に記載の方法。
(項目16)
か焼は、500~1,100℃の範囲に及ぶ温度で生じる、項目9に記載の方法。
(項目17)
か焼は、500~800℃の範囲に及ぶ温度で生じる、項目9に記載の方法。
(項目18)
前記か焼炉は、振動式、流動層式、回転式、気流式、垂直ねじ送り式、またはコンベヤ式のものから選択される、項目9に記載の方法。
(項目19)
か焼の後、前記粉末は、付加的なプロセス添加剤とブレンドされる、混合器-ホッパに移送される、項目9に記載の方法。
(項目20)
前記プロセス添加剤は、(i)熱間静水圧プレス(HIP)の間の酸化還元制御のための金属粉末と、(ii)前記廃棄物形態の相の一部になり、かつ前記廃棄物形態が正しい鉱物組成を有することを確実にする、廃棄物形態添加剤を含む、項目19に記載の方法。
(項目21)
前記混合器-ホッパは、円錐体混合器、Phauler混合器、Forberg混合器、リボンブレンダ、回転筒混合器、またはVブレンダから選択される、項目19に記載の方法。
(項目22)
混合の後、前記粉末は、前記材料をHIP缶の中に移送する、缶充填システムの中に給送される、項目20に記載の方法。
(項目23)
HIP機械の中に装填するステップに先立って、排気するステップ、加熱して任意の残留水分を除去するステップ、密閉してシールするステップ、および汚染除去するステップから選択された少なくとも1つのステップを、前記HIP缶上で実施するステップをさらに含む、項目22に記載の方法。
(項目24)
前記HIP缶は、800~1,400℃の範囲に及ぶプロセス温度および10~300MPaの範囲に及ぶ圧力で圧縮化ならびに高密度化を受ける、項目23に記載の方法。
(項目25)
前記流体廃棄物は、使用済核燃料池スラッジ、放射性スラッジ、または他の有毒なスラッジもしくはスラリーを含む、項目1に記載の方法。
(項目26)
前記流体廃棄物は、マグネシウム、プルトニウム、アルミニウム、黒鉛、ウラン、および他の原子力発電所廃炉廃棄物と、ゼオライト材料と、汚染土とを含む、項目25に記載の方法。
(項目27)
前記ゼオライト材料は、斜プチロル沸石、すなわち、(Na,K,Ca) 2-3 Al (Al,Si) Si 13 36 ・12H Oと、モルデン沸石、すなわち、(Ca,Na ,K )Al Si 10 24 ・7H Oと、それらの組み合わせとを含む、項目26に記載の方法。
図1は、本開示による基本的プロセスの概略図である。
図2は、混合タンクを除去することによって達成される、本開示による(かつ図1に示される)単純化されたプロセスの概略図である。
図3は、図1に示される湿式混合フロントエンドが遅延タンクによって置換される、本開示による基本的プロセスの概略図である。
前述の一般的説明および以下の詳細な説明は両方とも、例示的かつ説明的にすぎず、請求されるものとして、本発明を制限するものではないことを理解されたい。
発明の詳細な説明
現在存在するようなスラッジを処理するためのフロントエンドプロセスは、(i)乾燥に先立って、混合タンク内で廃棄物を添加剤と混合するステップ、または(ii)顆粒を廃棄物で含浸させる目的で、廃棄物を粉末/顆粒状添加剤の撹拌床上に噴霧し、同時もしくは下流においてのいずれかで乾燥させるステップのいずれか一方から成る。これらのプロセスと関連付けられる問題を回避するために、プロセス添加剤の利用を含む、スラッジ廃棄物を処理するためのいくつかのオプションが、本明細書に開示される。本実施形態では、例えば、本プロセスは、分散剤/解膠剤をスラッジに添加し、要求されるプロセス水のレオロジーを変化させ、その量を減少させるステップを含む。
本明細書に開示される、現行のプロセス限界を克服する他の有益なオプションは、反応金属成分を減少させるためのフロントエンド添加剤の添加、ならびに単なる乾燥またはセメント固定と比較して、生成物品質を改善するための添加剤の添加を含む。
他の実施形態では、核分裂生成物を結合し、熱処理の間、有毒または放射性元素もしくは種の揮発を減少させるための、特殊添加剤の使用が、開示される。
本明細書に説明される他の実施形態は、散粉を減少させ、本成分を耐久相において不動化する、スラッジの微粒子サイズ成分を標的化し、それと反応させるための、添加剤の添加に焦点を当てる。
