JPH06308329A - ホログラム素子及びその製造方法 - Google Patents

ホログラム素子及びその製造方法

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JPH06308329A
JPH06308329A JP9265893A JP9265893A JPH06308329A JP H06308329 A JPH06308329 A JP H06308329A JP 9265893 A JP9265893 A JP 9265893A JP 9265893 A JP9265893 A JP 9265893A JP H06308329 A JPH06308329 A JP H06308329A
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JP
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hologram
hologram element
element according
relief
curable resin
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JP9265893A
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English (en)
Inventor
Yukio Taniguchi
谷口幸夫
Takeshi Hotta
豪 堀田
Yuko Kuwabara
桑原祐子
Hideaki Morita
森田英明
Toshiichi Segawa
瀬川敏一
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラス基板上にホログラム素子を一体に構成
する場合に、基板と樹脂層との接着性を良好にして剥離
せず、変質しないようにする。 【構成】 異なる2つのホログラムレンズ領域から出た
2光束を干渉させて、磁気記録ディスクのトラック又は
エンコーダの繰り返しパターンと同じピッチの干渉縞を
発生させるホログラム素子4を、ガラス基板3と、ホロ
グラムのレリーフパターンを表面に有する放射線硬化性
樹脂硬化物層2と、ガラス基板3と放射線硬化性樹脂硬
化物層2との間に設けられたシランカップリング剤層5
とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホログラム素子及びそ
の製造方法に関し、特に、磁気記録ディスク装置の記録
読取ヘッドのトラック位置を制御するために用いられる
光学的サーボ装置用のホログラム素子及びその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、米国特許第5,121,371号
において、高密度磁気記録ディスク装置の記録読取ヘッ
ドのトラック位置を制御するために、ホログラム素子を
用いる方法が提案されている。その概略を図1(a)を
参照にして説明する。磁気記録ディスク10は図(a)
に示すように回転されており、磁気ヘッド15がその記
録及び読み取りのために制御装置19によりその半径方
向に位置制御される。磁気ヘッドには、一体に光学的ト
ラック位置検出機構21が設けられ、所定の一定ピッチ
で磁気記録ディスク10の円周方向に設けられた光学的
トラック位置を検出するか、磁気記録ディスク10に光
学的トラックが設けられていない場合、装置に固定され
たエンコーダ48に対する位置を検出して、磁気記録デ
ィスク10の磁気トラック位置を検出する。光学的トラ
ック位置検出機構21は、レーザダイオード27と、図
(b)に示すように複数のホログラム細線領域A〜Fか
らなるホログラム素子46と、偏向鏡47と、磁気記録
ディスク10又はエンコーダ48から反射された光信号
を検出するために図(c)に示すように4つの光検知器
51〜54からなる光検出装置50とからなり、さら
に、磁気記録ディスク10又はエンコーダ48から反射
された光信号を光検出装置50に集光するための図示し
ないレンズ又はホログラム素子を備えている。
【0003】この光学的トラック位置検出機構21の原
理は、ホログラム素子46の例えばホログラム細線領域
AとB、CとD、EとF、GとHを対にして、各対領域
には、磁気記録ディスク10又はエンコーダ48の表面
に集光する一つのホログラムレンズ(フレネルゾーンプ
レート状の結像集光性ホログラム)の各領域位置に対応
する細線領域を切り出したホログラムが設けられてお
り、レーザダイオード27から出た光の中、例えば領域
AとBを通った集束光は、偏向鏡47の上側の反射面で
反射され、磁気記録ディスク10の記録面上で相互に干
渉し合い、磁気記録ディスク10のトラックのピッチと
同じピッチの干渉縞を生じる。したがって、そこからの
反射光は、この干渉縞とトラックの位相差によりサイン
曲線状に強度変調されるので、この強度を例えば光検出
装置50の光検知器51で検出することにより、トラッ
ク位置が検出できる。図1の場合、領域CとDを通った
集束光も、偏向鏡47の上側の反射面で反射され、磁気
記録ディスク10の記録面上で相互に干渉し合い、磁気
記録ディスク10のトラックのピッチと同じピッチの干
渉縞を生じるが、領域AとBによる干渉縞と位相が90
°異なるものであり、この位相差90°の2つの信号を
利用して磁気ヘッド15の進行方向も区別して検出する
ことができる。
【0004】これに対し、対をなすホログラム細線領域
EとF、GとHからの集束光は、偏向鏡47の下側の反
射面で反射され、エンコーダ48の表面上で相互に干渉
し合い、エンコーダ48のピッチと同じで位相差90°
の2つの干渉縞を生じる。その反射光を光検出装置50
の光検知器53、54で検出することにより、磁気記録
ディスク10のトラック位置が検出できる。この場合
は、磁気記録ディスク10に光学的トラックが設けられ
ていない場合に用いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなホログラム
素子46をレリーフホログラムで構成する場合、従来、
射出成形、プレス法等がよく知られているが、ガラス基
板のように平滑で割れやすい基板上に安定した光学特性
で、接着性、耐候性等に優れた凹凸パターンとして形成
することは困難である。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、上記のような磁気記録ディス
クのトラック又はエンコーダの繰り返しパターンと同じ
ピッチの干渉縞を発生するホログラム素子であって、光
学特性、接着性、耐候性等が優れた実用的なもの及びそ
のようなホログラム素子を容易に安価に多量に製造する
方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明について、以下に詳しく説明する。本発明において
は、図1のホログラム素子46の各領域A〜Hのホログ
ラムとして、計算機ホログラムを用いる。具体的な例は
後記するが、このような計算機ホログラムを、例えば基
