JP7208039B2 - ダクト - Google Patents

ダクト Download PDF

Info

Publication number
JP7208039B2
JP7208039B2 JP2019014635A JP2019014635A JP7208039B2 JP 7208039 B2 JP7208039 B2 JP 7208039B2 JP 2019014635 A JP2019014635 A JP 2019014635A JP 2019014635 A JP2019014635 A JP 2019014635A JP 7208039 B2 JP7208039 B2 JP 7208039B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radio wave
wave blocking
cylindrical portion
duct
inclined surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019014635A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020122616A (ja
Inventor
佑樹 矢野
信幸 神原
直也 笠原
祐介 二改
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2019014635A priority Critical patent/JP7208039B2/ja
Publication of JP2020122616A publication Critical patent/JP2020122616A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7208039B2 publication Critical patent/JP7208039B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Duct Arrangements (AREA)

Description

この発明は、ダクトに関する。
原子力プラント、火力プラント、航空機、自動車等のように室内に各種の電気機器を設けた建築物や移動体には、室内を外部と連通するダクトが設けられている。
特許文献1,2には、ダクトの内面にノイズとなる電波(放射ノイズ)を吸収する電波吸収部材を設けた構成が開示されている。この構成では、外部からダクトに侵入した放射ノイズを電波吸収部材に吸収させることで、放射ノイズが室内に侵入することを抑制する。
特開2010-14358号公報 特開2003-300500号公報
放射ノイズは、建築物や移動体の室内に設置された各種の機器に影響を与えてしまうことがある。このため、室内に対する放射ノイズの侵入をさらに抑制することが求められている。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、室内に対する放射ノイズの侵入を効果的に低減できるダクトを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るダクトは、建築物又は移動体の室内から延びて形成され、外部と前記室内とを連通させる筒部を有するダクトであって、前記筒部の内面が、前記筒部の軸方向において前記外部から前記室内に向かうにしたがって、前記筒部の軸線に近づくように傾斜して延び、少なくとも電波を反射する電波阻害傾斜面と、前記電波阻害傾斜面の前記室内側の一端に接続されて、前記軸線に直交する方向に延びる垂直面と、を有し、 前記電波阻害傾斜面及び前記垂直面は、前記軸線に直交する方向において互いに対向する位置に一対配され、一対の前記電波阻害傾斜面及び前記垂直面は、前記筒部の軸方向において互いに一致する位置に配されている。
この構成では、筒部の内側において外部から室内に向かう電波(放射ノイズ)が、一対の電波阻害傾斜面のうち一方の電波阻害傾斜面において反射すると、当該電波は他方の電波阻害傾斜面に向かいやすくなる。これにより、当該電波は、他方の電波阻害傾斜面においてさらに反射し、ダクトの外部側に向かいやすくなる。すなわち、電波がダクトにおいて室内に向かうことを抑制できる。また、電波が一対の電波阻害傾斜面において複数回反射することで、電波を好適に減衰させることができる。以上により、電波がダクトを通して室内に侵入することを効果的に低減できる。
上記のダクトでは、前記筒部が、前記軸線に平行する内周面を有する筒部本体と、前記筒部本体の内周面に固定され、前記電波阻害傾斜面及び前記垂直面を構成する電波阻害部と、を備えてもよい。
この構成では、電波阻害傾斜面を有していないダクト(筒部本体)に対して、簡単に電波阻害傾斜面を設けることができる。
また、上記のダクトでは、前記電波阻害部が、電波を吸収する電波吸収体によって構成されてもよい。
