JP7208477B2 - 弁部材を選別する方法及び弁部材選別装置 - Google Patents

弁部材を選別する方法及び弁部材選別装置 Download PDF

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Description

本発明は、弁部材を選別する方法及び弁部材選別装置に関する。
積層剥離容器は、容器本体と弁部材とを備えるものが各種提案されている。積層剥離容器の容器本体はパリソンを金型で筒状に成形されることで製造され、容器本体には、外殻と、外殻の内側に設けられている内袋とが形成されている。この内袋内には内容物が収容され、ユーザーが積層剥離容器を圧縮して内袋の内容物を流出させると、外殻と内袋内には空気が入りこみ、内袋は外殻の内面から剥離される。また、弁部材は、容器本体に形成された外気導入孔に装着され、弁部材は、外部空間と、外殻及び内袋の間の中間空間と、の間の空気の出入りを調節する機能を有する。
特開平7-303864号公報
特許文献1には、レール上を搬送する被検査品が不良であるか否かを判定する装置が開示されている。特許文献1の装置は空気噴出パイプを備えており、被検査品が不良である場合には、被検査品は、空気噴出パイプから噴出する空気により、被検査品はレール上から不良品収容箱へ、吹き飛ばされる。これにより、特許文献1の装置は、レール上の良品と、レール上の不良品と、を選別している。
特許文献1に記載の技術は、レール上の不良品に空気を噴出し、当該不良品を吹き飛ばす技術であるため、吹き飛ばされた不良品がレール上の被検査品に衝突してしまう可能性がある。不良品が被検査品に衝突すると、被検査品の姿勢が崩れる場合がある。ここで、姿勢が崩れるとは、例えば、被検査品が横倒しになったり、ひっくり返ったりすることを指す。また、弁部材は比較的軽量である。このため、特許文献1に記載の技術が弁部材の検査に適用された場合において、空気噴出パイプから噴出された空気が、不良品の周囲に位置する、レール上の被検査品の姿勢まで崩してしまう可能性がある。
ここで、被検査品がレール上で姿勢が崩れると、複数の被検査品がレールの横幅方向(進行方向に直交する方向)に並びやすくなり、被検査品がレールを詰まらせてしまう場合がある。つまり、特許文献1に記載の技術が弁部材に適用されると、被検査品がレールを詰まらせてしまい、選別作業が滞る、という課題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、弁部材の選別が滞ることを抑制することができる弁部材を選別する方法及び弁部材選別装置を提供することを目的としている。
本発明によれば、撮像装置と搬送装置と選別装置とを用いて、弁部材を選別する方法であって、検査工程と、選別工程とを備え、前記撮像装置はカメラを有し、前記カメラは撮像領域内の前記弁部材を撮像するように構成され、前記搬送装置は前記弁部材が前記撮像領域を通過するように配置され、前記選別装置は吸込管を有し、前記吸込管は前記搬送装置上の前記弁部材を吸い込むように構成され、前記検査工程では、前記撮像領域内の前記弁部材を前記カメラで撮像し、当該撮像した画像に基づいて前記弁部材が不良品であるか否かを判定し、前記選別工程では、前記検査工程において不良品であると判定された前記弁部材を、前記搬送装置上から前記吸込管内へ吸い込む、方法が提供される。
本発明によれば、選別工程では、検査工程において不良品であると判定された弁部材を、搬送装置上から吸込管内へ吸い込むので、搬送装置上の弁部材の姿勢が崩れることが抑制される。これにより、被検査品である弁部材が搬送装置上で詰まってしまうことが抑制され、その結果、弁部材の選別が滞ることが抑制される。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記カメラは、前記搬送装置の直上に配置されている、方法が提供される。
好ましくは、姿勢整え工程を更に備え、前記弁部材は、筒体と、移動体とを有し、前記移動体は、前記筒体に収容されており、前記筒体は、挿入部を有し、前記挿入部には、前記移動体の挿入口となる開口部が形成され、前記姿勢整え工程では、前記挿入部が上を向くように前記弁部材の姿勢を整え、前記検査工程では、前記挿入部及び前記移動体の画像に基づいて前記弁部材が不良品であるか否かを判定する、方法が提供される。