板上に成膜したクロム層の上に電子線レジストを塗布
し、このレジストに電子線描画し、レジストの現像、ク
ロム層のエッチングを行い、クロムパターンとして形成
し、このクロムパターンから後記のようにレジスト現像
によりレリーフ型に構成する。その場合、装置を小型に
構成する必要性から、各領域のホログラムの焦点距離は
45mm以下のものが望ましい。
【0008】また、ホログラム媒質の屈折率をnとする
とき、断面矩形のレリーフホログラムの場合、1次回折
光の強度Iは、φ=2π(n−1)d/λ、d=レリー
フの深さ、λ=波長、rをデューティー比とすると、 I=|1/2π×(cosφ−1+jsinφ)× {sin2πr+j(cos2πr−1)}|2 となるので、屈折率nが小さいと、レリーフの深さdが
深くなり、後記の複製をするとき、レリーフの欠けが生
じるので、ナトリウムのd線での屈折率nD が1.45
以上、レリーフの深さdが0.7から1.0μmである
ことが望ましい。また、そのピッチに対するレリーフ凸
部の幅の比(デューティー比r)については、回折効率
を最大にする点から、0.4〜0.6の範囲にあること
が望ましい。なお、デューティー比は、断面を作製し、
電子顕微鏡等で観察することにより測定できる。
【0009】さらに、レリーフ凸部の断面は、回折効率
の良さから、矩形であるか、又は、その側面の垂直法線
(ホログラムレリーフ面に接する面の法線)からの傾き
角が5°以内であることが望ましい。それ以上になる
と、所望の回折効率が得られなくなる。
【0010】具体的な回折効率については、例えば波長
785±15nmの1次回折光に対する0次光強度の比
が10%以下であることが望ましく、0次光強度が10
%を越えると、信号(1次回折光)に対するノイズ(0
次光)が大きくなりすぎ、トラック位置検出が困難にな
る。さらには、光線透過率については、400nm〜9
00nmの波長範囲において、80%以上であることが
望ましい。
【0011】また、レリーフ面の平滑度に関しては、3
0μm以下であることが望ましい。それより大きいと、
ホログラム素子46の対領域からの集束光の干渉による
干渉縞に乱れが生じ、トラック位置検出が困難になる。
【0012】次に、図2の工程図を参照にして、このよ
うな本発明のホログラム素子を説明すると、本発明のホ
ログラム素子は、表面にホログラム素子の所望の矩形断
面の凹凸レリーフ模様を有するスタンパ1とガラス基板
3との間に液状の紫外線又は電子線硬化性樹脂組成物2
を充填し、上記硬化性樹脂組成物2を基板3側又はスタ
ンパ1側から紫外線又は電子線を照射して硬化させた
後、上記スタンパ1を剥離させてなる成形品4であっ
て、上記硬化性樹脂組成物2が、一部あるいは全部が極
性の強いモノマー、オリゴマーあるいは光開始剤等から
なっていることを特徴とする。
【0013】本発明において、紫外線により樹脂2を硬
化させる場合は、基板3又はスタンパ1の何れか一方が
透明で紫外線を透過させるものであればよい。電子線に
より硬化させる場合は、何れも透過性である必要はな
い。スタンパ1は、ニッケルスタンパでも後記する樹脂
スタンパでもよい。
【0014】基板3に用いるガラスとしては、ソーダガ
ラス、石英ガラス、硼珪酸ガラス、クラウンガラス等が
よく、厚みには依存しないが、薄すぎると、スタンパ1
との剥離時に割れることが多いため、0.5mm以上の
厚さが好ましい。
【0015】本発明に用いられる樹脂2としては、一般
的な紫外線硬化型、電子線硬化型樹脂(モノマー、オリ
ゴマーあるいは光開始剤からなる。)に極性が強く、低
粘度であるN−ビニル−2−ピロリドン、テトラヒドロ
フルフリルアクリレート、テトラヒドロフルフリルメタ
クリレート等を添加したもの、あるいは、樹脂全体が上
記の極性が強い樹脂からなるものがある。その際、樹脂
2は低粘度である方が気泡が混入し難く、欠陥率が低
く、歩留りの高い複製ができるので好ましい。また、樹
脂2の成形後の厚さは、5μm〜30μmの範囲になる
のが好ましい。この厚さが5μmより薄いと、極低粘度
の樹脂が必要になるが、粘度が低すぎると、上記のよう
な複製が困難になる。一方、厚さが30μmより厚い
と、樹脂の硬化収縮が大きくなり、複製品の寸法制御が
困難になる。
【0016】また、オリゴマーとしてはTg が40℃以
上と高いものが望ましく、例えば、 オリゴエステルアクリレート 東亜合成(株)製 アロニックスM−6300 Tg =44℃ オリゴエステルアクリレート 東亜合成(株)製 アロニックスM−8030 Tg =41℃ オリゴエステルアクリレート 東亜合成(株)製 アロニックスM−8060 Tg =45℃ 等が好適に使用できる。
【0017】光開始剤としては、一般に市販されている
ものでよく、例えば、以下のものがある。ベンジル、ベ
ンゾインエチルエーテル、ベンゾフェノン、ベンジルジ
メチルケタール、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニ
ルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル
−プロパン−1−オン、テトラ(t−ブチルパ−オキシ
カルボニル)ベンゾフェノン。
【0018】また、ガラス3と上記電離性放射線硬化性
組成物の層2との密着性をさらに向上させるために、シ
ランカップリング剤5を用いることが望ましい。このシ
ランカップリング剤としては、ビニルシラン、アクリル
シラン、エポキシシラン、アミノシラン等があり、この
中でも、アクリルシランが好ましい。アクリルシランは
アクリル基を有しているため、電離性放射線硬化性組成
物2のアクリル部と密着しやすい。
【0019】これらシランカップリング剤をイソプロピ
ルアルコール等の溶媒に0.1から2wt%程度、好ま
しくは、0.3〜0.7wt%で希釈し、スピンコーテ
ィング、ディップコーティング等により薄膜(数〜数十
Å)を形成し、110〜120℃で30〜60分のベー
クを施してガラス3と接着させる。
【0020】このシランカップリング層上に、図2の2
P法により、上記電離性放射線硬化性樹脂組成物層を形
成すると、耐熱、耐湿度、サイクルテストによって剥離
しないガラスを基板とする良好なホログラム素子4が得
られる。
【0021】次に、上記のようなホログラム素子を構成
するホログラムレンズの干渉縞を表す等高線の計算機に
よる生成方式の1つについて説明する。例えば、図3に
示すように、同心円状の干渉縞61が記録されたホログ
ラムレンズ60に光軸上の発散点62からの発散光を入
射させたとき、その回折光が光軸から外れた位置にある
収束点63に集まるようなものであるとすると、実際に
作成されるホログラムレンズの干渉縞は完全な円ではな
い。実際にはさらに他の光学系等が介在するため、発散
光を一点に収束させる干渉縞は円形とは微妙に異なるも
のとなる。
【0022】計算機ホログラムでは、ホログラム面上で
の各点における位相(光路長)を与える関数を多項式に
より近似して算出しており、例えば、位相関数φを、
x、yをホログラム上の直交座標、Cj をホログラム毎
