JP7207414B2 - 制御弁 - Google Patents

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Description

本発明は、マスフロー制御のためのシステム及び方法に関し、特に、限定はされないが、本発明は、マスフローコントローラの弁に関する。
マスフローコントローラは、流体(例えば、ガス)の質量流量を所定の値に調整するために利用可能である。例えば、いくつかのマスフローコントローラは、極めて小さいが正確な質量流量にて処理ガスが処理適応(例えば、プラズマ処理)へ供給される環境で利用される。
別のマスフローコントローラは、大きい流量、例えば、100標準リットル毎分(standard liters per minute:SLM)よりも大きい流量で、ガスの流れを調整するために利用されるが、現存するマスフローコントローラは、比較的高い流入圧力を必要とし、大きな弁開度またはスパンを必要とする。大きい流量及び低い流入圧力にて作動する(例えば、ガスを所望の場所へ輸送する)マスフローコントローラの必要性が現時点で存在する。現存するマスフローコントローラは、この要求を満足させることが不可能であるかまたは不十分である。
一態様によれば、制御弁は、流入口及び流出口を有する弁キャビティを備えている。ポペットが弁キャビティ内に配置され、ポペットは複数の鉛直流路を有する。ポペットの底面が流入口に対向している。オリフィスが弁キャビティ内でポペットと流出口との間に配置されている。ポペットの上面とオリフィスの底面との間隙を開閉するために、押し棒がポペットをオリフィスに対して動かせるべく、オリフィスを通って押し棒が延びてポペットに接触できるための押し棒孔を、オリフィスは有する。オリフィスは、また、底面から上面まで延在する複数の鉛直流路を有する。オリフィスの鉛直流路は、ポペットの鉛直流路と軸がずれており、ポペットの上面とオリフィスの底面との間隙が閉じられた際に、ガスがオリフィスを通って流れることを抑止するようにしてある。
別の態様は、流入口及び流出口を有する弁キャビティを備える制御弁として特徴付けられる。弁キャビティ内に配置されたポペットは、複数の鉛直流路を有しており、ポペットの底面が流入口に対向している。弁キャビティ内でポペットと流出口との間に配置されているオリフィスは、内部でガスを鉛直及び水平に動かす手段と、オリフィスの上面に沿ってガスを動かす手段と、ポペットをオリフィスに対して移動させ、ポペットの上面とオリフィスの底面との間隙を開閉して、制御弁を通るガスの流れを制御する手段とを有する。
マスフローコントローラの正視断面図である。 図1Aのマスフローコントローラの等角断面図である。 図1A及び図1Bのマスフローコントローラの弁部分を示す拡大等角図である。 オリフィスの第1の実施形態の等角断面図である。 図2Aに示されるオリフィスの上面図である。 図2A及び図2Bに示されるオリフィスの側面図である。 図2A、図2B及び図2Cに示されるオリフィスの下面図である。 図2Cの切断F-Fに沿った図2A~図2Dに示されるオリフィスの断面図である。 ポペットの第1の実施形態の等角図である。 図3Aのポペットの等角断面図である。 図3A及び図3Bに示されるポペットの上面図である。 図3A、図3B及び図3Cに示されるポペットの側面図である。 図3A、図3B、図3C及び図3Dに示されるポペットの下面図である。 図2A~図2Dのオリフィス及び図3A~図3Eのポペットを有する弁の断面図である。 オリフィスの第2の実施形態及びポペットの第2の実施形態を有する弁の等角断面図である。 図5に示されるオリフィスの第2の実施形態の等角断面図である。 図5及び図6Aに示されるオリフィスの上面図である。 図5、図6A及び図6Bに示されるオリフィスの側面図である。 図5及び図6A-図6Cに示されるオリフィスの下面図である。 図6Cに示されるオリフィスの切断B-Bに沿った図6A~図6Dに示されるオリフィスの断面図である。 図5に示されるポペットの第2の実施形態の等角図である。 図5及び図7Aのポペットの等角断面図である。 図5、図7A及び図7Bに示されるポペットの上面図である。 図5及び図7A~図7Cに示されるポペットの側面図である。 図5及び図7A~図7Dに示されるポペットの下面図である。 図6A~図6Dに示されるオリフィス及び図7A~図7Eに示されるポペットを有する図5に示される弁の断面図である。 図5に示されるベースの等角断面図である。 図5に示されるベースの上面図である。