なおも他の実施形態は、熱処理のためと、プロセスの占有面積が、低減され、プロセスが、放射性環境内において維持することが困難であり得る、ポンプ、混合器等の除去によって単純化され得るように、混合ステップをインライン混合器と置換するためとの代替オプションを含む、代替プロセスを説明する。
言及されるように、廃棄物形態を処理するための現行の方法は、多くの場合、貯蔵所の中への地下水の進入から生じ得るように、そこから有毒または放射性成分が水によって容易に浸出され得る、廃棄物形態生成物をもたらす。廃棄物生成物は、セメント固定または乾燥されると、依然として、反応金属成分、化学結合水、およびある程度の残留遊離水を含有し、故に、依然として、水素を発生させる。したがって、貯蔵の管理を複雑にし、付加的な安全プロトコルを要求する。これらの問題を解決するために、開示されるプロセスは、そのようなスラッジ中にすでに存在する水素を安全に除去し、スラッジから遊離の化学結合水、故に、将来の水素発生源を除去し、反応金属成分を、もはや金属形態では存在しないように反応させる。生成される生成物は、密なセラミックまたはガラスセラミックである。
耐久性であるために、溶融によって生成された廃棄物生成物は、高密度かつ開放孔隙のないはずである。これは、ガラス形成添加剤および融剤の添加を要求する。これらの添加剤は、廃棄物装填量を減少させるが、溶融経路に関して、添加剤の量は、本明細書に開示される経路のものよりはるかに多くなる。Magnoxスラッジは、いったん加熱され、存在する水酸化マグネシウムを分解すると、難溶性となり、かつ廃棄コンテナの中への傾注を可能にするために、所望される粘性の流動可能な溶融物を形成するためにさらにより多くの添加剤を要求する、酸化マグネシウム(MgO)粒子を形成し、その結果、さらにより低い廃棄物装填量が、結果として生じる。
一実施形態では、溶融プロセスは、経路(ii)からの二次廃棄物として、使用済み溶融剤を含有する。経路(i)、すなわち、原位置経路では、廃棄物生成物はまた、難溶性壁、鋼シェル、および電極を伴う、はるかに厚い溶融ポットまたは容器内に含有される。加えて、原位置経路では、廃棄物の体積は、微粒子廃棄物と添加剤の混合物中の空隙が除去され、ガラスが形成かつ溶融するため、プロセスの間、約50%減少する。結果として、コンテナの上部は、現時点で空であるが、空の容積は、依然として、最終廃棄物パッケージの一部を形成する。これは、溶融物が沈降するにつれて上部充填によって低減され得るが、コンテナは、容器縁まで決して安全には充填され得ない。さらに、本開示は、これらのガラスプロセスのために要求される溶融の程度を要求せず、故に、化学的性質は、より高密度相が、廃棄物形態生成物の中に取り込まれることを可能にするように設計され、異なるものである。故に、これらの要因のため、貯蔵および廃棄のために生成される廃棄物の実際の体積は、本明細書に開示される発明と比較して、溶融経路から有意により大きい。廃棄物の体積は、貯蔵設備サイズ、廃棄物パッケージ発送数、貯蔵所サイズ、およびさらに潜在的に、要求される貯蔵所の数の観点から、経済コストに等しく、故に、本明細書に開示される経路は、廃棄物処理プロセスの寿命サイクルにわたる有意なコスト節約の可能性を提案する。例えば、本明細書に説明される代替の廃棄物形態の化学的性質および熱処理と組み合わせられた修正されたプロセスを使用することによって、廃棄物パッケージの最終体積は、セメント固定のものの1/10~1/20にまで低減されることができる。
開示されるプロセスはさらに、添付図面において説明かつ例示される。図1を参照すると、基本的プロセスは、以下の通りである。スラッジ、スラリー、または液体廃棄物1が、タンクから、またはフラスココンテナもしくは他の容器内でプラントに到着する。これは、混合タンク4の中に圧送される。絞り弁6を介して乾燥機8に圧送する5ために好適であるように、スラリーのレオロジーを変化させるための処理添加剤3が、廃棄物タンクまたはフラスココンテナもしくは混合タンク4のいずれかに添加されることができる。水を含み得る添加剤2が、混合タンク4に添加され、混合物が、撹拌され、均一なスラリーを作成する。添加剤2は、1つの混合物または単一もしくは別個のライン(単純化のために、図面上では1つのラインのみが、示される)からの個々の成分として添加されることができる。添加剤2中に含まれるものは、ゼオライト等のイオン交換体であり得る。使用され得るゼオライトのタイプの非限定的な実施例は、斜プチロル沸石、すなわち、(Na,K,Ca)2-3Al(Al,Si)Si1336・12HO、およびモルデン沸石、すなわち、(Ca,Na,K)AlSi1024・7HOを含む。本イオン交換体は、廃液からセシウム等の遊離の有毒または放射性イオンを吸収し、事前熱間静水圧プレス、熱処理段階(乾燥8およびか焼9)の間、それらを結合する役割を果たす。