に決定される定数として、 φ=φ(x,y) =ΣΣCj m n (j={(m+n)2 +m+3n}/2) =C1 x+C2 y+C3 2 +C4 xy+C5 2 +……… +C64xy9 +C6510 ……(1) として近似し、図3のホログラムレンズ上の各点への入
射光が収束点63に集まるように(1)式の係数Cj
決めている。なお、実際には光の波長λも関係し、例え
ばz=λφ(x,y)を位相関数として用いる。このよ
うにして、位相関数自体は求まったとしても、等位相を
与える曲線(等高線)がどのようになるかは(1)式に
より一点づつ当たっていかなければならない。従来で
は、等高線を求めるべき領域を格子状に区切って、
(1)式に基づいて各格子の4隅の点の値を求め、各格
子ごとに、描くべき等高線の高さと4隅の点の値とを比
較して格子を横切るべき点を求めていたため、データ量
が膨大となっいた。
【0023】本発明においては、高さ(位相)を与える
関数は求まっているものとして等高線(等位相曲線)を
求める。本発明の等高線生成方式は、図4に示すよう
に、特定の矩形領域71の辺71aと等高線72との交
点73を後述する逐次近似法により算出し、次いで交点
73を基点として後述する逐次近似法により同じ等高線
上の隣りの節点74を求め、以下同様にして、順次隣り
の節点を求めていき、1つの等高線を表す多角形のすべ
ての近似点を求めていく。次いで、高さを変えて以上の
ことを繰り返すことにより、所望の等高線群が得られ
る。このように、本発明においては、等高線の節点のみ
のデータを求めていくので、データ量が極めて少なくて
すむと共に、従来のような格子サイズによらないで高精
度化することが可能である。
【0024】等高線の生成を行うための装置構成は、図
5に示すように、逐次近似法により等高線の多角形近似
点を求める演算を行うCPU75、等高線を求めるため
のプログラムを含む各種データを読み込んで記憶するR
AM76、演算結果をプリントアウトするプリンタや表
示するCRT等の出力装置77、各種データの入力等を
行うためのキーボード・マウス78、逐次近似を行うプ
ログラムや等高線を求めるための基礎データ、例えば位
相関数等が格納された外部記憶装置79、バス80から
なっている。
【0025】いま、位相関数zが、 z=f(x,y) と表されるものとし、その量の等高線を求めることを考
える。 fx=∂f/∂x fy=∂f/∂y p:法線ベクトル{p=(1/fy,1/fx)} t:接線ベクトル{t=(fy,−fx)} l:線分の方向ベクトル Λ:ピッチ(zの単位増分当たりの法線方向の距離) Λ=Λ(x,y)=1/(fx2 +fy2 1/2 d:多角形の辺の長さ{d=d(x,y)=(8eΛ
R)1/2 } R:曲率半径{R=R(x,y)} e:多角形近似の辺と対応する等高線との距離Δ=Δ
(x,y)のΛに対する許容誤差(Δ≦eΛ) ε:等高線での量Zaに対する求める節点におけるZと
の許容誤差 (|Z−Za|<ε) と定義する。なお、dの決め方について説明すると、図
6(a)に示すようにdは同じ高さの等高線72上の隣
り合う2点を結ぶ直線の長さであり、Δは等高線72と
直線との間の最大距離である。等高線72の曲率半径を
Rとすると、図6(b)から、 R2 =(R−Δ)2 +(d/2)2 Δ≒d2 /8R(但しΔ2 ≒0) Δ≦eΛより、d2 /8R≦eΛ ∴d=(8eΛR)1/2 図7において、特定線分をl(図4の辺71aに相
当)、等高線72の高さをz(z=za )、1回目の線
分l上の近似点を(x0 ,y0 )としたとき、 (x1 ,y1 )=(x0 ,y0 )−(z0 −za )Λ|
p|l/(l・p) として2回目の近似点(x1 ,y1 )を求める。以
後、図8のフローチャートに示すように、 (xk ,yk )=(xk-1 ,yk-1 )−(zk-1
a )Λ|p|l/(l・p) として順次近似点を求めていき、高さの差が誤差範囲、
すなわち、 |(zk-1 −za )|<ε になった点を交点(節点)として特定する。
【0026】次に、上で求めた節点を計算済みの点とし
て、これを基に順次隣接する節点を求めていく。計算済
みの点の座標を(x0 ,y0 )、この点における接線ベ
クトルをt、法線ベクトルをpとすると、第1回目の近
似は、接線ベクトルt方向にdの距離の点とする。第
1回目の近似点の座標が(x1 ,y1 )であるとする
と、 (x1 ,y1 )=(x0 ,y0 )+d・t/|t| 以後の近似は、図9に示すように、法線ベクトルp方向
に行い、図10のフローチャートに示すように、 (xk ,yk )=(xk-1 ,yk-1 )−(zk-1
a )Λ・p/|p| として→→……と近似点を求めていく。何回かの
近似により、 |(zk-1 −za )|<ε となった点を節点として特定する。こうして特定した節
点を計算済みの点として順次他の節点を求めていくこと
により、1つの等高線がえられる。
【0027】以後、等高線の高さを変えて、以上の処理
を繰り返すことにより、等高線群を求めることができ
る。
【0028】本発明の方式においては、等高線を表すデ
ータとして、従来のような各領域のデータを全てもつラ
スタ型でなく、多角形近似した節点のデータのみもつベ
クタ型であるため、近似精度は最小格子又はドットパタ
ーンサイズに依存せず、高い精度においてもデータ量の
莫大化を防ぐことができ、等高線を近似する多角形の辺
の長さを、その位置における曲率と近似誤差量により決
定しているので、データ量及び精度の面において極めて
合理的に等高線を生成することができる。
【0029】次に、図2のスタンパ1の1つの作製方法
について説明する。この作製法はスタンパを複製して形
成する方法であり、ホログラムレリーフパターンを複製
する際に、例えば泡等の異物が混入しても押し出して除
去できるようにレジストレリーフパターン版から複製す
る基板としてアクリル板等のフレキシブルな材質を用
い、欠陥のないホログラムレリーフパターンの複製を可
能にしたことを特徴とするものである。
【0030】図11は本発明のこの複製方法を説明する
ためのものであり、図11(a)において、電子線描画
により図4〜10の方式に基づいてガラス等の基板上に
ホログラムパターン85が形成されたクロムマスク84
とガラス基板81上にポジ型レジスト層82が形成され
た乾板83を対向配置し、クロムマスク84側から紫外
線(UV光)86で露光すると、パターン85の領域を
除いてポジ型レジストが露光され、現像すると露光部分
が除かれて、図11(b)に示すようにガラス基板81
上にレリーフパターン87が形成され、クロムマスク8
4の複製が行われる。もちろん、ネガ型レジストを使用
することも可能である。
【0031】次いで、図11(c)に示すように、複製
した版(原版)とアクリル基板88上に紫外線硬化性樹
脂89を滴下したものとを対向配置し、アクリル基板8
8側からUV光86により露光する。この際、アクリル
基板88上には有効領域外に離型層90を塗布してお
く。なお、紫外線硬化性樹脂89を滴下する際、この中