本発明の態様は、比較的低い流入圧力及び/または差圧で大きい流量を必要とするマスフローコントローラに使用される独特な弁設計を含んでいる。例えば、ここに開示される設計は、従来の実装よりも十分に低い流入圧力及び弁スパンを伴って100SLMよりも大きく500SLMまでもの流量を可能にする。他の態様は、10重量ポンド毎平方インチ(pound-force per square inch:psi)(69kPa)より低い差圧とともに大きい流量が必要であるような超低圧差圧の適応に使用可能である。
ここに開示される弁の別の態様は、小さな設置面積を維持しながらも、従来の設計よりも十分に小さい弁スパンを可能として、流れのための開領域の増加を提供する。例えば、流入路及び流出路の交互のパタ-ンが、弁表面を横切る圧低下を減少させていくつかの実装では弁の流量係数(Cv)を1に非常に近くまで増加させるために使用される。
更に別の態様は、1.5インチ(3.8センチメートル)の設置面積に実装可能である大流量弁である。ここに開示されるいくつかの実装例は、1組の交互の流入/流出流路を用いて、1.5インチ(3.8センチメートル)の設置面積内での窒素の200SLMの流量を実現する。この設計では、15psi(103kPa)の差圧まで窒素の完全な流れが可能である。より大きい流量またはより低い差圧を実現するためには、チャネル及び流路の数を増加する。
多くの実装の態様では、低圧でのガスの大きい流量レベルを提供するために、従来の設計に比べてより低い流入圧力が可能である。供給源から天然ガスを受け取る場合にあっては、例えば、典型的には圧力が非常に低い(例えば、5psi(35kPa)または2.5psi(17kPa)程度に低い)にもかかわらず、100SLM、200SLMまたはそれ以上の流量が望まれている。
図1A、図1B、及び図1Cを参照すればそれぞれ、典型的なマスフローコントローラ(MFC)100が、正視断面図、等角断面図、及び弁部分の拡大等角図にて示されている。動作にあって、マスフローコントローラ100の流入口102にガスが入り、そのガス流の少しの部分はセンサ104を通り、そのガス流の大部分はマスフローコントローラ100のバイパス部106を通る。センサ104を通ったガスは、多コイル巻ばね110がポペット112の下方に位置決めされている弁部分の上流域108で、バイパス部106を通ったガスと再合する。このポペット112はオリフィス114の下方に、移動可能に位置決めされている。弁が開いた際には、ガスはポペット112、オリフィス114、長尺の出口チャネル190を通って、流出口103から出ていく。
ここでは、ポペット/オリフィスの組み合わせとして2つの異なる実施形態が開示される。図2~図4を参照して示されている第1の実施形態にあっては、オリフィス114及びポペット112は夫々、1つのチャネル環を有している。ポペット112及びオリフィス114の夫々におけるその1つのチャネル環は、対応するポペット112及びオリフィス114の中心から等距離にある円状パターンに配列された複数のチャネルから構成されている。図5~図8を参照して示されている第2の実施形態にあっては、ポペット512及びオリフィス514は夫々、複数のチャネル環を有している。ポペット512及びオリフィス514の夫々における各チャネル環は、対応するポペット512及びオリフィス514の中心から等距離にある円状パターンに配列された複数のチャネルから構成されている。なお、図1A~図1Cに示されているMFC100は、1つのチャネル環を有するポペット112及びオリフィス114を備えている。但し、複数のチャネル環を有するポペット512及びオリフィス514も、1つのチャネル環を有するポペット112及びオリフィス114と同様に、MFC100に適合してその内部で動作可能である。
また、MFC100のためのベースとして2つの異なる実施形態が開示される。第1の出口チャネルの実施形態(図1C、図9A及び9Bに図示)にあっては、MFC100のベースは、MFC100の低圧、大流量の観点を更に増長させるために利用される拡張された出口チャネル190を有する。第2の出口チャネルの実施形態(図4及び図5に図示)にあっては、MFC100のベースは拡張されていない出口チャネル495を有する。