再循環ポンプ5は、混合物を、乾燥機8への給送量を計測する弁に給送する。弁はまた、スラリーを混合タンク4に再循環させる役割も果たす。乾燥機8は、スラリーを、遊離流動性の低散粉粉末まで乾燥させるように設計され、好適な乾燥機は、薄膜蒸発器(ワイプフィルム蒸発器とも呼ばれる)、パン乾燥機、噴霧乾燥機、気流乾燥機、流動層乾燥機、および回転乾燥機、加えて、いくつかの他の専門産業用設計を含む。プロセスガス7が、湿気を乾燥機からオフガスシステム10に掃引するために使用される。オフガスは、同伴された粉塵を乾燥機に戻す、ブローバックフィルタ/粉塵除去システム8aを通過する。
乾燥は、典型的には、100~350℃等の80~400℃の範囲に及ぶ温度で行われ、大気圧力または真空下で実行されることができる。オフガスシステム10中に凝縮される水は、添加剤2の再利用のために再循環されることができる。乾燥の後、スラッジは、か焼され、残留水、化学結合水、水酸化物、炭酸塩、硫酸塩、有機化合物、および他の塩類を除去する。プロセスガス7aが、か焼炉9に導入され、か焼条件を制御する。
放射性廃棄物流に関して、Cs、Ru、およびTc等の放射性揮発性元素の喪失を防止するように、還元条件が、維持される。しかしながら、条件は、例えば、有機物、中性または他の雰囲気を酸化させるための低酸素等の、具体的な廃棄物流に適するように変動されることができる。典型的システムは、CO/CO、H、N中のH、Ar中のH、Ar、N、空気、またはより低い分圧のO雰囲気を含む。これに加えて、少量の酸が、乾燥機7もしくはか焼炉7aのいずれかのために、プロセスガスの中に注入されることができる。本酸は、HCl、HNO、HF、HSO、HPO、または有機酸のうちのいずれかであり得る。これらの酸は、炭酸塩の分解および残留金属の不動態化を補助する。か焼炉オフガスは、オフガスシステム10を通して処理される。か焼炉は、廃棄物流に応じて、500~800℃が、典型的範囲である、500~1,100℃で動作する。か焼炉9の好ましいタイプは、振動か焼炉または流動層か焼炉であるが、回転式、気流式、垂直ねじ送り式、コンベヤ式、もしくは他の方法もまた、実行可能である。
か焼の後、粉末は、それらがその廃棄物のために要求される場合、付加的なプロセス添加剤12とブレンドされる、混合器-ホッパ11に移送される。プロセス添加剤は、(i)熱間静水圧プレス(HIP)16の間の酸化還元制御のための金属粉末と、(ii)廃棄物形態の相の一部になり、かつ廃棄物形態が正しい鉱物組成を有することを確実にする、廃棄物形態添加剤とである。本混合器-ホッパ11は、円錐体混合器、Phauler混合器、Forberg混合器、リボンブレンダ、円錐体混合器、Vブレンダ、または他のタイプの専用もしくは一般的混合器であり得る。
混合の後、粉末は、HIP缶14の中への材料を計測する、缶充填システム13の中に給送される。HIPは、次いで、排気され、必要である場合、加熱され任意の残留水分を除去(ベークアウト)し、密閉してシールされ、汚染除去16される。缶14は、ある時間-温度-圧力サイクル下で、圧縮化ならびに高密度化を受け、廃棄物形態相が形成される、HIP機械の中に装填される。
典型的プロセス温度は、廃棄物形態材料に応じて、800~1,400℃および10~300MPa、かつ10~16時間にわたる。HIPの後、缶17は、HIPから除去される。缶は、次いで、廃棄倉庫までの輸送に好適なコンテナの中にパッケージ化18される。代替として、倉庫が、プラント設計の中に建設されてもよく、HIPは、そのままの状態またはオーバーパックの中に入れられた状態のいずれかで、倉庫面積の中に装填されることができる。
