JP7206702B2 - 回折光学素子、回折光学素子の多面付け体、回折光学素子の管理方法、回折光学素子の検査方法 - Google Patents

回折光学素子、回折光学素子の多面付け体、回折光学素子の管理方法、回折光学素子の検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、回折光学素子、回折光学素子の多面付け体、回折光学素子の管理方法、回折光学素子の検査方法に関するものである。
近年、センサーシステムの用途が拡大している。センサーには色々な種類があり、検出する情報も様々である。その中の1つの手段として、光源から対象物に対して光を照射し、反射してきた光から情報を得るというものがある。例えば、パターン認証センサー、赤外線レーダ等は、その一例である。
これらのセンサーの光源は、用途に応じた波長分布、明るさ、広がり等をもったものが使用される。光の波長は、可視光から赤外線までの範囲がよく用いられる。特に、赤外線は、外光の影響を受けにくく、不可視であり、対象物のやや内部を観察することも可能という特徴があるため、広く用いられている。また、光源の種類としては、LED光源、レーザ光源等が多く用いられる。例えば、遠いところを検知する場合には光の広がりが少ないレーザ光源が好適に用いられ、比較的近いところを検知する場合、ある程度の広がりを持った領域を照射する場合等にはLED光源が好適に用いられる。
ところで、対象とする照射領域の大きさ、形状等は、必ずしも光源からの光の広がり(プロファイル)と一致しているとは限らず、拡散板、レンズ、遮蔽板等により光を整形する必要がある。光を整形する手段として、回折光学素子(Diffractive Optical Element :DOE)が挙げられる。これは異なる屈折率を持った材料が周期性を持って配列している場所を光が通過する際の回折現象を応用したものである。回折光学素子は、基本的に単一波長の光に対して設計されるが、理論的には、ほぼ任意の形状に光を整形することが可能である。また、回折光学素子では、照射領域内の光分布の均一性を制御することが可能である。回折光学素子のこのような特性は、不要な領域への照射を抑えることによる高効率化、光源数の削減等による装置の小型化等の点で有利となる。
また、回折光学素子は、レーザの様な平行光源、LEDの様な拡散光源のいずれにも対応可能であり、また、紫外光から可視光、赤外線までの広い範囲の波長に対して適用可能である。
このような回折光学素子は、高精度なセンサーに適用する場合、非常に高い精度が要求されることになる。高い精度を実現するためには、不具合の発生した回折光学素子の製造履歴を追跡できるようにする、トレーサビリティーが重要である。しかし、従来、回折光学素子において、トレーサビリティーは殆ど考慮されることがなかった。また、回折光学素子を製造する場合に、1枚のシート上に回折光学素子を数千枚単位で多面付けした多面付け体が製造工程で用いられることがある(例えば、特許文献1)。そのような場合には、回折光学素子が一度の成形で大量に作製されるため、トレーサビリティーを確保することがさらに困難であった。
特開2018-122384号公報
本発明の課題は、製造された個々の製品のトレーサビリティーを確保できる回折光学素子、回折光学素子の多面付け体、回折光学素子の管理方法、回折光学素子の検査方法を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
第1の発明は、基材(1a)と、前記基材(1a)に形成された樹脂層(1b)と、を備えた回折光学素子(1)であって、前記樹脂層(1b)は、成形型に形成されている形状に対応した賦形形状を備えており、前記賦形形状は、回折格子(10)と、前記成形型を識別する型識別符号(20)と、前記成形型における当該回折光学素子(1)の位置を識別する位置識別符号(30)と、を備える回折光学素子(1)である。
第2の発明は、第1の発明に記載の回折光学素子(1)において、前記賦形形状は、所定の寸法に形成された欠陥見本(40,40a,40b,40c)を備えること、を特徴とする回折光学素子(1)である。
