JP7207186B2 - X線回折装置およびx線回折測定方法 - Google Patents
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Description
試料を載置する試料ステージと、
前記試料ステージの周囲に設けられ、前記試料ステージ上の前記試料に対してX線を照射するX線源が取り付けられたX線源アームと、
前記試料ステージの周囲に設けられ、前記試料ステージ上の前記試料から反射または透過する回折X線を検出する検出器が取り付けられた検出器アームと、
前記X線源アームまたは前記検出器アームの一方に支持固定され、前記X線の散乱による散乱X線を遮蔽するX線遮蔽部材と、を備え、
前記X線遮蔽部材は、前記試料との間に、前記X線または前記回折X線が通過できる距離をおいて配置され、かつ、前記X線源の照射方向とのなす角、または前記検出器の検出方向とのなす角が一定となるように傾斜して支持固定されており、前記試料ステージから独立して設けられている、
X線回折装置が提供される。
前記X線遮蔽部材は、前記X線源アームまたは前記検出器アームの、前記回折X線の回折角を測定するときの高角度側に支持固定される。
前記X線源の照射方向とのなす角、または、前記検出器の検出方向とのなす角が5°以上25°以下である。
前記X線源が前記試料に対して所定の角度θで固定され、前記試料ステージおよび前記検出器が前記所定の角度θに対して2θの関係を維持するように、前記試料ステージおよび前記検出器アームの動作が制御されている。
前記X線源からの前記X線を平行X線ビームとして取り出す光学系を備える。
前記X線遮蔽部材から前記試料までの最短距離が3mm以上7mm以下である。
前記X線遮蔽部材は、ニッケル、モリブデン、タングステンおよびステンレス鋼の少なくとも1つを含む。
第1~第7の態様のいずれかのX線回折装置を用いて粉末試料のX線回折測定を行う測定方法であって、
前記粉末試料をキャピラリに充填する充填工程と、
前記粉末試料を充填した前記キャピラリを前記試料ステージに載置する載置工程と、
前記キャピラリに前記X線を照射し、前記回折X線を検出する検出工程と、を有し、
前記検出工程では、回折角が10°以上120°以下の範囲を連続的に検出する、
粉末試料のX線回折測定方法。
以下、本発明の一実施形態について図を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るX線回折装置の概略構成を示す正面図であって、図中、左右方向および紙面前後方向が水平方向であり、上下方向が鉛直方向である。図2は、X線遮蔽部材のX線とのなす角を説明するための図である。
本実施形態のX線回折装置1は、ゴニオメータ部11と、試料ステージ12と、X線源アーム13と、検出器アーム154と、X線遮蔽部材17と、支持部材20と、を備えて構成される。
次に、上述したX線回折装置1を用いて試料40のX線回折測定を行う方法について説明する。
本実施形態によれば、以下に示す1つ又は複数の効果を奏する。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々に改変することができる。
まず、図1に示す構造を備えるX線回折装置を準備した。具体的には、Bruker株式会社製の粉末X線回折装置(D8 DISCOVER Vario-1)を準備した。X線源としては、Cu管球を用いた。また、X線遮蔽部材として、縦10cm×横5cmの板状のスリットを用いた。この遮蔽スリットを、支持部材を介して、X線源アームに取り付け、遮蔽スリットの先端から試料までの距離が5mm、遮蔽スリットとX線の照射方向とのなす角が15°となるように、遮蔽スリットを支持固定した。
比較例1では、図5に示すように、遮蔽スリットを固定ホルダ(スリットホルダ)を介して試料ステージに固定して取り付けた以外は、実施例1と同様にX線回折測定を行った。
比較例2では、遮蔽スリットをX線回折装置に配置しない以外は、実施例1と同様にX線回折測定を行った。
11 ゴニオメータ部
12 試料ステージ
13 X線源アーム
14 X線源
15 検出器アーム
16 検出器
17 X線遮蔽部材
20 装着ユニット
21 調整用アーム
22 関節部
30 平行ビーム方式の光学系
40 試料
41 キャピラリ
50 固定ホルダ
Claims (8)
- 粉末試料を充填する管状の試料容器を挿入固定するように構成される試料ステージと、
前記試料ステージの周囲に設けられ、前記試料ステージに挿入固定された前記管状の試料容器に充填される前記粉末試料に対してX線を照射するX線源が取り付けられたX線源アームと、
前記試料ステージの周囲に設けられ、前記粉末試料から反射または透過する回折X線を検出する検出器が取り付けられた検出器アームと、
前記X線源アームに支持固定され、前記X線の散乱による散乱X線を遮蔽するX線遮蔽部材と、を備え、
前記X線遮蔽部材は、前記管状の試料容器との間に、前記X線が通過できる距離をおいて配置され、かつ、前記X線源の照射方向とのなす角が一定となるように傾斜して支持固定されており、前記試料ステージから独立して設けられている、
X線回折装置。 - 前記X線遮蔽部材は、前記X線源アームの、前記回折X線の回折角を測定するときの高角度側に支持固定される、
請求項1に記載のX線回折装置。 - 前記X線源の照射方向とのなす角が5°以上25°以下である、
請求項1又は2に記載のX線回折装置。 - 前記X線源が前記試料に対して所定の角度θで固定され、前記試料ステージおよび前記検出器が前記所定の角度θに対して2θの関係を維持するように、前記試料ステージおよび前記検出器アームの動作が制御されている、
請求項1~3のいずれか1項に記載のX線回折装置。 - 前記X線源からの前記X線を平行X線ビームとして取り出す光学系を備える、
請求項1~4のいずれか1項に記載のX線回折装置。 - 前記X線遮蔽部材から前記試料までの最短距離が3mm以上7mm以下である、
請求項1~5のいずれか1項に記載のX線回折装置。 - 前記X線遮蔽部材は、ニッケル、モリブデン、タングステンおよびステンレス鋼の少な
くとも1つを含む、
請求項1~6のいずれか1項に記載のX線回折装置。 - 請求項1~7のいずれか1項に記載のX線回折装置を用いて粉末試料のX線回折測定を行う測定方法であって、
前記粉末試料を前記管状の試料容器に充填する充填工程と、
前記粉末試料を充填した前記管状の試料容器を前記試料ステージに挿入固定する載置工程と、
前記管状の試料容器に前記X線を照射し、前記回折X線を検出する検出工程と、を有し、
前記検出工程では、回折角が10°以上120°以下の範囲を連続的に検出する、粉末試料のX線回折測定方法。
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