HIPプロセスは、概して、米国特許第8,754,282号(参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる)においてより詳細に説明される。より具体的には、本特許において説明されるように、HIPは、断熱抵抗加熱炉を囲繞する、圧力容器から成る。HIPを用いて放射性か焼物を処理することは、廃棄物材料、ここでは、汚染されたイオン交換媒体でコンテナを充填することを伴う。コンテナは、排気され、HIP炉の中に設置され、容器は、閉鎖、加熱、かつ加圧される。圧力は、典型的には、圧力下では、効率的な熱伝導体でもあるアルゴンガスを介して提供される。熱および圧力の組み合わせは、廃棄物を高密度のモノリスに圧密かつ不動化する。
HIPは、一度に1つの缶を、30~100MPa等の10~300MPaの範囲に及ぶ処理圧力で、1,000℃~1,300℃等の約800℃~1,400℃の範囲に及ぶ温度等の温度で処理する。HIP缶を処理するためのサイクル時間は、約10~16時間の範囲に及ぶ。いったんHIPから除去されると、缶は、廃棄キャニスタの中に装填されることに先立って、周囲温度まで冷却されることが可能にされる。HIP温度はまた、廃棄物に応じて修正されてもよい。圧密されている材料に応じた、温度、圧力、および雰囲気等のHIP条件における種々の変更は、米国特許第5,997,273号および第5,139,720号(参照することによって本明細書に組み込まれる)において議論される。
代替実施形態では、混合タンク内の混合器が、添加剤が廃棄物と緊密に混合されるように直接導入される、高剪断混合器を含む点を除いて、上記のものに類似するプロセスが、説明される。
図2を参照すると、図1からの単純化されたプロセスを示す、別の実施形態が、説明される。本単純化されたプロセスは、混合タンクおよび再循環システムを除去し、廃棄物タンク内容物2および任意の廃棄物形態添加剤2を両方とも、ポンプ20および21を使用して、直接、インライン混合システム19の中に給送し、次いで、直接、乾燥機8に給送されることによって達成される。乾燥機への給送速度をさらに制御するために、乾燥機に先立って、弁(図示せず)が、存在し得る。インライン混合器19は、静的混合器、または専用スラリー混合器、もしくは動的高剪断インライン混合器であり得る。本プロセスオプションは、ホットセル容積を低減させ、プロセスを単純化する。さらに、高剪断インライン混合器またはインライン撹拌機(図示せず)を使用することによって、入ってくるスラリーの粒子サイズは、要求される場合、乾燥機に給送される前に低減され、下流反応性を補助し、塞栓物の潜在性を低減することができる。これは、Magnoxおよび他の燃料の池スラッジにとって有益であり得る。本プロセスのバックエンドは、図1と同一である。代替プロセスおよび/または廃棄物形態として、添加剤は、直接、混合器(図2に図示せず)に添加されることができる。
図3を参照すると、湿式混合フロントエンド(図1の4)が減衰タンク22によって置換される、別の実施形態が、示される。本タンクは、乾燥機8の中へのスラッジ廃棄物を計測する。本プロセスでは、廃棄物形態添加剤は全て、混合器24内HIP処理の直前またはか焼混合器23の直前のプロセスのバックエンドにおいて導入される。混合器は、リボン式、Phauler式、Forberg式、パドル式、垂直ねじ式円錐体、または他の専用混合器を含む、種々の標準的タイプであり得る。円錐体または双錐体ブレンダ、Vブレンダ、もしくは他のバッチ式混合器もまた、使用され得るが、それらが動作するために要求されるラインからの取外しは、流出および汚染のリスクを増加させる。
付加的実施形態では、乾燥機およびか焼炉を1つのユニットに組み合わせる、別のプロセスオプションが、説明される。これは、流動層か焼炉-乾燥機、フラッシュか焼炉プロセス、スラリー給送回転か焼炉、または他のデバイスであり得る。2段階アプローチが、より良好な生成物品質制御を与えるが、単一段階プロセスの明白な単純性もまた、魅力的であり得る。
本発明の他の実施形態もまた、本明細書に開示される発明の明細書および実践を考慮すると、当業者に明白である。明細書および実施例は、例示的にすぎないと見なされ、本発明の真の範囲は、以下の請求項によって示されることが意図される。