第3の発明は、第2の発明に記載の回折光学素子(1)において、前記欠陥見本(40,40a,40b,40c)は、寸法が異なる複数の欠陥見本(40a,40b,40c)が並べて配置されていること、を特徴とする回折光学素子(1)である。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかに記載の回折光学素子(1)が多面付けされている、回折光学素子(1)の多面付け体(500)である。
第5の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかに記載の回折光学素子(1)の管理方法であって、回折光学素子(1)の多面付け体(500)の成形毎に固有のロットIDを設定し、前記多面付け体(500)を個片の回折光学素子(1)に切断し、切断された前記回折光学素子(1)を、複数個毎に収容部材(600)に分けて収容し、成形毎に設定した前記ロットIDを前記収容部材(600)の全てに付与する、回折光学素子(1)の管理方法である。
第6の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかに記載の回折光学素子(1)の検査方法であって、前記回折光学素子(1)は、多面付けされた多面付け体(500)の形態で成形され、前記多面付け体(500)の状態で少なくとも光学性能の検査を行ない、前記多面付け体(500)を個片の回折光学素子(1)に切断し、切断された前記回折光学素子(1)を、複数個毎に収容部材(600)に分けて収容し、前記収容部材(600)に収容された状態で少なくとも異物付着の検査を行なう、回折光学素子(1)の検査方法である。
本発明によれば、製造された個々の製品のトレーサビリティーを確保できる回折光学素子、回折光学素子の多面付け体、回折光学素子の管理方法、回折光学素子の検査方法を提供することができる。
本発明による回折光学素子1の実施形態を示す図である。 図1中の矢印G-Gの位置で切断した断面図である。 シート面の法線方向から見た回折格子の凹凸形状が、凸部と凹部との境界が曲線を含む規則的又は不規則なパターンに形成される回折光学素子の例を示す平面図である。 シート面の法線方向から見た回折格子の凹凸形状が、同一の凹凸形状が並べて配置された単位セルが複数タイリングされた格子状のパターンに形成される回折光学素子の例を示す平面図である。 図3に示した不規則型の回折光学素子の例における部分周期構造の一例を示す斜視図である。 図4に示したGCA型の回折光学素子の例における部分周期構造の一例を示す斜視図である。 図6中の矢印G-G’の位置で回折光学素子を切断した断面図である。 回折光学素子を説明する図である。 回折光学素子1が多面付けされた多面付け体500を示す図である。 多面付け体500の一部を拡大した図である。 型識別符号20及び欠陥見本40が形成された領域を拡大して示した図である。 収容部材600に回折光学素子1を収容した状態を示す図である。 異物検査を説明する図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明による回折光学素子1の実施形態を示す図である。
図2は、図1中の矢印G-Gの位置で切断した断面図である。
なお、図1及び図2を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
また、本発明において用いる、形状や幾何学的条件、及び、それらの程度を特定する用語、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
また、本発明において透明とは、少なくとも利用する波長の光を透過するものをいう。例えば、仮に可視光を透過しないものであっても、赤外線を透過するものであれば、赤外線用途に用いる場合においては、透明として取り扱うものとする。
本実施形態の回折光学素子1は、基材1aと、樹脂層1bとを備えている。
基材1aは、回折光学素子1のベースとなる層であり、透明な各種樹脂フィルム、樹脂シート等を用いることができる。
基材1aとしては、例えば、ポリカーボネート(PC)樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、メタクリル酸メチル・ブタジエン・スチレン(MBS)樹脂、メタクリル酸メチル・スチレン(MS)樹脂、アクリル・スチレン(AS)樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂等の透明樹脂を用いることができる。また、ガラス基材を用いて基材1aを構成してもよい。なお、図示していないが、基材1a上には、塗布された紫外線硬化樹脂等との密着性を高めるための密着層を設けてもよい。
