JP7206954B2 - 液滴吐出装置 - Google Patents
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Description
本発明の実施形態に係る液滴吐出装置として、インクを記録シートへ吐出するインク吐出装置を例に説明する。ただし、吐出される液体は、インクに限られない。液体の吐出対象も、シート状のものに限られない。つまり、液滴吐出装置は、インク吐出装置には限定されず、記録液を記録媒体に吐出する装置であればよい。
図1は、液滴吐出装置1の模式図である。図1において、紙面に直交する方向が走査方向 (左右方向)であり、左から右に向かう方向が搬送方向であり、走査方向及び搬送方向に直交する方向が上下方向である。搬送方向は走査方向に交差する方向であればよく、ここでは、走査方向に直交する方向である。このとき、キャリッジ12は、走査方向に往復移動する。記録シートPは、搬送方向に沿って、プラテン11上を搬送される。
図3は、記録ヘッド13において、流路の配置形態を示す部分概略図である。記録ヘッド13は、マニホールド(共通流路)60、複数の吐出チャネル(個別流路)70等を備える。マニホールド60は、複数の吐出チャネル70に共通であり、上流側端部がインクタンク(不図示)に連通している。吐出チャネル70は、マニホールド60の出口72aから連通流路72、圧力室73を介してノズル75に至る個別流路である。複数の吐出チャネル70は、搬送方向に等間隔で並んで、チャネル列を形成している。さらに、複数のチャネル列が、走査方向に沿って並ぶ。ノズル75も、ノズル列81を構成し、チャネル列と同様の配列形態を有する。また、図3に示していないが、ノズル列81に沿って、開口部82が形成されている。これらノズル列81及び開口部82については、後で詳しく説明する。
図5は、ノズル列81及び開口部82の配置を示す模式図である。
図6は、加湿空気及び吸引空気の通流経路の模式図である。空気の通流経路は、給排開口91、加湿空気タンク92、2つの三方弁93、95、吸引空気処理器94、ポンプ53、開口部82等を含む。これらの要素は、図6のように配置され、加湿空気供給経路90A及び空気吸引経路90Bを構成している。
次に、液滴吐出装置1の動作を説明する。図7は、液滴デューティに対する加湿空気の噴射速度及び記録空間の空気の吸引速度の関係を示す。ここで、記録シートPの相対的な搬送速度(この場合、キャリッジ12の移動速度)は、図7(A)の場合よりも、図7(B)の場合の方が大きい。
図8は、液滴デューティが大きい場合について、記録空間の気流状態を示す模式図である。液滴101が吐出されると、その周囲の空間では、液滴連行流(吐出方向の空気の流れ)102を生じる。この液滴連行流102は、記録シートPで反転する。反射した液滴連交流は、記録シートPに向かう液滴連行流102に引き込まれる(点線)。液滴デューティが大きい場合(例えば、高密度に並ぶ多数のノズル75からの連続的一斉吐出時)、反射した液滴連交流がノズル75の並びに沿って連なり、渦流(不図示)が発生する。この渦流は、液滴101の飛翔軌道に影響を及ぼし、液滴の着弾位置を乱す要因となる。
図9は、液滴デューティが小さい場合について、記録空間の気流状態を示す模式図である。図9において、参照符号105は、開口部82から噴射される加湿空気の流れを示す。
本実施形態では、上述のように、液滴デューティの増大に対し、中間開口部82A、下流端開口部82B、及び上流端開口部82Cの順に、加湿空気の噴射から記録空間の空気の吸引に切り替わる。このとき、防止すべき渦流が強い開口部ほど、早期に記録空間の空気の吸引が始まる。そのため、ノズル列81の位置によらず、着弾位置の乱れを適切に防止することができる。
図3、図5~図9を参照すると、液滴吐出装置1では、液滴デューティが増大するに連れて、メニスカスの乾燥防止が必要なノズル75の数は減少する一方、液滴連行流102の発生に関与するノズル75の数が増加する。
本実施形態では、加湿空気の噴射速度及び記録の空気の吸引速度が、記録シートPの相対的な搬送速度が増大するに連れて、増大される。
図3、図8、及び図9を参照すると、液滴吐出装置1では、画像形成のための液滴101の吐出が完了したとき、全ての開口部82(82A~82C)から記録空間の空気が吸引される。