また、上記のダクトでは、前記筒部が、筒部本体と、前記筒部本体の内周面に固定され、前記電波阻害傾斜面及び前記垂直面を構成する電波阻害部と、を備え、前記電波阻害部が、電波を吸収する電波吸収体によって構成されてもよい。
これらの構成では、電波を電波阻害部において反射するだけでなく、吸収することもできる。すなわち、外部からダクトに侵入した電波を電波阻害部においてより効果的に減衰できる。したがって、電波がダクトを通って室内に侵入することをより効果的に低減できる。
また、上記のダクトでは、一対の前記電波阻害傾斜面及び前記垂直面が、前記軸方向に複数配列されてもよい。
この構成では、筒部の内側において外部から室内に向かう電波が、外部側に位置する一対の電波阻害傾斜面において反射しなくても、室内側に位置する別の電波阻害傾斜面において反射させることができる。これにより、電波が室内に侵入することをより一層低減できる。
本発明のダクトによれば、室内に対する放射ノイズの侵入を効果的に低減できる。
建築物及びこれに接続されたダクトの一例を示す図である。 本発明の第一実施形態に係るダクトの第一例を示す断面図である。 本発明の第一実施形態に係るダクトの第二例を示す断面図である。 本発明の第一実施形態に係るダクトの変形例を示す断面図である。 本発明の第二実施形態に係るダクトを示す断面図である。
〔第一実施形態〕
以下、図1~3を参照して本発明の第一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るダクト1は、筒部3を有する。筒部3は、建築物2の室内2Aから延びて形成され、建築物2の外部と室内2Aとを連通させる。建築物2の室内2Aには、電波(放射ノイズ)の影響を受ける可能性がある各種の機器(不図示)が配置されている。建築物2の壁部は、建築物2の外側に伝播する電波を遮蔽する。建築物2は、原子力プラントや火力プラントなど各種のプラントの建屋であってもよいし、居住用の家屋、工場、倉庫等であってもよい。
図2,3に示すように、筒部3の内面は、電波阻害傾斜面11を有する。電波阻害傾斜面11は、少なくとも電波を反射する面である。電波阻害傾斜面11は、筒部3の軸方向において外部から室内2Aに向かうにしたがって筒部3の軸線L1に近づくように傾斜して延びる。電波阻害傾斜面11は、筒部3内における空気の流れを過度に阻害しないように、筒部3の軸線L1に対して間隔をあけて位置している。図2,3に示す断面において、電波阻害傾斜面11は直線状に延びている。すなわち、筒部3の軸線L1に対する電波阻害傾斜面11の傾斜角度θ1は、筒部3の軸方向において一定である。
電波阻害傾斜面11の傾斜角度θ1は、少なくとも0度よりも大きく、かつ、90度よりも小さければよい。電波阻害傾斜面11の傾斜角度θ1は、例えば10度以上であることがより望ましい。また、電波阻害傾斜面11の傾斜角度θ1は、例えば45度以下であることがより望ましい。
本実施形態において、筒部3の内面は、垂直面12をさらに有する。垂直面12は、筒部3の軸方向において室内2A側に位置する電波阻害傾斜面11の一端に対して軸線L1から離れるように軸線L1に直交する方向に延びる。
本実施形態において、筒部3の軸線L1は、直線状に延びている。すなわち、筒部3は直線状に延びている。なお、筒部3の軸線L1は、例えば湾曲してもよい。すなわち、筒部3は、例えばU字状やS字状に湾曲してもよい。
電波阻害傾斜面11は、筒部3の軸線L1に直交する方向において互いに対向する位置に一対配される。一対の電波阻害傾斜面11は、筒部3の軸方向において互いに一致する位置に配される。具体的に、筒部3の軸方向における電波阻害傾斜面11の長さは、一対の電波阻害傾斜面11の間で互いに等しい。さらに、筒部3の軸方向における一対の電波阻害傾斜面11の両端の位置が、互いに一致している。本実施形態では、一対の電波阻害傾斜面11の傾斜角度θ1が互いに一致している。
なお、電波阻害傾斜面11は、例えば筒部3の周方向全体に形成されてもよい。
一対の電波阻害傾斜面11は、例えば1つであってよい。本実施形態において、一対の電波阻害傾斜面11は、筒部3の軸方向に複数配列されている。複数の一対の電波阻害傾斜面11は、例えば図2に示すように、筒部3の軸方向に間隔をあけて配列されてよい。また、複数の一対の電波阻害傾斜面11は、例えば図3に示すように、筒部3の軸方向に間隔をあけずに配列されてもよい。図2,3における一対の電波阻害傾斜面11の数は、3つとなっているが、これに限ることはない。
電波阻害傾斜面11の傾斜角度θ1や、電波阻害傾斜面11と筒部3の軸線L1との間隔は、筒部3の軸方向に並ぶ複数の電波阻害傾斜面11の間で互いに異なっていてもよいが、本実施形態では互いに等しい。
図2,3に示すように、本実施形態の筒部3は、筒状に形成された筒部本体21と、電波阻害傾斜面11を構成する電波阻害部22と、を備える。電波阻害部22は、筒部本体21の内周面23に固定される。
本実施形態において、筒部3の内面をなす筒部本体21の内周面23は、筒部3の軸線L1に平行する。本実施形態の電波阻害部22は、筒部3の内面をなす電波阻害傾斜面11及び垂直面12を含む。電波阻害部22は、図2,3に示す断面において、斜辺が電波阻害傾斜面11となる直角三角形に形成されている。