好ましくは、前記搬送装置は、振動部と、レール部とを有し、前記レール部は、溝通路を有し、前記振動部は、前記レール部を振動させて、前記溝通路上の前記弁部材を前進させ、前記溝通路は、前記弁部材が1列に並ぶように構成されている、方法が提供される。
実施形態に係る弁部材選別装置は、弁部材を選別する弁部材選別装置であって、撮像装置と、搬送装置と、選別装置とを備え、前記撮像装置はカメラを有し、前記カメラは撮像領域内の前記弁部材を撮像するように構成され、前記搬送装置は前記弁部材が前記撮像領域を通過するように配置され、前記選別装置は吸込管を有し、前記選別装置は、前記撮像装置によって撮像された前記弁部材の画像に基づいて前記弁部材が不良品であるとされた場合において、前記搬送装置上の前記弁部材を前記吸込管内に吸い込むように構成されている。
図1Aは積層剥離容器1の正面図であり、図1Bは図1Aに示す積層剥離容器1の斜視図である。 積層剥離容器1の垂直断面である。 図3Aは弁部材4の正面側を示す斜視図であり、図3Bは弁部材4の背面側を示す斜視図であり、図3Cは弁部材4の背面図である。 実施形態に係る弁部材選別装置100の斜視図である。 図4に示す弁部材選別装置100から、フレーム30の一部とドア部40とを取り外した状態を示す斜視図である。 図5に示す弁部材選別装置100から、モニター41と制御盤42とを取り外した状態を示す斜視図である。 図6に示す吸込管51A及びその周辺の拡大図である。 実施形態に係る弁部材選別装置100の選別ユニットLを示す斜視図である。 図8に示す領域Aを下側から見た斜視図である。 図10Aは選別ユニットLを上方から見た図であり、図10Bは図10Aの領域Bの拡大図である。 図11Aは選別ユニットLを横から見た図であって不良品であると判定された弁部材が吸込管51A内に吸い込まれる様子を示しており、図11Bは図11Aの領域Aの拡大図である。 図12Aは良品の弁部材4を示し、図12Bは不良品の弁部材4の一例を示している。
1.積層剥離容器1の構成説明
図1A~図3Cに示すように、積層剥離容器1は、容器本体3と、弁部材4と、を備える。容器本体3は、内容物を収容する胴部7と、胴部7から内容物を吐出する口部9と、を備える。口部9には図示省略のキャップが取り付けられる。
図2に示すように、容器本体3は、胴部7及び口部9において、外殻12と内袋14を備える。内容物の減少に伴って内袋14が外殻12から剥離することによって、内袋14が外殻12から離れて収縮する。図1A及び図1Bに示すように、胴部7は有底筒状部材である。胴部7の周面は、口部9側から胴部7の中央側にかけて、滑らかな裾状の曲面となっている。胴部7の上部には弁部材4が装着される。口部9は胴部7の上部に接続されている。口部9は円筒状部材である。
外殻12は、復元性が高くなるように、内袋14よりも肉厚に形成されている。外殻12は、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-プロピレン共重合体及びその混合物などで構成される。外殻12は、複数層構成であってもよい。内袋14は、複数の層から構成することが好ましい。例えば、外殻12と接触する層にエチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)樹脂からなるEVOH層を用い、内容物に接触する層に、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-プロピレン共重合体及びその混合物などのポリオレフィンからなる内面層を用いることができる。そして、上記EVOH層と内面層との間には、接着層を用いることが好ましい。