Claims (23)

  1. 流体廃棄物を長期間の廃棄に好適な固形廃棄物形態に変えるための方法であって、前記方法は、
    1つ以上のプロセス添加剤を前記流体廃棄物に添加することにより、絞り弁を介して乾燥機に圧送するために前記流体廃棄物が好適であるように、前記流体のレオロジーを変化させることと
    1つ以上の特殊添加剤を添加することにより、核分裂生成物を結合させるとともに、加熱処理の間、有毒な元素もしくは放射性の元素または有毒な種もしくは放射性の種の揮発を減少させることと、
    前記流体廃棄物を混合することにより、スラリーを形成することと、
    前記乾燥機を用いて前記スラリーを乾燥させることにより、遊離流動性の低散粉粉末を形成することと、
    前記遊離流動性の低散粉粉末をか焼炉内でか焼することにより、残留水、化学結合水、水酸化物、炭酸塩、硫酸塩、有機物、他の塩類を除去することと、
    前記か焼された粉末を缶充填システムおよび熱間静水圧プレス(HIP)の中に給送することにより、長期間の廃棄に好適な固形廃棄物形態を形成することと
    を含み、
    前記流体廃棄物は、使用済核燃料池スラッジ、または、放射性のスラッジ、または、他の有毒なスラッジもしくは有毒なスラリーを含み、
    前記乾燥ステップまたは前記か焼ステップのいずれかは、酸とともに注入されたプロセスガスの存在下で実施される、方法。
  2. 核分裂生成物を結合させるための前記特殊添加剤は、イオン交換体を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記イオン交換体は、ゼオライトを含み、前記ゼオライトは、廃液から、遊離の有毒なイオンまたは放射性のイオンを吸収し、事前熱間静水圧プレス、乾燥、か焼から選択される後続の熱処理ステップの間に、それらを結合させる、請求項2に記載の方法。
  4. 前記ゼオライトは、斜プチロル沸石、すなわち、(Na,K,Ca)2-3Al(Al,Si)Si1336・12HO、モルデン沸石、すなわち、(Ca,Na,K)AlSi1024・7HOから選択される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記核分裂生成物は、CsとRuとTcとを含む、請求項2に記載の方法。
  6. 前記乾燥機は、薄膜蒸発器、パン乾燥機、噴霧乾燥機、気流乾燥機、流動層乾燥機、回転乾燥機から選択される、請求項1に記載の方法。
  7. 前記乾燥ステップは、100℃~350℃の範囲に及ぶ温度で実施される、請求項1に記載の方法。
  8. か焼条件を制御するために、プロセスガスが前記か焼炉に導入される、請求項1に記載の方法。
  9. 前記廃棄物が放射性の元素を含むとき、還元雰囲気を達成するためにプロセスガスが選択され、これにより、放射性の揮発性元素の喪失が防止される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記プロセスガスは、CO/CO、H、N中のH、Ar中のH、Ar、N、空気、または、より低い分圧のO雰囲気を含む、請求項8に記載の方法。
  11. 前記酸は、HCl、HNO、HF、HSO、HPO、または、有機酸から選択される、請求項に記載の方法。
  12. 前記酸は、炭酸塩を分解することおよび残留金属を不動態化することに役立つために十分な量で添加される、請求項に記載の方法。
  13. か焼は、500℃~1,100℃の範囲に及ぶ温度で生じる、請求項1に記載の方法。
  14. か焼は、500℃~800℃の範囲に及ぶ温度で生じる、請求項1に記載の方法。
  15. 前記か焼炉は、振動式、流動層式、回転式、気流式、垂直ねじ送り式、または、コンベヤ式のものから選択される、請求項1に記載の方法。
  16. か焼の後、前記遊離流動性の低散粉粉末は、付加的なプロセス添加剤とブレンドされる、混合器-ホッパに移送される、請求項1に記載の方法。
  17. 前記プロセス添加剤は、(i)熱間静水圧プレス(HIP)の間の酸化還元制御のための金属粉末と、(ii)前記廃棄物形態の相の一部になり、かつ、前記廃棄物形態が正しい鉱物組成を有することを確実にする廃棄物形態添加剤を含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記混合器-ホッパは、円錐体混合器、Phauler混合器、Forberg混合器、リボンブレンダ、回転筒混合器、または、Vブレンダから選択される、請求項16に記載の方法。
  19. 前記缶充填システムは、前記材料をHIP缶の中に移送する、請求項17に記載の方法。
  20. 前記方法は、HIP機械の中に装填するステップに先立って、排気するステップ、加熱して任意の残留水分を除去するステップ、密閉してシールするステップ、汚染除去するステップから選択された少なくとも1つのステップを前記HIP缶上で実施するステップをさらに含む、請求項19に記載の方法。
  21. 前記HIP缶は、800℃~1,400℃の範囲に及ぶプロセス温度および10MPa~300MPaの範囲に及ぶ圧力で圧縮化ならびに高密度化を受ける、請求項20に記載の方法。
  22. 前記流体廃棄物は、マグネシウム、プルトニウム、アルミニウム、黒鉛、ウラン、他の原子力発電所廃炉廃棄物と、ゼオライト材料と、汚染土とを含む、請求項1に記載の方法。
  23. 前記ゼオライト材料は、斜プチロル沸石、すなわち、(Na,K,Ca)2-3Al(Al,Si)Si1336・12HOと、モルデン沸石、すなわち、(Ca,Na,K)AlSi1024・7HOと、それらの組み合わせとを含む、請求項22に記載の方法。
JP2019537236A 2017-01-06 2018-01-05 流体廃棄物を処理するためのプロセス Active JP7209629B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201762443297P 2017-01-06 2017-01-06
US62/443,297 2017-01-06
PCT/US2018/012566 WO2018129303A1 (en) 2017-01-06 2018-01-05 Process for treating fluid wastes