に泡91等が混入するが、原版とアクリル基板88とを
密着させる際、アクリル基板88はフレキシブル性であ
るため、破線で示すように反らせながら中央部分から密
着させることにより、押し出して除去することができ
る。そして、UV光86により紫外線硬化性樹脂89が
パターン状に硬化し、両者を剥離する際、図11(d)
に示すように、アクリル基板88がフレキシブル性であ
ると共に、離型層90が塗布されているため、アクリル
基板88を反らせながら容易に剥離することができる。
このようにして複製したものを図2のスタンパ1として
用いる。また、離型層90上の樹脂89はちぎれて容易
に除去でき、樹脂の端部を滑らかにすることができる。
【0032】次いで、フレキシブル性アクリル基板を原
版として再度複製してスタンパ1を形成する例につい
て、図12により説明する。図12(a)は、例えばガ
ラス基板等の上に電子線描画によりホログラムパターン
85を有するクロムマスク84を形成し、この上にレジ
スト82を積層する。すなわち、クロムマスク84は、
通常、クロムの蒸着等により形成するため、せいぜい
0.1μm厚程度しか得られず、本発明のレリーフホロ
グラムにおいて必要な0.7から1.0μm程度のレリ
ーフを得るために、上にレジスト82を載せ、基板側か
らUV光86を照射することにより所定の厚みを持った
レリーフパターンを形成する。次いで、これを原版とし
て用い、図11で示した方法によりアクリル基板88上
にレリーフパターン87を形成した版M1を得る(図1
2(c))。さらに、この版M1を原版とし、図12
(d)に示すように、同様にフレキシブルな基板上に紫
外線硬化性樹脂からなるパターンが形成された複数の版
M2を形成し、さらに、このM2を原版として同様に図
12(e)に示すような複数の版M3を形成する。こう
して形成した版M3を図2のスタンパ1として用いて、
ガラス基板3上の樹脂層2からなるホログラム素子パタ
ーンを複製して、最終製品を作製する。
【0033】このように、基板がガラスであるレジスト
レリーフ原版から、順次M1、M2、M3のようにフレ
キシブルな基板上にパターンが形成された版を複製して
これを原版とし、ガラス基板を有するホログラム素子を
複製することにより、例えば版M3が傷ついて使用でき
なくなった場合にも、版M2を原版とすればよく、ま
た、版M2が使用できなくなった場合でも、版M1を使
用すればよいので、原版に耐刷性がなくなった時に、新
たに一番最初のレジストレリーフ版から作製する必要が
ないため、手間が省け、コストを低減化し、量産化に対
応することが可能である。
【0034】このようにフレキシブルな基板を用いたレ
リーフ版からの複製に際し、図13に示すように、複製
用基板100を複製したい有効域101の寸法よりも大
きくし、この有効域101に接着層を塗布すると共に、
有効域外102には離型剤を塗布し、これに原版103
を密着させ、紫外線露光により樹脂を硬化させて両者を
剥離する。このとき有効域101から樹脂104がはみ
出しても有効域外102には離型剤が塗布されているた
め、複製用基板100と原版103を容易に剥離するこ
とができ、また、はみ出した樹脂104は離型剤が塗布
されているためエアを吹き掛けるだけで容易に除去する
ことができる。また、原版103側において、もはみ出
した樹脂104の付着が比較的少なくてすむ。なお、有
効域外102への離型剤は塗布しなくても、有効域10
1のみに接着層を塗布しておけば、接着層の塗布されて
ない有効域外102には樹脂はほとんど付着しないの
で、有効域への接着層塗布のみで対応することも可能で
ある。
【0035】また、図14に示すように、樹脂製原版1
05のパターン部である有効域106を除く領域107
に離型剤を塗布し、複製用基板108の全面に接着層を
塗布して未硬化の樹脂を介在させてラミネートするよう
にしてもよい。紫外線露光により樹脂を硬化させて両者
を剥離すると、原版のはみ出し樹脂109はエアを吹き
かけるだけで容易に剥離することができ、無欠陥の原版
として複数回の複製に供することができ、また、複製品
の方は全面に接着剤処理をしてあるためパターンに相当
する部分は欠陥なく複製することが可能である。
【0036】また、図15に示すように、樹脂製原版を
使用して複数回複製した後、複製原版として使用した版
105を、スピンナーチャック台110にセットし、I
PA(イソプロピルアルコール)洗浄液111で洗浄す
ると、作業中に混入した異物を除去でき、また原版から
複製品を剥離する力を小さくすることができる。すなわ
ち、離型剤塗布の代わりに複製原版である版105をパ
ターンの面を上側にしてスピンナーチャック台110に
セットし、例えば第1回目は700rpmで10秒間、
第2回目は1500rpmで30秒間回転し、その最初
の数秒間IPA111を滴下し続け、続く数秒間IPA
111を滴下しながら回転せると表面に付着している樹
脂残りやゴミ等の異物を除去することができる。その
後、IPA111の滴下を止め、そのまま回転を続けれ
ば、IPA111を飛ばすことができる。
【0037】なお、上記説明においては、紫外線硬化性
樹脂を用いる場合について説明したが、電子線硬化性樹
脂を用い、電子線を照射して硬化する場合にも適用可能
であることは言うまでもない。
【0038】ところで、以上に述べたようなレリーフ型
のホログラム素子はサイズが小さいため、5インチ程度
のガラスに多面付けし、断裁線に沿ってダイシングソー
により断裁する。このレリーフパターンの断裁線は、従
来、パターンを多面付けした後、位置合わせ等をしなが
ら印刷等により形成している。このような方法では、パ
ターンの形成と断裁線の形成とを2工程で行わなければ
ならず、またパターンに対しての断裁線の位置合わせが
困難な作業となる。さらに、裁断線のみの形成では、複
製後で裁断前に製品の検査を行う場合に、裁断後の欠陥
品の特定が困難である。
【0039】本発明においては、レリーフパターン作製
時にパターンと同一面上に断裁線及びシリアル番号等の
識別記号を形成する。レリーフパターンと同一面に形成
される断裁線及びシリアル番号等は、周囲に比して凸ま
たは凹部分、あるいは、断裁線及びシリアル番号等の部
分が粗面でその周囲を鏡面又は断裁線及びシリアル番号
等の部分が鏡面で周囲を粗面とすることにより形成され
る。こうすると、一度パターン形成を行った後、そのパ
ターンに対しての位置合わせを行いながら印刷により断
裁線等を形成するという2工程ではなく、パターンの作
製時にパターンと同一面上に断裁線及びシリアル番号等
を同時に形成して、1回の工程でパターン形成と同時に
断裁線等を形成でき、位置合わせが不要で、かつ正確な
位置に形成することができ、かつ、裁断後に欠陥品の特
定が容易になる。
【0040】以上の説明から明らかなように、本発明の
ホログラム素子は、異なる2つのホログラムレンズ領域
から出た2光束を干渉させて、磁気記録ディスクのトラ
ック又はエンコーダの繰り返しパターンと同じピッチの
干渉縞を発生させるホログラム素子であって、ガラス基
板と、ホログラムのレリーフパターンを表面に有する放