図示するように、アクチュエータ(ピエゾアクチュエータとして図示)116は、動きブースター118を介して押し棒120に結合されており、押し棒120はポペット112の中心のくぼみ部に係合している。ガスが弁を通って流れるように、アクチュエータ116のピエゾ部が鉛直軸121に沿って下方に拡張し、鉛直軸121に沿ったアクチュエータ116の変位が、ポペット112を下方に押すために押し棒120上の増加した変位量を加える動きブースター118によって増加し、その結果、ばね110が圧縮される。例えば、動きブースター118は、アクチュエータ116の100マイクロメートルの変位を押し棒120及びポペット112における400マイクロメートルの変位に変えることが可能である。下方に押された際に、ポペット112は、(多くの実施形態ではMFC100の本体に関連する位置に固定されている)オリフィス114から離れ、ポペット112とオリフィス114との隙間が開いて、ポペット112内の流路及びポペット112の縁周りに形成された流路を通ってガスが流れ得るようになる。
(図1A、図1B、及び図1Cに示すように)弁が閉じられる際には、ポペット112の上面がオリフィス114の底面に接合し、ガスが弁を通って流れないようにするシールが形成される。より詳細には、ポペット112及びオリフィス114の夫々は複数の流路を有しているが、それらの流路は軸がずれているため、ポペット112及びオリフィス114が接合する際にポペット112とオリフィス114との間の流路が閉じられる。ここで詳細に述べるように、いくつかの実施形態では、ポペット112の上面とオリフィス114の底面とが平面状であるため(例えば、いくつかの実施形態では、ポペット112の上面とオリフィス114の底面とは何れも溝を有していないため)、従来のいくつかの設計に比べて作製が容易である。
図示するように、ばね110はポペット112とほぼ同じ直径をなすコイルばねとすることができるので、ポペット112の外側部を支持して、ポペット112が傾くことを防止できる。また、ばね110は比較的硬いため、振動を低減できる。低い流入圧力(例えば、2.5psi(17kPa))において、高い流入圧力が存在する場合よりも振動の発生をあまり心配しなくてもよいことを、出願人は知見した。
図1Cに示すように、オリフィス114自体は、MFC100の上側本体部122の支持体として機能する。より詳細には、オリフィス114は、MFC100の上側本体部122と下側本体部124との間に配置されており、図2A-図2C及び図6A-図6Cを参照して述べるように、接触しないでオリフィス114の表面上方に延びて、ガスがオリフィス114の上方を流れるための表面流路を形成する構造部材としての複数の支持リッジ230、630を、オリフィス114は有している。よって、MFC100を横切る差圧を低減させながら、流量を増すための追加の体積を提供する。
ここに開示されるポペット112、512、712は、また、構造的な目的に役立つだけでなく、ガスの流れを可能にするように互いに接触しないように構成された複数の構造体を有する。より詳細には、図3A-図3E及び図7A-図7Eを参照して述べるように、ポペット112の2つの実施形態夫々は、ポペット112、512、712が鉛直方向上下に移動するMFC100の弁側壁間にポペット112、512、712を位置決めすることを助ける側方リッジ360、760を有する。
図2A、図2B、図2C、図2D、及び図2Eを参照すればそれぞれ、1つのチャネル環を有するオリフィス214が等角断面図、上面図、側面図、下面図、及び断面図にて示されている。1つのチャネル環を有するオリフィス214の態様は、複数の支持リッジ230、複数の鉛直流路232、及び複数の水平流路234を有する。図2Aに示される矢印は、オリフィス214の底面から鉛直流路232を通って上昇し、その後、水平流路234を通ってまたはオリフィス214の支持リッジ230間の表面流路236に沿って水平方向に進む流れの方向を表している。