樹脂層1bは、基材1a上に形成されており、成形型に形成されている形状に対応した賦形形状(10,20,30,40,50等)を備えている。樹脂層1bは、上記賦形形状の各パターンに対応する凹凸パターンが形成された成形型を用いて、例えば、基材1a上に塗布された紫外線硬化樹脂を賦型して凹凸パターンを転写し、紫外線を照射して硬化させることにより形成できる。
紫外線硬化樹脂としては、例えば、ウレタンアクリレート系、ポリエステルアクリレート系、エポキシアクリレート系、ポリエーテルアクリレート系、ポリチオール系、ブタジエンアクリレート等を用いることができる。なお、樹脂層1bを形成するための材料は、紫外線硬化樹脂に限定されない。樹脂層1bは、例えば、電子線硬化樹脂で形成してもよい。また、樹脂層1bは、熱硬化型や紫外線硬化型のSOG(Spin on Glass)を用いて構成してもよい。また、上記各パターンは、原版から賦型により転写する例に限らず、上記各パターンの凹凸形状を有する原版から作製された樹脂の中間版を用いて賦型してもよい。
樹脂層1bは、賦形形状として、回折格子10と、型識別符号20と、位置識別符号30と、欠陥見本40と、切断位置マーク50を備えている。
回折格子10は、回折光学素子1の中央に配置されており、多数の微細な凹凸形状により構成されている。
図3は、シート面の法線方向から見た回折格子の凹凸形状が、凸部と凹部との境界が曲線を含む規則的又は不規則なパターンに形成される回折光学素子の例を示す平面図である。
本実施形態では、1例として、図3に示すような一見不規則に見える凹凸形状のパターンを有する回折光学素子に適用することができる。以下の説明では、この図3に示すタイプの回折光学素子を、不規則型とも呼ぶこととする。ただし、この不規則なパターンは、回折光学素子の狙いの出射パターンによっては、規則的なパターンとなる場合もあるので、不規則型との呼び方は便宜上の呼び名であって、不規則に限定するものではない。また、図3では、不規則型のパターンは、曲線により構成されているが、回折光学素子の狙いの出射パターンによっては、直線、又は、曲線からなる線分を繋げた折れ線となっているパターンを含む場合もある。したがって、不規則型の回折格子のパターンは、高屈折率部(後述)の凹凸形状が形成された面の法線方向から見て凸部と凹部との境界が曲線と複数の線分を繋げた折れ線との少なくとも一方を含む。また、特定の不規則型のパターンを単位セルとして、この単位セルが多数格子状に配列されていてもよい。
図4は、シート面の法線方向から見た回折格子の凹凸形状が、同一の凹凸形状が並べて配置された単位セルが複数タイリングされた格子状のパターンに形成される回折光学素子の例を示す平面図である。
本実施形態では、他の例として、図4に示すように、同一の凹凸形状が並べて配置された単位セルが複数タイリングされた格子状のパターンに形成される回折光学素子に適用することができる。以下の説明では、この図4に示すタイプの回折光学素子を、グレーティングセルアレイ(Grating Cell Array)型、又は、GCA型とも呼ぶこととする。グレーティングセルアレイ型の回折光学素子では、単位セル毎に回折格子により回折される光の向き及び角度が異なっており、多数の単位セルがタイリングされることにより、所望の光学特性を得られる回折光学素子が構成されている。すなわち、グレーティングセルアレイ型の回折光学素子では、高屈折率部は、凹凸形状が形成された面の法線方向から見て、格子状に区画されており、その区画内に特定の方向に延在する同一形状の凸部が前記特定の延在方向と直交する方向に並んで配置されており、区画毎に凸部の幅及び延在方向が異なっている。
図5は、図3に示した不規則型の回折光学素子の例における部分周期構造の一例を示す斜視図である。
図6は、図4に示したGCA型の回折光学素子の例における部分周期構造の一例を示す斜視図である。
図7は、図6中の矢印G-G’の位置で回折光学素子を切断した断面図である。