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020506378A JP2020506378A (ja) 2020-02-27
JP7209629B2 true JP7209629B2 (ja) 2023-01-20

Family

ID=61581725

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019537236A Active JP7209629B2 (ja) 2017-01-06 2018-01-05 流体廃棄物を処理するためのプロセス

Country Status (6)

Country Link
US (1) US11183312B2 (ja)
EP (1) EP3566235B1 (ja)
JP (1) JP7209629B2 (ja)
CN (1) CN110291592B (ja)
AU (3) AU2018205528A1 (ja)
WO (1) WO2018129303A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6865975B2 (ja) * 2019-05-09 2021-04-28 大川原化工機株式会社 汚染水乾燥処理装置及び汚染水乾燥処理方法
CN113264655A (zh) * 2021-04-08 2021-08-17 中国辐射防护研究院 一种用于处理放射性污泥的干燥装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003514240A (ja) 1999-11-12 2003-04-15 ブリティッシュ・ニュークリア・フューエルズ・パブリック・リミテッド・カンパニー 廃棄物の封入
JP2015524067A (ja) 2012-06-04 2015-08-20 アメリカン アイソスタティック プレシス, インコーポレイテッド 熱間等方圧加圧(hip)によって放射性含有物質を圧密化する方法
JP2016099264A (ja) 2014-11-25 2016-05-30 有限会社パールハート 放射性物質を安全に処分する放射性物質吸着セラミックス
JP2016117063A (ja) 2016-02-02 2016-06-30 オーストラリアン ニュークリア サイエンス アンド テクノロジー オーガニゼーション 有害廃棄物を保管する充填容器および方法
JP2016173359A (ja) 2015-03-16 2016-09-29 株式会社東芝 放射性廃液の処理方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58184598A (ja) * 1982-04-23 1983-10-28 株式会社日立製作所 放射性廃液の固定化方法
US4591455A (en) * 1982-11-24 1986-05-27 Pedro B. Macedo Purification of contaminated liquid
US4737316A (en) * 1982-11-24 1988-04-12 Pedro B. Macedo Purification of contaminated liquid
JPH0646235B2 (ja) * 1987-07-31 1994-06-15 吉野石膏株式会社 放射性廃棄物用固化材料
DE69032117T2 (de) 1989-06-12 1998-09-17 Komatsu Mfg Co Ltd Verfahren zur herstellung von gesinterten keramischen materialien
US5242503A (en) * 1990-12-17 1993-09-07 Westinghouse Electric Corp. Method of restoring contaminated solids using ion exchange powder contact
US5997273A (en) 1995-08-01 1999-12-07 Laquer; Henry Louis Differential pressure HIP forging in a controlled gaseous environment
DE19642839C2 (de) * 1996-10-17 1998-08-27 Fraunhofer Ges Forschung Verfahren und Vorrichtung zur Immobilisierung von radioaktiven Wasserinhaltsstoffen
US5875407A (en) * 1997-08-11 1999-02-23 The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy Method for synthesizing pollucite from chabazite and cesium chloride
JP2008539053A (ja) * 2004-04-08 2008-11-13 ニューアース・プライヴェイト・リミテッド 廃棄物安定化の方法およびそれから得られた製品
CN100364017C (zh) * 2005-08-06 2008-01-23 西南科技大学 一种高放射性废物固化处理基材的制备方法
FR2921919A1 (fr) * 2007-10-08 2009-04-10 Commissariat Energie Atomique Utilisation de la technique de frittage flash pour la synthese et la densification d'iodoapatites
CN104054136B (zh) * 2011-12-21 2016-05-11 捷恩智株式会社 使用磁性粒子的水溶液中的铯离子的除去方法