1つのチャネル環を有するオリフィス214の中心には、押し棒120が移動するための押し棒孔238が示されている。また、オリフィス214内に形成された押し棒キャビティ239が図示されている。押し棒キャビティ239は、ガスが押し棒120の周りを流れ得るような空間を形成する押し棒孔238よりも大きな直径を有している。図示するように、水平流路234は、押し棒キャビティ239にて交差しても良い。更に、図2Eに示すように、複数の水平流路の配置は不均整であっても良い。詳細には、円形のオリフィス214の第1の180度の扇形部分には第2の180度の扇形部分よりも多数の水平流路が設けられていても良い。図2Eに示すオリフィス214では、オリフィス214の上半分が第1の180度の扇形部分の例であり、オリフィス214の下半分が第2の180度の扇形部分の例である。図示するように、水平流路234は概して45度ずつ離れて設けられても良く、オリフィス214の上半分には、隣り合う水平流路234から22.5度離れて追加の水平流路235が存在しても良い。MFC100の弁キャビティ内に実装された場合、(水平流路のより高い実装密度を伴った)オリフィス214の第1の180度の扇形部分は、流出口103に対向し、流出口103への方向における追加の流路量を提供する。他の実装では、複数の水平流路の配置が対称であってオリフィス214に対して均等間隔であっても良い。
図3A、図3B、図3C、図3D、及び図3Eを参照すればそれぞれ、1つのチャネル環を有するポペット312が等角図、等角断面図、上面図、側面図、及び下面図にて示されている。1つのチャネル環を有するポペット312の態様は、複数の鉛直流路350と、(押し棒120を受けるための)中央のくぼみ部352とを有する。くぼみ部352は、ポペット312の底面までは延在していない。
1つのチャネル環を有するポペット312の他の態様は、溝が形成されていない平坦な上面354と平坦な底面356とを有する。図示するように、1つのチャネル環を有するポペット312における複数の鉛直流路350は、(ポペット312の上面354の中心にある)ポペット312のくぼみ部352から等距離である円形パターンに配置されている。そして、上述したように、鉛直流路350は、オリフィス214の鉛直流路232と比べて軸がオフセットして設けられており、オリフィス214の底面がポペット312の上面に接合して置かれた際にガスの流れが抑止される。
図3Aは、また、1つのチャネル環を有するポペット312の隣り合う側方リッジ360間に形成された周縁流路358を示している。上述したように、側方リッジ360はポペット312を弁チャネル壁160間に位置決めし、側方リッジ360間の間隙は周縁流路358を形成し、弁チャネル壁160とポペット312との間をガスが流れ得る。
図4を参照すれば、1つのチャネル環を有するポペット312と1つのチャネル環を有するオリフィス214とにより実現される弁の断面図が示されている。図4に示される弁の状態は開いており、ポペット312とオリフィス214との間及びポペット312の周縁に沿うガスの流路を示している。図示するように、弁本体は、弁チャネル壁460及び上部体462を有する。この実施形態では、(オリフィス214と流出口103との間の流路を提供する)出口チャネル495は拡張しておらず、よって、この出口チャネル495は、図1を参照して説明される拡張された出口チャネル190とは異なる。しかしながら、1つのチャネル環を有するポペット312と1つのチャネル環を有するオリフィス214とは、図1A-図1Cに示されるベース及び図4に示されるベースの何れの内部にあっても適合することができる。
図5を参照すれば、ポペット/オリフィスの組み合わせの第2の実施形態、即ち複数のチャネル環を有するポペット512及び複数のチャネル環を有するオリフィス514により実現される弁の等角断面図が示されている。図示するように、(弁チャネル壁460及び上部体462を有する)図5に示される弁本体は、1つのチャネル環を有するポペット/オリフィスの組み合わせが示される図4に示される弁本体と実質的に同じである。よって、複数のチャネル環を有するポペット512及び複数のチャネル環を有するオリフィス514は、1つのチャネル環を有するポペット/オリフィスの組み合わせと実質的に同じ構造上の境界内で動作することができる。