射線硬化性樹脂硬化物層と、ガラス基板と放射線硬化性
樹脂硬化物層との間に設けられたシランカップリング剤
層とからなることを特徴とするものである。
【0041】この場合、ホログラムレンズの焦点距離は
45mm以下であることが望ましく、放射線硬化性樹脂
硬化物層は5μmから30μmの厚さを有することが望
ましく、さらに、放射線硬化性樹脂硬化物層のナトリウ
ムのd線での屈折率が1.45以上であることが望まし
い。
【0042】また、レリーフパターンのレリーフの深さ
は0.7μmから1.0μmの範囲にあることが、レリ
ーフパターンのピッチに対するレリーフ凸部の幅の比は
0.4から0.6の範囲にあることが、レリーフパター
ンのレリーフ凸部の断面が矩形又はその側面のホログラ
ムレリーフ面に接する面の法線からの傾き角が5°以内
であることが、波長785±15nmの1次回折光に対
する0次光強度の比が10%以下であることが、また、
400nmから900nmの波長範囲における光線透過
率が80%以上であることが、さらには、ホログラムレ
リーフ面に接する面の平滑度が30μm以下であること
が、それぞれ望ましい。
【0043】また、放射線硬化性樹脂硬化物層がアクリ
ル系オリゴマー、アクリル系モノマー、N−ビニル−2
−ピロリドン、光開始剤からなるものが1つの好ましい
例である。さらに、シランカップリング剤層がγ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシランを主成分とする
ものが好ましい例である。
【0044】なお、より具体的には、ホログラムレンズ
は計算機ホログラムから構成するのが現実的である。そ
して、ホログラムレンズの干渉縞が、x、yをホログラ
ム上の直交座標、Cj をホログラム毎に決定される定数
として、 φ=φ(x,y) =ΣΣCj m n (j={(m+n)2 +m+3n}/2) =C1 x+C2 y+C3 2 +C4 xy+C5 2 +……… +C64xy9 +C6510 ……(1) を満足する位相関数φの等高線であるようにするのが現
実的である。
【0045】なお、このようなホログラム素子は、レリ
ーフパターンからなる裁断線に沿って裁断して構成する
のが望ましく、また、レリーフパターンからなるシリア
ル番号等の識別記号を付すのが望ましい。
【0046】また、本発明のホログラム素子の製造方法
は、上記のようなホログラム素子を、電子線描画し、レ
ジスト現像して形成されたレジストレリーフパターンを
原版とし、その形状を放射線硬化樹脂の硬化により基板
上に型取りして複製型とするか、又は、その複製型をさ
らに型取りして複製型とし、さらに別の放射線硬化樹脂
でシランカップリング剤処理したガラス基板上にその複
製型の複製をすることを特徴とする方法である。
【0047】この場合、レリーフパターンからなる裁断
線を間に介してホログラム素子を多面付けで形成して原
版とし、その複製型をシランカップリング剤処理したガ
ラス基板上にさらに複製し、その後複製の裁断線に沿っ
て裁断するようにするのが現実的であり、その場合、多
面付けされた各ホログラム素子にレリーフパターンから
なるシリアル番号等の識別記号を付すのが望ましい。
【0048】
【作用】本発明においては、ガラス基板と、ホログラム
のレリーフパターンを表面に有する放射線硬化性樹脂硬
化物層と、ガラス基板と放射線硬化性樹脂硬化物層との
間に設けられたシランカップリング剤層とからなるの
で、温度変化、湿度変化等の環境変化によっても容易に
剥離せず変質もしない良好なホログラム素子が得られ
る。
【0049】また、その製造を、電子線描画し、レジス
ト現像して形成されたレジストレリーフパターンを原版
とし、その形状を放射線硬化樹脂の硬化により基板上に
型取りして複製型とするか、又は、その複製型をさらに
型取りして複製型とし、さらに別の放射線硬化樹脂でシ
ランカップリング剤処理したガラス基板上にその複製型
の複製をすることにより行うので、温度変化、湿度変化
等の環境変化によっても容易に剥離せず変質もしない良
好なホログラム素子を容易に安価に多量に製造すること
ができる。
【0050】
【実施例】以下、本発明のホログラム素子及びその製造
方法の実施例と比較例について説明するが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。
【0051】〔実施例1〕図2は、本発明によるホログ
ラム素子の製造工程を説明するための図であり、1はス
タンパ、2は硬化性樹脂組成物、3はガラス基板、4は
成形品(ホログラム素子)、5はシランカップリング剤
層を示す。
【0052】図2(a)に示すように、1.35mm
厚、25cm角のソーダガラスを基板3とし、この表面
をγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(信
越シリコーン(株)製 KBM503)で処理した。そ
のために、まず、KBM503をイソプロピルアルコー
ルに溶解して1時間攪拌して0.5wt%溶液とした。
次いで、ガラス基板3上に上記溶液を6〜8ml滴下し
て最初の5秒、300rpm、次いで15秒、500r
pmでスピンコートし、120℃で30分間ベークし
て、ガラス3とKBM503を密着させ、同図(b)に
示すようなシランカップリング剤層5を基板3上に形成
した。
【0053】次に、N−ビニル−2−ピロリドン20重
量部、ジシクロペンテニルアクリレート(日立化成
(株)製 FA−511A)25重量部、オリゴエステ
ルアクリレート(東亜合成(株)製 M−8060)5
2重量部、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケト
ン(チバガイギー社製 Irg184)3重量部とから
なる紫外線硬化性樹脂組成物2(20℃ナトリウムd線
屈折率:1.52)を処方し、同図(c)に示すよう
に、基板3のシランカップリング剤層5上にこの組成物
2を0.7ml適下し、その上に同図(d)に示すよう
に、ホログラム素子のパターンを有する樹脂スタンパ1
を上から設置した。次いで、6kg/cm2 の圧力でス
タンパ1上に圧力を加え、同図(e)に示すように、組
成物2をスタンパ1のパターン領域以上に広げた。さら
に、超高圧水銀ランプの365nm輝線を基板3側から
250mJ/cm2 で30秒間照射し、紫外線硬化性樹
脂組成物2を硬化させた。
【0054】イオナイザーからの風を当てながら樹脂ス
タンパ1を剥離後、同図(f)に示すようなガラス基板
付きの良好なホログラム光学素子4が得られた。同一ス
タンパ1から1時間に30枚の同仕様の光学素子4が得
られた。
【0055】また、この素子4は、60℃と−20℃の
サイクルテスト(10サイクル)、40℃、90%の耐
候テスト2000時間後も、変質や剥離のない密着の良
好なものであった。
【0056】〔実施例2〕実施例1と同様な硬化性樹脂
組成物2であって、光開始剤である1−ヒドロキシシク
ロヘキシルフェニルケトン(チバガイギー社製 Irg
184)を含まない組成物2を用い、実施例1と同じ工