本実施形態の電波阻害部22は、電波を吸収する電波吸収体によって構成されている。電波吸収体は、金属材料や酸化金属材料(例えばフェライト)、導電性高分子材料などのように電波を吸収可能な材料からなる。
本実施形態において、一対の電波阻害傾斜面11をなす一対の電波阻害部22は、一体に形成されている。一対の電波阻害傾斜面11をなす一対の電波阻害部22は、接続部(不図示)によって互いに接続されたり、電波阻害部22が筒部本体21の周方向全体にわたって形成されたりすることで、一体に形成される。なお、一対の電波阻害部22は、例えば別個に形成されてもよい。
本実施形態のダクト1によれば、筒部3の軸線L1に直交する方向において互いに対向する一対の電波阻害傾斜面11が、筒部3の軸方向において互いに一致する位置に配されている。これにより、電波(放射ノイズ)がダクト1を通して室内2Aに侵入することを効果的に低減できる。以下、この点について説明する。
例えば図2に示すように、本実施形態のダクト1において、筒部3の内側において外部から室内2Aに向かう電波Pが、一対の電波阻害傾斜面11のうち一方の電波阻害傾斜面11において反射すると、当該電波Pは、他方の電波阻害傾斜面11に向かいやすくなる。図2における矢印P1は、一方の電波阻害傾斜面11において反射した電波Pの方向を示している。これにより、当該電波Pは、他方の電波阻害傾斜面11においてさらに反射し、ダクト1の外部側(図2において左側)に向かいやすくなる。すなわち、電波Pがダクト1において室内2Aに向かうことを抑制できる。また、電波Pが一対の電波阻害傾斜面11において複数回反射することで、電波Pを好適に減衰させることができる。以上により、電波Pがダクト1を通して室内2Aに侵入することを効果的に低減できる。
これにより、建築物2の室内2Aに配された各種の機器を電波(放射ノイズ)から保護することができる。
また、本実施形態のダクト1によれば、電波阻害傾斜面11を構成する電波阻害部22が、筒部本体21のうち筒部3の軸線L1に対して平行に延びる内周面23に固定される。このため、電波阻害傾斜面11を有していないダクト1(筒部本体21)に対して、電波阻害傾斜面11を簡単に形成することができる。
また、本実施形態のダクト1によれば、電波阻害部22が電波吸収体によって構成されている。このため、電波を電波阻害部22において反射するだけでなく、吸収することもできる。すなわち、外部からダクト1に侵入した電波を電波阻害部22においてより効果的に減衰できる。したがって、電波がダクト1を通って室内2Aに侵入することをより効果的に低減できる。
また、本実施形態のダクト1によれば、一対の電波阻害傾斜面11をそれぞれ構成する一対の電波阻害部22が、一体に形成されている。このため、一対の電波阻害部22を筒部本体21の内周面23に設ける際に、一対の電波阻害傾斜面11が筒部3の軸方向に互いにずれて位置することを確実に防止できる。すなわち、一対の電波阻害部22を筒部本体21の内周面23に設ける際に、一対の電波阻害傾斜面11の相対的な位置決めを簡単に行うことができる。
また、本実施形態のダクト1によれば、一対の電波阻害傾斜面11が、筒部3の軸方向に複数配列されている。このため、ダクト1において外部から室内2Aに向かう電波が、外部側に位置する一対の電波阻害傾斜面11において反射しなくても、室内2A側に位置する別の電波阻害傾斜面11において反射させることができる。これにより、電波が室内2Aに侵入することをより一層低減できる。
また、本実施形態のダクト1によれば、筒部3の軸方向において外部から室内2Aに向かうにしたがって筒部3の軸線L1に近づくように傾斜して延びる電波阻害傾斜面11が、筒部3の軸線L1に対して間隔をあけて位置している。また、電波阻害傾斜面11の傾斜角度θ1が90度よりも小さい。このため、筒部3内における空気の流れに乱れが発生することを抑制し、筒部3内における空気流れの圧力損失を小さく抑えることができる。特に、筒部3内において外部側から室内2A側に向けて流れる空気流れの圧力損失を小さく抑えることができる。なお、電波阻害傾斜面11の傾斜角度θ1が45度以下である場合には、筒部3内における空気流れに乱れ発生することをより一層抑制し、空気流れの圧力損失をさらに小さく抑えることができる。
第一実施形態のダクトにおいて、筒部3の内面は、垂直面12の代わりに、例えば図4に示す傾斜面12Bを有してもよい。傾斜面12Bは、筒部3の軸方向において室内2A側に位置する電波阻害傾斜面11の一端に対し、筒部3の軸方向において外部から室内2Aに向かうにしたがって筒部3の軸線L1から離れるように傾斜して延びる。すなわち、傾斜面12Bは、電波阻害傾斜面11と逆向きに傾斜する。軸線L1に対する傾斜面12Bの傾斜角度θ2は、例えば電波阻害傾斜面11の傾斜角度θ1と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、図4に例示するダクト1Bにおいて、傾斜面12Bは、電波阻害傾斜面11と同様に、筒部3の軸線L1に直交する方向において互いに対向する位置に一対配される。一対の傾斜面12Bは、一対の電波阻害傾斜面11の場合と同様に、筒部3の軸方向において互いに一致する位置に配される。