CN103680660A (zh) * 2013-12-03 2014-03-26 南京大学 废玻璃在固化放射性核素中的应用及对含放射性Cs+废物的常温固化方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003514240A (ja) 1999-11-12 2003-04-15 ブリティッシュ・ニュークリア・フューエルズ・パブリック・リミテッド・カンパニー 廃棄物の封入
JP2015524067A (ja) 2012-06-04 2015-08-20 アメリカン アイソスタティック プレシス, インコーポレイテッド 熱間等方圧加圧(hip)によって放射性含有物質を圧密化する方法
JP2016099264A (ja) 2014-11-25 2016-05-30 有限会社パールハート 放射性物質を安全に処分する放射性物質吸着セラミックス
JP2016173359A (ja) 2015-03-16 2016-09-29 株式会社東芝 放射性廃液の処理方法
JP2016117063A (ja) 2016-02-02 2016-06-30 オーストラリアン ニュークリア サイエンス アンド テクノロジー オーガニゼーション 有害廃棄物を保管する充填容器および方法

Also Published As

Publication number Publication date
US11183312B2 (en) 2021-11-23
JP2020506378A (ja) 2020-02-27
CN110291592B (zh) 2023-12-01
AU2023202069A1 (en) 2023-05-04
AU2022268307A1 (en) 2022-12-22
EP3566235A1 (en) 2019-11-13
US20180197647A1 (en) 2018-07-12
CN110291592A (zh) 2019-09-27
WO2018129303A1 (en) 2018-07-12
EP3566235B1 (en) 2023-10-25
AU2018205528A1 (en) 2019-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2023202069A1 (en) Process for treating fluid wastes
JP6250651B2 (ja) 熱間等方圧加圧(hip)によって放射性含有物質を圧密化する方法
JP6454623B2 (ja) 放射性廃棄物の処理方法および処理設備
CN104282353B (zh) 放射性蒸残液固化用的地质水泥及其固化方法
CN105989903B (zh) 用于处理放射性液体废物的方法
US11361871B2 (en) Composition and method for the processing of hazardous sludges and ion exchange media
US8742195B2 (en) Aluminum phosphate ceramics for waste storage
JP4712018B2 (ja) 放射性廃棄物の固型化方法
JP2017207297A (ja) 放射性廃液の処理方法
JP2013156076A (ja) 放射性廃棄物の処理方法及び処理装置
KR900000341B1 (ko) 방사성 폐기물 고화체 및 그 제조방법
JP2008241587A (ja) 放射性廃棄物の固化処理方法及び固化処理装置
US7241932B2 (en) Encapsulation of radioactive waste using a sodium silicate based glass matrix
RU2318260C2 (ru) Алюминиево-фосфатная керамика для хранения отходов и способ обработки отходов
Zakharova et al. Development of the process regime for cementing salt concentrates from the Volgodonsk nuclear power plant
JP2013096896A (ja) ホウ酸含有廃液の処理方法及び処理装置
Sizgek et al. Development of an Immobilisation Technology for Radioactive Waste Solution from Mo-99 Production

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201229

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211028

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220127

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220325

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220523

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220822

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20221021

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7209629

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150