程で、紫外線の代わりに電子線を10メガrad照射し
た。得られたガラス基板付きのホログラム素子4は、実
施例1で得られたものと同程度の性質を有していた。
【0057】〔比較例1〕実施例1の硬化性樹脂組成物
であって、その中にN−ビニル−2−ピロリドンを含ま
ないものからなる硬化物は、シランカップリング処理し
たガラス基板にも密着せず、粘着テープ剥離テストで容
易に剥離してしまった。
【0058】〔比較例2〕実施例1において、図1
(b)の基板3表面にシランカップリング剤層5を設け
る工程を省き、以下実施例1と同様に複製したものは、
硬化物層2がガラス基板3から容易に剥離してしまっ
た。
【0059】〔比較例3〕 実施例1の硬化性樹脂組成
物であって、オリゴマーであるオリゴエステルアクリレ
ート(東亜合成(株)製 M−8060)の代わりに、
オリゴエステルアクリレート(東亜合成(株)製 アロ
ニックスM−6100、Tg =29℃)を用いた場合
は、40℃、90%の耐候テスト後にパターン形状が劣
化し、ホログラフィック光学素子としての回折効率が激
減し、不適切だった。
【0060】〔実施例3〕以下に、前記(1)式を用い
て等高線を求めた実施例を示す。なお、係数Cjはあら
かじめ以下のように求められているものとする。
【0061】 C1 −0.004741960331;C2 −0.000080846537 ;C3 0.048079497785 C4 0.10600822E-08;C5 0.048079466706 ;C6 0.000018540537 C7 0.31609798E-06;C8 0.000018540624 ;C9 0.31610245E-06 C10 -0.000676044277;C11 -0.14957902E-09 ;C12 -0.00135208418 C13 -0.14958006E-09;C14 -0.000676039892 ;C15 0.23947151E-06 C16 0.40828522E-08;C17 0.47894364E-06 ;C18 0.81656377E-08 C19 0.23947135E-06;C20 0.4082772E-08 ;C21 0.33062389E-05 C22 -0.51492207E-11;C23 0.99188879E-05 ;C24 -0.10300847E-10 C25 0.9919039E-05 ;C26 -0.51491493E-11 ;C27 0.33063899E-05 C28 0.13362551E-08;C29 0.2278403E-10 ;C30 0.40087233E-08 C31 0.68287877E-10;C32 0.40048758E-08 ;C33 0.68347162E-10 C34 0.13360849E-08;C35 0.22780557E-10 ;C36 -0.53020603E-07 C37 -0.33818815E-13;C38 -0.21206615E-06 ;C39 -0.99684619E-13 C40 -0.31819798E-06;C41 -0.99701181E-13 ;C42 -0.21206424E-06 C43 -0.33839754E-13;C44 -0.53019651E-07 ;C45 -0.41467797E-10 C46 -0.70805249E-12;C47 -0.16619823E-09 ;C48 -0.28158676E-11 C49 -0.2476885E-09 ;C50 -0.42229613E-11 ;C51 -0.16515589E-09 C52 -0.28335754E-11;C53 -0.41527337E-10 ;C54 -0.7069965E-12 C55 0.11585899E-08;C56 0.2568661E-14 ;C57 0.57852994E-08 C58 0.99672001E-14;C59 0.11601601E-07 ;C60 0.14778937E-13 C61 0.11601462E-07;C62 0.99729646E-14 ;C63 0.57850887E-08 C64 0.25722297E-14;C65 0.11585202E-08 そして、位相関数zをz=λφ(x,y)と定義して、
λ=780nm、x=0.5〜0.8mm、y=0.6
〜0.7mmの長方形領域で、e=10-2、ε=10-5
とし、前述した近似を行って以下のような等高線データ
がえられた。ただし、zは等高線の高さ、(x,y)は
節点を示し、データは一部のみ示した。
【0062】 z=34.0λ x=0.5000000 y=0.6004589 z=34.5λ x=0.5000000 y=0.6073442 x=0.5005901 y=0.6000000 x=0.5095543 y=0.6000000 z=35.0λ x=0.5000000 y=0.6141542 z=35.5λ x=0.5000000 y=0.6208910 x=0.5186235 y=0.6000000 x=0.5206200 y=0.6053922 x=0.5273120 y=0.6000000 z=36.0λ x=0.5000000 y=0.6275570 z=36.5λ x=0.5000000 y=0.6341543 x=0.5207027 y=0.6121638 x=0.5207830 y=0.6188647 x=0.5359678 y=0.6000000 x=0.5410465 y=0.6028930 x=0.5444762 y=0.6000000 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ z=50.0λ x=0.6330287 y=0.7000000 z=50.5λ x=0.6401425 y=0.7000000 x=0.6476170 y=0.6876742 x=0.6479854 y=0.6934238 x=0.6669049 y=0.6704143 x=0.6673428 y=0.6762372 x=0.6856943 y=0.6526130 x=0.6862061 y=0.6585098 x=0.7039699 y=0.6342846 x=0.7045602 y=0.6402558 x=0.7217170 y=0.6154441 x=0.7223905 y=0.6214898 x=0.7354572 y=0.6000000 x=0.7396827 y=0.6022267 x=0.7415707 y=0.6000000 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ z=60.0λ x=0.7626287 y=0.7000000 z=60.5λ x=0.7685791 y=0.7000000 x=0.7700283 y=0.6925007 x=0.7706306 y=0.6979350 x=0.7877644 y=0.6735654 x=0.7884360 y=0.6790607 x=0.8000000 y=0.6598023 x=0.8000000 y=0.6661485 z=61.0λ x=0.7743947 y=0.7000000 z=61.5λ x=0.7801394 y=0.7000000 x=0.7890972 y=0.6845238 x=0.7897482 y=0.6899555 x=0.8000000 y=0.6724380 x=0.8000000 y=0.6786724 z=62.0λ x=0.7859163 y=0.7000000 z=62.5λ x=0.7916897 y=0.7000000 x=0.7903893 y=0.6953560 x=0.8000000 y=0.6909814 x=0.8000000 y=0.6848531 z=63.0λ x=0.7972709 y=0.7000000 x=0.8000000 y=0.6970586 このデータを基にしてプロットすることにより図16に