また、図4に例示するダクト1Bにおいては、筒部3の軸方向に電波阻害傾斜面11と傾斜面12Bとが交互に配列されている。軸方向において外部側に位置する傾斜面12Bと室内2A側に位置する電波阻害傾斜面11とは、図示例のように互いに間隔をあけずに配されてもよいし、例えば互いに間隔をあけて配されてもよい。
図4に例示するダクト1Bにおいては、筒部本体21の内周面23に固定される電波阻害部22Bが、電波阻害傾斜面11及び傾斜面12Bを含む。このため、図4に例示する電波阻害部22Bは、断面において電波阻害傾斜面11及び傾斜面12Bをなす2つの斜辺を有する三角形(図示例では二等辺三角形)に形成されている。
図4に例示したダクト1Bでは、筒部3の内面をなす電波阻害傾斜面11と傾斜面12Bとが筒部3の軸方向に連ねて形成されている。これにより、筒部3内における空気の流れに乱れが発生することを抑制し、筒部3内における空気流れの圧力損失を小さく抑えることができる。
〔第二実施形態〕
次に、図5を参照して本発明の第二実施形態について説明する。第二実施形態においては、第一実施形態と同様の構成要素について同一符号を付す等して、その説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態のダクト1Cは、第一実施形態と同様に、建築物2の室内2A(図1参照)から延びる筒部3Cを有する。
筒部3Cの内面には、第一実施形態のダクト1と同様に、一対の電波阻害傾斜面11が形成されている。また、一対の電波阻害傾斜面11は、筒部3Cの軸方向に複数(図示例では2つ)配列されている。さらに、筒部3Cの内面には、図4に例示したダクト1Bと同様に、一対の傾斜面12Bが形成されている。
本実施形態のダクト1Cは、第一実施形態と同様に、筒部本体21Cと、筒部本体21Cの内周面23Cに固定されて電波阻害傾斜面11を構成する電波阻害部22Cと、を備える。また、電波阻害部22Cは、第一実施形態と同様の電波吸収体によって構成されている。
ただし、本実施形態のダクト1Cにおいて、筒部本体21Cの内周面23Cには、電波阻害傾斜面11に対応する第一斜面24Cが形成されている。すなわち、第一斜面24Cは、筒部3Cの軸方向において外部から室内2Aに向かうにしたがって筒部3Cの軸線L1に近づくように傾斜して延びる。また、筒部本体21Cの内周面23Cには、傾斜面12Bに対応する第二斜面25Cが形成されている。すなわち、第二斜面25Cは、筒部3Cの軸方向において外部から室内2Aに向かうにしたがって筒部3Cの軸線L1から離れるように傾斜して延びる。
これら第一斜面24Cや第二斜面25Cは、図示例のように筒部本体21Cの内周を削ることで形成することができる。なお、第一斜面24Cや第二斜面25Cは、例えばダクト1Cを構成する壁部にプレス加工を施すことで形成されてもよい。
本実施形態の電波阻害部22Cは、シート状に形成され、上記した筒部本体21Cの第一斜面24Cや第二斜面25Cに重ねて固定される。これにより、電波阻害部22Cの電波阻害傾斜面11は筒部本体21Cの第一斜面24Cに平行する。また、電波阻害部22Cの傾斜面12Bは、筒部本体21Cの第二斜面25Cに平行する。
第二実施形態のダクト1Cによれば、第一実施形態と同様の効果を奏する。
第二実施形態のダクト1Cにおいて、電波阻害傾斜面11や傾斜面12Bは、例えば筒部本体21Cの第一斜面24Cや第二斜面25Cによって構成されてもよい。すなわち、第二実施形態のダクト1Cは、例えば電波阻害部22Cを備えなくてもよい。
第二実施形態のダクト1Cにおける筒部3Cの内面の態様は、第一実施形態における態様(例えば図2,3に例示した態様)と同様であってよい。例えば、筒部本体21Cの内周面23Cには、図2,3に示した垂直面12に対応する面が形成されてもよい。
<その他の実施形態>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明のダクトは、例えば、筒部のうち外部側の開口に設けられるハニカムシールドをさらに備えてもよい。ハニカムシールドは、電波を反射可能な板材に多数の貫通孔を形成して構成される。本発明のダクトがハニカムシールドを備える場合には、電波が筒部内に入り込むことを抑制できるため、電波がダクトを通して室内に侵入することをより効果的に低減できる。
本発明のダクトにおいて、電波阻害傾斜面を有する筒部は、例えば航空機や自動車等の移動体の室内から延びて形成されてもよい。
1,1B,1C ダクト
2 建築物
2A 室内
3,3C 筒部
11 電波阻害傾斜面
21,21C 筒部本体
22,22B,22C 電波阻害部
23,23C 内周面
L1 軸線
θ1 電波阻害傾斜面11の傾斜角度