図2に示すように、弁部材4は、胴部7に形成された外気導入孔15に装着され、外殻12と内袋14の間の中間空間21と外部空間Sとの間の空気の出入りを調節する。外気導入孔15は、外殻12にのみ設けられた貫通孔であり、内袋14には到達していない。図2~図3Cに示すように、弁部材4は、中間空間21と外部空間Sを連通させるように構成された筒体5と、筒体5内に移動可能に収容された移動体6とを備える。筒体5及び移動体6は、射出成形などによって形成されている。本実施形態において、移動体6は球状であるが、移動体6は球状でなくてもよい。筒体5は透明又は半透明の樹脂で構成され、移動体6は筒体5よりも透明性が低い樹脂で構成されている。筒体5は、前面部5Aと、背面部5Bとを有する。前面部5Aには通気孔部5A1が形成され、また、背面部5Bには挿入部5B1が形成されている。挿入部5B1は、開口部5B2と抜止部5B3とを有する。開口部5B2は、移動体6を筒体5内に挿入するときに用いられる挿入口である。抜止部5B3は、筒体5内の移動体6が、挿入部5B1から抜ける(出てくる)ことを防止している。つまり、挿入部5B1が抜止部5B3を有することにより、開口5B2の径が移動体6の径よりも小さくなり、移動体6が筒体5から抜けてしまうことが防止される。
2.弁部材選別装置100の構成
図4~図6に示すように、弁部材選別装置100は、フレーム30と、ドア部40と、モニター41と、制御盤42と、選別ユニットLとを備えている。
2-1.フレーム30及びドア部40
フレーム30は複数の柱状部31を有し、フレーム30は、複数の柱状部31が格子状に組み立てられて、構成されている。フレーム30にはモニター41と制御盤42と選別ユニットLとが搭載され、また、フレーム30にはドア部40が開閉自在に取り付けられている。
2-2.モニター41及び制御盤42
図5に示すように、モニター41は各種の情報が映し出され、モニター41は、例えば選別ユニットLの撮像装置50が撮影した弁部材等が映し出される。モニター41は制御盤42上に配置されている。制御盤42には制御装置(図示省略)が格納されている。制御盤42は選別ユニットLの側方に配置されている。制御盤42は、フレーム30の柱状部31上に載置され、且つ、フレーム30の柱状部31に固定されている。制御盤42の制御装置は、各種の動作機構を制御する機能や、弁部材4が良品か不良品かを判定する機能等を有する。
制御装置に含まれる各機能部は、専用のハードウェア、又は、メモリに格納されるプログラムを実行するMPU(Micro Processing Unit)で構成される。制御装置が専用のハードウェアである場合、制御装置は、例えば、単一回路、複合回路、ASIC(application specific integrated circuit)、FPGA(field-programmable gate array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。制御装置が実現する各機能部のそれぞれを、個別のハードウェアで実現してもよいし、各機能部を一つのハードウェアで実現してもよい。制御装置がMPUの場合、制御装置が実行する各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアやファームウェアはプログラムとして記述され、メモリに格納される。MPUは、メモリに格納されたプログラムを読み出して実行することにより、制御装置の各機能を実現する。メモリは、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリである。
2-3.選別ユニットL
図8に示すように、選別ユニットLは、撮像装置50と、選別装置51と、投入容器52と、パーツフィーダー53と、搬送装置54と、進入検出部55と、スライダー56と、良品回収箱57と、ベース板58(図6参照)と、を備えている。
2-3-1.撮像装置50
図7~図9に示すように、撮像装置50は、カメラ50Aと、照明器具50Bとを有する。カメラ50Aはカメラ固定部50A1によってフレーム30の柱状部31に固定されている。カメラ50Aは搬送装置54の直上、より具体的には搬送装置54のレール部54Bの直上に配置されている。これにより、カメラ50Aが弁部材4の背面部5Bや移動体6をより確実に捉えることが可能となっている。カメラ50Aは照明器具50Bよりも上側に配置され、カメラ50Aは照明器具50Bの開口部50B1を介して搬送装置54に臨んでいる。撮像装置50は進入検出部55と連携しており、進入検出部55が弁部材4の通過を検出すると、撮像装置50は、進入検出部55の検出結果(検出タイミング)に基づいて弁部材4を撮影する。これにより、制御盤42の制御装置が、鮮明な弁部材画像を取得することができる。