図6A、図6B、図6C、及び図6Dを参照すればそれぞれ、複数のチャネル環を有するオリフィス614が等角断面図、上面図、側面図、及び下面図にて示されている。複数のチャネル環を有するオリフィス614の態様は、複数の支持リッジ630、複数の鉛直流路632、及び複数の水平流路634を有する。図6Aに示される矢印は、オリフィス614の底面から鉛直流路632を通って上昇し、その後、水平流路634を通ってまたはオリフィス614の支持リッジ630間の表面流路636に沿って水平方向に進む流れの方向を表している。また、押し棒孔638及び押し棒キャビティ639も示されている。
図6Eに示すように、オリフィス614における複数の水平流路の配置は、(図2A-図2Eを参照して前述したオリフィス214と同様に)不均整であっても良い。追加の水平流路635により、流出口103に対向するオリフィス614の第1の180度の扇形部分には、オリフィス614の第2の180度の扇形部分よりも多数の水平流路が設けられている。図6Eに示すオリフィス614では、オリフィス614の上半分が第1の180度の扇形部分の例であり、オリフィス614の下半分が第2の180度の扇形部分の例である。図示するように、水平流路634は概して45度ずつ離れて設けられても良く、オリフィス614の上半分では、隣り合う水平流路634から22.5度離れて追加の水平流路635が設けられていても良い。図2A-図2Eを参照して前述したオリフィス214と比べて、オリフィス614はオリフィス214よりも多数の水平流路634を有する。更に、オリフィス614はオリフィス214よりも多数の鉛直流路632を有しており、オリフィス614の各水平流路634は、少なくとも2つの鉛直流路632と交差する。オリフィス614の他の実装では、複数の水平流路の配置が対称であってオリフィス614に対して均等間隔であっても良い。
図7A、図7B、図7C、図7D、及び図7Eを参照すればそれぞれ、複数のチャネル環を有するポペット712が等角図、等角断面図、上面図、側面図、及び下面図にて示されている。複数のチャネル環を有するポペット712の態様は、複数の鉛直流路750と、(押し棒120を受けるための)中央のくぼみ部752とを有する。くぼみ部752は、ポペット712の底面までは延在していない。
複数のチャネル環を有するポペット712の他の態様は、溝が形成されていない平坦な上面754と平坦な底面756とを有する。図示するように、複数のチャネル環を有するポペット712における鉛直流路750の複数の環夫々は、(ポペット712の上面754の中心にある)ポペット712のくぼみ部752から等距離である円形パターンに配置されている。そして、上述したように、鉛直流路750は、複数のチャネル環を有するオリフィス614の鉛直流路632と比べて軸がオフセットして設けられており、複数のチャネル環を有するオリフィス614の底面が複数のチャネル環を有するポペット712の上面に接合して置かれた際に流れが抑止される。
図8を参照すれば、複数のチャネル環を有するポペット712と複数のチャネル環を有するオリフィス614とにより実現される弁の断面図が示されている。図8に示される弁の状態は開いており、複数のチャネル環を有するポペット712と複数のチャネル環を有するオリフィス614との間隙870及び複数のチャネル環を有するポペット712の周縁を含むガスの流路を示している。
図9A及び図9Bを参照すれば、オリフィス214、614及びポペット312、712が取り除かれたマスフローコントローラ(MFC)100のベースが、等角断面図及び上面図にて示されている。大きい流量中のMFC100の低圧低減に貢献する別の態様は、ベースの弁キャビティ992の拡張された出口チャネル190であり、出口チャネル190は図9A及び図9Bに示されている。図示するように、オリフィス214、614がMFC本体に留まっているレベルでは、拡張された出口チャネル190の増加した大きさが、弁キャビティ992の延ばした拡張994を形成する。この拡張を収容するために、シール溝996もまた、(Oリングを用いる従来の実装とは対照的に)、長尺のシール環を収容すべく拡張される。
Oリングが置かれるOリングシール溝998が、図9A及び図9Bに示されており、オリフィス214、614の縁部がOリングの上面に留まってシールを形成する。長尺リング及びOリングの両方がステンレス鋼であっても良く、十分な力がオリフィス214、614にかかると、Oリング上にシールを形成する。