Claims (5)

  1. 建築物又は移動体の室内から延びて形成され、外部と前記室内とを連通させる筒部を有するダクトであって、
    前記筒部の内面が、
    前記筒部の軸方向において前記外部から前記室内に向かうにしたがって、前記筒部の軸線に近づくように傾斜して延び、少なくとも電波を反射する電波阻害傾斜面と、
    前記電波阻害傾斜面の前記室内側の一端に接続されて、前記軸線に直交する方向に延びる垂直面と、
    を有し、
    前記電波阻害傾斜面及び前記垂直面は、前記軸線に直交する方向において互いに対向する位置に一対配され、
    一対の前記電波阻害傾斜面及び前記垂直面は、前記筒部の軸方向において互いに一致する位置に配されているダクト。
  2. 前記筒部が、
    前記軸線に平行する内周面を有する筒部本体と、
    前記筒部本体の内周面に固定され、前記電波阻害傾斜面及び前記垂直面を構成する電波阻害部と、
    を備える請求項1に記載のダクト。
  3. 前記電波阻害部が、電波を吸収する電波吸収体によって構成されている請求項2に記載のダクト。
  4. 前記筒部が、
    筒部本体と、
    前記筒部本体の内周面に固定され、前記電波阻害傾斜面及び前記垂直面を構成する電波阻害部と、
    を備え、
    前記電波阻害部が、電波を吸収する電波吸収体によって構成されている請求項1に記載のダクト。
  5. 一対の前記電波阻害傾斜面及び前記垂直面が、前記軸方向に複数配列されている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のダクト。
JP2019014635A 2019-01-30 2019-01-30 ダクト Active JP7208039B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019014635A JP7208039B2 (ja) 2019-01-30 2019-01-30 ダクト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019014635A JP7208039B2 (ja) 2019-01-30 2019-01-30 ダクト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020122616A JP2020122616A (ja) 2020-08-13
JP7208039B2 true JP7208039B2 (ja) 2023-01-18