図7に示すように、照明器具50Bは照明固定部50B2によってフレーム30の柱状部31に固定されている。図10に示すように、照明器具50Bも、カメラ50Aと同様に、搬送装置54の直上に配置されている。照明器具50Bは環状に構成されており、照明器具50Bは弁部材4のマルチアングル照明が可能となっている。照明器具50Bの中央部には開口部50B1が形成されている。照明器具50Bの光源の光軸と水平方向とがなす角度は小さくなっており、照明器具50Bは弁部材4に対してローアングル照射を実現することができるように構成されている。これにより、弁部材4は照明器具50Bによってより明るく照らし出され、カメラ50Aはより鮮明な弁部材画像を撮影することができる。実施形態において、照明器具50Bの光源は、例えばLEDを採用してもよいし、蛍光灯を採用することもできる。また、移動体6の一部が筒体5の抜止部5B3によって隠れるので、カメラ50Aが移動体6の形状を撮像しにくい。ここで、筒体5は透明又は半透明であり、また、移動体6は筒体5よりも透明性が低い。このため、照明器具50Bから照射された光は、筒体5の抜止部5B3を透過しやすく、また、抜止部5B3を透過した光は、移動体6のうち抜止部5B3で隠れている部分で反射しやすくなる。したがって、カメラ50Aが移動体6の全体形状をより確実に捉えることができ、その結果、制御盤42の制御装置は移動体6の全体画像をより確実に取得することができる。よって、弁部材選別装置100は、弁部材4が不良品であるか否かを、より精度よく判定することができる。また、照明器具50Bはストロボを備えていてもよい。ストロボによって弁部材4を照らし出すことで、制御盤42の制御装置は、より鮮明な弁部材画像を取得することができる。
2-3-2.選別装置51
図7及び図8に示すように、選別装置51は、吸込管51Aと、図示省略の排気機構と、図示省略の回収部を有する。吸込管51Aは搬送装置54上の弁部材4を吸込可能に構成されている。吸込管51Aは管固定部51Cによってフレーム30の柱状部31に固定されている。吸込管51Aは先端部51Bを有し、先端部51Bは吸込管51Aの吸込側の端部に設けられている。先端部51Bは先端に向かうにつれて先細りになっている。先端部51Bは搬送装置54のレール部54Bの直上に配置されている。また、弁部材4の進行方向において、先端部51Bは撮像装置50よりも下流側に配置されている。吸込管51Aに生じる吸込作用は、上述の排気機構によって生じる。この排気機構は、特に限定されるものではなく、例えば、圧縮空気をガン本体内に流入させるガンタイプの構成を採用することができる。また、選別装置51の回収部は、吸込管51Aの排気側の端部に設けられており、不良品の弁部材4を貯めることができる。
2-3-3.搬送装置54
図8に示すように、搬送装置54は、振動部54Aと、レール部54Bとを有する。振動部54Aはレール部54Bの下に配置されている。振動部54Aは振動可能に構成されている。レール部54Bは長尺状に構成され、レール部54Bは弁部材4が通る溝通路54B1を有する。レール部54Bは、弁部材4がカメラ50Aの撮像領域Rg(図10B参照)を通過するように配置されている。言い換えると、レール部54Bの溝通路54B1の一部は、撮像領域Rg内に含まれている。なお、図10Bに示す撮像領域Rgの範囲は一例であり、撮像領域Rgに複数の弁部材4が入り込んでいてもよい。溝通路54B1の横幅は、すなわち溝通路54B1の短手方向の幅は、弁部材4の径より大きく、弁部材4の径の2倍より小さい。これにより、溝通路54B1には横幅方向に複数の弁部材4が並ぶことが回避される。つまり、溝通路54B1上には複数の弁部材4が1列に並ぶ。振動部54Aがレール部54Bを振動させることで、振動部54Aは溝通路54B1上の弁部材4を前進させることができる。ここで、レール部54Bはパーツフィーダー53側(上流側)からスライダー56側(下流側)にかけて下側に傾斜しているとよい。これにより、溝通路54B1上の弁部材4の前進が促進される。
2-3-4.投入容器52及びパーツフィーダー53