図8は、回折光学素子を説明する図である。
本発明において「光を整形する」とは、光の進行方向を制御することにより、対象物又は対象領域に投影された光の形状(照射領域)が任意の形状となるようにすることをいう。例えば、図8の例に示されるように、平面形状のスクリーン200に直接投影した場合に照射領域202が円形となる光201(図8(b))を発光する光源部210を用意する。この光201を、本発明の回折光学素子1を透過させることにより、照射領域204を正方形(図8(a))や、長方形、円形(図示せず)等、目的の形状とすることを、「光を整形する」いう。
なお、光源部210と、光源部210が発光する光が通過する位置に少なくとも1つ配置された、本実施形態の回折光学素子1とを組み合わせることにより、光を整形した状態で照射可能な光照射装置とすることができる。
本実施形態の回折光学素子1は、光を整形する回折光学素子(DOE)である。回折光学素子1の回折格子10は、例えば、波長が500nmの光を発光する光源部210からの光に対して十文字形状、具体的には、例えば、±50度に、幅が±3.3度で広がる光の帯が2本公差した形状に光を広げるように設計されている。
本実施形態の回折格子10は、図3に示したA,B,C,Dのそれぞれの位置において深さが異なっている。すなわち、回折格子10は、4段階の高さの異なる多段階形状により構成されている。そして、回折格子10は、通常、異なる周期構造を持つ複数の領域(部分周期構造:例えば、図3のE,F領域)を有している。図5,図6では、部分周期構造の一例を抽出して示している。
回折格子10は、図7に示すように、断面形状において複数の凸部11aが並んで配置されている高屈折率部11を備えている。GCA型の回折光学素子では、この高屈折率部11は、同じ断面形状を維持したまま、断面の奥行き方向に延在している。一方、不規則型の回折光学素子では、断面位置が変れば断面形状が変化し、様々な断面形状の回折格子が多数配列されている形態となる。
また、凸部11aの間に形成されている凹部12及び凸部11aの頂部付近の空間13を含む図3の上方の部分は、空気が存在しており、高屈折率部11よりも屈折率が低い低屈折率部14となっている。これら高屈折率部11及び低屈折率部14が交互に並んで配置された周期構造により、光を整形する作用を備える回折層15が構成されている。
凸部11aは、側面形状の一方側(図7では、左側)に、高さの異なる4つの段部を備えた多段階形状を有している。具体的には、凸部11aは、最も突出したレベル3段部11a-3と、レベル3段部11a-3よりも一段低いレベル2段部11a-2と、レベル2段部11a-2よりもさらに一段低いレベル1段部11a-1と、レベル1段部11a-1よりもさらに一段低いレベル0段部11a-0とを一側面側に有している。また、凸部11aの側面形状の他方側(図7では、右側)は、レベル3段部11a-3からレベル0段部11a-0まで直線上につながる側壁部11bとなっている。
本実施形態の凸部11aは、鋸歯形状を多段階の輪郭形状により模した形状であり、4レベルの形態を説明したので、比較的粗く模した形態となっているが、8レベルや16レベル、さらにそれ以上のレベル数とすれば、より正確に模した形状とすることができる。
図9は、回折光学素子1が多面付けされた多面付け体500を示す図である。
図10は、多面付け体500の一部を拡大した図である。
本実施形態の回折光学素子1は、例えば、外形形状が3mm×3mm程度の非常に小さな部材であることから、製造工程の途中においては、図9に示すように多数の回折光学素子1を格子状に並べて配置した多面付け体500として作製され、製造工程の高効率化を図っている。この多面付け体500から個片に切断して回折光学素子1が作製される。なお、図9では、理解を容易にするために、隣り合う回折光学素子1の境界に境界線を実線で引いて示したが、この境界線は、切断前は形成されていないので、図10では、2点鎖線で示している。なお、図9では、図示を可能とするため、かつ、理解を容易にするために、10行×10列の合計100個の回折光学素子1を配列した状態で図示した。しかし、実際には、これよりも多くの回折光学素子1が配列される。例えば、数千個~数万個の回折光学素子1を1つの多面付け体500上に配列する場合がある。