示すような等高線72が得られた。
【0063】〔実施例4〕図11(a)に示すように、
フォトレジストとして東京応化(株)製OFPR800
を用い、ガラス基板81上にスピンナー法により150
0回転/分でポジ型フォトレジスト層をコーティング
し、レリーフホログラム乾板83を作製した。次いで、
干渉縞を濃淡2値化したパターン85が形成された振幅
ホログラムからなるクロムマスク84を用意し、このマ
スクのクロムマスク面側を乾板83に密着させてUV光
86を40mJ照射した。この後、現像液として東京応
化(株)製NMD−3を用いて露光済みの乾板の現像を
行い、図11(b)に示すようなレリーフパターン87
が形成されたレリーフホログラム現像が得られた。次い
で、アクリル基板88の有効域外のポリエチレン−EV
A製の保護フィルム(SPV−367日東電工)をラミ
ネートして、有効域のみに接着層として塩化ビニル−酢
酸ビニルの共重合体をスピンナーにより塗布した後、そ
の保護フィルムを剥離して今度はその有効域外の部分に
離型剤(フロン,1,3;MS−77,ダイキン工業)
を塗布した。次いで、アクリル基板88に紫外線硬化性
樹脂89を滴下し、レジスト原版を密着させた。このレ
ジスト原版の密着によりフォトレジストパターン87の
部分は紫外線硬化性樹脂89が排除され、フォトレジス
トパターン間に紫外線硬化性樹脂89が満たされ、それ
と同時に混入した泡等の異物はアクリル基板のフレキシ
ブル性により外に押し出され、除去することができた。
この状態でアクリル基板88側からUV光86を450
mJ照射した。そして、フレキシブルなアクリル基板側
を反らすようにして剥離していくことにより、容易にガ
ラス基板側への樹脂残りがなく剥離でき、アクリル基板
上に樹脂のレリーフパターンが得られた。得られた版に
再度紫外線を照射し、充分に樹脂を硬化(ポリマー化)
させ、フレキシブルなレリーフホログラム樹脂スタンパ
が得られた。
【0064】〔実施例5〕図17(a)に示すように、
フォトレジストとして東京応化(株)製OFPR800
を用い、ガラス基板81上にスピンナー法を用いて15
00回転/分でポジ型フォトレジスト層82をコーティ
ングしてレリーフフォトレジスト乾板83を作成した。
次いで、干渉縞を濃淡2値化したホログラム素子パター
ン85が形成された振幅ホログラムからなるクロムマス
ク84を用意し、このマスクのクロムマスク面を乾板8
3に密着させてUV光86を40mJ照射した。この場
合、クロムマスク84にはすでにクロムをエッチングす
ることにより断裁線及びシリアル番号相当部分92を形
成しておく。
【0065】次いで、現像液として東京応化(株)製N
MD−3を用いて露光済みの乾板の現像を行い、図17
(b)に示すように、レリーフパターン87と断裁線及
びシリアル番号93が一体化して同一面に形成されたレ
リーフホログラム素子が得られた。なお、図17(b)
は断面図、図17(c)はパターン面側を見た斜視図で
あり、レジスト94のない断裁線及びシリアル番号93
が形成されるていることが分かる。
【0066】〔実施例6〕図17(a)の場合と同様に
して乾板83を作成し、図18に示すように、レリーフ
パターン87が形成されない有効領域外は粗面95に
し、断裁線及びシリアル番号相当部分のみレジストのな
い鏡面にして断裁線及びシリアル番号93を形成した。
なお、粗面の形成は、すりガラスを乾板83に密着さ
せ、クロムマスクを使用して粗面にする領域にのみUV
光を照射して現像を行って形成した。断裁線及びシリア
ル番号の鏡面と粗面95の反射率の差により明確に断裁
線及びシリアル番号93は識別できた。
【0067】〔実施例7〕図17(b)に示した版をレ
ジスト原版とし、アクリル基板88に紫外線硬化性樹脂
89を滴下して図19(a)に示すように原版と対向さ
せて密着させた。レジスト原版の密着によりフォトレジ
ストパターンの部分は紫外線硬化性樹脂89が排除さ
れ、フォトレジストパターン間に紫外線硬化性樹脂89
が満たされ、この状態でアクリル基板88側からUV光
を450mJ照射した。次いで、アクリル基板88を図
11の場合と同様にして剥離した後、再度UV光を照射
し、充分に樹脂を硬化させたところ、レリーフパターン
87と断裁線及びシリアル番号96が一体化されて同一
面に形成されたレリーフホログラム素子が得られた(図
19(b))。
【0068】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のホログラム素子及びその製造方法によると、ホログラ
ム素子を、ガラス基板と、ホログラムのレリーフパター
ンを表面に有する放射線硬化性樹脂硬化物層と、ガラス
基板と放射線硬化性樹脂硬化物層との間に設けられたシ
ランカップリング剤層とから構成し、その製造は、電子
線描画し、レジスト現像して形成されたレジストレリー
フパターンを原版とし、その形状を放射線硬化樹脂の硬
化により基板上に型取りして複製型とするか、又は、そ
の複製型をさらに型取りして複製型とし、さらに別の放
射線硬化樹脂でシランカップリング剤処理したガラス基
板上にその複製型の複製をすることにより行うので、温
度変化、湿度変化等の環境変化によっても容易に剥離せ
ず変質もしない良好なホログラム素子が容易に得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホログラム素子を用いた高密度磁気記
録ディスク装置の記録読取ヘッドのトラック位置制御の
概略を説明するための図である。
【図2】本発明のホログラム素子の製造工程を説明する
ための図である。
【図3】ホログラムレンズの干渉縞を説明するための図
である。
【図4】本発明による等高線生成の手順を示す図であ
る。
【図5】等高線生成の装置の構成を示す図である。
【図6】等高線のΛ、多角形近似の辺を説明するための
図である。
【図7】等高線と特定の線分との交点の求め方を説明す
るための図である。
【図8】フロチャートを示す図である。
【図9】計算済みの点を基にして隣接する節点を求める
方法を説明するための図である。
【図10】フロチャートを示す図である。
【図11】本発明により複製によって樹脂スタンパを作
製する方法を説明するための図である。