拡張された出口チャネル190が弁キャビティ992の大きさを増加させたとしても、標準サイズのネジ山が入るだけの十分の深さが本体に残存する。いくつかの適応では、MFC100の端から端までの大きさには、(MFC100サイズの標準化のために)制約があるので、図9A及び図9Bに示される本体によって、大流量かつ低い差圧でMFC100を使用することを提供しながら標準的なMFCサイズ内にMFC100を留めることができる。一例として、図9A及び図9Bに示されるベース、図6A-6Eを参照して述べられたオリフィス614、及び図7A-7Eを参照して述べられたポペット712にて、MFC100が実現された場合には、幅が55ミリメートル、長さが192ミリメートルでMFC100が実現されたとしても、MFC100を使用する際の差圧が2.5psi(17kPa)であって200標準リットル毎分の流量を達成できる。
要するに、MFC100を大流量で使用する際の低い圧力降下を可能にする多くの態様がここでは開示されている。ここに述べられた実施形態によって得られるのと実質的に同じ効果が得られるように、本発明、その使用、及びその構成において数多くの変異物及び代替物が作られることは、当業者であれば容易に理解できる。したがって、開示された典型的な形に本発明を限定する意図はない。多くの変異物、修正物、変更した構成は,ここに提示されたような開示発明の範囲及び精神の範囲内にある。

Claims (8)

  1. 流入口及び流出口を有する弁キャビティと、
    前記弁キャビティ内に配置され、複数の鉛直流路を有しており、その底面が前記流入口に対向しているポペットと、
    前記弁キャビティ内で前記ポペット及び前記流出口の間に配置されているオリフィスと
    を備えており、
    前記オリフィスは、
    前記ポペットの上面と前記オリフィスの底面との間隙を開閉するために、押し棒が前記ポペットを前記オリフィスに対して動かせるべく、前記押し棒が前記オリフィスを通って延びて前記ポペットに接触するための押し棒孔と、
    前記オリフィスの底面から前記オリフィスを通って前記オリフィスの上部外表面まで延在する複数の鉛直流路と
    を有しており、
    前記オリフィスの鉛直流路は、前記ポペットの鉛直流路と軸がずれており、前記ポペットの上面と前記オリフィスの底面との間隙が閉じられた際にガスが前記オリフィスを通って流れることを抑止するようにしてあり、
    前記オリフィスは、前記オリフィスの上部外表面における表面流路を画定する支持リッジを有する、
    制御弁。
  2. 前記オリフィスは、複数の水平流路を有する、請求項1に記載の制御弁。
  3. 前記水平流路の夫々は、前記オリフィスの鉛直流路の少なくとも1つと交差している、請求項2に記載の制御弁。
  4. 前記ポペット及び前記オリフィスの夫々は、複数のチャネル環を有しており、前記ポペット及び前記オリフィスの夫々における各チャネル環は、対応するポペット及びオリフィスの中心から等距離にある複数の鉛直流路から構成されている、請求項1に記載の制御弁。
  5. 前記ポペットは、前記押し棒を受けるくぼみ部を有する、請求項1に記載の制御弁。
  6. 前記水平流路の夫々は、押し棒キャビティ内で他の水平流路と交差する、請求項2に記載の制御弁。
  7. 前記オリフィスは、前記流出口に対向する第1の180度の扇形部分で前記流出口に対向しない第2の180度の扇形部分より多数の水平流路を有している、請求項1に記載の制御弁。
  8. 流入口及び流出口を有する弁キャビティと、
    前記弁キャビティ内に配置され、複数の鉛直流路を有しており、その底面が前記流入口に対向しているポペットと、
    前記弁キャビティ内で前記ポペット及び前記流出口の間に配置されているオリフィスと
    を備えており、
    前記オリフィスは、
    前記オリフィスを通ってガスを鉛直及び水平に動かす手段と、
    前記オリフィスの上部最表面に沿って前記ガスを動かす手段と、
    前記ポペットを前記オリフィスに対して移動させ、前記ポペットの上面と前記オリフィスの底面との間隙を開閉して、制御弁を通るガスの流れを制御する手段と
    前記オリフィスの上部最表面における表面流路を画定する支持リッジと
    を有する、
    制御弁。
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