以下の説明では、このように多面付け体500から回折光学素子1が切断されて作製されることを前提として説明を行なう。
図1及び図2に戻って、型識別符号20は、成形型を識別する符号であって、図1に示す例では、「900A」と記されている。型識別符号20は、成形型に固有の符号であり、この型識別符号20によって、どの成形型で成形された回折光学素子1であるのかが判別可能である。この型識別符号20は、成形型に固有の符号であることから、多面付け体500内にある全ての回折光学素子1において同一の符号となっている(図10参照)。
図11は、型識別符号20及び欠陥見本40が形成された領域を拡大して示した図である。
型識別符号20は、図11に示すように、多数の線に分割して凹凸形状として構成されており、例えば、図11中で黒色に示した部分を他の部分よりも突出した凸部(又は、他の部分よりも窪んだ凹部)として形成されている。このように凹凸形状によって文字等の符号を表現する構成としたのは、視認性を良好にするためである。なお、図11に示したようなラインアンドスペースパターンに限らず、ラインアンドスペースパターン、ホールパターン、ドットパターン等の少なくとも1種類からなるパターンの集合体であればよい。なお、本実施形態の回折光学素子1では、図11に示した型識別符号20及び欠陥見本40のみならず、後述する位置識別符号30及び切断位置マーク50についても同様に構成されている。
位置識別符号30は、成形型における回折光学素子1の位置を識別する符号である。図9の例では、1つの成形型に100箇所の回折光学素子1を成形する部位が存在するので、この100箇所のうちのいずれの位置で成形された回折光学素子1であるのかを特定可能な符号として位置識別符号30を設けている。図1の例では、「X49、Y53」となっている例を示しており、これは、X方向(図9、10において横方向)の49番目の列であって、Y方向(図9、10において縦方向)の53番目の行の位置であることを示している。なお、この例のように列番号と行番号といった表示に限らず、1から順番の数値等であってもよい。また、型識別符号20と位置識別符号30とを組み合わせて1つの符号で両方の機能を備えた構成としてもよい。上記の場合で例示すると、例えば、「900A-X49Y53」としてもよい。
型識別符号20と位置識別符号30とを備えていることにより、いずれの成形型のどの位置で製造されたのかが、個片化された回折光学素子1であっても、容易に特定が可能である。
欠陥見本40は、所定の寸法に形成されたマークであって、目視検査時に検査員が参照するために設けられている。例えば、40μmよりも大きな欠陥については不良品とするという検査規格を設定したとしても、検査員の訓練だけによってその大きさを判別可能とすることは、難しい。また、検査員毎の判断基準を統一することも難しい。そこで、欠陥のおそれがある部位を欠陥見本40と比較して観察可能とすることにより、検査の精度を高め、また、検査員の育成を容易にすることが可能である。
欠陥見本40を1つ設ける場合には、その寸法は、欠陥と判断する閾値となる寸法としたり、閾値より僅かに小さな寸法としたりすることが望ましい。例えば、上述するように40μmよりも大きな欠陥を不良品とする場合には、欠陥見本40は、40μm×40μmの正方形としたり、直径40μmの円形としたりするか、又は、30μm×30μmの正方形としたり、直径30μmの円形としたりするとよい。また、正方形や円形に限らず、長方形や楕円形等としてもよい。さらに、発生する欠陥の傾向がわかっているのであれば、その欠陥に近い形状に欠陥見本40を構成して、検査時に比較を容易にしてもよい。例えば、髪の毛の付着が欠陥として多く発生するような場合には、例えば、2μm×2000μmの長方形に欠陥見本40を構成してもよい。
また、本実施形態では、寸法が異なる3つの欠陥見本40a,40b,40cを大きさ順に並べて配置している。本実施形態では、上述したように、40μmよりも大きな欠陥を不良品とする場合を想定しており、これに対応して、欠陥見本40aは、40μm×40μmの正方形とし、欠陥見本40bは、30μm×30μmの正方形とし、欠陥見本40aは、20μm×20μmの正方形としている。このように、一定の割合で徐々に寸法が変化する欠陥見本40を並べて配置することにより、検査員が対象物(欠陥のおそれのある部位)を観察するときに、その大きさの把握をしやすくする効果が期待できる。なお、欠陥見本40a,40b,40cそれぞれの大きさを示す数字等を各欠陥見本の近くにさらに配置してもよい。