【図12】樹脂製の版を原版とする例の説明図である。
【図13】フレキシブルな基板を用いたレリーフ版から
の複製を説明するための図である。
【図14】フレキシブルな基板を用いたレリーフ版から
の複製を説明するための図である。
【図15】樹脂製原版の洗浄を説明するための図であ
る。
【図16】本発明による等高線生成方式によって得られ
た等高線を示す図である。
【図17】本発明による断裁線形成方法を説明するため
の図である。
【図18】粗面と鏡面で断裁線を形成するようにした例
を示す図である。
【図19】断裁線形成方法の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1…スタンパ 2…硬化性樹脂組成物 3…ガラス基板 4…ホログラム素子 5…シランカップリング剤層
フロントページの続き (72)発明者 森田英明 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号大 日本印刷株式会社内 (72)発明者 瀬川敏一 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号大 日本印刷株式会社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる2つのホログラムレンズ領域から
    出た2光束を干渉させて、磁気記録ディスクのトラック
    又はエンコーダの繰り返しパターンと同じピッチの干渉
    縞を発生させるホログラム素子であって、ガラス基板
    と、ホログラムのレリーフパターンを表面に有する放射
    線硬化性樹脂硬化物層と、ガラス基板と放射線硬化性樹
    脂硬化物層との間に設けられたシランカップリング剤層
    とからなることを特徴とするホログラム素子。
  2. 【請求項2】 前記ホログラムレンズの焦点距離が45
    mm以下であることを特徴とする請求項1記載のホログ
    ラム素子。
  3. 【請求項3】 前記放射線硬化性樹脂硬化物層が5μm
    から30μmの厚さを有することを特徴とする請求項1
    又は2記載のホログラム素子。
  4. 【請求項4】 前記放射線硬化性樹脂硬化物層のナトリ
    ウムのd線での屈折率が1.45以上であることを特徴
    とする請求項1から3の何れか1項記載のホログラム素
    子。
  5. 【請求項5】 前記レリーフパターンのレリーフの深さ
    が0.7μmから1.0μmの範囲にあることを特徴と
    する請求項1から4の何れか1項記載のホログラム素
    子。
  6. 【請求項6】 前記レリーフパターンのピッチに対する
    レリーフ凸部の幅の比が0.4から0.6の範囲にある
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項記載のホ
    ログラム素子。
  7. 【請求項7】 前記レリーフパターンのレリーフ凸部の
    断面が矩形又はその側面のホログラムレリーフ面に接す
    る面の法線からの傾き角が5°以内であることを特徴と
    する請求項1から6の何れか1項記載のホログラム素
    子。
  8. 【請求項8】 波長785±15nmの1次回折光に対
    する0次光強度の比が10%以下であることを特徴とす
    る請求項1から7の何れか1項記載のホログラム素子。
  9. 【請求項9】 400nmから900nmの波長範囲に
    おける光線透過率が80%以上であることを特徴とする
    請求項1から8の何れか1項記載のホログラム素子。
  10. 【請求項10】 ホログラムレリーフ面に接する面の平
    滑度が30μm以下であることを特徴とする請求項1か
    ら9の何れか1項記載のホログラム素子。
  11. 【請求項11】 前記放射線硬化性樹脂硬化物層がアク
    リル系オリゴマー、アクリル系モノマー、N−ビニル−
    2−ピロリドン、光開始剤からなることを特徴とする請
    求項1から10の何れか1項記載のホログラム素子。
  12. 【請求項12】 前記シランカップリング剤層がγ−メ
    タクリロキシプロピルトリメトキシシランを主成分とす
    ることを特徴とする請求項1から11の何れか1項記載
    のホログラム素子。
  13. 【請求項13】 前記ホログラムレンズが計算機ホログ
    ラムからなることを特徴とする請求項1から12の何れ
    か1項記載のホログラム素子。
  14. 【請求項14】 前記ホログラムレンズの干渉縞が、
    x、yをホログラム上の直交座標、Cj をホログラム毎
    に決定される定数として、 φ=φ(x,y) =ΣΣCj m n (j={(m+n)2 +m+3n}/2) =C1 x+C2 y+C3 2 +C4 xy+C5 2 +……… +C64xy9 +C6510 ……(1) を満足する位相関数φの等高線であることを特徴とする
    請求項1から13の何れか1項記載のホログラム素子。
  15. 【請求項15】 レリーフパターンからなる裁断線に沿
    って裁断されてなることを特徴とする請求項1から14
    の何れか1項記載のホログラム素子。
  16. 【請求項16】 レリーフパターンからなる識別記号が
    付されていることを特徴とする請求項15記載のホログ
    ラム素子。
  17. 【請求項17】 異なる2つのホログラムレンズ領域か
    ら出た2光束を干渉させて、磁気記録ディスクのトラッ
    ク又はエンコーダの繰り返しパターンと同じピッチの干
    渉縞を発生させるホログラム素子であって、ガラス基板
    と、ホログラムのレリーフパターンを表面に有する放射
    線硬化性樹脂硬化物層と、ガラス基板と放射線硬化性樹
    脂硬化物層との間に設けられたシランカップリング剤層
    とからなるホログラム素子の製造方法において、電子線
    描画し、レジスト現像して形成されたレジストレリーフ
    パターンを原版とし、その形状を放射線硬化樹脂の硬化
    により基板上に型取りして複製型とするか、又は、その
    複製型をさらに型取りして複製型とし、さらに別の放射
    線硬化樹脂でシランカップリング剤処理したガラス基板
    上にその複製型の複製をすることを特徴とするホログラ
    ム素子の製造方法。
  18. 【請求項18】 レリーフパターンからなる裁断線を間
    に介してホログラム素子を多面付けで形成して原版と
    し、その複製型をシランカップリング剤処理したガラス
    基板上にさらに複製し、その後複製の裁断線に沿って裁
    断することを特徴とする請求項17記載のホログラム素
    子の製造方法。
  19. 【請求項19】 多面付けされた各ホログラム素子にレ
    リーフパターンからなる識別記号を付すことを特徴とす
    る請求項18記載のホログラム素子の製造方法。
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