図8に示すように、投入容器52はパーツフィーダー53上に配置されている。投入容器52はフレーム30の柱状部31に係止されている。投入容器52に投入された弁部材4は、パーツフィーダー53に入る。パーツフィーダー53は、弁部材4の姿勢を整える機能を有するとともに、弁部材4を搬送装置54のレール部54Bに搬送する機能を有する。弁部材4がパーツフィーダー53を通過する過程で、弁部材4の背面部5B(挿入部5B1)が上に向けられる。これにより、カメラ50Aはより確実に挿入部5B1を撮影することができ、その結果、弁部材選別装置100は、弁部材4の不良品判定、特に弁部材4の挿入部5B1の不良品判定を、より確実に実施することができる。
2-3-5.進入検出部55
図8に示すように、進入検出部55は発光素子と受光素子とを有する。発光素子がレール部54Bの一方の側部に配置され、受光素子がレール部54Bの他方の側部に配置される。弁部材4が進入検出部55に至ると、発光素子の光が弁部材4によって遮られる。これにより、進入検出部55は弁部材4が進入検出部55に至ったことを検出する。進入検出部55は、カメラ50Aが弁部材4を撮影するタイミングと、選別装置51の排気機構の起動及び停止のタイミングを与えるために用いられる。レール部54B上の弁部材4は一定速度で移動するため、弁部材4が進入検出部55を通過してからどの位の時間で、弁部材4が撮像領域Rgや吸込管51Aに至るかを計算することができる。制御盤42の制御装置は進入検出部55の検出結果を受け取ると、制御盤42の制御装置は予め定められた時間を経過した後にカメラ50Aに撮影指示を出す。また、制御盤42の制御装置は進入検出部55の検出結果を受け取ると、弁部材4が不良品であると判定された場合には、制御盤42の制御装置は予め定められた時間を経過した後に選別装置51の起動指示を出す。
2-3-6.スライダー56及び良品回収箱57
図8に示すように、スライダー56は、レール部54Bの終端に至って落下した弁部材4を、良品回収箱57に導く機能を有する。スライダー56には傾斜面が形成されており、また、スライダー56はフレーム30の柱状部31に固定されている。良品回収箱57は、フレーム30の柱状部31上に載置され、且つ、フレーム30の柱状部31に固定されている。なお、弁部材選別装置100は、スライダー56及び良品回収箱57を備えていなくてもよい。つまり、レール部54B上の弁部材4を、直接、後段の工程(例えば、弁取付工程)を実施する場所へ搬送してもよい。ここで、弁取付工程とは、弁部材4を容器本体3に取り付ける工程を指す。
2-3-7.ベース板58
図6に示すように、ベース板58は、フレーム30の柱状部31上に載置され、且つ、フレーム30の柱状部31に固定されている。ベース板58上には、パーツフィーダー53と、搬送装置54とが載置されている。
3.弁部材4の選別方法の説明
実施形態に係る、弁部材4の選別方法は、姿勢整え工程と、検査工程と、選別工程とを備えている。
姿勢整え工程では、パーツフィーダー53が弁部材4の背面部5B(挿入部5B1)を上に向け、パーツフィーダー53が弁部材4の上下の配置を整える。
姿勢整え工程を終えた弁部材4は搬送装置54のレール部54Bに至る。レール部54Bは振動部54Aによって振動させられているので、レール部54B上の弁部材4は、レール部54Bの始端側から終端側へ向かって徐々に移動する。弁部材4は、進入検出部55を通過し、その後、撮像領域Rgに至る。
検査工程では、撮像領域Rg(図10B参照)内の弁部材4をカメラ50Aで撮像する。そして、制御盤42の制御装置は当該撮像した画像に基づいて弁部材4が不良品であるか否かを判定する。つまり、制御盤42の制御装置は、画像判定によって、弁部材4が不良品であるか否かを判定している。例えば、図12Aに示す弁部材4は良品であると判定されるが、図12Bに示す弁部材4は矢印Frに示すように抜止部5B3の一部が欠けているため不良品であると判定される。なお、実施形態の検査工程は、弁部材4の挿入部5B1の不良品判定を実施する他、移動体6の有無の判定、及び、移動体6の形状が球形であるか否かの判定も実施する。つまり、実施形態の検査工程は、挿入部5B1の画像及び移動体6の画像に基づいて、弁部材4が不良品であるか否かを判定する。