切断位置マーク50は、多面付け体500を切断して個片の回折光学素子1とするときに切断する位置の目安とするためのマークである。なお、切断位置マーク50は、図1のように切断後に回折光学素子1上に残っていてもよいし、切断時に除去されて回折光学素子1上には残らないように構成してもよい。
次に、本実施形態の回折光学素子1の管理方法について説明する。
上述したように、本実施形態の回折光学素子1は、個片化された形態であっても、型識別符号20と位置識別符号30とを備えていることにより、いずれの成形型のどの位置で製造されたのかが、容易に特定可能である。しかし、これらだけでは、製造時点を特定することができない。当然のことながら、成形型は繰り返し利用されるので、同じ成形型を使って製造したとしても、成形時の各種条件の違いや、成形型の使用回数の違い等、各種条件によって成型品の状態にも大きな変化が生じる。よって、製造時点を特定することは、トレーサビリティーの観点から重要である。
そこで、本実施形態の回折光学素子1の管理方法では、多面付け体500の成形を行なう毎に、その成形(成形工程、成形作業)毎に固有のロットIDを設定する。このロットIDは、個片化された回折光学素子1を収容する収容部材に付与され、回折光学素子1の成形時点を特定可能としている。本実施形態では、これら、型識別符号20と位置識別符号30とロットIDとが製造後においても判るように管理しており、回折光学素子1が、どの成形型の、どの位置で、いつ成形されたのかを正確に把握することができ、トレーサビリティーの確保が可能である。
図12は、収容部材600に回折光学素子1を収容した状態を示す図である。
本実施形態の回折光学素子1は、多面付け体500に設けられた回折光学素子1の個数よりも少ない個数毎に、収容部材600に分けて収容される。図12の例では、収容部材600は、9箇所の収容部601を備えており、回折光学素子1は、9個毎に分けて収容部材600に収容される。したがって、100個の回折光学素子1が配列された多面付け体500から回折光学素子1が切断される場合には、11個の収容部材600に回折光学素子1が9個ずつ分けて収容される。この収容は、多面付け体500における配列領域が近い回折光学素子1が同じ収容部材600に収容されることが望ましい。多面付け体500上において、成形部位の偏り等が発生する場合があり、近くに配列されている回折光学素子1がまとめて収容されている方が、不良発生時等の利便性が高いからである。なお、端数(この場合1個)については、製造時サンプルとして保管される。端数が発生しない場合であっても製造時サンプルは、保管されることが望ましい。
ここで、収容部材600には、上述したロットIDが表示されたロットID表示部602が設けられている。このロットID表示部602に表示されるロットIDは、成型毎に固有のIDであることから、上述した例では、11個の収容部材600の全てに、同じロットID(図12では、「Lot-ID20180808-25」)が表示される。図12に例示した「Lot-ID20180808-25」は、2018年8月8日の25回目の成形であることを表している。なお、このロットIDは、一例に過ぎず、完全な通し番号としてもよいし、成形が行なわれた時間を表す数値を追加してもよいし、成形条件や製造工場等の情報を含めてもよく、その具体的な形態はどのような形態であってもよい。また、ロットID表示部602は、ラベルを貼り付ける形態としてもよいし、レーザ印字等により形成してもよいし、より簡易的に手書き表示としてもよく、どのような形態としてもよい。また、ロットIDは、上述した保管サンプルについても、同じロットIDを付与する。