Family

ID=71993526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019014635A Active JP7208039B2 (ja) 2019-01-30 2019-01-30 ダクト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7208039B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021081129A (ja) 2019-11-19 2021-05-27 三菱重工業株式会社 ダクト
CN111965950B (zh) * 2020-08-25 2024-01-19 中国科学院微电子研究所 动态气体隔离装置
JP7510332B2 (ja) 2020-10-23 2024-07-03 株式会社Subaru 電波吸収体及び航空機のインテークダクト

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010014358A (ja) 2008-07-04 2010-01-21 Takenaka Komuten Co Ltd 電波吸収ダクト、及び構造物

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07257492A (ja) * 1994-03-22 1995-10-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 航空機のインテークダクト
JP2788862B2 (ja) * 1994-12-27 1998-08-20 日本電気株式会社 電磁波遮蔽通気孔

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010014358A (ja) 2008-07-04 2010-01-21 Takenaka Komuten Co Ltd 電波吸収ダクト、及び構造物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020122616A (ja) 2020-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7208039B2 (ja) ダクト
JP6936904B2 (ja) 遮音ルーバー
EP3203134B1 (en) An arrangement for adjoining a support structure to a pipe
KR20180003623A (ko) 연결구
JP2017007579A (ja) 建設機械の吸気構造
CN111164672A (zh) 隔音结构体
JP5230855B1 (ja) 気流を許容する防音板及び防音デバイス
JP5074099B2 (ja) サイレンサ
KR101569322B1 (ko) 소음저감형 덕트
US11313580B2 (en) Duct
CN217061423U (zh) 超薄超稀疏的全向性通风隔声屏障
JP6017843B2 (ja) 消音器
JP2010014358A (ja) 電波吸収ダクト、及び構造物
CN115050347A (zh) 消音器
CN116665626A (zh) 移动体的吸音装置
JP2005031599A (ja) 反射板式消音装置
JP2008215019A (ja) 立坑構造
KR101613504B1 (ko) 배관용 반사형 금속단열재
JP3198454U (ja) 吸音体
JP2012237990A (ja) 消音システム
JP2022036214A (ja) ダブルスキン構造
JP7383991B2 (ja) 防音装置
JP5091402B2 (ja) 断熱装置
KR102379679B1 (ko) 소음저감용 유동가이드 및 소음저감기
RU2411370C2 (ru) Аэродинамический глушитель

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220922

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221223

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7208039

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150