選別工程では、検査工程において不良品であると判定された弁部材4を、搬送装置54上から吸込管51A内へ吸い込む。つまり、図11A及び図11Bに示すように、不良品であると判定された弁部材4が撮像領域Rg側から吸込管51Aへ至ると、選別装置51の排気機構が起動し、不良品であると判定された弁部材4は、搬送装置54から吸込管51A内に吸い込まれ、搬送装置54から取り除かれる。なお、図11A及び図11Bに示すように、複数の弁部材4はレール部54B上に敷き詰められている。このため、隣接する弁部材4の間の間隔は、無いか、或いは、あったとしてもとても小さくなっている。このとき、吸込管51Aが、不良品と判定された弁部材4だけでなく、この弁部材4に隣接する弁部材4も一緒に吸い込んでしまっても特に問題はない。
4.実施形態の効果
実施形態に係る、弁部材4を選別する方法は、検査工程において不良品であると判定された弁部材4を、搬送装置54上から吸込管51A内へ吸い込む。これにより、被検査品を空気で吹き飛ばす方法と比較すると、弁部材4同士の衝突が抑制され、弁部材4が搬送装置54上において姿勢が崩れることが抑制される。また、弁部材4を吸い込む構成は、空気を吹き出して弁部材4を吹き飛ばす構成よりも、空気の流れの指向性を高めることができる。つまり、弁部材4を吸い込む構成は、不良品であると判定された弁部材4の周囲に位置する弁部材4への影響を抑制でき、つまり、不良品であると判定された弁部材4の周囲に位置する弁部材4の姿勢が崩れることを抑制できる。逆に、空気を吹き出して弁部材4を吹き飛ばす構成では、吹出流が広範囲に広がりやすい。このため、空気を吹き出して弁部材4を吹き飛ばす構成は、不良品であると判定された弁部材4の周囲に位置する弁部材4の姿勢までも崩してしまいやすい。このように、実施形態に係る、弁部材4を選別する方法は、不良品であると判定された弁部材4の周囲に位置する弁部材4の姿勢が崩れることを抑制できるので、被検査品である弁部材4が搬送装置54上で詰まってしまうことが抑制され、その結果、弁部材4の選別が滞ることが抑制される。実施形態に係る弁部材選別装置100も同様の効果を得ることができる。
なお、実施形態に係る弁部材選別装置100が、選別装置51の代わりに、空気を吹き出して不良品の弁部材4を吹き飛ばす装置を採用する場合には、レール部54Bに、不良品の弁部材4をはじき出す溝を別途形成しておく必要がある。溝通路54B1は弁部材4が一列に並ぶように構成されているので、すなわち溝通路54B1の横幅は狭くなっているので、レール部54Bに別途溝を形成しておかないと、弁部材4が溝通路54B1の壁面と干渉して弁部材4がレール部54Bからレール部54B外へ吹き飛ばされないためである。しかし、レール部54Bに別途、溝を形成すると、溝を形成する作業が必要になるデメリットだけでなく、溝通路54B1上を移動する弁部材4がその溝に引っかかってしまい、溝通路54B1が詰まる可能性が高まるというデメリットがある。また、実施形態に係る弁部材選別装置100が、選別装置51の代わりに、ロボットアームで不良品の弁部材4をつまみ出す構成も考えられる。しかし、この構成では、弁部材選別装置100の製造コストが嵩むというデメリットがある。実施形態に係る、弁部材4を選別する方法及び実施形態に係る弁部材選別装置100は、検査工程において不良品であると判定された弁部材4を、搬送装置54上から吸込管51A内へ吸い込む構成を採用しているので、これらのデメリットを克服することができる。
1 :積層剥離容器
3 :容器本体
4 :弁部材
5 :筒体
5A :前面部
5A1 :通気孔部
5B :背面部
5B1 :挿入部
5B2 :開口部
5B2 :開口
5B3 :抜止部
6 :移動体
7 :胴部
9 :口部
12 :外殻
14 :内袋
15 :外気導入孔
21 :中間空間
30 :フレーム
31 :柱状部
40 :ドア部
41 :モニター
42 :制御盤
50 :撮像装置
50A :カメラ
50A1 :カメラ固定部
50B :照明器具
50B1 :開口部
50B2 :照明固定部
51 :選別装置
51A :吸込管
51B :先端部
51C :管固定部
52 :投入容器
53 :パーツフィーダー
54 :搬送装置
54A :振動部
54B :レール部
54B1 :溝通路
55 :進入検出部
56 :スライダー
57 :良品回収箱
58 :ベース板
100 :弁部材選別装置
L :選別ユニット
Rg :撮像領域
S :外部空間

Claims (5)