なお、実際には、例えば、5000個の回折光学素子1が配列された多面付け体500から切断された回折光学素子1が、例えば、200個ずつ収容部材600に分けて収容される。製造の効率の観点からは、多面付け体500を用いて一度に多数の回折光学素子1を製造することが望ましい。その一方で多数の回折光学素子1を同一ロットであるからといって、1つの収容部材600に収容してしまうと、取り扱い性が悪く、また、非現実的でもある。回折光学素子1は、その後、光源等と組み合わせて用いられることが多く、その組み立て工程に適した収容個数に分けて収容されることが望ましい。本実施形態では、回折光学素子1は、所定の個数ずつに分けて収容部材600に収容され、かつ、成型毎に固有のロットIDを付与しているので、回折光学素子1の利用時の利便性を損なわずに、トレーサビリティーを確保できる。また、同じ時点に成形された回折光学素子1を収容する収容部材600の全てに同じロットIDが付与されているので、その後に収容部材600が別々に分けられて取り扱われたとしても、トレーサビリティーを失うことはない。
また、回折光学素子以外の分野における、大量生産時の製造過程においてロットIDを付与する場面に、従来は収容部材毎に個別のロットIDを付与することが行われていた。しかし、収容部材毎に個別のロットIDを付与してしまうと、製造時点(本実施形態では成形時点)のトレーサビリティーを確保するためには、製造時点(成形時点)と各ロットIDとの関連を紐付ける必要性が生じてしまい、管理が煩雑になってしまう。しかし、本実施形態では、そのような必要がなく、より簡単にトレーサビリティーを確保した管理が可能である。
最後に、回折光学素子1の検査方法について説明する。
回折光学素子1は、先ず、多面付け体500の形態において、個々の光学性能の検査が行なわれる。多面付け体500の状態であれば、回折光学素子1における回折格子10の位置や向きが安定しており、各回折光学素子1の検査を連続的に行なうことができ、検査の精度と効率が非常に優れている。より具体的には、個々の回折光学素子1に対して検査光を照射して、その投影パターンを撮影して適切に投影されているか否かを画像解析によって判断する。これを自動で順次、連続して行なうことにより、全ての回折光学素子1について、光学性能の検査を行なう。
光学性能の検査の後、多面付け体500は、個片に切断され、さらに、収容部材600に所定数ずつに分けて収容される。この過程において、先の光学性能の検査時には発生しなかった欠陥が発生するおそれがある。特に、切断工程においては、切断時に発生する切りカス等が回折光学素子1に付着する可能性が高い。そこで、収容部材600へ収容された回折光学素子1について、さらなる検査を行なうことが望ましい。
しかし、図12に示すように、収容部材600の収容部601は、回折光学素子1を確実に収容可能とするために、回折光学素子1の外形形状よりも僅かに大きく形成されている。したがって、収容部601内において回折光学素子1の位置や向きは不定である。このような状態にあっても、専用の検査装置を開発作製すれば、自動的に検査を行なうことも可能ではある。しかし、回折光学素子1の製造予定個数によっては、専用の検査装置を開発作製すると、回折光学素子1の製造コストが高くなりすぎる場合もある。また、検査装置による設定された検査パターンでは検出できない不規則な欠陥や、例外的な欠陥が発生する場合もある。そのような場合には、検査員による目視検査の方が適していることが多い。そこで、本実施形態では、収容部材600に回折光学素子1を収容した状態で、最終的な目視検査を実施する。この目視検査は、検査員が顕微鏡を使って拡大観察し、少なくとも異物付着の有無を検査する。
図13は、異物検査を説明する図である。
本実施形態の回折光学素子1では、異物検査時に、例えば、図13に示すように、異物Pが観察された場合、欠陥見本40と異物Pとを顕微鏡の同一視野内で対比観察が可能であり、目視検査を精度よく、かつ、容易に行なうことが可能である。
ここで、本実施形態の回折光学素子1は、複数の収容部材600に所定数ずつに分けて収容されていることから、複数の検査員によって同時に(並行して)検査を実施することが可能である。よって、検査工程を短時間で行なうことができる。そして、この検査を複数の検査員によって行なう場合に、欠陥見本40が設けられていることにより検査員による検査精度のばらつきを抑え、安定した高精度の検査を実現可能である。
以上説明したように、本実施形態の回折光学素子1は、型識別符号20と、位置識別符号30とを備えているので、製造された個々の製品のトレーサビリティーを確保できる。