上記実施形態では、キャリッジに搭載される記録ヘッド13を備える液滴吐出装置1に本発明を適用する形態を例示したが、本発明はこれには限定されない。例えば、ラインヘッドを備える液滴吐出装置に、上記と同様に本発明を適用することができる。
13 記録ヘッド
48 ドライバIC
52 ポンプドライバIC
75 ノズル
81 ノズル列
82 開口部
82A 中間開口部
82B 下流端開口部
82C 上流端開口部
90A 加湿空気供給経路
90B 空気吸引経路
91 給排開口
92 加湿空気タンク
93 三方弁
94 吸引空気処理器
101 液滴
102 液滴連行流
103 媒体連行流
104 吸引空気流
105 加湿空気
F1~F3 液滴デューティ-噴射速度/吸引速度曲線
OM1 画像形成準備動作
OM2 画像形成動作
SP1 第1噴射速度
SP2 第2噴射速度
TH1~TH3 第1~第3閾値
Claims (11)
- 複数のノズルと、前記複数のノズルが開口したノズル面とを有する記録ヘッドを備え、
前記ノズル面では、
前記複数のノズルが走査方向に並んで複数のノズル列を構成し、前記複数のノズル列が前記走査方向と交差する搬送方向に配列しているとともに、前記搬送方向に関して前記複数のノズル列の間及び両側には、複数の開口部が前記ノズル列に沿って開口し、
前記複数の開口部は、画像データに基づいて前記複数のノズルから液体を吐出することで、記録媒体に画像を形成するとき、前記記録媒体の画像形成領域について、単位面積当たりの液体の投入量である液滴デューティが閾値未満であれば、前記複数の開口部から加湿空気を噴射し、且つ、前記液滴デューティが前記閾値以上であれば、前記複数の開口部から空気を吸引するよう構成されている、液滴吐出装置。 - 前記開口部は、前記ノズル列に沿って延在する1つの細長い開口又は前記ノズル列に沿って互いに間隔を介して配列した複数の開口を含む、請求項1に記載の液滴吐出装置。
- 前記液滴デューティが閾値未満のとき、前記液滴デューティがゼロから増大するに連れて、前記開口部から噴射される前記加湿空気の噴射速度が所定値からゼロへ向けて減少され、且つ、前記液滴デューティが閾値以上のとき、前記液滴デューティが前記閾値から増大するに連れて、前記開口部から吸引される前記空気の吸引速度がゼロから増大されるように構成されている、請求項1又は2に記載の液滴吐出装置。
- 前記搬送方向において、前記複数のノズル列の上流側、間、及び下流側に配置された前記開口部をそれぞれ上流端開口部、中間開口部、及び下流端開口部とした場合に、
前記閾値として、前記中間開口部に対応した第1閾値と、前記下流端開口部に対応した第2閾値と、前記上流端開口部に対応した第3閾値と、を有し、
前記第1閾値は前記第2閾値より小さく、前記第2閾値は前記第3閾値より小さい、請求項1乃至3のいずれかに記載の液滴吐出装置。 - 前記液滴デューティが第3閾値以上のとき、前記中間開口部の空気吸引速度が、前記上流端開口部及び下流端開口部の空気吸引速度よりも大きい、請求項4に記載の液滴吐出装置。
- 前記下流端開口部の空気吸引速度が、前記上流端開口部の空気吸引速度よりも大きい、請求項5に記載の液滴吐出装置。
- 前記液滴デューティが第1閾値未満のとき、前記中間開口部の加湿空気噴射速度が、前記上流端開口部及び下流端開口部の加湿空気噴射速度よりも小さい、請求項4乃至6のいずれかに記載の液滴吐出装置。
- 前記上流端開口部の加湿空気噴射速度が、前記下流端開口部の加湿空気噴射速度よりも大きい、請求項7に記載の液滴吐出装置。
- 前記加湿空気噴射速度及び前記空気吸引速度は、前記記録媒体の搬送速度が増大するに連れて増大されるように構成されている、請求項3乃至8のいずれかに記載の液滴吐出装置。
- 前記画像形成のための液滴の吐出が完了したとき、全ての前記開口部から空気が吸引されるように構成されている、請求項1乃至9のいずれかに記載の液滴吐出装置。
- 前記画像形成のための液滴の吐出を始める前には、前記加湿空気が全ての前記開口部から前記液滴デューティがゼロに対応した速度で噴射されるように構成されている、請求項1乃至10のいずれかに記載の液滴吐出装置。
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