  1. 撮像装置と搬送装置と選別装置とを用いて、弁部材を選別する方法であって、
    検査工程と、選別工程とを備え、
    前記弁部材は、筒体と、移動体とを有し、
    前記移動体は、前記筒体に収容されており、
    前記筒体は、挿入部を有し、
    前記挿入部には、前記移動体の挿入口となる開口部と、前記開口部の径を前記移動体の径よりも小さくし、前記筒体内に収容されている前記移動体が前記挿入部から抜けることを防止する抜止部とが形成され、
    前記筒体は、透明又は半透明の樹脂で構成され、
    前記移動体は、前記筒体を構成する樹脂よりも、透明性が低い樹脂で構成され、
    前記撮像装置はカメラと環状に構成された照明器具とを有し、前記カメラは撮像領域内の前記弁部材を撮像するように構成され、前記照明器具はストロボを備え、前記照明器具の光源の光軸と水平方向とがなす角度が小さくなるように前記撮像領域内の前記弁部材を照射するように構成され、
    前記搬送装置は、振動部とレール部とを有し、前記弁部材が前記撮像領域を通過するように配置され、
    前記レール部は、溝通路を有し、前記弁部材の搬送方向の上流側から下流側にかけて下側に傾斜しており、
    前記振動部は、前記レール部を振動させて、前記溝通路上の前記弁部材を前進させ、
    前記選別装置は吸込管を有し、前記吸込管は前記搬送装置上の前記弁部材を吸い込むように構成され、
    前記検査工程では、前記撮像領域内の前記挿入部及び前記移動体を前記カメラで撮像し、当該撮像した画像に基づいて前記抜止部の一部が欠けているか否か、及び、前記移動体の形状が球形であるか否かの少なくとも1つを判定することによって、前記弁部材が不良品であるか否かを判定し、
    前記選別工程では、前記検査工程において不良品であると判定された前記弁部材を、前記搬送装置上から前記吸込管内へ吸い込む、方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    前記カメラは、前記搬送装置の直上に配置されている、方法。
  3. 請求項2に記載の方法であって、
    姿勢整え工程を更に備え、
    前記姿勢整え工程では、前記挿入部が上を向くように前記弁部材の姿勢を整える、方法。
  4. 請求項1~請求項3の何れか1つに記載の方法であって、
    前記溝通路は、前記弁部材が1列に並ぶように構成されている、方法。
  5. 弁部材を選別する弁部材選別装置であって、
    撮像装置と、搬送装置と、選別装置とを備え、
    前記弁部材は、筒体と、移動体とを有し、
    前記移動体は、前記筒体に収容されており、
    前記筒体は、挿入部を有し、
    前記挿入部には、前記移動体の挿入口となる開口部と、前記開口部の径を前記移動体の径よりも小さくし、前記筒体内に収容されている前記移動体が前記挿入部から抜けることを防止する抜止部とが形成され、
    前記筒体は、透明又は半透明の樹脂で構成され、
    前記移動体は、前記筒体を構成する樹脂よりも、透明性が低い樹脂で構成され、
    前記撮像装置はカメラと環状に構成された照明器具とを有し、前記カメラは撮像領域内の前記弁部材を撮像するように構成され、前記照明器具はストロボを備え、前記照明器具の光源の光軸と水平方向とがなす角度が小さくなるように前記撮像領域内の前記弁部材を照射するように構成され、
    前記搬送装置は、振動部とレール部とを有し、前記弁部材が前記撮像領域を通過するように配置され、
    前記レール部は、溝通路を有し、前記弁部材の搬送方向の上流側から下流側にかけて下側に傾斜しており、
    前記振動部は、前記レール部を振動させて、前記溝通路上の前記弁部材を前進させ、
    前記選別装置は吸込管を有し、
    前記選別装置は、前記撮像装置によって撮像された前記挿入部及び前記移動体の画像に基づいて前記抜止部の一部が欠けているか否か、及び、前記移動体の形状が球形であるか否かの少なくとも1つを判定することによって、前記弁部材が不良品であるとされた場合において、前記搬送装置上の前記弁部材を前記吸込管内に吸い込むように構成されている、弁部材選別装置。
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