また、回折光学素子1は、所定の個数ずつに分けて収容部材600に収容され、かつ、成型毎に固有のロットIDを付与しているので、回折光学素子1の利用時の利便性を損なわずに、トレーサビリティーを確保できる。
さらに、回折光学素子1は、欠陥見本40を備えるので、検査員による目視検査の精度を高めることができ、かつ、検査を容易に行なうことができる。
さらに、欠陥見本40は、寸法が異なる複数の欠陥見本40a,40b,40cが並べて配置されているので、観察対象の大きさの把握を容易にすることができる。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
(1)実施形態において、欠陥見本40は、1箇所に設けた例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、欠陥見本40は、複数箇所に設けてもよい。特に、顕微鏡の拡大率が大きく観察視野が狭い場合には、観察視野に必ず欠陥見本40が入るように複数配置してもよい。
(2)実施形態において、目視検査では、異物の付着を検査するとして説明したが、成形不良を欠陥見本40と比較して検査してもよい。
(3)実施形態において、欠陥見本40は、同一形状のものを配置した例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、形状の異なる複数種類の欠陥見本40を配置してもよい。例えば、正方形に加えて、長方形の欠陥見本と、円形の欠陥見本とを配置してもよい。このような場合において、欠陥見本の大きさは長さ寸法を統一するよりも、面積を統一することが望ましい。回折格子の欠陥としては、長さの要素よりも面積の要素が光学特性に対して支配的であるからである。よって、例えば、正方形と長方形と円形のそれぞれの欠陥見本の面積を同一とするとよい。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
1 回折光学素子
1a 基材
1b 樹脂層
10 回折格子
11 高屈折率部
11a 凸部
11b 側壁部
12 凹部
13 空間
14 低屈折率部
15 回折層
20 型識別符号
30 位置識別符号
40,40a,40b,40c 欠陥見本
50 切断位置マーク
200 スクリーン
201 光
202 照射領域
204 照射領域
210 光源部
500 多面付け体
600 収容部材
601 収容部
602 ロットID表示部

Claims (4)

  1. 基材と、
    前記基材に形成された樹脂層と、
    を備えた回折光学素子であって、
    前記樹脂層は、成形型に形成されている形状に対応した賦形形状を備えており、
    前記賦形形状は、
    回折格子と、
    前記成形型を識別する型識別符号と、
    前記成形型における当該回折光学素子の位置を識別する位置識別符号と、
    所定の寸法に形成された欠陥見本と、
    を備え、
    前記型識別符号は、多数の線に分割して凹凸形状として構成されており、
    前記欠陥見本は、面積が統一され形状の異なる複数種類が配置されている回折光学素子。
  2. 請求項1に記載の回折光学素子が多面付けされている、回折光学素子の多面付け体。
  3. 請求項1に記載の回折光学素子の管理方法であって、
    回折光学素子の多面付け体の成形毎に固有のロットIDを設定し、
    前記多面付け体を個片の回折光学素子に切断し、
    切断された前記回折光学素子を、複数個毎に収容部材に分けて収容し、
    成形毎に設定した前記ロットIDを前記収容部材の全てに付与する、
    回折光学素子の管理方法。
  4. 請求項1に記載の回折光学素子の検査方法であって、
    前記回折光学素子は、多面付けされた多面付け体の形態で成形され、
    前記多面付け体の状態で少なくとも光学性能の検査を行ない、
    前記多面付け体を個片の回折光学素子に切断し、
    切断された前記回折光学素子を、複数個毎に収容部材に分けて収容し、
    前記収容部材に収容された状態で少なくとも異物付着の検査を行なう、
    回折光学素子の検査方法。
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